JP2002007287A - 電子メール情報のアクセス権管理方法、装置、及び記録媒体 - Google Patents

電子メール情報のアクセス権管理方法、装置、及び記録媒体

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JP2002007287A JP2000185799A JP2000185799A JP2002007287A JP 2002007287 A JP2002007287 A JP 2002007287A JP 2000185799 A JP2000185799 A JP 2000185799A JP 2000185799 A JP2000185799 A JP 2000185799A JP 2002007287 A JP2002007287 A JP 2002007287A
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Tomomi Yonenaga
知泉 米永
Kazuya Kadani
和也 甲谷
Hideko Kagimasa
秀子 鍵政
Katsumi Tada
勝己 多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組織で共有する電子メール情報の送受信者の間
で共有するアクセス権管理の煩雑な設定操作を容易かつ
正確に行う電子メール情報のアクセス権管理方法、装
置、及び記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】業務上、複数ユーザ/グループで共有する
必要がある電子メール情報を登録管理するシステムにお
いて、登録対象となる電子メール情報から送受信に関わ
った送信者と受信者からなる複数のユーザ情報の集合を
抽出し、前記ユーザ情報をアクセス権限を共有するユー
ザグループとして前記電子メール情報と対応したアクセ
ス権限グループ管理情報に格納する。これにより、各電
子メール情報に対し必要なアクセス権限を容易かつ正確
に設定する。ユーザによって電子メール情報に対してア
クセス要求が発生した場合、前記アクセス権限グループ
管理情報を参照することで、アクセス権限の有無を判定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール情報を
格納/管理するアクセス権管理方法、装置、及び記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールシステムは、電話と同様に会
話を行うコミュニケーションツールとして広く普及して
いる。最近では、文書をパーソナルコンピュータとOA
ソフトを用いて電子的に作成し、電子メールシステムで
情報交換を行う、といった利用形態で意思決定を行うこ
とが定着しつつある。電子メールシステムの利用が進む
につれ、ビジネス活動の記録として重要な電子メール情
報が蓄積されてきており、これらの電子メール情報を組
織で共有できるようにすることが重要となってきてい
る。
【0003】通常、電子メールシステムは送受信を目的
とするため、サーバ内部では電子メール情報は個人単位
で管理しており、組織で共有すべき重要な電子メール情
報を組織で共有しやすい管理体系になっていない。ま
た、電子メールシステムは公式な用途に加えて個人的な
用途で用いることができるため、必要な電子メール情報
のみ選別して外部記録媒体に取り出して別途管理する方
法が適切である。このような方法を用いて選別・保存し
た電子メール情報を直接参照したり、組織として複数の
利用者で共有する場合においても、限られた利用者間で
共有できるようアクセス権限の管理ができることが必要
となる。
【0004】電子メール情報を組織共有させるために記
録保管する方法として、従来技術では、メーリングリス
トのログ管理機能で共有する方法と、文書管理システム
に登録して共有する方法とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、何れの方法を
用いたとしても、電子メール情報の送受信に関わったユ
ーザでその電子メール情報を共有するといったアクセス
権限の管理を行う場合、それぞれ一長一短で以下に示す
ことが実現できていない。
【0006】まずメーリングリストのログ管理機能を利
用して電子メール情報を共有する方法では、メーリング
リストの会員になったユーザは全て同じ情報共有グルー
プの一員として個人を区別しないで利用する。このた
め、メーリングリストのユーザ側から見ると情報共有の
設定範囲は固定されているため、必要に応じて任意の一
部の会員との間だけに限定して情報共有することができ
ない。
【0007】次に、文書管理システムに格納して電子メ
ール情報を共有する方法では、個々の電子メール情報単
位で送信者や受信者ユーザごとにアクセス権限を設定し
共有することが可能である。そのようなアクセス権管理
機能の代表的な公知例として、「アクセス権判定装置」
(特開平5−88960号)及び「アクセス権管理装
置」(特開平7−244639号)などがある。しか
し、これらの従来技術では、利用者が登録操作を行う必
要があり、電子メール情報それぞれの送受信に関わった
ユーザ間で共有するアクセス権限の設定作業は非常に煩
雑な操作となる。また、電子メール情報を登録しアクセ
ス権を設定するのは受信者になるため、送信者の意図と
異なる任意の設定ができてしまうという不都合がある。
また、アクセス権の設定を行わないで登録を終えてしま
う設定漏れも発生する。
【0008】本発明の目的は、組織で共有する電子メー
ル情報の送受信者の間で共有するアクセス権管理の煩雑
な設定操作を容易かつ正確に行う電子メール情報のアク
セス権管理方法、装置、及び記録媒体を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、電子メール情報を格納手段に登録して管
理するシステムにおける電子メール情報のアクセス権管
理方法であって、登録管理対象の電子メール情報から送
受信に関わるユーザ情報を抽出するステップと、該ユー
ザ情報に基いて、前記登録管理対象の電子メール情報に
対するアクセス権の設定を行うステップとを備えたこと
を特徴とする。
【0010】さらに、送受信される電子メール情報を、
電子メールシステムから取得して前記格納手段に転送す
るステップを備え、該ステップにより転送された電子メ
ール情報から送受信に関わるユーザ情報を抽出するよう
に構成したことを特徴とする。
【0011】さらに、送受信される電子メール情報を前
記格納手段に転送する前に、あらかじめ定義された登録
許可対象情報を参照し、該登録許可対象情報に基づいて
電子メール情報を登録管理対象として前記格納手段に登
録するか否かを決定するステップを備えたことを特徴と
する。
【0012】さらに、前記格納手段へ登録する電子メー
ル情報が複数あるとき、該複数の電子メール情報から、
該複数の電子メール情報の送受信に関わったすべてのユ
ーザ情報を抽出し、該ユーザ情報に基づいて、該複数の
電子メール情報に対するアクセス権の設定を行うことを
特徴とする。
【0013】さらに、前記格納手段へ登録する電子メー
ル情報が連鎖的に送受信された前後関係を有する複数の
電子メール情報であるとき、該複数の電子メール情報の
送受信の順序関係を判別するステップを備え、該複数の
電子メール情報のそれぞれのアクセス権を、該複数の電
子メール情報から抽出された送受信に関わるユーザ情報
と前記送受信の順序関係に基づいて、設定することを特
徴とする。
【0014】また、本発明は、電子メール情報を格納手
段に登録して管理するシステムにおける電子メール情報
のアクセス権管理装置であって、登録管理対象の電子メ
ール情報から送受信に関わるユーザ情報を抽出する手段
と、該ユーザ情報に基いて、前記登録管理対象の電子メ
ール情報に対するアクセス権の設定を行う手段とを備え
たことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、電子メール情報を格納手
段に登録して管理するシステムにおける電子メール情報
のアクセス権管理方法に係るプログラムを格納した記録
媒体であって、前記プログラムは、登録管理対象の電子
メール情報から送受信に関わるユーザ情報を抽出するス
テップと、該ユーザ情報に基いて、前記登録管理対象の
電子メール情報に対するアクセス権の設定を行うステッ
プとを備えたものであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。これにより本発明が限定さ
れるものではない。
【0017】最初に図1、図2、及び図3を用いて、第
1の実施の形態について以下に説明する。本実施形態で
は、電子メールシステムから取り出して別の記録手段に
格納する電子メール情報を、送受信に関わった複数の利
用者間で共有するアクセス権限管理方法を説明する。
【0018】図1は、本発明のアクセス権限管理方法を
適用した第1の実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。まず、構成要素を説明する。本実施形態のシ
ステムは、情報保持手段11と、登録手段12と、アク
セス権限設定手段13と、アクセス権限判定手段14と
を備えている。
【0019】情報保持手段11は、登録手段12を介し
て電子メール情報15を格納・保持する。前記情報保持
手段11には、データベース、ファイルシステム、及び
それらを格納するシステム装置、及び記録媒体が含まれ
る。情報保持手段11の内部では、電子メール情報15
とアクセス権限グループ管理情報16を格納している。
電子メール情報15は、通常の電子メールシステムに登
録されている複数のユーザ間で送受信する対象となる情
報である。アクセス権限グループ管理情報16は、前記
電子メール情報15へのアクセスを許可または禁止する
ユーザ情報などを含む情報である。前記アクセス権限グ
ループ管理情報16は、電子メール情報15それぞれ1
件ごとに対応しているものとする。
【0020】アクセス権限設定手段13は、登録手段1
2が電子メール情報15を情報保持手段11に格納する
ときに伴って実行され、前記アクセス権限グループ管理
情報16にアクセス権限を設定する。アクセス権限判定
手段14は、電子メール情報15にアクセス要求が発生
したときに実行され、アクセス権限グループ管理情報1
6に格納されたユーザ情報を参照し、そのアクセス要求
元のアクセス権限の有無を判定し、その判定結果をアク
セス要求元に送り返す。
【0021】図2を用いて、図1のアクセス権限グルー
プ管理情報16に格納する情報の一例を説明する。図2
は、情報保持手段11内で電子メール情報15とアクセ
ス権限グループ管理情報16が管理されている状態の格
納モデル例である。電子メール情報201に対応して、
ID202及びアクセス権限グループ管理情報203が
格納される。電子メール情報201は、図の例で示すよ
うに、個々の電子メール情報の実態である。ID201
は、電子メール情報を識別するための情報(識別子)で
ある。アクセス権限グループ管理情報203は、電子メ
ール情報201のアクセスを許可するユーザ情報をグル
ープにして格納したものである。これらは、電子メール
情報1件ごとにアクセス権限グループ管理情報203が
1対1で対応しており、それぞれアクセス権限を共有す
るユーザ情報のグループを管理する。
【0022】次に、図3を用いて電子メール情報の登録
に伴ってアクセス権限の設定を行う処理手順を説明す
る。図3のフローチャートは、アクセス権限設定手段1
3で実行される処理手順を示したものである。本実施形
態では、電子メール情報を1件登録する指示がある度
に、登録手段12がその登録を実行し、さらに前記登録
手段12がアクセス権限設定手段13を起動することで
図3の処理を開始するものとする。また、電子メールの
アドレス情報をアクセス要求元のユーザ情報として利用
するものとする。本実施形態における電子メール情報の
共有方法の一例として、送信者[From:]のユーザと受信
者[To: Cc:]ユーザを合わせた全員で共有をする場合
の処理手順で説明する。なお、送信者[From:]アドレス
と受信者ユーザ[To:、Cc:、Bcc:]アドレスの種類そ
れぞれのユーザグループのみで共有したり、From:、 T
o:、Cc:、Bcc: アドレスのユーザグループの組み合
せで共有したり、アクセス権限のレベルを区別して共有
する、といった任意のアクセス権限判定ルールを選択可
能であることは言うまでもない。
【0023】まず、電子メール情報15のヘッダ情報の
From:部から送信者のアドレス情報を抽出する(ステッ
プ301)。続いて、前記電子メール情報15のヘッダ
情報のTo:及びCc:部から受信者のアドレス情報を1つ
抽出する(ステップ302)。続いて全ての受信者のア
ドレス情報を抽出するまでステップ302を繰り返す
(ステップ303)。取り出した送信者と受信者全ての
アドレス情報を、アクセス権限の有無を示すユーザ情報
としてアクセス権限グループ管理情報16に格納する
(ステップ304)。
【0024】図2に示すテーブルに格納された情報と前
記の処理結果を用いて、アクセス権限判定手段14がア
クセス要求を判定するときの具体例を以下に説明する。
図2の204に示すように、電子メール情報1の送信者
アドレス情報が“A”で受信者アドレス情報が“B”の
場合は、アクセス権限グループ管理情報203には、権
限のあるユーザとしてアドレス情報“A、B”が格納さ
れる。この場合、ユーザ“A、B”だけがアクセス権限
判定手段14を介して電子メール情報1にアクセスする
ことができる。
【0025】以上のように、本実施形態によれば、電子
メール情報を、その電子メール情報を送受信したユーザ
だけで共有することができる。
【0026】また、本実施形態によれば、電子メール情
報の送受信者に関るユーザだけで共有する場合におい
て、アクセス権限の設定で発生する操作負担を省略して
容易に権限設定作業を行うことができる。これに対し、
従来技術では、通常、文書管理システムなどへ電子メー
ル情報を格納するときにアクセス権限を設定する場合に
おいて、電子メール情報の送受信者に関るユーザだけで
共有させる場合には、1件登録するごとに毎回複数のユ
ーザ情報を選び出してアクセス権限を割り当てるといっ
た煩雑な操作の発生をを避けることがきない。それは、
電子メールシステムでは送信者が送信のたびに受信者を
自由に選択できるため、1つの電子メール情報の送信者
と複数の受信者からなるユーザグループは、その組み合
せが常に変動して特定できないという特徴を持つからで
ある。
【0027】また、本実施形態によれば、電子メール情
報を登録すると事前に決めておいた権限設定ルールで必
ず毎回アクセス権限を設定するので、設定操作の漏れを
防止し、正確な設定を行うことができる。
【0028】続いて、図4を用いて本発明の第2の実施
形態を以下に説明する。
【0029】上述した第1の実施形態では、例えば管理
者ユーザが電子メール情報を情報保持手段に登録するこ
とを指示したとき、登録手段12がその電子メール情報
を登録し、その際に自動的にアクセス権限が設定され
る。しかし、電子メール情報の発生量が増加した場合
に、逐次発生する大量の電子メール情報を管理者ユーザ
が登録操作するのは面倒で時間もかかる。そこで、第2
の実施形態では、電子メール情報の送信と連動させて、
登録とアクセス権限の設定を自動実行するアクセス権限
管理方法の一例を以下に説明する。
【0030】図4に、第2の実施形態のシステム構成を
示す。図4に示す第2の実施形態の構成要素は、基本的
に図1の第1の実施形態と変わらない。図4では、図1
と同じ構成要素を同じ番号で示した。図4の第2の実施
形態では、図1の第1の実施形態に以下の構成要素を追
加している。
【0031】第1の実施形態の構成要素を用いて構成し
た文書管理サーバ18と、メールサーバ19と、クライ
アント20から構成する。文書管理サーバ18には、第
1の実施形態の構成要素に加えて検索手段24を追加し
ている。メールサーバ19は、転送手段21を持つもの
とする。クライアント20は、メールクライアント22
と、ブラウザ23を持つものとする。メールクライアン
ト22は、メールサーバ19との間で電子メール情報の
送受信を行う。転送手段21は、メールクライアント2
2からの電子メール情報の受信と同期して、文書管理サ
ーバ18の登録手段12へ当該電子メール情報を送信す
る。文書管理サーバ18の登録手段12は、電子メール
情報15を受信すると、その電子メール情報15の登録
を開始する。ブラウザ23は、文書管理サーバ18の検
索手段24を介して電子メール情報15の参照を行う。
前記ブラウザ23は、具体的には、インターネットWe
bブラウザ、データベースのクライアントアプリケーシ
ョン、ファイルシステムのファイルマネージメントアプ
リケーション、またはオンライン仮想端末などがこれに
含まれる。
【0032】続いて、図4を用いて本実施形態の電子メ
ール情報の登録におけるアクセス権限の設定の処理の概
要を説明する。まず、利用者がクライアント20を用い
てメール送信操作を行う。これを契機として、クライア
ント20のメールクライアント22は、メールサーバ1
9に電子メール情報15を送信する。メールサーバ19
が電子メール情報15を受信すると、転送手段21が、
文書管理サーバ18の登録手段12へその電子メール情
報15を送信する。電子メール情報15を受信した登録
手段12は、電子メール情報15を情報保持手段11に
格納するとともに、アクセス権限設定手段13を呼び出
す。アクセス権限設定手段13は、電子メール情報15
から上述した第1の実施形態と同様の処理手順を用いて
抽出したユーザ情報をアクセス権限グループ管理情報1
6に格納する。これにより、利用者がメール送信操作を
行う度に、電子メール情報が登録されると同時に、利用
者の手を煩わせることなく当該電子メール情報のアクセ
ス権限を設定することができる。
【0033】次に、本実施形態におけるアクセス権限判
定の処理概要を説明する。利用者が任意のクライアント
20からブラウザ23を用いて電子メール情報の参照操
作を行う。これを契機として、ブラウザ23は、検索手
段24を介してアクセス権限判定手段14にアクセス要
求を行う。アクセス権限判定手段14は、利用者をブラ
ウザ23のユーザとしてアクセス要求を受け取り、アク
セス対象として指定された電子メール情報15に対応す
るアクセス権限グループ管理情報16を参照する。アク
セス権限判定手段14は、アクセス要求したユーザとア
クセス権限グループ管理情報16に格納されたユーザ情
報とを比較して権限の有無の判定結果をアクセス要求元
に送り返す。アクセス要求したユーザに当該電子メール
情報15へのアクセス権限があればアクセスが可能であ
るし、アクセス権限がなければアクセスは不可能であ
る。これにより、電子メールを送受信したユーザのみア
クセスが可能となる。
【0034】以上のように、本実施形態によれば電子メ
ールシステムの転送手段21と登録手段12を用いるこ
とで、利用者が実施していたアクセス権限の登録操作を
省略することができる。
【0035】続いて、図5を用いて本発明の第3の実施
形態を以下に説明する。
【0036】第3の実施形態は、上述の第2の実施形態
の応用例である。第2の実施形態では、転送手段21と
登録手段12を用いて電子メール情報を登録する際に、
電子メール情報を送信したユーザの登録権限の有無を判
定する方法については述べていない。本実施形態では、
不当な電子メールユーザによる登録を防止するアクセス
権限管理方法の一例を以下に説明する。
【0037】図5に、第3の実施形態のシステム構成を
示す。図5に示すシステム構成要素は、基本的に図4の
第2の実施形態と変わらない。図5では、図4と同じ構
成要素を同じ番号で示した。図5の第3の実施形態で
は、図4の第2の実施形態に以下の構成要素を追加して
いる。すなわち、文書管理サーバ18内に登録権限判定
手段25を追加し、前記文書管理サーバ18の情報保持
手段11内に登録権限グループ管理情報26を追加して
いる。登録権限判定手段25は、登録手段12が電子メ
ール情報の登録を実行する前に呼び出されて処理を実行
する。登録権限グループ管理情報26には、事前に登録
を許可または防止したい電子メールユーザのユーザ情報
を格納しておく。
【0038】続いて、図5を用いて本実施形態の電子メ
ール情報の登録におけるアクセス権限の設定の処理概要
を説明する。利用者がメール送信操作を行うことを契機
として、登録手段12は、電子メールサーバ19を経由
して電子メール情報15を受信する。
【0039】登録手段12が電子メール情報15を格納
する前に呼び出した登録権限判定手段25は、電子メー
ル情報15のユーザ情報を抽出し、登録権限グループ管
理情報26に格納したユーザ情報を参照して両者を比較
する。そして登録対象となる電子メール情報の送信者ア
ドレス情報であるユーザ情報のアクセス権限の有無を判
定し、権限があれば処理を実行し、権限がない場合は処
理を終了する。これにより、電子メールユーザの中で登
録権限のない利用者が送信した場合、当該電子メール情
報の登録を中止する。そして、送信者に当該電子メール
が返信されるなど、登録中止の旨などが伝えられる。
【0040】以上のように、本実施形態によれば、不当
な電子メールユーザによる登録を防止することができ
る。
【0041】続いて、図6、図7、及び図8を用いて、
第4の実施形態を以下に説明する。上述の第1の実施形
態においては、電子メール情報1件ごとに送受信者だけ
でアクセス権限を共有する手順について述べた。ここ
で、送受信相手がそれぞれ異なる電子メール情報をフォ
ルダ等の単位でひと纏まりにして記録装置に格納する場
合では、ひと纏まりにした単位内の電子メール情報に含
まれる全ユーザでフォルダ内の全ての電子メール情報を
共有できるようにする必要がある。第1の実施形態では
複数の電子メール情報をひと纏まりの単位にして登録
し、その単位内の全ての電子メール情報を共有する方法
については述べていない。本実施形態では、複数の電子
メール情報を纏めた単位の中で、何れかの電子メールの
送受信に関わったことがある全ての利用者で、それらの
電子メール情報を共有するアクセス権限管理方法を以下
に説明する。
【0042】図6は、第4の実施形態のシステム構成を
示すブロック図である。基本的なシステム構成の要素
は、図1の第1の実施形態と変わらない。異なる点につ
いてのみ説明する。本実施形態では、複数の電子メール
情報15を情報識別単位17を用いてひと纏まりの集合
(グループ)として管理する。そして、前記の情報識別
単位17ごとにアクセス権限を設定する点が異なる。こ
の情報識別単位17は、電子メール情報を、属性情報や
一部の文字列を識別した情報などを基準にして纏めた
り、フォルダの階層や種類などで区別して纏めるための
分類である。アクセス権限グループ管理情報16は、前
記情報識別単位17ごとに権限の有無を判定するユーザ
情報を格納するものとする。
【0043】図7を用いて、図6の情報保持手段11内
に格納する情報の一例を説明する。図7は、本実施形態
の情報保持手段11に格納した情報の格納モデル例であ
る。図7の701に示す複数の電子メール情報は、関係
する内容で纏めた1つのグループに属するものである。
図の例ではタイトルに“経営会議”を含むものでグルー
プに纏めているが、メール本文に含まれるキーワードで
集めたり、利用者が文脈を判断して直接的または間接的
に関わるテーマで全てのメール情報を管理しているデー
タベースやメールソフトなどから集めてグループ化して
もよい。702は、前記701に示した複数の電子メー
ル情報を1つのグループとして情報識別単位17に格納
した例である。ID703と、アクセス権限グループ7
04は、アクセス権限グループ管理情報16で管理する
情報の例である。図の例では、ID703に情報識別単
位702ごとの識別IDを、アクセス権限グループ70
4に情報識別単位702内の全ての電子メール情報に対
するアクセス権限の有無を示すユーザ情報を、それぞ
れ、格納する。
【0044】図8を用いて、電子メール情報の登録に伴
ってアクセス権限の設定を行う処理手順を説明する。本
実施形態では、複数の電子メール情報を登録する指示が
来る度に、登録手段12がその登録を実行し、さらに前
記登録手段12がアクセス権限設定手段13を起動する
ことで図8の処理を開始するものとする。また、本実施
形態では、電子メール情報のアドレス情報をアクセス要
求元のユーザ情報として利用するものとする。
【0045】まず、登録を指示された複数の電子メール
情報から1件目の電子メール情報を取り出す(ステップ
801)。次に、その電子メール情報15のヘッダ情報
のFrom:部から送信者のアドレス情報を抽出する(ステ
ップ802)。続いて、その電子メール情報15のヘッ
ダ情報のTo:及びCc:部から受信者のアドレス情報を1
つ抽出する(ステップ803)。続いて全ての受信者の
アドレス情報を抽出するまでステップ803を繰り返す
(ステップ804)。
【0046】続いて、1電子メール情報から取り出した
送信者と受信者全てのアドレス情報の1つを取り出し
て、アクセス権限グループ管理情報16に既に格納され
ているユーザ情報と比較する(ステップ805)。既に
格納済みのものであれば、そのままステップ805に戻
って次のユーザ情報との比較を行い、また、格納済みで
なければ、ステップ807に進む(ステップ806)。
前記アドレス情報をアクセス権限グループ管理情報16
のアクセス権限グループ704に格納する(ステップ8
07)。1電子メール情報内の全てのアドレス情報を処
理するまで、ステップ805に戻って処理を続ける(ス
テップ808)。そして、全ての電子メール情報を処理
するまで、ステップ801に戻り、次の電子メール情報
を取り出し処理を続ける(ステップ809)。
【0047】図7に示す情報格納例と前記の処理結果を
用いて、アクセス権限判定手段14がアクセス要求を判
定するときの具体例を以下に説明する。図7の701に
示す複数の電子メール情報の例は、集められた電子メー
ル情報の一部について送受信に関わっているが、全ての
電子メール情報の送受信に関わったユーザはいない例で
ある。このような複数の電子メール情報に対して本実施
形態の処理手順を適用することで、アクセス権限グルー
プ704にアクセス権限の有無を示すユーザ情報が格納
される。まず、図7の701に示す電子メール情報1の
登録に伴い、アクセス権限設定手段13により、アクセ
ス権限グループ704へ、図7の705に示すように電
子メール情報1の送信者と受信者のアドレス情報“A、
B、C”をユーザ情報として格納する。以下同様に、電
子メール情報2を処理すると、図7の706に示すよう
に未だ登録されていないユーザ“D、E”を格納する。
また、電子メール情報3を処理すると、図7の707に
示すユーザ“F、G”を格納する。これにより、電子メ
ール情報1、電子メール情報2、電子メール情報3の何
れかの送受信に関わったユーザ“A、B、C、D、E、
F、G”全員でこれら全ての電子メール情報を共有する
ことができる。具体例として、大きな組織の中で同じよ
うなテーマの問題解決についてそれぞれ身近な仲間内だ
けで独自に電子メールをやり取りしていた場合におい
て、全ての電子メール情報に関わっていなくても、テー
マに一回でも電子メールの送受信で関われば、同じ立場
に置かれている人たちと関連する電子メール情報を共有
することができる。
【0048】以上のように、本実施形態によれば、ひと
纏まりの単位にした複数の電子メール情報全てをそこに
含まれる送信者と受信者全員で共有することができる。
本実施形態は、例えば仕事や趣味などのテーマで纏めら
れた複数の電子メールを同じ目的を持つメンバで共有す
るといった用途で有効である。また、電子メール情報を
1つづつ個別に格納する場合に加え、複数の電子メール
情報をひと纏まりの単位として共有させる場合にも、頻
繁に発生するユーザグループ変更の手間を省くことがで
きる。具体的には、電子メール情報をグループごとに追
加登録する際に新規に追加されたユーザ情報があれば追
加設定する必要があるが、対象となる電子メール情報に
含まれる全メールアドレスのユーザ情報について既に登
録済であるかどうかをユーザ権限を1件設定する度に毎
回確認するといった煩雑な操作を省くことができる。
【0049】最後に、図9、図10、及び図11を用い
て第5の実施の形態を以下に説明する。
【0050】上述の第4の実施形態では、電子メール情
報をフォルダ等の単位でひと纏まりにして記録装置や媒
体に格納する場合において、ひと纏まりにした複数の電
子メール情報全体で共有する手順について述べた。しか
し、返信/転送され連鎖状の前後関係をもつ複数の電子
メール情報がひと纏まりになった場合において、連鎖状
の複数の電子メール情報の送受信の順序を区別し、個々
の電子メール情報の前後でアクセス権限の共有範囲を区
別するといった高度なアクセス権限の制御を実現する設
定方法については述べていない。本実施形態では、返信
/転送された連鎖状の関係を持つ電子メールの前後でア
クセス権限を区別するアクセス権限管理方法の一例を以
下に説明する。
【0051】図9は、本発明の第5の実施形態のシステ
ム構成を示すブロック図である。基本的なシステム構成
要素は、上述の第4の実施形態と変わらない。異なる点
についてのみ説明する。本実施形態も情報識別単位17
において複数の電子メール情報15をひと纏まりの集合
(グループ)として管理しているが、アクセス権限設定
を設定する単位が電子メール情報1件ごとであることが
異なる。アクセス権限グループ管理情報16は、前記情
報識別単位17内の個々の電子メール情報ごとの権限の
有無を判定するユーザ情報群を格納するものとする。
【0052】図10を用いて、情報保持手段11内に格
納する情報の一例を説明する。図10は、本第5の実施
形態を適用して情報保持手段11に格納したモデル例で
ある。図10の1001に示す複数の電子メール情報
は、返信/転送の送受信の前後関係を持つ内容で纏めた
1つのグループを構成している。図の例では、電子メー
ル情報1から転送されたものが電子メール情報2であ
り、電子メール情報2からさらに転送されたものが電子
メール情報3である。この例では最後に届いた電子メー
ル情報から転送の前後関係が生じている例を示したが、
転送が繰り返される場合や、前後関係の連鎖の途中の電
子メール情報から枝別れして返信/転送が発生する場合
であってもよい。
【0053】1002は、前記1001に示した複数の
電子メール情報を1グループとして情報識別単位17に
格納した例である。No.1003と、アクセス権限グ
ループ1004は、アクセス権限グループ管理情報16
に格納する情報の例である。図10の例では、No.1
003に電子メール情報ごとの識別No.を、アクセス
権限グループ1004に情報識別単位17内の個々の電
子メール情報ごとのアクセス権限の有無を示すユーザ情
報を、それぞれ、格納する。
【0054】図11を用いて、本実施形態において電子
メール情報の登録に伴ってアクセス権限の設定を行う処
理手順を説明する。本実施形態では、複数の電子メール
情報を登録する指示が来る度に、登録手段12がその登
録を実行し、さらに前記登録手段12がアクセス権限設
定手段13を起動することで図11の処理を開始するも
のとする。また、電子メール情報のアドレス情報をアク
セス要求元のユーザ情報として利用するものとする。ま
た、登録対象となる電子メール情報は、送受信が発生し
た順番を示すメール番号順に登録手段12が逐次処理す
るものとする。
【0055】本実施形態では、電子メール情報の共有方
法の一例として、ある電子メールの送受信者が、その電
子メール以降に連鎖的に送受信された電子メールへのア
クセス権限を持つように共有関係を設定する場合の処理
手順で説明する。
【0056】まず、登録対象となる電子メール情報1件
を取り出す(ステップ1101)。取り出す順番は、上
述したように、送受信が発生した順番を示すメール番号
順である。次に、取り出した電子メール情報15のヘッ
ダ情報のFrom:部から送信者のアドレス情報を抽出する
(ステップ1102)。続いて、その電子メール情報1
5のヘッダ情報のTo:及びCc:部から受信者のアドレス
情報を1つ抽出する(ステップ1103)。次に、全て
の受信者のアドレス情報を抽出するまでステップ110
3を繰り返す(ステップ1104)。
【0057】続いて、登録対象となる情報識別単位17
内に既に格納済みの全ての電子メール情報(いま処理し
ている登録対象の電子メール情報より以前に送受信され
たもの)ごとのアクセス権限グループ1004を参照
し、既に格納済みのユーザ情報を取り出す(ステップ1
105)。格納済みのユーザ情報であるアドレス情報と
の中で重複を排除する(ステップ1106)。全ての格
納済みの全ての電子メール情報を取り出すまで、ステッ
プ1105に戻って処理を繰り返す(ステップ110
7)。
【0058】次に、ステップ1101〜1104で登録
対象の電子メール情報から取り出した送信者と受信者全
てのアドレス情報と、ステップ1105〜1107で格
納済みの電子メール情報のアクセス権限グループ100
4から取り出したユーザ情報であるアドレス情報とを合
わせて、重複を排除する(ステップ1108)。ステッ
プ1108で集めたアドレス情報を、登録対象の電子メ
ール情報のアクセス権限グループ1004に、格納する
(ステップ1109)。以上の処理を、登録対象となる
全ての電子メール情報の処理(送受信が発生した順)を
終了するまで、ステップ1101に戻って繰り返す(ス
テップ1110)。
【0059】図10に示す情報格納例と前記の処理結果
を用いて、アクセス権限設定13で処理する具体例を以
下に説明する。図10の1001に示す3つの電子メー
ル情報の例では、電子メール情報1、電子メール情報
2、電子メール情報3の順に送受信の前後関係を持つ。
これら、複数の電子メール情報に対して本実施形態の処
理手順を適用することで、それぞれのアクセス権限グル
ープ1004に以下のユーザ情報が格納される。
【0060】始めに1番先に送受信された電子メール情
報1を処理することにより、アクセス権限設定手段13
は、電子メール情報1に対応するアクセス権限グループ
1005へ電子メール情報1の送受信者のアドレス情報
であるユーザ情報“A、B”を格納する。次に送受信さ
れた電子メール情報2を処理することにより、アクセス
権限設定手段13は、電子メール情報2のアクセス権限
グループ1006へ、電子メール情報1のアクセス権限
グループ1005に既に登録済の送受信者ユーザ“A、
B”に、電子メール情報2の送受信者ユーザ“B、C”
を合わせて、格納する。さらに、次に送受信された電子
メール情報3を処理することにより、アクセス権限設定
手段13は、電子メール情報3のアクセス権限グループ
1007へ、電子メール情報1及び2のアクセス権限グ
ループ1005及び1006に既に登録済の送受信者ユ
ーザ“A、B、C”に、電子メール情報3の送受信者ユ
ーザ“C、D、E”を合わせて、格納する。
【0061】続いて、図10を用いて、本実施形態のア
クセス権限判定14による処理の具体例を以下に説明す
る。ここで、ユーザ“A、B、C”を予算要求部署の所
属で、ユーザ“D、E”を予算査定部署の所属とした場
合、予算要求部署が事前調整していた電子メール情報1
と電子メール情報2の内容を、予算査定部署のユーザ
“D、E”から見ることができないようにして、共有す
ることがきる。
【0062】以上のように、本実施形態によれば、返信
/転送された電子メールの途中において自分が送った以
前の送受信の内容を隠しておき、自分が送った以降の内
容だけを送信相手に共有させることがきる。具体例で説
明したように、部署を跨ってメールをやり取りする場
合、事前に電子メールで内部調整した部分を予算査定の
相手となる部署に見せない様にアクセス権限を制御す
る、といった用途で有効である。
【0063】また、この変形例として、図11のステッ
プ1101〜1104の処理で抽出したアドレス情報
を、(ステップ1105〜1107は実行せずに)ステ
ップ1108,1109で、それまでに格納されている
各電子メール情報のアクセス権限グループ1004にそ
れぞれ格納することにより(電子メール情報の処理の順
は送受信が発生した順)、上述したのとは反対のアクセ
ス権限を持たせることができる。すなわち、自分が送っ
たあとで送受信された電子メール情報は共有できなくな
るが、自分が受け取った電子メール情報の以前に送受信
した電子メール情報を共有できるようにすることが、容
易に実現できる。この場合、最終報告を受けた上位役所
者や監査人など特定の権限を持つものだけが、以前の経
緯を遡及調査できるようにする場合などに有効である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子メール情報の送受信に関わるユーザ情報を抽出して
アクセス権の設定を行うようにしているので、電子メー
ル情報に対してアクセス権限を容易に設定し、権限設定
の操作負担を軽減することができる。また、電子メール
情報を格納手段に登録するのに伴ってアクセス権限設定
を行うので、抜け漏れなく正確にアクセス権限を設定す
ることができる。また、格納手段に登録する前に登録許
可するか否かを判定しているので、不要な電子メー情報
は登録しないようにできる。複数の電子メール情報を一
括して登録する際に、それら複数の電子メール情報の送
受信に関わったすべてのユーザでそれら複数の電子メー
ル情報を共有するようにアクセス権を自動的に設定でき
る。さらに、連鎖的に送受信される前後関係を有する複
数の電子メール情報については、それらの前後関係に基
づいて各個別の電子メール情報のアクセス権を設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のシステム構成ブロッ
ク図である。
【図2】アクセス権限グループ管理情報におけるアクセ
ス権限共有グループの一例を示す図である。
【図3】第1の実施形態の電子メール情報の登録におけ
るアクセス権限設定のフローチャート図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のシステム構成ブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第3の実施形態のシステム構成ブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第4の実施形態のシステム構成ブロッ
ク図である。
【図7】第4の実施形態におけるアクセス権限共有グル
ープの一例を示す図である。
【図8】第4の実施形態の電子メール情報の登録におけ
るアクセス権限設定のフローチャート図である。
【図9】本発明の第5の実施形態のシステム構成ブロッ
ク図である。
【図10】第5の実施形態におけるアクセス権限共有グ
ループの一例を示す図である。
【図11】第5の実施形態の電子メール情報の登録にお
けるアクセス権限設定のフローチャート図である。
【符号の説明】
11…情報保持手段、12…登録手段、13…アクセス
権限設定手段、14…アクセス権限判定手段、15…電
子メール情報、16…アクセス権限グループ管理情報。
フロントページの続き (72)発明者 鍵政 秀子 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション開 発本部内 (72)発明者 多田 勝己 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション開 発本部内 Fターム(参考) 5K030 GA15 HA06 KA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メール情報を格納手段に登録して管理
    するシステムにおける電子メール情報のアクセス権管理
    方法であって、 登録管理対象の電子メール情報から送受信に関わるユー
    ザ情報を抽出するステップと、 該ユーザ情報に基いて、前記登録管理対象の電子メール
    情報に対するアクセス権の設定を行うステップとを備え
    たことを特徴とする電子メール情報のアクセス権管理方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子メール情報のアクセ
    ス権管理方法において、 送受信される電子メール情報を、電子メールシステムか
    ら取得して前記格納手段に転送するステップを備え、該
    ステップにより転送された電子メール情報から送受信に
    関わるユーザ情報を抽出するように構成したことを特徴
    とする電子メール情報のアクセス権管理方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電子メール情報のアクセ
    ス権管理方法において、 送受信される電子メール情報を前記格納手段に転送する
    前に、あらかじめ定義された登録許可対象情報を参照
    し、該登録許可対象情報に基づいて電子メール情報を登
    録管理対象として前記格納手段に登録するか否かを決定
    するステップを備えたことを特徴とする電子メール情報
    のアクセス権管理方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の電子メール情報のアクセ
    ス権管理方法において、 前記格納手段へ登録する電子メール情報が複数あると
    き、該複数の電子メール情報から、該複数の電子メール
    情報の送受信に関わったすべてのユーザ情報を抽出し、
    該ユーザ情報に基づいて、該複数の電子メール情報に対
    するアクセス権の設定を行うことを特徴とする電子メー
    ル情報のアクセス権管理方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の電子メール情報のアクセ
    ス権管理方法において、 前記格納手段へ登録する電子メール情報が連鎖的に送受
    信された前後関係を有する複数の電子メール情報である
    とき、該複数の電子メール情報の送受信の順序関係を判
    別するステップを備え、該複数の電子メール情報のそれ
    ぞれのアクセス権を、該複数の電子メール情報から抽出
    された送受信に関わるユーザ情報と前記送受信の順序関
    係に基づいて、設定することを特徴とする電子メール情
    報のアクセス権管理方法。
  6. 【請求項6】電子メール情報を格納手段に登録して管理
    するシステムにおける電子メール情報のアクセス権管理
    装置であって、 登録管理対象の電子メール情報から送受信に関わるユー
    ザ情報を抽出する手段と、 該ユーザ情報に基いて、前記登録管理対象の電子メール
    情報に対するアクセス権の設定を行う手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子メール情報のアクセス権管理装置。
  7. 【請求項7】電子メール情報を格納手段に登録して管理
    するシステムにおける電子メール情報のアクセス権管理
    方法に係るプログラムを格納した記録媒体であって、 前記プログラムは、 登録管理対象の電子メール情報から送受信に関わるユー
    ザ情報を抽出するステップと、 該ユーザ情報に基いて、前記登録管理対象の電子メール
    情報に対するアクセス権の設定を行うステップとを備え
    たものであることを特徴とする記録媒体。
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