JPH1021159A - ノード装置およびネットワークシステム - Google Patents

ノード装置およびネットワークシステム

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JPH1021159A
JPH1021159A JP8171394A JP17139496A JPH1021159A JP H1021159 A JPH1021159 A JP H1021159A JP 8171394 A JP8171394 A JP 8171394A JP 17139496 A JP17139496 A JP 17139496A JP H1021159 A JPH1021159 A JP H1021159A
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node device
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data
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JP8171394A
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Noriyasu Fukatsu
法保 深津
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークシステムにおいて他ノードの存
在や実アドレスを意識せずに簡単にシーケンスプログラ
ム(ユーザプログラム)を組めるようにすること。 【解決手段】 ノード10をPLC(プログラマブルロ
ジックコントローラ)部10AとNET(通信制御装
置)部10Bとで構成し、PLC部10Aにネットワー
クアドレスとノードアドレスとからなる実アドレスにド
ライブ番号を対応させたこれをマウントパラメータとし
てマウントパラメータ格納部16に格納しておき、CP
U11及びOS(オペレーティングシステム)部12が
ユーザプログラム格納部14からドライブ番号で転送元
と転送先の各ノードを指定するユーザプログラムを受け
付けると、その指定されたドライブ番号に基づいてマウ
ントパラメータ格納部16から転送元と転送先の各ノー
ドの実アドレスを取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
構築するためのノードを構成するノード装置、および複
数のネットワークを接続して、各ネットワークを構築す
る複数のノード装置間でデータ交換を行うネットワーク
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12はネットワークシステムの一般的
な構成を示す構成図である。図12に示したネットワー
クシステムは、ネットワーク200とネットワーク30
0とによって構築され、ネットワーク200と300間
に中継局100を設置している。中継局100は、ネッ
トワーク200とは回線204で接続され、ネットワー
ク300とは回線303で接続されている。
【0003】一方のネットワーク200はノード20
1,202,203によって構築され、各ノード201
〜203を回線204上に接続させている。他方のネッ
トワーク300はノードノード301,302によって
構築され、各ノード301,302を回線303上に接
続させている。各中継局100、ノード201〜20
3,301,302はプログラマブルロジックコントロ
ーラ(以下にPLCと称する)を構成しており、その内
部にデータを格納するメモリを有している。
【0004】ネットワーク200には、そのネットワー
クアドレスとして、「A」が設定されている。このネッ
トワーク200において、ノード201,202,20
3には、それぞれノードアドレスとして、「A1」,
「A2」,「A3」が設定されている。ネットワーク3
00には、そのネットワークアドレスとして、「B」が
設定されている。このネットワーク300において、ノ
ード301,302には、それぞれノードアドレスとし
て、「B1」,「B2」が設定されている。
【0005】上記ネットワークシステムは、ネットワー
クアドレスとノードアドレスとからなる実アドレスを用
いて、自ノードのメモリと他ノードのメモリ間でデータ
交換を実施する。
【0006】ここで、上記ネットワークシステムにおけ
るネットワークアドレスとノードアドレスとの関係につ
いて説明する。図13は図12のネットワークシステム
のデータ交換に使用される実アドレスを説明する図であ
る。
【0007】ノード201,202,203,301,
302には、それぞれ異なる実アドレス[A,A1]、
[A,A2]、[A,A3]が設定され、これら異なる
実アドレスによってアクセスの際の他ノードとの識別化
を図っている。
【0008】例えば、自ノードがノード201であり、
他ノードがノード301であった場合には、ノード20
1(自ノード)の通信メッセージに実アドレス[A,A
1]を含め、ノード301(他ノード)の通信メッセー
ジに実アドレス[B,B1]を含めた状態でデータ交換
が行われる。
【0009】つぎに、従来のノードについて詳述する。
図14は上記ノード201〜203,301,302を
構成するPLCの代表的な内部構成を示すブロック図で
あり、この図14には、その代表的な内部構成としてノ
ード201の例を挙げている。
【0010】ノード201は、PLCとしての処理手続
を実行するPLC部400と通信制御を行う通信制御装
置(以下にNETと称する)部500とを備えてPLC
を構成している。PLC部400はNET部500を介
して回線204に接続され、PLC部400とNET部
500とはバス600で接続されている。
【0011】PLC部400は、CPU401、オペレ
ーティングシステム(以下にOSと称する)部402、
OS用メモリ部403、ユーザプログラム格納部40
4、およびユーザデータ格納部405より構成されてい
る。
【0012】CPU401はマイクロプロセッサ等で構
成され、OS部402の制御内容に従ってPLCとして
の処理手続きを実行する。このCPU401はバス40
6を介してOS部402、OS用メモリ部403、ユー
ザプログラム格納部404、ユーザデータ格納部405
に結合され、これら各ユニットに対してそのバス406
を介してアクセスすることで、PLCとしての処理手続
きを実行する。バス406はPLC部400の内部バス
であり、そのPLC部400とNET部500間のデー
タ交換を行うためのバス600に接続されている。
【0013】OS部402はPLC部400がPLCと
して動作するための処理手続きをCPU401によって
読み出し可能に格納しており、OS用メモリ部403は
CPU401の実行中におけるワークエリアとして使用
される。ユーザプログラム格納部404はユーザによっ
て設定されたユーザプログラムをCPU401によって
読み出し可能に格納している。ユーザプログラムは後述
する図16、図18、図20にそれぞれ示した制御プロ
グラム等のユーザプログラムをOS部402の処理手続
きに従ってCPU401の制御下で実行される。ユーザ
データ格納部405はCPU401の処理手続きに関係
するイニシャルデータ、実行途中のデータ、処理結果等
の各種データを格納する。
【0014】NET部500は、CPU501、OS部
502、バスI/F503、ネットワークアドレス設定
部504、ノードアドレス設定部505、および通信I
/F506より構成されている。このNET部500は
バス600にバスI/F503で接続され、このバスI
/F503を介してPLC部400とのデータ通信を実
行する。また、このNET部500は回線204に通信
I/F506で接続され、この通信I/F506を介し
て自ノードと他ノード間のデータ交換等の通信制御を実
行する。図12の例では、他ノードとして、同ネットワ
ーク200内のノード202,203や他ネットワーク
300内のノード301,302が該当する。
【0015】CPU501はマイクロプロセッサ等で構
成され、OS部502の制御内容に従って通信手続きを
実行する。このCPU501はバス507を介してOS
部502、ネットワークアドレス設定部504、ノード
アドレス設定505に結合され、これら各ユニットに対
してそのバス507を介してアクセスすることで、通信
手続きを実行する。バス507はNET部500の内部
バスであり、バスI/F503と通信I/F506とに
接続されている。
【0016】OS部502はNET部500がNETと
して動作するためのプログラムをCPU501によって
読み出し可能に格納している。ネットワークアドレス設
定部504はネットワークアドレスを設定して記憶する
ものであり、ノードアドレス設定部505はノードアド
レスを設定して記憶するものである。
【0017】ここで、上述したユーザデータ格納部40
5について詳述する。図15はユーザデータ格納部40
5の内部構成を示すブロック図である。
【0018】ユーザデータ格納部405は、図15に示
したように、デバイスX405A、デバイスY405B
を有しており、これらデバイスX405A,デバイスY
405Bは自ノード201におけるユーザデータを格納
するために使用される。なお、以下の説明で、デバイス
X405A,デバイスY405Bは自ノード201内の
ユーザデータ格納部405に属していることから他ノー
ドに対してローカルデバイスと称する。これに対し、自
ノードのネットワークや他ネットワークのノード内すな
わち他ノード内のユーザデータ格納部に属するデバイス
X,Yはリモートデバイスと称する。
【0019】つぎに、動作について説明する。まず、2
つのローカルデバイス間のデータ転送について説明す
る。図16は2つのローカルデバイス間の転送命令を組
み込んだユーザプログラムの一例を示す図であり、図1
7は図16に示したユーザプログラムの処理イメージを
説明する図である。
【0020】図16に示したユーザプログラムでは、自
ノード内の転送に使用する転送命令として「MOV」が
使用され、その後に命令内容をセットする3つのフィー
ルドが設けられている。第1のフィールドには転送元デ
バイスXの0番地を示す「X0」、第2のフィールドに
は転送先デバイスYの0番地を示す「Y0」、第3のフ
ィールドには転送すべき5点(5番地分)を示す「5」
がそれぞれセットされている。
【0021】このユーザプログラムによれば、実行指示
が成立した場合に、ユーザデータ格納部405におい
て、ローカルデバイス間のデータ転送が実行される。す
なわち、図17に示したように、ローカルデバイスであ
るデバイスX405Aの0番地から5点分のユーザデー
タが読み出され、その5点分のユーザデータはローカル
デバイスであるデバイスY405Bの0番地〜4番地に
転送される。
【0022】続いて、ローカルデバイスからリモートデ
バイスへのデータ転送について説明する。図18はロー
カルデバイスからリモートデバイスへの転送命令を組み
込んだユーザプログラムの一例を示す図であり、図19
は図18に示したユーザプログラムの処理イメージを説
明する図である。図19において、ノード202は、ノ
ード201と同様に、ユーザデータ格納部2405を具
備しており、そのユーザデータ収納部2405にデバイ
スX2405AとデバイスY2405Bとを設けてい
る。
【0023】図18に示したユーザプログラムでは、他
ノードへの転送に使用する転送命令として「SEND」
が使用され、その後に命令内容をセットする5つのフィ
ールドが設けられている。第1のフィールドには転送先
が自ネットワークであることを示す「0」、第2のフィ
ールドには転送先のノードアドレスを示す「A2」、第
3のフィールドには転送元デバイスXの0番地を示す
「X0」、第4のフィールドには転送先デバイスYの0
番地を示す「Y0」、第5のフィールドには転送すべき
5点(5番地分)を示す「5」がそれぞれセットされて
いる。
【0024】このユーザプログラムによれば、実行指示
が成立した場合に、ユーザデータ格納部405におい
て、ローカルデバイスからリモートデバイスへのデータ
転送が実行される。すなわち、図19に示したように、
ローカルデバイスであるデバイスX405Aの0番地か
ら5点分のユーザデータが読み出され、その5点分のユ
ーザデータはバス204を介してリモートデバイスであ
るデバイスY2405Bの0番地〜4番地に転送され
る。
【0025】続いて、リモートデバイスからローカルデ
バイスへのデータ転送について説明する。図20はリモ
ートデバイスからローカルデバイスへの転送命令を組み
込んだユーザプログラムの一例を示す図であり、図21
は図20に示したユーザプログラムの処理イメージを説
明する図である。図21において、ノード301は、ノ
ード201と同様に、ユーザデータ格納部3405を具
備しており、そのユーザデータ収納部3405にデバイ
スX3405AとデバイスY3405Bとを設けてい
る。
【0026】図20に示したユーザプログラムでは、他
ノードからの転送すなわち受信に使用する転送命令とし
て「RECV」が使用され、その後に命令内容をセット
する5つのフィールドが設けられている。第1のフィー
ルドには転送元が他ネットワークでありそのネットワー
クアドレスを示す「B」、第2のフィールドには転送元
のノードアドレスを示す「B1」、第3のフィールドに
は転送元デバイスXの0番地を示す「X0」、第4のフ
ィールドには転送先デバイスYの0番地を示す「Y
0」、第5のフィールドには転送すべき5点(5番地
分)を示す「5」がそれぞれセットされている。
【0027】このユーザプログラムによれば、実行指示
が成立した場合に、ユーザデータ格納部3405におい
て、リモートデバイスからローカルデバイスへのデータ
転送が実行される。すなわち、図21に示したように、
リモートデバイスであるデバイスX3405Aの0番地
から5点分のユーザデータが読み出され、その5点分の
ユーザデータは回線303、中継局100、回線204
を介してローカルデバイスであるデバイスY405Bの
0番地〜4番地に転送される。
【0028】このように、ユーザプログラム格納部40
4には、ユーザによって、転送内容に応じた「MO
V」、「SEND」、「RECV」等の命令を用いたユ
ーザプログラムが格納される。CPU401とOS部4
02とは、バス406を介してユーザプログラム格納部
404から命令を受け付けると、その命令が転送命令の
「SEND」であれば、NET部500に対して他ノー
ドとの送信依頼を行うことになり、転送命令の「REC
V」であれば、NET部500に対して他ノードとの受
信依頼を行うことになる。
【0029】すなわち、CPU401とOS部402と
は、その通信依頼(送信依頼、受信依頼)のために通信
用の伝文をOS用メモリ部403に作成し、これをバス
600を介してNET部500に送信する。
【0030】つぎに、上述した通信依頼について詳述す
る。図22は従来のシーケンスプログラムに従う通信依
頼手順を説明するフローチャートである。この図22の
フローチャートに従う動作は、OS部402の処理手続
に従ってCPU401の制御下で実行されるものであ
る。
【0031】まず、ステップS110においてユーザプ
ログラム格納部405に格納されているユーザプログラ
ムからの命令受け付けがあるか否か判別される。そし
て、命令の受け付けがないという判別結果が得られた場
合には、処理はステップS102に移行して、PLCと
しての他の処理手続きを実行する。その後、処理はステ
ップS101に戻って、再度命令の受け付け待ちとな
る。
【0032】また、ステップS101において、命令の
受け付けがあるという判別結果が得られた場合には、処
理はステップS103に移行して、その受け付けられた
命令が転送命令の「MOV」か否かを判別する。この判
別で転送命令「MOV」が確認されると、処理はステッ
プS104に移行して、ローカルデバイス転送処理を実
行する。その後、処理はステップS101に戻って、再
度命令の受け付け待ちとなる。
【0033】また、ステップS103の判別で転送命令
「MOV」が確認できなかった場合には、続くステップ
S105において今度は転送命令「SEND」か否かを
判別する。この判別で転送命令「SEND」が確認され
ると、処理はステップS106に移行して、リモートデ
バイス転送処理を行うために送信対象であるノード宛の
送信伝文を作成する。この送信伝文はOS用メモリ部4
03に格納される。その後、処理はステップS109に
移行する。
【0034】この場合、ステップS109では、OS用
メモリ部403から送信対象であるノード宛の送信伝文
を読み出し、その送信伝文をバス600を介してNET
部600に送信する処理が実行される。これにより、リ
モートデバイス転送処理を行うためのPLC部400か
らNET部500に対する送信依頼が完了する。NET
部500は、このPLC部400から受け取った送信依
頼に従って送信対象である他ノードのリモートデバイス
にアクセスすることができる。
【0035】また、ステップS105の判別で転送命令
「SEND」が確認できなかった場合には、続くステッ
プS107において今度は転送命令「RECV」か否か
を判別する。この判別で転送命令「RECV」が確認さ
れると、処理はステップS108に移行して、リモート
デバイス転送処理を行うために受信対象であるノード宛
の受信伝文を作成する。この受信伝文はOS用メモリ部
403に格納される。その後、処理はステップS109
に移行する。
【0036】この場合、ステップS109では、OS用
メモリ部403から受信対象であるノード宛の受信伝文
を読み出し、その受信伝文をバス600を介してNET
部600に送信する処理が実行される。これにより、リ
モートデバイス転送処理を行うためのPLC部400か
らNET部500に対する受信依頼が完了する。NET
部500は、このPLC部400から受け取った受信依
頼に従って受信対象である他ノードのリモートデバイス
にアクセスすることができる。
【0037】このように、ステップS109において、
NET部500に対する送信依頼もしくは受信依頼が完
了すると、処理はステップS101に戻って、再度命令
の受け付け待ちとなる。
【0038】また、ステップS107の判別で転送命令
「RECV」が確認できなかった場合には、受け付けら
れた命令は転送命令の「MOV」、「SEND」、「R
ECV」のいずれにも該当にないので、処理はステップ
S110に移行して、エラー処理を実行する。その後、
処理はステップS101に戻って、再度命令の受け付け
待ちとなる。
【0039】なお、近似技術として、例えば、特開平6
−348667号公報があり、この公報には、ネットワ
ークアドレスやノードアドレス等を用いて、通信を行う
ノード間の経路情報を自動的に作成するための技術が開
示されている。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワークシ
ステムは以上のように構成されているので、NET部5
00がPLC部400から受け取った通信依頼に従って
通信対象である他ノードのリモートデバイスにアクセス
する場合、自ネットワークの他ノードや他ネットワーク
の他ノードの存在、およびネットワークアドレスとノー
ドアドレスとからなる実アドレスを常に意識してシーケ
ンスプログラムを組む必要があった。
【0041】本発明は、ネットワークシステムにおいて
他ノードの存在や実アドレスを意識せずに簡単にシーケ
ンスプログラムを組むことが可能なノード装置を得るこ
とを第1の目的とする。
【0042】本発明は、他ノードの存在や実アドレスを
意識せずに簡単にシーケンスプログラムを組むことでデ
ータ交換を容易に行うことが可能なネットワークシステ
ムを得ることを第2の目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
第1の目的を達成するため、この発明に係るノード装置
は、予め各実アドレスにドライブ番号を対応させてお
き、各ドライブ番号を用いて複数のノード装置の内から
データ交換の対象ノード装置を指定して、その指定され
たドライブ番号を対応する実アドレスに変換する。
【0044】従って、ドライブ番号の指定で実アドレス
を取得するようにしたので、ユーザ側で他ノードの存在
や実アドレスを意識せずに簡単にシーケンスプログラム
を組むことが可能になる。
【0045】つぎの発明に係るノード装置は、予め各実
アドレスにドライブ番号を対応させておき、各ドライブ
番号を用いて複数のノード装置の内からデータ交換元の
ノード装置とデータ交換先のノード装置とを指定して、
その指定されたデータ交換元のドライブ番号とデータ交
換先のドライブ番号との対応関係に従って、自ノード装
置から他ノード装置のいずれかひとつへのデータ送信
か、それとも他ノード装置のいずれかひとつから自ノー
ド装置へのデータ受信かを判別し、その判別されたデー
タ送信もしくはデータ受信に従ってデータ交換を行う際
に、指定された各ドライブ番号に対応する実アドレスに
変換する。
【0046】従って、ドライブ番号でデータ交換元のノ
ード装置とデータ交換先のノード装置とを指定するだけ
でデータ交換元、データ交換先の各実アドレスを取得す
るようにしたので、データ交換元のノード装置とデータ
交換先のノード装置との指定が簡略化され、これによっ
て、ユーザ側で他ノードの存在や実アドレスを意識せず
に簡単にシーケンスプログラムを組むことが可能にな
る。
【0047】また、第2の目的を達成するため、この発
明に係るネットワークシステムは、予め各実アドレスに
ドライブ番号を対応させておき、各ドライブ番号を用い
て複数のノード装置の内からデータ交換の対象ノード装
置を指定して、その指定されたドライブ番号を対応する
実アドレスに変換するノード装置を用いてデータ交換を
行う。
【0048】従って、ノード装置間でデータ交換を行う
場合に、ドライブ番号の指定で実アドレスを取得するよ
うにしたので、各ノード装置においてユーザ側で他ノー
ドの存在や実アドレスを意識せずに簡単にシーケンスプ
ログラムを組むことでデータ交換を容易に行うことが可
能になる。
【0049】つぎの発明に係るネットワークシステム
は、予め各実アドレスにドライブ番号を対応させてお
き、各ドライブ番号を用いて複数のノード装置の内から
データ交換元のノード装置とデータ交換先のノード装置
とを指定して、その指定されたデータ交換元のドライブ
番号とデータ交換先のドライブ番号との対応関係に従っ
て、自ノード装置から他ノード装置のいずれかひとつへ
のデータ送信か、それとも他ノード装置のいずれかひと
つから自ノード装置へのデータ受信かを判別し、その判
別されたデータ送信もしくはデータ受信に従ってデータ
交換を行う際に、指定された各ドライブ番号に対応する
実アドレスに変換するノード装置を用いてデータ交換を
行う。
【0050】従って、ノード装置間でデータ交換を行う
場合に、ドライブ番号でデータ交換元のノード装置とデ
ータ交換先のノード装置とを指定するだけでデータ交換
元、データ交換先の各実アドレスを取得するようにした
ので、各ノード装置においてデータ交換元のノード装置
とデータ交換先のノード装置との指定が簡略化され、こ
れによって、ユーザ側で他ノードの存在や実アドレスを
意識せずに簡単にシーケンスプログラムを組むことでデ
ータ交換を容易に行うことが可能になる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係る好適な一実施の形態を詳細に説明する。図1は
本発明に係るネットワークシステムの構成を示す構成図
である。図1に示したネットワークシステムは、ネット
ワーク1とネットワーク2とによって構築され、ネット
ワーク1と2間に前述した従来例と同様に中継局100
(不図示)を設置している。中継局100は、ネットワ
ーク1とは回線204で接続され、ネットワーク2とは
回線303で接続されている。
【0052】一方のネットワーク1はノード10,2
0,30によって構築され、各ノード10,20,30
を回線204上に接続させている。他方のネットワーク
2はノードノード40,50によって構築され、各ノー
ド40,50を回線303上に接続させている。各ノー
ド10,20,30,40,50はネットワーク機能を
有するPLCを構成している。
【0053】ネットワーク1,2には、それぞれネット
ワーク200,300と同様にネットワークアドレス
「A」,「B」が設定されている。また、ノード10,
20,30,40,50には、それぞれノードアドレス
「A1」,「A2」,「A3」,「B1」,「B2」が
設定されている。
【0054】各ノード10〜50は、前述した従来例と
同様に、PLC部10A,20A,30A,40A,5
0AとNET部10B,20B,30B,40B,50
Bとを有している。
【0055】PLC部10A〜50Aは、それぞれ、ユ
ーザプログラム(シーケンシャルプログラム)を格納す
るユーザプログラム格納部14,24,34,44,5
4と、ユーザデータを格納するユーザデータ格納部1
5,25,35,45,55とを具備している。
【0056】PLC部10A〜50Aの従来例との具体
的な相違については後述するが、ユーザプログラムとユ
ーザデータとの関係は、例えば図1に示したように、ド
ライブの概念でマウントされる点に相違がある。また、
NET部10B〜50Bについては従来例で説明したN
ET部500と同様の構成を有しているので説明を省略
する。
【0057】つぎに、ノードについて詳述する。図2は
本発明に係るネットワークシステムを構築するPLCの
代表的な内部構成を示すブロック図であり、この図1に
は、その代表的な内部構成としてノード10の例を挙げ
ている。
【0058】ノード10は、PLCとしての処理手続を
実行するPLC部10Aと通信制御を行うNET部10
Bとを備えてPLCを構成している。PLC部10Aは
NET部10Bを介して回線204に接続され、PLC
部10AとNET部10Bとはバス19で接続されてい
る。
【0059】PLC部10Aは、CPU11、OS部1
2、OS用メモリ部13、ユーザプログラム格納部1
4、ユーザデータ格納部15、およびマウントパラメー
タ格納部16より構成されている。
【0060】CPU11はマイクロプロセッサ等で構成
され、OS部12の制御内容に従ってPLCとしての処
理手続きを実行する。このCPU11はバス17を介し
てOS部12、OS用メモリ部13、ユーザプログラム
格納部14、ユーザデータ格納部15、マウントパラメ
ータ格納部16に結合され、これら各ユニットに対して
そのバス17を介してアクセスすることで、PLCとし
ての処理手続きを実行する。バス17はPLC部10A
の内部バスであり、そのPLC部10AとNET部10
B間のデータ通信を行うためのバス19に接続されてい
る。
【0061】OS部12はPLC部10BがPLCとし
て動作するための処理手続きをCPU11によって読み
出し可能に格納しており、OS用メモリ部13はCPU
11の実行中におけるワークエリアとして使用される。
ユーザプログラム格納部14はユーザによって設定され
たユーザプログラムをCPU11によって読み出し可能
に格納している。ユーザプログラムは後述する図8、図
9、図10にそれぞれ示した制御プログラム等のユーザ
プログラムをOS部12の処理手続きに従ってCPU1
1の制御下で実行される。
【0062】ユーザデータ格納部15はCPU11の処
理手続きに関係するイニシャルデータ、実行途中のデー
タ、処理結果等の各種データを格納する。マウントパラ
メータ格納部16は、マウントすべきネットワークアド
レス(以下にマウントネットワークアドレスと称する)
とノードアドレス(マウントノードアドレス)との組合
せにドライブNo.(番号)を対応させたマウントパラ
メータを格納するものである。
【0063】NET部10Bは、従来例で説明したNE
T部500と同様の構成を有しており、CPU502、
OS部502、バスI/F503、ネットワークアドレ
ス設定部504、ノードアドレス設定部505、および
通信I/F506と同様のユニットより構成されてい
る。このNET部10Bは、NET部500と同様に、
バス19を介してPLC部10Aとのデータ通信を実行
すると共に、回線204を介して自ノードと他ノード間
のデータ交換等の通信制御を行う。
【0064】つぎに、マウントパラメータ格納部16に
ついて詳述する。図3はマウントパラメータ格納部16
のメモリ構成を示す図である。マウントパラメータ格納
部16は、図3に示したように、各ドライブNo.0…
に対応させてネットワーク環境であるマウントネットワ
ークアドレスとマウントノードアドレスとの異なる組合
せ、すなわち実アドレスをドライブとしてマウントでき
るように記憶している。このマウントパラメータ格納部
16を参照することで、ドライブNo.を実アドレスに
変換することができる。
【0065】このマウントパラメータ格納部16には、
他ノードのユーザデータ格納部をアクセスするために、
あたかも自ノード10のユーザデータ格納部15のよう
にドライブNo.でアクセスできるように実アドレスの
形式でマウントパラメータが設定されている。このた
め、他ノードのユーザデータ格納部のドライブは、自ノ
ード10において仮想ドライブとして機能する。
【0066】例えば、ドライブNo.0(0:)の欄に
は、自ノード10のユーザデータ格納部15をドライブ
No.0としてマウントするため、マウントネットワー
クアドレスとマウントノードアドレスとの組合せ[0
(マウントネットワークアドレスにおける特殊コードの
一例)又はA(自ネットワーク1を表す),FF(マウ
ントノードアドレスにおける特殊コードの一例)又はA
1(自ノード10を表す)]が対応付けて設定されてい
る。
【0067】ドライブNo.1(1:)の欄には、自ネ
ットワーク1内の他ノード20のユーザデータ格納部を
ドライブNo.1としてマウントするため、マウントネ
ットワークアドレスとマウントノードアドレスとの組合
せ[0又はA,A2(他ノード20を表す)]が対応付
けて設定されている。ドライブNo.2(2:)の欄に
は、自ネットワーク1内の他ノード30のユーザデータ
格納部をドライブNo.2としてマウントするため、マ
ウントネットワークアドレスとマウントノードアドレス
との組合せ[0又はA,A3(他ノード30を表す)]
が対応付けて設定されている。
【0068】ドライブNo.3(3:)の欄には、他ネ
ットワーク2内の他ノード40のユーザデータ格納部を
ドライブNo.3としてマウントするため、マウントネ
ットワークアドレスとマウントノードアドレスとの組合
せ[B(他ネットワーク2を表す),B1(他ノード4
0を表す)]が対応付けて設定されている。ドライブN
o.4(4:)の欄には、他ネットワーク2内の他ノー
ド50のユーザデータ格納部をドライブNo.4として
マウントするため、マウントネットワークアドレスとマ
ウントノードアドレスとの組合せ[B,B2(他ノード
50を表す)]が対応付けて設定されている。
【0069】以上のドライブNo.1〜No.4のドラ
イブは仮想ドライブに相当する。なお、マウントパラメ
ータ格納部16に格納されているマウントパラメータ
は、ユーザが予め作成して準備しておくデータであり、
そのドライブ数はネットワーク数、ノード数等の条件に
応じて6つ以上でも4つ以下でもよい。
【0070】つぎに、仮想ドライブについて詳述する。
図4および図5は自ネットワークの他ノードに対する仮
想ドライブの概念を説明する図、図6および図7は他ネ
ットワークの他ノードに対する仮想ドライブの概念を説
明する図である。
【0071】自ノード10(A1)のユーザデータ格納
部15は、図1に示した如く、ドライブNo.0
(0:)としてマウントされており、このドライブN
o.0の指定によって実アドレスへの変換が行われ、ユ
ーザデータ格納部15にアクセスすることができる。自
ネットワーク1内の他ノード20(A2)のユーザデー
タ格納部25は、図4に示した如く、ドライブNo.1
(1:)としてマウントされており、このドライブN
o.1を指定するだけで実アドレスへの変換が行われ、
自ノード10内のアクセスと何ら変わり無く他ノード2
0のユーザデータ格納部25にアクセスすることができ
る。自ネットワーク1内の他ノード30(A3)のユー
ザデータ格納部35は、図5に示した如く、ドライブN
o.2(2:)としてマウントされており、このドライ
ブNo.2を指定するだけで実アドレスへの変換が行わ
れ、自ノード10内のアクセスと何ら変わり無く他ノー
ド30のユーザデータ格納部35にアクセスすることが
できる。
【0072】また、他ネットワーク2内の他ノード40
(B1)のユーザデータ格納部45は、図6に示した如
く、ドライブNo.3(3:)としてマウントされてお
り、このドライブNo.3を指定するだけで実アドレス
への変換が行われ、自ノード10内のアクセスと何ら変
わり無く他ノード40のユーザデータ格納部45にアク
セスすることができる。他ネットワーク2内の他ノード
50(B2)のユーザデータ格納部55は、図7に示し
た如く、ドライブNo.4(4:)としてマウントされ
ており、このドライブNo.4を指定するだけで実アド
レスへの変換が行われ、自ノード10内のアクセスと何
ら変わり無く他ノード50のユーザデータ格納部55に
アクセスすることができる。
【0073】このように、自ネットワーク1内でも他ネ
ットワーク2内でも、自ノード10内のユーザデータ格
納部15に対するアクセスと何ら変わり無くアクセスす
ることができる。
【0074】つぎに、動作について説明する。まず、2
つのローカルデバイス間のデータ転送について説明す
る。図8は2つのローカルデバイス間の転送命令を組み
込んだユーザプログラムの一例を示す図である。
【0075】本実施の形態によるユーザプログラムで
は、図8に示したように、自ノード10内の転送に使用
する転送命令として「MOV」が使用され、その後に命
令内容をセットする3つのフィールドが設けられてい
る。第1のフィールドには、転送元のドライブNo.を
示す「0」と転送元デバイスXの0番地を示す「X
0」、第2のフィールドには、転送先のドライブNo.
を示す「0」と転送先デバイスYの0番地を示す「Y
0」、第3のフィールドには、転送すべき5点(5番地
分)を示す「5」がそれぞれセットされている。
【0076】このユーザプログラムによれば、実行指示
が成立した場合に、ユーザデータ格納部15内におい
て、ローカルデバイス間のデータ転送が実行される。す
なわち、ドライブNo.0としてマウントされた自ネッ
トワーク1の自ノード10内において、デバイスX(ロ
ーカルデバイス)の0番地から5点分のユーザデータが
読み出され、その5点分のユーザデータはデバイスY
(ローカルデバイス)の0番地〜4番地に転送される
(図1参照)。
【0077】続いて、ローカルデバイスからリモートデ
バイスへのデータ転送について説明する。図9はローカ
ルデバイスからリモートデバイスへの転送命令を組み込
んだユーザプログラムの一例を示す図である。
【0078】本実施の形態によるユーザプログラムで
は、図9に示したように、他ノードへの転送に使用する
転送命令として従来の「SEND」に代わって「MO
V」が使用され、その後に上述した自ノードへの転送と
同様に命令内容をセットする3つのフィールドが設けら
れている。第1のフィールドには、転送元のドライブN
o.を示す「0」と転送元デバイスXの0番地を示す
「X0」、第2のフィールドには、転送先のドライブN
o.を示す「0」と転送先デバイスYの0番地を示す
「Y0」、第3のフィールドには、転送すべき5点(5
番地分)を示す「5」がそれぞれセットされている。
【0079】このユーザプログラムによれば、実行指示
が成立した場合に、ユーザデータ格納部15において、
ローカルデバイスからリモートデバイスへのデータ転送
が実行される。すなわち、ドライブNo.0としてマウ
ントされた自ネットワーク1の自ノード10のデバイス
X(ローカルデバイス)の0番地から5点分のユーザデ
ータが読み出され、その5点分のユーザデータはバス2
04を介してドライブNo.1としてマウントされた自
ネットワーク1の他ノード20(リモートデバイス)の
デバイスYの0番地〜4番地に転送される(図4参
照)。
【0080】続いて、リモートデバイスからローカルデ
バイスへのデータ転送について説明する。図10はリモ
ートデバイスからローカルデバイスへの転送命令を組み
込んだユーザプログラムの一例を示す図である。
【0081】本実施の形態におるユーザプログラムで
は、図10に示したように、他ノードからの転送すなわ
ち受信に使用する転送命令として従来の「RECV」に
代わって「MOV」が使用され、その後に上述した自ノ
ードへの転送と同様に命令内容をセットする3つのフィ
ールドが設けられている。第1のフィールドには、転送
元のドライブNo.を示す「4」と転送元デバイスXの
0番地を示す「X0」、第2のフィールドには、転送先
のドライブNo.を示す「0」と転送先デバイスYの0
番地を示す「Y0」、第3のフィールドには、転送すべ
き5点(5番地分)を示す「5」がそれぞれセットされ
ている。
【0082】このユーザプログラムによれば、実行指示
が成立した場合に、転送元であるノード50(B2)の
ユーザデータ格納部55のリモートデバイスから自ノー
ド10(A1)のユーザデータ格納部15のローカルデ
バイスへのデータ転送が実行される。すなわち、他ネッ
トワーク2の他ノード50のデバイスX(リモートデバ
イス)の0番地から5点分のユーザデータが読み出さ
れ、その5点分のユーザデータは回線303、中継局1
00(不図示)、回線204を介して自ネットワーク1
の自ノード10のデバイスY(ローカルデバイス)の0
番地〜4番地に転送される(図7参照)。
【0083】このように、従来は転送命令に異なる表記
「MOV」、「SEND」、「RECV」を用いたユー
ザプログラムが使用されていたが、本実施の形態では、
「MOV」、「SEND」、「RECV」の命令表記が
すべて「MOV」に統一され、その後のフィールドは3
つで済むことになる。すなわち、CPU11およびOS
部12では、命令が他ノードとの送受信にかかる転送命
令であっても、仮想ドライブの指定により自ノード10
内の転送命令と同様の「MOV」の表記でも命令受け付
けを行うことができる。
【0084】したがって、従来の転送命令「SEND」
に対応する転送命令「MOV」であれば、NET部10
Bに対して他ノードとの送信依頼を行うことになり、ま
た、従来の転送命令「RECV」に対応する転送命令
「MOV」であれば、NET部10Bに対して他ノード
との受信依頼を行うことになる。
【0085】このようにして、CPU11とOS部12
とは、その通信依頼(送信依頼、受信依頼)のために通
信用の伝文をOS用メモリ部13に作成し、これをバス
19を介してNET部10Bに送信する。
【0086】つぎに、上述した通信依頼について詳述す
る。図11は本実施の形態によるシーケンスプログラム
に従う通信依頼手順を説明するフローチャートである。
この図11のフローチャートに従う動作は、OS部12
の処理手続に従ってCPU11の制御下で実行されるも
のであり、転送命令「MOV」だけを命令として受け付
けることにする。
【0087】まず、ステップS1においてユーザプログ
ラム格納部15に格納されているユーザプログラムから
の命令受け付けがあるか否か判別される。そして、命令
の受け付けがないという判別結果が得られた場合には、
処理はステップS2に移行して、PLCとしての他の処
理手続きを実行する。その後、処理はステップS1に戻
って、再度命令の受け付け待ちとなる。
【0088】また、ステップS1において、命令の受け
付けがあるという判別結果が得られた場合には、処理は
ステップS3に移行して、その受け付けられた転送命令
「MOV」の後に続く第1、第2フィールドから転送元
ドライブNo.と転送先ドライブNo.とを解析する。
この解析では転送元と転送先とがどちらもドライブN
o.0(0:)か、それ以外かの判別が行われる。もし
どちらもドライブNo.0であるという判別結果が得ら
れると、処理はステップS4に移行して、その命令が図
8に示した実行指示であれば、例えば従来の図17に示
したようなローカルデバイス転送処理を実行する。その
後、処理はステップS1に戻って、再度命令の受け付け
待ちとなる。
【0089】また、ステップS3の判別でドライブN
o.0(転送元)とドライブNo.0(転送先)間の転
送指示が確認できなかった場合には、処理は続くステッ
プS5に移行して、転送元と転送先の各ドライブNo.
がマウントパラメータ格納部16に登録されているマウ
ントパラメータか否かを判別する。その判別で登録され
ていないことが確認された場合には、処理はステップS
6に移行して、エラー処理を実行する。その後、処理は
ステップS1に戻って、再度命令の受け付け待ちとな
る。
【0090】上記ステップS5の判別で登録が確認され
た場合には、処理はステップS7に移行する。このステ
ップS7では、転送元ドライブNo.0から転送先ドラ
イブNo.0以外(No.1、No.2、No.3、又
はNo.4)への転送指示か否かの判別が行われる。そ
の判別で転送元ドライブNo.0から転送先ドライブN
o.0以外への転送指示であることが確認された場合に
は、処理はステップS8に移行する。
【0091】このステップS8では、リモートデバイス
転送処理を行うために送信対象であるノード宛の送信伝
文を作成する。例えば、転送元ドライブNo.0に対し
て転送先がドライブNo.1であれば、図9に示した如
くユーザプログラムが作成されることになり、この場合
には、例えば図19に示したような転送が行われる。
【0092】そのために、自ネットワーク1の自ノード
10のデバイスX(ローカルデバイス)の0番地から5
点分のユーザデータを読み出して、その5点分のユーザ
データをバス204を介して自ネットワーク1の他ノー
ド20(リモートデバイス)のデバイスYの0番地〜4
番地に転送するための送信伝文が作成される。この送信
伝文はOS用メモリ部13に格納される。その後、処理
はステップS10に移行する。
【0093】この場合、つぎのステップS10では、O
S用メモリ部13から送信対象であるノード宛の送信伝
文を読み出し、その送信伝文をバス19を介してNET
部10Bに送信する処理が実行される。これにより、リ
モートデバイス転送処理を行うためのPLC部10Aか
らNET部10Bに対する送信依頼が完了する。NET
部10Bは、このPLC部10Aから受け取った送信依
頼に従って送信対象である他ノードのリモートデバイス
にアクセスすることができる。
【0094】また、上記ステップS7の判別で転送元ド
ライブNo.0以外から転送先ドライブNo.0への転
送指示であることが確認された場合には、処理はステッ
プS9に移行する。
【0095】このステップS9では、リモートデバイス
転送処理を行うために受信対象であるノード宛の受信伝
文を作成する。転送元ドライブNo.4に対して転送先
がドライブNo.0であれば、図10に示した如くユー
ザプログラムが作成されることになり、この場合には、
例えば従来の図21に示したような転送が行われる。
【0096】そのために、他ネットワーク2の他ノード
50のデバイスX(リモートデバイス)の0番地から5
点分のユーザデータを読み出して、その5点分のユーザ
データを回線303、中継局100(不図示)、回線2
04を介して自ネットワーク1の自ノード10のデバイ
スY(ローカルデバイス)の0番地〜4番地に転送する
ための受信伝文が作成される。この受信伝文はOS用メ
モリ部13に格納される。その後、処理はステップS1
0に移行する。
【0097】この場合、つぎのステップS10では、O
S用メモリ部13から受信対象であるノード宛の受信伝
文を読み出し、その受信伝文をバス19を介してNET
部10Bに送信する処理が実行される。これにより、リ
モートデバイス転送処理を行うためのPLC部10Aか
らNET部10Bに対する受信依頼が完了する。NET
部10Bは、このPLC部10Aから受け取った受信依
頼に従って受信対象である他ノードのリモートデバイス
にアクセスすることができる。
【0098】このように、ステップS10において、N
ET部10Bに対する送信依頼もしくは受信依頼が完了
すると、処理はステップS1に戻って、再度命令の受け
付け待ちとなる。
【0099】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、自ノード10と他ノード20,30,40,50の
いずれかひとつとの間でデータ交換を行う場合に、マウ
ントパラメータ格納部16のマウントパラメータによる
ドライブNo.の指定で転送元のノードと転送先のノー
ドとをユーザプログラムに記述するだけで転送元、転送
先の各実アドレスを取得することができる。この場合に
は、転送命令を「MOV」に統一するようにしたので、
ネットワークシステムにおいて転送元のノードと転送先
のノードとの指定が簡略化される。
【0100】その結果、ユーザ側で他ノードの存在や実
アドレスを意識せずに簡単にユーザプログラム(シーケ
ンスプログラム)を組むことができ、データ交換の容易
化を実現することができる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るノ
ード装置によれば、ドライブ番号の指定で実アドレスを
取得するようにしたので、ユーザ側で他ノードの存在や
実アドレスを意識せずに簡単にシーケンスプログラムを
組むことが可能なノード装置を得られるという効果を奏
する。
【0102】つぎの発明に係るノード装置によれば、ド
ライブ番号でデータ交換元のノード装置とデータ交換先
のノード装置とを指定するだけでデータ交換元、データ
交換先の各実アドレスを取得するようにしたので、デー
タ交換元のノード装置とデータ交換先のノード装置との
指定が簡略化され、これによって、ユーザ側で他ノード
の存在や実アドレスを意識せずに簡単にシーケンスプロ
グラムを組むことが可能なノード装置を得られるという
効果を奏する。
【0103】つぎの発明に係るネットワークシステムに
よれば、ノード装置間でデータ交換を行う場合に、ドラ
イブ番号の指定で実アドレスを取得するようにしたの
で、各ノード装置においてユーザ側で他ノードの存在や
実アドレスを意識せずに簡単にシーケンスプログラムを
組むことでデータ交換を容易に行うことが可能なネット
ワークシステムを得られるという効果を奏する。
【0104】つぎの発明に刈るネットワークシステムに
よれば、ノード装置間でデータ交換を行う場合に、ドラ
イブ番号でデータ交換元のノード装置とデータ交換先の
ノード装置とを指定するだけでデータ交換元、データ交
換先の各実アドレスを取得するようにしたので、各ノー
ド装置においてデータ交換元のノード装置とデータ交換
先のノード装置との指定が簡略化され、これによって、
ユーザ側で他ノードの存在や実アドレスを意識せずに簡
単にシーケンスプログラムを組むことでデータ交換を容
易に行うことが可能なネットワークシステムを得られる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るネットワークシステムの構成を
示すブロック図である。
【図2】 本発明に係るネットワークシステムを構築す
るPLCの代表的な内部構成を示すブロック図である。
【図3】 本実施の形態によるマウントパラメータ格納
部のメモリ構成を示す説明図である。
【図4】 本実施の形態による自ネットワークの他ノー
ドに対する仮想ドライブの概念を示す説明図である。
【図5】 本実施の形態による自ネットワークの他ノー
ドに対する仮想ドライブの概念を示す説明図である。
【図6】 本実施の形態による他ネットワークの他ノー
ドに対する仮想ドライブの概念を示す説明図である。
【図7】 本実施の形態による他ネットワークの他ノー
ドに対する仮想ドライブの概念を示す説明図である。
【図8】 本実施の形態による2つのローカルデバイス
間の転送命令を組み込んだユーザプログラムの一例を示
す説明図である。
【図9】 本実施の形態によるローカルデバイスからリ
モートデバイスへの転送命令を組み込んだユーザプログ
ラムの一例を示す説明図である。
【図10】 本実施の形態によるリモートデバイスから
ローカルデバイスへの転送命令を組み込んだユーザプロ
グラムの一例を示す説明図である。
【図11】 本実施の形態によるシーケンスプログラム
に従う通信依頼手順を説明するフローチャートである。
【図12】 ネットワークシステムの一般的な構成を示
すブロック図である。
【図13】 図12に示したネットワークシステムのデ
ータ交換に使用される実アドレスを示す説明図である。
【図14】 従来例によるPLCの代表的な内部構成を
示すブロック図である。
【図15】 従来例によるユーザデータ格納部の内部構
成を示すブロック図である。
【図16】 従来例による2つのローカルデバイス間の
転送命令を組み込んだユーザプログラムの一例を示す説
明図である。
【図17】 図16に示したユーザプログラムの処理イ
メージを示す説明図である。
【図18】 従来例によるローカルデバイスからリモー
トデバイスへの転送命令を組み込んだユーザプログラム
の一例を示す説明図である。
【図19】 図18に示したユーザプログラムの処理イ
メージを示す説明図である。
【図20】 従来例によるリモートデバイスからローカ
ルデバイスへの転送命令を組み込んだユーザプログラム
の一例を示す説明図である。
【図21】 図20に示したユーザプログラムの処理イ
メージを示す説明図である。
【図22】 従来におけるシーケンスプログラムに従う
通信依頼手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,20,30,40,50 ノード、 10A,2
0A,30A,40A,50A PLC部、 11 C
PU、 12 OS部、 13 OS用メモリ部、1
4,24,34,44,54 ユーザプログラム格納
部、 15 ユーザデータ格納部、16 マウントパラ
メータ格納部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のネットワークを接続して、前記各
    ネットワークを構築する複数のノード装置間で、各ノー
    ド装置を特定する実アドレスに従ってデータ交換を行う
    ネットワークシステムに適用されるノード装置におい
    て、 予め前記各実アドレスにドライブ番号を対応させて記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている各ドライブ番号を用いて
    前記複数のノード装置の内からデータ交換の対象ノード
    装置を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定されたドライブ番号を前記記憶
    手段に記憶されている実アドレスの内の前記指定された
    ドライブ番号に対応する実アドレスに変換する変換手段
    と、 を備えることを特徴とするノード装置。
  2. 【請求項2】 複数のネットワークを接続して、前記各
    ネットワークを構築する自ノード装置と複数の他ノード
    装置との間で、前記自ノード装置および前記各他ノード
    装置をそれぞれ特定する実アドレスに従ってデータ交換
    を行うネットワークシステムに適用されるノード装置に
    おいて、 予め前記各実アドレスにドライブ番号を対応させて記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている各ドライブ番号を用いて
    前記複数のノード装置の内からデータ交換元のノード装
    置とデータ交換先のノード装置とを指定する指定手段
    と、 前記指定手段により指定されたデータ交換元のドライブ
    番号とデータ交換先のドライブ番号との対応関係に従っ
    て、自ノード装置から前記他ノード装置のいずれかひと
    つへのデータ送信か、それとも前記他ノード装置のいず
    れかひとつから自ノード装置へのデータ受信かを判別す
    る判別手段と、 前記判別手段により判別されたデータ送信もしくはデー
    タ受信に従ってデータ交換を行う際に、前記記憶手段に
    記憶されている実アドレスの内の前記指定手段により指
    定された各ドライブ番号に対応する実アドレスに変換す
    る変換手段と、 を備えることを特徴とするノード装置。
  3. 【請求項3】 複数のネットワークを接続して、前記各
    ネットワークを構築する複数のノード装置間で、各ノー
    ド装置を特定する実アドレスに従ってデータ交換を行う
    ネットワークシステムにおいて、 前記各ノード装置は、 予め前記各実アドレスにドライブ番号を対応させて記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている各ドライブ番号を用いて
    前記複数のノード装置の内からデータ交換の対象ノード
    装置を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定されたドライブ番号を前記記憶
    手段に記憶されている実アドレスの内の前記指定された
    ドライブ番号に対応する実アドレスに変換する変換手段
    と、 を有することを特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 複数のネットワークを接続して、前記各
    ネットワークを構築する自ノード装置と複数の他ノード
    装置との間で、前記自ノード装置および前記各他ノード
    装置をそれぞれ特定する実アドレスに従ってデータ交換
    を行うネットワークシステムにおいて、 前記ノード装置は、 予め前記各実アドレスにドライブ番号を対応させて記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている各ドライブ番号を用いて
    前記複数のノード装置の内からデータ交換元のノード装
    置とデータ交換先のノード装置とを指定する指定手段
    と、 前記指定手段により指定されたデータ交換元のドライブ
    番号とデータ交換先のドライブ番号との対応関係に従っ
    て、自ノード装置から前記他ノード装置のいずれかひと
    つへのデータ送信か、それとも前記他ノード装置のいず
    れかひとつから自ノード装置へのデータ受信かを判別す
    る判別手段と、 前記判別手段により判別されたデータ送信もしくはデー
    タ受信に従ってデータ交換を行う際に、前記記憶手段に
    記憶されている実アドレスの内の前記指定手段により指
    定された各ドライブ番号に対応する実アドレスに変換す
    る変換手段と、 を有することを特徴とするネットワークシステム。
JP8171394A 1996-07-01 1996-07-01 ノード装置およびネットワークシステム Pending JPH1021159A (ja)

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JP8171394A JPH1021159A (ja) 1996-07-01 1996-07-01 ノード装置およびネットワークシステム

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JP8171394A JPH1021159A (ja) 1996-07-01 1996-07-01 ノード装置およびネットワークシステム

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