JPH10209937A - 中継増幅装置 - Google Patents
中継増幅装置Info
- Publication number
- JPH10209937A JPH10209937A JP1773997A JP1773997A JPH10209937A JP H10209937 A JPH10209937 A JP H10209937A JP 1773997 A JP1773997 A JP 1773997A JP 1773997 A JP1773997 A JP 1773997A JP H10209937 A JPH10209937 A JP H10209937A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- radio
- base station
- room
- building
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】無線呼出システムにおける市街地のビル内など
の不感地帯に設置する無線中継装置の受信感度低下を防
ぎ、アンテナコストを軽減する。 【解決手段】中継増幅器１に取付ける基地局側の受信ア
ンテナを指向性アンテナ２として、反対側ビル等の反射
波を受信するようにした。
の不感地帯に設置する無線中継装置の受信感度低下を防
ぎ、アンテナコストを軽減する。 【解決手段】中継増幅器１に取付ける基地局側の受信ア
ンテナを指向性アンテナ２として、反対側ビル等の反射
波を受信するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線呼出システム
等における不感地対策として、ビルディング等の建造物
の室内に設置される中継増幅装置に関するものである。
等における不感地対策として、ビルディング等の建造物
の室内に設置される中継増幅装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、無線呼出システムの普及に伴い電
波の届かない市街地のビルディング（以下、ビルと記
す）の室内等の不感地帯においても無線呼出サービスの
要求が増してきた。そのため、無線基地局からの送出波
を中継増幅する中継増幅装置が室内に設置されるように
なってきた。
波の届かない市街地のビルディング（以下、ビルと記
す）の室内等の不感地帯においても無線呼出サービスの
要求が増してきた。そのため、無線基地局からの送出波
を中継増幅する中継増幅装置が室内に設置されるように
なってきた。
【０００３】図３は従来の中継増幅装置の概要図であ
る。図において、１は中継増幅器、２０，３は無指向性
の内蔵アンテナ、例えば、ダイポールアンテナであり、
これらで中継増幅装置が構成されている。無線基地局か
らの電波を受信アンテナ２０で受信し、中継増幅器１で
増幅して送信アンテナ３から不感地帯に存在する移動局
（無線呼出受信機）に対して送出する。
る。図において、１は中継増幅器、２０，３は無指向性
の内蔵アンテナ、例えば、ダイポールアンテナであり、
これらで中継増幅装置が構成されている。無線基地局か
らの電波を受信アンテナ２０で受信し、中継増幅器１で
増幅して送信アンテナ３から不感地帯に存在する移動局
（無線呼出受信機）に対して送出する。
【０００４】しかし、ビルの部屋の窓が無線基地局の方
向と反対側にあり、無線基地局からの電波が弱く呼出サ
ービスを受けるに十分でない場所では、図４に示すよう
に、受信アンテナ２０をビル６の屋上等まで同軸ケーブ
ル２１を用いて施設している。図４の４は基地局、５は
その屋上などの鉄塔に取り付けられたアンテナである。
向と反対側にあり、無線基地局からの電波が弱く呼出サ
ービスを受けるに十分でない場所では、図４に示すよう
に、受信アンテナ２０をビル６の屋上等まで同軸ケーブ
ル２１を用いて施設している。図４の４は基地局、５は
その屋上などの鉄塔に取り付けられたアンテナである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電波の
届かない部屋７から屋上までかなり太い同軸ケーブルを
使用しなければ、高周波損失が多く、屋上の受信アンテ
ナ２０で受信した信号が減衰してしまうため十分な効果
が得られないばかりか、同軸ケーブル２１の材料費，工
事費が高価であり、既存のビルの場合はケーブル２１の
設置構造に困難性を伴うという欠点がある。
届かない部屋７から屋上までかなり太い同軸ケーブルを
使用しなければ、高周波損失が多く、屋上の受信アンテ
ナ２０で受信した信号が減衰してしまうため十分な効果
が得られないばかりか、同軸ケーブル２１の材料費，工
事費が高価であり、既存のビルの場合はケーブル２１の
設置構造に困難性を伴うという欠点がある。
【０００６】本発明の目的は、上記従来の欠点を解消
し、コストを軽減し、かつ、受信感度を向上した中継増
幅装置を提供することにある。
し、コストを軽減し、かつ、受信感度を向上した中継増
幅装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の中継増幅装置
は、無線基地局からの電波を受信アンテナで受信して共
通増幅器で所定の周波数帯域の信号を増幅し送信アンテ
ナから不感地域に存在する移動局に対して送出する中継
増幅装置において、前記受信アンテナは、指向性アンテ
ナであることを特徴とするものである。
は、無線基地局からの電波を受信アンテナで受信して共
通増幅器で所定の周波数帯域の信号を増幅し送信アンテ
ナから不感地域に存在する移動局に対して送出する中継
増幅装置において、前記受信アンテナは、指向性アンテ
ナであることを特徴とするものである。
【０００８】すなわち、無線基地局からの電波を受信す
る受信アンテナとして、指向性のあるアンテナ、例えば
アレイアンテナを使用し、その指向性ビームを基地局と
反対側にあるビル等の方向に向けて窓際に配置し、中継
増幅器を室内の壁などに設置する。すなわち、無線基地
局からの直接波を受信するのではなく、ビル，山，家等
に当たって反射してくる電波を受信するようにしたこと
を要旨とするものである。
る受信アンテナとして、指向性のあるアンテナ、例えば
アレイアンテナを使用し、その指向性ビームを基地局と
反対側にあるビル等の方向に向けて窓際に配置し、中継
増幅器を室内の壁などに設置する。すなわち、無線基地
局からの直接波を受信するのではなく、ビル，山，家等
に当たって反射してくる電波を受信するようにしたこと
を要旨とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施例によって
詳細に説明する。図１は本発明の実施例を示すブロック
図であり、２は本発明の要部をなす指向性アンテナであ
る。図２は本発明の作用説明図であり、市街地において
電波不感地帯であるビル６の一室７に本発明を適用した
例である。８，９，１０は他のビル、１１は山、１２は
民家である。指向性受信アンテナ２の指向性ビームは、
基地局４のアンテナ５からの電波がビル８，９，１０な
どに反射された波をとらえるように当該部屋の窓際に配
置される。
詳細に説明する。図１は本発明の実施例を示すブロック
図であり、２は本発明の要部をなす指向性アンテナであ
る。図２は本発明の作用説明図であり、市街地において
電波不感地帯であるビル６の一室７に本発明を適用した
例である。８，９，１０は他のビル、１１は山、１２は
民家である。指向性受信アンテナ２の指向性ビームは、
基地局４のアンテナ５からの電波がビル８，９，１０な
どに反射された波をとらえるように当該部屋の窓際に配
置される。
【００１０】この場合、反射波の電力は微弱であるが、
指向性の鋭いビームアンテナ２の利得は、ダイポールア
ンテナなどの無指向性アンテナに比べれば２０〜３０ｄ
Ｂ位大きい。従って、十分なＳ／Ｎをもった信号を中継
増幅器１に与えることができる。この場合のビームアン
テナ２としては、複数のアンテナエレメントが平面状に
配置されて鋭い指向性を持たせたアレイアンテナが最適
である。さらに、各エレメントへの給電位相をコントロ
ールすれば、アンテナの指向性を電気的に調整すること
ができ、最適な反射波をさがすのは容易である。
指向性の鋭いビームアンテナ２の利得は、ダイポールア
ンテナなどの無指向性アンテナに比べれば２０〜３０ｄ
Ｂ位大きい。従って、十分なＳ／Ｎをもった信号を中継
増幅器１に与えることができる。この場合のビームアン
テナ２としては、複数のアンテナエレメントが平面状に
配置されて鋭い指向性を持たせたアレイアンテナが最適
である。さらに、各エレメントへの給電位相をコントロ
ールすれば、アンテナの指向性を電気的に調整すること
ができ、最適な反射波をさがすのは容易である。
【００１１】このような指向性アンテナを受信アンテナ
として配置することにより、従来のようにビル屋上に設
置したアンテナで直接波を受信し、不感地帯の部屋まで
フィダー（同軸ケーブル）で引き込む場合、例えば、フ
ィダー２１の損失は５−Ｄ−２Ｗのケーブルで１００ｍ
引けば、９００ＭＨｚ帯では３０ｄＢの損失となる。こ
れに対してビームアンテナの入力レベルが３０ｄＢ少な
くても全体的に入力レベルとしては変わらない結果とな
り、微弱な反射波をみつけてビームアンテナで受信する
ことにより、部屋の中の配線だけで済む本発明の構成法
は、フィダー代，アンテナ工事代，ビルの壁や、防火シ
ャッタ改造代を考慮すれば経済的であり、実用的な利点
がある。
として配置することにより、従来のようにビル屋上に設
置したアンテナで直接波を受信し、不感地帯の部屋まで
フィダー（同軸ケーブル）で引き込む場合、例えば、フ
ィダー２１の損失は５−Ｄ−２Ｗのケーブルで１００ｍ
引けば、９００ＭＨｚ帯では３０ｄＢの損失となる。こ
れに対してビームアンテナの入力レベルが３０ｄＢ少な
くても全体的に入力レベルとしては変わらない結果とな
り、微弱な反射波をみつけてビームアンテナで受信する
ことにより、部屋の中の配線だけで済む本発明の構成法
は、フィダー代，アンテナ工事代，ビルの壁や、防火シ
ャッタ改造代を考慮すれば経済的であり、実用的な利点
がある。
【００１２】
【発明の効果】本発明を実施することにより、経済的な
価格でビルなどの室内の不感地帯のサービスエリアを確
保することができる。
価格でビルなどの室内の不感地帯のサービスエリアを確
保することができる。
【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】本発明の作用説明図である。
【図３】従来の中継増幅装置の構成例図である。
【図４】従来の構成例を示す図である。
１ 中継増幅器 ２ 指向性アンテナ ３ 送信アンテナ ４ 基地局 ５ アンテナ ６ ビルディング ７ 不感地帯の窓 ８，９，１０ 付近のビル １１ 山 １２ 民家 ２０ 受信アンテナ ２１ 同軸ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 浩 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 鈴木 浩 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 無線基地局からの電波を受信アンテナで
受信して共通増幅器で所定の周波数帯域の信号を増幅し
送信アンテナから不感地域に存在する移動局に対して送
出する中継増幅装置において、 前記受信アンテナは、指向性アンテナであることを特徴
とする中継増幅装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1773997A JPH10209937A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 中継増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1773997A JPH10209937A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 中継増幅装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10209937A true JPH10209937A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11952125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1773997A Pending JPH10209937A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 中継増幅装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10209937A (ja) |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP1773997A patent/JPH10209937A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20031216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041224 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |