JPH10209356A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JPH10209356A
JPH10209356A JP2998797A JP2998797A JPH10209356A JP H10209356 A JPH10209356 A JP H10209356A JP 2998797 A JP2998797 A JP 2998797A JP 2998797 A JP2998797 A JP 2998797A JP H10209356 A JPH10209356 A JP H10209356A
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清司 川口
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長賀部  博之
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらゆる姿勢での使用に対応できる沸騰冷却
装置1を提供すること。 【解決手段】 沸騰冷却容器3は、一定の間隔を保って
対向する受熱壁5と放熱壁6、この両者間の外周を囲む
周側壁7、受熱壁5と放熱壁6との間に設けられた複数
の柱部材8より成り、受熱壁5、放熱壁6、及び周側壁
7によって密閉された空間が形成され、その閉空間に所
定量の冷媒Rが封入されている。発熱体2は受熱壁5の
表面略中央部に配されて受熱壁5の表面に密着した状態
で受熱壁5に固定されている。放熱フィン4は放熱壁6
の表面全体に配されて放熱壁6の表面に密着した状態で
受熱壁5に固定されている。柱部材8は、放熱壁6及び
周側壁7と一体に複数個設けられて、放熱壁6の平面上
で相互に略等間隔に配置され、先端面が受熱壁5の内壁
面に当接している。冷媒Rは、閉空間の半分強程度の量
が封入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子等の発熱
体を冷却する沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷媒の沸騰蒸発と凝縮液化の
繰り返しによる熱伝達を利用して発熱体を冷却する沸騰
冷却装置が知られている。この沸騰冷却装置は、冷媒を
収容する冷媒槽と、この冷媒槽の上部に設けられた放熱
器とを備え、冷媒槽で発熱体の熱を吸収して沸騰した冷
媒が冷媒槽から放熱器へ移動し、その放熱器で冷やされ
て凝縮液化した後、再び冷媒槽へ戻る様に構成されてい
る。発熱体から発生した熱は、冷媒が放熱器で凝縮する
際に凝縮潜熱として外部に放出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯端末等の需
要により、あらゆる姿勢での使用に対応できる沸騰冷却
装置が要求されているが、従来の沸騰冷却装置では、冷
媒を如何に冷媒槽へ供給するかが問題となっている。例
えば、沸騰冷却装置を天地方向に逆転した状態で使用す
る場合(冷媒槽が上で放熱器が下)、冷媒が放熱器内に
溜まって冷媒槽へ供給できなくなるため、事実上、冷却
装置として使用できない。本発明は、上記事情に基づい
て成されたもので、その目的は、あらゆる姿勢での使用
に対応できる沸騰冷却装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の手段では、沸
騰冷却容器は、閉空間にて受熱壁と放熱壁とを熱的に連
結する伝熱部材を具備している。これにより、受熱壁が
放熱壁より下方に位置する使用状態の時は、閉空間に封
入されている冷媒が受熱壁の内壁面に接触しているた
め、発熱体の熱は、冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しによっ
て受熱壁から放熱壁へ伝達されるとともに、伝熱部材を
通じても放熱壁へ伝達され、更に放熱壁から放熱フィン
を通じて外部へ放出される。
【0005】請求項2の手段では、伝熱部材が沸騰冷却
容器と別体に設けられているため、伝熱部材の形状を自
由に設計できるとともに、容器内(閉空間)での配置も
自由である。また、伝熱部材を沸騰冷却容器と一体に形
成する場合より、伝熱部材を別体とした方が容器の製造
が簡単である。
【0006】請求項3の手段では、伝熱部材が熱伝導性
に優れる金属材料により柱状に設けられ、一端面が受熱
壁に当接し、他端面が放熱壁に当接している。この場
合、伝熱部材を容器と一体に切削加工によって形成する
ことができる。あるいは型成形によって製造することも
可能である。
【0007】請求項4の手段では、請求項3に記載した
柱状の伝熱部材は、受熱壁側より放熱壁側の方が太くな
っている。この場合、受熱壁が放熱壁の上方側に配置さ
れる使用状態の時は、受熱壁が放熱壁の下方側に配置さ
れる使用状態の時より、閉空間に封入されている冷媒の
液面が高くなる。これにより、発熱体の熱が受熱壁から
伝熱部材を通じて冷媒へ伝わる伝熱経路が短くなり、そ
の分、熱抵抗を小さくできるため、冷媒液面が低く伝熱
経路が大きい場合より放熱性能が向上する。なお、受熱
壁側より放熱壁側の方が太くなっている伝熱部材の形状
としては、例えば円錐形状、あるいは受熱壁側から放熱
壁側へ向かって段階的に太くなる段付き形状等が考えら
れる。
【0008】請求項5の手段では、柱状の伝熱部材が複
数本設けられ、各柱状伝熱部材が受熱壁及び放熱壁の平
面内で発熱体の取付け部位に密に配置されている。これ
により、発熱体の取付け部位に対応する領域で伝熱部材
の放熱面積が増大するため、放熱性を向上できる。ま
た、受熱壁が放熱壁の上方側に配置される使用状態の時
には、冷媒が受熱壁に接していないため、発熱体から放
出される放熱量が増大するとバーンアウトを生じる可能
性があるが、伝熱部材を密に配置することで伝熱部材全
体の伝熱面積(受熱壁から放熱壁へ熱を伝える面積)が
増大して熱抵抗を低減できるため、受熱壁から伝熱部材
を通じてより速く冷媒へ熱を伝えることができ、発熱体
から放出される放熱量が増大してもバーンアウトを防止
できる。
【0009】請求項6の手段では、請求項1または2に
記載した伝熱部材は、熱伝導性の高い金属製の板材を交
互に折り曲げて波状に成形した波形フィンであり、各折
り曲げ部が受熱壁と放熱壁とに接触して配置されてい
る。この場合、波形フィンが高さ方向に弾力性を有して
いるため、波形フィンを受熱壁及び放熱壁の内壁面に接
合(例えばろう付け)する際に、柱状の伝熱部材と比較
して接合が容易である。つまり、柱状の伝熱部材では、
放熱壁または受熱壁と接触する端面の平面度を厳しく管
理する必要があるが、波形フィンでは厳しい寸法管理を
必要としない。また、柱状の伝熱部材では、放熱面積を
増大させるために細かな形状とするのは困難であるが、
波形フィンであれば容易に放熱面積を増大させることが
できる。
【0010】請求項7の手段では、請求項6に記載した
波形フィンは、発熱体の取付け部位に対応する領域でフ
ィンピッチが密となる様に配置されている。これによ
り、発熱体の取付け部位に対応する領域で波形フィンの
放熱面積が増大して放熱性を向上できる。また、波形フ
ィンのフィンピッチを密にすることで波形フィンの伝熱
面積が増大して熱抵抗を低減できる。その結果、受熱壁
が放熱壁の上方側に配置される場合でも、受熱壁から波
形フィンを通じてより速く冷媒へ熱を伝えることができ
るため、発熱体から放出される放熱量が増大してもバー
ンアウトを防止できる。なお、フィンピッチとは、波形
フィンの折り曲げ部と折り曲げ部(山と山、谷と谷)と
の間隔を言う。
【0011】請求項8の手段では、請求項7に記載した
波形フィンがフィンピッチの異なる複数のフィンより構
成されている。即ち、発熱体の取付け部位に対応する領
域にはフィンピッチの小さい波形フィンを配置し、その
他の領域にはフィンピッチの大きい波形フィンを配置す
ることができる。このため、1枚の金属板でフィンピッ
チが異なる様に成形する必要はなく、元々フィンピッチ
の異なる別々の波形フィンを使用することができる。
【0012】請求項9の手段では、沸騰冷却容器は、請
求項6〜8に記載した何れかの波形フィンよりフィンピ
ッチが密に形成されたフィン部材を具備し、このフィン
部材が発熱体の取付け部位に対応する領域で受熱壁のみ
に接触して配置されている。この場合、受熱壁に接触す
るフィン部材によって放熱面積を増大できるため、放熱
性を向上できる。なお、フィン部材は、波形フィンと同
様に波形状に成形されたフィンでも良い。
【0013】請求項10の手段では、沸騰冷却容器は、
発熱体の取付け部位に対応する領域で受熱壁の内壁面が
凹凸形状に設けられている。この場合、内壁面を凹凸形
状とすることで冷媒に接触する受熱壁の表面積が増大す
るため放熱性を向上できる(但し、受熱壁が放熱壁より
下側に配置されている場合)。
【0014】請求項11の手段では、波形フィンは、壁
面に冷媒が流通できる開口部(例えばスリット)を有し
ている。これにより、発熱体の熱を受けて気化した沸騰
蒸気をより効果的に周辺に移動させることができ、且つ
凝縮液の移動も容易になるため、容器内(閉空間)での
冷媒の循環を良好にできる。
【0015】請求項12の手段では、請求項11に記載
した波形フィンの開口部は、ルーバである。この場合、
元々ルーバを有する波形フィンを使用することによって
請求項11に記載した効果を得ることができるため、新
たに開口部を形成する必要はない。
【0016】請求項13の手段では、波形フィンは、折
り曲げ部の位置を適宜ずらして形成することにより冷媒
が流通できる開口部を有している。この場合も、請求項
11と同様に、容器内(閉空間)での冷媒の循環を良好
にできる。また、折り曲げ部の位置をずらすことで波形
フィンの強度を向上できるため、容器の耐圧性を向上で
きる。
【0017】請求項14の手段では、波形フィンは、折
り曲げ部の稜線に沿った方向の端面が沸騰冷却容器の内
壁面から離れて配置されている。この場合、波形フィン
の端面と容器の内壁面との間にクリアランスが設けられ
るため、沸騰蒸気と凝縮液との移動が容易になる。その
結果、発熱体から受けた熱を周辺に拡散し易くなるた
め、放熱性能を向上できる。なお、波形フィンは、折り
曲げ部の稜線に沿った方向の両端面がそれぞれ容器の内
壁面から離れて配置されていても良いが、何方か一方の
端面のみが容器の内壁面から離れて配置されていても良
い(従って、他方の端面は容器の内壁面に接触していて
も良い)。
【0018】請求項15の手段では、波形フィンは複数
使用され、折り曲げ部の稜線に沿った方向で相互に適宜
な間隔を空けて配置されている。この場合も、請求項1
4と同様に、沸騰蒸気と凝縮液との移動が容易になるた
め、発熱体から受けた熱を周辺に拡散し易くなって放熱
性能を向上できる。
【0019】請求項16の手段では、沸騰冷却容器は、
閉空間にて受熱壁と放熱壁とを熱的に連結する伝熱部材
と、少なくとも受熱壁に接触して配置されたフィン部材
とを具備している。この場合、フィン部材によって放熱
面積を増大できるため、その分だけ放熱性能を向上でき
る。なお、フィン部材としては、熱伝導性に優れる金属
板を波形状に折り曲げた波形フィンを使用しても良い。
また、フィン部材にスリット等の開口部を設けて冷媒が
流通できる様に構成しても良い。
【0020】請求項17の手段では、請求項16に記載
した伝熱部材は、複数の柱状部材から成り、相互に適宜
な間隔を置いて配置され、フィン部材は、少なくとも発
熱体の取付け部位に対応する領域に配置されている。こ
の場合、フィン部材によって発熱体の取付け部位に対応
する領域での放熱面積を増大できるため、放熱性能を向
上できる。
【0021】請求項18の手段では、請求項16に記載
した伝熱部材は、一端面が受熱壁に当接し、他端面が放
熱壁に当接する中実の部材であり、発熱体の取付け部位
に対応する領域に配置されている。この場合、伝熱部材
を中実としたことで伝熱面積が増大して熱抵抗を小さく
できるため、受熱壁に伝わった発熱体の熱をより早く放
熱壁へ運ぶことができる。その結果、受熱壁が放熱壁よ
り上側に配置された場合でもバーンアウトを防止するこ
とができる。
【0022】請求項19の手段では、放熱壁の内壁面が
凹形状に設けられている。この場合、受熱壁が放熱壁の
上方側に配置される使用状態の時は、受熱壁が放熱壁の
下方側に配置される使用状態の時より、閉空間に封入さ
れている冷媒の液面が高くなる。これにより、発熱体の
熱が受熱壁から伝熱部材を通じて冷媒へ伝わる伝熱経路
が短くなり、その分、熱抵抗を小さくできるため、冷媒
液面が低く伝熱経路が大きい場合より放熱性能が向上す
る。
【0023】請求項20の手段では、閉空間の凝縮領域
に冷媒より比重の重い可動体が収容され、この可動体が
沸騰冷却容器の姿勢変化に応じて凝縮領域を移動でき
る。なお、凝縮領域とは、発熱体の熱を受けて沸騰した
冷媒が凝縮潜熱を放出して凝縮できる領域である。これ
により、閉空間の凝縮領域に可動体が収容されていない
場合と比較して、凝縮領域での液冷媒の淀み(凝縮領域
と沸騰領域とを循環しないで淀んでいる液冷媒)を少な
くできることにより放熱性能を向上できる。
【0024】請求項21の手段では、受熱壁が放熱壁よ
り天地方向の上方側に配置されている。この場合、閉空
間の冷媒が受熱壁の内壁面に接触していないため、発熱
体の熱は受熱壁から伝熱部材に伝わり、この伝熱部材を
通じて放熱壁へ伝達されるとともに、伝熱部材から冷媒
へ伝達され、冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しによって放熱
壁へ伝熱される。これにより、受熱壁が放熱壁より天地
方向の上方側に配置されている場合でも冷媒の沸騰と凝
縮の繰り返しによる熱伝達が可能となり、発熱体の冷却
装置として用いることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の沸騰冷却装置を図
面に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は沸騰冷却装置の断面図である。本
実施例の沸騰冷却装置1は、携帯端末に使用される半導
体素子等を具備した発熱体2を冷却するもので、沸騰冷
却容器3(下述する)と放熱フィン4から成る。沸騰冷
却容器3は、一定の間隔を保って対向する受熱壁5と放
熱壁6、この両者間の外周を囲む周側壁7、受熱壁5と
放熱壁6との間に設けられた複数の柱部材8(本発明の
伝熱部材)より成り、受熱壁5、放熱壁6、及び周側壁
7によって密閉された空間を形成して、その閉空間に所
定量の冷媒Rが封入されている。
【0026】この沸騰冷却容器3は、例えばアルミニウ
ム等の熱伝導性に優れる金属材料から成り、横寸法及び
縦寸法に対して高さ寸法(図1の上下方向の寸法)が小
さい偏平な箱型(例えば縦:60〜70mm、横:60〜
70mm、高さ:5〜10mm)に設けられている。なお、
放熱壁6、周側壁7、及び柱部材8は一体に成形され、
受熱壁5とろう付けにより気密に組合わされている。容
器3の材料としては、アルミニウム以外に銅、ステンレ
ス等を使用しても良い。本実施例の特徴である柱部材8
は、周側壁7と同じ高さで複数個設けられ、放熱壁6の
平面上で相互に略等間隔に配置されている(図2参
照)。
【0027】冷媒Rは、容器3内に形成される閉空間の
半分強程度(閉空間の容積の約6〜7割)の量が注入パ
イプ9を通じて注入されている(図1参照)。注入パイ
プ9は、図3に示す様に、周側壁7の一部に設けられた
注入口10に接続され、冷媒Rを注入した後、先端を封
じ切って密閉される。なお、容器3の形状は、注入パイ
プ9の飛び出しを無くすために、図4に示す様に、注入
口10が設けられた周側壁7の一部を内側へ窪ませた形
状としても良い。発熱体2は、受熱壁5の表面略中央部
に配されて、図示しないボルト等の締め付けによって受
熱壁5の表面に密着した状態で固定されている。放熱フ
ィン4は、熱伝導性に優れるアルミニウム又は銅等で形
成され、放熱壁6の表面全体に渡って配され、図示しな
いボルト等の締め付けにより放熱壁6の表面に密着した
状態で固定されている。
【0028】次に、本実施例の作動を説明する。 a)沸騰冷却装置1を図5に示す姿勢(受熱壁5が放熱
壁6の下方側に位置する)で使用する場合。 発熱体2から発生した熱は、受熱壁5を通じて容器3内
に封入された冷媒Rに伝達されて冷媒Rを沸騰させる。
但し、発熱体2から受熱壁5へ伝わる熱は、発熱体2の
取付け部位から遠くなる程少なくなるため、容器3内の
冷媒Rは、主に発熱体2の取付け部位に対応する領域
(沸騰領域)で沸騰する。沸騰領域で沸騰した蒸気冷媒
Rは、閉空間を水平方向(図5の左右方向)に拡がり、
閉空間の沸騰領域から外れた領域(凝縮領域)で容器内
壁面(放熱壁6、周側壁7、柱部材8の各壁面)に凝縮
して液化する。液化した冷媒Rは、凝縮領域から再び沸
騰領域へ供給されて、上記サイクル(沸騰−凝縮−液
化)を繰り返す。発熱体2から冷媒Rに伝達された熱
は、蒸気冷媒Rが容器内壁面に凝縮する際に凝縮潜熱と
して放出され、その凝縮潜熱が放熱壁6全体に伝わり、
放熱壁6から放熱フィン4を通じて大気に放出される。
この場合、柱部材8は、沸騰領域では放熱面積を増大
し、凝縮領域では凝縮面積を増大させることができるた
め、その放熱面積及び凝縮面積の増大した分、放熱性能
を向上させることができる。
【0029】b)沸騰冷却装置1を図1に示す姿勢(受
熱壁5が放熱壁6の上方側に位置する)で使用する場
合。 発熱体2から発生した熱は、受熱壁5から柱部材8に伝
達され、その柱部材8を通じて放熱壁6に伝達されると
ともに、柱部材8に接触する冷媒Rに伝達されて冷媒R
を沸騰させる。但し、発熱体2の取付け部位から遠くな
る程、柱部材8の温度も低下するため、容器3内の冷媒
Rは、発熱体2の取付け部位に配置された柱部材8に接
触する領域(沸騰領域)で主に沸騰する。沸騰した蒸気
冷媒Rは、閉空間を水平方向(図1の左右方向)に拡が
り、閉空間の沸騰領域から外れた領域(凝縮領域)で容
器内壁面(受熱壁5、周側壁7、柱部材8の各壁面)に
凝縮して液化する。液化した冷媒Rは、凝縮領域から再
び沸騰領域へ供給されて、上記サイクル(沸騰−凝縮−
液化)を繰り返す。発熱体2から冷媒Rに伝達された熱
は、蒸気冷媒Rが容器内壁面に凝縮する際に凝縮潜熱と
して放出され、その凝縮潜熱が放熱壁6全体に伝わり、
放熱壁6から放熱フィン4を通じて大気に放出される。
一方、柱部材8を通じて放熱壁6に伝達された熱も、放
熱壁6から放熱フィン4を通じて大気に放出される。
【0030】(本実施例の効果)本実施例では、受熱壁
5が放熱壁6の上方側に位置する使用状態の時でも、発
熱体2から発生した熱を柱部材8を通じて冷媒Rに伝達
できるため、冷媒Rの沸騰/凝縮の繰り返しによる熱伝
達によって発熱体2を冷却することができる。また、柱
部材8によって直接受熱壁5から放熱壁6へ熱伝達でき
るため、高い放熱性能を得ることができる。なお、本実
施例では、複数の柱部材8を放熱壁6の平面上で略等間
隔に配置したが、図6に示す様に、ランダムに配置して
も良い。
【0031】(第2実施例)図7は沸騰冷却装置1の断
面図である。本実施例は、柱部材8の断面積を高さ方向
(図7の上下方向)で変化させた一例を示すものであ
る。柱部材8は、図7に示す様に、受熱壁5側から放熱
壁6側へ向かって断面積が次第に大きくなる略円錐形状
に設けられている。この場合、容器3内の閉空間は、容
器3の高さ方向において放熱壁6側より受熱壁5側の方
が広くなる。このため、受熱壁5が放熱壁6の上方側に
位置する使用状態の時には、図7に示す様に、冷媒Rの
液面が高くなって受熱壁5に近づけることができる。こ
のため、受熱壁5から柱部材8を通じて冷媒Rへ伝熱さ
れる伝熱経路を小さく(短く)できることから、熱抵抗
が小さくなって放熱性能を向上できる。また、受熱壁5
が放熱壁6の下方側に位置する使用状態の時には、図8
に示す様に、冷媒Rの液面が低くなって容器3内の凝縮
空間を大きく確保できるため、放熱性を向上する上で効
果がある。
【0032】(第3実施例)図9は沸騰冷却装置1の断
面図である。本実施例は、柱部材8を閉空間の沸騰領域
(発熱体2の取付け部位に対応する領域)に密に配置し
た一例を示すものである。受熱壁5の発熱体2が取付け
られている部分は、熱流束が高い(単位断面積当たりの
移動熱量が大きい)ため、例えば受熱壁5が放熱壁6よ
り上方側に配置されている場合(図9に示す状態)に
は、容器3内の冷媒Rが受熱壁5に接触していないこと
から、発熱体2の放熱量が大きくなった時にバーンアウ
トを生じる可能性がある。これに対し、本実施例では、
図9及び図10(図9のB−B線に沿う断面図)に示す
様に、容器3内の沸騰領域に柱部材8を密に配置したこ
とで放熱面積を増大できるため、放熱性が向上してバー
ンアウトを防止することができる。
【0033】(第4実施例)図11は沸騰冷却装置1の
断面図である。本実施例は、放熱壁6の内壁面(受熱壁
5と対向する面)を凹形状(緩やかに湾曲した形状)と
した一例を示すものである。本実施例の場合、容器3内
の閉空間は、容器3の高さ方向(図11の上下方向)に
おいて放熱壁6側より受熱壁5側の方が広くなってい
る。このため、受熱壁5が放熱壁6の上方側に配置され
る使用状態の時(図11に示す状態)は、受熱壁5が放
熱壁6の下方側に配置される使用状態の時より、容器3
内(閉空間)に封入されている冷媒Rの液面が高くな
る。その結果、発熱体2の熱が受熱壁5から柱部材8を
通じて冷媒Rへ伝わる伝熱経路が短くなるため、熱抵抗
が小さくなって放熱性能を向上できる。
【0034】(第5実施例)図12は沸騰冷却装置1の
断面図である。本実施例は、容器3内の凝縮領域に可動
体11を収容した一例を示すものである。可動体11
は、図14(図12のC−C線に沿う断面図)に示す様
に略口字形に設けられて、容器3内の沸騰領域に配置さ
れた柱部材8Aの周囲に配されている。この可動体11
は、容器3に対して固定されておらず、容器3内を上下
移動可能に設けられている。但し、可動体11は冷媒R
より比重が重く、容器3を天地方向に逆転して使用した
場合でも絶えず容器3内の下部側に位置している(図1
2及び図13参照)。この様に、容器3内の凝縮領域に
可動体11を収容したことで、沸騰領域の冷媒R液面が
上昇するとともに、凝縮領域での液冷媒Rの淀み(凝縮
領域と沸騰領域とを循環しないで淀んでいる液冷媒R)
を少なくできることから放熱性能を向上できる効果が生
じる。
【0035】(第6実施例)図15は沸騰冷却装置1の
断面図である。本実施例は、容器3内の凝縮領域に可動
体11を収容した他の例を示すものである。可動体11
は、図15に示す様に容器3を立てた姿勢で使用した場
合に、容器3内の下部側に形成される凝縮領域に収容さ
れている。また、可動体11は、図16(図15のD−
D線に沿う断面図)に示す様に、容器3内の凝縮領域を
上下方向に移動可能な状態で収容されており、容器3を
上下逆転して使用した場合でも絶えず容器3内の下部側
に位置している(図15参照)。本実施例でも、凝縮領
域での液冷媒Rの淀みを少なくできるので放熱性能の向
上を期待できる。
【0036】(第7実施例)図17は沸騰冷却装置1の
斜視図である。本実施例は、沸騰冷却容器3内(閉空
間)に伝熱部材としての波形フィン12を配置した一例
を示すものである。沸騰冷却容器3は、放熱壁6が1枚
の金属板を所定の大きさに切断して形成され、受熱壁5
と周側壁7とが放熱壁6と同一の金属板をプレス成形し
て一体に設けられている(図18参照)。なお、容器3
の金属材料は、熱伝導性の高いアルミニウム、銅、また
はステンレス等を使用することができる。放熱壁6に
は、容器3と同一の金属材料によって成形された放熱フ
ィン4が固定されている。受熱壁5には、表面の略中央
部に発熱体2がボルト(図示しない)等の締め付けによ
って固定されている。
【0037】波形フィン12は、図19に示す様に、例
えばアルミニウム等の熱伝導性の高い金属製の薄板を交
互に折り曲げて波状に成形したもので、容器3内の全域
に渡って配され、各折り曲げ部が受熱壁5の内壁面と放
熱壁6の内壁面とに接触してろう付け等により接合され
ている(図18参照)。なお、波形フィン12は、図2
0に示す様に、フィン壁面12aに開口部12bを設け
ても良いし、図21及び図22に示す様に、フィン壁面
12aにルーバ12cが形成されていても良い。あるい
は、図23及び図24に示す様に、波形フィン12の折
り曲げ部の位置をずらして段付形状とすることによって
フィン壁面12aに開口部12bを設けても良い。
【0038】本実施例によれば、容器3内に波形フィン
12を配置して受熱壁5と放熱壁6とに接触させたこと
により、受熱壁5が放熱壁6の上方側に位置する使用状
態の時でも、発熱体2から発生した熱を波形フィン12
を通じて冷媒Rに伝達することができる。また、波形フ
ィン12自身によって直接受熱壁5から放熱壁6へ熱伝
達できるため、高い放熱性能を得ることができる。な
お、波形フィン12は、フィン壁面12aに開口部12
bやルーバ12cを形成することで、その開口部12b
やルーバ12cの切り起こし穴を冷媒Rが流通できるた
め、容器3内の全域に波形フィン12を配置しても冷媒
Rの循環が妨げられることはない。更に、本実施例で
は、受熱壁5及び放熱壁6の板厚が薄い場合でも、波形
フィン12がリブ(補強材)の機能を果たすことによっ
て発熱体2の取付け面強度及び放熱フィン4の接合面強
度を向上できる。このため、受熱壁5と発熱体2との接
触熱抵抗及び放熱壁6と放熱フィン4との接触熱抵抗を
減らして放熱性能の向上を図ることができる。
【0039】伝熱部材として第1実施例に記載した様な
多数の柱部材8(図1参照)を使用する場合には、放熱
壁6または受熱壁5と接触する各柱部材8の端面の平面
度を厳しく管理する必要があるとともに、各柱部材8の
高さも一致させる必要がある。このため、柱部材8を切
削によって形成すると極めてコストが高くなってしま
う。これに対し、伝熱部材として波形フィン12を使用
した場合は、波形フィン12自体が高さ方向(図18の
上下方向)に弾力性を有しているため、厳しい寸法管理
を必要とせず、受熱壁5及び放熱壁6に対して容易にろ
う付けすることができる。また、柱部材8を型成形する
こともできるが、この場合、放熱面積を増大させるため
に柱部材8をより細かな形状とするのが困難であるのに
対して、波形フィン12を使用すれば容易に放熱面積を
増大させることができる。
【0040】(変形例)本実施例の場合、図25に示す
様に、高さの低い波形フィン12を二段(または三段以
上)に配置しても良い。但し、各波形フィン12は、相
互に熱伝達できる様に折り曲げ部同士の位置を合わせて
接合されている。沸騰冷却容器3は、図26に示す様
に、受熱壁5を1枚の金属板で形成し、放熱壁6と周側
壁7とをプレス成形によって一体に設けても良い。また
は、図27に示す様に、放熱壁6と受熱壁5とを同一形
状(皿形)に成形しても良い。あるいは、図28に示す
様に、受熱壁5と周側壁7とをプレス成形でなく切削加
工によって一体に形成することもできる。この場合、受
熱壁5を1枚の金属板で形成し、放熱壁6と周側壁7と
を切削加工によって一体に形成しても良いことは言うま
でもない。
【0041】(第8実施例)図29は沸騰冷却容器3の
断面図である。本実施例では、波形フィン12のフィン
ピッチ(折り曲げ部と折り曲げ部との間隔)が発熱体2
の取付け部位に対応する領域で密(小さい)となる様に
設けられている。これにより、波形フィン12の放熱面
積が増大して放熱性能を向上できる。また、受熱壁5の
発熱体2が取り付けられている部分は、熱流束が高い
(単位面積当たりの移動熱量が大きい)ため、発熱体2
から放出される放熱量が増大すると容易にバーンアウト
を生じる可能性がある。これに対して、発熱体2の取付
け部位に対応する領域で波形フィン12のフィンピッチ
を密にすると、波形フィン12の伝熱面積が増大して熱
抵抗を低減できるため、発熱体2から放出される放熱量
が増大してもバーンアウトの発生を防ぐことが可能であ
る。
【0042】(変形例)本実施例の場合、図29に示し
た様に1枚の金属板を途中でフィンピッチが密となる様
に成形しても良いが、図30に示す様に、元々フィンピ
ッチの異なる別々の波形フィン12A、12Bを使用す
ることもできる。また、図31に示す様に、容器3内全
体にフィンピッチが均等に折り曲げられた波形フィン1
2を配置し、さらに発熱体2の取付け部位に対応する領
域のみ波形フィン12よりフィンピッチの小さいフィン
部材13を受熱壁5に接触させて配置しても良い。ある
いは、図32に示す様に、発熱体2の取付け部位に対応
する領域で受熱壁5の内壁面に凹凸5aを設けても良
い。この場合、受熱壁5の表面積が増大して放熱性能を
向上できるメリットがある。
【0043】(第9実施例)図33は沸騰冷却容器3の
断面図である。本実施例では、発熱体2の取付け部位に
対応する領域に断面積の大きい中実の伝熱部材14を配
置し、その他の領域に波形フィン12を配置している。
中実の伝熱部材14は、熱伝導性の高い金属材料(例え
ばアルミニウム)によって形成され、一端面(図33の
下端面)が受熱壁5の内壁面に密着し、他端面が放熱壁
6の内壁面に密着して一体ろう付け等により接合されて
いる。この場合、受熱壁5から放熱壁6へ熱伝導するた
めの伝熱面積を増大できるため、受熱壁5が放熱壁6の
上側に配置された場合でも、発熱体2の熱をより早く冷
媒Rへ伝えることができる。これにより、放熱性能を向
上できる。
【0044】(第10実施例)図34は沸騰冷却装置1
の断面図である。本実施例では、第1実施例に記載した
沸騰冷却容器3(伝熱部材として柱部材8を具備する)
を用い、且つ発熱体2の取付け部位に対応する領域で柱
部材8の間に波形フィン12を配置している。波形フィ
ン12は、その上下両端部が受熱壁5と放熱壁6とに接
触するとともに、各折り曲げ部が柱部材8の壁面に接触
して配置されている。これにより、波形フィン12の分
だけ放熱面積が増大して放熱性能を向上できるととも
に、受熱壁5から放熱壁6へ熱を伝達するための伝熱面
積を増大できるため、受熱壁5が放熱壁6の上側に配置
された場合でも、バーンアウトを防ぐことが可能であ
る。また、この場合、図35に示す様に、波形フィン1
2の柱部材8との接触部以外にスリット(穴)12dを
設けることにより、冷媒Rの循環が波形フィン12によ
って妨げられるのを防止できるため、さらに放熱性能を
向上できる。なお、波形フィン12は、発熱体2の取付
け部位に対応する領域だけでなく、全ての柱部材8の間
に配置しても良い。
【0045】(第11実施例)図36は沸騰冷却容器3
の断面図である。本実施例では、波形フィン12の折り
曲げ部の稜線に沿った方向(図36の上下方向)の両端
と容器3の内壁面(周側壁7の内壁面)との間にクリア
ランスCが設定されている。これにより、クリアランス
Cを通って沸騰蒸気と凝縮液との移動が容易になるた
め、熱が周辺に拡散し易くなって放熱性能を向上でき
る。また、波形フィン12の両端だけでなく、図37に
示す様に、中央部にもクリアランスCを設けることによ
り、発熱体2の取付け部位に対応する領域から沸騰蒸気
が拡散されるとともに、凝縮液の戻りも容易になる。
【0046】(第12実施例)図38は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例の沸騰冷却容器3は、1
枚の金属板によって形成される放熱壁6(または受熱壁
5)と、受熱壁5(または放熱壁6)と周側壁7とが一
体に形成されたケース15と、多数の柱状の伝熱部材1
6と、冷媒Rを注入するための注入パイプ9とから構成
され、各部材の接触面にブレージングシート(図示しな
い)を挟んで一体ろう付けされている。この構成によれ
ば、伝熱部材16が容器3と別体であるため、伝熱部材
16の形状を自由に設計できるとともに、自由な配置が
可能である。また、柱状の伝熱部材16をケース15と
一体に切削により形成する場合は、放熱壁6(または受
熱壁5)に接合される伝熱部材16の端面の平面度を厳
しく管理する必要があるため製造が困難であるが、伝熱
部材16をケース15と別体で成形する場合は比較的容
易に製造することができる。さらに、伝熱部材16に使
用する金属材料を受熱壁5及び放熱壁6に使用する金属
材料より柔らかくすることにより、放熱壁6と受熱壁5
との間で伝熱部材16を押し潰して接合することも可能
である。この場合、伝熱部材16を配置する閉空間の高
さ(深さ)と伝熱部材16との寸法公差を比較的大きく
設定できるため、製造が容易である。
【0047】(第13実施例)図39は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、伝熱部材16を円柱
形状とした場合の一例を示すもので、第12実施例と同
じ効果を得ることができる。
【0048】(第14実施例)図40は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、伝熱部材16を略円
錐形状とした場合の一例を示すもので、第12実施例と
同じ効果を得ることができる。
【0049】(第15実施例)図41は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、伝熱部材16として
線状の部材を折り曲げたものを使用し、各折り曲げ部で
受熱壁5及び放熱壁6と接触させている。この場合も、
伝熱部材16の形状を自由に設計でき、且つ製造も容易
である。
【0050】(第16実施例)図42は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、球状の伝熱部材16
を使用した一例を示すもので、第12実施例と同じ効果
を得ることができる。
【0051】(第17実施例)図43は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、棒状(円柱状)ある
いはチューブ等の伝熱部材16を交互に重ねて使用した
一例を示すものである。
【0052】(第18実施例)図44は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、伝熱部材16として
押出成形品を使用した一例を示すもので、第17実施例
と同様に、各伝熱部材16を交互に重ねて配置してい
る。押出成形品の場合は、製品の高さや平面度を精度良
く作ることができるため、受熱壁5及び放熱壁6とのろ
う付けを良好に行うことができる。
【0053】(第19実施例)図45は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、伝熱部材16として
押出成形品を使用した他の例を示すものである。この伝
熱部材16は、内部に複数の通路16aが貫通するチュ
ーブを用いたもので、各チューブを交互に重ねて配置し
ている。チューブに形成された通路16aは、図45に
示す様に、中央部で通路断面積が小さくなる様に設けら
れている。これにより、発熱体2の取付け部位に対応す
る領域で伝熱部材16を密に配置することができる。
【0054】(第20実施例)図46は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、コルゲートフィンを
円形にした伝熱部材16を使用している。この伝熱部材
16を収容するケース15は、図46に示す様に、伝熱
部材16の形状(円形)に対応した円形の室15aを形
成しても良い。
【0055】(第21実施例)図47は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例は、ケース15をプレス
成形した場合の一例を示すものである。プレス成形では
比較的薄い金属板を使用するため、平面度や強度等が必
要な部分(例えば受熱壁5の表面や、注入パイプ9が接
合される部位等)には、図47に示す様に、ケース15
の外側から肉厚のある別部材17、18を一体ろう付け
して使用しても良い。なお、伝熱部材16としては、上
記第12実施例から第20実施例に示した何れかのもの
を使用することができる。勿論、これ以外の形状でも良
いことは言うまでもない。本実施例の場合、容器3全体
を一体ろう付けによって簡単に製造することができると
ともに、上記の様に別部材17、18を使用することで
各部毎に適正な肉厚を確保することが可能である。
【0056】(第22実施例)図48は沸騰冷却容器3
の分解斜視図である。本実施例の沸騰冷却容器3は、複
数のスリット19aが形成された金属板19を複数枚具
備し、その複数枚の金属板19をスリット19aが交互
に交差する様に重ね合わせ、その両外側にそれぞれ平板
状の金属板から成る放熱壁6と受熱壁5とを重ねて構成
され、受熱壁5及び放熱壁6とともに各金属板19を一
体ろう付けして製造されている。この場合、受熱壁5及
び放熱壁6を含む複数枚の金属板19を積層して容器3
を構成できるため、切削加工や型成形等で製造する場合
と比較して簡単に容器3を製造することができる。ま
た、スリット19aの形状、容器3の大きさ等の設計自
由度も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】沸騰冷却装置の断面図である(第1実施例)。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である(第1実施
例)。
【図3】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第1実施
例)。
【図4】沸騰冷却容器の斜視図である(第1実施例)。
【図5】沸騰冷却装置の断面図である(第1実施例)。
【図6】柱部材の配置を示す沸騰冷却容器の断面図であ
る(第1実施例)。
【図7】沸騰冷却装置の断面図である(第2実施例)。
【図8】沸騰冷却装置の断面図である(第2実施例)。
【図9】沸騰冷却装置の断面図である(第3実施例)。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図である(第3実
施例)。
【図11】沸騰冷却装置の断面図である(第4実施
例)。
【図12】沸騰冷却装置の断面図である(第5実施
例)。
【図13】沸騰冷却装置の断面図である(第5実施
例)。
【図14】図12のC−C線に沿う断面図である(第5
実施例)。
【図15】沸騰冷却装置の断面図である(第6実施
例)。
【図16】図15のD−D線に沿う断面図である(第6
実施例)。
【図17】沸騰冷却装置の斜視図である(第7実施
例)。
【図18】沸騰冷却容器の断面図である(第7実施
例)。
【図19】波形フィンの斜視図である。
【図20】開口部を有する波形フィンの斜視図である。
【図21】ルーバを有する波形フィンの側面図である。
【図22】ルーバを有する波形フィンの平面図である。
【図23】波形フィンの斜視図である。
【図24】波形フィンの断面図である。
【図25】沸騰冷却容器の断面図である(第7実施
例)。
【図26】沸騰冷却容器の断面図である(第7実施
例)。
【図27】沸騰冷却容器の断面図である(第7実施
例)。
【図28】沸騰冷却容器の断面図である(第7実施
例)。
【図29】沸騰冷却容器の断面図である(第8実施
例)。
【図30】沸騰冷却容器の断面図である(第8実施
例)。
【図31】沸騰冷却容器の断面図である(第8実施
例)。
【図32】沸騰冷却容器の断面図である(第8実施
例)。
【図33】沸騰冷却容器の断面図である(第9実施
例)。
【図34】沸騰冷却装置の断面図である(第10実施
例)。
【図35】図34のE−E線に沿う断面図である(第1
0実施例)。
【図36】沸騰冷却容器の断面図である(第11実施
例)。
【図37】沸騰冷却容器の断面図である(第11実施
例)。
【図38】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第12実
施例)。
【図39】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第13実
施例)。
【図40】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第14実
施例)。
【図41】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第15実
施例)。
【図42】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第16実
施例)。
【図43】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第17実
施例)。
【図44】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第18実
施例)。
【図45】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第19実
施例)。
【図46】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第20実
施例)。
【図47】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第21実
施例)。
【図48】沸騰冷却容器の分解斜視図である(第22実
施例)。
【符号の説明】
1 沸騰冷却装置 2 発熱体 3 沸騰冷却容器 4 放熱フィン 5 受熱壁 6 放熱壁 8 柱部材(伝熱部材) 11 可動体 12 波形フィン(伝熱部材) 12a フィン壁面 12b 開口部 12c ルーバ 13 フィン部材 14 中実の伝熱部材(第9実施例) 16 伝熱部材(第12実施例〜第22実施例) 19 金属板 19a スリット R 冷媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺尾 公良 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向して配置された受熱壁と放熱壁とを有
    し、この受熱壁及び放熱壁とともに閉空間を形成して、
    その閉空間に冷媒が封入された沸騰冷却容器と、 前記放熱壁と熱的に結合して設けられた放熱フィンとを
    備え、 前記受熱壁の表面に固定された発熱体の熱を前記受熱壁
    から冷媒を媒体として前記放熱壁へ伝達し、更に前記放
    熱壁から前記放熱フィンを通じて外部へ放出する沸騰冷
    却装置であって、 前記沸騰冷却容器は、前記閉空間にて前記受熱壁と前記
    放熱壁とを熱的に連結する伝熱部材を具備していること
    を特徴とする沸騰冷却装置。
  2. 【請求項2】前記伝熱部材は、前記沸騰冷却容器と別体
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載した
    沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】前記伝熱部材は、熱伝導性に優れる金属材
    料により柱状に設けられ、一端面が前記受熱壁に当接
    し、他端面が前記放熱壁に当接していることを特徴とす
    る請求項1または2に記載した沸騰冷却装置。
  4. 【請求項4】前記柱状の伝熱部材は、前記受熱壁側より
    前記放熱壁側の方が太くなっていることを特徴とする請
    求項3に記載した沸騰冷却装置。
  5. 【請求項5】前記伝熱部材は、複数本設けられて、前記
    受熱壁及び前記放熱壁の平面内で前記発熱体の取付け部
    位に対応する領域に密に配置されていることを特徴とす
    る請求項2〜4に記載した沸騰冷却装置。
  6. 【請求項6】前記伝熱部材は、熱伝導性の高い金属製の
    板材を交互に折り曲げて波状に成形した波形フィンであ
    り、各折り曲げ部が前記受熱壁と前記放熱壁とに接触し
    て配置されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の沸騰冷却装置。
  7. 【請求項7】前記波形フィンは、前記発熱体の取付け部
    位に対応する領域でフィンピッチが密となる様に配置さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の沸騰冷却装
    置。
  8. 【請求項8】前記波形フィンは、フィンピッチの異なる
    複数のフィンより構成されていることを特徴とする請求
    項7記載の沸騰冷却装置。
  9. 【請求項9】前記沸騰冷却容器は、前記波形フィンより
    フィンピッチが密に形成されたフィン部材を具備し、こ
    のフィン部材が前記発熱体の取付け部位に対応する領域
    で前記受熱壁のみに接触して配置されていることを特徴
    とする請求項6〜8に記載した何れかの沸騰冷却装置。
  10. 【請求項10】前記沸騰冷却容器は、前記発熱体の取付
    け部位に対応する領域で前記受熱壁の内壁面が凹凸形状
    に設けられていることを特徴とする請求項6〜9に記載
    した何れかの沸騰冷却装置。
  11. 【請求項11】前記波形フィンは、壁面に冷媒が流通で
    きる開口部を有していることを特徴とする請求項6〜1
    0に記載した何れかの沸騰冷却装置。
  12. 【請求項12】前記開口部は、ルーバであることを特徴
    とする請求項11に記載した沸騰冷却装置。
  13. 【請求項13】前記波形フィンは、折り曲げ部の位置を
    適宜ずらして形成することにより冷媒が流通できる開口
    部を有していることを特徴とする請求項6〜12に記載
    した何れかの沸騰冷却装置。
  14. 【請求項14】前記波形フィンは、折り曲げ部の稜線に
    沿った方向の端面が前記沸騰冷却容器の内壁面から離れ
    て配置されていることを特徴とする請求項6〜13に記
    載した何れかの沸騰冷却装置。
  15. 【請求項15】前記波形フィンは複数使用され、折り曲
    げ部の稜線に沿った方向で相互に適宜な間隔を空けて配
    置されていることを特徴とする請求項6〜14に記載し
    た何れかの沸騰冷却装置。
  16. 【請求項16】対向して配置された受熱壁と放熱壁とを
    有し、この受熱壁及び放熱壁とともに閉空間を形成し
    て、その閉空間に冷媒が封入された沸騰冷却容器と、 前記放熱壁と熱的に結合して設けられた放熱フィンとを
    備え、 前記受熱壁の表面に固定された発熱体の熱を前記受熱壁
    から冷媒を媒体として前記放熱壁へ伝達し、更に前記放
    熱壁から前記放熱フィンを通じて外部へ放出する沸騰冷
    却装置であって、 前記沸騰冷却容器は、前記閉空間にて前記受熱壁と前記
    放熱壁とを熱的に連結する伝熱部材と、少なくとも前記
    受熱壁に接触して配置されたフィン部材とを具備してい
    ることを特徴とする沸騰冷却装置。
  17. 【請求項17】前記伝熱部材は、複数の柱状部材から成
    り、相互に適宜な間隔を置いて配置され、 前記フィン部材は、少なくとも前記発熱体の取付け部位
    に対応する領域に配置されていることを特徴とする請求
    項16記載の沸騰冷却装置。
  18. 【請求項18】前記伝熱部材は、一端面が前記受熱壁に
    当接し、他端面が前記放熱壁に当接する中実の部材であ
    り、前記発熱体の取付け部位に対応する領域に配置され
    ていることを特徴とする請求項16記載の沸騰冷却装
    置。
  19. 【請求項19】前記沸騰冷却容器は、前記放熱壁の内壁
    面が凹形状に設けられていることを特徴とする請求項1
    〜18に記載した何れかの沸騰冷却装置。
  20. 【請求項20】前記閉空間にて冷媒が凝縮する凝縮領域
    に冷媒より比重の重い可動体が収容され、この可動体が
    前記沸騰冷却容器の姿勢変化に応じて前記凝縮領域を移
    動できることを特徴とする請求項1〜19に記載した何
    れかの沸騰冷却装置。
  21. 【請求項21】前記沸騰冷却容器は、前記受熱壁が前記
    放熱壁より天地方向の上方側に配置されていることを特
    徴とする請求項1〜20に記載した何れかの沸騰冷却装
    置。
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