JPH1020885A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JPH1020885A
JPH1020885A JP8171120A JP17112096A JPH1020885A JP H1020885 A JPH1020885 A JP H1020885A JP 8171120 A JP8171120 A JP 8171120A JP 17112096 A JP17112096 A JP 17112096A JP H1020885 A JPH1020885 A JP H1020885A
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JP
Japan
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speech
sound
synthesis
external sound
characteristic
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JP8171120A
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English (en)
Inventor
Yasushi Tsuchiya
靖 土屋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1020885A publication Critical patent/JPH1020885A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲音の変化に応じて合成音声の音質が自動
的に調整され、外部音があっても常に聞き取り易い合成
音声が出力される音声合成装置を提供する。 【解決手段】 外部音取込部13が取り込んだ外部音か
ら、特徴音検出部14が特徴音を取り出す。合成パラメ
ータ設定部15は、合成パラメータを、特徴音に応じた
値に設定する。合成パラメータ設定部により設定される
合成パラメータの値は、音声合成装置の出力の合成音声
の音質(例、音量、音の高さ)が外部音の音質と異なる
ように設定される。音声合成部11は、入力された合成
文字列を、合成規則に基づき、設定された合成パラメー
タを用いて合成音声に変換し、出力部12から外部音の
音質と異なった音質の合成音声を出力する。これによ
り、音声合成装置の出力合成音声は常に聞き取り易いも
のとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声を合成する音
声合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に、従来の音声合成装置の基本構成
を示す。音声合成部1は、合成文字列が入力されると、
合成規則に従って、合成パラメータを用いて音声合成処
理を行い、合成文字列を合成音声に変換する。この合成
音声は、音声調整部2を通して、スピーカなどの出力手
段3に出力され、出力手段3により人が聞くことのでき
る音声に変換される。
【0003】なお、音声調整部2では、音量ボリューム
などを人為的に操作することにより、音量などの音質を
調整して合成音声を聞き易くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の音声合成装
置では、周囲の音により合成音声が聞き取り難い場合に
は、音声調整部2において、合成音声の音質を人為的に
調整して、聞き取りやすくしていた。つまり、周囲音が
大きくなって合成音声が聞き取り難くなると、合成音声
の音量が周囲音の音量より大きくなるように調整し、周
囲音が小さくなると、音量が小さくなるように調整して
いた。しかしながら、このように周囲音に応じて音声調
整部を一々調整することは煩雑である。
【0005】本発明は、周囲音の変化に応じて合成音声
の音質が自動的に調整され、外部音があっても常に聞き
取り易い合成音声が出力される音声合成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、文字列を、合成規則に基
づいて、合成パラメータを用いて合成音声に変換する音
声合成部を有する音声合成装置において、外部音を取り
込む外部音取込部と、この取り込んだ外部音の特徴を検
出する特徴音検出部と、合成パラメータを、特徴音検出
部が検出した特徴音に応じた値に設定する合成パラメー
タ設定部とを設ける。
【0007】この合成パラメータ設定部により設定され
る合成パラメータの値は、音声合成装置の出力の合成音
声の音質が外部音の音質と異なるように設定される。し
たがって、音声合成部が特徴音に応じた値に設定された
合成パラメータを用いて音声信号を合成すると、外部音
の音質と異なった音質の合成音声が出力される。これに
より、音声合成装置の出力合成音声は常に聞き取り易い
ものとなる。
【0008】本発明における音質の例としては、音量と
音の高さが挙げられる。音量の場合は、特徴音検出部は
外部音の音量を検出する。合成パラメータ設定部は、特
徴音検出部が検出した音量に基づいて、音量に関する合
成パラメータを、合成音声が外部音より大きい音量で出
力されるような値に設定する。これにより、音声合成装
置の出力合成音声は、外部音の音量の変化に応じて変化
し、外部音の音量より大きい音量となるから、常に聞き
易い音量の合成音声が得られることとなる。
【0009】音の高さの場合は、特徴音検出部は外部音
の音の高さを検出する。合成パラメータ設定部は、特徴
音検出部が検出した音の高さに基づいて、音の高さに関
する合成パラメータを、合成音声の音の高さが外部音の
音の高さと異なって出力される値に設定する。これによ
り、音声合成装置の出力合成音声は、外部音の高さの変
化に応じて変化し、外部音の音の高さと異なる音の高さ
となるから、合成音声は外部音と区別して聞き取ること
ができるので、常に聞き易い合成音声が得られることと
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図を用
いて説明する。 (実施形態1)図2は、音声合成装置の構成を示すブロ
ック図で、外部音の音量に応じて、音声合成装置の出力
合成音声の音量を変更する例を示す。
【0011】図2において、11は、音声合成部で、合
成文字列が入力されると、合成規則に基づいて、合成パ
ラメータを用いて合成文字列を合成音声に変換する。な
お、合成パラメータとしては、音量、音の高さ、声種、
話すスピードなどがあり、各合成パラメータには、当初
はデフォルト値が設定されている。12は、出力部で、
スピーカなどを使用して、合成音声を音声として出力す
る。
【0012】13は、外部音取込部で、マイクなどの集
音装置を使用する。この外部音取込部13は、音声合成
装置の出力音声は拾わずに主として外部音のみを取り込
める位置に配置される。14は、特徴音検出部で、外部
音取込部13から入力された外部音から外部音の音量を
得る。
【0013】15は、合成パラメータ設定部で、特徴音
検出部14から入力された外部音の音量に基づいて、音
量に関する合成パラメータとして、合成音声の音量が外
部音の音量より大きくなるような値を選択する。そし
て、この値を、音声合成部11にある合成パラメータの
該当する合成パラメータに設定する。なお、音量に関す
る合成パラメータ以外の合成パラメータは、予め設定さ
れたデフォルト値のまま使用される。
【0014】次に、以上のように構成された音声合成装
置の動作について説明する。音声合成装置が動作を開始
すると、外部音取込部13は外部音を取り込み、特徴音
検出部14は、取り込んだ外部音からその音量を得る。
合成パラメータ設定部15は、音量に関する合成パラメ
ータの値を外部音の音量に応じた値に設定する。
【0015】合成文字列が、音声合成部11に入力され
ると、音声合成部11は、合成規則に基づいて、合成パ
ラメータを使用して音声合成処理を行って合成音声に変
換する。このとき、使用される合成パラメータの内、音
量に関する合成パラメータは、合成音声の音量が外部音
の音量より大きくなるような値に設定されている。した
がって、音声合成部11の出力合成音声の音量は、外部
音が大きいときは大きく、小さいときは小さく、かつ、
外部音の音量より大きく調整される。
【0016】これにより、音声合成装置から出力される
合成音声は、外部音があっても常に聞き易いものに調整
される。また、合成パラメータは、常に、外部音に応じ
た値に設定されているから、出力される合成音声は音声
合成処理の開始時から最適な音量で聞くことができる。 (実施形態2)図3は、外部音の音の高さに応じて、音
声合成装置の出力合成音声の音の高さを変更する例を示
す。図3においては、前述の図2におけるものと同一機
能を有するものには、同一の参照符号を付けている。ま
た、以下の説明においては、主として、前述の実施形態
1(図2)と異なる点について説明をする。
【0017】特徴音検出部24は、外部音取込部13が
取り込んだ外部音の中から、一番大きい音量の音の高さ
を得る。合成パラメータ設定部25は、特徴音検出部2
4から入力された外部音の音の高さに基づいて、音の高
さに関する合成パラメータの値として、合成音声の音の
高さが外部音の音の高さと異なる値を選択する。そし
て、この値を、音声合成部11にある合成パラメータの
該当する合成パラメータに設定する。なお、本例におい
ても、音の高さ以外の合成パラメータの値は、予め設定
されたデフォルト値のまま使用される。
【0018】次に、以上のように構成された音声合成装
置の動作について説明する。ここでも、主として前述の
実施形態1(図2)と異なる点について説明する。音声
合成装置が動作を開始すると、合成パラメータ設定部2
5は、音の高さに関する合成パラメータの値を、外部音
の音の高さに応じた値に設定する。音声合成部11は、
合成規則に基づいて、合成パラメータを使用して音声合
成処理を行って合成音声に変換する。このとき使用され
る合成パラメータの内、音の高さに関する値、合成音声
の音の高さが外部音の音の高さと異なるような値に設定
されている。したがって、音声合成部11の出力合成音
声の音の高さは、例えば、外部音の音の高さが高いとき
は、男性の声のように低い音声に、外部音の音の高さが
低いときは、女性又は子供の声のように高い音声に調整
される。
【0019】これにより、音声合成装置から出力される
合成音声が外部音と区別できるようになり、常に聞き易
いものに調整される。また、合成パラメータは、常に、
外部音に応じた値に設定されているから、出力される合
成音声は音声合成処理の開始時から最適な音の高さで聞
くことができる。以上、本発明について2つの実施形態
の説明をしたが、本発明は、これらの実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、音質に関するものとして
は、音量,音の高さ以外のものを特徴音として利用する
ことができる。また、実施形態1と実施形態2とを組み
合わせて、音量と音の高さの両方を同時に調整できるよ
うにすることができる。さらに、図1に示したような音
声調整部を使用することにより、人為的に音質を調整で
きるようにすることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、外部音の変化に応じて
出力合成音声の音質が自動的に調整され、外部音があっ
ても常に聞き取り易い合成音声が出力される音声合成装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の音声合成装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の音声合成装置の実施形態1の構成を示
すブロック図。
【図3】本発明の音声合成装置の実施形態2の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
11…音声合成部 12…出力部 13…外部音取込部 14,24…特徴音検出部 15,25…合成パラメータ設定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列を、合成規則に基づいて、合成パ
    ラメータを用いて合成音声に変換する音声合成部を有す
    る音声合成装置において、外部音を取り込む外部音取込
    部と、この取り込んだ外部音の特徴を検出する特徴音検
    出部と、前記合成パラメータを、前記特徴音検出部が検
    出した特徴音に応じた値に設定する合成パラメータ設定
    部とを具備し、前記音声合成部は、前記特徴音に応じた
    値に設定された合成パラメータを用いて音声信号を合成
    することにより、外部音の音質と異なる音質の音声信号
    を合成することを特徴とする音声合成装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴音検出部は外部音の音量を検出
    し、前記合成パラメータ設定部は、前記特徴音検出部が
    検出した音量に基づいて、音量に関する合成パラメータ
    を、合成音声の音量が外部音の音量より大きい値になる
    ように設定することを特徴とする請求項1記載の音声合
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴音検出部は外部音の音の高さを
    検出し、前記合成パラメータ設定部は、前記特徴音検出
    部が検出した音の高さに基づいて、音の高さに関する合
    成パラメータを、合成音声の音の高さが外部音の音の高
    さと異なるように設定することを特徴とする請求項1記
    載の音声合成装置。
JP8171120A 1996-07-01 1996-07-01 音声合成装置 Withdrawn JPH1020885A (ja)

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