JPH10207367A - シール式センサー及び封印部分監視方法 - Google Patents

シール式センサー及び封印部分監視方法

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JPH10207367A
JPH10207367A JP14096797A JP14096797A JPH10207367A JP H10207367 A JPH10207367 A JP H10207367A JP 14096797 A JP14096797 A JP 14096797A JP 14096797 A JP14096797 A JP 14096797A JP H10207367 A JPH10207367 A JP H10207367A
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JP
Japan
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seal
sealing material
energizing
type sensor
sensing unit
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JP14096797A
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English (en)
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Yoshikazu Suwa
嘉和 諏訪
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Kobishi Electric Co Ltd
Original Assignee
Kobishi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正な細工が加えられることを有効に防止す
ることができ、また、封印シールとして使用することが
できるシール式センサーを提供する。 【解決手段】 開閉部分の一方にシールの一端を、開閉
部分の他方にシールの他端を止着するシール式センサー
1であって、シールは、絶縁性シール基材40の表面に
導体パターン42を形成し、該導体パターンの一端に第
1通電部7を、他端に第2通電部9を電気的に接続し、
第1通電部と第2通電部とに通電し、センシング部であ
る導体パターンの電気的状態を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼着して使用する
シール式のセンサーに関し、特に、封印シールとして適
するものである。
【0002】
【従来の技術】一旦閉じた後に開かれると不都合が生じ
る場合には、開かれたことが判明し易いように封印シー
ルを対称物の開閉部分に貼着(止着)する。例えば、近
年のパチンコ機においては、ROM、RAM、CPU等
からなるマイクロコンピュータ(制御装置)の制御の下
で遊技を行うように構成されており、制御装置の不正改
造を防止するために、制御装置は封印シールを貼着する
ことにより封印される。具体的に説明すると、正規の遊
技プログラムを格納したROMが制御装置の基板上に実
装され、この基板は透明なケース内に収められている。
そして、このROMが、不正な遊技プログラムを格納し
た不正ROMに交換されると、不健全な遊技となってし
まう。このため、制御装置はケースが開かれて改造され
ることを防止するために、ケースの開閉部分に封印シー
ルを貼着することにより封印している。
【0003】この様な封印に使用される従来の封印シー
ルとしては、2枚のシール材を間に形成した粘着層によ
って積層し、下方のシール材の下面に強力粘着層を形成
し、この強力粘着層の粘着力により被貼着物の開閉部分
に強力に貼着できるように構成したものがある。そし
て、この封印シールは、不正に剥そうとすると上方のシ
ール材だけが剥がれて下方のシール材は強力粘着層の粘
着力によって被貼着物の表面に残る。下方のシール材の
表面(上面)には「開封」などの文字が印刷されてお
り、剥された痕跡が明確に判別できるように構成されて
いる。
【0004】また、扉等の開閉部分にマイクロスイッチ
やマグネットスイッチ等のスイッチを設け、開放された
際には上記スイッチからの信号に基づいて警報を発する
セキュリティーシステムも従来使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
封印シールを貼っただけでは、不正開放を確実に防止す
ることはできない。例えば、正規の封印シールを剥離し
て不正開放した後に、元の位置に偽の封印シールが貼ら
れると、正規の封印シールの痕跡が覆い隠されてしまい
判別が困難である。
【0006】また、開閉部分にマグネットスイッチ等を
設けたセキュリティーシステムは、短絡や強力磁石等に
よる細工が行われるとスイッチのセンサー機能がなくな
ってしまい、セキュリティー機能を失ってしまう。そし
て、従来のスイッチは、構造上、不正行為者の細工を有
効に防ぐことが困難であった。
【0007】そこで、本発明は、不正な細工が加えられ
ることを有効に防止することができ、また、封印シール
として使用することができるシール式センサー及びこの
シール式センサーを用いた封印監視方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、開閉部分の一方にシールの一端を、開閉部分の他方
にシールの他端を止着するシール式センサーであって、
前記シールは、外部から加えられた外的作用に起因して
電気的状態を変化させるセンシング部と、該センシング
部に電気的に接続した第1通電部と、センシング部を介
して第1通電部に電気的に導通させた第2通電部とを備
え、センシング部の電気的状態を、第1通電部と第2通
電部との通電により検出するように構成したことを特徴
とするシール式センサーである。
【0009】本発明では、シールが外的作用を受ける
と、この外的作用に応じて、センシング部の電気的状態
が変化する。このセンシング部の電気的状態は、第1通
電部と第2通電部との通電により検出することができ
る。したがって、不正にシールを剥そうとする不正行為
をセンシング部の電気的状態の変化に基づいて検出する
ことができる。
【0010】また、請求項2に記載のものは、前記セン
シング部は、導電性を有するシート状の第1シール材と
導電性を有するシート状の第2シール材とを含み、第1
シール材と第2シール材とを導通状態で一体化し、この
一体化した状態における表面に粘着層を形成し、第1シ
ール材に第1通電部を、第2シール材に第2通電部を設
けてシールを構成し、上記粘着層の粘着力によりシール
を開閉部分の表面に貼着し、開閉部分の表面から剥離し
ようとする外的作用を受けると第1シール材、又は第2
シール材の一方が他方から離脱して剥離するが他方のシ
ール材は開閉部分の表面に貼着されたまま残るようにし
たことを特徴とするシール式センサーである。
【0011】したがって、本発明では第1シール材と第
2シール材が電気接点として機能する。このため、導通
状態で一体化されていた第1,第2シール材が剥離によ
って離脱されると、第1,第2通電部間の通電が切断さ
れ、この両通電部間の電気的変化を検知することによっ
て剥離を感知することができる。
【0012】請求項3に記載のものは、前記センシング
部は、第1シール材と第2シール材との間に形成した導
電性付着層の付着力により第1シール材と第2シール材
とを積層して導通状態で一体化し、開閉部分の表面に貼
着する粘着層の粘着力を上記導電性付着層の付着力より
も強く設定したことを特徴とするシール式センサーであ
る。
【0013】請求項4に記載のものは、前記センシング
部は、導電性を有するシート状の第1シール材と導電性
を有するシート状の第2シール材とを含み、第1シール
材と第2シール材とを導通状態で一体化し、この一体化
した状態における表面に粘着層を形成し、第1シール材
に第1通電部を、第2シール材に第2通電部を設けてシ
ールを構成し、上記粘着層の粘着力によりシールを開閉
部分の表面に貼着し、開閉部分の表面から剥離しようと
する外的作用を受けると切断する切断部を上記第1シー
ル材と第2シール材との導通途中に形成し、該切断部の
切断により、第1シール材に設けた第1通電部と第2シ
ール材に設けた第2通電部との間の導通を遮断すること
を特徴とするシール式センサーである。
【0014】請求項5に記載のものは、前記第1通電部
と第2通電部との間の導通途中に電気抵抗を設けたこと
を特徴とするシール式センサーである。
【0015】請求項6に記載のものは、前記シールは、
絶縁性シール基材の表面にセンシング部として導体パタ
ーンを形成し、該導体パターンの一端に第1通電部を、
他端に第2通電部を電気的に接続したことを特徴とする
シール式センサーである。
【0016】請求項7に記載のものは、導体パターンの
途中に電気抵抗を複数並列に設けたことを特徴とするシ
ール式センサーである。
【0017】請求項8に記載のものは、シール基材の導
体パターン形成側表面に保護シートを被覆して該保護シ
ートとシールの少なくとも導体パターンとを一体化した
ことを特徴とするシール式センサーである。
【0018】請求項9に記載のものは、前記シールの表
面を、該シールよりも大きな保護シートにより被覆して
保護シートとシールとの間の粘着層の粘着力により保護
シートとシールとを一体化したことを特徴とするシール
式センサーである。
【0019】請求項10に記載のものは、シール基材の
外周縁から導体パターンの手前まで延在する切込部を形
成し、切込部からの破断が導体パターンに交叉するよう
にしたことを特徴とするシール式センサーである。
【0020】請求項11に記載のものは、外部から加え
られた外的作用に起因して電気的状態を変化させるセン
シング部と、該センシング部に電気的に接続した第1通
電部と、センシング部を介して第1通電部に電気的に導
通させた第2通電部とを備えたシールを有し、開閉部分
の一方にシールの一端を、開閉部分の他端にシールの他
端をそれぞれ耐溶剤性接着剤により止着し、センシング
部の電気的状態を、第1通電部と第2通電部との通電に
より検出するように構成したことを特徴とするシール式
センサーである。
【0021】請求項12に記載のものは、外部から加え
られた外的作用に起因して電気的状態を変化させるセン
シング部と、該センシング部に電気的に接続した第1通
電部と、センシング部を介して第1通電部に電気的に接
続した第2通電部とを備えたシール式センサーを被貼着
物の開閉部に架け渡した状態で貼着することにより該開
閉部を封印し、第1通電部及び第2通電部からセンシン
グ部の電気的状態を取得し、該取得した電気的状態に基
づいてセンシング部の電気的状態の変化を検出し、該電
気的状態の変化に基づいて前記開閉部に対する封印開封
行為を監視することを特徴とする封印部分監視方法であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はシール式センサー1の平面
図、図2は図1に示すシール式センサー1の拡大断面図
である。
【0023】シール式センサー1は、図2に示すよう
に、導電性を有する第1シール材2と導電性を有する第
2シール材3とを、両シール材2,3間に形成した導電
性付着層4の付着力により積層して導通状態で一体化し
てセンシング部12を構成し、この一体化した状態にお
ける表面(図中では第1シール材2の下面)には粘着層
5を形成し、この粘着層5の強力な粘着力により被貼着
物6の表面に貼着できるようにしてある。
【0024】第1シール材2及び第2シール材3は、例
えばアルミニウム箔など導電性を有するものであれば良
い。そして、第1シール材2は、図4に示すように、表
面(第2シール材3側の面)に剥離痕跡表示として「開
封」の文字を印刷し、裏面(被貼着物6側の面)の一端
部分(図中左側)に第1通電部7を設けるとともに粘着
層5を形成し、該第1通電部7にリード線8を接続す
る。第1通電部7は、セキュリティー装置(図示せず)
との間を電気的に接続するリード線8を接続する部分で
あり、例えば導電性を有する接着剤などで構成したり、
接続ピンやコネクタなどで構成してもよい。また、被貼
着物6に貼着するための粘着層5は、第1,第2シール
材2,3を積層付着する導電性付着層4の付着力よりも
強力な粘着力を有する。
【0025】一方、第2シール材3は、図1に示すよう
に、表面(第1シール材2とは反対側の面)に封印であ
ることを表示する「検査封印」の文字を印刷するととも
に、端部に第2通電部9を設ける。そして、図面に示す
実施形態においては、第2通電部9と第2シール材3と
の間に電気抵抗10を介在させる。この電気抵抗10
は、抵抗器や抵抗チップを接続してもよいし、第2シー
ル材3の表面に抵抗層を印刷することにより設けてもよ
い。なお、第2通電部9は、第1シール材2の第1通電
部7と同様に、リード線11を接続する部分である。
【0026】また、第2シール材3の裏面(第1シール
材2と重合する方の面)には、炭素や銅などの微細粉末
を混練して導電性を持たせた導電性付着層4を形成す
る。そして、この導電性付着層4は、第1シール材2の
下面に形成した粘着層5に比較して弱い付着力に設定し
てある。なお、導電性付着層4の付着力を得るために
は、粘着剤層でもよいが、圧着層でもよく、要するに所
定の付着力を有し、再剥離可能な層であればよい。
【0027】上記した導電性付着層4の付着力により第
1シール材2と第2シール材3を積層して一体化するこ
とによりセンシング部12を構成すると、導電性付着層
4の導電性により第1通電部7と第2通電部9とが導通
する。即ち、センシング部12を介して第2通電部9が
第1通電部7に電気的に導通する。なお、第1シール材
2と第2シール材3とを貼り合わせる場合には、第1通
電部7を一端(図中、左側)に、第2通電部9を他端
(図中、右側)に配置することが望ましい。
【0028】次に、上記したシール式センサー1の使用
例について説明する。図5に示す使用例は、パチンコ機
の制御装置15を封印した例である。この制御装置15
は、端部にコネクタ16を設けた基板17に透明な箱状
ケース18を取り付けることにより、基板17上のCP
U19等の電子部品を覆い隠すように構成したものであ
る。そして、ケース18を開いて内部の電子部品の交
換、改造されることを防止するために、ケース18の開
閉部分(ケース18を開くと離れる部分であり、この場
合にはケース18の端部と基板17との間に跨る部分)
にシール式センサー1を対向する部位に貼着し、両シー
ル式センサー1,1の各リード線をセキュリティー装置
のセンサー入力側に電気的に接続する。即ち、シール式
センサー1の一端をケース18に、他端を基板17にそ
れぞれ貼着して、シール式センサー1を開閉部分に架け
渡した状態で貼着することにより開閉部分を封印する。
【0029】なお、この実施形態では、粘着層5はシー
ル式センサー1の下面全面に形成され、この下面全面を
開閉部分の表面に貼着しているが、粘着層5による貼着
に代えて、シール式センサー1の例えば四隅に接着剤を
塗布し、この接着剤の接着力によってシール式センサー
1をケース18の開閉部分に止着するようにしてもよ
い。要するに、開閉部分の一方(例えば、ケース18)
にシール式センサー1の一端が止着され、開閉部分の他
方(例えば、基板17)にシール式センサー1の他端が
止着されていればよい。なお、接着剤は、いわゆる瞬間
接着剤など耐溶剤性を有するものであることが望まし
い。
【0030】また、セキュリティー装置は、シール式セ
ンサー1などのセンサーからの信号、即ちセンサーの両
通電部間の電気的変化を監視することによって異常発生
を検知して、異常発生を記憶したり、報知したりするこ
とができる装置である。例えば、パチンコ機毎に設けた
呼出ランプに内蔵され、異常発生を検知すると、ランプ
を点滅させたり、LED表示器に表示したりするように
構成してもよい。また、店内のパチンコ機を管理する管
理装置にセキュリティー装置の機能を併せて設け、各パ
チンコ機のシール式センサー1と管理装置とを電気的に
接続し、管理装置で異常を感知して表示したりしてもよ
い。
【0031】シール式センサー1が正常な状態、即ち剥
されたり切断されたりしていない状態においては、第1
通電部7と第2通電部9とが導通しているので、この導
通状態(ON状態)をセキュリティー装置で検知して、
正常状態と判断する。
【0032】一方、不正行為者がケース18を開くため
にシール式センサー1を剥そうとすると、第1,第2シ
ール材2,3の間の導電性付着層4の付着力が弱いの
で、図3に示すように、この部分から第2シール材3が
剥離し、第1シール材2は強力な粘着層5の粘着力ある
いは接着剤の接着力によって制御装置15(被貼着物
6)側に残る。そして、制御装置15側に残った第1シ
ール材2の表面には「開封」の文字が印刷されているの
で、従来の封印シールと同様に、外部から見るだけで剥
離されたことを容易に視認することができる(図4)。
【0033】また、本発明に係るシール式センサー1を
使用すると、店員がその都度制御装置15を目で確認す
るまでもなく電気的に剥離の事実を発見することができ
る。即ち、第2シール材3が剥離して第1シール材2か
ら離脱すると、第1通電部7と第2通電部9との間の導
通が切断されるので、セキュリティー装置では上記切断
(OFF状態)を検知することができる。セキュリティ
ー装置では、導通状態から切断状態(ON状態からOF
F状態)への切り替わりを感知することができるので、
換言すればシール式センサー1から異常信号が送られる
ので、これにより異常を検出することができ、この異常
検出に基づいて異常発生の記憶、警報表示、警報音発生
等を行うことができる。
【0034】また、シール式センサー1を剥すことなく
カッター20等で切断してケース18を開こうとする
と、図2に示すように、シール式センサー1はカッター
20等によって厚さ方向に切断されるので、この切断部
分で導通が絶たれ、したがって、第1通電部7と第2通
電部9との間の導通がなくなる。このため、第2シール
材3を剥離した場合と同様に、シール式センサー1から
異常信号がセキュリティー装置に送られることになり、
これにより異常を検出することができ、この異常検出に
基づいて異常発生の記憶、警報表示、警報音発生等を行
うことができる。なお、ケース18を強引に開いた場
合、シール式センサー1が長手方向の途中で切断される
ので、上記と同様に導通が切れてOFF状態になり、異
常を検出することができる。
【0035】さらに、巧妙な不正行為者はシール式セン
サー1の両リード線8,11間を導通した状態を維持し
ながら剥離しようとして、両リード線8,11の間を短
絡されることが考えられる。しかしながら、本実施形態
におけるシール式センサー1内には電気抵抗10を有す
るので、両リード線8,11間を短絡すると、第2通電
部9と第2シール材3との間に設けてある電気抵抗10
を通らないで導通されることとなるので、これをセキュ
リティー装置で検知して、異常発生を検知することがで
きる。
【0036】即ち、図6(a),(b)に示すように、
シール式センサー1に設けた電気抵抗10を第1抵抗と
し、一方のリード線8はセキュリティー装置側の第2抵
抗22を介して、他方のリード線11は第3抵抗23を
介して電源側に接続し、監視回路により第1抵抗10と
第3抵抗23の接点電圧V1と、第1抵抗10と第2抵
抗22の接点電圧V2の電圧変化(電圧比)を監視して
いると、図6に示すように、両通電部7,9間をコード
25によって短絡した場合には第1抵抗10の電気抵抗
作用がなくなるので、上記電圧比が変化し、この変化を
異常として感知することができる。したがって、両リー
ド線8,11間が短絡されても異常を検出することがで
きる。また、リード線8,11が一方でも切断される
と、結果的には第2シール材3が剥離されて導通が切れ
た状態と同じ状態(等価)になるので、この配線切断に
よっても異常を検出することができる。
【0037】また、カッター20や剃刀の刃などでシー
ル式センサー1全体を剥そうとすると、粘着層5の粘着
力が強力なので殆ど無理であるが、万一、剥がれた場合
には、第1シール材2の下面に配設された第1通電部7
やリード線8を損傷させたり切断してしまうので、前記
と同様に電圧比が変化したりして異常が検出される。
【0038】このように、本実施形態では、被貼着物6
(制御装置15)の開閉部分の一方であるケース18に
シール式センサー1の一端を止着し、開閉部分の他方で
ある基板17にシール式センサー1の他端を止着してい
る。そして、シール式センサー1を開閉部分から引き剥
がそうとする張力や、カッター20等によるシール式セ
ンサー1の切断、或は両リード線8,11間の短絡等と
いった外的作用に起因して、第1シール材及び第2シー
ル材3(即ち、センシング部12)は、導通を切断した
り抵抗値を変化させたりして、その電気的状態を変化さ
せる。この電気的状態の変化は、セキュリティー装置が
第1通電部と第2通電部とを通電させることで検出す
る。従って、一体化した状態の第1シール材及び第2シ
ール材3の電気的状態の変化を監視することで被貼着物
6の開閉部分に対する封印開封行為を監視することがで
きる。
【0039】なお、前記したシール式センサー1は同じ
大きさと形状のシール材2,3を2枚積層して構成した
が、第1シール材2と第2シール材3とを導通状態で一
体化し、被貼着物6表面から剥離しようとすると一方の
シール材が他方から離脱して剥離するが他方のシール材
は被貼着物6の表面に貼着されたまま残るシールであれ
ばよい。
【0040】このため、被貼着物6の表面に貼着する下
側の第1シール材2を細長い十字形に切断し、この十字
形を覆い隠し得る大きさの第2シール材3を導電性付着
層4を介して積層してもよい。なお、第1シール材2に
第1通電部7を、第2シール材3に第2通電部9を設け
る等は前記実施形態と同様である。この様な構成からな
るシール式センサー1は、前記実施形態と同様に、不正
行為者が剥そうとすると、長方形の第2シール材3が十
字形の第1シール材2から離れて両通電部7,9間の導
通が切れるので、異常を検出することができる。
【0041】なお、第1シール材2と第2シール材3を
積層して導通させる手段は、導電性粘着層からなる導電
性付着層4に限らない。例えば、導電性のない粘着層に
よって粘着積層してから両シール材2,3をスポット加
圧圧着により粘着層の一部を排除して導通させてもよ
い。
【0042】また、導電性を有する第1シール材2と導
電性を有する第2シール材3とを導通状態で一体化し、
この一体化した状態における表面には粘着層5を形成
し、この粘着層5の粘着力により被貼着物6の表面に貼
着し、被貼着物表面から剥離しようとするとその張力を
受けて切断する切断部を上記第1シール材2と第2シー
ル材3との導通途中に形成し、該切断部の切断により第
1シール材2に設けた第1通電部7と第2シール材3に
設けた第2通電部9との間の導通を遮断するように構成
してもよい。
【0043】例えば、図7に示すように、ほぼ十字形の
導電性ベースシール材30の長尺部分の端部を第1シー
ル材2と第2シール材3とするとともに、第1シール材
2に第1通電部7を、第2シール材3に第2通電部9を
設け、第1シール材2と第2シール材3との間にミシン
目等の脆弱部26で全幅を区画した切断部31を形成す
る。そして、この十字形導電性ベースシール材30の上
面に長方形の被覆シール材32を粘着層により積層し、
この被覆シール材32と上記切断部31との間には強力
粘着層により他の部分よりも強力に粘着する。また、切
断部31の下面の部分(図7中斜線部分)は粘着層を形
成しないか、或は粘着力を弱めておく。要するに、切断
部31については、被貼着物側よりも被覆シール材32
側への粘着力を強く設定する。
【0044】上記した構成から成るシール式センサー1
を制御装置15(被貼着物6)に貼着して封印しておく
と、不正行為者がこのシールを剥そうとすると、例えば
図7中右側の部分から剥そうとすると、被覆シール材3
2の右側がベースシール材30から剥離し始め、剥離し
た部分が切断部31に達すると、切断部31の被覆シー
ル材32に対する粘着力は他の部分よりも強い一方で制
御装置15に対する粘着力は弱いので、この切断部31
は被覆シール材32に付着したまま上昇しようとする。
このため、この部分を剥離する際の引っ張り力が切断部
31の脆弱部26に作用し、脆弱部26が上記引っ張り
力によって切断される。この様にしてベースシール材3
0の切断部31が切断すると、この切断により第1通電
部7と第2通電部9との間の導通が遮断される。したが
って、本実施形態によれば、剥離が途中であっても切断
部31が切断されると、セキュリティー装置側では不正
行為を検出することができる。なお、反対側から剥離し
始めても同様であり、また、どこから剥離しようとも、
途中の切断部31が切断されると、第1通電部7と第2
通電部9との間の導通が遮断されて、不正な剥離行為を
検出することができる。
【0045】また、1枚の導電性シールを第1シール材
2と第2シール材3とに区画し、剥そうとするとこの区
画の境界に形成した脆弱部から切断されて両シール材
2,3が離脱するようにしてもよい。
【0046】例えば、図8に示すシール式センサー1
は、1枚の導電性シール(例えばアルミニウムシート
材)に脆弱部26を略羽子板形状に形成することにより
幅員が途中から異なる羽子板状の第1シール材2と、こ
の羽子板状部分を除いた形状の第2シール材3とに区画
し、区画された第1シール材2に第1通電部7を設けて
リード線8を接続し、第2シール材3に第2通電部9を
設けてリード線11を接続し、シールの下面全面に粘着
層5を形成してもよい。
【0047】脆弱部26は、例えば極く細い溝をハーフ
ブランキング等により形成してもよいし、レーザー光線
による微細スリットを間欠的に形成してミシン目状にし
てもよく、間欠的に残した部分が導通部となる。いずれ
の脆弱部26においても通電性があるので、第1シール
材2と第2シール材3とは導通している。また、本実施
形態では微細間欠スリットにより脆弱部26を構成して
いるので、第1シール材2の細い幅の部分においては第
1通電部8側から内側に斜めに入り込むようにしてスリ
ットを形成とするとともに、両側からのスリットが交叉
する位置にV字状のスリットを形成して切断部とし、太
い幅の部分においては第2通電部9側から外側に斜めに
延出するようにしてスリットを形成して切断部とする。
【0048】この様な構成からなるシール式センサー1
を被貼着物6に貼着することにより封印すると、不正行
為者がこの封印シールを強引に剥そうとすると、外側の
第2シール材3が剥離し始めて、この剥離部分が脆弱部
26に到ると、第1シール材2は粘着層5の粘着力によ
って被貼着物6表面に強力に貼着しているので、脆弱部
26に引っ張り力が作用し、この引っ張り力の作用によ
り脆弱部26が切れ始める。そして、第2シール材3を
剥離してしまうと、両シール材2,3の導通が切れるの
で、前記実施形態と同様に、異常を検出することができ
る。
【0049】また、剥離途中で、例えば図8中左側から
剥離した場合、第2シール材3の左端部分から剥離し始
めて、この剥離部分が脆弱部26の斜め内側に向いた部
分(切断部)に至ると、破断線が斜めのスリットに沿っ
て内側に向かって進行し、更に剥離すると破断線がV字
スリットに至り、第1通電部7を設けた部分が他の部分
から離脱してしまう。したがって、第1通電部7と第2
通電部9との導通が切断部で遮断され、これによりセキ
ュリティー装置で不正剥離を検出することができる。一
方、図8中右側から剥離した場合、第2シール材3の右
端部分から剥離し始めて、この剥離部分が脆弱部26の
斜め外側に向いた部分(切断部)に至ると、破断線が斜
めのスリットに沿って外側に向かって進行するので、さ
らに剥離すると第2シール3が長手方向の途中で途切れ
てしまう。したがって、第2通電部9と第1通電部7と
の導通が切断部で遮断され、これによりセキュリティー
装置で不正剥離を検出することができる。
【0050】この様に、図8に示す実施形態では、1枚
の導電性シールで構成しても、剥離する途中で導通が途
切れるので、第1シール材2と第2シール材3とに完全
に離脱する状態まで剥離されても、また、完全に剥離さ
れる前であっても不正剥離を検出することができる。
【0051】また、本発明におけるシールは、前記実施
形態の如く全体が導電性材質から構成されているシール
に限定されるものではなく、絶縁性シール基材に導電性
部分を設けることによりシールに導電性を持たせたもの
でもよい。また、第1シール材2と第2シール材3は、
物理的に区画したものに限定されるものではなく、剥離
や破断などの外的作用によって結果的に導電性が絶たれ
るなどして電気的状態が変化し得るシール材であればよ
い。
【0052】例えば、紙材や合成樹脂フィルムなど比較
的破れ易く絶縁性のあるシール基材の表面にセンシング
部として導体パターンを形成し、該導体パターンの一端
に第1通電部を、他端に第2通電部を電気的に接続して
もよいし、このシール基材の導体パターン形成側表面に
保護シートを被覆して該保護シートとシールの少なくと
も導体パターンを一体化し、この保護シートを剥そうと
すると保護シートに導電性シールの一部が付着して剥が
れ、或はシール基材を破こうとすると導体パターンが破
断するなどして導通が切れるようにしてもよい。
【0053】具体的に説明すると、シール式センサー1
は、図9(a)に示す絶縁性のシート材料からなるシー
ル基材40(例えば紙材)の上面に、図9(b)に示す
保護シート41(例えば合成樹脂製のフイルム)を重ね
て被覆し、図10に示すように、保護シート41下面に
設けた粘着層の粘着力により積層して一体化する。
【0054】上記したシール基材40の上面には、良導
体からなる導電性材料(例えば導電性インクや銀ペース
ト)を印刷する等して細帯状線の導体パターン42を形
成してある。この導体パターン42により、シール基材
40に導電性を付与して導電性シールとしている。この
導体パターン42は、本実施形態におけるセンシング部
として機能する。なお、このシール基材40の下面は、
シール基材40の地肌がそのまま露出しており、粘着層
は設けていない。
【0055】上面に形成した導体パターン42の一端
は、シール基材40の一端に配置した第1通電部7に、
導体パターン42の他端は第2通電部9にそれぞれ接続
してある。また、この導体パターン42の途中には、シ
ール式センサーの電気抵抗としての主抵抗43を抵抗層
の印刷等により設けてある。例えば、カーボンを含有さ
せて導電性であるが抵抗値のあるインクにより抵抗層を
形成する。さらに、この導体パターン42の途中に設け
た主抵抗43には、シール式センサーの抵抗値を所定値
に調整するための複数の調整用抵抗44を並列に接続し
てある。この調整用抵抗44もまた抵抗層の印刷等によ
り設けてある。なお、これらの主抵抗43や調整用抵抗
44は、抵抗器や抵抗チップを半田付けして設けてもよ
い。
【0056】第1通電部7及び第2通電部9は、図9
(a)及び図10における右側の端部に設けたコネクタ
接続部45に集中して配置してあり、リード線8,11
を設けたコネクタ46(図11参照)を介して外部と電
気的に接続する。また、第1通電部7と第2通電部9と
の間には、電気的に接続されていないダミーの通電部4
7が複数(図では3つ)設けてある。
【0057】シール基材40の側縁部には、外周縁から
導体パターン42の手前まで延在する切込部48を複数
箇所に形成し、切込部48からの破断が導体パターン4
2に交叉するようにしてある。なお、本実施形態におけ
る切込部48は、頭部を導体パターン42側に向けて形
成した略T字状のスリットである。そして、このスリッ
トからの破断がすぐに導体パターン42と交叉するよう
に、導体パターン42は例えばコ字状に屈曲して切込部
48に近付けて配置してある。
【0058】上記した保護シート41は、例えば、黒色
等の暗色に着色した絶縁性のフイルムにより構成してあ
り、尚且つその大きさはシール基材40よりも大きくし
てある。このフイルムには、例えば、合成樹脂等が用い
てあり、その下面には粘着層51(図11参照)を形成
してある。そして、保護シート41の下面をシール基材
40の上面に積層し、粘着層51の粘着力により保護シ
ート41とシール基材40とを一体化する。この一体化
した状態においては、シール基材40に設けた導体パタ
ーン42や主抵抗43等は保護シート41により覆い隠
されて見え難くなる。従って、不正行為者からは、この
シール式センサー1(封印シール)に導体パターン42
や抵抗43,44等の電気回路が形成されていることが
分かり難い。
【0059】上記した保護シート41の粘着層51の粘
着力は、シール式センサー1と被貼着物との間の接着層
52(図11参照、後述)の接着力よりも弱く設定して
あり、尚且つ、保護シート41自身を途中から破断させ
るのに十分な強さ、又は、導体パターン42、主抵抗4
3或は調整用抵抗44をシール基材40から離脱させる
のに十分な強さに設定してある。要するに、粘着層51
の粘着力は、シール式センサー1を被貼着物から剥がす
ことなく、尚且つ、センシング部(導体パターン42
等)の電気的状態を変化させるのに十分な強さに設定し
てある。
【0060】次に、この様な構成からなるシール式セン
サー1の使用例について説明する。図11に示す使用例
は、パチンコ機の制御装置(図5参照)のケースと蓋の
開閉部分の如く直角状の開閉部分を有する被貼着物6
を、シール式センサー1により封印した例である。図1
1において、シール式センサー1と被貼着物6との間に
設けた接着層52は、シール式センサー1の下面の少な
くとも四隅に塗布して接着した接着剤である。そして、
シール式センサー1の一端は開閉部分の一方(蓋6a)
に止着してあり、シール式センサー1の他端は開閉部分
の他方(ケース6b)に止着してある。
【0061】この実施形態における接着層52は、硬化
した状態において耐溶剤性を有する接着剤を塗布するこ
とで形成してある。これは、不正行為者が、アルコール
等の溶剤(溶媒)により接着層52の粘着力を低下させ
てシール式センサー1を剥離することを防ぐためであ
る。このような接着剤としては、例えば、エポキシ系の
接着剤や乾燥剤を含有した瞬間接着剤等がある。なお、
シール式センサー1により被貼着物6の開閉部分を封印
する場合には、被貼着物6の開閉部分に接着剤を塗布し
て接着層52を形成しておき、この塗布した部分にシー
ル式センサー1(シール基材40)の下面を圧着してシ
ール式センサー1と被貼着物6とを貼り合わせてもよい
し、或はシール式センサー1の下面に接着剤を塗布して
から貼ってもよい。そして、この様にして貼ったシール
式センサー1には、前記した保護シート41を被覆して
保護する。
【0062】不正行為者が、不正な細工をしようとして
保護シート41を剥そうとすると、例えば図11の下端
側(図10の左側の部分に相当)から剥そうとして引っ
張り力を加えると、シール式センサー1と被貼着物6と
の間に設けた接着層52の接着力は非常に強いのでシー
ル基材40は被貼着物6(制御装置)側に残ろうとし、
切込部48のT字頭部の右端部に応力が集中し、最終的
にはT字頭部の右端部からシール基材40が破断する。
この破断部分(例えば、図9に符号Aで示す部分)は導
体パターン42に向かって延び、導体パターン42を切
断する。そして、導体パターン42が切断すると第1,
第2通電部7,9間の導通が切れるので、前記実施形態
と同様に異常を検出することができる。
【0063】また、導体パターン42の導通が切れなか
った場合でも、保護シート41を剥すと、この保護シー
ト41に導体パターン42の一部や主抵抗43或は調整
用抵抗44が部分的に付着してシール基材40から剥が
れるので、シール式センサー1の抵抗値が所定値から変
化する。この抵抗値の変化を検出することにより、異常
を検出することができる。なお、保護シート41だけを
剥したとしても、導体パターン42が導電性インクによ
る印刷なので、殆どの場合、印刷部分がシール基材40
の表面から剥離して部分的に離脱し、保護シート41に
付着して除去され、これにより導体パターン42の導通
が切れる。
【0064】同様に、不正行為者が、シール式センサー
1をシール基材40ごと強引に剥そうとしても、引っ張
り力により切込部48のT字頭部の右端部に応力が集中
する。そして、T字頭部の右端部からシール基材40が
破断して導体パターン42を切断する。これにより、導
体パターン42の導通が切れるので、異常を検出するこ
とができる。
【0065】この様に、この実施形態では、保護シート
41だけを、或はシール基材40と共に剥そうとする行
為に伴って、シール基材40に設けた導体パターン42
の導通が遮断されたり、導体パターン42の一部が剥離
されたりして、センシング部の電気的状態が変化するの
で、封印を破る不当な行為を確実に検出できる。
【0066】また、この実施形態においても、導体パタ
ーン42(即ち、第1通電部7と第2通電部9)を短絡
させた後にシール式センサー1を切断しようとすると、
短絡する前と短絡した後とでは、前記実施形態と同様
に、シール式センサー1の抵抗値が異なるので、この抵
抗値の変化に基づいて異常を検出することができる。さ
らに、シール基材40のコネクタ接続部45には、合計
5個の通電部を設けてあり、その中の3つの通電部をダ
ミーの通電部47としてあるので、不正行為者が通電部
7,9同士を短絡させる際に、いずれの通電部同士を選
択すればよいかが分かり難い。従って、通電部7,9同
士を短絡させる不正行為を一層確実に防ぐことができ
る。
【0067】ところで、上記した保護シート41は、シ
ール基材40よりも大きな合成樹脂製のフイルムを用い
て封印作業時に被覆するように構成してあるが、導体パ
ターン42が形成されたシール基材40の表面を予めラ
ミネート加工することにより形成してもよい。この場
合、ラミネートフイルムをシール基材40の上面に積層
(被覆)した後に熱圧着する等してラミネート層を構成
する。なお、保護シート41としてラミネート層を形成
した場合、保護機能的には前記と同様であるが、切込部
48を形成する際にラミネート層も同時に切り込まれる
ので、切込部48からの破断は一層容易に発生する。ま
た、シールよりも大きな保護シート41は、前記した各
実施形態においても有効に使用することができる。特
に、シール式センサー1を粘着層5により貼着する前記
実施形態の場合、大きな保護シート41を被覆すること
により粘着層5が溶剤によって溶かされることを防止で
きる。そして、保護シート41の粘着層51とシール式
センサー1の粘着層5の溶剤の種類を異ならせておく
と、換言すれば異種溶剤の粘着剤を使用して粘着層を形
成すると、不正行為者は溶剤の選択が困難になり、これ
により溶剤による溶解を一層確実に防止することができ
る。
【0068】なお、本発明において、温度に応じて抵抗
値或は熱起電力を変化させる感温素子を、主抵抗43に
直列或は並列に接続したり、又はセンシング部の一部と
して単独で設けてもよい。この場合、シール式センサー
1の加熱や冷却といった外的作用(第2の外的作用)を
受けてシール式センサー1の温度が変化すると、感温素
子の抵抗値或は熱起電力が変化して、センシング部の電
気的状態を変化させる。従って、シール式センサー1を
加熱や冷却するなどして、シール式センサー1と被貼着
物6との間に形成した接着層52(或は粘着層5)の粘
着力を低下させ、シール式センサー1を剥がす不正行為
を効果的に防止することができる。
【0069】また、本発明に係るシール式センサー1
は、パチンコ機をはじめとするパチスロやスロット遊技
機等の制御装置15の封印シールに限定されるものでは
なく、開かれたり外されたことを検出する必要がある部
位に貼着できればどのようなものにでも使用することが
できる。例えば、扉の開放を検出するセンサーや外され
たコネクタを検出するセンサーとしても使用することが
できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明は、開閉部分の一方
にシールの一端を、開閉部分の他方にシールの他端を止
着するシール式センサーであって、前記シールは、外部
から加えられた外的作用に起因して電気的状態を変化さ
せるセンシング部と、該センシング部に電気的に接続し
た第1通電部と、センシング部を介して第1通電部に電
気的に導通させた第2通電部とを備え、センシング部の
電気的状態を、第1通電部と第2通電部との通電により
検出するように構成したので、シールを剥そうとしてシ
ールに外的作用を加えると、この外的作用を受けてセン
シング部は電気的状態を変化させる。そして、このセン
シング部の電気的状態の変化は、第1通電部と第2通電
部との通電により検出することができる。したがって、
不正にシールを剥そうとする行為をセンシング部の電気
的状態の変化に基づいて電気的に検出することができ、
この検出信号に基づいてセキュリティー装置等によって
警報を発生させたり、不正があったことを記憶したり適
宜に活用することができる。このため、不正な細工が加
えられることを有効に防止することができ、不正行為を
確実に検出することができる。
【0071】請求項2の発明によれば、前記センシング
部が、導電性を有するシート状の第1シール材と導電性
を有するシート状の第2シール材とを含み、第1シール
材と第2シール材とを導通状態で一体化し、この一体化
した状態における表面に粘着層を形成し、第1シール材
に第1通電部を、第2シール材に第2通電部を設けてシ
ールを構成し、上記粘着層の粘着力によりシールを開閉
部分の表面に貼着し、開閉部分の表面から剥離しようと
する外的作用を受けると第1シール材、又は第2シール
材の一方が他方から離脱して剥離するが他方のシール材
は開閉部分の表面に貼着されたまま残るようにしたの
で、不正行為者が剥そうとすると一方のシール材が剥離
するだけで他方は残ってしまい、これにより第1通電部
と第2通電部との導通が切れる。したがって、剥離され
たことを電気的に検出することができ、この検出信号に
基づいてセキュリティー装置等によって警報を発生させ
たり、不正があったことを記憶したり適宜に活用するこ
とができる。そして、一旦剥したならば、その時点で電
気的に確実に検出できるので、偽のシールが貼られても
発見できる。
【0072】請求項3の発明によれば、前記センシング
部は、第1シール材と第2シール材との間に形成した導
電性付着層の付着力により第1シール材と第2シール材
とを積層して導通状態で一体化し、開閉部分の表面に貼
着する粘着層の粘着力を上記導電性付着層の付着力より
も強く設定したので、不正な剥離行為がなされると第1
シール材或は第2シール材の一方のシール材を確実に残
して他方のシール材だけを剥離させることができる。ま
た、この構造を採ると、製造が容易である。
【0073】請求項4の発明によれば、前記センシング
部は、導電性を有するシート状の第1シール材と導電性
を有するシート状の第2シール材とを含み、第1シール
材と第2シール材とを導通状態で一体化し、この一体化
した状態における表面に粘着層を形成し、第1シール材
に第1通電部を、第2シール材に第2通電部を設けてシ
ールを構成し、上記粘着層の粘着力によりシールを開閉
部分の表面に貼着し、開閉部分の表面から剥離しようと
する外的作用を受けると切断する切断部を上記第1シー
ル材と第2シール材との導通途中に形成し、該切断部の
切断により、第1シール材に設けた第1通電部と第2シ
ール材に設けた第2通電部との間の導通を遮断するの
で、剥離する途中においても不正な剥離行為を電気的に
検出することができる。
【0074】請求項5の発明によれば、前記第1通電部
と第2通電部との間の導通途中に電気抵抗を設けたの
で、この電気抵抗による電圧比や電気抵抗値を監視する
などして、短絡などのセンサー無効化行為を感知するこ
とができる。したがって、一層確実に不正行為を検出す
ることができ、また、不正な細工も有効に防止すること
ができる。
【0075】請求項6の発明によれば、前記シールは、
絶縁性シール基材の表面にセンシング部として導体パタ
ーンを形成し、該導体パターンの一端に第1通電部を、
他端に第2通電部を電気的に接続したので、シールを剥
そうとしてシールに外的作用を加えると、この外的作用
により導体パターンは電気的状態を変化させる。そし
て、このセンシング部の電気的状態の変化は、第1通電
部と第2通電部との通電により検出することができる。
さらに、センシング部を導体パターンにより構成してい
るので、導電性インクを印刷する等の平易な製造技術に
より、導体パターンを形成できる。したがって、製造工
程の短縮ができ、ひいては製造コストを引き下げること
ができる。また、このような導体パターンは、外的作用
の影響を受け易く、容易に断線や剥離等が生じる。した
がって、不正行為を確実に検出することもできる。
【0076】請求項7の発明は、導体パターンの途中に
電気抵抗を複数並列に設けたので、電気抵抗と導体パタ
ーンとからなるセンシング部の電気抵抗値、即ち第1通
電部と第2通電部間の電気抵抗値を所定値に設定するこ
とができる。したがって、この電気抵抗値を監視するな
どして、短絡などのセンサー無効化行為を感知すること
ができる。さらに、不正な剥離行為によって生じたセン
シング部の部分剥離をも抵抗値の変化に基づいて検出す
ることができる。また、センサー製造時において、各セ
ンサーの電気抵抗値を一定値に調整するトリミング作業
を容易に行うことができる。すなわち、印刷等により形
成した導体パターンの抵抗値にばらつきが生じたとして
も、実測した抵抗値に応じて選択した電気抵抗の導通を
遮断するといった平易な作業により、センサーの抵抗値
を所定の抵抗値に調整することができ、作業の効率化が
図れる。
【0077】請求項8の発明は、シール基材の導体パタ
ーン形成側表面に保護シートを被覆して該保護シートと
シールの少なくとも導体パターンを一体化したので、保
護シートを剥がそうとすると、その剥そうとする力が保
護シートを介して導体パターンに加わる。これにより、
導体パターンは、導通が切断されたり、電気抵抗値を変
えられたりする。即ち、保護シートに、常態では導体パ
ターンを保護する本来の機能に加えて、異常時には導体
パターンの電気的状態を変化させ易くする機能を付与す
ることができる。
【0078】請求項9の発明は、前記シールの表面を、
該シールよりも大きな保護シートにより被覆して保護シ
ートとシールとの間の粘着層の粘着力により保護シート
とシールとを一体化したので、粘着層などのセンサー付
着剤を物理的に保護することができるばかりでなく、第
1通電部と第2通電部とを電気的に短絡させるなどの不
正な細工をしようとして保護シートを剥がそうとする
と、この剥がそうとする力がシールに加わりセンシング
部の電気的状態が変化する。したがって、シールへの細
工を確実に防止することができる。
【0079】請求項10の発明は、シール基材の外周縁
から導体パターンの手前まで延在する切込部を形成し、
切込部からの破断が導体パターンに交叉するようにした
ので、シール或は保護シートを剥がそうとして張力等を
加えると、切込部の端部に応力が集中し、この端部から
容易に破断する。そして、この破断部がすぐに導体パタ
ーンに達する。したがって、容易に導体パターンが切断
して、確実に異常を検出することができる。
【0080】請求項11の発明は、外部から加えられた
外的作用に起因して電気的状態を変化させるセンシング
部と、該センシング部に電気的に接続した第1通電部
と、センシング部を介して第1通電部に電気的に導通さ
せた第2通電部とを備えたシールを有し、開閉部分の一
方にシールの一端を、開閉部分の他端にシールの他端を
それぞれ耐溶剤性接着剤により止着し、センシング部の
電気的状態を、第1通電部と第2通電部との通電により
検出するように構成したので、不正にシールを剥そうと
する行為をセンシング部の電気的状態の変化に基づいて
電気的に検出することができ、この検出信号に基づいて
セキュリティー装置等によって警報を発生させたり、不
正があったことを記憶したり適宜に活用することができ
る。さらに、接着層が溶剤に対して耐性を備えているの
で、溶剤を用いて接着層の接着力を低下せしめてシール
を剥がす不正行為をも防止することができる。このた
め、不正な細工が加えられることを一層確実に防止する
ことができ、不正行為の検出を確実に行わせることがで
きる。
【0081】請求項12の発明は、外部から加えられた
外的作用に起因して電気的状態を変化させるセンシング
部と、該センシング部に電気的に接続した第1通電部
と、センシング部を介して第1通電部に電気的に接続し
た第2通電部とを備えたシール式センサーを被貼着物の
開閉部に架け渡した状態で貼着することにより該開閉部
を封印し、第1通電部及び第2通電部からセンシング部
の電気的状態を取得し、該取得した電気的状態に基づい
てセンシング部の電気的状態の変化を検出し、該電気的
状態の変化に基づいて前記開閉部に対する封印開封行為
を監視するので、シールを剥そうとしてシールに張力等
を加えると、この力によりセンシング部が電気的状態を
変化させる。そして、このセンシング部の電気的状態の
変化は、第1通電部と第2通電部とから検出することが
できる。したがって、不正にシールを剥そうとする行為
をセンシング部の電気的状態の変化に基づいて電気的に
検出することができ、この検出信号に基づいてセキュリ
ティー装置等によって警報を発生させたり、不正があっ
たことを記憶したり適宜に活用することができる。この
ため、不正な細工が加えられることを有効に防止するこ
とができ、不正行為を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シール式センサーの平面図である。
【図2】図1に示すシール式センサーの一部欠截拡大断
面図である。
【図3】第2シール材を隔離した状態におけるシール式
センサーの一部欠截断面図である。
【図4】第2シール材を剥離して残った第1シール材の
平面図である。
【図5】シール式センサーを貼着したパチンコ機の制御
装置の斜視図である。
【図6】(a)はセキュリティー装置の電源に接続した
シール式センサーの概略回路図、(b)は抵抗の接続状
態と電圧監視部分を示す説明図である。
【図7】2枚のシール材を積層した下方のシール材に切
断部を設けたシール式センサーの概略構成を示す下面図
である。
【図8】1枚の導電性シールで脆弱部により第1,第2
シール材を区画したシール式センサーの概略構成を示す
平面図である。
【図9】(a)はシール基材の上面を保護シートで保護
したシール式センサーのシール基材の概略構成を説明す
る平面図、(b)は同じく保護シートの概略構成を説明
する平面図である。
【図10】シール基材の上面を保護シートで保護したシ
ール式センサーの概略構成を示す平面図である。
【図11】シール基材の上面を保護シートで保護したシ
ール式センサーの使用状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 シール式センサー 2 第1シール材 3 第2シール材 4 導電性付着層 5 粘着層 6 被貼着物 7 第1通電部 8 第1通電部に接続したリード線 9 第2通電部 10 シール式センサーに設けた電気抵抗 11 第2通電部に接続したリード線 12 センシング部 15 制御装置 16 制御装置の基板に設けたコネクタ 17 基板 18 ケース 19 CPU 20 カッター 22 第2抵抗 23 第3抵抗 25 シール式センサーを短絡するためのコード 26 脆弱部 30 ベースシール材 31 切断部 32 被覆シール材 40 シール基材 41 保護シート 42 導体部 43 主抵抗 44 調整用抵抗 45 コネクタ接続部 46 コネクタ 47 ダミーの通電部 48 切込部 51 粘着層 52 接着層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉部分の一方にシールの一端を、開閉
    部分の他方にシールの他端を止着するシール式センサー
    であって、 前記シールは、外部から加えられた外的作用に起因して
    電気的状態を変化させるセンシング部と、該センシング
    部に電気的に接続した第1通電部と、センシング部を介
    して第1通電部に電気的に導通させた第2通電部とを備
    え、 センシング部の電気的状態を、第1通電部と第2通電部
    との通電により検出するように構成したことを特徴とす
    るシール式センサー。
  2. 【請求項2】 前記センシング部は、導電性を有するシ
    ート状の第1シール材と導電性を有するシート状の第2
    シール材とを含み、 第1シール材と第2シール材とを導通状態で一体化し、
    この一体化した状態における表面に粘着層を形成し、第
    1シール材に第1通電部を、第2シール材に第2通電部
    を設けてシールを構成し、 上記粘着層の粘着力によりシールを開閉部分の表面に貼
    着し、開閉部分の表面から剥離しようとする外的作用を
    受けると第1シール材、又は第2シール材の一方が他方
    から離脱して剥離するが他方のシール材は開閉部分の表
    面に貼着されたまま残るようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のシール式センサー。
  3. 【請求項3】 前記センシング部は、第1シール材と第
    2シール材との間に形成した導電性付着層の付着力によ
    り第1シール材と第2シール材とを積層して導通状態で
    一体化し、開閉部分の表面に貼着する粘着層の粘着力を
    上記導電性付着層の付着力よりも強く設定したことを特
    徴とする請求項2に記載のシール式センサー。
  4. 【請求項4】 前記センシング部は、導電性を有するシ
    ート状の第1シール材と導電性を有するシート状の第2
    シール材とを含み、 第1シール材と第2シール材とを導通状態で一体化し、
    この一体化した状態における表面に粘着層を形成し、第
    1シール材に第1通電部を、第2シール材に第2通電部
    を設けてシールを構成し、 上記粘着層の粘着力によりシールを開閉部分の表面に貼
    着し、開閉部分の表面から剥離しようとする外的作用を
    受けると切断する切断部を上記第1シール材と第2シー
    ル材との導通途中に形成し、 該切断部の切断により、第1シール材に設けた第1通電
    部と第2シール材に設けた第2通電部との間の導通を遮
    断することを特徴とする請求項1記載のシール式センサ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記第1通電部と第2通電部との間の導
    通途中に電気抵抗を設けたことを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載のシール式センサー。
  6. 【請求項6】 前記シールは、絶縁性シール基材の表面
    にセンシング部として導体パターンを形成し、該導体パ
    ターンの一端に第1通電部を、他端に第2通電部を電気
    的に接続したことを特徴とする請求項1に記載のシール
    式センサー。
  7. 【請求項7】 導体パターンの途中に電気抵抗を複数並
    列に設けたことを特徴とする請求項6に記載のシール式
    センサー。
  8. 【請求項8】 シール基材の導体パターン形成側表面に
    保護シートを被覆して該保護シートとシールの少なくと
    も導体パターンとを一体化したことを特徴とする請求項
    6または7に記載のシール式センサー。
  9. 【請求項9】 前記シールの表面を、該シールよりも大
    きな保護シートにより被覆して保護シートとシールとの
    間の粘着層の粘着力により保護シートとシールとを一体
    化したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
    載のシール式センサー。
  10. 【請求項10】 シール基材の外周縁から導体パターン
    の手前まで延在する切込部を形成し、切込部からの破断
    が導体パターンに交叉するようにしたことを特徴とする
    請求項6から8のいずれかに記載のシール式センサー。
  11. 【請求項11】 外部から加えられた外的作用に起因し
    て電気的状態を変化させるセンシング部と、該センシン
    グ部に電気的に接続した第1通電部と、センシング部を
    介して第1通電部に電気的に導通させた第2通電部とを
    備えたシールを有し、 開閉部分の一方にシールの一端を、開閉部分の他端にシ
    ールの他端をそれぞれ耐溶剤性接着剤により止着し、 センシング部の電気的状態を、第1通電部と第2通電部
    との通電により検出するように構成したことを特徴とす
    るシール式センサー。
  12. 【請求項12】 外部から加えられた外的作用に起因し
    て電気的状態を変化させるセンシング部と、該センシン
    グ部に電気的に接続した第1通電部と、センシング部を
    介して第1通電部に電気的に接続した第2通電部とを備
    えたシール式センサーを被貼着物の開閉部に架け渡した
    状態で貼着することにより該開閉部を封印し、 第1通電部及び第2通電部からセンシング部の電気的状
    態を取得し、該取得した電気的状態に基づいてセンシン
    グ部の電気的状態の変化を検出し、該電気的状態の変化
    に基づいて前記開閉部に対する封印開封行為を監視する
    ことを特徴とする封印部分監視方法。
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