JPH10206132A - 3次元計測システム - Google Patents
3次元計測システムInfo
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- JPH10206132A JPH10206132A JP9276848A JP27684897A JPH10206132A JP H10206132 A JPH10206132 A JP H10206132A JP 9276848 A JP9276848 A JP 9276848A JP 27684897 A JP27684897 A JP 27684897A JP H10206132 A JPH10206132 A JP H10206132A
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Classifications
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- G—PHYSICS
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- G01B11/00—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
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Abstract
簡単でノイズの影響を受け難い画像処理装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】検出光を照射して物体を光学的に走査する
光学系40、複数の画素からなる撮像面を有し物体で反
射した検出光を受光するセンサ53、物体に対する検出
光の照射方向を変化させるガルバノミラー43、各画素
に入射する検出光の光量情報を出力するようにセンサ5
3を駆動するシステムコントローラ61、予め決められ
た所定期間内のセンサの出力(x)とそれぞれの出力
(x)が得られたタイミング(i)とに基づいて重心演
算を行うことにより、検出光が各画素を通過した通過タ
イミングを求める重心演算回路73、及び、物体上の各
画素に対応した部位の位置を、通過タイミングにおける
照射方向と当該各画素に対する検出光の入射方向との関
係に基づいて求めるホストコンピュータを有する。
Description
又はスポット光を照射して物体形状を非接触で計測する
3次元計測システムに関する。
の3次元計測システムは、接触型に比べて高速の計測が
可能であることから、CGシステムやCADシステムへ
のデータ入力、身体計測、ロボットの視覚認識などに利
用されている。
スリット光投影法(光切断法ともいう)が知られてい
る。この方法は、物体を光学的に走査して3次元画像
(距離画像)を得る方法であり、特定の検出光を照射し
て物体を撮影する能動的計測方法の一種である。3次元
画像は、物体上の複数の部位の3次元位置を示す画素の
集合である。スリット光投影法では、検出光として断面
が直線状のスリット光が用いられる。
図、図26はスリット光投影法による計測の原理を説明
するための図である。計測対象の物体Qに断面が細い帯
状のスリット光Uを照射し、その反射光を例えば2次元
イメージセンサの撮像面S2に入射させる〔図25
(a)〕。物体Qの照射部分が平坦であれば、撮影像
(スリット画像)は直線になる〔図25(b)〕。照射
部分に凹凸があれば、直線が曲がったり階段状になった
りする〔図25(c)〕。つまり、計測装置と物体Qと
の距離の大小が撮像面S2における反射光の入射位置に
反映する〔図25(d)〕。スリット光Uをその幅方向
に偏向することにより、受光側から見える範囲の物体表
面を走査して3次元位置をサンプリングすることができ
る。サンプリング点数はイメージセンサの画素数に依存
する。
レンズの主点Oとを結ぶ基線AOが受光軸と垂直になる
ように、投光系と受光系とが配置されている。受光軸は
撮像面S2に対して垂直である。なお、レンズの主点と
は、有限遠の被写体の像が撮像面S2に結像したとき
の、いわゆる像距離(image distance)bだけ撮像面S
2から離れた受光軸上の点である。像距離bは、受光系
の焦点距離fとピント調整のためのレンズ繰出し量との
和である。
受光軸がZ軸、基線AOがY軸、スリット光の長さ方向
がX軸である。スリット光Uが物体上の点P(X,Y,
Z)を照射したときの投光軸と投光基準面(受光軸と平
行な投光面)との角度(投光角)をθa、受光角をθp
とすると、点Pの座標Zは(1)式で表される。
受光軸を含む平面(受光軸平面)とのなす角度である。
S2の中心と受光画素とのX方向の距離をxp、Y方向
の距離をypとすると〔図26(a)参照〕、点Pの座
標X,Yは、(2),(3)式で表される。
的に決まる。受光角θpはtanθp=yp/bの関係
から算出できる。つまり、撮像面S2上での位置(x
p,yp)を測定することにより、そのときの投光角θ
aに基づいて点Pの3次元位置を求めることができる。
ズ群を設けた場合には、主点Oは後側主点H’となる。
後側主点H’と前側主点Hとの距離をMとすると、点P
の座標Zは(1B)式で表される。
えばCCDセンサのように撮像面S2が有限個の画素か
らなる撮像手段を用いた場合には、計測の分解能は撮像
手段の画素ピッチに依存する。つまり、撮像面S2上で
の位置(xp,yp)はいずれかの画素の位置となり、
画素ピッチに応じて分解能が決まってしまう。
依存することなく、高分解能で高精度の計測を可能とす
る計測装置を、本出願人は特願平7ー299921号と
して先に提案した。この先願の計測装置では、スリット
光Uの幅を拡げて撮像面S2上で5画素程度分とし、5
画素の各光量の中のピーク値とその前後の画素の光量と
を用い、それらの補間演算を行って光量が最大となるタ
イミング(ピーク位置)を求める。これによって、各画
素のサンプリング周期の数分の1以下の細かなタイミン
グが得られる。なお、このタイミングは、上述したスリ
ット光Uの投光角θaに対応するものである。
他の光学系の特性などに起因して、撮像手段からの出力
にはノイズ成分が含まれることがある。ノイズ成分が含
まれると、スリット光Uの幅内における光量分布が正規
分布から外れ、ピーク位置が変動したり複数のピークが
生じたりし、また分布が平坦になったりする。例えば、
上述の先願の装置によってピーク位置を検出した場合に
は、ノイズによるピーク位置の変動が直接的に誤差とな
って表れる。特に、ピーク位置の近辺の光量変化が平坦
に近い場合、例えば、受光光学系を長焦点側にズーミン
グすることによって撮像素子上での検出光の幅が拡大さ
れている場合、又は投光光学系の構成に起因して検出光
の分布が正規分布とならずピーク部分が平坦である場合
などでは、ノイズによってピーク位置が容易に変動して
しまう。
ーク値が得られたタイミングの前後の十分に長い期間の
光量に基づいて補間演算を行えばよいが、回路構成が複
雑になるという欠点がある。
であり、構成が簡単でノイズの影響を受け難い画像処理
装置を提供することを目的とする。
ムは、検出光を照射して物体を光学的に走査するための
投光手段と、複数の受光領域からなる撮像面を有し、前
記物体で反射した前記検出光を受光する撮像手段と、前
記物体に対する前記検出光の照射方向を変化させる走査
手段と、前記各受光領域に入射する前記検出光の光量情
報を出力するように前記撮像手段を駆動する撮像制御手
段と、予め決められた所定期間内の前記撮像手段の出力
(x)とそれぞれの出力(x)が得られたタイミング
(i)とに基づいて重心演算を行うことにより、前記検
出光が前記各受光領域を通過した通過タイミングを求め
る第1演算手段と、前記物体上の前記各受光領域に対応
した部位の位置を、前記通過タイミングにおける照射方
向と当該各受光領域に対する前記検出光の入射方向との
関係に基づいて求める第2演算手段と、を有する。
演算手段は、前記所定期間内における前記出力(x)と
前記タイミング(i)との積(x・i)の総計Σ(x・
i)を算出する第1加算部及び前記出力(x)の総計Σ
(x)を算出する第2加算部と、前記第1加算部及び第
2加算部からの出力に基づいて、時間重心Npeak=
Σ(x・i)/Σ(x)を算出する除算部とを含む。
期間として、前記物体の計測可能距離範囲に対応する有
効受光領域を前記検出光が通過する期間が用いられる。
請求項4の発明のシステムは、検出光を照射して物体を
光学的に走査するための投光手段と、複数の受光領域か
らなる撮像面を有し、前記物体で反射した前記検出光を
受光する撮像手段と、前記物体に対する前記検出光の照
射方向を変化させる走査手段と、前記各受光領域に入射
する前記検出光の光量情報を出力するように前記撮像手
段を駆動する撮像制御手段と、予め決められた受光幅内
の前記各受光領域の位置(i)と各受光領域についての
前記撮像手段の出力(x)とに基づいて重心演算を行う
ことにより、特定の照射方向に照射された前記検出光に
よって最大の光量情報の得られる前記撮像面上の位置を
求める第3演算手段と、前記物体上の前記各受光領域に
対応した部位の位置を、前記特定の照射方向と前記第3
演算手段により求められた前記撮像面上の位置に対応す
る前記検出光の入射方向との関係に基づいて求める第4
演算手段と、を有する。
演算手段は、前記各受光領域についての前記出力(x)
と前記各受光領域の位置(i)との積(x・i)の総計
Σ(x・i)を算出する第1加算部及び前記出力(x)
の総計Σ(x)を算出する第2加算部と、前記第1加算
部及び第2加算部からの出力に基づいて、空間重心Mp
eak=Σ(x・i)/Σ(x)を算出する除算部とを
含む。
幅として、前記物体の計測可能距離範囲に対応する有効
受光領域が用いられる。上に述べたように、スリット光
投影法に基づく3次元計測システムにおいて、物体上の
点Pの3次元位置は、3次元計測システムからの検出光
の照射方向つまり投光角θaと3次元計測システムへの
入射方向つまり受光角θpとの関係に基づいて求められ
る。
づいて求められる。偏向角の変化量は、角速度と経過時
間とに基づいて求められる。したがって、スリット光U
の任意の時点における偏向角は、偏向を開始した時点に
おける偏向角(原点位置)、角速度、及び偏向を開始し
てからの経過時間(計測のタイミング)に基づいて求め
られる。これらの物理量は、走査手段の駆動信号若しく
は位置信号、制御のためのクロック信号、計測のための
サンプリング信号、又は内部時計などから得ることがで
きる。
p)に基づいて求められる。CCDセンサのように撮像
面が有限個の画素からなる撮像手段を用いた場合に、撮
像面上の受光位置は、原始的にはいずれかの画素の位置
となり、画素ピッチによって精度が決まってしまう。
う。補間のために重心演算を行う。本明細書では、補間
の方法として、つまり重心演算の方法として、時間重心
演算の方法と空間重心演算の方法とが提案される。
偏向にともなって撮像面上の受光位置(yp)が移動す
るが、撮像面の各画素の出力(x)について、所定期間
内における重心(時間重心)Npeakを演算する。あ
る画素について得られた時間重心Npeakは、その画
素の出力(x)が最大となるときのタイミング(i)で
あるから、時間重心Npeakに基づいて投光角θaが
求められる。画素の位置は既知であり、それが正確な受
光位置(xp,yp)である。受光位置(yp)から受
光角θpが正確に求められる。これら受光角θp及び投
光角θaから物体上の点Pの座標Zが正確に求められ
る。したがって、時間重心Npeak及び受光位置(x
p,yp)に基づいて、物体上の点Pの3次元位置
(X,Y,Z)が正確に求められる。
は、各画素毎に、所定期間内における撮像手段からの出
力(x)を一定の周期でサンプリングし、サンプリング
値である出力(x)とサンプリングのタイミング(i)
との積(x・i)の総計Σ(x・i)、及び出力(x)
の総計Σ(x)を算出する。これらから、時間重心Np
eak=Σ(x・i)/Σ(x)を算出する。
偏向にともなって撮像面上の受光位置(yp)が移動す
るが、特定の照射方向に照射されたスリット光Uつまり
特定のタイミングのスリット光Uに対応する撮像面上の
受光位置(yp)を、所定の受光幅における重心演算に
よって求める。つまり、所定の受光幅内にある複数の画
素のそれぞれの位置(i)及びそれぞれの出力(x)か
ら、出力(x)が最大となる受光位置(yp)を重心演
算によって求める。求められた受光位置(yp)が空間
重心Mpeakである。
p)に基づいて受光角θpが求められる。スリット光U
についての特定のタイミングに基づいて投光角θaが求
められる。これら受光角θp及び投光角θaから物体上
の点Pの座標Zが正確に求められる。また、受光位置
(xp)は各画素毎に既知である。したがって、空間重
心Mpeak、スリット光Uについての特定のタイミン
グ、及び受光位置(xp)に基づいて、物体上の点Pの
3次元位置(X,Y,Z)が正確に求められる。
は、撮像手段からの出力(x)を一定の周期でサンプリ
ングする。各サンプリングのタイミングに対応して、所
定の受光幅内の画素について、その位置(i)と出力
(x)との積(x・i)の総計Σ(x・i)、及び出力
(x)の総計Σ(x)を算出する。これらから、空間重
心Mpeak=Σ(x・i)/Σ(x)を算出する。
って、必ずしも物理量の単位に換算した値を用いる必要
はなく、物理量などに対応したデータであればよい。ま
た、演算の方法又はアルゴリズムは、適宜選定すること
ができる。
イクロプロセッサなどによりプログラムを実行すること
によって、つまりソフトウエアによって行うことができ
る。また、重心演算又は3次元位置の演算の全部又は一
部を行わせるための専用の論理回路を用いて、つまりハ
ードウエアによって行うこともできる。また、ソフトウ
エアとハードウエアとを組み合わせた回路によって演算
することもできる。
う光学装置、及び演算を行うコンピュータなどにより構
成することができる。光学装置とコンピュータとを別体
としてもよく、又は一体としてもよい。光学装置とコン
ピュータとを別体とした場合に、光学装置に演算回路の
一部を設けてもよい。
1の構成図である。計測システム1は、スリット光投影
法によって立体計測を行う3次元カメラ(レンジファイ
ンダ)2と、3次元カメラ2の出力データを処理するホ
スト3とから構成されている。
プリング点の3次元位置を特定する計測データととも
に、物体Qのカラー情報を示す2次元画像及びキャリブ
レーションに必要なデータを出力する。三角測量法を用
いてサンプリング点の座標を求める演算処理はホスト3
が担う。
b、キーボード3c、及びマウス3dなどから構成され
たコンピュータシステムである。CPU3aには計測デ
ータ処理のためのソフトウエアが組み込まれている。ホ
スト3と3次元カメラ2との間では、オンライン及び可
搬型の記録メディア4によるオフラインの両方の形態の
データ受渡しが可能である。記録メディア4としては、
光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)、メモ
リカードなどがある。
る。ハウジング20の前面に投光窓20a及び受光窓2
0bが設けられている。投光窓20aは受光窓20bに
対して上側に位置する。内部の光学ユニットOUが射出
するスリット光(所定幅wの帯状のレーザビーム)U
は、投光窓20aを通って計測対象の物体(被写体)に
向かう。スリット光Uの長さ方向M1の放射角度φは固
定である。物体の表面で反射したスリット光Uの一部が
受光窓20bを通って光学ユニットOUに入射する。な
お、光学ユニットOUは、投光軸と受光軸との相対関係
を適正化するための2軸調整機構を備えている。
タン25a,25b、手動フォーカシングボタン26
a,26b、及びシャッタボタン27が設けられてい
る。図2(b)のように、ハウジング20の背面には、
液晶ディスプレイ21、カーソルボタン22、セレクト
ボタン23、キャンセルボタン24、アナログ出力端子
32、デジタル出力端子33、及び記録メディア4の着
脱口30aが設けられている。
画面の表示手段及び電子ファインダとして用いられる。
撮影者は背面の各ボタン21〜24によって撮影モード
の設定を行うことができる。アナログ出力端子32から
は、2次元画像信号が例えばNTSC形式で出力され
る。デジタル出力端子33は例えばSCSI端子であ
る。
ロック図である。図中の実線矢印は電気信号の流れを示
し、破線矢印は光の流れを示している。3次元カメラ2
は、上述の光学ユニットOUを構成する投光側及び受光
側の2つの光学系40,50を有している。光学系40
において、半導体レーザ(LD)41が射出する波長6
70nmのレーザビームは、投光レンズ系42を通過す
ることによってスリット光Uとなり、ガルバノミラー
(走査手段)43によって偏向される。半導体レーザ4
1のドライバ44、投光レンズ系42の駆動系45、及
びガルバノミラー43の駆動系46は、システムコント
ローラ61によって制御される。
によって集光された光はビームスプリッタ52によって
分光される。半導体レーザ41の発振波長帯域の光は、
計測用のセンサ53に入射する。可視帯域の光は、モニ
タ用のカラーセンサ54に入射する。センサ53及びカ
ラーセンサ54は、どちらもCCDエリアセンサであ
る。ズームユニット51は内焦型であり、入射光の一部
がオートフォーカシング(AF)に利用される。AF機
能は、AFセンサ57とレンズコントローラ58とフォ
ーカシング駆動系59によって実現される。ズーミング
駆動系60は電動ズーミングのために設けられている。
5からのクロックに同期してメモリ63に格納される。
カラーセンサ54による撮像情報は、ドライバ56から
のクロックに同期してカラー処理回路67へ転送され
る。カラー処理を受けた撮像情報は、NTSC変換回路
70及びアナログ出力端子32を経てオンライン出力さ
れ、又はディジタル画像生成部68で量子化されてカラ
ー画像メモリ69に格納される。その後、カラー画像デ
ータがカラー画像メモリ69からSCSIコントローラ
66へ転送され、ディジタル出力端子33からオンライ
ン出力され、又は計測データと対応づけて記録メディア
4に格納される。なお、カラー画像は、センサ53によ
る距離画像と同一の画角の像であり、ホスト3側におけ
るアプリケーション処理に際して参考情報として利用さ
れる。カラー情報を利用する処理としては、例えばカメ
ラ視点の異なる複数組の計測データを組み合わせて3次
元形状モデルを生成する処理、3次元形状モデルの不要
の頂点を間引く処理などがある。システムコントローラ
61は、図示しないキャラクタジェネレータに対して、
LCD21の画面上に適切な文字や記号を表示するため
の指示を与える。
る各画素gの光電変換信号を増幅する増幅器、及び光電
変換信号を8ビットの受光データに変換するAD変換部
を有している。メモリ63は、200×32×33By
teの記憶容量を持つ読み書き可能なメモリであり、出
力処理回路62から出力される受光データを記憶する。
メモリ制御回路63Aは、メモリ63への書込み及び読
出しのアドレス指定を行う。
れた受光データに基づいて、計測対象の物体の形状に対
応した濃淡画像を生成して表示用メモリ74に出力し、
また、3次元位置を算出するための基となるデータを算
出し出力用メモリ64に出力する。LCD21の画面に
は、表示用メモリ74に記憶された濃淡画像、カラー画
像メモリ69に記憶されたカラー画像などを表示する。
重心演算回路73の構成及び動作については後で詳述す
る。
図である。図4(a)は正面図であり、図4(b)は側
面図である。投光レンズ系42は、コリメータレンズ4
21、バリエータレンズ422、及びエキスパンダレン
ズ423の3つのレンズから構成されている。半導体レ
ーザ41が射出したレーザビームに対して、次の順序で
適切なスリット光Uを得るための光学的処理が行われ
る。まず、コリメータレンズ421によってビームが平
行化される。次にバリエータレンズ422によってレー
ザビームのビーム径が調整される。最後にエキスパンダ
レンズ423によってビームがスリット長さ方向M1に
拡げられる。
撮影の画角に係わらず、センサ53に3以上の複数画素
分の幅のスリット光Uを入射させるために設けられてい
る。駆動系45は、システムコントローラ61の指示に
従って、センサ53上でのスリット光Uの幅wを一定に
保つようにバリエータレンズ422を移動させる。バリ
エータレンズ422と受光側のズームユニット51とは
連動する。
リット長を拡げることにより、偏向の後で行う場合に比
べてスリット光Uの歪みを低減することができる。エキ
スパンダレンズ423を投光レンズ系42の最終段に配
置することにより、すなわちガルバノミラー43に近づ
けることにより、ガルバノミラー43を小型化すること
ができる。
の算出の原理図である。同図では理解を容易にするた
め、受光量のサンプリングについて5回分のみが示され
ている。また、図25及び図26に示す要素に対応する
部分には同一の符号が付されている。
なる比較的に幅の広いスリット光Uを物体Qに照射す
る。具体的にはスリット光Uの幅を5画素分とする。ス
リット光Uは、サンプリング周期毎に撮像面S2上で1
画素ピッチpvだけ移動するように、図5の上から下に
向かって偏向され、それによって物体Qが走査される。
サンプリング周期毎にセンサ53から1フレーム分の受
光データ(光電変換情報)が出力される。なお、この偏
向は実際には等角速度で行われる。
本実施形態においては、走査中に行う32回のサンプリ
ングによって32回分の受光データが得られる。これら
32回分の受光データに対する重心演算によって、注目
画素gがにらむ範囲の物体表面agをスリット光Uの光
軸が通過するタイミング(時間重心Npeak又は重心
ip)を求める。
によるノイズがない場合には、注目画素gの受光量は、
図5(b)に示すように、スリット光Uが通過するタイ
ミングにおいて多くなり、通常、正規分布に近くなる。
同図のようにn回目とその1つ前の(n−1)回目の間
のタイミングで受光量が最大であった場合には、そのタ
イミングが時間重心Npeakとほぼ一致する。
ト光の照射方向と、注目画素に対するスリット光の入射
方向との関係に基づいて、物体Qの位置(座標)を算出
する。これにより、撮像面の画素ピッチpvで規定され
る分解能より高い分解能の計測が可能となる。
率に依存する。しかし、サンプリングの各受光量の相対
比は受光の絶対量に係わらず一定である。つまり、物体
色の濃淡は計測精度に影響しない。
ある。図6に示すように、センサ53における1フレー
ムの読出しは、撮像面S2の全体ではなく、高速化を図
るために撮像面S2の一部である有効受光領域(帯状画
像)Aeのみを対象に行われる。有効受光領域Aeは、
スリット光Uのある照射タイミングにおける物体Qの計
測可能距離範囲d’(図16参照)に対応する撮像面S
2上の領域であり、スリット光Uの偏向に伴ってフレー
ム毎に1画素分ずつシフトする。本実施形態では、有効
受光領域Aeのシフト方向の画素数は32に固定されて
いる。CCDエリアセンサの撮影像の一部のみを読み出
す手法は、特開平7−174536号公報に開示されて
いる。
インとフレームとの関係を示す図、図8〜10はメモリ
63における各フレームの受光データの記憶状態を示す
図である。
レームであるフレーム1には、ライン1からライン32
までの32(ライン)×200画素分の受光データが含
まれる。フレーム2はライン2からライン33まで、フ
レーム3はライン3からライン34までというように、
フレーム毎に1ライン分だけシフトされる。フレーム3
2はライン32からライン63までである。なお、上述
したように1ラインを200画素としている。
受光データが、出力処理回路62を介してメモリ63に
順次転送され、図8に示す状態でメモリ63に記憶され
る。つまり、メモリ63には、フレーム1、2、3…の
順に受光データが記憶される。各フレームに含まれるラ
イン32のデータは、フレーム1については32ライン
目、フレーム2については31ライン目というように、
フレーム毎に1ラインづつ上方にシフトされている。フ
レーム1からフレーム32までの受光データがメモリ6
3に記憶されると、ライン32の各画素について、時間
重心Npeakの算出が行われる。
間に、フレーム33の受光データがメモリ63に転送さ
れて記憶される。図9に示すように、フレーム33の受
光データは、メモリ63のフレーム32の次の領域に記
憶される。フレーム33のデータがメモリ63に記憶さ
れると、これらフレーム2からフレーム33までに含ま
れるライン33の各画素について、時間重心Npeak
の算出が行われる。
間に、フレーム34の受光データがメモリ63に転送さ
れて記憶される。図10に示すように、フレーム34の
受光データは、フレーム1の記憶されていた領域に上書
きされる。この時点ではフレーム1のデータは処理済で
あるため、上書きにより消去しても差し支えないからで
ある。フレーム34のデータがメモリ63に記憶される
と、ライン34の各画素について、時間重心Npeak
の算出が行われる。フレーム34の受光データについて
の処理が終わると、フレーム35の受光データがフレー
ム2の記憶されていた領域に上書きされる。
ン231まで、合計200ライン分についての時間重心
Npeakの算出が行われる。上述のように、メモリ6
3に記憶された受光データのうち、順次不要になったデ
ータの記憶された領域に新規の受光データを上書きして
記憶するので、メモリ63の容量が低減される。
算回路73による時間重心Npeakの算出処理につい
て説明する。図11は重心演算回路73の構成を示すブ
ロック図、図12はデータの転送のタイミングの概念を
示す図、図13は時間重心Npeakの概念を示す図で
ある。
は、32回のサンプリングによって得られた32個の受
光データについての重心である。各画素についての32
個の受光データに、1〜32のサンプリング番号を付
す。i番目の受光データはxiで表される。iは1〜3
2の整数である。このとき、iは、1つの画素につい
て、その画素が有効受光領域Aeに入ってからのフレー
ム数を示している。
いての重心ipは、32個の受光データについて、i・
xiの総和Σi・xiをxiの総和Σxiで除すことに
より求められる。すなわち、
から読み出したデータに基づいて、各画素についての重
心ip(すなわち時間重心Npeak)を算出する。但
し、メモリ63から読み出したデータをそのまま用いる
のではなく、各データから定常光データksを減算した
値(その値が負になるときは0)を用いる。つまり、セ
ンサ53から出力される受光データに対して、定常光デ
ータksの分だけ差し引いてオフセットを与えるのであ
る。
していないときの画素の受光データに基づいて算出され
るデータである。定常光データksは、予め定めた固定
値を用いてもよく、又はセンサ53から出力されるデー
タを用いてリアルタイムで求めてもよい。固定値とする
場合には、センサ53の出力が8ビット(256階調)
である場合に、例えば「5」「6」又は「10」などと
する。リアルタイムで求める場合には、1つの注目画素
についての32個の受光データの前後各2画素分の受光
データのそれぞれの平均値を求め、平均値の小さい方を
定常光データksとすればよい。その理由は、有効受光
領域Aeの前後のいずれかにおいてはスリット光Uが入
射していないから、これによってスリット光Uが入射し
ていないときの受光データをリアルタイムで確実に求め
ることができるからである。また、前後各2画素分の受
光データの平均値の大きい方を定常光データksとして
もよい。32個の受光データの前の2画素分の受光デー
タの平均値、又は32個の受光データの後の2画素分の
受光データの平均値を用いてもよい。1画素分の受光デ
ータを用いてもよい。さらに、物体Qの形状又は受光デ
ータに含まれるノイズの状態によっては、それらの値に
さらに所定値(例えば「5」)を加算した値を定常光デ
ータksとして用い、これによりオフセットを大きく
し、不要なノイズ成分を一層確実にカットするようにし
てもよい。なお、それらの場合に、1フレームの大きさ
は、36ライン又は34ライン又は33ラインとなる
が、重心ipの算出には32ライン分の32個のデータ
を用いればよい。
は、定常光データ記憶部731、減算部732、第1加
算部733、第2加算部734、及び除算部735から
なる。これらはソフトウエアを用いることによって実現
されるが、これらの全部又は一部をハードウエア回路に
より構成することも可能である。
タksを記憶する。減算部732は、入力された受光デ
ータから定常光データksを減算する。ここで、減算部
732から出力されるデータをあらためて受光データx
iとする。第1加算部733は、i・xiをi=1〜3
2について加算し、その合計値を出力する。第2加算部
734は、xiをi=1〜32について加算し、その合
計値を出力する。除算部735は、第1加算部733の
出力値を第2加算部734の出力値で除し、重心ipを
出力する。除算部735から出力された重心ipは、表
示用メモリ74に記憶される。また、第1加算部733
の出力値及び第2加算部734の出力値は、それぞれ出
力用メモリ64a,bに記憶される。出力用メモリ64
a,bに記憶されたデータは、SCSIコントローラ6
6を介してディジタル出力端子33からホスト3に出力
され、又は記録メディア4に格納される。ホスト3にお
いて、これらのデータに基づいて3次元位置演算処理が
行われ、またこれらのデータの信頼性が判定される。
は、1つの画素について、重心演算回路73による上述
の処理が行われるように、メモリ63のアドレスを画素
毎に順次指定する。例えば、最初のライン32について
は、図8に示すフレーム1に含まれるライン32の1画
素目のデータ、フレーム2に含まれるライン32の1画
素目のデータというように、ライン32の1画素目のデ
ータについてフレーム1から32までの合計32個のデ
ータを順にアドレス指定する。アドレス指定されること
によって、メモリ63からデータが読み出されて重心演
算回路73に送り込まれる。ライン32についての演算
が行われている間に、次のフレーム33の受光データが
メモリ63に転送される。以降においても、メモリ63
からの読み出しと書き込みが並行して行われ、これによ
って回路が効率よく動作する。
入力された時点で、除算部735が重心ipを出力す
る。続いて、2画素目のデータ、3画素目のデータとい
うように、200画素目のデータまで順に処理を行い、
ライン32についての重心ipの算出を終了する。ライ
ン32についての重心ipの算出を終えると、続いて、
ライン33、ライン34、ライン35というように、ラ
イン231まで、200ラインの全部について重心ip
の算出を行う。
3は、積分領域及び蓄積領域を有し、積分領域での積分
動作が完了すると電荷を蓄積領域へ一括転送し、蓄積領
域から外部に順次出力する。
は、LCD21の画面に表示される。重心ipは、計測
対象の物体Qの表面の位置に関連し、物体Qの表面の位
置が3次元カメラ2に近い場合に重心ipの値が大きく
なり、遠い場合に重心ipの値が小さくなる。したがっ
て、重心ipを濃度データとして濃淡画像を表示させる
ことにより距離分布を表現することができる。
を計測の手順と合わせて説明する。上述したように、計
測のサンプリング点数を200×262とする。すなわ
ち、撮像面S2におけるスリットUの幅方向の画素数は
262であり、実質的なフレーム数Nは231である。
するカラーモニタ像を見ながら、カメラ位置と向きとを
決め、画角を設定する。その際、必要に応じてズーミン
グ操作を行う。3次元カメラ2ではカラーセンサ54に
対する絞り調整は行われず、電子シャッタ機能により露
出制御されたカラーモニタ像が表示される。これは、絞
りを開放状態とすることによってセンサ53の入射光量
をできるだけ多くするためである。
流れを示す図、図15はホスト3における3次元位置演
算の処理手順を示すフローチャート、図16は光学系の
各点と物体Qとの関係を示す図である。
グ)に応じて、ズームユニット51のバリエータ部51
4の移動が行われる。また、フォーカシング部512の
移動による手動又は自動のフォーカシングが行われる。
フォーカシングの過程でおおよその対物間距離d0 が測
定される。
て、投光側のバリエータレンズ422の移動量が図示し
ない演算回路によって算出され、算出結果に基づいてバ
リエータレンズ422の移動制御が行われる。
トローラ58を介して、フォーカシングエンコーダ59
Aの出力(繰り出し量Ed)及びズーミングエンコーダ
60Aの出力(ズーム刻み値fp)を読み込む。システ
ムコントローラ61の内部において、歪曲収差テーブル
T1、主点位置テーブルT2、及び像距離テーブルT3
が参照され、繰り出し量Ed及びズーム刻み値fpに対
応した撮影条件データがホスト2へ出力される。ここで
の撮影条件データは、歪曲収差パラメータ(レンズ歪み
補正係数d1,d2)、前側主点位置FH、及び像距離
bである。前側主点位置FHは、ズームユニット51の
前側端点Fと前側主点Hとの距離で表される。前側端点
Fは固定であるので、前側主点位置FHにより前側主点
Hを特定することができる。
ザ41の出力(レーザ強度)及びスリット光Uの偏向条
件(走査開始角、走査終了角、偏向角速度)を算定す
る。この算定方法を詳しく説明する。まず、おおよその
対物間距離d0 に平面物体が存在するものとして、セン
サ53の中央で反射光を受光するように投射角設定を行
う。以下で説明するレーザ強度の算定のためのパルス点
灯は、この設定された投射角で行う。
算定に際しては、人体を計測する場合があるので、安全
性に対する配慮が不可欠である。まず、最小強度LDm
inでパルス点灯し、センサ53の出力を取り込む。取
り込んだ信号〔Son(LDmin)〕と適正レベルS
typとの比を算出し、仮のレーザ強度LD1を設定す
る。
〔Son(LDmin)〕 続いてレーザ強度LD1で再びパルス点灯し、センサ5
3の出力を取り込む。取り込んだ信号〔Son(LD
1)〕が適正レベルStyp又はそれに近い値であれ
ば、LD1をレーザ強度LDsと決める。他の場合に
は、レーザ強度LD1とMAX〔Son(LD1)〕と
を用いて仮のレーザ強度LD1を設定し、センサ53の
出力と適正レベルStypとを比較する。センサ53の
出力が許容範囲内の値となるまで、レーザ強度の仮設定
と適否の確認とを繰り返す。なお、センサ53の出力の
取り込みは、撮像面S2の全面を対象に行う。これは、
AFによる受動的な距離算出では、スリット光Uの受光
位置を高精度に推定することが難しいためである。セン
サ53におけるCCDの積分時間は1フィールド時間
(例えば1/60秒)であり、実際の計測時における積
分時間より長い。このため、パルス点灯を行うことによ
り、計測時と等価なセンサ出力を得る。
きのスリット光Uの受光位置から、三角測量により対物
間距離dを決定する。最後に、決定された対物間距離d
に基づいて、偏向条件を算出する。偏向条件の算定に際
しては、対物間距離dの測距基準点である受光系の前側
主点Hと投光の起点AとのZ方向のオフセットdoff
を考慮する。また、走査方向の端部においても中央部と
同様の計測可能距離範囲d’を確保するため、所定量
(例えば8画素分)のオーバースキャンを行うようにす
る。走査開始角th1、走査終了角th2、偏向角速度
ωは、次式で表される。
8)+L)/(d+doff)〕×180/π th2=tan-1〔−β×pv(np/2+8)+L)
/(d+doff)〕×180/π ω=(th1−th2)/np β:撮像倍率(=d/実効焦点距離freal) pv:画素ピッチ np:撮像面S2のY方向の有効画素数 L:基線長 このようにして算出された条件で次に本発光に移り、物
体Qの走査(スリット投影)が行われ、上述の出力処理
回路52、メモリ63、及び重心演算回路73を経て出
力用メモリ64に記憶されたデータD62がホスト2へ
送られる。同時に、偏向条件(偏向制御データ)及びセ
ンサ53の仕様などを示す装置情報D10も、ホスト3
へ送られる。表1は3次元カメラ2がホスト3へ送る主
なデータをまとめたものである。
次元位置演算処理が実行され、これによって200×2
00個のサンプリング点(画素)の3次元位置(座標
X,Y,Z)が算定される。サンプリング点はカメラ視
線(サンプリング点と前側主点Hとを結ぶ直線)とスリ
ット面(サンプリング点を照射するスリット光Uの光軸
面)との交点である。
送られてきたxiの総和Σxiが所定値を上回っている
かどうかを判定する(#11)。xiが小さい場合、つ
まりスリット光成分の総和Σxiが所定の基準に満たな
い場合には誤差を多く含んでいるので、その画素につい
ては3次元位置の算出を実行しない。そして、その画素
については「エラー」を示すデータを設定して記憶する
(#17)。Σxiが所定値を上回っている場合には十
分な精度が得られるので、3次元位置の算出を実行す
る。
Uの通過タイミングnopを算出する(#12)。通過
タイミングnopは、i=1〜32について(Σi・x
i)/(Σxi)を計算して重心ip(時間重心Npe
ak)を求め、これにライン番号を加算することによっ
て算出される。
素の出力が得られている32フレーム内のタイミングで
あるので、ライン番号を加えることによって走査開始か
らの通過タイミングnopに変換する。具体的には、ラ
イン番号は、最初に算出されるライン32の画素につい
ては「32」、次のライン33については「33」とな
る。注目画素gのラインが1つ進む毎にライン番号は1
つ増大する。しかし、これらの値は他の適当な値とする
ことが可能である。その理由は、3次元位置を算出する
際に、係数である後述の(6)式におけるX軸周りの回
転角(the1)及びX軸周りの角速度(the4)な
どをキャリブレーションにより適切に設定することがで
きるからである。
算出された3次元位置は、その画素に対応するメモリ領
域に記憶し(#14)、次の画素について同様の処理を
行う(#16)。総ての画素についての処理が終わると
終了する(#15でイエス)。
する。カメラ視線方程式は次の(4)式及び(5)式で
ある。 (u−u0)=(xp)=(b/pu)×〔X/(Z−FH)〕 …(4) (v−v0)=(yp)=(b/pv)×〔Y/(Z−FH)〕 …(5) b:像距離 FH:前側主点位置 pu:撮像面における水平方向の画素ピッチ pv:撮像面における垂直方向の画素ピッチ u:撮像面における水平方向の画素位置 u0:撮像面における水平方向の中心画素位置 v:撮像面における垂直方向の画素位置 v0:撮像面における垂直方向の中心画素位置 スリット面方程式は(6)式である。
画素を中心として対称に生じる。したがって、歪み量は
中心画素からの距離の関数で表される。ここでは、距離
の3次関数で近似する。2次の補正係数をd1、3次の
補正係数をd2とする。補正後の画素位置u’,v’は
(7)式及び(8)式で与えられる。
を代入し、vに代えてv’を代入することにより、歪曲
収差を考慮した3次元位置を求めることができる。な
お、キャリブレーションについては、電子情報通信学会
研究会資料PRU91-113[カメラの位置決めのいらない
画像の幾何学的補正]小野寺・金谷、電子情報通信学会
論文誌D-II vol. J74-D-II No.9 pp.1227-1235,'91/9
[光学系の3次元モデルに基づくレンジファインダの高
精度キャリブレーション法]植芝・吉見・大島、などに
詳しい開示がある。
カメラ2Bについて、図17乃至図24を参照して説明
する。図17乃至図24において、図3及び図11の要
素と同一の機能を有する要素には同一の符号を付す。
の機能構成を示すブロック図である。図17に示す3次
元カメラ2Bでは、その重心演算回路73Bの構成及び
動作が上に述べた図3の3次元カメラ2Bと相違してい
るが、その他の構成は図3の3次元カメラ2Bと同一で
ある。したがって、ここでは重心演算回路73Bのみに
ついて説明する。
3から読み出された受光データに対しソフトウエアによ
って重心演算を行うものであったが、図17に示す距離
演算回路73Bは、ハードウエアによって重心演算を行
うものである。したがって、重心演算回路73Bによる
と処理が高速に行われる。
法に応じて種々の回路が考えられる。重心演算の方法に
は次の2つがある。その1つは、スリット光Uがセンサ
53上の特定の画素における複数のサンプリング時刻で
のデータ列に基づいて演算を行う方法である。他の1つ
は、あるサンプリング時刻に得られたスリット光Uのセ
ンサ53上の空間的なデータ列に基づいて演算を行う方
法である。本明細書において、前者を「時間重心演
算」、後者を「空間重心演算」と言う。図11において
説明した重心演算は時間重心演算である。ここでは、時
間重心演算及び空間重心演算の両方について、具体的な
回路を説明する。
的な回路として、図18及び図21に示す2つの例を説
明する。図18の重心演算回路73B1は、時系列に入
力される受光データをFIFO(first in first out)
メモリに保持しておき、必要なデータが蓄えられてから
重心演算を実施するように構成されている。また、図2
1の重心演算回路73B2は、時系列に入力される受光
データを、逐次演算し、デュアルポートメモリであるV
RAMにより構成されるメモリ部に、分子データ及び分
母データとして累積加算して蓄積し、その結果を除算器
を通して出力するように構成される。
路73B1について説明する。図18はFIFOメモリ
を使った重心演算回路73B1の例を示す図、図19は
メモリ63B1の詳細な構成の例を示す図、図20はメ
モリ63B1の動作を模式的に説明するための図であ
る。
系列に入力される受光データは、減算器732Bにおい
て定常光成分ksが取り除かれた後、FIFOメモリで
あるメモリ63B1に順次保持される。メモリ63B1
は、メモリ制御回路63A1によって書込み及び読出し
の制御が行われる。
633a1〜633a31において、FIFOメモリ6
33a1は200×31段、FIFOメモリ633a2
は200×30段、FIFOメモリ633a3は200
×29段…、FIFOメモリ633a31は200×1
段というように、i番目のFIFOメモリ633ai
は、200×(32−i)段のFIFOメモリとなって
いる。また、下列に記載されたFIFOメモリ633b
1〜633b32は、それぞれ、200×1段のFIF
Oメモリである。
(i−1)から出力されるデータのうち、その最初の2
00画素分のデータはi番目のFIFOメモリ633b
iへ送られ、それ以降のデータはFIFOメモリ633
aiへ送られる。
て送られると、つまりFIFOメモリ633biに20
0画素分のデータが送られると、FIFOメモリ633
b1の1画素目(n,1,1)、FIFOメモリ633
b2の1画素目(n−1,2,1)、FIFOメモリ6
33b3の1画素目(n−2,3,1)…、FIFOメ
モリ633b32の1画素目(n−31,32,1)と
いうように、全てのFIFOメモリ633bi(i=1
〜32)について、その1画素目(n−i+1,i,
1)を順次読み出す。そして、次は全てのFIFOメモ
リ633bi(i=1〜32)の2画素目(n−i+
1,i,2)を順次読み出し、さらに次は全てのFIF
Oメモリ633bi(i=1〜32)の3画素目(n−
i+1,i,3)を順次読み出すというように、FIF
Oメモリ633biから各画素のデータを点順次に読み
出す。これによって、センサ53の特定の画素について
の時系列データが取り出される。
n番目のフレーム(nフレーム目)においてiライン目
に読み出された受光データ列の水平座標hのデータを意
味する。
タ、S(n,1,h),S(n−1,2,h)…、S
(n−i+1,i,h)…、S(n−31,32,h)
を、順次演算することによって、時間重心Npeakを
求める。
i,h)は、センサ53の同一画素におけるサンプリン
グ時刻の異なる受光データであるから、1〜32のサン
プリング番号を付し、i番目の受光データを「xi」で
表すと、図13に示すように時間重心Npeakは32
回のサンプリングによって得られた32個の受光データ
x1〜x32についての重心ipと一致する。
た受光データS(n,i,h)、すなわちxiは、乗算
器736、加算器737及び分子データを保持するレジ
スタ733Bからなる分子演算部、加算器738及び分
母データを保持するレジスタ734Bからなる分母演算
部、並びに分母分子データを除算する除算器735Bか
ら構成される演算部により演算され、これによって重心
ip(時間重心Npeak)が求められる。これらはハ
ードウエアで構成されているが、これらの全部又は一部
をソフトウエアで実現することも可能である。
3B及び分母データを保持するレジスタ734Bのデー
タは、除算器735Bへ出力されて重心演算される他、
それぞれ出力用メモリ64b,64aへも出力されて記
憶される。
Mを使った重心演算回路73B2について説明する。図
21はデュアルポートメモリであるVRAM631,6
32を使った重心演算回路73B2を示す図、図22は
VRAM631,632の各アドレスpyに格納される
データのライン番号を示す図である。
系列に入力される受光データは、減算器732Bにおい
て定常光成分ksが取り除かれる。定常光成分ksが取
り除かれたデータについて、n番目のフレームのiライ
ン目に読み出される水平座標hの受光データをS(n,
i,h)で表す。
00×32Byteの記憶容量を持つ読み書き可能なデ
ュアルポートメモリであり、任意のアドレスにランダム
アクセスが可能なランダムアクセスポートと、アドレス
指定されたラインについて1ライン分のデータを連続的
に読み出すことの可能なシリアルアクセスポートとを備
えている。図中のレジスタ「SAM」はシリアルアクセ
スポートとして機能するものであり、VRAM631,
632中のアドレス指定された1つのラインのデータが
レジスタ「SAM」に転送され、レジスタ「SAM」か
ら1ライン分のデータが読み出される。
のアドレス(px,py)は、次のように指定される。
つまり、受光データS(n,i,h)をアクセスする場
合のアドレス(px,py)は次のようになる。
/32) 書き込みの場合にはアドレス(px,py)が指定さ
れ、読み出しの場合にはアドレスpyが指定される。な
お、本実施形態において、アドレスpyは0〜31であ
り、これはライン番号1〜32に対応する。
子データが格納され、他方のVRAM632には除算の
分母データが格納される。例えば、センサ53の(n+
i−1)番目のラインに対応する分子データは、VRA
M631の上述の式から求められるアドレスpyによっ
て指定されるラインに累積される。
って、つまりセンサ53の各ラインの読出しに先立っ
て、VRAM631,632の中のアドレスpyで指定
されるラインのデータは、シリアルアクセスポートにセ
ットされる。シリアルアクセスポートから読み出された
データは、加算器737,738に入力され、センサ5
3の注目画素に対応するデータと加算される。加算され
たデータ、つまり加算器737,738から出力された
データは、VRAM631,632の指定されたアドレ
ス(px,py)に、ランダムアクセスポートから書き
込まれる。このよな処理が1ライン分の200画素につ
いて行われ、VRAM631,632の1つのラインの
データが更新される。このようにして、センサ53にお
ける注目画素に対応するデータが32フレーム分にわた
って累積される。
サ53の32フレーム分のデータが累積されると、次の
フレームのデータつまり次のラインのデータが書き込ま
れる前に、32ライン分の累積値がシリアルアクセスポ
ートから除算器735Bへ出力される。
累積値である分子データ及び分母データによる除算を行
うことによって重心ip(時間重心Npeak)が求め
られ、表示用メモリ74へ出力される。また、VRAM
631,632から出力される分子データ及び分母デー
タは、出力用メモリ64b,64aへも出力され記憶さ
れる。
は、メモリ制御回路63A2によって制御される。な
お、乗算器736は、分子データに重み計数iを乗じる
ためのものである。
的な回路として、図18及び図24に示す2つの例を説
明する。図18の重心演算回路73B1は、上述したよ
うに、時系列に入力される受光データをFIFOメモリ
に保持しておき、必要なデータが蓄えられてから重心演
算を実施するように構成されている。図18において、
上述の時間重心演算の方法とはFIFOメモリの構成が
異なる。また、図24の重心演算回路73B3は、時系
列に入力される受光データを、逐次演算し、2組のレジ
スタ群で構成されるメモリ部に、分子データ及び分母デ
ータとして累積加算して蓄積し、その結果を除算器を通
して出力するように構成されている。
た重心演算回路73B1について説明する。図18にお
いて、出力処理回路62から時系列に入力される受光デ
ータは、減算器732Bにおいて定常光成分ksが取り
除かれた後、FIFOメモリであるメモリ63Bに順次
保持される。
を示す図である。図23の上列に記載されたFIFOメ
モリ634a1〜634a32、及び下列に記載された
FIFOメモリ634b1〜634b32は、それぞ
れ、200×1段のFIFOメモリである。
メモリ634aiがデータを書き込む動作を行い、同時
に、FIFOメモリ634biがその1フレーム前であ
る(n−1)番目のフレームに書き込まれたデータを順
次読み出す。また、1フレーム後である(n+1)番目
のフレームでは、FIFOメモリ634biがデータを
書き込む動作を行い、同時にFIFOメモリ634ai
がn番目のフレームに書き込んだデータを順次読み出
す。このような読み書きの動作はメモリ制御回路63A
1によって制御される。
のデータが読み出されるよう制御されているとすると、
FIFOメモリ634a32、634a31、634a
30…、634a2、634a1の順に、各FIFOメ
モリ634aiの1画素目のデータが読み出される。そ
して次に、同様の順に2画素目のデータが読み出され、
次に3画素目のデータというように、200画素目まで
順に読み出される。
る。
平座標hに対しては32個の同一時刻における垂直方向
にサンプルされたデータであるから、1〜32のサンプ
リング番号を付し、i番目のデータをxiで表すと、空
間重心Npeakは32回のサンプリングによって得ら
れた32個の受光データx1〜x32についての重心i
pと一致する。
た受光データS(n,i,h)すなわちxiは、乗算器
736、加算器737及び分子データを保持するレジス
タ733Bからなる分子演算部、加算器738及び分母
データを保持するレジスタ734Bからなる分母演算
部、並びに分母分子データを除算する除算器735Bか
ら構成される演算部により演算され、これによって重心
ip(空間重心Mpeak)が求められる。
3B及び分母データを保持するレジスタ734Bのデー
タは、除算器735Bへ出力されて重心演算される他、
それぞれ出力用メモリ64b,64aへも出力されて記
憶される。
リ部を使った重心演算回路73B3について説明する。
図24において、出力処理回路62から時系列に入力さ
れる受光データは、減算器732Bにおいて定常光成分
ksが取り除かれる。ここでは、定常光成分ksが取り
除かれたデータを受光データS(n,i,h)とする。
分子データについては、乗算器736によって重み計数
iが乗じられる。
00Byteの記憶容量を持つ読み書き可能なメモリで
ある。レジスタ635,636には分子データが格納さ
れ、レジスタ637,638には分母データが格納され
る。
のデータが格納され、レジスタ636,638には更新
前のデータが格納される。つまり、レジスタ635,6
37にそれまでに累積された水平座標hのデータは、セ
ンサ53の各ラインの読出しに先立ってレジスタ63
6,638に転送されて記憶され、レジスタ636,6
38に記憶されたデータと次の受光データとが加算され
てレジスタ635,637に書き込まれる。レジスタ6
35〜638への読み書きは、センサ53の各ラインの
読出しに同調して行われるよう、メモリ制御回路63A
3によって制御される。
母データは、それぞれ32回累積加算された後、レジス
タ635,637から除算器735Bに出力され、重心
ip(空間重心Mpeak)が求められる。
方法において、スリット光Uの通過タイミングnopを
受光量のピークタイミングに基づいて検出するのではな
く、有効受光領域Aeに入っている所定期間(本実施形
態では32ライン分の期間)内における重心演算で算出
される重心ip(時間重心Npeak)に基づいて検出
するので、ノイズの影響を受け難い。また、予め決めら
れた期間の出力を使用するので、ピーク検出回路が不要
である。
効受光領域Aeに入っている全期間である32ライン分
としたので、計測可能距離範囲d’内にある物体Qに対
して確実に時間重心Npeakを算出することができ
る。しかし、例えば、受光量のピークの存在する前後に
おける適当な期間、例えばピークの前後15ライン分、
10ライン分、5ライン分などとすることも可能であ
る。このように、所定期間をピークとの関連で定めるこ
ととすると、物体Qの表面からの正規の検出光以外の光
による影響を少なくすることができる。
方法において、特定のタイミングにおける受光量の最大
位置を、有効受光領域Ae内の画素(本実施形態では3
2ラインにわたる32個の画素)における重心演算で算
出される重心ip(空間重心Mpeak)に基づいて検
出するので、ノイズの影響を受け難い。また、予め決め
られた受光幅内の出力を使用するので、ピーク検出回路
が不要である。
いて3次元位置を算出したが、重心演算回路73,73
Bで求めた重心ipのデータに基づいて3次元位置を算
出してもよい。また、3次元位置を算出する演算をホス
ト3が担うものであるが、3次元カメラ2に3次元位置
を算出する演算機能を設けてもよい。3次元位置をルッ
クアップテーブル方式で算定することも可能である。受
光側の光学系50において、ズームユニット51に代え
て交換レンズによって撮像倍率を変更してもよい。その
他、3次元カメラ2,2B、ホスト3、又は計測システ
ム1の全体又は各部の構成、処理内容又は順序、処理タ
イミングなどは、本発明の主旨に沿って適宜変更するこ
とができる。
高分解能で高精度の計測が可能であり、構成が簡単でノ
イズの影響を受け難い3次元計測装置を提供することが
できる。
囲内にある物体に対して確実に通過タイミングを算出す
ることができる。請求項6の発明によると、空間重心を
求めるための演算に要する時間が短縮される。
る。
図である。
関係を示す図である。
状態を示す図である。
状態を示す図である。
憶状態を示す図である。
る。
ある。
である。
示すフローチャートである。
る。
すブロック図である。
示す図である。
ある。
る。
タのライン番号を示す図である。
を示す図である。
るための図である。
段、第4演算手段) 40 光学系(投光手段) 43 ガルバノミラー(走査手段) 53 センサ(撮像手段) 61 システムコントローラ(撮像制御手段) 73 重心演算回路(第1演算手段) 733 第1加算部 734 第2加算部 735 除算部 73B,73B1,73B2 重心演算回路(第1演算
手段) 73B,73B1,73B3 重心演算回路(第3演算
手段) 631 VRAM(第1加算部) 632 VRAM(第2加算部) 635,636 レジスタ(第1加算部) 637,638 レジスタ(第2加算部) 733B レジスタ(第1加算部) 734B レジスタ(第2加算部) 735B 除算器(除算部) 737 加算器(第1加算部) 738 加算器(第2加算部) g 画素(受光領域) Ae 有効受光領域(受光幅) nop 通過タイミング Npeak 時間重心 Mpeak 空間重心 ip 重心(時間重心、空間重心) S2 撮像面 U スリット光(検出光) Q 物体
Claims (6)
- 【請求項1】検出光を照射して物体を光学的に走査する
ための投光手段と、 複数の受光領域からなる撮像面を有し、前記物体で反射
した前記検出光を受光する撮像手段と、 前記物体に対する前記検出光の照射方向を変化させる走
査手段と、 前記各受光領域に入射する前記検出光の光量情報を出力
するように前記撮像手段を駆動する撮像制御手段と、 予め決められた所定期間内の前記撮像手段の出力(x)
とそれぞれの出力(x)が得られたタイミング(i)と
に基づいて重心演算を行うことにより、前記検出光が前
記各受光領域を通過した通過タイミングを求める第1演
算手段と、 前記物体上の前記各受光領域に対応した部位の位置を、
前記通過タイミングにおける照射方向と当該各受光領域
に対する前記検出光の入射方向との関係に基づいて求め
る第2演算手段と、 を有したことを特徴とする3次元計測システム。 - 【請求項2】前記第1演算手段は、 前記所定期間内における前記出力(x)と前記タイミン
グ(i)との積(x・i)の総計Σ(x・i)を算出す
る第1加算部及び前記出力(x)の総計Σ(x)を算出
する第2加算部と、 前記第1加算部及び第2加算部からの出力に基づいて、
時間重心Npeak=Σ(x・i)/Σ(x)を算出す
る除算部とを含む、 請求項1記載の3次元計測システム。 - 【請求項3】前記所定期間として、前記物体の計測可能
距離範囲に対応する有効受光領域を前記検出光が通過す
る期間が用いられている、 請求項1又は請求項2記載の3次元計測システム。 - 【請求項4】検出光を照射して物体を光学的に走査する
ための投光手段と、 複数の受光領域からなる撮像面を有し、前記物体で反射
した前記検出光を受光する撮像手段と、 前記物体に対する前記検出光の照射方向を変化させる走
査手段と、 前記各受光領域に入射する前記検出光の光量情報を出力
するように前記撮像手段を駆動する撮像制御手段と、 予め決められた受光幅内の前記各受光領域の位置(i)
と各受光領域についての前記撮像手段の出力(x)とに
基づいて重心演算を行うことにより、特定の照射方向に
照射された前記検出光によって最大の光量情報の得られ
る前記撮像面上の位置を求める第3演算手段と、 前記物体上の前記各受光領域に対応した部位の位置を、
前記特定の照射方向と前記第3演算手段により求められ
た前記撮像面上の位置に対応する前記検出光の入射方向
との関係に基づいて求める第4演算手段と、 を有したことを特徴とする3次元計測システム。 - 【請求項5】前記第3演算手段は、 前記各受光領域についての前記出力(x)と前記各受光
領域の位置(i)との積(x・i)の総計Σ(x・i)
を算出する第1加算部及び前記出力(x)の総計Σ
(x)を算出する第2加算部と、 前記第1加算部及び第2加算部からの出力に基づいて、
空間重心Mpeak=Σ(x・i)/Σ(x)を算出す
る除算部とを含む、 請求項4記載の3次元計測システム。 - 【請求項6】前記受光幅として、前記物体の計測可能距
離範囲に対応する有効受光領域が用いられている、 請求項4又は請求項5記載の3次元計測システム。
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