JPH1020608A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH1020608A
JPH1020608A JP8173224A JP17322496A JPH1020608A JP H1020608 A JPH1020608 A JP H1020608A JP 8173224 A JP8173224 A JP 8173224A JP 17322496 A JP17322496 A JP 17322496A JP H1020608 A JPH1020608 A JP H1020608A
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JP
Japan
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image forming
laser beams
color image
forming apparatus
distance
Prior art date
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Application number
JP8173224A
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English (en)
Inventor
Koji Maruyama
耕司 丸山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最終段の光学部品を光走査装置として一体化
でき、各色の結像位置の調整を容易にすると共に、経時
変動や熱変形による色ずれを抑えてカラー画像の画質を
向上させること。 【解決手段】 複数の結像光学系33A〜33Dの両外
側に配列された結像光学系33A、33D間の距離L1
を、複数の結像光学系33A〜33Dとこれに対応した
感光体24A〜24D間の距離の最小距離L2 の2倍よ
り小さく設定して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の像担持体上に
それぞれ異なる色の画像を形成して、これらの画像を移
動する転写媒体上にそれぞれ順次転写することによりカ
ラー画像を形成するカラー画像形成装置に関し、特に、
組立時の各色の結像位置の調整を容易にすると共に経時
変動や熱変形による色ずれを抑えてカラー画像の画質を
向上したカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機や、カラープリンタ等のカ
ラー画像形成装置として、例えば、記録紙や中間転写ベ
ルト等の転写媒体の移動方向に並列に配置された複数の
感光体上にそれぞれ異なる色の画像を形成し、これらの
画像を移動する転写媒体にそれぞれ順次転写することに
よりカラー画像を形成する、所謂、タンデム型のカラー
画像形成装置が広く知られている。
【0003】図12には、タンデム型のカラー画像形成
装置の一般的な構成が示されている。このカラー画像形
成装置は、記録紙の搬送方向に並列に配置され、後述す
る光走査装置によってレーザビームの露光を受けること
により表面に静電潜像を形成する感光体ドラム1A〜1
Dと、感光体ドラム1A〜1Dを帯電するコロトロン等
の帯電器2A〜2Dと、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)のカラーデータに所定の処理を施し
て得られたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、BK(ブラック)の画像データに基づいて変調さ
れたレーザビームを出射する光走査装置3A〜3Dと、
光走査装置3A〜3Dから出射されたレーザビームを感
光体ドラム1A〜1Dに導くシリンドリカルミラー4A
〜4Dと、感光体ドラム1A〜1Dに形成された静電潜
像をそれぞれY、M、C、BKのトナーで現像する現像
機5A〜5Dと、記録紙6を感光体ドラム1A〜1Dの
共通する接線方向に搬送して、感光体ドラム1A〜1D
上に形成された各色のトナー像を記録紙6上に転写させ
る搬送ベルト7と、感光体ドラム1A〜1D上に残留し
たトナーを除去するクリーナ8A〜8Dと、各色の転写
が終了した記録紙6の転写像を定着する定着ロール9を
有して構成されている。
【0004】図13には、光走査装置3Aが示されてい
る。ここで、光走査装置3B〜3Dについては光走査装
置3Aと同一の構成のため、説明を省略する。光装置装
置3Aは、所定の色の画像データに基づいて発光時間制
御回路10に制御されることにより変調されたレーザビ
ームを出射するレーザダイオード11と、レーザダイオ
ード11から出射されたレーザビームを集光するコリメ
ータレンズ12と、コリメータレンズ12で集光され、
焦点から拡散していくレーザビームを集光するシリンド
リカルレンズ13と、シリンドリカルレンズ13を通過
したレーザビームを反射偏向するポリゴンミラー14
と、ポリゴンミラー14によって反射偏向した偏向ビー
ムを主走査方向に集束させて感光体ドラム1Aの露光ラ
イン上を等速度で走査させるfθレンズ15を有してい
る。また、感光体ドラム1Aの露光ラインに続く側部に
照射位置検出センサ16が設けられており、この出力に
基づいて感光体ドラム1Aへの画像の書き込みタイミン
グが制御されるようになっている。
【0005】このような構成において、光走査装置3A
〜3DからY、M、C、BKの画像データに基づいて変
調されたレーザビームを出射し、予め帯電器2A〜2D
に帯電を受けて回転する感光体ドラム1A〜1Dを露光
して、感光体ドラム1A〜1Dの表面に静電潜像を形成
する。この静電潜像は現像機5A〜5Dにおいて各色の
トナーで現像され、記録紙6への転写地点に移動させら
れる。また同時に、記録紙6が搬送ベルト7によって所
定のタイミングで感光体ドラム1A〜1Dの転写地点に
送られ、感光体ドラム1A〜1D上に形成された各色の
トナー像が記録紙6上に順次転写される。転写が済んだ
記録紙6は定着ロール9に搬送され、転写像の定着がな
される。
【0006】ところで、このような一般的なタンデム型
のカラー画像形成装置では、複数の感光体ドラムにそれ
ぞれ対応する複数の光走査装置でレーザビームの露光を
行っているため、装置が大型化すると共にコストアップ
になるという問題があった。
【0007】そこで最近では、複数の感光体ドラムを露
光する複数のレーザビームに対する光学部品を共通化し
て、小型化、及び低コスト化を図るカラー画像形成装置
が、例えば、特開平6−286226号公報によって提
案されている。
【0008】図14には、上記したカラー画像形成装置
が示されている。このカラー画像形成装置は、4本のレ
ーザビームを出射する半導体レーザアレイ(図示せず)
と、半導体レーザアレイから出射された4本のレーザビ
ームを共通に反射偏向するポリゴンミラー17と、ポリ
ゴンミラー17で反射偏向した4本の偏向ビームを所定
の方向に導く反射ミラー18と、反射ミラー18で反射
した4本のレーザビームをそれぞれ主走査方向に集束さ
せて感光体ドラム1A〜1Dの露光ライン上を等速度で
走査させるfθレンズ19と、異なった角度の4つの入
射面を有するプリズムと4枚のミラーを組み合わせて成
り、fθレンズ19を通過した4本のレーザビームを感
光体ドラム1A〜1Dの配列位置に応じた方向に分離す
るプリズム型反射鏡20と、プリズム型反射鏡20によ
って分離された4本のレーザビームをそれぞれ対応する
感光体ドラム1A〜1Dに導く反射ミラー21A〜21
Fと、反射ミラー21A〜21Fで反射した4本のレー
ザビームを副走査方向にそれぞれ集束させるシリンドリ
カルレンズ22A〜22Dより構成されている。
【0009】ここで、感光体ドラム1A〜1Dのそれぞ
れの間には、図12で前述したように、クリーナ、現像
機等の関連装置が配置されているため、感光体ドラム1
A〜1Dのそれぞれの間の距離が決まっており、この各
感光体ドラム1A〜1Dの位置に合わせて反射ミラー2
1A〜21Fが配置される。このため、最も外側の反射
ミラー21A、21F間の距離L1 が、最も外側の反射
ミラー21Aと感光体ドラム1Aの結像位置との距離L
2 に比べて非常に大きくなっている。
【0010】このような構成において、半導体レーザア
レイからY、M、C、BKの画像データに基づいて変調
された4本のレーザビームが出射されると、ポリゴンミ
ラー17で共通に反射偏向され、反射ミラー18、及び
fθレンズ19を介してプリズム型反射鏡20に入射
し、そこで感光体ドラム1A〜1Dの配列位置に応じた
方向に分離される。分離された4本の光ビームはそれぞ
れ対応する感光体ドラム1A〜1Dに導く反射ミラー2
1A〜21Fで反射され、シリンドリカルレンズ22A
〜22Dを経て予め帯電を受けて回転する感光体ドラム
1A〜1Dを露光して、感光体ドラム1A〜1Dの表面
に静電潜像を形成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカラー
画像形成装置によると、最も外側の反射ミラー間の距離
が、最も外側の反射ミラーと感光体ドラムの結像位置と
の距離に比べて非常に大きく、結像光学系であるシリン
ドリカルレンズや反射ミラーが感光体ドラムの近傍に位
置しているため、これら結像光学系を他の走査光学系と
共に一体化することが設計上困難になる。このため、各
々の光学部品を実機に組み込んで実機内で光走査装置を
構成させなくては、各色の結像位置の調整が行えず、調
整作業が煩雑になるという不都合がある。また、各光学
部品の支持部材が独自に経時変動や熱変動を生じるの
で、各色の結像位置がずれ、色ずれが生じるという不都
合もある。更に、最も外側の反射ミラー間の距離が大き
いと、熱変形による結像位置ずれの影響を受けやすいと
いう問題がある。
【0012】従って、本発明の目的は、光走査装置の最
終段の光学部品と感光体間の距離を大にして最終段の光
学部品を光走査装置として一体化することができるカラ
ー画像形成装置を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は各色の結像位置の調整
を容易にすると共に、経時変動や熱変形による色ずれを
抑えてカラー画像の画質を向上できるようにしたカラー
画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、最終段の光学部品を光走査装置として一体化し、各
色の結像位置の調整を容易にすると共に、経時変動や熱
変形による色ずれを抑えてカラー画像の画質を向上する
ため、複数の感光体の数に応じた複数のレーザビームを
出射するレーザ光源と、レーザ光源から出射された複数
のレーザビームを共通に偏向する偏向手段と、偏向手段
によって偏向された複数のレーザビームを複数の感光体
の配列位置に応じた方向に分離する分離手段と、分離手
段によって分離された複数のレーザビームを複数の感光
体の結像位置に導く複数の結像光学系を備え、複数の結
像光学系の両外側に配列された結像光学系間の距離を、
複数の結像光学系とこれに対応した感光体間の距離の最
小距離の2倍より小さく設定して構成されたカラー画像
形成装置を提供するものである。
【0015】上記レーザ光源、偏向手段、分離手段、及
び複数の結像光学系は、一体化された構成を有すること
が好ましい。
【0016】上記複数の結像光学系は、複数のレーザビ
ームを複数の感光体の結像位置に導く複数の出射窓を有
した出射窓ユニットを有する構成が好ましく、上記分離
手段は、出射窓ユニットに支持されている構成が好まし
い。
【0017】上記レーザ光源、偏向手段、分離手段、及
び複数の結像光学系は、筐体内で一体化されて光学ユニ
ットを構成し、上記出射窓ユニットは、筐体の一部であ
る構成が好ましい。
【0018】上記レーザ光源は、複数のレーザビームの
各レーザビームが複数の感光体上でそれぞれ異なった複
数の結像位置を有する複数のレーザビームを出射する構
成が好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラー画像形成装
置について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態のカラ
ー画像形成装置を示す。このカラー画像形成装置は、
Y、M、C、BKの画像データに基づいて変調された4
本のレーザビームを出射する光走査装置23と、光走査
装置23から出射された4本のレーザビームの露光を受
けることにより表面に静電潜像をそれぞれ形成する感光
体ドラム24A〜24Dを備えて構成されている。
【0021】光走査装置23は、近接した4本の平行な
レーザビームを出射する半導体レーザアレイ25と、半
導体レーザアレイ25から出射された拡散する4本のレ
ーザビームをそれぞれ平行ビームにするコリメータレン
ズ26と、コリメータレンズ26を通過した4本のレー
ザビームをそれぞれ副走査方向に集束させるシリンドリ
カルレンズ27と、シリンドリカルレンズ27を通過し
た4本のレーザビームを所定の方向に反射する反射ミラ
ー28と、反射ミラー28で反射した4本のレーザビー
ムを反射偏向するポリゴンミラー29と、ポリゴンミラ
ー29で反射偏向した4本のレーザビームをそれぞれ主
走査方向、及び副走査方向に集束させて感光体ドラム2
4A〜24Dの露光ライン上を等速度で走査させるfθ
レンズ30と、fθレンズ30を通過した4本のレーザ
ビームを所定の方向に反射する反射ミラー31と、反射
ミラー31で反射した4本のレーザビームを感光体ドラ
ム24A〜24Dの配列位置に応じた方向に分離する光
分離多面鏡32と、光分離多面鏡32で分離された4本
のレーザビームをそれぞれ対応する感光体ドラム24A
〜24Dに導く最終ミラー33A〜33Dと、最終ミラ
ー33A〜33Dで反射したレーザビームをそれぞれ副
走査方向に集束させるシリンドリカルレンズ34A〜3
4Dと、これらの光学部品を収容して一体的に支持する
筐体35を有して構成されている。ここで、シリンドリ
カルレンズ34A〜34Dを用いる代わりに、最終ミラ
ー33A〜33Dとしてシリンドリカルミラーを用いて
レーザビームを副走査方向に集束させるような構成にし
ても良い。これは後述する他の実施の形態においても同
様である。
【0022】図2には、光分離多面鏡32が示されてい
る。光分離多面鏡32は、入射する4本のレーザビーム
の中心を通り、これらのレーザビームの光軸と平行な面
に関して対称な位置に、それぞれレーザビームの入射方
向に対して互いに異なった所定の角度で2面ずつ配置さ
せられ、入射した4本のレーザビームを4つの異なった
方向に反射する反射面32A〜32Dを有して構成され
ている。反射面32A〜32Dの反射角は、感光体ドラ
ム24A〜24Dの配列位置に応じて最終ミラー33A
〜33Dの位置と含めて半導体レーザアレイ25から感
光体ドラム24A〜24Dまでの各光路長が等しくなる
ように設定される。
【0023】最終ミラー33A〜33Dは、光分離多面
鏡32に入射する4本のレーザビームの中心を通り、そ
れらのレーザビームの光軸に平行な面に関して対称で、
且つ、感光体ドラム24A〜24Dの配列位置に基づい
て多面鏡32の反射面32A〜32Dの反射角との関係
を含めて半導体レーザアレイ25から感光体ドラム24
A〜24Dまでの各光路長が等しくなるように設定され
た位置に配置されている。また、両外側に配置されてい
る最終ミラー33A、33D間の距離L1 が、最終ミラ
ー33Aと感光体ドラム24Aの結像位置との間の距離
2 の2倍より小さく設定されている。
【0024】感光体ドラム24A〜24Dは、その転写
部における転写媒体への転写効率を100%に設計し
て、クリーナや廃トナー貯蔵部を不要にしたので、小さ
な中心間距離L3 で配列されている。
【0025】図3の(a),(b) には、上記光走査装置23
の走査光学系の光軸を含む平面における展開図が示され
ている。ここで、(a) は副走査方向の展開図に対応し、
半導体レーザアレイ25から出射されたレーザビーム
は、コリメータレンズ26、及びシリンドリカルレンズ
27によりポリゴンミラー29上で集束し、次いでfθ
レンズ30により光分離多面鏡32の反射面32A〜3
2D上で集束し、更にシリンドリカルレンズ34Aによ
り感光体ドラム24A上で集束する。即ち、副走査方向
では、半導体レーザアレイ25の出射面とポリゴンミラ
ー29、また、ポリゴンミラー29と光分離多面鏡3
2、更に、光分離多面鏡32と感光体ドラム24Aのド
ラム面が光学的に共役関係になっている。一方、(b) は
主走査方向の展開図に対応し、半導体レーザアレイ25
から出射されたレーザビームは、コリメータレンズ26
により平行ビームにされ、次いでfθレンズ30により
感光体ドラム24A上に結像される。
【0026】以上の構成において、半導体レーザアレイ
25からY、M、C、BKの画像データに基づいて変調
された4本のレーザビームが出射されると、コリメータ
レンズ26により平行ビームにされた後、シリンドリカ
ルレンズ27により副走査方向に集束され、更にポリゴ
ンミラー29で反射偏向される。反射偏向された4本の
偏向ビームはfθレンズ30により主走査方向、及び副
走査方向にそれぞれ集束され、反射ミラー31により光
分離多面鏡32に導かれ、そこで感光体ドラム24A〜
24Dの配列位置に応じた方向に分離される。分離され
た4本の光ビームはそれぞれ対応する感光体ドラム24
A〜24Dに導く反射ミラー33A〜33Dで反射さ
れ、シリンドリカルレンズ34A〜34Dを経て予め帯
電を受けて回転する感光体ドラム24A〜24Dを露光
して、感光体ドラム24A〜24Dの表面に静電潜像を
形成する。
【0027】第1の実施の形態では、例えば、半導体レ
ーザアレイ25のアレイ間隔が250μm、コリメータ
レンズ26の焦点距離が28.2mm、シリンドリカル
レンズ27の焦点距離が225.2mm、ポリゴンミラ
ー29からfθレンズ30までの距離が100mm、f
θレンズ30から光分離多面鏡32までの距離が100
mm、光分離多面鏡32からシリンドリカルレンズ34
A〜34Dまでの距離が85mm、シリンドリカルレン
ズ34A〜34Dから感光体ドラム24A〜24Dまで
の距離が106mmになっており、感光体ドラム24A
〜24D上のレーザビーム径は50μmとなる。また、
感光体ドラム24A〜24Dの各中心間の距離L3 は2
5mmになっており、最も外側に配置されている最終ミ
ラー33A、33D間の距離L1 は75mm、最終ミラ
ー33Aと感光体ドラム24Aの結像位置との間の距離
2 は140.2mmとなる。
【0028】このように本実施の形態のカラー画像形成
装置によると、両外側に配置されている最終ミラー33
A、33D間の距離L1 が、最終ミラー33Aと感光体
ドラム24Aの結像位置との間の距離L2 の2倍より小
さくなっているため、結像光学系である最終ミラー33
A〜33Dや、シリンドリカルレンズ34A〜34Dを
他の走査光学系と一体化させることができ、光走査装置
の組立時の各色の結像位置の調整を容易にすることがで
きる。
【0029】図4は、光走査装置23の各色の結像位置
の調整方法を示し、予め感光体ドラム間の距離と同じ間
隔で並んだCCDセンサ等の受光素子36A〜36Dを
有する結像位置調整用治具37に光走査装置23を所定
の位置関係で対向させ、後は各受光素子36A〜36D
に光走査装置23からY、M、C、BKに基づく4本の
レーザビームを照射するだけで容易に調整を行うことが
できる。調整は光走査装置23のミラー、或いはレンズ
の取付角度を変化させて行い、調整後は実機において感
光体ドラムと所定の位置関係で対向させるだけである。
【0030】また、光走査装置23を構成する複数の光
学部品を共通の支持部材で支持するため、経時変動や熱
変形による色ずれを抑えることができる。
【0031】尚、以上の実施の形態では、4本のレーザ
ビームを感光体ドラム24A〜24Dの配列位置に応じ
た方向に分離する分離手段として光分離多面鏡32を用
いたが、互いに異なった角度で対称に配置した4つの入
射面を有するプリズムと4枚の鏡を組み合わせたプリズ
ム型反射鏡や、回折格子アレイ、レンズアレイ、凹面鏡
アレイ等を用いても良い。また、各々の感光体ドラム2
4A〜24Dを近接する複数のレーザビームで走査し
て、走査速度の高速化、及び高解像度化を図るようにし
ても良い。
【0032】図5には、本発明の第2の実施の形態のカ
ラー画像形成装置が示されている。この図において、図
1と同一の部分には同一の引用数字、符号を付したの
で、重複する説明は省略する。このカラー画像形成装置
は、中間転写ドラム38の外周に円弧状に配置された感
光体ドラム24A〜24Dを、Y、M、C、BKに基づ
く4本のレーザビームで露光走査し、感光体ドラム24
A〜24D上の各色のトナー像を中間転写ドラム38と
転写ロール40を用いて記録紙39にフルカラー画像と
して転写するように構成されている。このように感光体
ドラム24A〜24Dが曲線配置される場合でも、光分
離多面鏡32の反射面32A〜32Dの反射角を変える
などして分離後のレーザビームの方向を変更し、最終ミ
ラー33A〜33D、シリンドリカルレンズ34A〜3
4Dの位置を各光路長が変化しないように移動すること
で感光体ドラム24A〜24Dの各ドラム面上に結像さ
せることができる。このとき、両外側に配置されている
最終ミラー33A、33D間の距離L1 が、最終ミラー
33Aと感光体ドラム24Aの結像位置との間の距離L
2 の2倍より小さく設定される。このような構成でも、
第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0033】図6には、本発明の第3の実施の形態のカ
ラー画像形成装置が示されている。この図において、図
1と同一の部分には同一の引用数字、符号を付したの
で、重複する説明は省略する。このカラー画像形成装置
は、それぞれ異なった角度の4つの反射面を有した非対
称形の光分離多面鏡41で4本の光ビームを分離し、光
分離多面鏡41の反射側に4個配置された最終ミラー3
3A〜33Dで分離した4本のレーザビームをそれぞれ
対応する感光体ドラム24A〜24Dに導くように構成
されている。ここで、両外側に配置された最終ミラー3
3A、33D間の距離L1 が、最終ミラー33Aと感光
体ドラム24Aの結像位置との間の距離L 2 の2倍より
小さく設定されている。このような構成でも、第1の実
施の形態と同様な効果を得ることができる。また、光分
離多面鏡41から最終ミラー33Dまでの距離L1
も、最終ミラー33Aと感光体ドラム24Aの結像位置
との間の距離L2 の2倍より小さく設定されていること
が好ましい。
【0034】尚、以上述べた第1から第3の実施の形態
において、両外側に配置されている最終ミラー間の距離
1 が、複数の最終ミラーと感光体ドラムの結像位置と
の間の距離の最小距離L2 の2倍より小さくなると、感
光体ドラム24A〜24Dを露光走査する4本のレーザ
ビームの間隔が狭くなり、また、光分離多面鏡32、4
1の主走査方向の全長がその両側を走査するレーザビー
ムの主走査方向の走査量よりも短いため、各光路を遮る
ことなく光分離多面鏡32を支持させることが難しくな
る。例えば、レーザビームの光路を避けて主走査方向に
伸びた細長い支持部材で支持することもできるが、これ
では十分な強度をもって正確な位置に安定に支持するこ
とは困難である。
【0035】図7には、このような問題を解決する、本
発明の第4の実施の形態のカラー画像形成装置が示され
ている。この図において、図1と同一の部分には、同一
の引用数字、符号を付したので、重複する説明は省略す
る。このカラー画像形成装置は、筐体35の一部を構成
し、後述する出射窓を支持した出射窓支持部材43上に
光分離多面鏡32が支持された構成を有している。
【0036】図8には、出射窓支持部材43が示されて
いる。出射窓支持部材43は、Y、M、C、BKに基づ
くレーザビームを通し、光走査装置23内へのトナーや
埃等の侵入を防ぐ4つの出射窓44A〜44Dを有して
おり、出射窓44B、44B間に光分離多面鏡32が支
持されている。
【0037】このような構成では、各レーザビームの光
路を遮ることなく、光分離多面鏡32を十分な強度をも
って正確な位置に安定に支持させることができる。
【0038】また、図9に示すように、感光体ドラム2
4A〜24Dが中間転写ドラム38の外周に沿って曲線
配置されているカラー画像形成装置に対し、同様に出射
窓支持部材43上に光分離多面鏡32を支持させても良
い。
【0039】更に、レンズやミラーの設計上の制約か
ら、光分離多面鏡32が出射窓支持部材43からやむを
得ず離れてしまう場合には、図10に示すように、出射
窓支持部材43上に多面鏡支持部材45を介して支持さ
れるようにしても良く、また、図11に示すように出射
窓支持部材43に形成された凸面43A上に固定される
ようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のカラー画像
形成装置によると、複数の結像光学系の両外側に配列さ
れた結像光学系間の距離を、複数の結像光学系とこれに
対応した感光体間の距離の最小距離の2倍より小さく設
定して構成されているため、最終段の光学部品を光走査
装置として一体化でき、各色の結像位置の調整を容易に
すると共に、経時変動や熱変形による色ずれを抑えてカ
ラー画像の画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す説明図。
【図2】第1の実施の形態に係る光分離多面鏡を示す説
明図。
【図3】第1の実施の形態に係る走査光学系を示す平面
図。
【図4】第1の実施の形態に係る各色の結像位置の調整
方法を示す説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す説明図。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す説明図。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す説明図。
【図8】第4の実施の形態に係る出射窓支持部材を示す
説明図。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示す説明図。
【図10】本発明の第6の実施の形態を示す説明図。
【図11】本発明の第7の実施の形態を示す説明図。
【図12】一般的なタンデム型のカラー画像形成装置を
示す説明図。
【図13】図12における光走査装置を示す説明図。
【図14】従来のカラー画像形成装置を示す説明図。
【符号の説明】
1A〜1D 感光体ドラム 2A〜2D 帯電器 3A〜3D 光走査装置 4A〜4D シリンドリカルミラー 5A〜5D 現像機 6 記録紙 7 搬送ベルト 8A〜8D クリーナ 9 定着ロール 10 発光時間制御回路 11 レーザダイオード 12 コリメータレンズ 13 シリンドリカルレンズ 14 ポリゴンミラー 15 fθレンズ 16 照射位置検出センサ 17 ポリゴンミラー 18 反射ミラー 19 fθレンズ 20 プリズム型反射鏡 21A〜21F 反射ミラー 22A〜22D シリンドリカルレンズ 23 光走査装置 24A〜24D 感光体ドラム 25 半導体レーザ 26 コリメータレンズ 27 シリンドリカルレンズ 28 反射ミラー 29 ポリゴンミラー 30 fθレンズ 31 反射ミラー 32 光分離多面鏡 32A〜32D 反射面 33A〜33D 最終ミラー 34A〜34D シリンドリカルレンズ 35 筐体 36A〜36D 受光素子 37 結像位置調整用治具 38 中間転写ドラム 39 記録紙 40 転写ロール 41 光分離多面鏡 42A〜42D シリンドリカルミラー 43 出射窓支持部材 43A 凸面 44A〜44D 出射窓 45 多面鏡支持部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写媒体の移動方向に配列した複数の感
    光体上にそれぞれ異なる色の画像を形成し、これらの画
    像を移動する前記転写媒体上にそれぞれ所定のタイミン
    グで順次転写することによりカラー画像を形成するカラ
    ー画像形成装置において、 前記複数の感光体の数に応じた複数のレーザビームを出
    射するレーザ光源と、 前記レーザ光源から出射された前記複数のレーザビーム
    を共通に偏向する偏向手段と、 前記偏向手段によって偏向された前記複数のレーザビー
    ムを前記複数の感光体の配列位置に応じた方向に分離す
    る分離手段と、 前記分離手段によって分離された前記複数のレーザビー
    ムを前記複数の感光体の結像位置に導く複数の結像光学
    系を備え、 前記複数の結像光学系の両外側に配列された結像光学系
    間の距離を、前記複数の結像光学系とこれに対応した前
    記感光体間の距離の最小距離の2倍より小さく設定して
    構成されたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光源、前記偏向手段、前記分
    離手段、及び前記複数の結像光学系は、一体化された構
    成を有する請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の結像光学系は、前記複数のレ
    ーザビームを前記複数の感光体の前記結像位置に導く複
    数の出射窓を有した出射窓ユニットを有する構成の請求
    項1記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記分離手段は、前記出射窓ユニットに
    支持されている構成の請求項3記載のカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ光源、前記偏向手段、前記分
    離手段、及び前記複数の結像光学系は、筐体内で一体化
    されて光学ユニットを構成し、 前記出射窓ユニットは、前記筐体の一部である構成の請
    求項3記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記レーザ光源は、前記複数のレーザビ
    ームの各レーザビームが前記複数の感光体上でそれぞれ
    異なった複数の結像位置を有する複数のレーザビームを
    出射する構成を有する請求項1記載のカラー画像形成装
    置。
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