JPH10205574A - 防振支持装置 - Google Patents

防振支持装置

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JPH10205574A
JPH10205574A JP1163097A JP1163097A JPH10205574A JP H10205574 A JPH10205574 A JP H10205574A JP 1163097 A JP1163097 A JP 1163097A JP 1163097 A JP1163097 A JP 1163097A JP H10205574 A JPH10205574 A JP H10205574A
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JP
Japan
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vibration
bolt
fixing portion
thickness
fixed
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JP1163097A
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English (en)
Inventor
Kazue Aoki
和重 青木
Takahisa Hiraide
高久 平出
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置ケースに蓋部材をかしめ固定する際に、蓋
部材に固定した連結ボルトがハの字状に開くのを防止す
るとともに、プリロードを荷重センサに高精度に加える
ことが可能な防振支持装置を提供する。 【解決手段】装置ケース43の開口部を閉塞し、装置ケ
ース内に配設した荷重センサ54にプリロードを加えな
がら外周縁を装置ケースにかしめ固定される蓋部材57
を、荷重センサが当接する蓋中央部に形成したセンサ取
付部58aと、装置ケースにかしめ固定される蓋外周縁
に形成した係止部60と、センサ取付部及び係止部の間
の環状部であり、複数本の支持体連結ボルト56を直角
に固定したボルト固定部とを備えた構造とする。そし
て、かしめ固定前のボルト固定部を、かしめ固定時の変
形方向に対して逆方向に所定の角度だけ傾けて形成する
とともに、ボルト固定部の肉厚を前記センサ取付部の肉
厚より薄く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両のエンジ
ン等のような周期的な振動を発する振動体を車体等の支
持体に防振しつつ支持する防振支持装置に係わり、特
に、支持体側の残留振動を検出する荷重センサにプリロ
ードを加えながら装置ケースにかしめ固定される蓋部材
を備えた防振支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両のパワーユニットを支持する
ために用いられる防振支持装置であるエンジンマウント
には、主として、アイドル振動、エンジンシェイク、こ
もり音振動及び加速時騒音振動等に対して良好な防振機
能が発揮されることが要求されるが、これら各種の振動
のうち、5〜15Hz程度の比較的大振幅の振動であるエ
ンジンシェイクを低減するために防振支持装置に要求さ
れる特性は、高動ばね定数で且つ高減衰であるのに対
し、20〜30Hz程度の比較的大振幅の振動であるアイ
ドル振動や、80〜800Hz程度の比較的小・中振幅の
振動であるこもり音振動・加速時騒音振動を低減するた
めに防振支持装置に要求される特性は、低動ばね定数で
且つ低減衰である。従って、通常の弾性体のみからなる
エンジンマウントや、従来の液体封入式のエンジンマウ
ントでは、全ての振動を防振することは困難である。
【0003】そこで、自動車のエンジン等の振動体を能
動的に減衰して支持することが可能な防振支持装置とし
て、本出願人が先に出願した特願平8−56343号に
記載した先行技術がある。
【0004】この先行技術は、周期的な振動を発する振
動体及びこれを支持する支持体間に介在する支持弾性体
と、この支持弾性体によって画成され且つ内部に流体を
封入した主流体室と、主流体室とオリフィスを介して連
通する容積可変の副流体室と、流体室の隔壁の一部を形
成し且つその流体室の容積を変化させる方向に変位可能
な可動部材と、この可動部材を前記方向に変位させる変
位力を発生することが可能なアクチュエータと、前記振
動体における振動の発生状態を検出し基準信号を生成す
るパルス信号生成器と、支持体側の残留振動を検出し残
留振動信号として出力する荷重センサと、残留振動信号
及び基準信号に基づいてアクチュエータに駆動信号を出
力し、アクチュエータに変位力を発生させるコントロー
ラとを備えた防振支持装置である。そして、この防振支
持装置は、軸心が振動体支持方向を向く筒状の装置ケー
ス内に、支持弾性体、可動部材、アクチュエータ等の部
品を同軸に配置し、この装置ケース内の最も支持体側に
位置するヨークに、荷重センサを隣接して同軸に配置す
るとともに、この荷重センサから支持体側に開口する装
置ケースの開口部を蓋部材(先行技術では蓋状の支持体
連結部材と称する。)で閉塞し、装置ケースに蓋部材の
外周縁をかしめ固定している。この際、蓋部材を、荷重
センサに対してヨーク側に押圧しながら装置ケースにか
しめ固定することにより、蓋部材及びヨークの間に配置
した荷重センサに所定のプリロードを加えるようにして
いる。
【0005】この先行技術によると、エンジン側から振
動が入力すると、パルス発生器がその基準振動に応じた
基準信号を発生してコントローラに出力し、車体側メン
バに残留振動が発生すると、荷重センサが車体側メンバ
の振動状況を荷重の形で検出して残留信号としてコント
ローラに出力する。そして、コントローラは、電磁アク
チュエータに制御信号を出力して磁路部材を適宜振動さ
せ、主流体室の容積を変化させることにより車体側メン
バへの振動伝達力が“0”となるように制御する。ま
た、主流体室は、オリフィスを介して副流体室に連通す
る構造となっているので、エンジン側から入力する振動
によって支持弾性体が変形して主流体室に容積変動が生
じると、主流体室内に封入した流体と副流体室内に封入
した液体とがオリフィスを介して互いに移動し合うこと
によって減衰力が発生し、受動的な流体封入式の防振支
持装置を得ることができる。
【0006】また、荷重センサは、環境条件が良好な装
置ケースに内蔵されているので、耐久性、安全性に優れ
るとともに、蓋部材が、荷重センサをヨーク側に押圧す
ることによって荷重センサに所定のプリロードを加えて
いるので、荷重センサの独自の初期調整作業を不要とす
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した先
行技術の蓋部材には、その底板に複数形成した圧入孔に
それぞれ連結ボルトを圧入して固定しており、これら連
結ボルトを介して防振支持装置を支持体に連結する構造
としている。
【0008】しかしながら、蓋部材を装置ケースにかし
め固定する際に蓋部材がヨーク側に変形すると各連結ボ
ルトがハの字状に開いてしまい、連結ボルトの軸心が防
振支持装置の軸心に平行に延在しない場合がある。この
ように、蓋部材の各連結ボルトがハの字状に開いた状態
になると、防振支持装置を支持体に連結する際に連結ボ
ルトに曲げモーメントが発生してしまうおそれがある。
【0009】また、蓋部材は、かしめ固定時に部材全体
が変形しながら荷重センサを押圧してプリロードを加え
ているので、所定のプリロードを高精度に設定すること
が難しい。
【0010】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、装置ケースに蓋部材をかしめ固定する際に各
連結ボルトがハの字状に開くのを防止するとともに、プ
リロードを荷重センサに高精度に加えることが可能な防
振支持装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の防振支持装置は、軸心が振動体支
持方向を向く筒状の装置ケース内に、周期的な振動を発
する振動体を支持する支持弾性体、流体室の隔壁の一部
を形成し且つその流体室の容積を変化させる方向に変位
可能な可動部材、この可動部材を前記方向に変位させる
変位力を発生することが可能なアクチュエータを同軸に
配置し、この装置ケース内の最も支持体側に位置する部
品に荷重センサを隣接して同軸に配置するとともに、こ
の荷重センサから前記支持体側に開口する前記装置ケー
スの開口部を蓋部材で閉塞し、前記荷重センサにプリロ
ードを加えながら前記蓋部材の外周縁を前記装置ケース
の開口端部にかしめ固定した防振支持装置において、前
記蓋部材を、前記荷重センサが当接する蓋中央部に形成
したセンサ取付部と、前記装置ケースの開口端部にかし
め固定される蓋外周縁に形成した係止部と、前記センサ
取付部及び前記係止部の間の環状部であり、複数本の支
持体連結ボルトを直角に固定したボルト固定部とを備え
た構造とするとともに、かしめ固定前の前記ボルト固定
部を、かしめ固定時の変形方向に対して逆方向に所定の
角度だけ傾けて形成した。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の防振支持装置において、前記ボルト固定部の肉厚
を、前記センサ取付部の肉厚より薄く形成した。また、
請求項3記載の発明は、請求項1記載の防振支持装置に
おいて、前記ボルト固定部に複数の圧入孔を形成し、そ
れら圧入孔に前記支持体連結ボルトを圧入して前記ボル
ト固定部に固定し、前記支持体連結ボルトの頭部が当接
する前記圧入孔周囲のボルト座面の肉厚を厚く形成し、
それらボルト座面以外の前記ボルト固定部の肉厚を薄く
形成するとともに、前記センサ取付部の肉厚を厚く形成
した。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の防振支持装置において、前記ボルト固定部及び前記
センサ取付部の肉厚を厚く形成するとともに、前記セン
サ取付部と前記ボルト固定部との境界位置に、薄い肉厚
となるくびれ部を形成した。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の防振支持装置によると、
前記装置ケースの開口端部に蓋部材の係止部をかしめ固
定すると、ボルト固定部が装置ケース内の最も支持体側
に位置する部品側に向けて変形していき、蓋中央部に位
置するセンサ取付部が荷重センサに当接して前記部品側
に向けて均一に押圧力を付与していくので、所定のプリ
ロードを高精度に設定することができる。
【0015】また、本発明では、かしめ固定前の前記ボ
ルト固定部を、かしめ固定時の変形方向に対して逆方向
に所定の角度だけ傾けて形成しているが、前述した所定
の角度を、変形後にボルト固定部の傾きが矯正されるよ
うな角度に設定しておくと、かしめ固定後には、ボルト
固定部とセンサ取付部とが同一平面内に位置し、ボルト
固定部に固定している複数本の支持体連結ボルトが、防
振支持装置の軸心に対して平行に延在する。したがっ
て、防振支持装置の軸心に対して平行に延在した支持体
連結ボルトを使用して防振支持装置を支持体に連結する
と、各支持体連結ボルトには曲げモーメントが発生しな
い。
【0016】また、請求項2記載の防振支持装置による
と、装置ケースの開口端部に蓋部材の係止部をかしめ固
定すると、肉厚を厚くしたセンサ取付部はほとんど変形
せず、肉厚を薄くしたボルト固定部が装置ケース内の最
も支持体側に位置する部品側に変形していく。したがっ
て、センサ取付部は荷重センサに接触面積を大きくして
当接するので、荷重センサに加えるプリロードをさらに
高精度に設定することができる。
【0017】また、請求項3記載の防振支持装置による
と、ボルト固定部に形成した複数の圧入孔に前記支持体
連結ボルトを圧入し、前記支持体連結ボルトの頭部が当
接する前記圧入孔周囲のボルト座面の肉厚を厚く形成し
ている。ここで、防振支持装置に引っ張り荷重が働く
時、蓋部材にはボルト座面に大きな応力が作用するが、
本発明ではボルト座面の肉厚を厚く形成しているので、
蓋部材の剛性を確保することができる。そして、ボルト
座面以外のボルト固定部の肉厚を薄く形成し、センサ取
付部の肉厚を厚く形成したので、請求項2記載の効果と
同様に、肉厚を厚くしたセンサ取付部がほとんど変形せ
ず、肉厚を薄くしたボルト固定部が装置ケース内の最も
支持体側に位置する部品側に変形し、センサ取付部が荷
重センサに接触面積を大きくして当接するので、荷重セ
ンサに加えるプリロードをさらに高精度に設定すること
ができる。
【0018】また、請求項4記載の防振支持装置による
と、センサ取付部とボルト固定部との境界位置に薄い肉
厚となるくびれ部を形成しているので、かしめ固定時に
は、くびれ部の変形によってボルト固定部が装置ケース
内の最も支持体側に位置する部品側に移動していく。そ
の際、センサ取付部の肉厚を厚く形成しており、かしめ
固定時にほとんど変形しないので、荷重センサに加える
プリロードをさらに高精度に設定することができる。ま
た、ボルト固定部の肉厚も厚く形成しているので、蓋部
材のボルト座面に大きな応力が作用しても蓋部材の剛性
を確保することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る防振支持装
置を、振動体としてのエンジン側から支持体としての車
体側部材に伝達される振動を能動的に低減する所謂アク
ティブエンジンマウント(以下、単にエンジンマウント
と称する)に適用したものである。そして、図1の符号
20で示すエンジンマウントは、横置に搭載したエンジ
ン22の車体後方側に配設され、その上部がブラケット
24に、下部が車体26に固定された支持体としてのメ
ンバ28に取り付けられている。
【0020】このエンジンマウント20は、装置ケース
43の内側に外筒34、オリフィス構成部材36、主流
体室を画成する支持弾性体32等のマウント部品を内蔵
し、これらマウント部品の下部に、主流体室の隔壁の一
部を形成しながら弾性支持された可動部材を主流体室の
容積が変化する方向に変位させるアクチュエータとして
の電磁アクチュエータ52と、メンバ28の振動状況を
検出する荷重センサ54とを内蔵した装置である。
【0021】すなわち、このエンジンマウント20は、
連結ボルト30aを上方に向けて固定したエンジン側連
結部材30を備えている。このエンジン側連結部材30
の下部には、断面逆台形状の中空筒体30bが固定され
ている。
【0022】そして、エンジン側連結部材30の下面側
には、エンジン側連結部材30の下部側及び中空筒体3
0bの周囲を覆うように、支持弾性体32が加硫接着に
より固定されている。
【0023】この支持弾性体32は、中央部から外周部
に向けて緩やかに下方に傾斜する厚肉の略円筒状の弾性
体であって、内面に断面山形状の空洞部32aが形成さ
れている。そして、薄肉形状とした支持弾性体32の下
端部32bは、軸心(以下、マウント軸と称する)P1
が中空筒体30bと同軸に振動体支持方向(この場合
は、上下方向)を向くオリフィス構成部材36の内周面
に加硫接着により結合されている。
【0024】前記オリフィス構成部材36は、同一外周
径とした上端筒部36a及び下端筒部36bの間に小径
筒部36cを連続して形成した部材であり、外周に環状
凹部が設けられている。また、小径筒部36cに開口孔
36dが形成されている。そして、オリフィス構成部材
36の内周面に支持弾性体32の下端部32bが結合し
ているが、この下端部32bは前記開口孔36dを閉塞
せず、開口部36dを介してオリフィス構成部材36の
内側及び外側が連通している。
【0025】また、オリフィス構成部材36には外筒3
4が外嵌されており、オリフィス構成部材36の環状凹
部を外筒34の内周面が囲むことにより、周方向に環状
空間を画成している。そして、この環状空間にダイアフ
ラム42が配設されている。
【0026】すなわち、外筒34の内周径は、オリフィ
ス構成部材36の上端筒部36a及び下端筒部36bの
外周径と同一寸法とされ、軸方向の長さをオリフィス構
成部材36と同一寸法に設定した円筒部材である。そし
て、この外筒34には、開口孔36dを形成した位置以
外の環状凹部を臨むスリット状の開口部34aが周方向
に形成されている。
【0027】そして、ダイアフラム42はゴム製の薄膜
弾性体であり、開口部34aの開口縁部の全周に結合し
て開口部34aを閉塞し、オリフィス構成部材36の環
状凹部に向けて膨出した状態で配設されている。そし
て、この外筒34は装置ケース43の上部側に内嵌され
ている。
【0028】装置ケース43は、その上端部に上端筒部
36aの外周径より小径の円形開口部を有する上端かし
め部43aが形成されているとともに、この上端かしめ
部43aと連続するケース本体の形状を、内周径が外筒
34の外周径と同一寸法で下端開口部まで連続する円筒
形状(下端開口部を図1の破線で示した形状)とした部
材である。
【0029】そして、支持弾性体32、オリフィス構成
部材36及びダイアフラム42を一体化した外筒34を
装置ケース43の下端開口部から内部に嵌め込んでい
き、上端かしめ部43aの下面に外筒34及びオリフィ
ス構成部材36の上端部が当接することにより、それら
が装置ケース43内の上部に配設される。ここで、装置
ケース43の内周面とダイヤフラム42とで囲まれた部
分に空気室42aが画成されるが、この空気室42aを
臨む位置に空気孔42bが形成されており、この空気孔
42bを介して空気室42aと大気が連通している。
【0030】さらに、装置ケース43内の下部には、シ
ールリング44、磁路部材46と一体化された板バネ4
8、ギャップ保持リング50、電磁アクチュエータ5
2、荷重センサ54、蓋部材57が順次組み込まれてお
り、これら部品の組み込みが完了した後、装置ケース4
3の下端部を径方向内方に向けてかしめていくことによ
り、図2の実線で示すように下端かしめ部43cが形成
される。ここで、本実施形態では、磁路部材46及び板
バネ48によって可動部材が構成されている。
【0031】前記シールリング44は、装置ケース43
の内周径と同一の外周径とし、オリフィス構成部材36
の下端筒部36bより小径の内周径とした環状部材であ
る。このシールリング44の上面を外筒34の下端部に
当接して配設する。
【0032】また、板バネ48は、その外周径が装置ケ
ース43の内周径より僅かに縮径された円板部材であ
り、この板バネ48の中央下部に、鉄等の磁化可能な金
属からなる磁路部材46がマウント軸P1 と同軸に固定
されている。そして、板バネ48の上面周縁部を前記シ
ールリング44の下面に当接した状態でギャップ保持リ
ング50を配設する。このギャップ保持リング50は、
磁路部材46の下面と電磁アクチュエータ52の上面と
の間に所定の隙間が設けられるように、軸方向の長さ
を、板バネ48の下面から磁路部材46の下面までの軸
方向長さに隙間の寸法を加えた長さに設定した環状部材
である。
【0033】また、このギャップ保持リング50の下面
に当接する電磁アクチュエータ52は、円筒形のヨーク
52aと、ヨーク52a内の上端面側に軸方向を上下方
向として巻き付けられた励磁コイル52bと、励磁コイ
ル52bに包囲されている範囲内のヨーク52aの上面
に磁極を上下方向に向けて固定した永久磁石52cとで
構成されている。
【0034】そして、ヨーク52aの下部中央に円盤形
状の荷重センサ54が配設されている。そして、この荷
重センサ54の下部に蓋部材57が配設されている。前
記蓋部材57は、図2及び図3に示すように、円盤形状
の底蓋58と、この底蓋部58の外周縁部からヨーク5
2a側に向けて立ち上がる筒部59と、この筒部59の
上端周縁から径方向外方に向けて環状に延在する環状外
縁部(係止部)60とを備えている。
【0035】そして、底蓋58は、上面が平坦なセンサ
取付部58aを中央部に形成し、このセンサ取付け部5
8aと筒部59の間の円環部にボルト固定部58bを形
成している。そして、ボルト固定部58bは、所定半径
の円周上に3箇所の圧入孔58b1 を形成しており、各
圧入孔58b1 に車体側連結ボルト56が圧入されてい
る。
【0036】そして、センサ取付部58aの上面に荷重
センサ54の下面を当接し、図2の実線で示す装置ケー
ス43の下端かしめ部43cの形成によって環状外縁部
60をかしめ固定すると、装置ケース43に蓋部材57
が一体化される。
【0037】このとき、蓋部材57の底蓋58は、ボル
ト固定部58bがヨーク52a側に向けて上側に変形
し、センサ取付部58aが荷重センサ54を押圧して所
定のプリロードを加えながら装置ケース43に一体化さ
れる。そして、ボルト固定部58bに圧入固定した各車
体側連結ボルト56の軸心P2 は、マウント軸P1 と平
行に延在する。なお、前述したプリロードとは、予め荷
重センサ54に初期荷重を与えるために負荷する荷重で
ある。
【0038】ここで、図4に示すように、本実施形態の
蓋部材57は、センサ取付部58aの肉厚t1 を、ボル
ト固定部58bの肉厚t2 より厚く形成している(t1
>t 2 )。
【0039】また、円環状の固定部58bは、装置ケー
ス43にかしめ固定される前の形状を、かしめ固定時に
変形する方向に対して逆方向に傾斜して形成している。
すなわち、図4に示すように、ボルト固定部58bはセ
ンサ取付部58aから離間するに従い下側に傾斜するよ
うに形成されており、かしめ固定時に上方に変形する
と、各車体側連結ボルト56の軸心P2 がマウント軸P
1 と平行に延在するようになっている。したがって、装
置ケース43にかしめ固定する前の蓋部材57は、各車
体側連結ボルト56の軸心P2 が変形後の軸心に対して
所定の角度αを付けて逆ハの字状に延在している。
【0040】ところで、支持弾性体32の空洞部32
a、オリフィス構成部材36の外周面及び板バネ48で
囲んだ空間を主流体室66とすると、この主流体室66
から開口部36dを介してダイヤフラム42が膨出して
いる空間までの連通路内に、油等の流体が封入されてい
る。
【0041】そして、ダイアフラム42近くの内部空間
を副流体室67とし、この副流体室67及び主流体室6
6間の連通路をオリフィス68とし、主流体室66の容
積が変動すると、副流体室67及びオリフィス68によ
り流体共振が発生する。
【0042】ここで、オリフィス68内の流体の質量
と、支持弾性体32の拡張方向の流路形状等で決まる流
体共振系の特性は、走行中のエンジンシェイクの発生
時、つまり5〜15Hzでエンジンマウント20が加振さ
れた場合に高動ばね定数、高減衰力を示すように調整さ
れている。
【0043】そして、電磁アクチュエータ52の励磁コ
イル52bは、コントローラ74にハーネスを介して接
続しており、図1のブロック図で示したように、コント
ローラ74から供給される駆動電流としての駆動信号y
に応じて所定の電磁力を発生するようになっている。
【0044】コントローラ74は、マイクロコンピュー
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器,アンプ等を含んで構成されており、オリフィス
68を通じて主流体室66及び副流体室67間で流体が
移動不可能な周波数帯域の振動、つまり上述したエンジ
ンシェイクよりも高周波の振動であるアイドル振動やこ
もり音振動・加速時振動が入力している場合には、その
振動と同じ周期の制御振動がエンジンマウント20に発
生して、メンバ28への振動の伝達力が“0”となるよ
うに(より具体的には、エンジン22側の振動によって
エンジンマウント20に入力される加振力が、電磁アク
チュエータ52の電磁力によって得られる制御力で相殺
されるように)、駆動信号yを生成し励磁コイル52b
に供給するようになっている。
【0045】ここで、アイドル振動やこもり音振動は、
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動がエンジンマウント20を介して
メンバ28に伝達されることが主な原因であるから、そ
のエンジン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し
出力すれば、振動伝達率の低減が可能となる。そこで、
本実施形態では、エンジン22のクランク軸の回転に同
期した(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、
クランク軸が180度回転する度に一つの)インパルス
信号を生成し基準信号xとして出力するパルス信号生成
器76を設けていて、その基準信号xが、エンジン22
における振動の発生状態を表す信号としてコントローラ
74に供給されている。
【0046】そして、前述した荷重センサ54が、メン
バ28の振動状況を荷重の形で検出し残留振動信号eと
して出力し、その残留振動信号eが干渉後における振動
を表す信号としてコントローラ74に供給されている。
そして、コントローラ74は、それら基準信号x及び残
留振動信号eに基づき、逐次更新形の適応アルゴリズム
の一つであるFiltered−X LMSアルゴリズ
ムに従って駆動信号yを生成し出力する。
【0047】次に、本実施形態のエンジンマウント20
の防振機構の作用を説明する。エンジン22が始動状態
となりエンジンマウント20に振動が入力されるように
なると、コントローラ74は、所定の演算処理を実行
し、電磁アクチュエータ52に駆動信号yを出力し、エ
ンジンマウント20に振動を低減し得る能動的な制御力
を発生させる。
【0048】すなわち、コントローラ74からエンジン
マウント22の電磁アクチュエータ52に対しては、基
準信号x及び残留振動信号eが入力された時点から所定
のサンプリング・クロックの間隔で、適応ディジタルフ
ィルタWのフィルタ係数が順番に駆動信号yとして供給
される。この結果、励磁コイル52bに駆動信号yに応
じた磁力が発生するが、磁路部材46には既に永久磁石
52cによる一定の磁力を付与されているから、その励
磁コイル52bによる磁力は、永久磁石52cの磁力を
強める又は弱めるように作用すると考えることができ
る。つまり、励磁コイル52bに駆動信号yが供給され
ていない状態では、磁路部材46は、板バネ48による
弾性支持力と、永久磁石52cの磁力との釣り合った中
立の位置に変位することになる。そして、この中立の状
態で励磁コイル52bに駆動信号yが供給されると、そ
の駆動信号yによって励磁コイル52bに発生する磁力
が永久磁石52cの磁力と逆方向であれば、磁路部材4
6は電磁アクチュエータ52とのクリアランスが増大す
る方向に変位する。逆に、励磁コイル52bに発生する
磁力が永久磁石52cの磁力と同じ方向であれば、磁路
部材46は電磁アクチュエータ52とのクリアランスが
減少する方向に変位する。
【0049】このように、板バネ48は電磁アクチュエ
ータ52が発生する磁力によって上下両方向に変位可能
であり、板バネ48が上下に変位すれば、主流体室66
の容積が変化し、その容積変化によって支持弾性体32
の拡張方向ばねが変形するから、このエンジンマウント
20に正逆両方向の能動的な支持力が発生するのであ
る。そして、駆動信号yとなる適応ディジタルフィルタ
Wの各フィルタ係数W1は同期式Filtered−X
LMSアルゴリズムに従って逐次更新されるため、あ
る程度の時間が経過して適応ディジタルフィルタWの各
フィルタ係数Wiが最適値に収束した後は、駆動信号y
がエンジンマウント20に供給されることによって、エ
ンジン22からエンジンマウント20を介してメンバ2
8側に伝達されるアイドル振動やこもり音振動が低減さ
れるようになる。
【0050】次に、荷重センサ54にプリロードを加え
ながら装置ケース43にかしめ固定される蓋部材57の
作用効果について述べる。すなわち、蓋部材57は、装
置ケース43の下端開口部に環状外縁部60をかしめ固
定すると、ボルト固定部58bが装置ケース43内のヨ
ーク52a側に向けて変形していき、センサ取付部58
aの上面が荷重センサ54の下面に当接してヨーク52
a側に向けて均一に押圧力を付与していくので、所定の
プリロードを高精度に設定することができる。
【0051】また、本実施形態の蓋部材57は、かしめ
固定前のボルト固定部58bを、かしめ固定時の変形方
向に対して逆方向に所定角度αだけ傾けて形成している
が、その角度αを、変形後にボルト固定部58bの傾き
が矯正されるような角度に設定しておくと、かしめ固定
後には、図2に示すようにボルト固定部58bとセンサ
取付部58aとが同一平面内に位置し、ボルト固定部5
8bに固定している車体側連結ボルト56の軸心P
2 が、マウント軸P1 に対して平行に延在する。したが
って、マウント軸P1 に対して平行に延在した支持体連
結ボルト56を使用してエンジンマウント20をメンバ
28に連結すると、各支持体連結ボルト56には曲げモ
ーメントが発生しない。
【0052】また、装置ケース43の下端開口部に蓋部
材57の環状外縁部60をかしめ固定すると、肉厚を厚
くしたセンサ取付部58aはほとんど変形せず、肉厚を
薄くしたボルト固定部58bが装置ケース43内のヨー
ク52a側に変形していく。したがって、センサ取付部
58aは荷重センサ54に接触面積を大きくして当接す
るので、荷重センサ54に加えるプリロードをさらに高
精度に設定することができる。
【0053】次に、図5及び図6に示すものは、本発明
に係る第2実施形態の蓋部材70を示すものである。な
お、図2から図4に示した構造と同一構成部分には、同
一符号を付して説明を省略する。
【0054】本実施形態の蓋部材70も、センサ固定部
70aの肉厚t1 を、ボルト固定部70bの肉厚t2
り厚く形成している(t1 >t2 )。また、固定部70
bは、装置ケース43にかしめ固定される前の形状を、
かしめ固定時に変形する方向に対して逆方向に傾斜して
形成しており、各車体側連結ボルト56の軸心P2 が変
形後の軸心に対して所定の角度αを付けて逆ハの字状に
延在している。。
【0055】ここで、ボルト固定部70bは、3箇所の
圧入孔70b1 の周縁に位置するボルト座面72の肉厚
のみを厚く形成している(センサ固定部70aの肉厚と
同一寸法)。そして、これらボルト座面72にボルト頭
部56aが当接して車体側連結ボルト56が圧入固定さ
れている。
【0056】上記構成の蓋部材70を使用すると、車体
側連結ボルト56のボルト頭部56aが当接するボルト
座面72の肉厚を厚く形成しているので、エンジン22
の振動を防振しつつ支持しているエンジンマウント20
に引っ張り荷重が働く時、蓋部材70のボルト座面72
に大きな応力が作用しても蓋部材70の剛性を確保する
ことができる。
【0057】また、本実施形態では、ボルト座面72以
外のボルト固定部70bの肉厚を薄く形成し、センサ取
付部70aの肉厚を厚く形成しているので、かしめ固定
時に肉厚を厚くしたセンサ取付部70aはほとんど変形
せず、肉厚を薄くしたボルト固定部70bが装置ケース
43内のヨーク52a側に変形し、センサ取付部70a
が荷重センサ54に接触面積を大きくして当接するの
で、荷重センサ54に加えるプリロードをさらに高精度
に設定することができる。
【0058】次に、図5及び図6に示すものは、本発明
に係る第2実施形態の蓋部材70を示すものである。な
お、図2から図4に示した構造と同一構成部分には、同
一符号を付して説明を省略する。
【0059】本実施形態の蓋部材70も、センサ固定部
70aの肉厚t1 を、ボルト固定部70bの肉厚t2
り厚く形成している(t1 >t2 )。また、固定部70
bは、装置ケース43にかしめ固定される前の形状を、
かしめ固定時に変形する方向に対して逆方向に傾斜して
形成しており、各車体側連結ボルト56の軸心P2 が変
形後の軸心に対して所定の角度αを付けて逆ハの字状に
延在している。。
【0060】ここで、ボルト固定部70bは、3箇所の
圧入孔70b1 の周縁に位置するボルト座面72の肉厚
のみを厚く形成している(センサ固定部70aの肉厚と
同一寸法)。そして、これらボルト座面72にボルト頭
部56aが当接して車体側連結ボルト56が圧入固定さ
れている。
【0061】上記構成の蓋部材70を使用すると、車体
側連結ボルト56のボルト頭部56aが当接するボルト
座面72の肉厚を厚く形成しているので、エンジン22
の振動を防振しつつ支持しているエンジンマウント20
に引っ張り荷重が働く時、蓋部材70のボルト座面72
に大きな応力が作用しても蓋部材70の剛性を確保する
ことができる。
【0062】また、本実施形態では、ボルト座面72以
外のボルト固定部70bの肉厚を薄く形成し、センサ取
付部70aの肉厚を厚く形成しているので、かしめ固定
時に肉厚を厚くしたセンサ取付部70aはほとんど変形
せず、肉厚を薄くしたボルト固定部70bが装置ケース
43内のヨーク52a側に変形し、センサ取付部70a
が荷重センサ54に接触面積を大きくして当接するの
で、荷重センサ54に加えるプリロードをさらに高精度
に設定することができる。
【0063】次に、図7及び図8に示すものは、本発明
に係る第3実施形態の蓋部材74を示すものである。な
お、本実施形態も、図2から図4に示した構造と同一構
成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0064】本実施形態の蓋部材74は、センサ固定部
74a及びボルト固定部74bの肉厚を、共に寸法t1
として厚く形成している。また、センサ固定部74a及
びボルト固定部74bの境界位置にくびれ部76を形成
している。このくびれ部76は、蓋部材74の上面及び
下面の同一円周上に円環状の凹部を設けて形成してお
り、その肉厚は寸法t2 である(t2 <t1 )。
【0065】そして、固定部74bは、装置ケース43
にかしめ固定される前の形状を、かしめ固定時に変形す
る方向に対して逆方向に傾斜して形成しており、各車体
側連結ボルト56の軸心P2 が変形後の軸心に対して所
定の角度αを付けて逆ハの字状に延在している。。
【0066】上記構成の蓋部材74を使用すると、かし
め固定時には、センサ取付部74aとボルト固定部74
bとの境界位置に形成したくびれ部76が変形してボル
ト固定部74bがヨーク52aに移動していく。その
際、センサ取付部74aの肉厚t1 は厚く形成してお
り、かしめ固定時にほとんど変形しないので、荷重セン
サ54に加えるプリロードをさらに高精度に設定するこ
とができる。
【0067】また、ボルト固定部74bの肉厚T1 も厚
く形成しているので、車体側連結ボルト56のボルト頭
部56aからボルト座面に大きな応力が作用しても、蓋
部材74の剛性を充分に確保することができる。なお、
上記実施形態では、本発明に係る防振支持装置を、エン
ジン22を支持するエンジンマウント20に適用した場
合を示しているが、本発明に係る防振支持装置の適用対
象はエンジンマウント20に限定されるものではなく、
例えば振動を伴う工作機械の防振支持装置等であっても
よい。
【0068】また、上記各実施形態では、蓋部材に3本
の車体側連結ボルト56を圧入固定したが、本発明の要
旨がこれに限定されるものではなく、少なくとも2本以
上の車体側連結ボルト56が固定されているものとす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振支持装置の配置状態を示す全
体構成図である。
【図2】本発明に係る防振支持装置の軸心方向に沿った
断面を示す図である。
【図3】本発明に係わる第1実施形態の蓋部材を示す平
面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】本発明に係わる第2実施形態の蓋部材を示す平
面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】本発明に係わる第3実施形態の蓋部材を示す平
面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視断面図である。
【符号の説明】
20 エンジンマウント(防振支持装置) 22 エンジン(振動体) 28 メンバ(支持体) 32 支持弾性体 43 装置ケース 46 磁路部材(可動部材) 48 板バネ(可動部材) 52 電磁アクチュエータ(アクチュエータ) 54 荷重センサ 56 車体側連結ボルト(支持体連結ボルト) 57、70、74 蓋部材 57a、70a、74a センサ取付部 57b、70b、74b ボルト固定部 57b1 、70b1 、74b1 圧入孔 60 環状外縁部(係止部) 66 主流体室(流体室) 67 副流体室(流体室) 68 オリフィス(流体室) 72 ボルト座面 76 くぶれ部 P1 マウント軸(防振支持装置の軸心) P2 車体側連結ボルトの軸心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心が振動体支持方向を向く筒状の装置
    ケース内に、周期的な振動を発する振動体を支持する支
    持弾性体、流体室の隔壁の一部を形成し且つその流体室
    の容積を変化させる方向に変位可能な可動部材、この可
    動部材を前記方向に変位させる変位力を発生することが
    可能なアクチュエータを同軸に配置し、この装置ケース
    内の最も支持体側に位置する部品に荷重センサを隣接し
    て同軸に配置するとともに、この荷重センサから前記支
    持体側に開口する前記装置ケースの開口部を蓋部材で閉
    塞し、前記荷重センサにプリロードを加えながら前記蓋
    部材の外周縁を前記装置ケースの開口端部にかしめ固定
    した防振支持装置において、前記蓋部材を、前記荷重セ
    ンサが当接する蓋中央部に形成したセンサ取付部と、前
    記装置ケースの開口端部にかしめ固定される蓋外周縁に
    形成した係止部と、前記センサ取付部及び前記係止部の
    間の環状部であり、複数本の支持体連結ボルトを直角に
    固定したボルト固定部とを備えた構造とするとともに、
    かしめ固定前の前記ボルト固定部を、かしめ固定時の変
    形方向に対して逆方向に所定の角度だけ傾けて形成した
    ことを特徴とする防振支持装置。
  2. 【請求項2】 前記ボルト固定部の肉厚を、前記センサ
    取付部の肉厚より薄く形成したことを特徴とする請求項
    1記載の防振支持装置。
  3. 【請求項3】 前記ボルト固定部に複数の圧入孔を形成
    し、それら圧入孔に前記支持体連結ボルトを圧入して前
    記ボルト固定部に固定し、前記支持体連結ボルトの頭部
    が当接する前記圧入孔周囲のボルト座面の肉厚を厚く形
    成し、それらボルト座面以外の前記ボルト固定部の肉厚
    を薄く形成するとともに、前記センサ取付部の肉厚を厚
    く形成したことを特徴とする請求項1記載の防振支持装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ボルト固定部及び前記センサ取付部
    の肉厚を厚く形成するとともに、前記センサ取付部と前
    記ボルト固定部との境界位置に、薄い肉厚となるくびれ
    部を形成したことを特徴とする請求項1記載の防振支持
    装置。
JP1163097A 1997-01-24 1997-01-24 防振支持装置 Pending JPH10205574A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103883669A (zh) * 2014-03-13 2014-06-25 常熟市辛庄镇杨园宏盛塑料五金大棚配件厂 一种新型空气弹簧
JP2018517867A (ja) * 2015-04-22 2018-07-05 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 燃料インジェクタ

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