JPH10205351A - エンジンカバー - Google Patents

エンジンカバー

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JPH10205351A
JPH10205351A JP9008365A JP836597A JPH10205351A JP H10205351 A JPH10205351 A JP H10205351A JP 9008365 A JP9008365 A JP 9008365A JP 836597 A JP836597 A JP 836597A JP H10205351 A JPH10205351 A JP H10205351A
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JP
Japan
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resonator
cover
engine
engine cover
noise
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JP9008365A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Matsuzawa
智之 松▲沢▼
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンカバー本体の共鳴器を構成している
部分からの騒音の放射を低減し、非常に安定した騒音低
減効果を実現するエンジンカバーを提供すること。 【解決手段】 エンジンを覆うカバーと、エンジンの騒
音発生振動体と連結機構により連結された振動板と振動
板周辺の剛性の低い部分を備え、カバーと騒音発生振動
体の間でカバーに取り付けられた共鳴器とを備えたエン
ジンカバーにおいて、カバーの共鳴器を構成している部
分の剛性をカバーの他の部分より高くする手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンカバー、よ
り具体的には、エンジンが発生する騒音をエンジンカバ
ーにより低減する際に、より効率よく低減することが可
能なエンジンカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンカバーとしては、例えば
特願平8−163392号公報に開示されているよう
に、図25〜図27に示すような構造のものがあった。
なお、図26は図25のB−B断面図である。この従来
技術のエンジンカバーにあっては、エンジンの騒音発生
振動体5とエンジンカバー本体10との間に共鳴器4を
備えている。共鳴器4は振動板7と振動板周辺の剛性の
低い部分8とを備え、振動板7は騒音発生振動体5と連
結機構6により連結されていて、振動板7の振動により
共鳴器4の体積変化を生じる構造になっている。また、
共鳴器4の共振周波数は消音を目的としている騒音の周
波数より低く設定されている。
【0003】この従来技術において、エンジンの騒音発
生振動体5が振動し騒音を放射すると、騒音発生振動体
5は連結機構6を介して振動板7と接続されているの
で、振動板7は振動し共鳴器4中の空気が加振される。
共鳴器4の共振周波数より高い周波数においては、共鳴
器4から放射される音と騒音発生振動体5からの騒音は
逆位相になるため、騒音発生振動体5とエンジンカバー
本体との間で互いに打ち消し合い消音される。また振動
板7には騒音発生振動体5から放射される騒音を吸収す
る作用もわずかながらある。
【0004】このように、従来のエンジンカバーでは、
騒音発生振動体5の振動を直接利用して共鳴器4中の空
気を加振して、騒音発生振動体5による騒音と逆位相の
音を放射することにより、効率の良い騒音の低減を実現
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンカバーにあっては、共鳴器中の空気
を加振して共鳴器の開口部から音を放射すると同時に、
共鳴器中の空気がエンジンカバー本体の共鳴器を構成し
ている部分を加振してしまい、エンジンカバー本体の共
鳴器を構成している部分が振動してエンジンカバー外部
に音を放射してしまい、消音効果が低減してしまうとい
った問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の装置が有する
未解決の課題に着目してなされたものであり、エンジン
カバー本体の共鳴器を構成している部分からの騒音の放
射を低減し、非常に安定した騒音低減効果を実現するエ
ンジンカバーを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、第1の発明では、エンジンを覆うカバー
と、エンジンの騒音発生振動体と連結機構により連結さ
れた振動板と振動板周辺の剛性の低い部分を備え、カバ
ーと騒音発生振動体の間でカバーに取り付けられた共鳴
器とを備えたエンジンカバーにおいて、カバーの共鳴器
を構成している部分の剛性をカバーの他の部分より高く
する手段を備えていることを特徴としている。
【0008】次に、第2の発明では、第1の発明のエン
ジンカバーにおいて、カバーの共鳴器を構成している部
分の剛性をカバーの他の部分より高くする手段は、カバ
ーの共鳴器を構成している部分に備えられた突起である
ことを特徴としている。
【0009】次に、第3の発明では、第1の発明のエン
ジンカバーにおいて、カバーの共鳴器を構成している部
分の剛性をカバーの他の部分より高くする手段は、カバ
ーの共鳴器を構成している部分の板厚をカバーの他の部
分の板厚より厚くすることであることを特徴としてい
る。
【0010】次に、第4の発明では、第1の発明のエン
ジンカバーにおいて、カバーの共鳴器を構成している部
分の剛性をカバーの他の部分より高くする手段は、カバ
ーの共鳴器を構成している部分に埋め込まれた剛性部材
であることを特徴としている。
【0011】次に、第5の発明では、エンジンを覆うカ
バーと、エンジンの騒音発生振動体と連結機構により連
結された振動板と振動板周辺の剛性の低い部分を備え、
カバーと騒音発生振動体の間でカバーに取り付けられた
共鳴器とを備えたエンジンカバーにおいて、共鳴器を構
成している部分のうちのカバーの部分を除いた部分と、
カバーの部分との両方に共鳴器の開口部を有することを
特徴としている。
【0012】次に、第6の発明では、エンジンを覆うカ
バーと、エンジンの騒音発生振動体と連結機構により連
結された振動板と振動板周辺の剛性の低い部分を備え、
カバーと騒音発生振動体の間でカバーに取り付けられた
共鳴器とを備えたエンジンカバーにおいて、振動板とカ
バーとをつなぐ部分が、カバー付近で共鳴器の内側に曲
げられてカバーに取り付けられていることを特徴として
いる。
【0013】以下、本発明の作用を説明する。第1の発
明によれば、騒音発生振動体は連結機構により振動板と
連結されており、かつ、振動板は剛性の低い周辺部によ
り支持されているため、騒音発生振動体の振動を利用し
て非常に効率よく振動板を振動させることができ、共鳴
器内の空気が加振されて、共鳴器から音が放射される。
共鳴器から放射される音は、共鳴器の共振周波数より高
い周波数域では位相反転されて放射されるため、騒音発
生振動体からの騒音と逆位相の音となり消音効果が得ら
れるのであるが、共鳴器内の空気は音を放射すると同時
にカバーの共鳴器を構成している部分を加振し、カバー
の共鳴器を構成している部分から騒音を放射し、消音効
果を低減させようとする。しかし、第1の発明では、カ
バーの共鳴器を構成している部分の剛性をカバーの他の
部分より高くする手段を備えているので、カバーの共鳴
器を構成している部分が振動して放射される騒音のレベ
ルを低減することができる。よって非常に効率の良い消
音効果が得られる。
【0014】第2の発明によれば、第1の発明の作用と
同様に、カバーの共鳴器を構成している部分に突起が備
えられているので、カバーの共鳴器を構成している部分
の剛性が高まり、カバーの共鳴器を構成している部分が
振動して放射される騒音のレベルを低減することができ
る。よって非常に効率の良い消音効果が得られる。
【0015】第3の発明によれば、第1の発明の作用と
同様に、カバーの共鳴器を構成している部分の板厚をカ
バーの他の部分の板厚より厚くしているので、カバーの
共鳴器を構成している部分の剛性が高まり、カバーの共
鳴器を構成している部分が振動して放射される騒音のレ
ベルを低減することができる。よって非常に効率の良い
消音効果が得られる。
【0016】第4の発明によれば、第1の発明の作用に
加えて、カバーの共鳴器を構成している部分に剛性部材
が埋め込まれているので、カバーの共鳴器を構成してい
る部分の剛性が高まり、カバーの共鳴器を構成している
部分が振動して放射される騒音のレベルを低減すること
ができる。よって非常に効率の良い消音効果が得られ
る。
【0017】第5の発明によれば、騒音発生振動体は連
結機構により振動板と連結されており、かつ、振動板は
剛性の低い周辺部により支持されているため、騒音発生
振動体の振動を利用して非常に効率よく振動板を振動さ
せることができ、共鳴器内の空気が加振されて、共鳴器
を構成している部分のうちのカバーの部分を除いた部分
の開口部から音が放射される。共鳴器を構成している部
分のうちのカバーの部分を除いた部分の開口部から放射
される音は、共鳴器の共振周波数より高い周波数域では
位相反転されて放射されるため、騒音発生振動体からの
騒音と逆位相の音となり消音効果が得られるのである
が、共鳴器内の空気は音を放射すると同時にカバーの共
鳴器を構成している部分を加振し、カバーの共鳴器を構
成している部分から騒音を放射し、消音効果を低減させ
ようとする。しかし、第5の発明では、カバーの部分に
共鳴器の開口部を有しているので、カバーの部分の開口
部から放射される音は、共鳴器の共振周波数より高い周
波数域では位相反転されて放射されるため、カバーの共
鳴器を構成している部分から放射される騒音と逆位相の
音になり消音効果が得られ、カバーの共鳴器を構成して
いる部分から放射される騒音のレベルを低減することが
できる。よって非常に効率の良い消音効果が得られる。
【0018】第6の発明によれば、騒音発生振動体は連
結機構により振動板と連結されており、かつ、振動板は
剛性の低い周辺部により支持されているため、騒音発生
振動体の振動を利用して非常に効率よく振動板を振動さ
せることができ、共鳴器内の空気が加振されて、共鳴器
から音が放射される。共鳴器から放射される音は、共鳴
器の共振周波数より高い周波数域では位相反転されて放
射されるため、騒音発生振動体からの騒音と逆位相の音
となり消音効果が得られるのであるが、共鳴器内の空気
は音を放射すると同時にカバーの共鳴器を構成している
部分を加振し、カバーの共鳴器を構成している部分から
騒音を放射し、消音効果を低減させようとする。しか
し、第6の発明では、振動板とカバーとをつなぐ部分
が、カバー付近で共鳴器の内側に曲げられてカバーに取
り付けられていることにより、共鳴器の体積を従来とほ
とんど変えずに、カバーの共鳴器を構成している部分の
面積を従来と比較して十分に小さくできるので、カバー
の共鳴器を構成している部分から放射される騒音の放射
面積が減少し、カバーの共鳴器を構成している部分から
放射される騒音のレベルを低減することができる。よっ
て非常に効率の良い消音効果が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエンジンカバ
ーの実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)本発明によるエンジンカバー本体
の第1の実施の形態を、図1〜6を用いて説明する。図
1は本発明によるエンジンカバーの第1の実施の形態の
構成を示す図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1
のC部の拡大図、図4は図3のB−B断面図、図5は第
1の実施の形態の作用を説明する図、図6は第1の実施
の形態の効果を示す図である。
【0020】まず、構成を説明すると、第1の実施の形
態によるエンジンカバーは、図1〜3に示すように、エ
ンジン1上部にエンジンカバー2が取り付けられてい
る。エンジンカバー2は、エンジンカバー本体3と共鳴
器4から構成されている。共鳴器4は、エンジン1上部
の騒音発生振動体5とエンジンカバー本体3との間に設
定されている。共鳴器4は、騒音発生振動体5と連結機
構6により連結された振動板7と、振動板周辺の剛性の
低い部分8と、開口部9とを備えている。振動板7は、
連結機構6により騒音発生振動体5に連結された状態
で、エンジンカバー本体3と騒音発生振動体5の間に設
けられている。連結機構6は、突起6aが騒音発生振動
体5に当接し、突起6bが振動板7に当接され、一端6
cが振動板7と振動板周辺の剛性の低い部分8以外の部
分に共鳴器4の外側で固着されている。エンジンカバー
本体の共鳴器を構成している部分110には、突起11
1が共鳴器4の内側に形成されている。なお、符号13
はエンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分以外
の部分であり、また、符号14はエンジンカバー本体の
共鳴器を構成している部分と振動板とをつなぐ部分であ
る。
【0021】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。エンジン1の振動は騒音発生振動体5に伝達され、
これが振動することにより騒音が発生する。この騒音を
防止するために、遮音機能をもつエンジンカバー2が設
けられている。エンジンカバー2は、エンジン1の振動
レベルの少ない部分に取り付けられている。エンジンカ
バー2はエンジン1の全体は覆わず、かつ、放熱の必要
性、部品の取付等からエンジンカバー2の端部とエンジ
ン1は隙間が生じる場合が多い。
【0022】騒音発生振動体5からの騒音は、エンジン
カバー2を直接的に透過してくる騒音と、エンジンカバ
ー2の端部とエンジン1の隙間を透過してくる漏れ騒音
の和のため、前者の騒音のみを対策しても効果的でない
場合が多かった。
【0023】第1の実施の形態では、共鳴器4の振動板
7を連結機構6により騒音発生振動体5と連結させるこ
とにより、騒音発生振動体5の振動エネルギを用いて直
接的に振動させ、共鳴器4内の空気を加振する。騒音発
生振動体5から伸びている連結機構6は、共鳴器4の振
動板7と振動板周辺の剛性の低い部分8以外の部分に連
結されている部分を支点、騒音発生振動体5に連結され
ている部分を力点、振動板7に連結されている部分を作
用点としたてことして作用する。
【0024】騒音発生振動体5からの振動は、てこによ
って増幅されて振動板7に伝達され、共鳴器4内の空気
はより大きく加振されることになる。共鳴器4の共振周
波数付近では開口部9から放射される音(図5の17)
は増幅されており、かつ、共鳴器4の共振周波数より高
い周波数域では、開口部9から放射される音(図5の1
7)は騒音発生振動体5からの騒音(図5の16)と逆
位相となっているため、両者の音の和により消音効果を
生じることになる。一方、共鳴器4内の空気は、開口部
9から音を放射すると同時に、エンジンカバー本体の共
鳴器を構成している部分110を加振し、エンジンカバ
ー本体の共鳴器を構成している部分110を振動させ音
(図5の18)をエンジンカバーの外部空間12に放射
させることにより、消音効果を低減させようとする。
【0025】第1の実施の形態では、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分110に突起111が形
成されているので、エンジンカバー本体の共鳴器を構成
している部分110の剛性が上がり、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分110の振動レベルが減
少し、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分
110からエンジンカバーの外部空間12に放射される
騒音のレベルを低減することができる。
【0026】よって、第1の実施の形態により非常に効
率の良い消音効果が得られ、エンジンカバー2を透過し
てくる騒音とエンジンカバー2の端部とエンジン1の隙
間を通過してくる漏れ騒音の両者を低減させることがで
き、結果として図6に示すように、騒音発生振動体5か
らの騒音を非常に効率良く低減できる。
【0027】尚、本実施の形態では、突起を共鳴器の内
側に備えている例について説明したが、突起が共鳴器の
外側にある場合でも同等の作用が得られる。また開口部
の数は任意であるが、開口部の数を変更するときは、開
口部の径や長さを変更して共鳴器の共振周波数を変化さ
せないようにする。
【0028】(第2の実施の形態)次に、本発明による
エンジンカバーの第2の実施の形態を、図7、図8を用
いて説明する。図7は本発明によるエンジンカバーの第
2の実施の形態の構成を示す図、図8は図7のB−B断
面図である。
【0029】以下、第1の実施の形態と異なる点につい
て説明する。エンジンカバー本体の共鳴器を構成してい
る部分210の板厚は、エンジンカバー本体の共鳴器を
構成している部分以外の部分213の板厚より厚く形成
されている。
【0030】次に、第2の実施の形態の作用を説明す
る。第1の実施の形態の作用と同様に、エンジンカバー
本体の共鳴器を構成している部分210の剛性が上が
り、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分2
10の振動レベルが減少し、エンジンカバー本体の共鳴
器を構成している部分210からエンジンカバーの外部
空間12に放射される騒音のレベルを低減することがで
きるので、非常に効率の良い騒音低減効果が得られる。
【0031】(第3の実施の形態)次に、本発明による
エンジンカバーの第3の実施の形態を、図9、図10を
用いて説明する。図9は本発明によるエンジンカバーの
第3の実施の形態の構成を示す図、図10は図9のB−
B断面図である。
【0032】以下、第1の実施の形態と異なる点につい
て説明する。エンジンカバー本体の共鳴器を構成してい
る部分310に剛性部材315が埋め込まれている。す
なわち、この実施の形態では、エンジンカバー本体の共
鳴器を構成している部分310、エンジンカバー本体の
共鳴器を構成している部分以外の部分313、および、
剛性部材315が第1の実施の形態と異なっている。
【0033】次に、第3の実施の形態の作用を説明す
る。第1の実施の形態の作用と同様に、エンジンカバー
本体の共鳴器を構成している部分310の剛性が上が
り、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分3
10の振動レベルが減少し、エンジンカバー本体の共鳴
器を構成している部分310からエンジンカバーの外部
空間12に放射される騒音のレベルを低減することがで
きるので、非常に効率の良い騒音低減効果が得られる。
【0034】(第4の実施の形態)次に、本発明による
エンジンカバーの第4の実施の形態を、図11〜14を
用いて説明する。図11は本発明によるエンジンカバー
の第4の実施の形態の構成を示す図、図12は図11の
B−B断面図、図13は第4の実施の形態の作用を説明
する図、図14は第4の実施の形態の効果を示す図であ
る。
【0035】以下、第1の実施の形態と異なる点につい
て説明する。エンジンカバー本体の共鳴器を構成してい
る部分410に開口部410aが穿設されている。すな
わち、この実施の形態では、エンジンカバー本体の共鳴
器を構成している部分410、および、エンジンカバー
本体の共鳴器を構成している部分以外の部分413が第
1の実施の形態と異なっている。
【0036】次に、第4の実施の形態の作用を説明す
る。第4の実施の形態では、第1の実施の形態と同様
に、共鳴器4の振動板7を連結機構6により騒音発生振
動体5を連結させることにより、騒音発生振動体5の振
動エネルギを用いて直接的に振動させ、共鳴器4内の空
気を加振する。騒音発生振動体5から伸びている連結機
構6は、共鳴器4の振動板7と振動板周辺の剛性の低い
部分8以外の部分に連結されている部分を支点、騒音発
生振動体5に連結されている部分を力点、振動板7に連
結されている部分を作用点としたてことして作用する。
【0037】騒音発生振動体5からの振動は、てこによ
って増幅されて振動板7に伝達され、共鳴器4内の空気
はより大きく加振されることになる。共鳴器4の共振周
波数付近では振動板7の開口部9から放射される音(図
13の17)は増幅されており、かつ、共鳴器4の共振
周波数より高い周波数域では、振動板7の開口部9から
放射される音(図13の17)は騒音発生振動体5から
の騒音(図13の16)と逆位相となっているため、両
者の音の和により消音効果を生じることになる。一方、
共鳴器4内の空気は、振動板7の開口部9から音を放射
すると同時に、エンジンカバー本体の共鳴器を構成して
いる部分410を加振し、エンジンカバー本体の共鳴器
を構成している部分410を振動させ音(図13の1
8)をエンジンカバーの外部空間12に放射させること
により、消音効果を低減させようとする。
【0038】第4の実施の形態では、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分410に開口部410a
が穿設されているので、共鳴器4の共振周波数付近では
エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分410
の開口部410aから放射される音(図13の19)は
増幅されており、かつ、共鳴器4の共振周波数より高い
周波数域では、エンジンカバー本体の共鳴器を構成して
いる部分410の開口部410aから放射される音(図
13の19)はエンジンカバー本体の共鳴器を構成して
いる部分410から放射される騒音(図13の18)と
逆位相となっているため、両者の音の和により消音効果
を生じることになり、エンジンカバーの外部空間12に
放射される騒音のレベルを低減することができる。
【0039】よって、第4の実施の形態により非常に効
率の良い消音効果が得られ、エンジンカバー2(図2参
照)を透過してくる騒音とエンジンカバー2の端部とエ
ンジンの隙間を通過してくる漏れ騒音の両者を低減させ
ることができ、結果として図14に示すように、騒音発
生振動体5からの騒音を非常に効率良く低減できる。
【0040】従って、この第4の実施の形態でも第1の
実施の形態と同様な作用効果を奏する他、エンジンカバ
ー本体の共鳴器を構成している部分の開口部から逆位相
の音を放射して消音を行っているので、より大きいレベ
ルの消音効果が実現できるといった利点がある。
【0041】尚、本実施の形態では、共鳴器の開口部が
振動板及びエンジンカバー本体の共鳴器を構成している
部分に設定されている例について説明したが、振動板に
設定されている開口部については、エンジンカバー本体
の共鳴器を構成している部分と振動板とをつなぐ部分に
設定しても同等の作用が得られる。また振動板の開口部
及びエンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分の
開口部の数は任意であるが、開口部の数を変更するとき
は、開口部の径や長さを変更して共鳴器の共振周波数を
変化させないようにする。
【0042】(第5の実施の形態)次に、本発明による
エンジンカバーの第5の実施の形態を、図15〜17を
用いて説明する。図15は本発明によるエンジンカバー
の第5の実施の形態の構成を示す図、図16は図15の
B−B断面図、図17は第5の実施の形態の作用を説明
する図である。
【0043】以下、第1の実施の形態と異なる点につい
て説明する。第5の実施の形態では、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分と振動板とをつなぐ部分
514に穴514aが、エンジンカバー本体の共鳴器を
構成している部分以外の部分に穴513aがそれぞれ穿
設され、この間がパイプ509により連結されている。
【0044】次に、第5の実施の形態の作用を説明す
る。第5の実施の形態では、第1の実施の形態と同様
に、共鳴器4の振動板7を連結機構6により騒音発生振
動体5を連結させることにより、騒音発生振動体5の振
動エネルギを用いて直接的に振動させ、共鳴器4内の空
気を加振する。騒音発生振動体5から伸びている連結機
構6は、共鳴器4の振動板7と振動板周辺の剛性の低い
部分8以外の部分に連結されている部分を支点、騒音発
生振動体5に連結されている部分を力点、振動板7に連
結されている部分を作用点としたてことして作用する。
【0045】騒音発生振動体5からの振動は、てこによ
って増幅されて振動板7に伝達され、共鳴器4内の空気
はより大きく加振されることになる。共鳴器4の共振周
波数付近では振動板7の開口部9から放射される音(図
17の17)は増幅されており、かつ、共鳴器4の共振
周波数より高い周波数域では、振動板7の開口部9から
放射される音(図17の17)は騒音発生振動体5から
の騒音(図17の16)と逆位相となっているため、両
者の音の和により消音効果を生じることになる。一方、
共鳴器4内の空気は、振動板7の開口部9から音を放射
すると同時に、エンジンカバー本体の共鳴器を構成して
いる部分510を加振し、エンジンカバー本体の共鳴器
を構成している部分510を振動させ音(図13の1
8)をエンジンカバーの外部空間12に放射させること
により、消音効果を低減させようとする。
【0046】第5の実施の形態では、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分と振動板とをつなぐ部分
514に穿設された穴514aからパイプ509が伸び
ていて、共鳴器を構成している部分以外の部分513に
穿設された穴513aとつながって外部空間12に達し
ている。すなわち、共鳴器4の共振周波数付近ではエン
ジンカバー本体の共鳴器を構成している部分と振動板と
をつなぐ部分514からエンジンカバー本体3まで伸び
ているパイプ509から放射される音(図17の20)
は増幅され、かつ、共鳴器4の共振周波数より高い周波
数域では、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している
部分と振動板とをつなぐ部分514からエンジンカバー
本体3まで伸びているパイプ509から放射される音
(図17の20)はエンジンカバー本体の共鳴器を構成
している部分510から放射される騒音(図17の1
8)と逆位相となる。したがって、両者の音の和により
消音効果を生じることになり、エンジンカバーの外部空
間12に放射される騒音のレベルを低減することができ
る。
【0047】よって、第5の実施の形態により非常に効
率の良い消音効果が得られ、エンジンカバー2を透過し
てくる騒音とエンジンカバー2の端部とエンジン1(図
1参照)の隙間を通過してくる漏れ騒音の両者を低減さ
せることができ、騒音発生振動体505からの騒音を非
常に効率良く低減できる。
【0048】従って、この第5の実施の形態でも第1の
実施の形態と同様な作用効果を奏する他、エンジンカバ
ー本体の共鳴器を構成している部分と振動板とをつなぐ
部分からエンジンカバー本体まで伸びている開口部から
逆位相の音を放射して消音を行っているので、より大き
いレベルの消音効果が実現できるといった利点がある。
【0049】尚、本実施の形態では、振動板に共鳴器の
開口部が設定されていて、エンジンカバー本体の共鳴器
を構成している部分と振動板とをつなぐ部分からエンジ
ンカバー本体まで開口部が伸びていて、エンジンカバー
本体の外部空間とつながって設定されている例について
説明したが、振動板に設定されている開口部について
は、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分と
振動板とをつなぐ部分に設定しても同等の作用が得られ
る。また振動板の開口部及びエンジンカバー本体の共鳴
器を構成している部分と振動板とをつなぐ部分からエン
ジンカバー本体まで伸びている開口部の数は任意である
が、開口部の数を変更するときは、開口部の径や長さを
変更して共鳴器の共振周波数を変化させないようにす
る。
【0050】(第6の実施の形態)次に、本発明による
エンジンカバーの第6の実施の形態を、図18〜21を
用いて説明する。図18は本発明によるエンジンカバー
の第6の実施の形態の構成を示す図、図19は図18の
B−B断面図、図20は第6の実施の形態の作用を説明
する図、図21は第6の実施の形態の効果を説明する図
である。
【0051】以下、第1の実施の形態と異なる点につい
て説明する。エンジンカバー本体の共鳴器を構成してい
る部分と振動板とをつなぐ部分614は、エンジンカバ
ー本体の共鳴器を構成している部分610の面積が、共
鳴器604の振動板7の面積と比較して十分小さい値に
なるように、エンジンカバー本体の共鳴器を構成してい
る部分610付近で内側に曲げられてエンジンカバー本
体3(図2参照)に取り付けられている。
【0052】次に、第6の実施の形態の作用を説明す
る。第6の実施の形態では、第1の実施の形態と同様
に、共鳴器604の振動板7を連結機構6により騒音発
生振動体5に連結させることにより、騒音発生振動体5
の振動エネルギを用いて直接的に振動させ、共鳴器4内
の空気を加振する。騒音発生振動体5から伸びている連
結機構6は、共鳴器604の振動板7と振動板周辺の剛
性の低い部分8以外の部分に連結されている部分を支
点、騒音発生振動体5に連結されている部分を力点、振
動板7に連結されている部分を作用点としたてことして
作用する。
【0053】騒音発生振動体5からの振動は、てこによ
って増幅されて振動板7に伝達され、共鳴器604内の
空気はより大きく加振されることになる。共鳴器604
の共振周波数付近では開口部9から放射される音(図2
0の17)は増幅されており、かつ、共鳴器604の共
振周波数より高い周波数域では、開口部9から放射され
る音(図20の17)は騒音発生振動体5からの騒音
(図20の16)と逆位相となっているため、両者の音
の和により消音効果を生じることになる。一方、共鳴器
604内の空気は、開口部9から音を放射すると同時
に、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分6
10を加振し、エンジンカバー本体の共鳴器を構成して
いる部分610を振動させ音(図20の18)をエンジ
ンカバーの外部空間12に放射させることにより、消音
効果を低減させようとする。
【0054】第6の実施の形態では、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分と振動板とをつなぐ部分
614が、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している
部分610付近で内側に曲げられてエンジンカバー本体
3に取り付けられていることにより、共鳴器604の体
積を従来とほとんど変えることなく、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分610の面積を従来と比
較して十分に小さくすることが可能なので、エンジンカ
バー本体の共鳴器を構成している部分610からエンジ
ンカバーの外部空間12に放射される騒音の放射面積が
減少し、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部
分610からエンジンカバーの外部空間12に放射され
る騒音のレベルを低下することができる。
【0055】よって、第6の実施の形態により非常に効
率の良い消音効果が得られ、エンジンカバー2(図2参
照)を透過してくる騒音とエンジンカバー2の端部とエ
ンジンの隙間を通過してくる漏れ騒音の両者を低減させ
ることができ、結果として図21に示すように、騒音発
生振動体5からの騒音を非常に効率良く低減できる。
【0056】従って、この第6の実施の形態でも第1の
実施の形態と同様な作用効果を奏する他、エンジンカバ
ー本体の共鳴器を構成している部分からエンジンカバー
の外部空間に放射される騒音の放射面積を減少させてい
るので、さらに効率のよい消音効果が実現できるといっ
た利点がある。
【0057】尚、本実施の形態では、エンジンカバー本
体の共鳴器を構成している部分の面積が共鳴器の振動板
の面積と比較して十分に小さい値になるように、エンジ
ンカバー本体の共鳴器を構成している部分と振動板とを
つなぐ部分が、エンジンカバー本体の共鳴器を構成して
いる部分付近での内側に曲げられてエンジンカバー本体
に取り付けられている例について説明したが、本発明は
特にこれに限定されるものではない。すなわち、エンジ
ンカバー本体の共鳴器を構成している部分の面積が共鳴
器の振動板の面積と比較して十分に小さい値になるよう
な、エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分と
振動板とをつなぐ部分の形状としては、例えば図22に
示すような略半球状、図23に示すような略円錐状、図
24に示すような略円柱を重ねた形状などが考えられ、
それらの形状でも同等の作用が得られる。また、開口部
の数は任意であるが、開口部の数を変更するときは、開
口部の径や長さを変更して共鳴器の共振周波数を変化さ
せないようにする。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の第1の発明によれば、騒音発生振動体の振動を利
用して共鳴器中の空気を加振し、騒音発生振動体からの
騒音と逆位相の音を放射して消音を行うエンジンカバー
において、カバーの共鳴器を構成している部分の剛性が
高まるので、カバーの共鳴器を構成している部分の振動
レベルが減少し、カバーの共鳴器を構成している部分か
らカバーの外部空間に放射される騒音のレベルを低減す
ることができる。よって、騒音発生振動体からの騒音の
消音が非常に安定して実現できるという効果が得られ
る。
【0059】請求項2に記載の第2の発明によれば、第
1の発明の効果と同様に、カバーの共鳴器を構成してい
る部分からカバーの外部空間に放射される騒音のレベル
を低減することができる。よって、騒音発生振動体から
の騒音の消音が非常に安定して実現できるという効果が
得られる。
【0060】請求項3に記載の第3の発明によれば、第
1の発明の効果と同様に、カバーの共鳴器を構成してい
る部分からカバーの外部空間に放射される騒音のレベル
を低減することができる。よって、騒音発生振動体から
の騒音の消音が非常に安定して実現できるという効果が
得られる。
【0061】請求項4に記載の第4の発明によれば、第
1の発明の効果と同様に、カバーの共鳴器を構成してい
る部分からカバーの外部空間に放射される騒音のレベル
を低減することができる。よって、騒音発生振動体から
の騒音の消音が非常に安定して実現できるという効果が
得られる。
【0062】請求項5に記載の第5の発明によれば、騒
音発生振動体の振動を利用して共鳴器中の空気を加振
し、騒音発生振動体からの騒音と逆位相の音を放射して
消音を行うエンジンカバーにおいて、カバーの部分の開
口部から放射される音は、カバーの共鳴器を構成してい
る部分から放射される騒音と逆位相の音になり消音効果
が得られるので、カバーの共鳴器を構成している部分か
らカバーの外部空間に放射される騒音のレベルを低減す
ることができる。よって、第1の発明の効果に加え、よ
り大きいレベルの消音が非常に安定して実現できるとい
う効果が得られる。
【0063】請求項6に記載の第6の発明によれば、騒
音発生振動体の振動を利用して共鳴器中の空気を加振
し、騒音発生振動体からの騒音と逆位相の音を放射して
消音を行うエンジンカバーにおいて、カバーの共鳴器を
構成している部分からカバーの外部空間に放射される騒
音の放射面積が減少することにより、カバーの共鳴器を
構成している部分からカバーの外部空間に放射される騒
音のレベルを低減することができる。よって、第1の発
明の効果に加え、さらに効率の良い消音が非常に安定し
て実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジンカバーの第1の実施の形
態の構成を示す図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のC部の拡大図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】第1の実施の形態の作用を説明する図である。
【図6】第1の実施の形態の効果を示す図である。
【図7】第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】第3の実施の形態の構成を示す図である。
【図10】図9のB−B断面図である。
【図11】第4の実施の形態の構成を示す図である。
【図12】図11のB−B断面図である。
【図13】第4の実施の形態の作用を説明する図であ
る。
【図14】第4の実施の形態の効果を示す図である。
【図15】第5の実施の形態の構成を示す図である。
【図16】図16のB−B断面図である。
【図17】第5の実施の形態の作用を説明する図であ
る。
【図18】第6の実施の形態の構成を示す図である。
【図19】図18のB−B断面図である。
【図20】第6の実施の形態の作用を説明する図であ
る。
【図21】第6の実施の形態の効果を示す図である。
【図22】第6の実施の形態の他の構成例を示す図であ
る。
【図23】第6の実施の形態の他の構成例を示す図であ
る。
【図24】第6の実施の形態の他の構成例を示す図であ
る。
【図25】従来のエンジンカバーの構成を示す図であ
る。
【図26】図25のB−B断面図である。
【図27】従来のエンジンカバーの作用を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジンカバー 3 エンジンカバー本体 4,604 共鳴器 5 騒音発生振動体 6 連結機構 6a,6b,111 突起 6c 連結機構の一端 7 振動板 8 振動板周辺の剛性の低い部分 9 開口部 10 エンジンカバー本体 12 エンジンカバーの外部空間 13,213,313,413,513 エンジンカ
バー本体の共鳴器を構成している部分以外の部分 14,514,614 エンジンカバー本体の共鳴器
を構成している部分と振動板とをつなぐ部分 16 騒音発生振動体から放射される騒音 17 共鳴器の振動板の開口部から放射される音 18 エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部
分から放射される騒音 19 エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部
分の開口部から放射される音 20 エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部
分と振動板とをつなぐ部分からエンジンカバー本体まで
伸びている開口部から放射される音 110,210,310,410,510,610
エンジンカバー本体の共鳴器を構成している部分 315 剛性部材 410a 開口部 509 パイプ 513a,514a 穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを覆うカバーと、エンジンの騒
    音発生振動体と連結機構により連結された振動板と該振
    動板周辺の剛性の低い部分を備え、前記カバーと前記騒
    音発生振動体の間で前記カバーに取り付けられた共鳴器
    とを備えたエンジンカバーにおいて、 前記カバーの該共鳴器を構成している部分の剛性を前記
    カバーの他の部分より高くする手段を備えていることを
    特徴とするエンジンカバー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエンジンカバーにおい
    て、 前記カバーの該共鳴器を構成している部分の剛性を前記
    カバーの他の部分より高くする手段は、前記カバーの該
    共鳴器を構成している部分に備えられた突起であること
    を特徴とするエンジンカバー。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のエンジンカバーにおい
    て、 前記カバーの該共鳴器を構成している部分の剛性を前記
    カバーの他の部分より高くする手段は、前記カバーの該
    共鳴器を構成している部分の板厚を前記カバーの他の部
    分の板厚より厚くすることであることを特徴とするエン
    ジンカバー。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のエンジンカバーにおい
    て、 前記カバーの該共鳴器を構成している部分の剛性を前記
    カバーの他の部分より高くする手段は、前記カバーの該
    共鳴器を構成している部分に埋め込まれた剛性部材であ
    ることを特徴とするエンジンカバー。
  5. 【請求項5】 エンジンを覆うカバーと、エンジンの騒
    音発生振動体と連結機構により連結された振動板と該振
    動板周辺の剛性の低い部分を備え、前記カバーと前記騒
    音発生振動体の間で前記カバーに取り付けられた共鳴器
    とを備えたエンジンカバーにおいて、 該共鳴器を構成している部分のうちの前記カバーの部分
    を除いた部分と、前記カバーの部分との両方に該共鳴器
    の開口部を有することを特徴とするエンジンカバー。
  6. 【請求項6】 エンジンを覆うカバーと、エンジンの騒
    音発生振動体と連結機構により連結された振動板と該振
    動板周辺の剛性の低い部分を備え、前記カバーと前記騒
    音発生振動体の間で前記カバーに取り付けられた共鳴器
    とを備えたエンジンカバーにおいて、 前記振動板と前記カバーとをつなぐ部分が、前記カバー
    付近で該共鳴器の内側に曲げられて前記カバーに取り付
    けられていることを特徴とするエンジンカバー。
JP9008365A 1997-01-21 1997-01-21 エンジンカバー Pending JPH10205351A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102996248A (zh) * 2011-09-07 2013-03-27 株式会社神户制钢所 隔音罩
US11807174B2 (en) 2018-08-17 2023-11-07 Fujifilm Corporation Partition member, vehicle, and electronic device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102996248A (zh) * 2011-09-07 2013-03-27 株式会社神户制钢所 隔音罩
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