JPH10204490A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH10204490A JPH10204490A JP1274497A JP1274497A JPH10204490A JP H10204490 A JPH10204490 A JP H10204490A JP 1274497 A JP1274497 A JP 1274497A JP 1274497 A JP1274497 A JP 1274497A JP H10204490 A JPH10204490 A JP H10204490A
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- JP
- Japan
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- polyethylene glycol
- copolymer
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄力と固体汚れの再汚染防止性に優れた粉
末洗剤組成物を提供する。 【解決手段】 それぞれ特定比率の無機性リン酸塩、ア
クリル酸マレイン酸コポリマー、ポリエチレングリコー
ル及び芒硝と、界面活性剤及びアルカリ剤とを含有する
粉末状の洗浄剤組成物。
末洗剤組成物を提供する。 【解決手段】 それぞれ特定比率の無機性リン酸塩、ア
クリル酸マレイン酸コポリマー、ポリエチレングリコー
ル及び芒硝と、界面活性剤及びアルカリ剤とを含有する
粉末状の洗浄剤組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料用の粉末状洗
浄剤組成物に関する。
浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】衣料用洗剤は、汚れを可溶化し繊維から
洗濯液中に溶解・分散させる界面活性剤、界面活性剤の
能力を低下させるカルシウムやマグネシウム等を洗濯液
中から除去するための金属イオン封鎖剤、汚れの分解や
可溶化を促進させるアルカリ剤、汚れを分散させるため
の高分子化合物、及びその他の洗浄ビルダーにより構成
されている。
洗濯液中に溶解・分散させる界面活性剤、界面活性剤の
能力を低下させるカルシウムやマグネシウム等を洗濯液
中から除去するための金属イオン封鎖剤、汚れの分解や
可溶化を促進させるアルカリ剤、汚れを分散させるため
の高分子化合物、及びその他の洗浄ビルダーにより構成
されている。
【０００３】洗浄ビルダーの働きの一つに、衣類からい
ったん落とした固体汚れが再付着しないようにする働き
がある。この作用を持つビルダーとしては、トリポリリ
ン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコ
ール等が挙げられる。これらの成分を含む先行技術とし
ては、米国特許明細書第4657693 号に開示された「物理
的特性と低温の水への溶解性が改善された洗浄剤組成
物」（界面活性剤、トリポリリン酸ナトリウム、ポリエ
チレングリコール、ポリアクリル酸を含む）が挙げられ
るが、この組成物は固体汚れの再付着防止の性能は十分
なものではなかった。
ったん落とした固体汚れが再付着しないようにする働き
がある。この作用を持つビルダーとしては、トリポリリ
ン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコ
ール等が挙げられる。これらの成分を含む先行技術とし
ては、米国特許明細書第4657693 号に開示された「物理
的特性と低温の水への溶解性が改善された洗浄剤組成
物」（界面活性剤、トリポリリン酸ナトリウム、ポリエ
チレングリコール、ポリアクリル酸を含む）が挙げられ
るが、この組成物は固体汚れの再付着防止の性能は十分
なものではなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するべく鋭意検討した結果、無機性リン酸塩、ポリ
エチレングリコール、アクリル酸マレイン酸コポリマー
及び芒硝をそれぞれ特定比率で配合し、更に界面活性剤
およびアルカリ剤を配合することによって上記課題を解
決することを見出した。
解決するべく鋭意検討した結果、無機性リン酸塩、ポリ
エチレングリコール、アクリル酸マレイン酸コポリマー
及び芒硝をそれぞれ特定比率で配合し、更に界面活性剤
およびアルカリ剤を配合することによって上記課題を解
決することを見出した。
【０００５】即ち本発明は、無機性リン酸塩15〜30重量
％、アクリル酸マレイン酸コポリマー0.05〜2.0 重量
％、ポリエチレングリコール0.05〜2.0 重量％、芒硝15
〜40重量％と、界面活性剤及びアルカリ剤を含有するこ
とを特徴とする粉末状の洗浄剤組成物を提供するもので
ある。
％、アクリル酸マレイン酸コポリマー0.05〜2.0 重量
％、ポリエチレングリコール0.05〜2.0 重量％、芒硝15
〜40重量％と、界面活性剤及びアルカリ剤を含有するこ
とを特徴とする粉末状の洗浄剤組成物を提供するもので
ある。
【０００６】本発明に使用される無機性リン酸塩は、ト
リポリリン酸塩のほかに、オルトリン酸塩、ピロリン酸
塩が好ましいが全リン酸塩に占めるトリポリリン酸ナト
リウムの重量比は80重量％以上、オルトリン酸の重量比
は１〜５重量％、ピロリン酸の重量比は２〜５重量％が
好適である（配合量比は無水物として計算）。また、対
イオンとしては、アルカリ金属類が好ましく、特にナト
リウム及び／又はカリウムが好ましい。尚、無機性リン
酸塩の配合量は洗剤組成物中に15〜30重量％、好ましく
は17〜25重量％である（配合量は無水物として計算）。
リポリリン酸塩のほかに、オルトリン酸塩、ピロリン酸
塩が好ましいが全リン酸塩に占めるトリポリリン酸ナト
リウムの重量比は80重量％以上、オルトリン酸の重量比
は１〜５重量％、ピロリン酸の重量比は２〜５重量％が
好適である（配合量比は無水物として計算）。また、対
イオンとしては、アルカリ金属類が好ましく、特にナト
リウム及び／又はカリウムが好ましい。尚、無機性リン
酸塩の配合量は洗剤組成物中に15〜30重量％、好ましく
は17〜25重量％である（配合量は無水物として計算）。
【０００７】本発明に使用されるアクリル酸マレイン酸
コポリマーは、金属イオンを封鎖する機能を有する他、
固体粒子汚れを衣料から洗濯浴中へ分散させる作用、お
よび粒子が衣料へ再付着（再汚染）するのを防ぐ作用が
ある。この目的に分子量が数百〜10万の分子量の下記の
（Ｉ）式で表されるコポリマーを配合することが好まし
い。なおコポリマーは一般的にランダム重合である。 -(Z1)m-(Z2)n- ・(m+2n)M 式（Ｉ） （式中、Z1はアクリル酸由来のモノマー単位、Z2は（無
水）マレイン酸由来のモノマー単位、m+n はコポリマー
の分子量が数百〜10万を示すような値、m ：n ＝８：２
〜５：５である。M はNa、K 、NH4 、H である。） なお、（Ｉ）式のコポリマーの配合量は、洗剤組成物中
に、0.05〜２重量％である。
コポリマーは、金属イオンを封鎖する機能を有する他、
固体粒子汚れを衣料から洗濯浴中へ分散させる作用、お
よび粒子が衣料へ再付着（再汚染）するのを防ぐ作用が
ある。この目的に分子量が数百〜10万の分子量の下記の
（Ｉ）式で表されるコポリマーを配合することが好まし
い。なおコポリマーは一般的にランダム重合である。 -(Z1)m-(Z2)n- ・(m+2n)M 式（Ｉ） （式中、Z1はアクリル酸由来のモノマー単位、Z2は（無
水）マレイン酸由来のモノマー単位、m+n はコポリマー
の分子量が数百〜10万を示すような値、m ：n ＝８：２
〜５：５である。M はNa、K 、NH4 、H である。） なお、（Ｉ）式のコポリマーの配合量は、洗剤組成物中
に、0.05〜２重量％である。
【０００８】本発明に使用されるポリエチレングリコー
ルは、平均分子量5000〜15000 のものが好ましい。ポリ
エチレングリコールは、組成物中に0.05〜2.0 重量％、
特に好ましくは0.1 〜1.0 重量％配合される。
ルは、平均分子量5000〜15000 のものが好ましい。ポリ
エチレングリコールは、組成物中に0.05〜2.0 重量％、
特に好ましくは0.1 〜1.0 重量％配合される。
【０００９】本発明に使用される芒硝は、硫酸ナトリウ
ムの一般名であり、洗浄浴の塩強度を上げる働きや、無
機性のアルカリ剤と同様に乾燥後の洗剤粒子の骨格を形
成する働きがある。芒硝は、組成物中に、15〜40重量
％、特に18〜35重量％配合することが好ましい（配合量
は無水物として計算）。
ムの一般名であり、洗浄浴の塩強度を上げる働きや、無
機性のアルカリ剤と同様に乾燥後の洗剤粒子の骨格を形
成する働きがある。芒硝は、組成物中に、15〜40重量
％、特に18〜35重量％配合することが好ましい（配合量
は無水物として計算）。
【００１０】また、本発明には結晶性珪酸塩を配合する
ことによって、洗浄力がさらに向上する。本発明に使用
される結晶性珪酸塩は20℃のイオン交換水に0.1 重量％
分散させた場合の最大pHが11以上であり、上記分散液１
リットルに対して、pHを10にする為に0.1 ＮのHCl 水溶
液を５ml以上必要とするアルカリ能に優れるものが好ま
しく、このような結晶性珪酸塩は、結晶性アルミノ珪酸
塩と区別される。
ことによって、洗浄力がさらに向上する。本発明に使用
される結晶性珪酸塩は20℃のイオン交換水に0.1 重量％
分散させた場合の最大pHが11以上であり、上記分散液１
リットルに対して、pHを10にする為に0.1 ＮのHCl 水溶
液を５ml以上必要とするアルカリ能に優れるものが好ま
しく、このような結晶性珪酸塩は、結晶性アルミノ珪酸
塩と区別される。
【００１１】特に結晶性珪酸塩として好適なものは、次
の組成を有するものである。 x(M2O)・y(SiO2)・z(MemOn)・w(H2O) （II） （式中、M は周期律表のIa族元素（特に好ましくはＫ及
び／又はＮａ）を表し、Meは周期律表のIIａ族元素、II
b 族元素、IIIa族元素、IVa 族元素又はVIII族元素から
選ばれる１種又は２種以上の組み合わせ（好ましくはM
g、Ca）を示し、y／x ＝ 0.5〜2.6 、 z／x ＝0.01〜0.
9 、w ＝０〜20、 n／m ＝ 0.5〜2.0 である。） 一般式（II）で表される結晶性珪酸塩の製造方法につい
ては、特開平７−８９７１２号公報を参考にすることが
できる。
の組成を有するものである。 x(M2O)・y(SiO2)・z(MemOn)・w(H2O) （II） （式中、M は周期律表のIa族元素（特に好ましくはＫ及
び／又はＮａ）を表し、Meは周期律表のIIａ族元素、II
b 族元素、IIIa族元素、IVa 族元素又はVIII族元素から
選ばれる１種又は２種以上の組み合わせ（好ましくはM
g、Ca）を示し、y／x ＝ 0.5〜2.6 、 z／x ＝0.01〜0.
9 、w ＝０〜20、 n／m ＝ 0.5〜2.0 である。） 一般式（II）で表される結晶性珪酸塩の製造方法につい
ては、特開平７−８９７１２号公報を参考にすることが
できる。
【００１２】また、以下の組成の結晶性珪酸塩も好適に
使用することができる。
使用することができる。
【００１３】Ｍ２Ｏ・x'(SiO2)・y'(H2O) (III) （式中、M はアルカリ金属（特に好ましくはＫ及び／又
はＮａ）を表し、x'＝ 1.5〜2.6 、y'＝０〜20（特に好
ましくは実質的に０）である。） 一般式(III) の結晶性珪酸塩は特開昭60−227895号公報
及びPhys.Chem.Glasses.7, 127-138(1966)、Z.Kristall
ogr., 129, p396 −p404(1969)等に記載されている。ま
たヘキスト社より商品名「Na-SKS-6」（δ−Na2Si2O5）
として、粉末状、顆粒状のものが入手できる。本発明に
おいて、結晶性珪酸塩は、組成物中に０〜５重量％、好
ましくは 0.1〜５重量％配合することが望ましい。
はＮａ）を表し、x'＝ 1.5〜2.6 、y'＝０〜20（特に好
ましくは実質的に０）である。） 一般式(III) の結晶性珪酸塩は特開昭60−227895号公報
及びPhys.Chem.Glasses.7, 127-138(1966)、Z.Kristall
ogr., 129, p396 −p404(1969)等に記載されている。ま
たヘキスト社より商品名「Na-SKS-6」（δ−Na2Si2O5）
として、粉末状、顆粒状のものが入手できる。本発明に
おいて、結晶性珪酸塩は、組成物中に０〜５重量％、好
ましくは 0.1〜５重量％配合することが望ましい。
【００１４】本発明に使用される界面活性剤としては、
陰イオン界面活性剤が主成分として用いられるが、本発
明では特に、アルキル鎖の炭素数が１２〜１４の直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数12〜18のアルキル
硫酸塩が好ましく、対イオンとしては、アルカリ金属類
が好ましく、特にナトリウム及び／又はカリウムが好ま
しい。これ以外に牛脂やヤシ由来の脂肪酸塩を少量配合
してもよい。
陰イオン界面活性剤が主成分として用いられるが、本発
明では特に、アルキル鎖の炭素数が１２〜１４の直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数12〜18のアルキル
硫酸塩が好ましく、対イオンとしては、アルカリ金属類
が好ましく、特にナトリウム及び／又はカリウムが好ま
しい。これ以外に牛脂やヤシ由来の脂肪酸塩を少量配合
してもよい。
【００１５】本発明において、陰イオン界面活性剤は10
〜40重量％、好ましくは15〜30重量％配合される。
〜40重量％、好ましくは15〜30重量％配合される。
【００１６】本発明に使用されるアルカリ剤としては、
上記記載の結晶性珪酸塩及び無機性リン酸塩以外に従来
より知られている、アルカリ剤を配合することが好まし
い。アルカリ剤としては、デンス灰や軽灰と総称されて
いる炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、並びにＪ
ＩＳ１号、２号又は３号等の非晶質のアルカリ金属珪酸
塩が挙げられる。これら、無機性のアルカリ剤は洗剤乾
燥時に、粒子の骨格形成において効果的であり、比較的
硬く、流動性に優れた洗剤を得ることができる。アルカ
リ剤は組成物中に10〜30重量％配合することが好まし
く、特に15〜25重量％配合されることが好ましい。
上記記載の結晶性珪酸塩及び無機性リン酸塩以外に従来
より知られている、アルカリ剤を配合することが好まし
い。アルカリ剤としては、デンス灰や軽灰と総称されて
いる炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、並びにＪ
ＩＳ１号、２号又は３号等の非晶質のアルカリ金属珪酸
塩が挙げられる。これら、無機性のアルカリ剤は洗剤乾
燥時に、粒子の骨格形成において効果的であり、比較的
硬く、流動性に優れた洗剤を得ることができる。アルカ
リ剤は組成物中に10〜30重量％配合することが好まし
く、特に15〜25重量％配合されることが好ましい。
【００１７】本発明の洗剤組成物には上記成分以外にポ
リオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン界面活
性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤等の界面
活性剤、ゼオライトである結晶性アルミノ珪酸塩、及び
特開平７−89712 号公報、特開昭60−227895公報記載の
結晶性珪酸塩等の金属イオン封鎖剤、エチレンジアミン
四酢酸（ＥＤＴＡ）及びクエン酸塩等の有機金属イオン
封鎖剤、カルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）、ポリ
ビニルピロリドン（ＰＶＰ）及びポリビニルアルコール
（ＰＶＡ）等の分散剤もしくは色移り防止剤、過炭酸ナ
トリウム等の漂白剤、特開平６−316700号公報記載の有
機過酸前駆体及びテトラアセチルエチレンジアミン（Ｔ
ＡＥＤ）等の漂白活性化剤、プロテアーゼ，セルラー
ゼ、アミラーゼ及びリパーゼ等の酵素、ホウ素化合物及
び亜硫酸ナトリウム等の酵素安定剤、ビフェニル型、ス
チルベン型の蛍光染料、シリコーン／シリカ系等の消泡
剤、酸化防止剤、青味付剤並びに香料等の従来から公知
の成分を公知の配合量で配合することができる。上記成
分として具体的には特開平８−218093号公報に記載され
ているものを使用することができる。
リオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン界面活
性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤等の界面
活性剤、ゼオライトである結晶性アルミノ珪酸塩、及び
特開平７−89712 号公報、特開昭60−227895公報記載の
結晶性珪酸塩等の金属イオン封鎖剤、エチレンジアミン
四酢酸（ＥＤＴＡ）及びクエン酸塩等の有機金属イオン
封鎖剤、カルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）、ポリ
ビニルピロリドン（ＰＶＰ）及びポリビニルアルコール
（ＰＶＡ）等の分散剤もしくは色移り防止剤、過炭酸ナ
トリウム等の漂白剤、特開平６−316700号公報記載の有
機過酸前駆体及びテトラアセチルエチレンジアミン（Ｔ
ＡＥＤ）等の漂白活性化剤、プロテアーゼ，セルラー
ゼ、アミラーゼ及びリパーゼ等の酵素、ホウ素化合物及
び亜硫酸ナトリウム等の酵素安定剤、ビフェニル型、ス
チルベン型の蛍光染料、シリコーン／シリカ系等の消泡
剤、酸化防止剤、青味付剤並びに香料等の従来から公知
の成分を公知の配合量で配合することができる。上記成
分として具体的には特開平８−218093号公報に記載され
ているものを使用することができる。
【００１８】また製造方法としては、従来公知の製造方
法を使用することができ、その製造条件は組成に応じた
的確な条件が当業者によって容易に選択される。
法を使用することができ、その製造条件は組成に応じた
的確な条件が当業者によって容易に選択される。
【００１９】
【発明の効果】本発明の組成物は、高い洗浄力を有する
のみならず、固体汚れの再付着防止の性能に優れてい
る。
のみならず、固体汚れの再付着防止の性能に優れてい
る。
【００２０】
実施例１〜２及び比較例１〜４ LAS 20kg、 AA-MAコポリマー0.5kg 、ポリエチレングリ
コール0.5kg 、トリポリリン酸ナトリウム20kg、JIS 2
号珪酸ソーダ10kg、ソーダ灰14.9kg、芒硝20kgおよび蛍
光染料0.3kg から60％固形分の水スラリーを得、これを
噴霧乾燥して得られた粉末をV ブレンダーに入れ、さら
に、ゼオライト３kg、結晶性シリケート（結晶性珪酸
塩）1.5kg 、酵素１kgを加えて混合し、表１に示す実施
例１の粉末洗剤組成物（嵩密度0.35g/ml、平均粒径400
μｍ）を得た。実施例２、比較例１、２、３及び４の組
成物も同様に調製した。得られた組成物を用いて下記の
方法で洗浄力試験及び再汚染防止性試験を行った。結果
を表１に示す。
コール0.5kg 、トリポリリン酸ナトリウム20kg、JIS 2
号珪酸ソーダ10kg、ソーダ灰14.9kg、芒硝20kgおよび蛍
光染料0.3kg から60％固形分の水スラリーを得、これを
噴霧乾燥して得られた粉末をV ブレンダーに入れ、さら
に、ゼオライト３kg、結晶性シリケート（結晶性珪酸
塩）1.5kg 、酵素１kgを加えて混合し、表１に示す実施
例１の粉末洗剤組成物（嵩密度0.35g/ml、平均粒径400
μｍ）を得た。実施例２、比較例１、２、３及び４の組
成物も同様に調製した。得られた組成物を用いて下記の
方法で洗浄力試験及び再汚染防止性試験を行った。結果
を表１に示す。
【００２１】＜洗浄力試験＞ （人工汚染布の調製）下記組成の人工汚染液を布に付着
して人工汚染布を調製した。人工汚染液の布への付着
は、グラビアロールコーターを用いて人工汚染液を布に
印刷することで行った。人工汚染液を布に付着させ人工
汚染布を作製する工程は、グラビアロールのセル容量58
cm3 ／cm2 、塗布速度1.0m／min 、乾燥温度 100℃、乾
燥時間１分で行った。布は木綿金巾2003布（谷頭商店
製）を使用した。
して人工汚染布を調製した。人工汚染液の布への付着
は、グラビアロールコーターを用いて人工汚染液を布に
印刷することで行った。人工汚染液を布に付着させ人工
汚染布を作製する工程は、グラビアロールのセル容量58
cm3 ／cm2 、塗布速度1.0m／min 、乾燥温度 100℃、乾
燥時間１分で行った。布は木綿金巾2003布（谷頭商店
製）を使用した。
【００２２】〔人工汚染液の組成〕 ラウリン酸 0.44重量％ ミリスチン酸 3.09重量％ ペンタデカン酸 2.31重量％ パルミチン酸 6.18重量％ ヘプタデカン酸 0.44重量％ ステアリン酸 1.57重量％ オレイン酸 7.75重量％ トリオレイン酸 13.06重量％ パルミチン酸ｎ−ヘキサデシル 2.18重量％ スクアレン 6.53重量％ 卵白レシチン液晶物 1.94重量％ 鹿沼赤土 8.11重量％ カーボンブラック 0.01重量％ 水道水 バランス （洗浄条件及び評価方法）評価用洗浄剤水溶液１リット
ルに、上記で作成した10cm×10cmの人工汚染布を５枚入
れ、ターゴトメーターにて100rpmで洗浄した。洗浄条件
は次の通りである。 ・洗浄条件 洗浄時間 10 分 洗浄剤濃度 0.133％ 水の硬度 ５°ＤＨ 水温 25℃ すすぎ 水道水にて５分間 洗浄力は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の 550nmに
おける反射率を自記色彩計（島津製作所製）にて測定
し、次式によって洗浄率（％）を求め、５枚の測定平均
値を洗浄力として示した。
ルに、上記で作成した10cm×10cmの人工汚染布を５枚入
れ、ターゴトメーターにて100rpmで洗浄した。洗浄条件
は次の通りである。 ・洗浄条件 洗浄時間 10 分 洗浄剤濃度 0.133％ 水の硬度 ５°ＤＨ 水温 25℃ すすぎ 水道水にて５分間 洗浄力は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の 550nmに
おける反射率を自記色彩計（島津製作所製）にて測定
し、次式によって洗浄率（％）を求め、５枚の測定平均
値を洗浄力として示した。
【００２３】
【数１】
【００２４】＜再汚染防止性試験＞布は木綿金巾2003布
（谷頭商店製）を使用した。この布を市販洗剤アタック
（花王（株）商標）で５回洗濯し、10cm×10cmに裁断し
た。評価用洗浄剤水溶液１リットルに、鹿沼赤土を乾燥
して150 メッシュの篩を通したものを2.5 ｇ入れ、上記
で作成した布を５枚入れ、ターゴトメーターにて100rpm
で洗浄した。洗浄条件は次の通りである。 ・洗浄条件 洗浄時間 10 分 洗浄剤濃度 0.133％ 水の硬度 ５°ＤＨ 水温 25℃ すすぎ 水道水にて５分間 再汚染防止率は汚染前の原布及び洗浄後の汚染布の 550
nmにおける反射率を自記色彩計（島津製作所製）にて測
定し、次式によって再汚染防止率（％）を求め、５枚の
測定平均値を再汚染防止率として示した。
（谷頭商店製）を使用した。この布を市販洗剤アタック
（花王（株）商標）で５回洗濯し、10cm×10cmに裁断し
た。評価用洗浄剤水溶液１リットルに、鹿沼赤土を乾燥
して150 メッシュの篩を通したものを2.5 ｇ入れ、上記
で作成した布を５枚入れ、ターゴトメーターにて100rpm
で洗浄した。洗浄条件は次の通りである。 ・洗浄条件 洗浄時間 10 分 洗浄剤濃度 0.133％ 水の硬度 ５°ＤＨ 水温 25℃ すすぎ 水道水にて５分間 再汚染防止率は汚染前の原布及び洗浄後の汚染布の 550
nmにおける反射率を自記色彩計（島津製作所製）にて測
定し、次式によって再汚染防止率（％）を求め、５枚の
測定平均値を再汚染防止率として示した。
【００２５】
【数１】
【００２６】
【表１】
【００２７】（注） ・LAS ：直鎖アルキル(C12) ベンゼンスルホン酸Na塩 ・AA−MAコポリマー：アクリル酸／マレイン酸（モル比
７／３）コポリマーのNa塩、平均分子量７万 ・ポリアクリル酸：平均分子量6000のポリアクリル酸Na
塩、 ・ポリエチレングリコール：平均分子量７千のポリエチ
レングリコール ・ＳＴＰＰ：トリポリリン酸ナトリウム ・珪酸ソーダ：JIS 2 号珪酸ソーダ ・結晶性シリケート：組成 M2O・1.8SiO2 ・0.02M'O
（ここで、M ：Na，K 、K／Na＝0.03、M'＝Ca，Mg、Mg
／Ca＝0.01) 、イオン交換容量290CaCO3mg／ｇ、平均粒
子径30μm 〔一般式（II）で表される結晶性珪酸塩〕 ・ゼオライト：組成 M2O・Al2O3 ・2SiO2 ・2H2O、平均
粒子径４μｍ、イオン交換容量 290 CaCO3mg／ｇ ・酵素：サビナーゼ12.0TW（ノボノルディスク社製）、
リポラーゼ100T（ノボノルディスク社製）、セルザイム
0.1T（ノボノルディスク社製）、ターマミル60T （ノボ
ノルディスク社製）を重量比で２：１：１：１で混合し
たもの ・蛍光染料：チノパールＣＢＳ（チバガイギー社製）／
ホワイテックスＳＡ（住友化学社製）＝１／１（重量
比）の混合蛍光染料
７／３）コポリマーのNa塩、平均分子量７万 ・ポリアクリル酸：平均分子量6000のポリアクリル酸Na
塩、 ・ポリエチレングリコール：平均分子量７千のポリエチ
レングリコール ・ＳＴＰＰ：トリポリリン酸ナトリウム ・珪酸ソーダ：JIS 2 号珪酸ソーダ ・結晶性シリケート：組成 M2O・1.8SiO2 ・0.02M'O
（ここで、M ：Na，K 、K／Na＝0.03、M'＝Ca，Mg、Mg
／Ca＝0.01) 、イオン交換容量290CaCO3mg／ｇ、平均粒
子径30μm 〔一般式（II）で表される結晶性珪酸塩〕 ・ゼオライト：組成 M2O・Al2O3 ・2SiO2 ・2H2O、平均
粒子径４μｍ、イオン交換容量 290 CaCO3mg／ｇ ・酵素：サビナーゼ12.0TW（ノボノルディスク社製）、
リポラーゼ100T（ノボノルディスク社製）、セルザイム
0.1T（ノボノルディスク社製）、ターマミル60T （ノボ
ノルディスク社製）を重量比で２：１：１：１で混合し
たもの ・蛍光染料：チノパールＣＢＳ（チバガイギー社製）／
ホワイテックスＳＡ（住友化学社製）＝１／１（重量
比）の混合蛍光染料
Claims (2)
- 【請求項１】 無機性リン酸塩15〜30重量％、アクリル
酸マレイン酸コポリマー0.05〜2.0 重量％、ポリエチレ
ングリコール0.05〜2.0 重量％、芒硝15〜40重量％と、
界面活性剤及びアルカリ剤を含有することを特徴とする
粉末状の洗浄剤組成物。 - 【請求項２】 20℃のイオン交換水に0.1 重量％分散し
た場合の最大pHが11以上であり、上記分散液１リットル
に対して、pHを10にする為に0.1 ＮのＨＣｌ水溶液を５
ml以上必要とする結晶性珪酸塩を0.1 〜５重量％含有す
る請求項１記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
| JP1274497A JPH10204490A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 洗浄剤組成物 |
| TW87100210A TW402634B (en) | 1997-01-27 | 1998-01-09 | Detergent composition |
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| IDP980102A ID19765A (id) | 1997-01-27 | 1998-01-26 | Komposisi deterjen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1274497A JPH10204490A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 洗浄剤組成物 |
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