JPH10202979A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH10202979A
JPH10202979A JP9014954A JP1495497A JPH10202979A JP H10202979 A JPH10202979 A JP H10202979A JP 9014954 A JP9014954 A JP 9014954A JP 1495497 A JP1495497 A JP 1495497A JP H10202979 A JPH10202979 A JP H10202979A
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JP
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JP9014954A
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English (en)
Inventor
Naoki Hayashi
直樹 林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナルコンピュータ用プリンタ等、罫線
枠が予め印刷された用紙に文字を印刷する印刷装置にお
いて、1回の用紙挿入で罫線枠内に正しく文字を印字す
る。 【解決手段】 用紙12にマーク10を設け、通路14
上に設けたイメージスキャナ16でマーク10の位置を
検出し、その位置情報(x2+x3,y2)と正規のマ
ーク20の位置(x0,y0)の差を求めて印刷開始位
置を補正し、サーマルヘッド17により印字領域11に
文字の印字を行うので、罫線枠の印刷位置ずれや用紙幅
の誤差があっても罫線枠内に正しく文字が印字できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータ用プリンタなどを用いて罫線枠などの定型フォーム
が印刷された用紙に文字を印字するための印刷装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の印刷装置に関して説明す
る。
【0003】罫線枠が印刷された用紙の所定の位置に文
字を印刷する場合、罫線枠は、印刷装置の位置ずれと罫
線印刷時の位置ずれにより、所定の位置にない場合が多
く、枠内に文字を収めることが困難であった。
【0004】そこで、従来の印刷装置では画像入力手段
と印刷手段とを備え、画像入力手段を用いて用紙の罫線
位置を読み取った後、この罫線の位置を測定し、印刷時
には再度用紙を挿入して、前回読み取った罫線の位置情
報を基に印字位置を補正するといった方法が取られてい
た。
【0005】なお、これに類する技術として例えば特開
平7−266657号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の印刷装置では、画像読み取りと印字とを分け
て行うために用紙を2回挿入する必要があり、印字に手
間がかかるという問題があった。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、1回の用紙挿入で枠内に正確に文字を印字できる印
刷装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の印刷装置は、印刷位置を決定するための基準
となるマークが印刷された用紙を用い、この用紙の通路
上に画像読み取り手段と、印字手段とを備え、画像読み
取り手段が用紙のマークを読み取った後、印字手段が、
画像読み取り手段で読み取ったマークの位置に基づいて
印字位置を決定する構成としたものである。
【0009】これにより、用紙を1回挿入するだけで枠
内に正確に文字を印字することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、印刷位置を決定するための基準となるマークが予め
印刷された用紙が挿入される挿入口と、前記用紙を通過
させるために前記挿入口の後方に連結された通路と、前
記用紙を搬送させるための搬送手段と、前記通路上に配
置されるとともに前記用紙から画像を読み取るための画
像読み取り手段と、前記通路上で前記画像読み取り手段
の後方に配置されるとともに前記用紙に印字を行うため
の印字手段と、これらの搬送手段、画像読み取り手段及
び印字手段を制御するための制御手段とを備え、前記画
像読み取り手段が前記用紙のマークを読み取った後、前
記印字手段が前記画像読み取り手段で読み取った前記マ
ークの位置に基づいて印字位置を決定する印刷装置であ
り、用紙搬送中に、画像読み取り手段がマークの位置を
測定して印字開始位置を補正することができるので1回
の用紙挿入で枠内に正確に文字を印字できるという作用
を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、印刷位
置を決定するための基準となるマークが2つ以上印刷さ
れた用紙の前記マークの相対位置に基づいて印字位置を
決定する請求項1記載の印刷装置であり、用紙の左右に
マークを配置すれば、罫線が斜めに傾いている場合、そ
の傾きの度合いを測定して印刷位置を補正できる。ま
た、用紙の上下にマークを配置すれば、用紙搬送のため
のローラーの径のバラツキやすべりなどによる用紙送り
量のずれを測定して印刷位置を補正できるという作用を
有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、画像読
み取り手段と印字手段の取り付け位置情報を記憶させる
ために制御手段に接続された不揮発性メモリーを備え、
前記画像読み取り手段で読み取ったマークの位置と前記
不揮発性メモリーに記憶された前記取り付け位置情報と
に基づいて印字位置を決定する請求項1或いは請求項2
記載の印刷装置であり、印刷装置組立時に印字手段及び
画像読み取り手段を取り付ける際に発生する取り付け位
置のずれを補正できるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、印刷位
置を決定するための基準となるマークと、そのマークの
下方に設けられた印字領域とからなる用紙が、挿入され
る挿入口と、前記用紙を通過させるために前記挿入口の
後方に連結された通路と、前記用紙を搬送させるための
搬送手段と、前記通路上に配置されるとともに前記用紙
に印字を行う印字手段と、前記通路上で前記印字手段の
後方に配置されるとともに前記用紙から画像を読み取る
画像読み取り手段と、これらの搬送手段、画像読み取り
手段及び印字手段を制御するための制御手段とを備え、
前記画像読み取り手段は、前記用紙のマークと印字領域
との距離よりも短い距離内に配置し、この画像読み取り
手段は、前記印字手段の印字した文字記号と、前記用紙
に印刷されたマークとを読み取り、読み取った前記文字
記号と前記マークとの相対位置に基づいてその後の印字
位置を決定する印刷装置であり、マークの近傍に印字手
段で文字記号を印字して、その位置関係から印字ずれの
度合いを測定後、印字手段にフィードバックして印字位
置の補正を行うため、より正確に枠内への印字ができ
る。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、画像読
み取り手段が、印字手段の印字した文字記号を読み取っ
た後、その文字記号の形状及び濃度を判定して外部へ出
力する手段を設けた請求項4記載の印刷装置であり、文
字記号が一部欠けたり、かすれたりした場合に、その結
果を外部に出力することで、印字領域への印字を行う前
に印字手段の異常を検出できる。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
印刷装置の構成図を示している。図1において、本実施
の形態の印刷装置は、印刷位置を決定するための基準と
なるマーク10と罫線枠で囲まれた印字領域11が予め
印刷された用紙12と、この用紙12を挿入するための
用紙の挿入口13と、この挿入口13の後方に連結され
るとともに用紙12が通過するための通路14と、用紙
12を搬送するための搬送手段15と、通路14上に配
置され用紙12上のマーク10を読み取るための画像読
み取り手段としてのイメージスキャナ16と、通路14
上でイメージスキャナ16の後方かつ同一面上に配置さ
れ、用紙12に文字を印字するための印字手段としての
サーマルヘッド17と、搬送手段15、イメージスキャ
ナ16及びサーマルヘッド17の制御を行うためにマイ
クロコンピュータやメモリー等で構成された制御手段1
8と、この制御手段18に接続されパーソナルコンピュ
ータなどの外部機器との情報のやりとりを行うための通
信手段19とから構成されている。
【0016】また、マーク20及び罫線枠で囲まれた印
字領域21が予め印刷された用紙22は印刷位置ずれ及
び用紙の紙幅の誤差のない正規の用紙であり、マーク2
0は用紙22左上端で、左端からの距離x0、上端から
の距離y0の位置に印刷されている。先に説明した、マ
ーク10及び印字領域11が印刷された用紙12は正規
の用紙22に対して印刷ずれ及び紙幅の誤差のある用紙
であり、マーク10は左端からの距離x2、上端からの
距離y2の位置に印刷されている。また、紙幅は正規の
用紙22に較べて距離x3だけ短い。
【0017】ここで、これらの誤差の発生原因に関して
説明する。通常、印刷機を使用してこれらの用紙を作成
する場合、予め大きめの用紙を準備し、その中央部に版
を用いて印刷し、印刷後用紙を重ねて、その回りをカッ
ター等で切り取って作成する。そのため、切り取り時に
0.5〜1mm程度の位置ずれ及び用紙幅の誤差が発生
してしまい、用紙12のようなずれが発生するが、マー
ク10と印字領域11との距離は印刷機の版が伸び縮み
しない限り一定なので、その誤差は無視できるという特
性を持つ。
【0018】以上のように構成された印刷装置につい
て、以下にその動作を説明する。用紙12を用紙の挿入
口13から挿入すると、用紙12は搬送手段15によっ
て通路14上を搬送される。用紙12の上端がイメージ
スキャナ16にさしかかったあたりで、制御手段18は
イメージスキャナ16を制御してマーク10の画像を読
み取り、マーク10の位置を測定する。画像を読み取る
時は、マーク10の近傍の領域すなわち、正規の用紙2
2のマーク20の位置に、予測されるずれの量を加えた
領域を少なくとも読み取る必要がある。また、マーク1
0の位置の測定に際しては、罫線位置の検出等、従来の
公知技術を用いればよい。
【0019】次に、制御手段18は読み取ったマーク1
0の位置と基準となるマーク20の位置とを比較して、
横方向の印字の補正量xと縦方向の印字の補正量yを求
める。ここでは、マーク10の位置は横方向がx2+x
3、縦方向がy2であり、マーク20の位置は横方向が
x0、縦方向がy0であるので、補正量x,yは(数
1)のようになる。
【0020】
【数1】
【0021】次に、制御手段18は、搬送手段15を制
御して用紙12を搬送し、用紙12の印字領域11がサ
ーマルヘッド17の下に来る地点すなわち、印字開始位
置y4まで用紙を搬送する。ここで、印字開始位置y4
は、正規の用紙22の上端から印字領域21までの距離
y0+y1に、先ほど求めた縦方向の補正量yを加える
ことで求めることができる。次に、制御手段18は、サ
ーマルヘッド17により印字開始位置x4より印刷を開
始する。ここで、横方向の印字開始位置x4は、正規の
用紙22の左端から印字領域21までの距離x0+x1
に、先ほど求めた横方向の補正量xを加えることで求め
ることができる。つまり、印刷開始位置x4,y4は
(数2)のようになる。
【0022】
【数2】
【0023】また、本実施の形態では印字手段としてラ
インサーマルヘッド17を使用し、サーマルヘッド17
の印字可能幅を印字領域21の横方向の幅より広くし、
横方向の印字位置の制御はサーマルヘッド17に印加す
るパルスの位置を左右にずらすことで構成できる。ま
た、印字手段としてドットインパクトヘッド等、ヘッド
をモーターで駆動して印字する方式を採用する場合は、
ヘッドの移動量を制御することで印字開始位置が制御で
きる。印字開始位置決定後、制御手段18は通信手段1
9を通じて予め受信した印字情報を印字領域11に印字
する。
【0024】このように、本実施の形態では、イメージ
スキャナ16が用紙12のマーク10を読み取った後、
サーマルヘッド17が、イメージスキャナ16で読み取
ったマーク10の位置に基づいて印字開始位置を補正す
るので1回の用紙挿入で枠内に正確に文字を印字するこ
とができる。さらに、本実施の形態では、用紙12の紙
幅の誤差x3に起因する挿入時の位置ずれも補正するの
で、通路14幅の調整機構が不要となり、操作の簡略化
と装置の小型化ができる。
【0025】尚、印刷位置を決定するための基準となる
マーク10の形状は特に限定されないが、本実施の形態
は図6(a)に示したものの他、図6(b)等に示すマ
ークの中の1点が特定し易いものが望ましい。また、マ
ークの形状を図6(c)とし、左上の点を基準とすれ
ば、罫線の左上の点を印刷位置の基準とすることが可能
である。
【0026】さらに、本実施の形態ではマークと印字領
域を別個に設けているので、印字領域の形状が異なる種
々の用紙に対しても簡単に補正情報の取得が行え、印字
領域の形状を画面に一旦表示させて位置合わせを行う等
の手間も省ける。
【0027】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における印刷装置の構成図を示している。図2にお
いて、本実施の形態の印刷装置は、印刷開始位置を決定
するための基準となる開始位置検出マーク10と、罫線
枠で囲まれた印字領域11と、印字領域11の傾きを検
出するための傾き検出マーク30と、用紙の送り量を検
出するための送り量検出マーク31が予め印刷された用
紙41を用いる以外は図1で述べた実施の形態1と同一
の構成のため説明を省略する。
【0028】また、印刷位置、紙幅、傾きの誤差のない
正規の用紙として、開始位置検出マーク20と印字領域
21と傾き検出マーク32と送り量検出マーク33とが
印刷された用紙42を用いる。
【0029】以上のように構成された印刷装置につい
て、以下にその動作を説明する。用紙41を挿入し、印
字の補正量を求めるまでの処理は実施の形態1で説明し
た処理と同一であり、印字位置の補正量x,yは(数
3)に示すようになる。
【0030】
【数3】
【0031】次に、用紙41は右上に傾いているので、
傾きの量を傾き検出マーク30を用いて算出する。ここ
で、傾きの量を(ずれの量/距離)で定義すると、開始
位置検出マーク10と傾き検出マーク30との横方向の
距離がx5、縦方向のずれの量がy5であるので、傾き
は(数4)のようになる。
【0032】
【数4】
【0033】次に開始位置検出マーク10から印字開始
位置までの距離x7及びy7を計算する。
【0034】ここで、x7,y7は、正規の用紙42に
おける開始位置検出マーク20から印字領域21までの
距離x1,y1に、傾きによるずれの量を加えればよ
い。ここでは印字領域21の左端から右端までの横方向
の距離がx6、開始位置検出マーク20から印字領域2
1の左上端までの距離はy1であるので、x7,y7は
(数5)の如くなる。
【0035】
【数5】
【0036】従って、印字開始位置x4,y4は(数
6)となる。
【0037】
【数6】
【0038】尚、本実施の形態では傾きの方向は右上上
がりであるが、傾きが左上上がりの場合、x7,y7は
(数7)となる。
【0039】
【数7】
【0040】次に制御手段18は、印字データに対して
も傾き補正を加える。すなわち、制御手段18は通信手
段19より入力されたデータを基に、印字データを黒白
のドットパターンとしてメモリー上に展開するので、展
開後のメモリーに対し、左端のデータを(x6・傾き)
ドット下にシフトし、続いてその右側のデータを(右端
からの距離・傾き)ドットシフトすることで、補正され
たドットパターンを作成する。
【0041】次に制御手段18は、用紙41を印字開始
位置は(数6)に示すy4まで移動させた後、サーマル
ヘッド17で補正後のドットパターンを(数6)に示す
x4の位置から印字する。また、印字中は、印字ライン
数に応じて左方向の印字開始位置を(数8)に示す量だ
けずらせて印字を行う。
【0042】
【数8】
【0043】尚、傾きが左上上がりの場合は(数9)の
ようになる。
【0044】
【数9】
【0045】このように、本実施の形態では、用紙の左
右に配置したマークの相対位置に基づいて用紙の傾きを
補正することで、印字領域が傾いた場合でも、文字を枠
内に正確に印字できる。
【0046】また、本実施の形態では開始位置検出マー
ク10の下方に送り量検出マーク31を設けており、そ
の距離y6を測定し、正規の開始位置検出マーク20と
送り量検出マーク33との距離y3と比較することで送
り量のずれを検出できるので、ずれの度合いに応じて、
例えばステッピングモータに加えるパルスを変更する
等、搬送手段15の送り量を補正することもできる。
【0047】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における印刷装置の構成図を示している。図3にお
いて、本実施の形態の印刷装置は、サーマルヘッド17
の位置が、図1のサーマルヘッド17の位置に対して右
下に距離x8,y8だけずれており、そのずれの量を記
憶するための不揮発性メモリー23が制御手段18に接
続されている。
【0048】それ以外は実施の形態1で述べた構成と同
一のため説明を省略する。以上のように構成された印刷
装置について、以下にその動作を説明する。
【0049】用紙を挿入し、用紙に対する印字の補正量
を求めるまでの処理は実施の形態1で説明した処理と同
一であり、印字位置の補正量x,yは(数1)となる。
【0050】次に、本実施の形態では制御手段18が、
不揮発性メモリー23からサーマルヘッド17の位置ず
れの情報x8,y8を読み取り、補正量に加えるので、
印字の補正量x,yは(数10)となり、その後の印字
処理は実施の形態1及び実施の形態2で述べた方法と同
じ方法で行う。
【0051】
【数10】
【0052】ここで、サーマルヘッド17のずれの量x
8,y8は予め印刷テストを行い、印刷後の印字領域内
の文字のずれを測定して、通信手段19を通じて不揮発
性メモリー23に記憶しておく。
【0053】このように、本実施の形態では、サーマル
ヘッド17とイメージスキャナ16の取り付け位置に関
する情報に基づいて印字位置を補正するので、印刷装置
を組み立てる段階で発生する取り付け位置のずれを補正
でき、印字位置精度が向上する。
【0054】尚、サーマルヘッド17の取り付け位置の
測定及び記憶に関しては、専用のテストパターンを準備
して、自動的に位置情報を測定及び記憶する手段を、制
御手段18に設けておけば使い勝手が向上する。
【0055】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4における印刷装置の構成図を示している。図4にお
いて、本実施の形態の印刷装置は、用紙43を挿入する
ための用紙の挿入口13と、この挿入口13の後方に配
置され用紙43が通過するための通路14と、用紙43
を搬送するための搬送手段15と、通路14上に配置さ
れ用紙43上に文字を印字するためのサーマルヘッド1
7と通路14上でサーマルヘッド17の後方かつ同一面
上に配置されたイメージスキャナ16とを備え、サーマ
ルヘッド17とイメージスキャナ16の距離は、開始位
置検出マーク10と印字領域11との距離よりも短い。
それ以外の構成は実施の形態2で述べた構成と同一のた
め説明を省略する。
【0056】以上のように構成された印刷装置につい
て、以下にその動作を説明する。用紙43を用紙の挿入
口13から挿入すると、用紙43は搬送手段15によっ
て通路14上を搬送される。用紙43の上端がイメージ
スキャナ16にさしかかった後、制御手段18は用紙4
3を正規の印字開始位置y0まで移動させ、サーマルヘ
ッド17を用いてx0,y0の地点に開始位置判定文字
24を印字するとともに、x0+x5,y0の地点に傾
き判定文字25を印字する。次に、制御手段18は用紙
43を搬送して開始位置検出マーク10と開始位置判定
文字24を読み取り、印字の補正量x,yと傾きy5/
x5を求める。この時、印字の補正量x,yは開始位置
検出マーク10と開始位置判定文字24とのずれの量に
等しく、y5は傾き検出マーク30と傾き判定文字25
とのずれの量と、先に求めた印字の補正量yの和もしく
は差として、読み取った画像より求めることができる。
ここで、開始位置検出マーク20と開始位置判定文字2
4との距離は、サーマルヘッド17とイメージスキャナ
16との距離よりも長いため、制御手段18は印字の補
正量x,yを求めた後、サーマルヘッド17を用いて印
字領域11に印字を行うことができる。
【0057】その後の印字処理は実施の形態2で述べた
方法と同じ方法で行う。このように、本実施の形態で
は、マークの近傍に印字手段で文字記号を印字して、そ
の位置関係から印字ずれの度合いを測定後、印字手段に
フィードバックして印字位置の補正を行うため、より正
確に枠内への印字ができる。
【0058】(実施の形態5)図5は本発明の実施の形
態5における印刷装置の構成図を示している。図5にお
いて、本実施の形態の印刷装置は、制御手段18に画像
判定手段26を設けた構成であり、それ以外は実施の形
態4で述べた構成と同一のため説明を省略する。
【0059】以上のように構成された印刷装置につい
て、以下にその動作を説明する。用紙43を用紙の挿入
口13から挿入すると、用紙43は搬送手段15によっ
て通路14上を搬送される。用紙43の上端がイメージ
スキャナ16にさしかかった後、制御手段18は用紙を
正規の印字開始位置y0まで移動させ、サーマルヘッド
17を用いてx0,y0の地点に開始位置判定文字24
を印字するとともに、x0+x5,y0の地点に傾き判
定文字25を印字する。次に、制御手段18は用紙43
を搬送して開始位置検出マーク10、開始位置判定文字
24、傾き検出マーク30及び傾き判定文字25を読み
取り、画像判定手段26で画像の判定を行う。この時開
始位置判定文字24及び傾き判定文字25の形状の一部
が欠けていたり、画像がかすれている等の異常が見られ
る場合、制御手段18は、通信手段19を通じて異常が
あることを外部に知らせるとともに、印字動作を一時中
断する。画像判定手段26の判定結果に異常がない場
合、その後の印字処理は実施の形態4で述べた方法と同
じ方法で行う。
【0060】このように、本実施の形態では、マークの
近傍に印字手段で文字記号を印字して、その文字記号が
正しく印字されたかどうか、形状及び濃度の判定を行う
ため、印字手段に何らかの異常がある場合に、印字領域
への印字を行う前に異常信号を外部に出力できる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印刷位置
を決定するための基準となるマークが印刷された用紙を
用い、用紙の同一通路上に画像読み取り手段と、印字手
段とを備え、画像読み取り手段が用紙のマークを読み取
った後、印字手段が、画像読み取り手段で読み取ったマ
ークの位置に基づいて印字位置を決定する構成としたの
で、用紙を1回挿入するだけで枠内に正確に文字を印字
することができる。
【0062】また、本発明では、用紙の紙幅の誤差に起
因する挿入時の位置ずれも補正するので、通路幅の調整
機構が不要となり、操作の簡略化と装置の小型化ができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における印刷装置の構成
【図2】本発明の実施の形態2における印刷装置の構成
【図3】本発明の実施の形態3における印刷装置の構成
【図4】本発明の実施の形態4における印刷装置の構成
【図5】本発明の実施の形態5における印刷装置の構成
【図6】(a)〜(c)は本発明の実施の形態1におけ
る用紙の印字位置の基準マーク図
【符号の説明】
10 マーク 11 印字領域 12 用紙 13 挿入口 14 通路 15 搬送手段 16 イメージスキャナ 17 サーマルヘッド 18 制御手段 19 通信手段 20 マーク 21 印字領域 22 用紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷位置を決定するための基準となるマ
    ークが予め印刷された用紙が挿入される挿入口と、前記
    用紙を通過させるために前記挿入口の後方に連結された
    通路と、前記用紙を搬送させるための搬送手段と、前記
    通路上に配置されるとともに前記用紙から画像を読み取
    るための画像読み取り手段と、前記通路上で前記画像読
    み取り手段の後方に配置されるとともに前記用紙に印字
    を行うための印字手段と、これらの搬送手段、画像読み
    取り手段及び印字手段を制御するための制御手段とを備
    え、前記画像読み取り手段が前記用紙のマークを読み取
    った後、前記印字手段が前記画像読み取り手段で読み取
    った前記マークの位置に基づいて印字位置を決定する印
    刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷位置を決定するための基準となるマ
    ークが2つ以上印刷された用紙の前記マークの相対位置
    に基づいて印字位置を決定する請求項1記載の印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 画像読み取り手段と印字手段の取り付け
    位置情報を記憶させるために制御手段に接続された不揮
    発性メモリーを備え、前記画像読み取り手段で読み取っ
    たマークの位置と前記不揮発性メモリーに記憶された前
    記取り付け位置情報とに基づいて印字位置を決定する請
    求項1或いは請求項2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷位置を決定するための基準となるマ
    ークと、そのマークの下方に設けられた印字領域とから
    なる用紙が、挿入される挿入口と、前記用紙を通過させ
    るために前記挿入口の後方に連結された通路と、前記用
    紙を搬送させるための搬送手段と、前記通路上に配置さ
    れるとともに前記用紙に印字を行う印字手段と、前記通
    路上で前記印字手段の後方に配置されるとともに前記用
    紙から画像を読み取る画像読み取り手段と、これらの搬
    送手段、画像読み取り手段及び印字手段を制御するため
    の制御手段とを備え、前記画像読み取り手段は前記用紙
    のマークと印字領域との距離よりも短い距離内に配置
    し、この画像読み取り手段は、前記印字手段の印字した
    文字記号と、前記用紙に印刷されたマークとを読み取
    り、読み取った前記文字記号と前記マークとの相対位置
    に基づいてその後の印字位置を決定する印刷装置。
  5. 【請求項5】 画像読み取り手段が、印字手段の印字し
    た文字記号を読み取った後、その文字記号の形状及び濃
    度を判定して外部へ出力する判定手段を設けた請求項4
    記載の印刷装置。
JP9014954A 1997-01-29 1997-01-29 印刷装置 Pending JPH10202979A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035528A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Katsuragawa Electric Co Ltd 出力同期制御装置
JP2010191995A (ja) * 2010-05-17 2010-09-02 Ricoh It Solutions Co Ltd プリンタシステムおよび印刷装置

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JP2006035528A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Katsuragawa Electric Co Ltd 出力同期制御装置
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