JPH10202952A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10202952A
JPH10202952A JP9028518A JP2851897A JPH10202952A JP H10202952 A JPH10202952 A JP H10202952A JP 9028518 A JP9028518 A JP 9028518A JP 2851897 A JP2851897 A JP 2851897A JP H10202952 A JPH10202952 A JP H10202952A
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 文字を含む画像データにスムージング処
理を施した場合でも、文字の大きさあるいは画素密度に
よって、文字のつぶれが発生するのを防止することが可
能であり、しかも所定の文字サイズ等でフォントデータ
あるいはスムージング処理の有無を切り換えた場合のよ
うに、その変化点で違和感を与えることのない画時処理
装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 入力された画像データの画素の配列を判
定する画像パターン判定部と、この画像パターン判定部
による判定結果に基づいて、画像のエッジ部の凹部に所
定の画素を追加することにより、スムージング処理を施
すスムージング処理部とを有する画像処理装置におい
て、画像の文字サイズに応じてスムージング処理の強度
を変化させるように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多値のデジタル
画像データを入力し、このデジタル画像データに所定の
画素を新たに追加することによって、画像の傾斜部分に
生じるジャギー(ぎざぎざ)を低減(スムージング)す
る画像処理を施し、画像処理後のデータをレーザビーム
プリンター等を用いて出力するために使用される画像処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記デジタル画像データに画像処
理を施して画像を出力するプリンターとしては、感光体
ドラム上に画像データに応じてレーザビームを照射する
ことにより、画像の記録を行う電子写真方式のレーザビ
ームプリンターが広く普及している。このレーザビーム
プリンターでは、入力ビットマップ画像に対応してレー
ザビームの点灯時間を変化させて画像の形成を行うが、
その際画像の斜線や曲線部あるいはエッジ部等の傾斜部
分に生じるジャギー(ぎざぎざ)を低減させるために、
画像処理装置を用いて画像処理を施している。
【0003】上記ジャギーを低減させる技術としては、
米国特許第4、437、122号の明細書に開示されて
いるように、入力ビットマップ画像を3×3画素にブロ
ック化し、パターンマッチングにより中心画素を9倍の
画素密度に変換し、ジャギーを低減させる方式が知られ
ている。
【0004】このパターンマッチングによりジャギーを
低減させる技術は、多値のデジタル画像データを入力
し、この多値のデジタル画像データを二値化した後に、
パターンマッチングにより中心画素を9倍の画素密度に
変換して、図34に示すように、デジタル画像データに
所定の画素を新たに追加することによって、画像の傾斜
部分に生じるジャギーを低減するものである。このデジ
タル画像データに所定の画素を新たに追加する場合は、
例えば、図34(a)に示すように、左下から右上に向
けて45度に傾斜した階段状のデジタル画像データに対
して、図34(b)〜(e)に示すように、デジタル画
像データの左側の端部に26〜102というように、画
像データに応じて異なった濃度レベルの画素を傾斜部分
に追加することによって、画像の傾斜部分に生じるジャ
ギーを低減するようになっている。
【0005】また、上記の如く画像データに新たな画素
を追加することによって、画像の傾斜部分に生じるジャ
ギーを低減するスムージング処理を、全ての画像に対し
て一様に施すことによる弊害を防止する技術としては、
例えば、特開平4−189564号公報等に開示されて
いるものがある。すなわち、この特開平4−18956
4号公報に係る出力方法は、画像データに新たに補充ド
ットを追加することによりスムージング処理を施す方法
であって、特に同一ページ内に文字とイメージが混在し
た文書を出力する場合に、文字領域か又はイメージ領域
かを識別し、文字領域に対してはスムージングをかけ
(スムージングON)、イメージ領域に対してはスムー
ジングをかけない(スムージングOFF)処理を施す出
力方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平4−189564号公報に係る出力
方法の場合は、図34に示すように、基本的に元の画像
データに補充ドットを追加することによりスムージング
処理を施すものであって、元の画像データから疑似的に
別のデータを作り出してしまうものである。そのため、
上記特開平4−189564号公報に係る出力方法の場
合は、文字領域といえどもスムージング処理を施すと、
文字境界部のドット数が増えることになり、文字を表す
線が太る傾向にある。この場合、大きい文字、例えば4
ポイント(pt)以上の文字に対してスムージング処理
を施す分には、多少文字が太っても特に問題とはなり難
いが、逆に小さい文字、例えば、4pt未満の文字で、
かつ比較的画素密度の高い文字、例えば、画数の多い文
字、例えば、6画以上の文字である漢字や、字体がゴシ
ックの文字に対しても同じくスムージング処理を施すと
文字がつぶれ易くなってしまうという問題点があった。
また、このような文字のつぶれという問題点は、文字の
大きさと同様、あるいはそれ以上に画素密度が高い文字
ほど発生し易くなる傾向にある。
【0007】上記の問題点を更に具体的に説明すると、
図35は「行」という漢字のへん:彳の一部を拡大した
例であり、この図35は、その彳の「はらい」の部分が
最も接近したところを示したものである。このような場
合に、図35の(e)に示す濃度レベル「102」の画
素200を、文字の右上がりの傾斜部分201、202
における下側及び上側の傾斜部に新たに追加するスムー
ジング処理を施すと、出力画像の間が最も近づく最短距
離L1が小さくなり、現像時に出力画像間の最短距離L
1間にトナーが埋まってしまう現象(文字のつぶれ)が
起きるという問題点を生じる。また、このような場合、
漢字:行のへんである彳の「はらい」の画素部分が最も
接近するところは、「行」という文字の大きさが小さく
なればなる程、画素間の間隙が小さくなるため発生しや
すくなる、つまり接近する箇所が増えることになって、
文字を表す線の間のつぶれる箇所が増え、文字そのもの
がつぶれやすくなるという問題点を生じる。更に言え
ば、「行」という文字に限らず、小さい文字でかつ像密
度が高い文字の場合は、像密度が高くなる程発生しやす
くなる、つまり上記と同様に接近する箇所が増えること
になって、文字を表す線の間のつぶれる箇所が増え、文
字そのものがつぶれやすくなるという問題点を生じる。
【0008】そこで、従来技術のこうした問題点(文字
のつぶれ)を解決するためには、ある所定サイズ(例
えば、4pt)未満の文字に対してはスムージング処理
をかけないようにするという方法も考えられるが、この
場合には、所定サイズ(例えば、4pt)を境にして画
像を出力した結果に違いが生じ、この画像の出力結果の
違いが目立ってしまい、違和感を与えるという問題点が
新たに生じる。
【0009】また、上記の問題点を解決するためには、
ある所定サイズ(例えば、4pt)未満の文字に対し
ては、文字(フォントデータ)自体を変形させる(ビッ
トマップ上でドットを間引く)という技術も既に提案さ
れているが、この場合も所定サイズ(例えば、4pt)
を境にして画像を出力した結果に違いが生じ、この画像
の出力結果の違いが目立ってしまい、違和感を与えると
いう問題点が新たに生じる。
【0010】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、文字を含む画像データにスムージング処理を施
した場合でも、文字の大きさあるいは画素密度によっ
て、文字のつぶれが発生するのを防止することが可能で
あり、しかも所定の文字サイズ等でフォントデータある
いはスムージング処理の有無を切り換えた場合のよう
に、その変化点で違和感を与えることのない画像処理装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載された発明は、入力された画像データの画素の配列を
判定する画像パターン判定部と、この画像パターン判定
部による判定結果に基づいて、画像のエッジ部の凹部に
所定の画素を追加することにより、スムージング処理を
施すスムージング処理部とを有する画像処理装置におい
て、画像の文字サイズに応じてスムージング処理の強度
を変化させるように構成されている。
【0012】また、請求項2に記載された発明は、入力
された画像データの画素の配列を判定する画像パターン
判定部と、この画像パターン判定部による判定結果に基
づいて、画像のエッジ部の凹部に所定の画素を追加する
ことにより、スムージング処理を施すスムージング処理
部とを有する画像処理装置において、画像の画素密度に
応じてスムージング処理の強度を変化させるように構成
されている。
【0013】さらに、請求項3に記載された発明は、入
力された画像データの画素の配列を判定する画像パター
ン判定部と、この画像パターン判定部による判定結果に
基づいて、画像のエッジ部の凹部に所定の画素を追加す
ることにより、スムージング処理を施すスムージング処
理部とを有する画像処理装置において、画像の文字サイ
ズと画素密度に応じてスムージング処理の強度を変化さ
せるように構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0015】図1はこの発明の一実施の形態に係る画像
処理装置におけるスムージング処理の基本的なやり方を
示す模式図である。
【0016】図1は右上がり45度の斜線の画像1を例
にとり、斜線の段差部2に追加する画素3の濃度レベル
(画素幅)を複数の段階に渡って変更することにより、
スムージング処理の強度(斜線部ジャギーの滑らかさの
度合い)が徐々に変化する様子を示した図である。図1
(a)〜(e)では、共通に、追加する画素3を全て段
差部寄り(右寄り)に寄せて付加している。図1(a)
はスムージング処理を施さなかった場合を、図1(b)
〜(e)はそれぞれ26、51、77、102の濃度レ
ベル(画素の濃度レベルの範囲は0〜255)を持つ画
素を追加した場合を示すものである。また、図1(a)
〜(e)に共通に、図中の符号aを付した長方形の斜線
部分は、パルス幅変調後のレーザドライブ信号を、符号
bを付した長方形内の縦の楕円部分は、この発明を適用
したレーザビームプリンターの感光体ドラムに照射され
るレーザビームのビームスポットを、符号cを付した曲
線部分は、実際に記録用紙上に記録される出力画像を、
それぞれ模式的に表したものである。図1(a)〜
(e)から明らかなように、画像1の段差部2に追加す
る画素の濃度レベル(画素幅)を複数段階に変更するこ
とにより、スムージング処理の強度が徐々に変化するこ
とがわかる。更に、図1に示す右上がり45度の斜線の
画像1の場合には、図1(b)(c)(d)(e)とな
るにつれて、スムージング処理の強度が徐々に強くな
る、つまり斜線部におけるジャギーの滑らかさの度合い
が増すことが分かる。なお、追加する画素の濃度レベル
(画素幅)を、図1(e)よりも更に高めると却って段
差部2が太ってしまい、逆にスムージング処理の強度は
弱くなってしまうことになる。
【0017】スムージング処理を行うために画像1に追
加される画素3としては、例えば、右上がり45度の斜
線の画像1の場合には、濃度レベル(画素幅)”10
2”の画素3が用いられるが、他の画像1の場合には、
それに応じて適宜定められた濃度レベルの画素3が段差
部2などに追加されるようになっている。
【0018】図2はこの発明に係る画像処理装置を適用
可能なカラーのレーザビームプリンターを示す構成図で
ある。ここで、この発明に係る画像処理装置は、カラー
のレーザビームプリンターに限らず、もちろん白黒のレ
ーザビームプリンターにも同様に適用することができる
ものである。
【0019】図2において、21は像担持体としての感
光体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム21
は、図示しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定
の回転速度で回転駆動されるようになっている。上記感
光体ドラム21の周囲には、当該感光体ドラム21の表
面を均一に帯電させるスコロトロン帯電器22と、レー
ザ光学系23と、それぞれイエロー・マゼンタ・シアン
・ブラックの各色の現像剤を収容した4個のカラー現像
器24a、24b、24c、24dと、転写帯電器25
と、上記感光体ドラム21上に順次形成される各色のト
ナー像を互いに重ね合わせた状態で転写保持する中間転
写体ベルト26とが、感光体ドラム21の回転方向に沿
って順次配置されている。また、上記中間転写体ベルト
26の周囲には、当該中間転写体ベルト26上で互いに
重ね合わされた所定の色数のトナー像を、所定のタイミ
ングで中間転写体べルト26と対応する位置に搬送され
る記録用紙20上に一括して転写するためのトランスフ
ァーロール27と、この所定色数のトナー像が転写され
た記録媒体としての記録用紙20を、次に述べる定着器
29まで搬送する搬送ベルト28と、この搬送ベルト2
8によって搬送された記録用紙20上にトナー像を定着
する定着器29とが配置されている。
【0020】なお、上記感光体ドラム21の表面を均一
に帯電させるスコロトロン帯電器22としては、2色目
以降の画像形成時にも安定して均一な帯電が可能なよう
に、放電ワイヤを2本以上用いたスコロトロン帯電器を
使用するのが望ましい。
【0021】また、上記カラー現像器24a、24b、
24c、24dとしては、例えば、公知の構成からなる
2成分現像装置を用いることができるが、特にトナーと
キャリアよりなる2成分現像剤の穂立ちの先端が、感光
体ドラム21の表面及び2色目以降の感光体ドラム21
上に形成されるトナー像に接触しないように、現像ロー
ル上に担持された2成分現像剤の穂立ちが空隙を介して
感光体ドラム21の表面と対向するように配置したもの
が用いられる。さらに、上記各カラー現像器24a、2
4b、24c、24dに印加する現像バイアスとして
は、感光体ドラム21上に形成されたトナー像を乱さな
いように、かつ所望の高画質が得られるように交流電圧
を重畳した直流電圧(DC+AC電圧)を印加するよう
に設定するのが望ましく、例えばその内現像バイアスの
AC成分が調整される。
【0022】図3は図2のレーザビームプリンタに使用
されるレーザ光学系を示す概略構成図である。
【0023】このレーザ光学系23は、後述するレーザ
駆動回路によって駆動される半導体レーザ31と、コリ
メータレンズ32と、ポリゴンミラー33と、fθレン
ズ34とから構成されている。そして、上記半導体レー
ザ31は、後述するレーザ駆動回路によって変調されて
オンオフ動作を行い、所謂パルス幅変調方式によって変
調されたレーザビーム35を出射する。この半導体レー
ザ31から出射されたレーザビーム35は、コリメータ
レンズ32を介してポリゴンミラー33の表面に照射さ
れるとともに、高速で回転するポリゴンミラー33の表
面によって反射偏向され、fθレンズ34を介して感光
体ドラム21上に主走査方向(感光体ドラム21の軸方
向)に沿って走査露光される。
【0024】上記のごとく構成されるレーザビームプリ
ンターでは、図2に示すように、感光体ドラム21の表
面がスコロトロン帯電器22によって所定の電位に一様
に帯電された後、当該感光体ドラム21の表面には、レ
ーザ光学系23により第1色目の画像情報に応じた画像
が走査露光されて静電潜像が形成される。この感光体ド
ラム21上に形成された第1色目の静電潜像は、第1色
目の現像器たとえばイエローのカラー現像器24aによ
り現像されてトナー像となる。この第1色目のイエロー
のトナー像は、転写位置において転写帯電器25の帯電
により、中間転写体ベルト26上に静電的に転写され
る。その後、上記第1色目のトナー像が中間転写体ベル
ト26上に転写された感光体ドラム21は、図示しない
清掃手段によって清掃され、再度帯電・露光・現像工程
が上記と同様に所定の色数分だけ繰り返され、感光体ド
ラム21上に順次形成されるイエロー・マゼンタ・シア
ン・ブラックの4色のトナー像は、互いに重ね合わされ
た状態で中間転写体ベルト26上に順次転写される。そ
して、この中間転写体ベルト26上に転写された4色の
トナー像は、所定のタイミングで中間転写体ベルト26
に記録用紙20を介して接触するトランスファーロール
27によって記録用紙20上に一括して転写された後、
この記録用紙20は、搬送ベルト28によって定着器2
9へと搬送される。この定着器29により4色のトナー
像が熱及び圧力で溶融混合されて記録用紙20上に定着
され、記録用紙20が機外に排出されてカラー画像の形
成工程が終了する。
【0025】また、上記各色のトナー像の転写工程が終
了した感光体ドラム21の表面は、図示しない除電器に
よって残留トナーの電荷が消去されるとともに、ブレー
ドを有する清掃装置によって残留トナー等が除去された
後、除電ランプによって更に残留電荷が消去され、次の
カラー画像形成工程に備える。
【0026】なお、この実施の形態では、レーザビーム
プリンターとして、中間転写体ベルト26を用いてフル
カラーの画像を形成する装置について説明したが、これ
に限定されるものではなく、感光体ドラム上に形成され
る各色のトナー像を中間転写ドラム上に保持された記録
用紙や中間転写媒体上に順次転写することによって、フ
ルカラーの画像を形成するものや、複数の感光体ドラム
を備え、各感光体ドラムで形成された複数のトナー像
を、各感光体ドラムの転写位置に順次搬送される記録用
紙上に順次転写することによりフルカラーの画像を形成
する所謂タンデム型のカラー画像形成装置等であっても
良いことは勿論である。また、上記レーザビームプリン
ターは、前述したように、白黒のレーザビームプリンタ
ーであっても良いことは勿論である。
【0027】図4は上記レーザビームプリンターに適用
されるこの発明の一実施の形態に係る画像処理装置を示
すブロック図である。
【0028】このレーザビームプリンターで記録される
画像データとしては、例えば、8ビットの0〜255ま
での256階調で、値が大きくなると濃度が濃くなるよ
うに量子化されているものが用いられる。すなわち、白
黒の画像データの場合、「0」は「白」を表し、「25
5」は「黒」を意味する。また、カラーの画像データの
場合は、例えば、「赤(R)、赤(R)、緑(緑)」、
「マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)」、
「明度(L* )、色相(H* )、彩度(C* )」あるい
は「L* * * 」等々、一つの画像データを複数のコ
ンポーネントで表すことが一般であり、この場合は、例
えば、8ビットの0〜255までの256階調で表され
た各コンポーネント毎に以下に示す実施の形態を同様に
適用すれば良い。
【0029】図4において、入力された多値の画像デー
タは、エッジ検出部40と二値化部41に入力され、二
値化部41で多値データが二値化された後、パターンマ
ッチング部42に入力される。エッジ検出部40では、
入力された多値画像データのエッジの有無および方向を
検出し、画像データにエッジ方向フラグを付加して出力
する。また、パターンマッチング部42では、二値化デ
ータのジャギーを低減するような「二値→多値変換」を
施し、さらにエッジ方向を示すフラグも生成する。合成
部43では、エッジ検出部40とパターンマッチング部
42の出力を合成し、波形制御スクリーン部44へ画像
データとエッジ方向ブラッグを出力する。波形制御スク
リーン部44では、入力された画像データとエッジ方向
フラッグから、レーザビームの「オン/オフ」信号を生
成する。
【0030】図5は、エッジ検出部の内部構成を示して
いる。1ラインメモリ45、46は、それぞれ画像デー
タを1ライン記憶することが可能なメモリであり、入力
された画像データに空間フィルタリング処理を行うため
のブロック化処理を行う。3×3フィルター部47は、
ブロック化された画像データにフィルタリング処理を行
い、画像データのエッジ方向を検出してエッジ方向フラ
グ2ビットを出力する。ディレイ部48は、入力された
画像データと3×3フィルター部47から出力されるエ
ッジ方向フラグとの同期合わせを行うためのものであ
る。エッジ信号付加部49では、ディレイ部48から出
力される画像信号8ビットと、3×3フィルター部47
から出力されるエッジ2ビットを合成して、10ビット
の信号として出力している。エッジ信号付加部49の出
力信号は、図6に示すように、10ビットの内、上位2
ビットがエッジ方向を表すフラグで、下位8ビットが画
像信号である。
【0031】次に、3×3フィルター部47について図
7を用いて更に詳細に説明する。入力された画像データ
は、注目画素を中心に3×3の9画素にブロック化され
る。このブロック化された画像50に4種類の係数5
1、52、53、54を用いて畳み込み演算を行い、そ
れぞれの演算結果が4種類のエッジ信号EG−1、EG
−2、EG−3、EG−4となる。最大エッジ検出部5
5では、4種類のエッジ信号EG−1、EG−2、EG
−3、EG−4のそれぞれの絶対値を求め、4つの絶対
値の中で最大のものをエッジキャンセル部56に出力
し、最も大きな絶対値を示すエッジ信号の番号(1、
2、3、4のいずれか)をエッジ方向フラグ生成部57
に出力する。エッジ方向フラグ生成部57には、最大エ
ッジ検出部55から出力される最大エッジ番号と、4種
類のエッジ信号EG−1、EG−2、EG−3、EG−
4が入力されている。最大エッジ番号により、4種類の
エッジ信号EG−1、EG−2、EG−3、EG−4の
内、一つを選択し、更に選択されたエッジ信号の符号
(正、負)によりエッジ方向が決定され2ビットのエッ
ジ方向フラグが生成される。例えば、最大エッジ番号が
「2」でEG−2の値が「正」の場合には、注目画素の
エッジ方向は「左」となる。ここで、図8(a)のよう
に、上から下に向かって濃度が低下する場合を「上エッ
ジ」、図8(b)のように、左から右に向かって濃度が
低下する場合を「左エッジ」と言うことにする。2ビッ
トのエッジ方向フラグは、図9に示すように「00」は
エッジなし、「01」は上または下エッジ、「10」は
右エッジ、「11」は左エッジを意味する。
【0032】以上のように、エッジ方向フラグ生成部5
7では全ての画素についてエッジ方向フラグ「01」
「10」「11」のいずれかが生成される。エッジキャ
ンセル部56においては、最大エッジ検出部55から出
力される最大エッジ絶対値が一定値以下の場合には、エ
ッジ方向フラグが「00」にリセットされる。
【0033】図10は、パターンマッチング部42の内
部構成を説明する図である。二値化部41では図11に
示すように、入力された画像データが「255」の時に
「1」を出力し、入力画像データが「255未満」の場
合には「0」を出力する。二値化部41で生成された1
ビットの信号は1ラインメモリ60、61を用いてブロ
ック化され、3×3パターンマッチング部62に入力さ
れる。
【0034】図12は、3×3パターンマッチング部6
2を更に詳細に説明する図であり、1ラインメモリ6
0、61を用いて注目画素を中心に3×3ブロック化さ
れる9画素の各々のデータがルックアップテーブル用R
OM63のアドレスに接続されている。ルックアップテ
ーブルでは、図13、図14に示すパターン以外の場合
には、注目画素「e」の値が「0」の場合には、画像デ
ータ「0」エッジ方向フラグ「00」を、注目画素
「e」の値が「1」の場合には、画像データ「255」
エッジ方向フラグ「00」を出力する設定がされてお
り、図13、図14に示すパターンの場合には、各々の
表中に示した、画像データ及び、エッジ方向フラグが出
力され、図6に示すフォーマットの10ビットデータと
して出力する。
【0035】パターンマッチング部62では、多値画像
データ中の「255」の濃度値の連続性から、「25
5」濃度の画素が斜め方向に連続している場合に、そこ
でのジャギーを低減する効果がある。
【0036】図15は、合成部43の内部構成を表して
いる。合成部43にはエッジ検出部40とパターンマッ
チング部42の出力を合成する部分であり、合成の論理
は、パターンマッチング部42の画像データに注目し、
パターンマッチング部42から合成部43に入力される
画像データが「0」または「255」の場合には、エッ
ジ検出部40から入力される画像データ及びエッジ方向
フラグを合成部の出力する。また、パターンマッチング
部42から合成部43に入力される画像データが「0」
でなく、且つ、「255」以外の場合には、パターンマ
ッチング部42から入力される画像データ及びエッジ方
向フラグを合成部43の出力とする。以上のように、合
成部43ではパターンマッチング部42で「0」又は
「255」以外のデータが出力された場合、つまり多値
画像データ中の「255」濃度の画素が斜め方向に連続
している場合には、この斜め方向のジャギーを低減する
ために生成した画素値を優先して出力することになる。
【0037】波形制御スクリーン部44では、図16に
示すように、合成部43から入力される多値画像データ
8ビットをD/Aコンバーター71を介してアナログ値
に変換し、エッジ方向フラグによってセレクタ72で選
択される三角波とコンパレータ73で比較し、レーザ制
御信号を生成する。
【0038】ここで、セレクタ72で選択される三角波
の波形は、図17に示すように、画素クロックの2倍の
周期を持ち、180度位相の異なる三角波Aと三角波
B、及び画素クロックと同じ周期を持つ三角波Cであ
る。また、エッジ方向フラグと選択される三角波の関係
を図18に示す。
【0039】ここで例を挙げて説明をする。図19に示
すような、画像データとエッジ方向フラグが波形制御ス
クリーンに入力されると、図19の一番下の段に示した
三角波が選択される。このようにして選択された三角波
により生成されるレーザ制御信号を模式的に表したの
が、図20である。ここで、この実施の形態のレーザビ
ームプリンターは、レーザビームを感光体ドラム上に照
射した場所にトナーが付着し、用紙上に黒イメージとし
て出力される所謂イメージライテイング方式のプリンタ
ーであるとする。ここで、図19に示した画像データを
波形制御することなしに、画素クロックと同じ周期を持
つ三角波Cを使ってレーザ制御信号を発生した場合を図
21に示す。図21と図20を比べると、波形生後を行
っている図18の方が、レーザ制御信号が中央部に集中
しているのに対して、図20はレーザオンの信号が3つ
に分断されており、図20の方が感光体上に綺麗な電子
的潜像を生成可能である。また、図18に示したよう
に、画素クロックと同じ周期の三角波Cを選択するのは
上下方向のエッジ方向フラグが画像信号と同期して入力
された時だけで、通常のエッジなしの状態、つまりエッ
ジ方向フラグが「00」の場合には、画素クロックの周
期の2倍の周期を持つ三角波Aを選択している。このこ
とは、例えば、400dpi(ドット/インチ)の画素
濃度で印字可能なプリンターにおいては200lpi
(ライン/インチ)の万能スクリーンを用いて出力画像
を生成することになる。この理由は、特に濃度の薄いハ
イライトの部分を出力する際に、図22(a)(b)に
示したように、画素クロックと同じ周期の三角波を用い
て、レーザ制御信号を生成すると(図22(a)参照)
と比較してレーザオンの時間が非常に短くなり、このよ
うにレーザ照射時間が非常に短い場合に、安定して感光
体上に電子的に潜像を形成することが難しく、結果とし
て画像データの階調を正確に出力することが困難である
からである。
【0040】以上、多値原稿中の「255」の濃度値を
示す画素が斜め方向に連続した場合のジャギーの低減方
式を記載した。通常の多値画像データ(例えば写真)に
文字データをはめ込む場合には、最大濃度で文字データ
を記述する場合が大半を占めるので、今回開示した方式
は、多値画像データ中の文字/線画の画像品質を向上さ
れるのに非常に有効な手段である。
【0041】ところで、この実施の形態に係る画像処理
装置では、文字サイズに応じてスムージング処理の強度
を変化させるように構成されている。
【0042】すなわち、図10に示すように、パターン
マッチング部42には、多値入力画像データとは別に、
多値入力画像データと同期した文字の大きさ信号が入力
されている。この文字の大きさ信号としては、文字を表
すフォントデータの中に通常入っている文字の大きさを
示す信号が用いられるが、ここでは、図23に示すよう
に、文字のポイント数に応じて2ビットで表示された信
号が用いられる。上記文字の大きさを示す信号は、1ラ
インメモリ80を介して乗算係数発生部81に入力され
ているとともに、当該乗算係数発生部81の出力信号
は、乗算器82に入力されている。この乗算器では、3
×3パターンマッチング部62から出力される8ビット
の画像データに対して乗算係数発生部81から出力され
る乗算係数aが乗算処理される。
【0043】図13は図10の3×3パターンマッチン
グ部62のLUTの中を記した図である。着目画素は、
入力パターン中央の画素(3×3の中央:太枠)であ
る。図24はそれぞれ図13の乗算係数発生部の中を記
した図である。
【0044】こうした構成にすることによって、図10
の3×3パターンマッチング部62の出力である画像デ
ータに、文字の大きさ信号によって決定する係数aを乗
算器81で掛け合わせることにより、最終的な多値出力
画像データの値を決定することができる。
【0045】以上の構成において、この実施の形態に係
る画像処理装置では、次のようにして、文字を含む画像
データにスムージング処理を施した場合でも、文字の大
きさによって、文字のつぶれが発生するのを防止するこ
とが可能であり、しかも所定の文字サイズ等でフォント
データあるいはスムージング処理の有無を切り換えた場
合のように、その変化点で違和感を与えることが防止で
きるようになっている。
【0046】すなわち、上記画像処理装置では、図10
に示すように、3×3パターンマッチング部62におい
て、多値画像データにスムージング処理を施す際に、3
×3パターンマッチング部62の出力である画像データ
に、文字の大きさ信号によって決定する係数aを乗算器
82で掛け合わせることにより、最終的な多値出力画像
データの値を決定することができるようになっている。
【0047】そのため、例えば、図25に示すような
「行」という文字のへん:彳を記録する際に、図26に
示すように、その彳の「はらい」の部分が最も接近した
部分において、文字の大きさに応じて図24に示すよう
に、乗算器82で3×3パターンマッチング部62の出
力に対して所定の乗算係数aを掛けることにより、スム
ージン処理の強度を複数の段階に変化させることがで
き、文字が小さくなるほど乗算係数aが小さくなるた
め、スムージン処理の強度が弱くなる。したがって、文
字が小さくなっても、図26(b)に示すように、スム
ージン処理の強度が、例えば、45度の斜線の凹部に追
加する画素の濃度レベルを51とするように、弱くなる
ので、出力画像間の最短距離L2の値がL1の値よりも
大きくなり、よって文字のつぶれが発生しにくくなるこ
とがわかる。
【0048】このように、上記実施の形態では、文字サ
イズに応じてスムージング処理の強度を複数段階に変更
することにより、文字を含む画像データにスムージング
処理を施した場合でも、文字の大きさによって、文字の
つぶれが発生するのを防止することが可能であり、しか
も所定の文字サイズ等でフォントデータあるいはスムー
ジング処理の有無を切り換えた場合のように、その変化
点で違和感を与えることが防止できるようになってい
る。
【0049】実施の形態2 図27はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態2では、文字のサイズではで
はなく、画素密度に応じてスムージング処理の強度を変
化させるように構成されている。
【0050】すなわち、この実施の形態2に係る画像処
理装置では、図27に示すように、パターンマッチング
部42に、多値入力画像データとは別に、多値入力画像
データと同期した画素密度を示す信号が入力されてい
る。この画素密度信号としては、文字の大きさやフォン
ト等を表すデータに基づいて、図示しないテーブル等を
参照することにより、文字毎に画素密度に対応した値を
示す信号が用いられるが、ここでは、図28に示すよう
に、画素密度に応じて2ビットで表示された信号が用い
られる。上記画素密度を示す信号は、1ラインメモリ8
0を介して乗算係数発生部81に入力されているととも
に、当該乗算係数発生部81の出力信号は、乗算器82
に入力されている。この乗算器では、3×3パターンマ
ッチング部62から出力される8ビットの画像データに
対して乗算係数発生部81から出力される乗算係数bが
乗算処理される。図29は図27の乗算係数発生部の中
を記した図である。
【0051】こうした構成にすることによって、図27
の3×3パターンマッチング部62の出力である画像デ
ータに、画素密度信号によって決定する係数bを乗算器
81で掛け合わせることにより、最終的な多値出力画像
データの値を決定することができる。
【0052】このように、上記実施の形態では、画素密
度に応じてスムージング処理の強度を複数段階に変更す
ることにより、文字を含む画像データにスムージング処
理を施した場合でも、画素密度によって、文字のつぶれ
が発生するのを防止することが可能であり、しかも所定
の文字サイズ等でフォントデータあるいはスムージング
処理の有無を切り換えた場合のように、その変化点で違
和感を与えることが防止できるようになっている。
【0053】さらに、この実施の形態では、画素密度に
応じてスムージング処理の強度を複数段階に変更するの
で、文字の大きさに応じてスムージング処理の強度を複
数段階に変更する場合に比べて、大きな文字でも画素密
度が高い場合、つまり画数が多い文字などを記録する場
合にも、スムージング処理の強度を複数段階に変更する
ことができ、文字のつぶれ防止に一層効果がある。
【0054】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
と同様であるので、その説明を省略する。
【0055】実施の形態3 図30はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態3では、文字のサイズと画素
密度の双方に応じてスムージング処理の強度を変化させ
るように構成されている。
【0056】すなわち、この実施の形態3に係る画像処
理装置では、図30に示すように、パターンマッチング
部42に、多値入力画像データとは別に、多値入力画像
データと同期した文字の大きさと画素密度を示す信号が
入力されている。この文字の大きさと画素密度を示す信
号としては、文字を表すフォントデータの中に通常入っ
ている文字の大きさを示す信号と、文字の大きさやフォ
ント等を表すデータに基づいて、図示しないテーブル等
を参照することにより、文字毎に画素密度に対応した値
を示す信号が用いられるが、ここでは、図31に示すよ
うに、文字の大きさと画素密度に応じてそれぞれ2ビッ
トで表示された信号が用いられる。上記文字の大きさを
示す信号と画素密度を示す信号は、1ラインメモリ9
0、91を介して乗算係数発生部92、93に入力され
ているとともに、当該乗算係数発生部92、93の出力
信号は、乗算器94に入力されている。この乗算器94
では、3×3パターンマッチング部62から出力される
8ビットの画像データに対して乗算係数発生部92、9
3から出力される乗算係数a、bが乗算処理される。図
32は図30の乗算係数発生部92、93の中を記した
図である。
【0057】こうした構成にすることによって、図30
の3×3パターンマッチング部62の出力である画像デ
ータに、文字の大きさを示す信号と画素密度信号によっ
て決定する係数a、bを乗算器94で掛け合わせること
により、最終的な多値出力画像データの値を決定するこ
とができる。
【0058】このように、上記実施の形態では、文字の
大きさと画素密度に応じてスムージング処理の強度を複
数段階に変更することにより、文字を含む画像データに
スムージング処理を施した場合でも、文字の大きさと画
素密度によって、文字のつぶれが発生するのを防止する
ことが可能であり、しかも所定の文字サイズ等でフォン
トデータあるいはスムージング処理の有無を切り換えた
場合のように、その変化点で違和感を与えることが防止
できるようになっている。
【0059】さらに、この実施の形態では、文字サイズ
と画素密度の両方に応じてスムージング処理の強度を変
化させるように構成されているので、文字のサイズと画
素密度の両方を考慮したスムージング処理を施すことが
でき、文字のつぶれが発生するのをより一層防止するこ
とができ、高解像度でなお且つスムージング処理を施し
た画像の記録等が可能となる。
【0060】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
と同様であるので、その説明を省略する。
【0061】なお、前記実施の形態で記した図30の構
成では、3×3パターンマッチング部のLUTとは別に
乗算係数発生部Aと、乗算係数発生部Bを設け、3×3
パターンマッチング部のLUT出力である画素データ
に、文字の大きさ信号によって決定する係数aと画素密
度信号によって決定する係数bを乗算器でかけ合わせる
ことにより、最終的な多値出力画像データの値を決定す
る構成としたが、図33に示すように、3×3パターン
マッチング部のLUTと乗算係数発生部Aと乗算係数発
生部Bをまとめて1つのLUT構成することも可能であ
る。但し、この場合、LUTの出力となる画像データに
は、乗算結果後の、最終的な多値出力画像データの値を
予め設定しておく必要がある。また、LUTをROMと
記したが、RAM構成とすることも可能である。
【0062】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、文字を含む画像データにスムージング処理を
施した場合でも、文字の大きさあるいは画素密度によっ
て、文字のつぶれが発生するのを防止することが可能で
あり、しかも所定の文字サイズ等でフォントデータある
いはスムージング処理の有無を切り換えた場合のよう
に、その変化点で違和感を与えることのない画像処理装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)〜(e)はこの発明に係る画像処
理装置の一実施の形態をそれぞれ示す模式図である。
【図2】 図2はこの発明に係る画像処理装置を適用可
能なカラーの画像形成装置を示す構成図である。
【図3】 図3は同カラーの画像形成装置のROSを示
す構成図である。
【図4】 図4はこの発明に係る画像処理装置の一実施
の形態を示すブロック図である。
【図5】 図5はエッジ検出部を示すブロック図であ
る。
【図6】 図6は画像データを示す模式図である。
【図7】 図7はエッジ方向フラグ生成部を示すブロッ
ク図である。
【図8】 図8(a)(b)はエッジの検出方法をそれ
ぞれ示す説明図である。
【図9】 図9はエッジ方向フラグを示す説明図であ
る。
【図10】 図10はパターンマッチング部を示す説明
図である。
【図11】 図11は2値化部を示すブロック図であ
る。
【図12】 図12はパターンマッチング部を示す説明
図である。
【図13】 図13はパターンマッチング部の検出状態
を示す説明図である。
【図14】 図14はパターンマッチング部の検出状態
を示す説明図である。
【図15】 図15はデータ合成部を示すブロック図で
ある。
【図16】 図16はレーザー制御信号生成部を示すブ
ロック図である。
【図17】 図17はレーザー制御信号を示す波形図で
ある。
【図18】 図18は三角波の種類を示す図表である。
【図19】 図19は選択される三角波の種類を示す図
表である。
【図20】 図20はレーザー制御信号を示す波形図で
ある。
【図21】 図21はレーザー制御信号を示す波形図で
ある。
【図22】 図22はレーザー制御信号を示す波形図で
ある。
【図23】 図23は文字の大きさ信号を示す図表であ
る。
【図24】 図24は乗算係数を示す図表である。
【図25】 図25(a)(b)は文字の例をそれぞれ
示す模式図である。
【図26】 図26(a)(b)は文字の例をそれぞれ
示す模式図である。
【図27】 図27はこの発明に係る画像処理装置の他
の実施の形態を示すブロック図である。
【図28】 図28は画像密度信号を示す図表である。
【図29】 図29は乗算係数を示す図表である。
【図30】 図30はこの発明に係る画像処理装置の他
の実施の形態を示すブロック図である。
【図31】 図31(a)(b)は文字の大きさ信号及
び画像密度信号をそれぞれ示す図表である。
【図32】 図32(a)(b)は乗算係数発生部A及
びBの乗算係数をそれぞれ示す図表である。
【図33】 図33はこの発明に係る画像処理装置の他
の実施の形態を示すブロック図である。
【図34】 図34(a)〜(e)は画像処理装置の動
作をそれぞれ示す模式図である。
【図35】 図35(a)(b)は文字の例をそれぞれ
示す模式図である。
【符号の説明】
40 エッジ検出部、41 二値化部、42 パターン
マッチング部、43合成部、44 波形制御スクリーン
部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図11】
【図12】
【図18】
【図23】
【図28】
【図7】
【図13】
【図14】
【図19】
【図20】
【図10】
【図27】
【図15】
【図16】
【図17】
【図21】
【図22】
【図24】
【図25】
【図26】
【図29】
【図31】
【図30】
【図32】
【図34】
【図33】
【図35】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データの画素の配列を判
    定する画像パターン判定部と、この画像パターン判定部
    による判定結果に基づいて、画像のエッジ部の凹部に所
    定の画素を追加することにより、スムージング処理を施
    すスムージング処理部とを有する画像処理装置におい
    て、画像の文字サイズに応じてスムージング処理の強度
    を変化させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力された画像データの画素の配列を判
    定する画像パターン判定部と、この画像パターン判定部
    による判定結果に基づいて、画像のエッジ部の凹部に所
    定の画素を追加することにより、スムージング処理を施
    すスムージング処理部とを有する画像処理装置におい
    て、画像の画素密度に応じてスムージング処理の強度を
    変化させることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力された画像データの画素の配列を判
    定する画像パターン判定部と、この画像パターン判定部
    による判定結果に基づいて、画像のエッジ部の凹部に所
    定の画素を追加することにより、スムージング処理を施
    すスムージング処理部とを有する画像処理装置におい
    て、画像の文字サイズと画素密度に応じてスムージング
    処理の強度を変化させることを特徴とする画像処理装
    置。
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