JPH1020106A - 回折光学素子、投影光学系、照明光学系、光学機器、露光装置及びデバイスの製造方法 - Google Patents

回折光学素子、投影光学系、照明光学系、光学機器、露光装置及びデバイスの製造方法

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JPH1020106A
JPH1020106A JP17907796A JP17907796A JPH1020106A JP H1020106 A JPH1020106 A JP H1020106A JP 17907796 A JP17907796 A JP 17907796A JP 17907796 A JP17907796 A JP 17907796A JP H1020106 A JPH1020106 A JP H1020106A
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靖行 吽野
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的に反射防止が行える回折光学素子を提
供すること。 【解決手段】 フレネルレンズを構成する各レンズを階
段により近似したバイナリ型の回折光学素子において、
基板1の階段全体を覆う表面が平坦な薄膜2を有し、階
段の各段に関して反射防止条件が満足されて階段からの
反射光の強度が減少するように階段一段の高さと薄膜の
屈折率とを定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折光学素子に関
し、特にバイナリ型の回折光学素子とバイナリ型の回折
光学素子を有する光学系と該光学系を有する光学装置と
に関する。
【0002】
【従来の技術】回折光学素子を高精度に製造するため
に、最近バイナリ素子が注目を集めている。バイナリ素
子は、図11(a)のようなブレーズド状の断面形状を
有する回折光学素子を図11(b)のように階段状の形
状で近似することによって作製するものである。ここで
図12中100,101が透明な基板であり、その表面
に微細な形状を有する回折格子が形成されている。回折
素子の形状を階段状に近似することによって、作製にL
SIの製造等に用いられる半導体プロセスを適用するこ
とができるため、微細なピッチでも容易に高精度な加工
が可能になる。
【0003】図12に、半導体プロセスを用いて4段構
造の階段で有する回折光学素子(バイナリ素子)を製造
するプロセスを示す。図12中、110は回折格子が刻
まれる透明基板、111は基板110上に塗布されたレ
ジスト、112は格子パターン形成用のマスクである。
図11(a)の過程では、露光光113によってマスク
112を介してレジスト111を露光し、それにマスク
パターンの潜像を形成する。図12(b)の過程では、
現像によって露光部(潜像部)のレジストを取り除く
(ここではポジ型レジストを仮定している)。図12
(c)の過程では、反応性イオンエッチングによって基
板110を垂直に所定の深さまで掘り下げる。その後残
留レジストを除去して、図12(d)に示すような2段
の階段形状が作られる。次に図12(e)の過程で、基
板表面にレジスト114をあらためて塗布した後、マス
ク112上のパターンの半分のピッチを有する格子パタ
ーンが形成されたマスク115を用いて露光を行なう。
図13(f)、(g)では、前回の露光と同様12露光
部のレジストの除去、エッチングを行ない、残留レジス
トを取り除いて、最終的に図12(h)の4段構造の階
段を得る。更に段数を増やす場合には、マスク115上
のパターンの半分の周期を有するパターンから成るマス
クを用いて同様の工程を繰り返せば良い。上で説明した
方法では作製することの可能な階段の段数が2n (n:
自然数)に限られてしまうが、使用するマスクの数とパ
ターン線幅を自由に選択することによって、任意の段数
から成る階段を得ることが可能になる。
【0004】以上、基板をエッチングによって削ること
によって所望の階段形状を得る方法について説明した
が、平坦な基板上の所定箇所に段階一段分に相当する厚
さの膜を選択的にデポジッション(堆積)させる工程を
繰り返すことによって同様の形状を形成する技術も知ら
れている。
【0005】形状を階段状に近似することによって回折
効率は若干低下するが、8段の近似で約95%、16段
近似で約99%の回折効率が得られ、実用上は問題な
い。
【0006】図13は階段形状の詳細を説明するため
に、回折光学素子の一部を拡大して描いたものである。
ここで基板120の屈折率をns 、光が入射する側の媒
質121の屈折率をni とする。点線122が素子の理
想的な形状であり、実線123が、点線122を階段で
近似した素子の形状を表す。素子の各ピッチの境界(図
中の線B)において入射する光束に2πの不連続な位相
変化を与えるため、理想形状122に対する高さDは
【0007】
【外1】 となることが必要である。(λは入射光の波長)また、
階段1段の高さをhとし、段の数をL(図13では便宜
上6段で描いている)とすると、階段形状123に対す
る高さEはE=(L−1)hとなる。図中αはDとEの
差であり、
【0008】
【外2】 の関係が成り立つ。通常はα=hとなるようにして、
【0009】
【外3】 の条件を課して階段の各段の高さを決定するが、これは
必ずしも必要なことではない。このような決め方をする
と、段数Lを決定した時点で自動的に階段1段の高さh
の値が決まってしまい、hを調整して素子の特性を操作
することができなくなってしまうので、むしろ、0<α
hの範囲でαの値に自由度を残しておき、hの値を自
由に決められる方が都合が良いことが多い。そこで上記
(1)式をα=k・h(0<k1)としてあらためて
書き換えると、
【0010】
【外4】 が、素子の階段1段の高さhと段数Lに関する条件とな
る。ここでkは0<k1の範囲で任意の値をとる。
【0011】ところで、通常光学素子の表面には反射光
を抑えるための反射防止膜が設けられる。屈折型レンズ
の場合には、表面形状が滑らかであるため、反射防止膜
の形成は容易に行なえる。一方、バイナリ素子に関して
も、表面に反射防止膜を形成したとする報告が、例え
ば、「E.Pawlowski and B.Kuhl
ow,“Antireflection−coated
diffractive optical elem
ents fabricated by thin−f
ilm deposition,“Opt.Eng.3
3(11),3537−3546(1994)」に記載
されている。そこで開示されている方法は、イオンビー
ムスパッタリング技術を用いて、図14に示すように、
階段形状を有する基板130の上方から反射防止膜用の
物質131を基板130に対して垂直に堆積させて、薄
膜132を形成するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図16は微細な階段上
にスパッタリング技術により反射防止膜を形成した時の
様子を示している。従来の技術では、階段が微細なため
に、階段上の反射防止膜の厚さが不均一となり、反射防
止の効果が低減してしまう。
【0013】また、反射型の回折光学素子上に増反射膜
を形成する時には同様の理由から増反射の効果が低減し
てしまう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
効果的に反射防止を行える回折光学素子と効果的に増反
射が行える回折光学素子とを提供することにある。
【0015】本発明の第2の目的は、上記回折光学素子
を有する投影光学系や照明光学系や光学機器や露光装置
デバイス製造方法を提供することにある。
【0016】本発明の回折光学素子の第1形態は、階段
状の要素を複数個の並べた回折光学素子において、前記
階段状要素全体を覆う表面が平坦な薄膜を有し、該薄膜
の作用により前記階段状要素からの反射光の強度を減少
させることを特徴とする。
【0017】本発明の回折光学素子の第2の形態は、フ
レネルレンズを構成する各レンズを階段により近似した
バイナリ型の回折光学素子において、前記階段全体を覆
う表面が平坦な薄膜を有し、該薄膜の作用により前記階
段からの反射光の強度を減少させることを特徴とする。
【0018】本発明の回折光学素子の第3の形態は、階
段状の要素を複数個の並べた回折光学素子において、前
記階段状要素全体を覆う表面が平坦な膜を有し、該膜の
作用により前記階段状要素からの反射光の強度を増加さ
せることを特徴とする。
【0019】本発明の回折光学素子の第4の形態は、フ
レネルレンズを構成する各レンズを階段により近似した
バイナリ型の回折光学素子において、前記階段全体を覆
う表面が平坦な膜を有し、該膜の作用により前記階段か
らの反射光の強度を増加させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕本発明の実施例1について図面を用いなが
ら説明を行う。図1は階段を複数個並べた回折光学素子
(バイナリ素子)の表面に、反射防止膜を適用した状態
を示す。図2中、1が複数個の階段が形成された透明基
板(屈折率:ns )であり、ガラスまたはプラスチック
より成る。2は反射防止膜の材料(屈折率:n)であ
る。ここで光3は、上方から入射する。光入射側の媒質
は空気(屈折率:1)である。本実施例の特徴は、バイ
ナリ素子の表面全体に反射防止用の部材を充填して階段
全体を表面が平坦な薄膜で覆い、階段の各段において反
射防止の条件が満たされるように階段の一段の高さと反
射防止膜材料2の屈折率ns 等を最適化している点であ
る。
【0021】本反射防止膜の動作原理の説明を行うため
にまず反射防止を実現させるために必要な条件をまとめ
ておく。最も基本的な単層の反射防止膜について図2の
ように屈折率ns を有する透明基板10と空気の界面に
おける反射防止条件を考える。透明基板10上に、屈折
率n、厚さdの透明な単層膜11が形成されている際の
波長λの光に対する反射防止条件は、
【0022】
【外5】 となる。ここで(3)式は位相条件と、(4)式は振幅
条件と呼ばれる。(3)式においてはmを変化させるこ
とにより膜厚dが
【0023】
【外6】 と複数の値で反射防止の条件が満たされることが分か
る。一方(4)式の条件からは基板の屈折率として通常
の硝子の値(例えばns =1.52)を仮定するとn=
1.23となるが、しかしながら、このような物質で実
用になるものは存在しないため、通常は、より屈折率の
大きなMgF2 (n=1.38)を用いることになり、
そのため多少の残留反射率は避けられない。
【0024】本実施例では、(3)式と(4)式で示し
た反射防止膜の膜厚の条件をバイナリ素子の階段一段の
高さの条件に合わせることにより、階段の各段で反射防
止の条件を満たすことができる厚さの反射防止膜を設け
る。そのための条件を決める方法を図3を用いて説明す
る。ここでは階段一段あたりの高さをhとし、hに対す
る最適化を行う。反射防止の条件から階段の最上部の位
置における反射防止膜の膜厚k1 はλ/(4n)とな
り、一段下がった位置での膜厚k2 は3λ/(4n)、
更に一段下がった位置での膜厚さk3 は5λ/(4n)
というように隣り合う段でλ/(2n)の膜厚差があれ
ばよいことが分かる。そしてこの値が基板の階段一差の
値hと等しくなれば、全ての階段部分で反射防止の条件
が達成されることになる。この条件をni =nとして上
記の(2)式に代入すると
【0025】
【外7】 となる。実際の値として、ns =1.52,n=1.3
8を代入してみるとL=20となり、20段のバイナリ
構造で、反射防止効果が実現される。
【0026】次に、図1に示した反射防止膜を作製する
方法について図4を用いて説明を行う。図4(a)は透
明基板1上に反射防止膜2を設ける前の状態である。図
4(b)は反射防止膜用の物質をイオンビームスパッタ
リング等の技術によって透明基板1上にデポジション
(堆積)した後の状態を示す。図4(b)の状態では、
反射防止膜2は基板1の階段の凹凸に影響されてその表
面が平坦になっていない。従って、この状態から反射防
止膜2の表面を研磨することにより図4(c)に示すよ
うに階段の最も高い位置における膜厚がd=λ/(4
n)になるようにし、最終的に図1に示したような反射
防止膜とする。
【0027】〔実施例2〕実施例1では単層の膜により
反射防止膜を形成した。そのため多少の残留反射率が避
けられない。そこで第2の実施例では、反射光をほぼ完
全に消滅させることが可能な2層構造の反射防止膜を適
用した例について説明を行う。
【0028】まず2層の反射防止膜の構成例を示す。図
5に示すように、屈折率ns を有する透明基板50と空
気の界面における反射防止条件を考える。ここで第1層
目の透明膜51の厚さをd1 、その屈折率をn1 、第2
層目の透明膜52の厚さをd2 、その屈折率をn2
し、1<n1 <n2 >ns の条件を与えると、位相に対
する条件
【0029】
【外8】 と、振幅に対する条件
【0030】
【外9】 が決まる。(5)式と(6)式の条件は膜厚の制御によ
り満たすことができ、(7)式の条件は現実的な物質と
して、例えば第1層目にMgF2 (n=1.38)を、
第2層目にAl23 (n=1.62)を用いることに
すればほぼ満たされる。
【0031】次に上記の2層膜を本発明に適用するため
の条件について図6を用いて説明を行う。図6中、60
は多数階段より成るバイナリ素子が形成された基板であ
り、反射防止膜は膜61及び膜62により構成される。
ここで、膜61の屈折率をn1 、厚さをrとすると、そ
れらの間の関係は(5)式で規定される。一方、膜62
に対して反射防止の条件である(6)式が成り立つ必要
があることから、膜62の屈折率をn2 とすると、階段
の最上部の位置における反射防止膜の膜厚s1はλ/
(4n2 )、一段下がった位置での膜厚s2 は3λ/
(4n2 )、更に一段下がった位置での膜厚s3 は5λ
/(4n2 )というように、隣り合う段でλ/(2n
2 )の膜厚差があればよいことが分かる。尚、λは入射
の波長である。そしてこの値が基板の階段段差の値hと
等しくなれば各段で反射防止の条件が達成される。これ
を式で書くと、Lとkの記号は実施例1で用いたものと
同様の意味であるとして、
【0032】
【外10】 となる。実際の値としてns =1.52、N2 =1.6
2を代入してみるとL=33となり、33段のバイナリ
構造で反射防止効果が実現されることが分かる。第2層
目の膜62を図4を用いて説明した方法で作製し、その
上に通常の方法で第1層目の膜61を成膜することによ
り、本実施例の反射防止膜を作製することができる。
【0033】ここまでの説明は、単層及び2層構造によ
る反射防止膜について説明を行った。反射防止膜の機能
として、入射光の波長が変動した場合或いは入射角度が
変動した場合にも優れた反射防止効果を持たせるために
は、更に多くの層数が必要になることが知られている。
そのような多層の反射防止膜に対しても、基板に接した
最も下の表面が平坦な層(膜)の屈折率を考慮してバイ
ナリ素子の階段の高さを決定することにより本発明をそ
のまま適用することができる。
【0034】以上の実施例では、バイナリ素子の表面に
垂直に入射する光の反射率が最小になる条件として階段
一段の高さ及び段数の最適化を行った。が、垂直以外の
ある角度を持って斜入射する光の反射率が最小となるよ
うに、階段一段の高さ及び段数の最適化を行うことが可
能である。
【0035】回折光学素子として、透過光の位相を周期
的にπだけ不連続に変化させるフレネルゾーンプレート
が知られているが、この構成は、2段の階段構造を有す
るバイナリ素子そのものであり、本発明の反射防止技術
がそのまま適用できる。
【0036】以上の説明は、透過型のバイナリ型光学素
子の反射防止技術に関して行ったが、反射型のバイナリ
型素子に対して本発明を適用して増反射膜を形成するこ
とが可能である。
【0037】以上説明した回折光学素子のうち反射防止
膜を形成するものは、透明基板の一方の面に階段構造を
形成して他方の面に平面または球面を形成する形態や、
透明基板の一方の面に階段構造を形成して他方の面に非
球面を形成する形態や、透明基板の両面に階段構造を形
成する形態等が採れる。
【0038】図7は上記回折光学素子のいずれかを有す
る投影光学系を示す図である。図7において、81は球
面または非球面を有する通常のレンズ、82は本発明の
回折光学素子である。回折光学素子82は通常のレンズ
81と協力して系の各種収差(色収差ザイデルの5収
差)を補正する。尚、通常のレンズ81の表面には反射
防止膜が形成されている。
【0039】このような投影光学系は、各種カメラや、
一眼レフカメラに取り付ける交換レンズや、複写機等の
事務機や、液晶パネル製造用の投影露光装置や、IC,
LSI等の半導体チップ製造用の投影露光装置に用いら
れる。
【0040】図8は上記投影露光装置を示す外略図であ
る。図8において、91は露光光を供給する照明光学
系、92は照明光学系により照明されるマスク、93は
マスク92に描かれたデバイスパターンの像を投影する
投影光学系、93はレジストが塗布されたガラス基板や
シリコン基板を示す。投影光学系93は本発明の回折光
学素子を有し、照明光学系91も本発明の回折光学素子
を有する。そして、照明光学系91や投影光学系を構成
するレンズはその表面に反射防止膜が形成してある。
【0041】
【発明の効果】以上、本発明によれば、効果的に反射防
止が行える。また、本発明によれば、効果的に増反射が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるバイナリ型回折光学素
子の断面図である。
【図2】単層反射防止膜の機能を説明するための説明図
である。
【図3】第1実施例のバイナリ型光学素子の断面図であ
る。
【図4】反射防止膜の製造方法を説明するための説明図
である。
【図5】二層反射防止膜の機能を説明するための説明図
である。
【図6】第2実施例のバイナリ型回折光学素子の断面図
である。
【図7】投影光学系を示す図である。
【図8】投影露光装置を示す図である。
【図9】半導体デバイスの製造フローを示す図である。
【図10】図9のウエハプロセスを示す図である。
【図11】従来の回折素子とバイナリ型回折素子の断面
を比較した図である。
【図12】バイナリ型回折素子の製造方法を説明するた
めの説明図である。
【図13】バイナリ素子の階段の高さの決め方を説明す
るためめの説明図である。
【図14】従来の反射防止膜の製造方法を説明するため
の説明図である。
【図15】従来の反射防止膜の状態を説明するための説
明図である。
【符号の説明】
1 階段が形成された基板 2 階段全体を覆う反射防止用薄膜 3 入射光

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段状の要素を複数個の並べた回折光学
    素子において、前記階段状要素全体を覆う表面が平坦な
    膜を有し、該膜の作用により前記階段状要素からの反射
    光の強度を減少させることを特徴とする回折光学素子。
  2. 【請求項2】 フレネルレンズを構成する各レンズを階
    段により近似したバイナリ型の回折光学素子において、
    前記階段全体を覆う表面が平坦な膜を有し、該膜の作用
    により前記階段からの反射光の強度を減少させることを
    特徴とする回折光学素子。
  3. 【請求項3】 前記階段の各段に関して反射防止条件が
    満足されるように前記階段の段数と一段の高さと前記膜
    の屈折率とが定められることを特徴とする請求項1また
    は2の回折光学素子。
  4. 【請求項4】 前記膜の上に少なくとも一つの膜の層を
    形成し、複数層の膜の作用により前記反射光の強度を減
    少させることを特徴とする請求項1または2の回折光学
    素子。
  5. 【請求項5】 透明基板の一方の面に前記階段を形成
    し、前記透明基板の他方の面に非球面を形成したことを
    特徴とする請求項1−4のいずれかの回折光学素子。
  6. 【請求項6】 透明基板の両面に前記階段構造を形成し
    たことを特徴とする請求項1−4のいずれかの回折光学
    素子。
  7. 【請求項7】 透明基板の一方の面に前記階段構造を形
    成し、前記透明基板の他方の面に平面または球面を形成
    したことを特徴とする請求項1−4のいずれかの回折光
    学素子。
  8. 【請求項8】 前記透明基板がガラスより成ることを特
    徴とする請求項1−7のいずれかの回折光学素子。
  9. 【請求項9】 前記透明基板がプラスチックより成るこ
    とを特徴とする請求項1−7のいずれかの回折光学素
    子。
  10. 【請求項10】 階段状の要素を複数個の並べた回折光
    学素子において、前記階段状要素全体を覆う表面が平坦
    な膜を有し、該膜の作用により前記階段状要素からの反
    射光の強度を増加させることを特徴とする回折光学素
    子。
  11. 【請求項11】 フレネルレンズを構成する各レンズを
    階段により近似したバイナリ型の回折光学素子におい
    て、前記階段全体を覆う表面が平坦な膜を有し、該膜の
    作用により前記階段からの反射光の強度を増加させるこ
    とを特徴とする回折光学素子。
  12. 【請求項12】 前記階段の各階に関して増反射条件が
    満足されるように前記階段一段の高さ前記膜の屈折率と
    が定められること特徴とする請求項10または11の回
    折光学素子。
  13. 【請求項13】 前記薄膜の上に少なくとも一つの膜の
    層を形成し、複数層の膜の作用により前記反射光の強度
    を増加させることを特徴とする請求項10または11の
    回折光学素子。
  14. 【請求項14】 請求項1−13のいずれかの回折光学
    素子を有することを特徴とする投影光学系。
  15. 【請求項15】 請求項14の投影光学系を有すること
    を特徴とする光学機器。
  16. 【請求項16】 請求項14の投影光学系を有すること
    を特徴とする露光装置。
  17. 【請求項17】 請求項1−13のいずれかの回折光学
    素子を有することを特徴とする照明光学系。
  18. 【請求項18】 請求項17の照明光学系を有すること
    を特徴とする光学機器。
  19. 【請求項19】 請求項17の照明光学系を有すること
    を特徴とする露光装置。
  20. 【請求項20】 請求項16または19のいずれかの露
    光装置により基板上にデバイスパターンを転写する段階
    を有することを特徴とするデバイス製造方法。
JP17907796A 1996-07-09 1996-07-09 回折光学素子、投影光学系、照明光学系、光学機器、露光装置及びデバイスの製造方法 Withdrawn JPH1020106A (ja)

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