JPH10200510A - Wdm光通信用送光システム - Google Patents

Wdm光通信用送光システム

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JPH10200510A
JPH10200510A JP9003574A JP357497A JPH10200510A JP H10200510 A JPH10200510 A JP H10200510A JP 9003574 A JP9003574 A JP 9003574A JP 357497 A JP357497 A JP 357497A JP H10200510 A JPH10200510 A JP H10200510A
Authority
JP
Japan
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light
filter
wavelength
spectrum
optical fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP9003574A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Watanabe
明禎 渡辺
Makoto Okai
誠 岡井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号光を発生する光源として多数のDFB型
LDを用いることなく、従来の数分の一以下のコストで
WDM光通信用送光システムを構築することにある。 【解決手段】 本発明により構築されるWDM光通信用
送光システムでは、発光光源たるLED1からのブロー
ド光を、櫛型フィルタ4によりある間隔で並ぶ多数の狭
スペクトラム光に変換し、その各狭スペクトラム光をフ
ィルタ6により分離し、それらをそれぞれ外部変調器7
により変調する。 【効果】 LEDの幅広い発光スペクトラムの中から、
櫛型フィルタにより多重スペクトラム光を作るので、そ
の光の波長は櫛型フィルタの1つの通過波長を制御する
だけでよく、システムの構成が簡単になる。また、光源
の寿命における保守コストをほぼ零にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長分割多重通信
システム(WDM光通信)に関し、光信号の発振装置及
びこれを用いた光伝送システムに係る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバー通信においては、「光学」
誌 第15巻pp.128に開示されているように、電
気信号を光に変換する場合、レーザ・ダイオード(L
D)、発光ダイオード(LED)が使われている。しか
し、よりたくさんの情報を一本のファイバーで伝送する
ためには、オプトロニクス1996 NO5 PP.111で
開示されているように複数の限定された波長の光を信号
光として多重に重畳する波長分割多重伝送が有効であ
る。そのための限定された波長の光の光源として、波長
可変型のDFB型LD(分布帰還型共振器構造を有する
レーザ・ダイオード)が用いられ、それらの光を多数重
畳している。
【0003】しかし、この波長可変型DFB型LDは非
常に高価である。また、全ての波長可変型DFB型LD
の発光波長は精密に制御されなければならない。
【0004】一方、この方式の光源としてLED等を用
いた場合、LED等の発光波長はブロードなため、信号
光の波長を限定出来ず、多重化することは不可能であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、波長可変型DFB型LDは非常に高価であり、また
発光波長を安定化させるためにはLDの温度をペルチェ
素子等を用い安定化する必要があった。また、波長可変
型DFBLDの可変波長範囲は10nm程度と狭いとい
う問題がある。
【0006】また、一つのDFB型LDからは一波の信
号光しか得られないので、波長多重分のDFB型LDを
用意する必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明はLED等のブロードな発光スペクトラムを
櫛型フィルタを用いて多数の狭スペクトラム光に分割
し、その各狭スペクトラム光毎に外部変調し、これらを
再び一光伝送路で多重化する波長分割多重(WDM:Wa
velength Division Multiplexing)光通信システムを構
築する。即ち、本発明では多重送信すべき複数の光信号
の波長毎にDFB型LD等の信号光源を配置させる代わ
りに、当該複数の波長を網羅する発光波長帯域を有する
信号光源を単一で用い、これから放出される光を複数の
波長に一旦分割し、夫々の波長の光を変調して伝送すべ
き信号を加えて信号光を生成し、これらの信号光を再び
合波する。従って、発光ダイオードやランプ等の安価で
且つ厳密な温度調整を必要としない光源を利用すること
ができる。ブロードな光を波長分割するに当たり用いる
櫛形フィルタは、温度を調整した環境下で動作させるこ
とが望ましいが、そのための装置を付加したとしても、
DFB型LD毎にペルチェ素子等の温度調整手段を要す
る従来のWDM光通信用信号伝送装置に比べて、低価格
且つ簡素な構成で信号伝送装置を実現できる。
【0008】以上に説明した本発明の光通信用送光シス
テム、換言すれば光信号伝送装置は、次の構成的な特徴
を有する。即ち、異なる通信波長(信号伝送波長)領域
に限定された複数の光に変調信号をのせ(変調を加
え)、当該限定された波長の信号伝送光を多重に重畳す
る波長分割多重通信(WDM)において、その発光光源
として、(1)信号伝送に使用する波長領域においてブ
ロードな発光特性を持つ光源と、(2)その光源より櫛
型フィルタにより取り出された(分光された)多数の狭
スペクトラム光を信号伝送光源としたことを特徴とする
WDM光通信用送光システムである。ブロードな発光特
性とは、望ましくはWDM光通信に係る複数の信号伝送
光の波長を網羅する波長帯域の光を発光することを指す
が、その発光スペクトルは当該波長帯域にて連続的なも
のとならずとも、信号伝送光の各波長に合わせてピーク
を示す離間的なものであってもよい(実施例2のマルチ
モード発振レーザを参照)。
【0009】さらに上述の構成において、信号伝送用光
源の少なくとも一を、多数の狭スペクトラム光(信号伝
送光)からフィルタにより特定の1波の狭スペクトラム
光を分離し、その1波に外部変調器により情報を変調し
た後に、これを他の狭スペクトラム光に再び合成するよ
うに構成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施態様
を実施例1乃至4及び関連図面を参照して説明する。
【0011】<実施例1>図1に本発明によるWDM光
通信用送光システムにおける構成の一実施例を示す。簡
略化のため、送信局の構成、またシステムを組むにあた
り必要となるアイソレータ、スリット、レンズ等は省略
し、主な構成部品のみを記述してある。
【0012】図1において、1は発光光源(LED)、
2は光ファイバー、3は光ファイバーアンプA、4は櫛
型フィルター、5は光ファイバーアンプB、6、8は分
波フィルター、7、9は外部光変調器、10は光ファイ
バーアンプCである。
【0013】発光光源(LED)1から光ファイバー2
に入射した光のトータルパワー(30nm領域におけ
る)は−40dBmである。これを光ファイバーアンプ
A、3により60dB増幅し、トータル出力を+20d
Bmとする。ある間隔で透過帯域を持つ櫛型フィルター
4を通すとλmからλnの狭スペクトルを持つ多数の光
が得られる。この多数の光の間隔、及びスペクトラム光
幅は、櫛型フィルター4の特性により決定される。ここ
では、ファブリペロー型フィルタで、反射板の間隔は5
mmで、通過帯域幅は200MHz、通過領域の間隔は
10GHzのものを用いた。有効帯域内(約30nm)
におけるチャンネル数は256とした。この櫛型フィル
ター4は精密に温度制御し、通過領域の波長を安定化し
た。
【0014】櫛型フィルター4後の各光スペクトラムの
強度は−30dBmであったので、光ファイバーアンプ
B、5により20dB増幅し、トータル出力を+15d
Bmとした。この多重光を分波フィルター6、8(チャ
ンネル数分256個)によりλ1からλ256の光に分
離した後、外部光変調器7、9により各光を強度変調し
た。これらを再び合成し、波長多重光を作った。それら
をさらに光ファイバーアンプC、10により15dB増
幅した。
【0015】分波フィルター6、8はファブリペロー型
フィルタで、反射板の間隔は1.2mmで、通過帯域幅
は1GHzのものを用いた。
【0016】<実施例2>図2に本発明によるWDM光
通信用送光システムにおける他の実施例を示す。図2に
おいて、11はマルチモード発振レーザー、12は光フ
ァイバーアンプDである。
【0017】実施例2においては、光源としてマルチモ
ード発振レーザー11を用い、櫛型フィルタ4を不要に
した。マルチモード発振レーザー11はキャビティ長を
5mmと長くし、同時に多数の規則的に並ぶ狭スペクト
ラム光を作った。しかし、レーザー内における利得の波
長依存性により個々の発光スペクトラムの発振出力は異
なってしまうので、光ファイバーアンプD、12の帯域
特性により補正し、一定出力とした。この多重光からの
個々の光の分離、変調、合成は実施例1と同一である。
【0018】<実施例3>図3に本発明によるWDM光
通信用送光システムにおける他の実施例を示す。図3に
おいて、13はタングステンランプ、14は光ファイバ
ーアンプEである。
【0019】本発明においては、通信に使う波長にスペ
クトラムを持つ任意の発光源が使えるので、発光源とし
て、タングステンランプ13を用いた。この場合、ファ
イバーへのカップリング効率は極端に落ち、発光光源
(LED)1から光ファイバー2に入射した光のトータ
ルパワー(30nm領域における)は−70dBmであ
った。これを光ファイバーアンプE、14により90d
B増幅し、トータルパワーを+20dBmとした。
【0020】図4は光ファイバーアンプF、15におけ
る自然放出光をそのまま用いた例で、光ファイバーアン
プFの利得は120dBとした場合、+20dBmの光
が得られた。
【0021】<実施例4>図5に本発明によるWDM光
通信用送光システムにおける他の実施例を示す。図5に
おいて、16、17は分波フィルタ兼光強度変調器であ
る。
【0022】実施例4においては、分波フィルタをダブ
ルキャビティ化し、片側の通過波長を電流注入による屈
折率変化を用い、光の強度変化を同時に実現した分波フ
ィルタ兼光強度変調器を用いた。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、LEDの幅広い発光ス
ペクトラムの中から、櫛型フィルタにより多重スペクト
ラム光を作るので、その光の波長は櫛型フィルタの1つ
の通過波長を制御するだけでよく、システムの構成が簡
単になる。
【0024】本発明によれば、多数のDFB型LDが必
要無くなるので、システムのコストを数分の一以下にで
きる。
【0025】本発明によれば、多数のDFB型LDの発
光波長を精密に制御する必要が無く、精密に制御しなけ
ればならないのは、櫛型フィルタ1つなので、システム
のコスト低減ができ、システムの保守が容易になる。
【0026】本発明によれば、多数のDFB型LDが必
要なくなるので、光源の寿命における保守コストをほぼ
零にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す図である。
【図2】本発明の実施例2を示す図である。
【図3】本発明の実施例3を示す図である。
【図4】本発明の実施例3を示す図である。
【図5】本発明の実施例4を示す図である。
【符号の説明】
1…発光光源(LED)、2…光ファイバー、3…光フ
ァイバーアンプA、4…櫛型フィルター、5…光ファイ
バーアンプB、6…分波フィルター、7…外部光変調
器、8…分波フィルター、9…外部光変調器、10…光
ファイバーアンプC、11…マルチモード発振レーザ
ー、12…光ファイバーアンプD、13…タングステン
ランプ、14…光ファイバーアンプE、15…光ファイ
バーアンプF、16…分波フィルタ兼光強度変調器、1
7…分波フィルタ兼光強度変調器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/04 10/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる通信波長に限定された複数の光に変
    調信号をのせ、該限定された波長の光を多重に重畳して
    伝送する波長分割多重通信(WDM)において、信号伝
    送に使用する波長領域においてブロードな発光特性を持
    つ発光光源と、該発光光源より櫛型フィルタにより取り
    出された多数の狭スペクトラム光を信号伝送用光源とし
    たことを特徴とするWDM光通信用送光システム。
  2. 【請求項2】上記信号伝送用光源の少なくとも一は、上
    記多数の狭スペクトラム光からフィルタにより1波の狭
    スペクトラム光を分離し、且つ該狭スペクトラム光に外
    部変調器により情報を変調した後に他の狭スペクトラム
    光と再び合成するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のWDM光通信用送光システム。
  3. 【請求項3】上記多数の狭スペクトラム光の光源として
    マルチモードで発振するレーザー光を用いたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載のWDM光通信用送光シス
    テム。
JP9003574A 1997-01-13 1997-01-13 Wdm光通信用送光システム Pending JPH10200510A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100310088B1 (ko) * 1999-07-31 2001-09-29 윤종용 파장분할다중화용 광소스의 파장 및 광출력 제어방법
JP2007266675A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Fujitsu Ltd 光送信装置
EP2068468A1 (en) * 2007-12-04 2009-06-10 Tecdia Co., Ltd. Tunable LED module
JP2015050404A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 日本電気株式会社 レーザ光源

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EP2068468A1 (en) * 2007-12-04 2009-06-10 Tecdia Co., Ltd. Tunable LED module
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