JPH10199715A - 高圧用可変抵抗器 - Google Patents

高圧用可変抵抗器

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JPH10199715A
JPH10199715A JP897A JP897A JPH10199715A JP H10199715 A JPH10199715 A JP H10199715A JP 897 A JP897 A JP 897A JP 897 A JP897 A JP 897A JP H10199715 A JPH10199715 A JP H10199715A
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JP
Japan
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slider
spring
insulating substrate
variable resistor
resistor
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Pending
Application number
JP897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakagawa
一広 中川
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動子の十分なバネ性を確保しながら小型化
を実現することができる高圧用可変抵抗器を提供する。 【解決手段】 本発明に係る可変抵抗器は、絶縁基板1
3及び回転軸16それぞれの内面同士間に介装された摺
動子1を備えてなるものであって、摺動子1は導通用板
バネ2と装着用バネ3とを具備しており、導通用板バネ
2は、絶縁基板13の内面上に形成された中央電極11
もしくは中央抵抗体と外周抵抗体12との間を電気的に
接続するものであるとともに、装着用バネ3は、回転軸
16の内面に取り付けられたうえで導通用板バネ2を絶
縁基板13に向かって押圧するものであることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧用可変抵抗器
(以下、可変抵抗器という)に係り、特には、この可変
抵抗器が備えてなる摺動子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、TV受像機やCRTディスプ
レイなどを構成するブラウン管の陽極に対しては、フォ
ーカスパックといわれる可変抵抗器が組み付けられたフ
ライバックトランスから直流高電圧を供給することが行
われており、この際における可変抵抗器は図6で示すよ
うな構成を有するのが一般的となっている。すなわち、
この可変抵抗器は、中央電極11及び外周抵抗体12が
内面上に形成された絶縁基板13と、この絶縁基板13
でもって開放面が閉塞されたケース体14と、ケース体
14の軸受部15を挿通して外部に突出する回転軸16
とを備えたものであり、ケース体14内に収納された絶
縁基板13及び回転軸16それぞれの内面同士間には摺
動子17が介装されている。
【0003】そして、この際における摺動子17は、絶
縁基板13の内面上に形成された中央電極11及び外周
抵抗体12間を電気的に接続する短冊形状の金属板を用
いて作製された板バネとなっており、絶縁基板13の内
面に向かう湾曲状として曲げ加工された摺動子17の端
部位置には、中央電極11及び外周抵抗体12のそれぞ
れに当接する接点が設けられている。なお、この摺動子
17の長手方向に沿う中央位置には貫通孔(図示省略)
が形成されており、この貫通孔を利用したうえで摺動子
17は回転軸16の内面上に位置決め取り付けされてい
る。
【0004】さらに、この可変抵抗器における絶縁基板
13及びケース体14は、熱硬化性接着剤(図示省略)
を用いたうえで一体に接合されており、ケース体14の
開放面を閉塞した絶縁基板13の外面側には外装用絶縁
樹脂18が充填されている。なお、ここでは、外装用絶
縁樹脂18を充填しているが、外装用絶縁樹脂18を充
填せずに別の絶縁ケース(図示省略)でもって絶縁基板
13の外面側を覆うことも行われる。また、絶縁基板1
3の内面上には、中央電極11に代わる中央抵抗体が形
成されている場合もあることは勿論である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の可
変抵抗器に対しては、軽薄短小化を求める趨勢のなかで
耐圧特性を維持しながらの小型化を実現することが要望
されており、このような要望に応える必要上、絶縁基板
13の内面上に形成された中央電極11と外周抵抗体1
2との離間距離を縮小することが考えられている。しか
しながら、これらの離間距離を縮小することに伴っては
摺動子17における接点同士間の離間距離を縮小する必
要があり、接点同士間の離間距離を縮小した際には、板
バネである摺動子17の全長が短くなって十分な撓み代
を確保することが困難となる結果、良好なバネ性を得る
ことができなくなってしまう。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであり、摺動子の十分なバネ性を確保しなが
ら小型化を実現することができる可変抵抗器の提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る可変抵抗器
は、絶縁基板及び回転軸それぞれの内面同士間に介装さ
れた摺動子を備えてなるものであって、摺動子は導通用
板バネと装着用バネとを具備しており、導通用板バネ
は、絶縁基板の内面上に形成された中央電極もしくは中
央抵抗体と外周抵抗体との間を電気的に接続するもので
あるとともに、装着用バネは、回転軸の内面に取り付け
られたうえで導通用板バネを絶縁基板に向かって押圧す
るものであることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1は本実施の形態に係る可変抵抗器の全
体構成を簡略化して示す断面図、図2は本実施の形態に
係る摺動子の構成を示す斜視図、図3ないし図5のそれ
ぞれは変形例に係る摺動子の構成を示す斜視図であり、
これらの図における符号1は摺動子を示している。な
お、この際における可変抵抗器の全体構成は従来の形態
と基本的に異ならないので、図1において図6と互いに
同一となる部品、部分については同一符号を付してい
る。
【0010】本実施の形態に係る可変抵抗器は、TV受
像機やCRTディスプレイなどを構成するブラウン管の
陽極へと直流高電圧を供給するためのフライバックトラ
ンスに組み付けて使用されるものであり、この可変抵抗
器は、図1で示すように、中央電極11及び外周抵抗体
12が内面上に形成されたアルミナ製などの絶縁基板1
3と、この絶縁基板13でもって開放面が閉塞された絶
縁樹脂製などのケース体14と、ケース体14の軸受部
15を挿通して外部に突出する絶縁樹脂製などの回転軸
16とを備えている。なお、この際、絶縁基板13の内
面上には、中央電極11に代わる中央抵抗体が形成され
ている場合もある。そして、ケース体14内に収納され
た絶縁基板13及び回転軸16それぞれの内面同士間に
は、図2で示すような構成とされた摺動子1が位置決め
したうえで介装されており、この摺動子1は導通用板バ
ネ2と装着用バネ3とを互いに重ね合わせた構造を有し
ている。
【0011】すなわち、ここでの導通用板バネ2は、単
一枚の金属薄板をプレス加工で短冊形状に打ち抜くなど
の手法を採用して作製されたものであり、従来の形態に
係る摺動子17と同じく、絶縁基板13の内面に向かう
湾曲状として曲げ加工されたうえ、長手方向に沿う端部
位置ごとには中央電極11(もしくは中央抵抗体)及び
外周抵抗体12のそれぞれと当接する接点が設けられて
いることにより、絶縁基板13の内面上に形成された中
央電極11と外周抵抗体12とを電気的に接続して導通
させるものとなっている。一方、導通用板バネ2上に重
ね合わせて配置される装着用バネ3は、導通用板バネ2
と同様、単一枚の金属薄板を短冊形状としてプレス加工
で打ち抜くなどの手法によって作製されたものであり、
この装着用バネ3は、回転軸16の内面に向かう湾曲状
として曲げ加工されたうえ、長手方向に沿う端部それぞ
れが回転軸16の内面に当接するのに伴って導通用板バ
ネ2を絶縁基板13に向かって押圧している。
【0012】そこで、この際における摺動子1は、互い
に重ね合わされた導通用板バネ2及び装着用バネ3のそ
れぞれが有するバネ性を利用したうえで絶縁基板13及
び回転軸16の内面同士間に介装されたうえで押圧支持
されていることになり、摺動子1を構成する導通用板バ
ネ2は装着用バネ3を介したうえで回転軸16の回動操
作に従って中央電極11を回動中心としながら外周抵抗
体12上を摺動することになる。なお、この摺動子1を
構成する導通用板バネ2及び装着用バネ3が接着剤など
でもって一体に固着されていても差し支えないが、これ
らを重ね合わせることによって構成された摺動子1は絶
縁基板13及び回転軸16間に介装されるのであるか
ら、導通用板バネ2及び装着用バネ3を固着しておく必
然性はないのであり、導通用板バネ2と装着用バネ3と
をただ単に重ね合わせた構成の摺動子1であってもよい
ことは勿論である。つまり、この摺動子1は導通用板バ
ネ2が有するバネ性のみではなく、装着用バネ3が有す
るバネ性をも利用したうえで絶縁基板13及び回転軸1
6間に介装されている。
【0013】従って、絶縁基板13の内面上に形成され
た中央電極11と外周抵抗体12との離間距離を縮小し
たために摺動子1を構成する導通用板バネ2の接点同士
間の離間距離が縮小されることになり、かつ、導通用板
バネ2の全長が短くなったために十分な撓み代を確保す
ることが困難になったとしても、導通用板バネ2ととも
に摺動子1を構成している装着用バネ3の有するバネ性
を利用しうる結果、この摺動子1全体としては十分なバ
ネ性を確保することが可能となる。そして、この際、導
通用板バネ2及び装着用バネ片3それぞれの有するバネ
性は、各々の長さや幅、厚みなどに基づいたうえで調整
されている。なお、この可変抵抗器における絶縁基板1
3及びケース体14がエポキシ樹脂やシリコーン樹脂な
どの熱硬化性接着剤(図示省略)を用いたうえで一体に
接合されており、ケース体14の開放面を閉塞した絶縁
基板13の外面側にはエポキシ樹脂などのような外装用
絶縁樹脂18が充填されていることは従来の形態と同様
である。
【0014】ところで、本実施の形態においては、摺動
子1を構成する装着用バネ3が短冊形状とされた金属板
の両端部分それぞれを湾曲したものであるとしている
が、このような構成に限られることはなく、図3ないし
図5のそれぞれで例示する変形例のような構成とされた
摺動子1を採用してもよいことは勿論である。つまり、
図3で例示する摺動子1の装着用バネ3としては一般的
なコイルスプリングが使用されており、図4の摺動子1
では短冊形状とされた金属板の一端部分のみを折り曲げ
加工したものが装着用バネ3として用いられている。そ
して、図5で例示する摺動子1においては、導通用板バ
ネ2及び装着用バネ3を一枚の金属板から構成すること
が行われており、この際における装着用バネ3は導通用
板バネ2の一端部分から打ち抜かれたうえで折り曲げ加
工されたものとなっている。
【0015】さらにまた、本実施の形態では、摺動子1
の装着用バネ3が金属製であるとしているが、金属製の
装着用バネ3に限定されることはなく、絶縁樹脂などを
用いて作製された装着用バネ3を用いることも可能であ
る。すなわち、この際においては、摺動子1を構成する
装着用バネ3が導電性を有している必然性はないからで
あり、絶縁樹脂などを用いて作製された装着用バネ3で
ある場合には、これらの装着用バネ3を予め回転軸16
に対して取り付けておくことが可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る可変
抵抗器においては、導通用板バネと装着用板バネとを具
備した摺動子を使用しているので、導通用板バネの有す
るバネ性のみならず、装着用板バネの有するバネ性をも
利用することができる。そのため、中央電極もしくは中
央抵抗体と外周抵抗体との離間距離を縮小することに伴
って導通用板バネに設けられた接点同士間の離間距離が
短くなり、この導通用板バネのみによっては十分なバネ
性を確保することが困難となったとしても、装着用バネ
が有するバネ性の利用によって摺動子全体としては十分
なバネ性を確保することが可能となる結果、耐圧特性を
維持しながら可変抵抗器の小型化を実現できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る可変抵抗器の全体構成を簡
略化して示す断面図である。
【図2】本実施の形態に係る摺動子の構成を示す斜視図
である。
【図3】第1の変形例に係る摺動子の構成を示す斜視図
である。
【図4】第2の変形例に係る摺動子の構成を示す斜視図
である。
【図5】第3の変形例に係る摺動子の構成を示す斜視図
である。
【図6】従来の形態に係る可変抵抗器の全体構成を簡略
化して示す断面図である。
【符号の説明】
1 摺動子 2 導通用板バネ 3 装着用バネ 4 連結片 11 中央電極(中央抵抗体) 12 外周抵抗体 13 絶縁基板 16 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板及び回転軸それぞれの内面同士
    間に介装された摺動子を備えてなる高圧用可変抵抗器で
    あって、 摺動子は、導通用板バネと装着用板バネとを具備してお
    り、 導通用板バネは、絶縁基板の内面上に形成された中央電
    極もしくは中央抵抗体と外周抵抗体との間を電気的に接
    続するものであるとともに、 装着用バネは、回転軸の内面に取り付けられたうえで導
    通用板バネを絶縁基板に向かって押圧するものであるこ
    とを特徴とする高圧用可変抵抗器。
JP897A 1997-01-06 1997-01-06 高圧用可変抵抗器 Pending JPH10199715A (ja)

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JP897A JPH10199715A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 高圧用可変抵抗器

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JP897A JPH10199715A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 高圧用可変抵抗器

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ID=11462443

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JP897A Pending JPH10199715A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 高圧用可変抵抗器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007142160A1 (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. 可変抵抗器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007142160A1 (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. 可変抵抗器
JP5048666B2 (ja) * 2006-06-02 2012-10-17 北陸電気工業株式会社 可変抵抗器

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