JPH1019938A - 波形観測装置 - Google Patents
波形観測装置Info
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- JPH1019938A JPH1019938A JP17242396A JP17242396A JPH1019938A JP H1019938 A JPH1019938 A JP H1019938A JP 17242396 A JP17242396 A JP 17242396A JP 17242396 A JP17242396 A JP 17242396A JP H1019938 A JPH1019938 A JP H1019938A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 全体像を把握しつつ表示波形の縦軸方向表示
分解能を改善することが可能な波形観測装置を実現す
る。 【解決手段】 測定した入力波形を波形記憶回路に格納
し、この格納データに基づき表示器に入力波形を表示す
る波形観測装置において、入力波形をディジタル信号に
変換するＡ／Ｄ変換器と、このＡ／Ｄ変換器の出力を格
納する波形記憶回路と、この波形記憶回路の出力に基づ
き入力波形を表示する表示器と、入力波形の任意部分を
表示器の画面上で複数選択する設定回路と、Ａ／Ｄ変換
器、波形記憶回路、表示器及び設定回路をそれぞれ制御
すると共に、表示画面を横軸に沿って分割して一方の分
割画面に入力波形を表示させ、他方の分割画面を縦軸に
沿って更に分割した画面に複数選択された入力波形の任
意部分の拡大波形を表示させる制御回路とを設ける。
分解能を改善することが可能な波形観測装置を実現す
る。 【解決手段】 測定した入力波形を波形記憶回路に格納
し、この格納データに基づき表示器に入力波形を表示す
る波形観測装置において、入力波形をディジタル信号に
変換するＡ／Ｄ変換器と、このＡ／Ｄ変換器の出力を格
納する波形記憶回路と、この波形記憶回路の出力に基づ
き入力波形を表示する表示器と、入力波形の任意部分を
表示器の画面上で複数選択する設定回路と、Ａ／Ｄ変換
器、波形記憶回路、表示器及び設定回路をそれぞれ制御
すると共に、表示画面を横軸に沿って分割して一方の分
割画面に入力波形を表示させ、他方の分割画面を縦軸に
沿って更に分割した画面に複数選択された入力波形の任
意部分の拡大波形を表示させる制御回路とを設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル・オシ
ロスコープ等の波形観測装置に関し、特に波形データの
拡大表示等を改善した波形観測装置に関する。
ロスコープ等の波形観測装置に関し、特に波形データの
拡大表示等を改善した波形観測装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のディジタル・オシロスコープ等の
波形観測装置は測定した波形データをその波形記憶回路
に格納してＣＲＴ(Cathode Ray Tube)等の表示器に波形
を表示する。
波形観測装置は測定した波形データをその波形記憶回路
に格納してＣＲＴ(Cathode Ray Tube)等の表示器に波形
を表示する。
【０００３】また、表示器には波形記憶回路に格納され
た波形データの全体を表示するのみならず、任意部分を
拡大表示する機能も有している。
た波形データの全体を表示するのみならず、任意部分を
拡大表示する機能も有している。
【０００４】図８はこのような従来の波形観測装置の一
例を示す構成ブロック図である。図８において１はＡ／
Ｄ変換器、２は波形記憶回路、３は制御回路、４は設定
回路、５は表示器、１００は入力波形である。
例を示す構成ブロック図である。図８において１はＡ／
Ｄ変換器、２は波形記憶回路、３は制御回路、４は設定
回路、５は表示器、１００は入力波形である。
【０００５】入力波形１００はＡ／Ｄ変換器１に入力さ
れ、Ａ／Ｄ変換器１の出力は波形記憶回路２に接続され
る。また、波形記憶回路２、設定回路４及び表示器５は
制御回路３と相互に接続され、制御回路３からの制御信
号はＡ／Ｄ変換器１に接続される。
れ、Ａ／Ｄ変換器１の出力は波形記憶回路２に接続され
る。また、波形記憶回路２、設定回路４及び表示器５は
制御回路３と相互に接続され、制御回路３からの制御信
号はＡ／Ｄ変換器１に接続される。
【０００６】ここで、図８に示す従来例の動作を図９を
用いて説明する。図９は表示器５における従来の波形表
示例を示す説明図である。
用いて説明する。図９は表示器５における従来の波形表
示例を示す説明図である。
【０００７】入力波形１００はＡ／Ｄ変換器１でディジ
タル信号に変換され、波形記憶回路２に順次格納されて
行く。制御回路３は波形記憶回路２から波形データを読
み出し、必要な演算処理等を行った後、表示器５に入力
波形１００を表示させる。
タル信号に変換され、波形記憶回路２に順次格納されて
行く。制御回路３は波形記憶回路２から波形データを読
み出し、必要な演算処理等を行った後、表示器５に入力
波形１００を表示させる。
【０００８】図９（ａ）は２チャンネルの入力波形１０
０をそれぞれ示しており、図９（ｂ）及び（ｃ）は前記
入力波形の任意部分の拡大波形である。
０をそれぞれ示しており、図９（ｂ）及び（ｃ）は前記
入力波形の任意部分の拡大波形である。
【０００９】ユーザは設定回路４により図９中”
イ”，”ロ”，”ハ”及び”ニ”に示すマーカを操作し
て拡大表示させたい任意の部分を選択する。
イ”，”ロ”，”ハ”及び”ニ”に示すマーカを操作し
て拡大表示させたい任意の部分を選択する。
【００１０】このような選択操作が行われると制御回路
３は図９に示すように、表示器５の画面を横軸に沿って
３分割して入力波形１００及び２つの拡大波形を表示さ
せる。
３は図９に示すように、表示器５の画面を横軸に沿って
３分割して入力波形１００及び２つの拡大波形を表示さ
せる。
【００１１】従って、図９（ｂ）には図９（ａ）の入力
波形１００の内マーカ”イ”と”ロ”との間で囲まれる
部分の拡大波形が、図９（ｃ）には図９（ａ）の入力波
形１００の内マーカ”ハ”と”ニ”との間で囲まれる部
分の拡大波形がそれぞれ表示されることになる。
波形１００の内マーカ”イ”と”ロ”との間で囲まれる
部分の拡大波形が、図９（ｃ）には図９（ａ）の入力波
形１００の内マーカ”ハ”と”ニ”との間で囲まれる部
分の拡大波形がそれぞれ表示されることになる。
【００１２】この結果、設定回路４によりマーカを操作
して入力波形１００の内注目したい任意部分の波形を拡
大して表示させることにより、より詳細な波形観測が可
能になる。
して入力波形１００の内注目したい任意部分の波形を拡
大して表示させることにより、より詳細な波形観測が可
能になる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の波形観
測装置では拡大したい部分が更に多くなると表示器５の
画面の分割数が増加して縦軸方向の表示分解能が落ちて
波形観測しにくくなると言った問題点があった。
測装置では拡大したい部分が更に多くなると表示器５の
画面の分割数が増加して縦軸方向の表示分解能が落ちて
波形観測しにくくなると言った問題点があった。
【００１４】また、この問題を避ける為には拡大表示を
１個所のみとするか、図９（ａ）に示す入力波形１００
の表示をやめる等の処置が必要となる。但し、この場
合、縦軸方向の表示分解能は改善されるものの全体像が
把握しにくくなると言った問題点が生じてしまう。従っ
て本発明が解決しようとする課題は、全体像を把握しつ
つ表示波形の縦軸方向表示分解能を改善することが可能
な波形観測装置を実現することにある。
１個所のみとするか、図９（ａ）に示す入力波形１００
の表示をやめる等の処置が必要となる。但し、この場
合、縦軸方向の表示分解能は改善されるものの全体像が
把握しにくくなると言った問題点が生じてしまう。従っ
て本発明が解決しようとする課題は、全体像を把握しつ
つ表示波形の縦軸方向表示分解能を改善することが可能
な波形観測装置を実現することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明の第１では、測定した入力波形を波形
記憶回路に格納し、この格納データに基づき表示器に前
記入力波形を表示する波形観測装置において、入力波形
をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、このＡ／
Ｄ変換器の出力を格納する波形記憶回路と、この波形記
憶回路の出力に基づき前記入力波形を表示する表示器
と、前記入力波形の任意部分を前記表示器の画面上で複
数選択する設定回路と、前記Ａ／Ｄ変換器、波形記憶回
路、表示器及び設定回路をそれぞれ制御すると共に、表
示画面を横軸に沿って分割して一方の分割画面に前記入
力波形を表示させ、他方の分割画面を縦軸に沿って更に
分割した画面に複数選択された前記入力波形の任意部分
の拡大波形を表示させる制御回路とを備えたことを特徴
とするものである。
るために、本発明の第１では、測定した入力波形を波形
記憶回路に格納し、この格納データに基づき表示器に前
記入力波形を表示する波形観測装置において、入力波形
をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、このＡ／
Ｄ変換器の出力を格納する波形記憶回路と、この波形記
憶回路の出力に基づき前記入力波形を表示する表示器
と、前記入力波形の任意部分を前記表示器の画面上で複
数選択する設定回路と、前記Ａ／Ｄ変換器、波形記憶回
路、表示器及び設定回路をそれぞれ制御すると共に、表
示画面を横軸に沿って分割して一方の分割画面に前記入
力波形を表示させ、他方の分割画面を縦軸に沿って更に
分割した画面に複数選択された前記入力波形の任意部分
の拡大波形を表示させる制御回路とを備えたことを特徴
とするものである。
【００１６】このような課題を達成するために、本発明
の第２では、本発明の第１において前記拡大波形の全画
面表示時に拡大位置表示手段を同時に表示させる制御回
路を備えたことを特徴とするものである。
の第２では、本発明の第１において前記拡大波形の全画
面表示時に拡大位置表示手段を同時に表示させる制御回
路を備えたことを特徴とするものである。
【００１７】このような課題を達成するために、本発明
の第３では、測定した入力波形を波形記憶回路に格納
し、この格納データに基づき表示器に前記入力波形を表
示する波形観測装置において、入力波形をディジタル信
号に変換するＡ／Ｄ変換器と、このＡ／Ｄ変換器の出力
を格納する波形記憶回路と、この波形記憶回路の出力に
基づき前記入力波形を表示する表示器と、リサージュ波
形表示時に前記入力波形の任意部分を前記表示器の画面
上で選択する前記設定回路と、前記Ａ／Ｄ変換器、波形
記憶回路、表示器及び設定回路をそれぞれ制御すると共
に、選択された前記入力波形の任意部分に基づいてリサ
ージュ波形を表示をさせる制御回路とを備えたことを特
徴とするものである。
の第３では、測定した入力波形を波形記憶回路に格納
し、この格納データに基づき表示器に前記入力波形を表
示する波形観測装置において、入力波形をディジタル信
号に変換するＡ／Ｄ変換器と、このＡ／Ｄ変換器の出力
を格納する波形記憶回路と、この波形記憶回路の出力に
基づき前記入力波形を表示する表示器と、リサージュ波
形表示時に前記入力波形の任意部分を前記表示器の画面
上で選択する前記設定回路と、前記Ａ／Ｄ変換器、波形
記憶回路、表示器及び設定回路をそれぞれ制御すると共
に、選択された前記入力波形の任意部分に基づいてリサ
ージュ波形を表示をさせる制御回路とを備えたことを特
徴とするものである。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図１は本発明に係る波形観測装置の一実施例
を示す構成ブロック図である。
説明する。図１は本発明に係る波形観測装置の一実施例
を示す構成ブロック図である。
【００１９】図１において１，２，４，５及び１００は
図８と同一符号を付してあり、６は制御回路である。
図８と同一符号を付してあり、６は制御回路である。
【００２０】入力波形１００はＡ／Ｄ変換器１に入力さ
れ、Ａ／Ｄ変換器１の出力は波形記憶回路２に接続され
る。また、波形記憶回路２、設定回路４及び表示器５は
制御回路６と相互に接続され、制御回路６からの制御信
号はＡ／Ｄ変換器１に接続される。
れ、Ａ／Ｄ変換器１の出力は波形記憶回路２に接続され
る。また、波形記憶回路２、設定回路４及び表示器５は
制御回路６と相互に接続され、制御回路６からの制御信
号はＡ／Ｄ変換器１に接続される。
【００２１】ここで、図１に示す実施例の動作を図２を
用いて説明する。図２は表示器５における波形表示例を
示す説明図である。
用いて説明する。図２は表示器５における波形表示例を
示す説明図である。
【００２２】入力波形１００はＡ／Ｄ変換器１でディジ
タル信号に変換され、波形記憶回路２に順次格納されて
行く。制御回路６は波形記憶回路２から波形データを読
み出し、必要な演算処理等を行った後、表示器５に入力
波形１００を表示させる。
タル信号に変換され、波形記憶回路２に順次格納されて
行く。制御回路６は波形記憶回路２から波形データを読
み出し、必要な演算処理等を行った後、表示器５に入力
波形１００を表示させる。
【００２３】図２（ａ）は２チャンネルの入力波形をそ
れぞれ示しており、図２（ｂ）及び（ｃ）は前記入力波
形の任意部分の拡大波形である。
れぞれ示しており、図２（ｂ）及び（ｃ）は前記入力波
形の任意部分の拡大波形である。
【００２４】ユーザは設定回路４により図２中”
イ”，”ロ”，”ハ”及び”ニ”に示すマーカを操作し
て拡大表示させたい任意の部分を選択する。
イ”，”ロ”，”ハ”及び”ニ”に示すマーカを操作し
て拡大表示させたい任意の部分を選択する。
【００２５】このような選択操作が行われると制御回路
６は図２に示すような表示をする。すなわち、制御回路
６は表示器５の画面を横軸に沿って２分割し、２分割画
面の一方の部分に入力波形１００を表示させる。
６は図２に示すような表示をする。すなわち、制御回路
６は表示器５の画面を横軸に沿って２分割し、２分割画
面の一方の部分に入力波形１００を表示させる。
【００２６】さらに、制御回路６は２分割画面の他方の
部分を図２中”ホ”に示す部分で縦軸に沿って更に２分
割して、それぞれ分割した画面に拡大波形を表示させ
る。
部分を図２中”ホ”に示す部分で縦軸に沿って更に２分
割して、それぞれ分割した画面に拡大波形を表示させ
る。
【００２７】従って、図２（ｂ）には図２（ａ）の入力
波形１００の内マーカ”イ”と”ロ”との間で囲まれる
部分の拡大波形が、図２（ｃ）には図２（ａ）の入力波
形１００の内マーカ”ハ”と”ニ”との間で囲まれる部
分の拡大波形がそれぞれ表示されることになる。
波形１００の内マーカ”イ”と”ロ”との間で囲まれる
部分の拡大波形が、図２（ｃ）には図２（ａ）の入力波
形１００の内マーカ”ハ”と”ニ”との間で囲まれる部
分の拡大波形がそれぞれ表示されることになる。
【００２８】また、拡大したい部分が更に多くなっても
制御回路６は前記２分割画面の他方の部分を縦軸に沿っ
て多分割して行けば良いので、縦軸方向の表示分解能が
落ちることはない。
制御回路６は前記２分割画面の他方の部分を縦軸に沿っ
て多分割して行けば良いので、縦軸方向の表示分解能が
落ちることはない。
【００２９】この結果、入力波形表示部以外の分割画面
を縦軸に沿って分割して、マーカ操作により複数選択さ
れた入力波形の任意部分の拡大波形を表示することによ
り、全体像を把握しつつ表示波形の縦軸方向表示分解能
を改善することが可能になる。
を縦軸に沿って分割して、マーカ操作により複数選択さ
れた入力波形の任意部分の拡大波形を表示することによ
り、全体像を把握しつつ表示波形の縦軸方向表示分解能
を改善することが可能になる。
【００３０】なお、図１乃至図２に示すような実施例を
用いて波形の異常現象等を観測する場合は、マーカ等に
より入力波形１００上の疑わしい個所を選択し、図２に
示すように拡大表示させ、さらに、注目点のみを表示器
５の全画面に表示させてより詳細な波形解析を行う。
用いて波形の異常現象等を観測する場合は、マーカ等に
より入力波形１００上の疑わしい個所を選択し、図２に
示すように拡大表示させ、さらに、注目点のみを表示器
５の全画面に表示させてより詳細な波形解析を行う。
【００３１】但し、この状況では異常現象が発生してい
る部分が入力波形１００のどの部分に相当するのかは分
からず、これを確認するためには図２に示すような入力
波形１００及び拡大波形の混在表示に一旦戻らなければ
ならないと言った問題点が生じる。
る部分が入力波形１００のどの部分に相当するのかは分
からず、これを確認するためには図２に示すような入力
波形１００及び拡大波形の混在表示に一旦戻らなければ
ならないと言った問題点が生じる。
【００３２】ここで、図３はこの問題点を解決する表示
例を示す説明図である。図３（ａ）及び（ｂ）は入力波
形１００の任意部分の拡大波形である。
例を示す説明図である。図３（ａ）及び（ｂ）は入力波
形１００の任意部分の拡大波形である。
【００３３】ユーザは前述と同様に設定回路４により図
２中”イ”，”ロ”，”ハ”及び”ニ”に示すマーカを
操作して拡大表示させたい任意の部分を選択し、図２に
示すように表示器５に表示させる。
２中”イ”，”ロ”，”ハ”及び”ニ”に示すマーカを
操作して拡大表示させたい任意の部分を選択し、図２に
示すように表示器５に表示させる。
【００３４】さらに、ユーザは設定回路４により図２
（ｂ）及び（ｃ）の拡大波形の全画面表示を指示する。
（ｂ）及び（ｃ）の拡大波形の全画面表示を指示する。
【００３５】このような操作が行われると制御回路６は
図３に示すように表示器５の画面を横軸に沿って２分割
し、この２分割画面に２つの拡大波形を表示させる。
図３に示すように表示器５の画面を横軸に沿って２分割
し、この２分割画面に２つの拡大波形を表示させる。
【００３６】さらに、制御回路６は図３中”イ”に示す
ようなズームバー等の拡大位置表示手段を表示させる。
この拡大位置表示手段の長さは入力波形１００の全長を
示しており、図３中”ロ”及び”ハ”は入力波形１００
の内どの部分が拡大されているかを示すマーカである。
ようなズームバー等の拡大位置表示手段を表示させる。
この拡大位置表示手段の長さは入力波形１００の全長を
示しており、図３中”ロ”及び”ハ”は入力波形１００
の内どの部分が拡大されているかを示すマーカである。
【００３７】従って、図３（ａ）には図３中”ロ”の部
分に相当する拡大波形が、図３（ｂ）には図３中”ハ”
の部分に相当する拡大波形がそれぞれ表示されることに
なる。
分に相当する拡大波形が、図３（ｂ）には図３中”ハ”
の部分に相当する拡大波形がそれぞれ表示されることに
なる。
【００３８】この結果、注目点のみを表示器５の全画面
に表示させてより詳細な波形解析を行う場合であっても
前記拡大位置表示手段を同時に表示させることにより、
現在の拡大部分が入力波形１００のどの部分に相当する
のかを把握することができる。
に表示させてより詳細な波形解析を行う場合であっても
前記拡大位置表示手段を同時に表示させることにより、
現在の拡大部分が入力波形１００のどの部分に相当する
のかを把握することができる。
【００３９】また、ディジタル・オシロスコープ等の波
形観測装置では２つの波形信号の関係を測定するため
に”Ｘ−Ｙ”表示でリサージュ波形を表示させてこのリ
サージュ波形を観測する方法がある。
形観測装置では２つの波形信号の関係を測定するため
に”Ｘ−Ｙ”表示でリサージュ波形を表示させてこのリ
サージュ波形を観測する方法がある。
【００４０】ここで、図４及び図５はリサージュ波形の
従来の表示例を示す説明図である。図４（ａ）は２チャ
ンネルの入力波形１００をそれぞれ示しており、図４
（ｂ）は入力波形１００によるリサージュ波形である。
また、図５は図４（ｂ）のリサージュ波形を全画面表示
したものである。
従来の表示例を示す説明図である。図４（ａ）は２チャ
ンネルの入力波形１００をそれぞれ示しており、図４
（ｂ）は入力波形１００によるリサージュ波形である。
また、図５は図４（ｂ）のリサージュ波形を全画面表示
したものである。
【００４１】但し、従来の”Ｘ−Ｙ”表示では入力波形
１００の全範囲を用いて”Ｘ−Ｙ”表示するので、入力
波形１００の任意の部分でのリサージュ波形を表示する
ことは出来なかった。
１００の全範囲を用いて”Ｘ−Ｙ”表示するので、入力
波形１００の任意の部分でのリサージュ波形を表示する
ことは出来なかった。
【００４２】ここで、図６及び図７はこの問題点を解決
するリサージュ波形の表示例を示す説明図である。図６
（ａ）は２チャンネルの入力波形１００をそれぞれ示し
ており、図６（ｂ）は入力波形１００によるリサージュ
波形である。また、図７は図６（ｂ）のリサージュ波形
を全画面表示したものである。
するリサージュ波形の表示例を示す説明図である。図６
（ａ）は２チャンネルの入力波形１００をそれぞれ示し
ており、図６（ｂ）は入力波形１００によるリサージュ
波形である。また、図７は図６（ｂ）のリサージュ波形
を全画面表示したものである。
【００４３】ユーザは設定回路４により図６中”イ”及
び”ロ”に示すマーカを操作して”Ｘ−Ｙ”表示させた
い入力波形１００の内任意の部分を選択する。
び”ロ”に示すマーカを操作して”Ｘ−Ｙ”表示させた
い入力波形１００の内任意の部分を選択する。
【００４４】このような操作が行われると制御回路６は
図６（ｂ）に示すように表示器５の下半分に図６中”
イ”と”ロ”との間で選択された入力波形に基づくリサ
ージュ波形を表示する。
図６（ｂ）に示すように表示器５の下半分に図６中”
イ”と”ロ”との間で選択された入力波形に基づくリサ
ージュ波形を表示する。
【００４５】また、ユーザが設定回路４によりリサージ
ュ波形の全画面表示を指示すれば図７に示すようにリサ
ージュ波形が表示器５の全画面に表示される。
ュ波形の全画面表示を指示すれば図７に示すようにリサ
ージュ波形が表示器５の全画面に表示される。
【００４６】この結果、”Ｘ−Ｙ”表示時に表示されて
いる入力波形１００の任意部分をマーカで選択し、この
選択された入力波形任意部分に基づいて”Ｘ−Ｙ”表示
をすることにより、入力波形１００の任意の部分間での
リサージュ波形を表示することが可能になる。
いる入力波形１００の任意部分をマーカで選択し、この
選択された入力波形任意部分に基づいて”Ｘ−Ｙ”表示
をすることにより、入力波形１００の任意の部分間での
リサージュ波形を表示することが可能になる。
【００４７】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項１の発明
に関しては、入力波形表示部以外の分割画面を縦軸に沿
って分割して、マーカ操作により選択された入力波形任
意部分の複数の拡大波形を表示することにより、全体像
を把握しつつ表示波形の縦軸方向表示分解能を改善する
ことが可能な波形観測装置が実現できる。
本発明によれば次のような効果がある。請求項１の発明
に関しては、入力波形表示部以外の分割画面を縦軸に沿
って分割して、マーカ操作により選択された入力波形任
意部分の複数の拡大波形を表示することにより、全体像
を把握しつつ表示波形の縦軸方向表示分解能を改善する
ことが可能な波形観測装置が実現できる。
【００４８】また、請求項２の発明に関しては、拡大波
形の全画面表示時に拡大位置表示手段を同時に表示させ
ることにより、現在の拡大部分が入力波形のどの部分に
相当するのかを把握することが可能な波形観測装置が実
現できる。
形の全画面表示時に拡大位置表示手段を同時に表示させ
ることにより、現在の拡大部分が入力波形のどの部分に
相当するのかを把握することが可能な波形観測装置が実
現できる。
【００４９】また、請求項３の発明に関しては、”Ｘ−
Ｙ”表示時に表示されている入力波形の任意部分をマー
カで選択し、この選択された入力波形任意部分に基づい
て”Ｘ−Ｙ”表示をすることにより、入力波形の任意の
部分間でのリサージュ波形を表示することが可能な波形
観測装置が実現できる。
Ｙ”表示時に表示されている入力波形の任意部分をマー
カで選択し、この選択された入力波形任意部分に基づい
て”Ｘ−Ｙ”表示をすることにより、入力波形の任意の
部分間でのリサージュ波形を表示することが可能な波形
観測装置が実現できる。
【図１】本発明に係る波形観測装置の一実施例を示す構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図２】表示器における波形表示例を示す説明図であ
る。
る。
【図３】問題点を解決する表示例を示す説明図である。
【図４】リサージュ波形の従来の表示例を示す説明図で
ある。
ある。
【図５】リサージュ波形の従来の表示例を示す説明図で
ある。
ある。
【図６】問題点を解決するリサージュ波形の表示例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図７】問題点を解決するリサージュ波形の表示例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図８】従来の波形観測装置の一例を示す構成ブロック
図である。
図である。
【図９】表示器における従来の波形表示例を示す説明図
である。
である。
１ Ａ／Ｄ変換器 ２ 波形記憶回路 ３，６ 制御回路 ４ 設定回路 ５ 表示器 １００ 入力波形
Claims (3)
- 【請求項１】測定した入力波形を波形記憶回路に格納
し、この格納データに基づき表示器に前記入力波形を表
示する波形観測装置において、 入力波形をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、 このＡ／Ｄ変換器の出力を格納する波形記憶回路と、 この波形記憶回路の出力に基づき前記入力波形を表示す
る表示器と、 前記入力波形の任意部分を前記表示器の画面上で複数選
択する設定回路と、 前記Ａ／Ｄ変換器、波形記憶回路、表示器及び設定回路
をそれぞれ制御すると共に、表示画面を横軸に沿って分
割して一方の分割画面に前記入力波形を表示させ、他方
の分割画面を縦軸に沿って更に分割した画面に複数選択
された前記入力波形の任意部分の拡大波形を表示させる
制御回路とを備えたことを特徴とする波形観測装置。 - 【請求項２】前記拡大波形の全画面表示時に拡大位置表
示手段を同時に表示させる制御回路を備えたことを特徴
とする特許請求の範囲請求項１記載の波形観測装置。 - 【請求項３】測定した入力波形を波形記憶回路に格納
し、この格納データに基づき表示器に前記入力波形を表
示する波形観測装置において、 入力波形をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、 このＡ／Ｄ変換器の出力を格納する波形記憶回路と、 この波形記憶回路の出力に基づき前記入力波形を表示す
る表示器と、 リサージュ波形表示時に前記入力波形の任意部分を前記
表示器の画面上で選択する前記設定回路と、 前記Ａ／Ｄ変換器、波形記憶回路、表示器及び設定回路
をそれぞれ制御すると共に、選択された前記入力波形の
任意部分に基づいてリサージュ波形を表示をさせる制御
回路とを備えたことを特徴とする波形観測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17242396A JP3269517B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 波形観測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17242396A JP3269517B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 波形観測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1019938A true JPH1019938A (ja) | 1998-01-23 |
| JP3269517B2 JP3269517B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15941702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17242396A Expired - Lifetime JP3269517B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 波形観測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3269517B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005308547A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Mitsutoyo Corp | エンコーダ、その信号確認装置及び信号確認プログラム |
| JP2007205736A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Hioki Ee Corp | 表示制御装置 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP17242396A patent/JP3269517B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005308547A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Mitsutoyo Corp | エンコーダ、その信号確認装置及び信号確認プログラム |
| JP2007205736A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Hioki Ee Corp | 表示制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3269517B2 (ja) | 2002-03-25 |
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