JPH10198838A - 端末装置 - Google Patents

端末装置

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JPH10198838A
JPH10198838A JP9000984A JP98497A JPH10198838A JP H10198838 A JPH10198838 A JP H10198838A JP 9000984 A JP9000984 A JP 9000984A JP 98497 A JP98497 A JP 98497A JP H10198838 A JPH10198838 A JP H10198838A
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JP9000984A
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Takeshi Ugai
剛 鵜養
Mamoru Maeda
護 前田
Yutaka Hasegawa
裕 長谷川
Toshio Miyazawa
利夫 宮澤
Hideaki Yamagata
秀明 山形
Michiyoshi Tachikawa
道義 立川
Kazuhisa Otsubo
和久 大坪
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ,コンピュータ,プリンタ等、複数
の装置を用いることによって実行される紙幣・有価証券
等の特殊原稿の偽造を有効に防止すること。 【解決手段】 本発明の端末装置300は、原稿から画
像データを読み取る機能または記録媒体,通信回線等を
介して外部から画像データを入力する機能を有するもの
であって、入力した画像データから紙幣・有価証券等の
特殊原稿の画像の特徴を検出するプログラムを記憶した
メモリ321と、このプログラムを実行するCPU32
2と、を備え、CPU322は、端末装置300が起動
されるとプログラムを実行し、端末装置の外部から画像
データの入力があった場合に、特殊原稿の偽造防止の判
定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムやネットワークを構成可能な端末装置に関し、より
詳細には、スキャナ,コンピュータ,プリンタ等、複数
の装置を用いることによって実行される紙幣・有価証券
等の特殊原稿の偽造を防止することが可能な端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理技術・画像形成技術の向上によ
って、実際の紙幣とカラー複写機で複写したコピー紙幣
とが容易に区別できないほど精巧に画像形成を行うこと
が可能になっている。このため、複写対象の原稿が、紙
幣・有価証券等の偽造が禁止されている特殊原稿である
か否かを判定し、特殊原稿である場合に偽造を防止する
ための機能を搭載した複写機等の画像形成装置が提案さ
れている。
【0003】このような画像形成装置にあっては、原稿
から画像データを読み取り、読み取った画像データから
特殊原稿の画像の特徴をパターンマッチング等の手法で
検出することにより、原稿が特殊原稿であるか否かを判
定する処理が実行される。そして、原稿が特殊原稿であ
るか否かを判定した結果、特殊原稿であると判定された
場合には、画像形成処理を中止する等の方法によって、
特殊原稿の偽造が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、原稿からの画像データの読み取り
処理,特殊原稿であるか否かの判定処理および特殊原稿
である場合の偽造防止処理が、複写機等の1台の画像形
成装置で実行されることを前提としているため、スキャ
ナ,コンピュータ,プリンタ等、複数の装置を用いるこ
とによって実行される特殊原稿の偽造を防止することが
できないという問題があった。これは、近年、スキャナ
で高解像度のカラー画像データの読み取りが可能になっ
たこと、カラープリンタで高画質なカラー画像の出力が
可能になったこと、さらにはコンピュータネットワーク
の発達により、特殊原稿から読み取った画像データを容
易に転送することができることになったことから、特に
問題となっている。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、スキャナ,コンピュータ,プリンタ等、複数の装置
を用いることによって実行される紙幣・有価証券等の特
殊原稿の偽造を有効に防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の端末装置は、原稿から画像データを読み
取る機能または記録媒体,通信回線等を介して外部から
画像データを入力する機能を有した端末装置において、
前記入力した画像データから紙幣・有価証券等の特殊原
稿の画像の特徴を検出するプログラムを記憶した記憶手
段と、前記プログラムを実行するCPUと、を備え、前
記CPUは、前記端末装置が起動されると前記プログラ
ムを実行し、前記端末装置の外部から画像データの入力
があった場合に、前記特殊原稿の偽造防止の判定を行う
ものである。
【0007】また、請求項2の端末装置は、請求項1記
載の端末装置において、前記CPUが、前記入力した画
像データに暗号化処理,データ圧縮処理または階調処理
が施されているかを判定し、前記画像データに暗号化処
理,データ圧縮処理または階調処理が施されている場合
に、該当する方式を用いて前記画像データをデコードし
た後、前記特殊原稿の偽造防止の判定を行うものであ
る。
【0008】また、請求項3の端末装置は、請求項1ま
たは2記載の端末装置において、前記CPUが、前記特
殊原稿の偽造防止の判定を行った結果、前記特殊原稿の
画像の特徴を検出した場合に、前記入力した画像データ
について外部への出力を禁止するものである。
【0009】また、請求項の4端末装置は、請求項2記
載の端末装置において、前記CPUが、前記暗号化処
理,データ圧縮処理または階調処理が施された前記画像
データをデコードすることができない場合に、前記入力
した画像データについて外部への出力を禁止するもので
ある。
【0010】また、請求項5の端末装置は、請求項3ま
たは4記載の記載の端末装置において、前記CPUが、
認証されたユーザのみに対し、前記画像データの解析処
理を行うことを許可するものである。
【0011】また、請求項6の端末装置は、請求項1記
載の端末装置において、前記CPUが、前記特殊原稿の
画像データであるか否かを判定する際の境界線に位置す
るような前記画像データについて、前記特殊原稿の偽造
防止の判定を行った場合に、前記画像データの送信者関
連の情報としてのロギングデータを、後に検索可能な状
態で保存するものである。
【0012】また、請求項7の端末装置は、請求項1〜
6のいずれか一つに記載の端末装置において、前記端末
装置が、パーソナルコンピュータ,サーバまたはワーク
ステーションであるものである。
【0013】また、請求項8の端末装置は、請求項7記
載の端末装置において、前記CPUが、前記特殊原稿の
偽造防止の判定を行う際に、前記画像データがいかなる
原稿から読み取られたものかを判定して、前記画像デー
タのヘッダ部に前記判定した原稿の情報を格納し、前記
外部への出力が指示された場合に、前記画像データのヘ
ッダ部に格納された前記原稿の情報を参照することによ
り、前記特殊原稿から読み取られた画像データの出力を
禁止するものである。
【0014】また、請求項9の端末装置は、請求項7ま
たは8記載の端末装置において、前記外部への出力が、
プリンタへの出力,通信回線への出力,ネットワークへ
の出力,他のパーソナルコンピュータ,サーバ若しくは
ワークステーションへの出力または記録媒体への書き込
みであるものである。
【0015】また、請求項10の端末装置は、請求項9
記載の端末装置において、前記CPUが、前記プリンタ
への出力が禁止された画像データに対する印刷命令を入
力した場合に、印刷対象の画像データが前記出力の禁止
された画像データであることを所定の表示手段を介して
表示するものである。
【0016】また、請求項11の端末装置は、請求項1
〜6のいずれか一つに記載の端末装置において、前記端
末装置が、プリンタであるものである。
【0017】また、請求項12の端末装置は、請求項1
1記載の端末装置において、前記外部への出力が、所定
の記録紙への出力であるものである。
【0018】また、請求項13の端末装置は、請求項
1,3,5または6記載の端末装置において、前記端末
装置が、スキャナであり、前記外部から入力される画像
データが、プレスキャンによって前記原稿から読み取ら
れた画像データであるものである。
【0019】さらに、請求項14の端末装置は、請求項
13記載の端末装置において、前記外部への出力が、パ
ーソナルコンピュータ,サーバ若しくはワークステーシ
ョンへの出力,通信回線への出力または記録媒体への書
き込みであるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要を説明して、
本発明の端末装置の特徴を明らかにした後に、本発明の
端末装置の実施の形態を説明する。
【0021】〔本発明の概要〕コンピュータ,プリンタ
およびスキャナの端末装置は、図1に示すようなコンピ
ュータシステム(すなわち、スタンドアローンのコンピ
ュータとその周辺機器)や図2に示すようなネットワー
クを形成することによってそれぞれが接続され、相互に
データのやり取りが可能となる。
【0022】その結果、例えば、図1のコンピュータシ
ステムでは、スキャナ102で原稿から画像データを読
み取り、コンピュータ101で画像データの編集を行
い、プリンタ103で画像データを記録紙に印刷すると
いう処理が可能となる。近年の画像処理技術の発達に伴
って、このようなコンピュータを中心としたシステムに
おいても、紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造が問題と
なる程、高解像度の画像データの読み取りおよび高画質
な画像の出力を行うことが可能になっている。
【0023】このように、コンピュータ,プリンタおよ
びスキャナの各端末装置は、それぞれが相互に接続され
てデータをやり取りすることによって、画像データの読
取処理および出力(印刷)処理を実行することが可能と
なる。そのため、各端末装置において、特殊原稿の画像
データを出力することができないようにすれば、各端末
装置間でデータのやり取りが不可能、即ちスキャナ,コ
ンピュータ,プリンタの順で画像データを転送すること
が不可能となるため、特殊原稿の偽造を防止することが
可能となる。
【0024】したがって、本発明においては、このよう
なコンピュータを中心としたシステムにおいて、紙幣・
有価証券等の特殊原稿の偽造を防止するため、個々の端
末装置、即ちコンピュータ,プリンタおよびスキャナ
に、外部から入力した画像データ(スキャナの場合は原
稿から読み取った画像データ)が、特殊原稿の画像デー
タであるか否かを判定する機能を持たせると共に、特殊
原稿の画像データであると判定した場合には、その画像
データを端末装置の外部、例えばネットワーク上の他の
端末装置やフロッピーディスク等の記録媒体に出力でき
ないようにするものである。その結果、各端末装置が図
2に示すようにネットワークを介して接続されている場
合であっても、特殊原稿の画像データの転送に関して
は、結果的に各端末装置間の接続が断たれたことにな
り、特殊原稿の偽造を防止することができる。
【0025】なお、図1に示すコンピュータシステム
は、コンピュータ101と、スキャナ102と、プリン
タ103とから構成されている。また、図2に示すネッ
トワークシステムは、ゲートウェイ206を介して2つ
のネットワーク200aとネットワーク200bとが接
続されて構成されている。ネットワーク200aは、ワ
ークステーション(WS)201a,データログサーバ
202a,ファイルサーバ203a,スキャナサーバ2
04a,プリントサーバ205a,スキャナ102aお
よびプリンタ103aで構成され、同様に、ネットワー
ク200bは、ワークステーション(WS)201b,
データログサーバ202b,ファイルサーバ203b,
スキャナサーバ204b,プリントサーバ205b,ス
キャナ102bおよびプリンタ103bで構成されてい
る。
【0026】次に、本発明の端末装置の実施の形態につ
いて、〔実施の形態1〕,〔実施の形態2〕,〔実施の
形態3〕の順で図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0027】〔実施の形態1〕図3は、実施の形態1の
端末装置としてのコンピュータのブロック構成図であ
る。このコンピュータには、パーソナルコンピュータ,
サーバ,ワークステーション等が含まれる。図3に示す
コンピュータ300は、記録媒体,通信回線等を介して
外部から画像データを入力する画像データ入力部310
と、入力した画像データから紙幣・有価証券等の特殊原
稿の画像の特徴を検出するプログラムを記憶したメモリ
321およびメモリ321に記憶されたプログラムを実
行することにより、コンピュータ300の外部から画像
データの入力があった場合に、特殊原稿の偽造防止の判
定を行うCPU322を少なくとも有する判定部320
と、画像データを例えば記録媒体,プリンタ,ネットワ
ーク等に出力する画像データ出力部330とを有してい
る。
【0028】画像データ入力部310は、例えばフロッ
ピーディスク等の記録媒体から画像データを入力する場
合には、SCSIコントローラ等に該当し、通信回線を
介して画像データを入力する場合には、シリアルコント
ローラ等に該当する。
【0029】また、画像データ出力部330は、例えば
画像データをネットワークに出力する場合には、ネット
ワークインターフェースカードコントローラ等に該当
し、プリンタに出力する場合には、パラレルコントロー
ラ等に該当する。
【0030】次に、上記構成を有するコンピュータ30
0の動作を、(1)通常の画像データの判定処理、
(2)圧縮処理等が施された画像データの判定処理、
(3)認証されたユーザによる画像データの解析処理、
(4)ロギングデータの保存処理の順で説明する。
【0031】(1)通常の画像データの判定処理 判定部320のCPU322は、コンピュータ300が
起動されるとメモリ321に記憶されたプログラムを実
行し、画像データ入力部310を介して外部から画像デ
ータの入力があった場合に、特殊原稿の偽造防止の判定
を行う。
【0032】図4は、実施の形態1の端末装置としての
コンピュータによる特殊原稿の偽造防止のための判定処
理の流れを示す説明図である。CPU322は、図4に
示すように、入力した画像データから紙幣・有価証券等
の特殊原稿の画像の特徴を検出する処理を実行する
(C:チェック)。
【0033】上記検出処理の結果、CPU322が入力
した画像データから特殊原稿の画像の特徴を検出した場
合は、この画像データは紙幣・有価証券等の特殊原稿か
ら読み取られたものであるということになる。そこで、
CPU322は、図5に示すように、この画像データを
コンピュータ300の外部へ出力することを禁止する。
すなわち、CPU322は、この画像データについて、
プリンタへの出力,通信回線への出力,ネットワークへ
の出力,他のパーソナルコンピュータ,サーバ若しくは
ワークステーションへの出力またはフロッピーディス
ク,ハードディスク等の記録媒体への書き込みを禁止す
る。
【0034】ここで、画像データをコンピュータ300
の外部へ出力することを禁止するという処理を具体的に
説明する。
【0035】CPU322は、特殊原稿の偽造防止の判
定を行う際に、画像データがいかなる原稿から読み取ら
れたものかを判定して、画像データのヘッダ部に判定し
た原稿の種類を格納し、コンピュータ300外部への出
力が指示された場合に、画像データのヘッダ部に格納さ
れた原稿の種類を参照することにより、この画像データ
の出力を禁止するか否かを判定するという処理を行う。
【0036】図6は、判定対象となる画像データが格納
された画像ファイルのデータ構造を示す説明図である。
図6において、画像ファイル600は、共通ヘッダ部6
10と、画像データ部620とからなり、共通ヘッダ部
の特定フィールド630には、CPU322で判定され
た原稿の種類が格納される。
【0037】CPU322によって判定される原稿の種
類は、一般原稿,紙幣,有価証券,チケット,著作物,
ユーザが定義した文書(社内文書)である。CPU32
2は、入力した画像データから上記各原稿の画像の特徴
を検出することにより、原稿の種類を判定することがで
きる。
【0038】ここで、著作物(社内文書)については、
予め著作物(社内文書)であることを示す情報が記載さ
れた記録紙に印刷処理を行うことにし、これをスキャナ
で読み取ることにする。このようにしておくことによ
り、CPU322は、入力した画像データから上記情報
を検出すれば良く、上記情報を検出した場合には、著作
物(社内文書)であると判定することができる。
【0039】CPU322は、原稿の種類を判定し、例
えば紙幣であると判定した場合には、共通ヘッダ部61
0の特定フィールド630に“1〜99”の数字を登録
する。また、CPU322が、原稿の画像の特徴を検出
することができなかった場合には、一般原稿であると判
定し、その場合は特定フィールド630に“0”を登録
する。
【0040】そして、CPU322が、ある画像データ
をネットワークに出力するための命令を入力した場合
に、共通ヘッダ部610の特定フィールド630に登録
された数字を参照し、“0”以外の場合は、出力を禁止
する。
【0041】このように、特殊原稿の偽造防止の判定処
理時に原稿の種類を画像データのヘッダ部に記録してお
くことにより、ある画像データをコンピュータ300の
外部に出力せよという指示があった場合に、この画像デ
ータを出力すべきか否かを容易に判定することができ
る。
【0042】再び、入力した画像データから紙幣・有価
証券等の特殊原稿の画像の特徴を検出する処理の説明に
戻る。この検出処理の結果、CPU322が入力した画
像データから特殊原稿の画像の特徴を検出しなかった場
合は、この画像データは紙幣・有価証券等の特殊原稿か
ら読み取られたものではないということになる。したが
って、CPU322は、この画像データについて、必要
に応じて編集処理を行った後、プリンタに出力したり、
ネットワークへ出力したり、フロッピーディスク,ハー
ドディスク等の記録媒体へ書き込みを行う等の処理を実
行する。
【0043】このように、入力した画像データから特殊
原稿の画像の特徴が検出された場合には、この画像デー
タをコンピュータ300の外部へ出力することが禁止さ
れるため、紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を防止す
ることができる。
【0044】なお、CPU322が、例えば、外部への
出力が禁止された画像データに対する印刷命令を入力し
た場合は、図7に示すように、印刷対象の画像データが
外部への出力が禁止された特殊原稿の画像データである
旨のメッセージをディスプレイ等に表示する。これによ
り、ユーザに印刷処理が実行されない理由を知らせるこ
とができる。また、CPU322は、コンピュータ30
0からプリンタ(Pr)に画像データを出力することを
禁止する。
【0045】(2)圧縮処理等が施された画像データの
判定処理 通常、画像情報には、ディザ法,誤差拡散法等の階調処
理,JPEG等のデータ圧縮処理が施されていることが
多く、場合によっては暗号化処理が施されている場合も
ある。
【0046】そこで、CPU322は、図8に示すよう
に、入力した画像データに階調処理,データ圧縮処理ま
たは暗号化処理が施されているかを判定し(P:判定処
理、例えばパターンマッチング処理)、画像データに階
調処理,データ圧縮処理または暗号化処理が施されてい
ると判定した場合には、該当する方式を用いて画像デー
タをデコードする(D:デコード)。続いてCPU32
2は、上述したように、デコードした画像データについ
て、特殊原稿の偽造防止の判定処理を実行する(C:チ
ェック)。なお、デコードした画像データについては、
判定処理の終了後、必要に応じてデータ圧縮処理等が施
された入力時の状態に戻す処理が実行される。ここで、
デコードした画像データをプリンタに出力する場合に
は、入力時の状態に戻す必要はない。
【0047】一方、CPU322が、図9に示すよう
に、入力した画像データに階調処理,データ圧縮処理ま
たは暗号化処理が施されているかを判定し(P:判定処
理)、その結果、デコード処理をすることができない方
式でデータ圧縮処理等が施されていると判定した場合に
は、この画像データのデコード処理を中止し、コンピュ
ータ300から外部へこの画像データを出力することを
禁止する。
【0048】このように、圧縮処理等が施された画像デ
ータについては、デコード処理を実行することにしたた
め、圧縮処理等が施された画像データを入力した場合で
あっても、特殊原稿の偽造防止の判定処理を高精度に実
行することができる。また、圧縮処理等が施された画像
データについてデコード処理を実行することができない
場合には、この画像データについてコンピュータ300
から外部への出力を禁止するため、特殊原稿の偽造防止
の判定処理が実行されていない画像データがネットワー
ク等に出力されることを防止することができる。
【0049】(3)認証されたユーザによる画像データ
の解析処理 上述したように、CPU322は、入力した画像データ
から紙幣・有価証券等の特殊原稿の画像の特徴を検出し
た場合に、この画像データについて外部への出力を禁止
することによって特殊原稿の偽造を防止するための処理
を行う。ところで、例えば、コンピュータ300が何ら
かの原因でダウンした場合においては、その原因となっ
たデータ等を解析する等の処理が行われる。このデータ
の解析の際に、誰もがデータの解析を可能にすると、C
PU322が特殊原稿の偽造を防止するための処理を行
っているにも拘わらず、特殊原稿の画像データを外部に
出力させてしまう虞がある。
【0050】そこで、CPU322は、図10に示すよ
うに、認証された特定のユーザ(例えばネットワーク管
理者等)のみに対し、画像データを解析処理する許可を
与え(I:認証)、このユーザのみが、画像データの解
析を行うことを可能としている(C:チェック)。
【0051】このように、認証された特定のユーザのみ
が画像データの解析を行うが可能であるため、故意に特
殊原稿の画像データが外部に出力されることを防ぐこと
ができ、特殊原稿の偽造防止処理の効果を維持すること
ができる。
【0052】(4)ロギングデータの保存処理 上述した特殊原稿の偽造防止の判定を行う際には、入力
した画像データが特殊原稿の画像データであるか、また
は特殊原稿ではない一般の原稿の画像データであるかの
判定が困難な場合が生じる。このような場合であって
も、CPU322は、特殊原稿の偽造防止の判定を行
う。そこで、図11に示すように、上記のようなどちら
にも判定可能な画像データについてCPU322が特殊
原稿の偽造防止の判定を行った場合には(C:チェッ
ク)、この画像データの送信者関連の情報としてのロギ
ングデータを、後に検索可能な状態で保存することにし
ている(L:ロギング)。
【0053】このように、特殊原稿の画像データである
か否かを判定する際の境界線に位置するような画像デー
タについて特殊原稿の偽造防止の判定が行われた場合に
は、この画像データの送信者関連の情報としてのロギン
グデータを後に検索可能な状態で保存するため、後に問
題となった場合等において、送信者を探し当てること等
が可能となる。
【0054】〔実施の形態2〕図12は、実施の形態2
の端末装置としてのスキャナのブロック構成図である。
図12に示すスキャナ1200は、プレスキャン時に原
稿から画像データを読み取ることによって画像データを
入力する画像データ読取部1210と、入力した画像デ
ータから紙幣・有価証券等の特殊原稿の画像の特徴を検
出するプログラムを記憶したメモリ1221およびメモ
リ1221に記憶されたプログラムを実行することによ
り、画像データの入力があった場合に、特殊原稿の偽造
防止の判定を行うCPU1222を少なくとも有する判
定部1220と、画像データをコンピュータ(スキャナ
サーバ)に出力する画像データ出力部1230とを有し
ている。
【0055】次に、上記構成を有するスキャナ1200
の動作を説明する。
【0056】判定部1220のCPU1222は、スキ
ャナ1200が起動されるとメモリ1221に記憶され
たプログラムを実行し、画像データ読取部1210から
画像データの入力があった場合に、特殊原稿の偽造防止
の判定を行う。
【0057】図13は、実施の形態2の端末装置として
のスキャナによる特殊原稿の偽造防止のための判定処理
の流れを示す説明図である。CPU1222は、図13
に示すように、プレスキャン時に画像データ読取部12
10で原稿から画像データを読み取ることによって入力
した画像データから紙幣・有価証券等の特殊原稿の画像
の特徴を検出する処理を実行する(Sc:スキャン(画
像データ読取部1210による原稿の走査),C:チェ
ック)。
【0058】上記検出処理の結果、CPU1222が入
力した画像データから特殊原稿の画像の特徴を検出した
場合は、この画像データは紙幣・有価証券等の特殊原稿
から読み取られたものであるということになる。そこ
で、CPU1222は、この画像データをスキャナ12
00の外部へ出力することを禁止する。すなわち、CP
U1222は、この画像データについて、パーソナルコ
ンピュータ,サーバ若しくはワークステーションへの出
力,通信回線への出力またはフロッピーディスク,ハー
ドディスク等の記録媒体への書き込みを禁止する。
【0059】一方、上記検出処理の結果、CPU122
2が入力した画像データから特殊原稿の画像の特徴を検
出しなかった場合は、この画像データは紙幣・有価証券
等の特殊原稿から読み取られたものではないということ
になる。したがって、CPU1222は、この画像デー
タについて、コンピュータ(サーバ)へ出力したり、フ
ロッピーディスク,ハードディスク等の記録媒体へ書き
込みを行う等の処理を実行する。
【0060】このように、入力した画像データから特殊
原稿の画像の特徴が検出された場合には、この画像デー
タをスキャナ1200の外部へ出力することが禁止され
るため、紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を防止する
ことができる。
【0061】なお、認証されたユーザによる画像データ
の判定処理とロギングデータの保存処理については、実
施の形態1で説明した通りであるため、ここではその説
明を省略する。
【0062】〔実施の形態3〕図14は、実施の形態3
の端末装置としてのプリンタのブロック構成図である。
図14に示すプリンタ1400は、コンピュータ(プリ
ントサーバ)から画像データを入力する画像データ入力
部1410と、入力した画像データから紙幣・有価証券
等の特殊原稿の画像の特徴を検出するプログラムを記憶
したメモリ1421およびメモリ1421に記憶された
プログラムを実行することにより、プリンタ1400の
外部から画像データの入力があった場合に、特殊原稿の
偽造防止の判定を行うCPU1422を少なくとも有す
る判定部1420と、画像データを所定の記録紙に出力
する画像形成部1430とを有している。
【0063】次に、上記構成を有するプリンタ1400
の動作を説明する。
【0064】判定部1420のCPU1422は、プリ
ンタ1400が起動されるとメモリ1421に記憶され
たプログラムを実行し、画像データ入力部1410を介
して外部から画像データの入力があった場合に、特殊原
稿の偽造防止の判定を行う。
【0065】図15は、実施の形態3の端末装置として
のプリンタ1400による特殊原稿の偽造防止のための
判定処理の流れを示す説明図である。CPU1422
は、図15に示すように、外部からプリンタ(Pr)に
入力された画像データから紙幣・有価証券等の特殊原稿
の画像の特徴を検出する処理を実行する(C:チェッ
ク)。
【0066】上記検出処理の結果、CPU1422が入
力した画像データから特殊原稿の画像の特徴を検出した
場合は、この画像データは紙幣・有価証券等の特殊原稿
から読み取られたものであるということになる。そこ
で、CPU1422は、この画像データを記録紙へ出力
することを禁止する。
【0067】一方、上記検出処理の結果、CPU142
2が入力した画像データから特殊原稿の画像の特徴を検
出しなかった場合は、この画像データは紙幣・有価証券
等の特殊原稿から読み取られたものではないということ
になる。したがって、画像形成部1430が、この画像
データを用いて画像形成処理を行い、記録紙に出力す
る。
【0068】このように、入力した画像データから特殊
原稿の画像の特徴が検出された場合には、この画像デー
タを記録紙へ出力することが禁止されるため、紙幣・有
価証券等の特殊原稿の偽造を防止することができる。
【0069】なお、圧縮処理等が施された画像データの
判定処理、認証されたユーザによる画像データの判定処
理およびロギングデータの保存処理については、実施の
形態1で説明した通りであるため、ここではその説明を
省略する。
【0070】上述したように、実施の形態1〜3の端末
装置(コンピュータ,スキャナおよびプリンタ)によれ
ば、CPUが、入力した画像データから特殊原稿の画像
の特徴を検出した場合は、この画像データを外部に出力
することを禁止するため、図1に示すコンピュータシス
テムまたは図2に示すネットワークにおいても、特殊原
稿の偽造を有効に防止することができる。
【0071】なお、実施の形態1〜3において説明した
入力された画像データから紙幣・有価証券等の特殊原稿
の画像の特徴を検出するプログラムを、画像読取プログ
ラムとしてフロッピーディスク,ハードディスク,CD
−ROM,DVD等のコンピュータが読取可能な記録媒
体に格納して提供することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の端末装置
(請求項1)によれば、入力した画像データから紙幣・
有価証券等の特殊原稿の画像の特徴を検出するプログラ
ムを記憶した記憶手段と、プログラムを実行するCPU
と、を備え、CPUは、端末装置が起動されるとプログ
ラムを実行し、端末装置の外部から画像データの入力が
あった場合に、特殊原稿の偽造防止の判定を行うため、
スキャナ,コンピュータ,プリンタ等、複数の装置を用
いることによって実行される紙幣・有価証券等の特殊原
稿の偽造を有効に防止することができる。
【0073】また、本発明の端末装置(請求項2)によ
れば、請求項1記載の端末装置において、CPUが、入
力した画像データに暗号化処理,データ圧縮処理または
階調処理が施されているかを判定し、画像データに暗号
化処理,データ圧縮処理または階調処理が施されている
場合に、該当する方式を用いて画像データをデコードし
た後、特殊原稿の偽造防止の判定を行うため、圧縮処理
等が施された画像データを入力した場合であっても、特
殊原稿の偽造防止の判定処理を高精度に実行することが
できる。
【0074】また、本発明の端末装置(請求項3)によ
れば、請求項1または2記載の端末装置において、CP
Uが、特殊原稿の偽造防止の判定を行った結果、特殊原
稿の画像の特徴を検出した場合に、入力した画像データ
について外部への出力を禁止するため、スキャナ,コン
ピュータ,プリンタ等、複数の装置を用いることによっ
て実行される紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を有効
に防止することができる。
【0075】また、本発明の端末装置(請求項4)によ
れば、請求項2記載の端末装置において、CPUが、暗
号化処理,データ圧縮処理または階調処理が施された画
像データをデコードすることができない場合に、入力し
た画像データについて外部への出力を禁止するため、特
殊原稿の偽造防止の判定処理が実行されていない画像デ
ータがネットワーク等に出力されることを防止すること
ができる。
【0076】また、本発明の端末装置(請求項5)によ
れば、請求項3または4記載の記載の端末装置におい
て、CPUが、認証されたユーザのみに対し、画像デー
タの解析処理を行うことを許可するため、故意に特殊原
稿の画像データが外部に出力されることを防ぐことがで
き、特殊原稿の偽造防止処理の効果を維持することがで
きる。
【0077】また、本発明の端末装置(請求項6)によ
れば、請求項1記載の端末装置において、CPUが、特
殊原稿の画像データであるか否かを判定する際の境界線
に位置するような画像データについて、特殊原稿の偽造
防止の判定を行った場合に、画像データの送信者関連の
情報としてのロギングデータを、後に検索可能な状態で
保存するため、後に問題となった場合等において送信者
を探し当てること等が可能となる。
【0078】また、本発明の端末装置(請求項7)によ
れば、請求項1〜6のいずれか一つに記載の端末装置に
おいて、端末装置が、パーソナルコンピュータ,サーバ
またはワークステーションであるため、スキャナ,コン
ピュータ,プリンタ等、複数の装置を用いることによっ
て実行される紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を有効
に防止することができる。
【0079】また、本発明の端末装置(請求項8)によ
れば、請求項7記載の端末装置において、CPUが、特
殊原稿の偽造防止の判定を行う際に、画像データがいか
なる原稿から読み取られたものかを判定して、画像デー
タのヘッダ部に判定した原稿の情報を格納し、外部への
出力が指示された場合に、画像データのヘッダ部に格納
された原稿の情報を参照することにより、特殊原稿から
読み取られた画像データの出力を禁止するため、ある画
像データを外部に出力せよという指示があった場合に、
この画像データを出力すべきか否かを容易に判定するこ
とができる。
【0080】また、本発明の端末装置(請求項9)によ
れば、請求項7または8記載の端末装置において、外部
への出力が、プリンタへの出力,通信回線への出力,ネ
ットワークへの出力,他のパーソナルコンピュータ,サ
ーバ若しくはワークステーションへの出力または記録媒
体への書き込みであるため、スキャナ,コンピュータ,
プリンタ等、複数の装置を用いることによって実行され
る紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を有効に防止する
ことができる。
【0081】また、本発明の端末装置(請求項10)に
よれば、請求項9記載の端末装置において、CPUが、
プリンタへの出力が禁止された画像データに対する印刷
命令を入力した場合に、印刷対象の画像データが出力の
禁止された画像データであることを所定の表示手段を介
して表示するため、ユーザに印刷処理が実行されない理
由を知らせることができる。
【0082】また、本発明の端末装置(請求項11)に
よれば、請求項1〜6のいずれか一つに記載の端末装置
において、端末装置が、プリンタであるため、スキャ
ナ,コンピュータ,プリンタ等、複数の装置を用いるこ
とによって実行される紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽
造を有効に防止することができる。
【0083】また、本発明の端末装置(請求項12)に
よれば、請求項11記載の端末装置において、外部への
出力が、所定の記録紙への出力であるため、スキャナ,
コンピュータ,プリンタ等、複数の装置を用いることに
よって実行される紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を
有効に防止することができる。
【0084】また、本発明の端末装置(請求項13)に
よれば、請求項1,3,5または6記載の端末装置にお
いて、端末装置が、スキャナであり、外部から入力され
る画像データが、プレスキャンによって原稿から読み取
られた画像データであるため、スキャナ,コンピュー
タ,プリンタ等、複数の装置を用いることによって実行
される紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を有効に防止
することができる。
【0085】また、本発明の端末装置(請求項14)に
よれば、請求項13記載の端末装置において、外部への
出力が、パーソナルコンピュータ,サーバ若しくはワー
クステーションへの出力,通信回線への出力または記録
媒体への書き込みであるため、スキャナ,コンピュー
タ,プリンタ等、複数の装置を用いることによって実行
される紙幣・有価証券等の特殊原稿の偽造を有効に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の端末装置で構成されたコンピュータシス
テムの説明図である。
【図2】複数の端末装置で構成されたネットワークの説
明図である。
【図3】実施の形態1の端末装置としてのコンピュータ
のブロック構成図である。
【図4】実施の形態1の端末装置としてのコンピュータ
による特殊原稿の偽造防止のための判定処理の流れを示
す説明図である。
【図5】実施の形態1の端末装置としてのコンピュータ
による特殊原稿の偽造防止のための判定処理の流れを示
す説明図である。
【図6】実施の形態1の端末装置としてのコンピュータ
において、判定対象となる画像データが格納された画像
ファイルのデータ構造を示す説明図である。
【図7】実施の形態1の端末装置としてのコンピュータ
において、外部への出力が禁止された画像データに対す
る印刷命令を入力した場合の処理の流れを示す説明図で
ある。
【図8】実施の形態1の端末装置としてのコンピュータ
において、圧縮処理等が施された画像データを入力した
場合の処理の流れを示す説明図である。
【図9】実施の形態1の端末装置としてのコンピュータ
において、圧縮処理等が施された画像データを入力した
場合の処理の流れを示す説明図である。
【図10】実施の形態1の端末装置としてのコンピュー
タにおいて、認証されたユーザによる特殊原稿の偽造防
止のための判定処理の流れを示す説明図である。
【図11】実施の形態1の端末装置としてのコンピュー
タにおいて、ロギングデータの保存処理の流れを示す説
明図である。
【図12】実施の形態2の端末装置としてのスキャナの
ブロック構成図である。
【図13】実施の形態2の端末装置としてのスキャナに
よる特殊原稿の偽造防止のための判定処理の流れを示す
説明図である。
【図14】実施の形態3の端末装置としてのプリンタの
ブロック構成図である。
【図15】実施の形態3の端末装置としてのスキャナに
よる特殊原稿の偽造防止のための判定処理の流れを示す
説明図である。
【符号の説明】
300 コンピュータ 310,1410 画像データ入力部 320,1220,1420 判定部 321,1221,1421 メモリ 322,1222,1422 CPU 330,1230 画像データ出力部 600 画像ファイル 610 共通ヘッダ部 620 画像データ部 630 特定フィールド 1200 スキャナ 1210 画像データ読取部 1400 プリンタ 1430 画像形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮澤 利夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山形 秀明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 立川 道義 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大坪 和久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像データを読み取る機能また
    は記録媒体,通信回線等を介して外部から画像データを
    入力する機能を有した端末装置において、 前記入力した画像データから紙幣・有価証券等の特殊原
    稿の画像の特徴を検出するプログラムを記憶した記憶手
    段と、 前記プログラムを実行するCPUと、を備え、 前記CPUは、前記端末装置が起動されると前記プログ
    ラムを実行し、前記端末装置の外部から画像データの入
    力があった場合に、前記特殊原稿の偽造防止の判定を行
    うことを特徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】 前記CPUが、前記入力した画像データ
    に暗号化処理,データ圧縮処理または階調処理が施され
    ているかを判定し、前記画像データに暗号化処理,デー
    タ圧縮処理または階調処理が施されている場合に、該当
    する方式を用いて前記画像データをデコードした後、前
    記特殊原稿の偽造防止の判定を行うことを特徴とする請
    求項1記載の端末装置。
  3. 【請求項3】 前記CPUが、前記特殊原稿の偽造防止
    の判定を行った結果、前記特殊原稿の画像の特徴を検出
    した場合に、前記入力した画像データについて外部への
    出力を禁止することを特徴とする請求項1または2記載
    の端末装置。
  4. 【請求項4】 前記CPUが、前記暗号化処理,データ
    圧縮処理または階調処理が施された前記画像データをデ
    コードすることができない場合に、前記入力した画像デ
    ータについて外部への出力を禁止することを特徴とする
    請求項2記載の端末装置。
  5. 【請求項5】 前記CPUが、認証されたユーザのみに
    対し、前記画像データの解析処理を行うことを許可する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の
    端末装置。
  6. 【請求項6】 前記CPUが、前記特殊原稿の画像デー
    タであるか否かを判定する際の境界線に位置するような
    前記画像データについて、前記特殊原稿の偽造防止の判
    定を行った場合に、前記画像データの送信者関連の情報
    としてのロギングデータを、後に検索可能な状態で保存
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記
    載の端末装置。
  7. 【請求項7】 前記端末装置が、パーソナルコンピュー
    タ,サーバまたはワークステーションであることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の端末装置。
  8. 【請求項8】 前記CPUが、前記特殊原稿の偽造防止
    の判定を行う際に、前記画像データがいかなる原稿から
    読み取られたものかを判定して、前記画像データのヘッ
    ダ部に前記判定した原稿の情報を格納し、前記外部への
    出力が指示された場合に、前記画像データのヘッダ部に
    格納された前記原稿の情報を参照することにより、前記
    特殊原稿から読み取られた画像データの出力を禁止する
    ことを特徴とする請求項7記載の端末装置。
  9. 【請求項9】 前記外部への出力が、プリンタへの出
    力,通信回線への出力,ネットワークへの出力,他のパ
    ーソナルコンピュータ,サーバ若しくはワークステーシ
    ョンへの出力または記録媒体への書き込みであることを
    特徴とする請求項7または8記載の端末装置。
  10. 【請求項10】 前記CPUが、前記プリンタへの出力
    が禁止された画像データに対する印刷命令を入力した場
    合に、印刷対象の画像データが前記出力の禁止された画
    像データであることを所定の表示手段を介して表示する
    ことを特徴とする請求項9記載の端末装置。
  11. 【請求項11】 前記端末装置が、プリンタであること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の端末
    装置。
  12. 【請求項12】 前記外部への出力が、所定の記録紙へ
    の出力であることを特徴とする請求項11記載の端末装
    置。
  13. 【請求項13】 前記端末装置が、スキャナであり、 前記外部から入力される画像データが、プレスキャンに
    よって前記原稿から読み取られた画像データであること
    を特徴とする請求項1,3,5または6記載の端末装
    置。
  14. 【請求項14】 前記外部への出力が、パーソナルコン
    ピュータ,サーバ若しくはワークステーションへの出
    力,通信回線への出力または記録媒体への書き込みであ
    ることを特徴とする請求項13記載の端末装置。
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