JP3166176B2 - 印刷制御方法、プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体および印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御方法、プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体および印刷制御装置

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JP3166176B2
JP3166176B2 JP54142098A JP54142098A JP3166176B2 JP 3166176 B2 JP3166176 B2 JP 3166176B2 JP 54142098 A JP54142098 A JP 54142098A JP 54142098 A JP54142098 A JP 54142098A JP 3166176 B2 JP3166176 B2 JP 3166176B2
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順嗣 平石
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、たとえば紙幣や有価証券などの偽造防止
用の印刷制御方法、プログラムが記録されたコンピュー
タで読取可能な記録媒体および印刷制御装置に関し、特
に、偽造防止用の画像認識処理に係る誤認識により通常
画像のプリントアウトにまで支障をきたすことのないよ
うにした信頼性の高い印刷制御方法、プログラムが記録
されたコンピュータで読取可能な記録媒体および印刷制
御装置に関する。
背景技術 従来、紙幣や有価証券などの偽造は、一般的には、カ
ラーコピー機を単独使用して行なわれていた。昨今は、
カラースキャナ、パソコンおよびカラープリンタなど
の、言わばカラーコピー機の要素機器の組合せ使用によ
っても同様な偽造行為が可能になりつつある。
そこで、本出願人は、先に、紙幣や有機証券などの偽
造防止用の画像認識処理装置を搭載した防犯性の高い新
規なカラープリンタを提案している。このカラープリン
タに搭載される画像認識処理装置の基本的な動作は、プ
リント出力直前の画像データを入力して、該入力画像デ
ータの特徴パターンを抽出して、これを偽造防止対象画
像の特徴パターンと照合して、照合結果に基づいて該入
力画像データが偽造防止対象となる紙幣や有機証券など
の画像データでないかを判定し、偽造防止対象画像デー
タであると判定されるときには、入力画像データに関し
て正常なプリント出力が行なわれることを禁止するもの
である。
ここで、正常なプリント出力が行なわれることを禁止
する態様としては種々のものが考えられる。たとえは、
プリント出力が全く行なわれないようする場合、プリン
ト出力は行なわれるものの、色彩やサイズを変更してし
まう場合、プリント出力は行なわれるものの、その図形
を何らかの色彩で塗りつぶしてしまう場合、プリント出
力は行なわれるものの、何らかの記号や図形を重ねてし
まう場合などが挙げられるであろう。
このようなカラープリンタによれば、カラースキャナ
やパソコンと組合せて紙幣や有価証券などの偽造目的で
使用されたとしても、搭載された画像認識処理装置の作
動により正常なプリント出力が禁止されるため、そのよ
うな偽造行為を未然に防止できる。
しかしながら、このような従来の偽造防止用の画像認
識処理装置を搭載したカラープリンタにあっては、プリ
ント出力されるべき画像データの生成方法の如何にかか
わらず、プリント出力されるすべての画像データに対し
て画像認識処理装置を作動させてそれが偽造防止対象画
像であるか否かの判定が行なわれていた。そのため、描
画ソフトを用いてパソコンで生成された画像などの中
に、認識対象となる特徴パターンが稀に存在するような
場合にも、これを偽造防止対象画像と誤認識して正常な
プリント出力に支障をきたしたり、ワープロソフトで作
成された文字フォントやCADソフトで作成された幾何学
図形のみの画像などのように、その画像生成方法からす
れば、偽造防止対象画像とは無関係な画像についても画
像認識処理装置を作動させることから、プリント出力速
度を不必要に低下させる、などの問題があった。
ここにおいて、本出願人は次のような知見を得た。す
なわち、この主のカラープリンタにてプリント出力され
る画像の構成要素としては、文字フォント、直線や円と
いったような図形要素、ビットマップイメージなどが存
在するが、これらの中で紙幣や有価証券などが関連する
のはカラーのビットマップイメージに限られる。してみ
れば、たとえば、偽造防止画像として紙幣や有価証券な
どを想定する限りにおいては、プリント出力すべき画像
データがカラーのビットマップイメージでない限り、偽
造防止用の画像認識処理装置を作動させる必要はないは
ずである。
第9図は、従来のカラープリンタにおける外部からの
画像データを入力してプリント出力するためのブロック
図である。
上述したカラープリンタには特定されたスキャナが備
えられない。このため、第9図に示されるように外部か
らの画像情報は、汎用のI/F(インタフェースの略)
を介して独自の言語(プリンタ言語)として読込まれ
た後に、内部のフレームメモリに展開される。また、画
像形成を行なう際にも、画像データはインクなどによる
減法混色で画像に形成されるためCMYK系のカラー情報に
変換されている。さらに、画像形成は単色ごとに行なわ
れるのが一般的なため、同時には1色の画像データしか
存在しないことが多い。
このため、カラー複写機のような完全なRGBカラー画
像が一括して転送されているようなエリアがなく、画像
認識を行なう上での大きな問題となっていた。
この問題の解決策としては、従来は、レーザ駆動信号
(第9図の)を用いて単色ごとに認識する方法1、色
変換部、階調処理部などに入力されるデータ(第9図の
)を用いて認識する方法2、および外部からの画像情
報がフレームメモリへ展開される際のデータ(第9図の
)を用いて認識する方法3などが提案されている。
これらの方法によれば、認識可能なカラー画像を得る
ことができる。しかしながら基本的に、形成される画像
全体が認識対象とされており、回路規模およびコストの
増大、処理速度の低下などを招くだけでなく、画像の不
必要な領域の認識処理によって誤認識の確率が高くな
る。また、上述した方法1と2では、認識してから形成
画像の出力を阻止するまでの時間的余裕が少ない。ま
た、単色ごとの認識の場合、出力禁止画像を必要十分な
色範囲で規定することが難しい。また、上述の方法3で
は、展開の順序が一定でなく画像全体の一括認識が困難
であるといった問題点が新たに発生する。
それゆえにこの発明の目的は、偽造行為とは無関係な
通常の画像までをも偽造防止対象画像と誤認識する確率
を低下させると同時に、全体としてプリント出力速度の
向上を図ることのできる印刷制御方法、プログラムが記
録されたコンピュータで読取可能な記録媒体および印刷
制御装置を提供することである。
発明の開示 本願の請求の範囲第1項に係る発明は、受理した入力
データに所定検査の対象データに該当し得るデータが含
まれているか否かを検査する第1検査ステップと、第1
検査ステップにより所定検査の対象データに該当し得る
データが含まれていることを検出することに基づいて所
定検査の対象データに該当し得るデータを詳細に検査し
て対象データであるか否かを検査する第2検査ステップ
と、第1検査ステップで所定検査の対象データに該当し
得るデータが含まれていないことを検出すること、また
は第2検査ステップで対象データでないことを検出する
ことに基づいて入力データの印刷を許可する印刷許可ス
テップとを備えて、第1検査ステップは受理した入力デ
ータの構成要素の種類に基づいて、所定検査の対象デー
タに該当し得るデータが含まれているか否かを検査する
印刷制御方法である。
上述の印刷制御方法では、受理した入力データの印刷
が許可されるか否かは、第1検査ステップの検査を経
て、または第1検査ステップと第2検査ステップの検査
を経て決定される。第1検査ステップの検査では、入力
データに所定検査の対象データに該当し得るデータが含
まれているか否かを該入力データの構成要素の種類に基
づいて検査して、含まれていると検出されると第2検査
ステップの検査が実行される。第2検査ステップの検査
により入力データ中の対象データに該当し得るデータが
詳細に検査されて対象データであるか否かが検出され
る。これらの検出結果に応じて、印刷許可ステップによ
り、入力データの印刷の許可がなされる。
このように、所定検査の対象データであるか否かを検
査するための処理(第2検査ステップによる検査処理)
は、すべての入力データについて常に実行されるのでは
なくて、第1検査ステップの検査で該入力データに所定
検査の対象データに該当し得るデータが含まれていると
検出された場合に限り実行される。言い換えると、所定
検査の対象データに該当し得るデータを含まない入力デ
ータは、第2検査ステップによる詳細検査をスルーして
速やかに印刷されるが、所定検査の対象データに該当し
得るデータを含む入力データは、第2検査ステップで詳
細に検査されて対象データであるか否かが検出された後
にその印刷が許可される。
それゆえに所定検査の対象データに該当し得ない通常
の画像までをも、たとえば偽造行為とは無関係な画像ま
でをも第2検査ステップによる詳細検査を施して所定検
査の対象データと誤認識する確率を低下させると同時
に、全体として印刷出力速度を向上させることができ
る。
ここで上述の印刷制御方法において、第2検査ステッ
プによる検査は、パターン認識などの技術を使用して行
なわれる。印刷許可ステップでは、第1検査ステップま
たは第2検査ステップにより印刷が許可されない場合に
は、正常な印刷出力結果が得られることを禁止させる。
正常な印刷出力結果が得られることを禁止させる態様と
しては種々のものが考えられる。たとえば、印刷出力が
全く行なわれないようにする場合、印刷出力は行なわれ
るものの、色彩やサイズを変更してしまう場合、印刷出
力は行なわれるものの、その図形を何らかの色彩で塗り
潰してしまう場合、印刷出力は行なわれるものの、何ら
かの記号や図形を重ねてしまう場合などが挙げられるで
あろう。
本願の請求の範囲第2項に係る発明は、上述の印刷制
御方法において、所定検査の対象データに該当し得るデ
ータとは、カラー多値ビットマップイメージのデータで
あることを特徴とする。
上述の印刷制御方法において所定検査の対象データと
は、偽造防止対象の画像データである。偽造防止対象画
像としてたとえば紙幣や有価証券などの画像が挙げられ
て、これら画像をたとえばカラースキャナなどで読込む
ことによってカラー多値ビットマップイメージのデータ
が得られる。
本願の請求の範囲第3項に係る発明は、上述した印刷
制御方法において、第1検査ステップは、入力データに
関連して受理されたコマンドの種別に基づいて、入力デ
ータに所定検査の対象データに該当し得るカラー多値ビ
ットマップイメージのデータが含まれているか否かを検
査することを特徴とする。
したがって、入力データについて印刷を許可するか否
かを判定するための検査は、入力データに関連して受理
されたコマンドの種別に基づいてなされるから、外部か
ら何ら特別な制御信号を与えずとも画像データに合わせ
て適切に印刷制御できる。
本願の請求の範囲第4項に係る発明は、上述した印刷
制御方法が、プリンタとこのプリンタを制御するコンピ
ュータを含むプリントシステムに適用される場合におい
て、第1検査ステップと第2検査ステップとがコンピュ
ータにおいて設けられることを特徴とする。
したがって、上述のプリンタの印刷制御方法の第1と
第2検査ステップはプリンタとは別体に設けられたコン
ピュータに搭載されても良い。それゆえに、たとえば、
カラースキャナ、パソコン(コンピュータ)およびカラ
ープリンタの組合せによって紙幣や有価証券などを偽造
する不正行為に対しては、コンピュータに設けられた第
1検査ステップおよび第2検査ステップの検査結果に基
づいて、プリンタによる印刷が許可または禁止されるよ
う制御される。
本願の請求の範囲第5項に係る発明は、上述した印刷
制御方法がプリンタとこのプリンタを制御するコンピュ
ータを含むプリントシステムに適用された場合に、第1
検査ステップはコンピュータにおいて設けられ、第2検
査ステップはプリンタにおいて設けられることを特徴と
する。
したがって、コンピュータが受理した入力データに所
定検査の対象データに該当し得るデータ含まれていると
第1検査ステップにより検出されたことに基づいてプリ
ンタにおける第2検査ステップによる検査が行なわれ
る。すなわちプリンタ内の第2検査ステップは所定検査
の対象データに該当し得るデータを含む入力データが受
理された場合にのみ作動するから、プリンタにおける無
駄な画像処理時間が省略されて、プリント出力速度を全
体として向上させることができる。
本願の請求の範囲第6項に係る発明は、前述した印刷
制御方法がプリンタに適用されて、第1検査ステップお
よび第2検査ステップはプリンタにおいて設けられるこ
とを特徴とする。
したがって、プリンタにおいて、受理した入力データ
に所定検査の対象データに該当し得るデータが含まれて
いるか否かの検査と、所定検査の対象データに該当し得
るデータの詳細検査とを行なうことができる。
本願の請求の範囲第7項に係る発明は、前述した印刷
制御方法においてコマンドの種別は、ビットマップデー
タを印刷データに変換するための変換命令を示す。
したがって、入力データについて印刷を許可するか否
かを判定するための検査は、画像データにイメージ展開
される以前に参照される変換命令に基づいてなされるか
ら、外部から何ら特別な制御信号を与えずとも画像デー
タに合わせて適切に印刷制御できる。
本願の請求の範囲第8項に係る発明は、プリンタとこ
のプリンタを制御するコンピュータを含むプリントシス
テムにおいて、コンピュータを、受理した入力データに
所定検査の対象データに該当し得るデータが含まれてい
るか否かを検査する第1検査手段と、この第1検査手段
により所定検査の対象データに該当し得るデータが含ま
れていることを検出することに基づいて、所定検査の対
象データに該当し得るデータを詳細に検査して対象デー
タであるか否かを検査する第2検査手段として作動させ
るためのプログラムが記録されたコンピュータで読取可
能な記録媒体である。
このプログラムは、第1検査手段により所定検査の対
象データに該当し得るデータが含まれていないと検出さ
れたこと、または第2検査手段により対象データでない
と検出されたことに基づいて、プリンタにおける入力デ
ータの印刷が許可されて、第1検査手段は受理した入力
データの構成要素の種類に基づいて、所定検査の対象デ
ータに該当し得るデータが含まれているか否かを検査す
ることを特徴とする。
ここでいう「プログラム」は、プリンタのためのプリ
ンタドライバソフトウェアがこれに相当するであろう。
このプリンタドライバソフトウェアは、通常コンピュー
タのハードディスクにインストールされるであろう。
本願の請求の範囲第9項に係る発明は、プリンタとこ
のプリンタを制御するコンピュータを含むプリントシス
テムにおいて、コンピュータを、受理した入力データに
所定検査の対象データに該当し得るデータが含まれてい
るか否かを検査する検査手段として機能させるためのプ
ログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒
体である。そしてプリンタでは、検査手段により所定検
査の対象データに該当し得るデータが含まれていること
を検出することに基づいて、所定検査の対象データに該
当し得るデータを詳細に検査して対象データであるか否
かが検査されて、プリンタにおける入力データの印刷の
許可が判断される。そして、検査手段は受理した入力デ
ータの構成要素の種類に基づいて所定検査の対象データ
に該当し得るデータが含まれているか否かを検査するこ
とを特徴とする。
上述の「プログラム」とは、通常コンピュータのハー
ドディスクにインストールされるソフトウェアであっ
て、プリンタのためのプリンタドライバソフトウェアが
これに相当するであろう。
本願の請求の範囲第10項に係る印刷制御装置は、受理
した入力データに所定検査の対象データに該当し得るデ
ータが含まれているか否かを検査する第1検査手段と、
この第1検査手段により所定検査の対象データに該当し
得るデータが含まれていることを検出することに基づい
て、所定検査の対象データに該当し得るデータを詳細に
検査して対象データであるか否かを検査する第2検査手
段と、第1検査手段で所定検査の対象データに該当し得
るデータが含まれていないことを検出すること、または
第2検査手段で対象データでないことを検出することに
基づいて入力データの印刷を許可する印刷許可手段とを
備えて、第1検査手段は受理した入力データの構成要素
の種類に基づいて、所定検査の対象データに該当し得る
データが含まれているか否かを検査することを特徴とす
る。
上述の印刷制御装置では、受理した入力データの印刷
が許可されるか否かは、第1検査手段の検査を経て、ま
たは第1検査手段と第2検査手段の検査を経て決定され
る。第1検査手段の検査では、入力データに所定検査の
対象データに該当し得るデータが含まれているか否かを
該入力データの構成要素の種類に基づいて検査して、含
まれていると検出されると第2検査手段の検査が実行さ
れる。第2検査手段の検査により入力データ中の対象デ
ータに該当し得るデータが詳細に検査されて対象データ
であるか否かが検出される。これらの検出結果に応じ
て、印刷許可手段により、入力データの印刷の許可がな
される。
このように、所定検査の対象データであるか否かを検
査するための処理(第2検査手段による検査処理)は、
すべての入力データについて常に実行されるのではなく
て、第1検査手段の検査で該入力データに所定検査の対
象データに該当し得るデータが含まれていると検出され
た場合に限り実行される。言い換えると、所定検査の対
象データに該当し得るデータを含まない入力データは、
第2検査手段による詳細検査をスルーして速やかに印刷
されるが、所定検査の対象データに該当し得るデータを
含む入力データは、第2検査手段で詳細に検査されて対
象データであるか否かが検出された後にその印刷が許可
される。
それゆえに所定検査の対象データに該当し得ない通常
の画像までをも、たとえば偽造行為とは無関係な画像ま
でをも第2検査手段による詳細検査を施して所定検査の
対象データと誤認識する確率を低下させると同時に、全
体として印刷出力速度を向上させることができる。
ここで上述の印刷制御方法において、第2検査手段に
よる検査は、パターン認識などの技術を使用して行なわ
れる。印刷許可手段では、第1検査手段または第2検査
手段により印刷が許可されない場合には、正常な印刷出
力結果が得られることを禁止させる。正常な印刷出力結
果が得られることを禁止させる態様としては種々のもの
が考えられる。たとえば、印刷出力が全く行なわれない
ようにする場合、印刷出力は行なわれるものの、色彩や
サイズを変更してしまう場合、印刷出力は行なわれるも
のの、その図形を何らかの色彩で塗り潰してしまう場
合、印刷出力は行なわれるものの、何らかの記号や図形
を重ねてしまう場合などが挙げられるであろう。
本願の請求の範囲第11項に係る発明は、上述した印刷
制御装置において、所定検査の対象データに該当し得る
データとは、カラー多値ビットマップイメージのデータ
であることを特徴とする。
上述の印刷制御装置において所定検査の対象データと
は、偽造防止対象の画像データである。偽造防止対象画
像としてたとえば紙幣や有価証券などの画像が挙げられ
て、これら画像をたとえばカラースキャナなどで読込む
ことによってカラー多値ビットマップイメージのデータ
が得られる。
本願の請求の範囲第12項に係る発明は、上述した印刷
制御装置において、第1検査手段は、入力データに関連
して受理されたコマンドの種別に基づいて、入力データ
に所定検査の対象データに該当し得るカラー多値ビット
マップイメージのデータが含まれているか否かを検査す
ることを特徴とする。
したがって、入力データについて印刷を許可するか否
かを判定するための検査は、入力データに関連して受理
されたコマンドの種別に基づいてなされるから、外部か
ら何ら特別な制御信号を与えずとも画像データに合わせ
て適切に印刷制御できる。
本願の請求の範囲第13項に係る発明は、上述した印刷
制御装置がプリンタとプリンタを制御するコンピュータ
を含むプリントシステムに適用されて、第1検査手段と
第2検査手段がコンピュータにおいて設けられることを
特徴とする。
したがって、上述のプリンタの印刷制御装置の第1と
第2検査手段はプリンタとは別体に設けられたコンピュ
ータに搭載されても良い。それゆえに、たとえば、カラ
ースキャナ、パソコン(コンピュータ)およびカラープ
リンタの組合せによって紙幣や有価証券などを偽造する
不正行為に対しては、コンピュータに設けられた第1検
査ステップおよび第2検査ステップの検査結果に基づい
て、プリンタによる印刷が許可または禁止されるよう制
御される。
本願の請求の範囲第14項に係る発明は、上述した印刷
制御装置が、プリンタとこのプリンタを制御するコンピ
ュータを含むプリントシステムに適用されて、第1検査
手段はコンピュータにおいて設けられ、第2検査手段は
プリンタにおいて設けられることを特徴とする。
したがって、コンピュータが受理した入力データに所
定検査の対象データに該当し得るデータ含まれていると
第1検査手段により検出されたことに基づいてプリンタ
における第2検査手段による検査が行なわれる。すなわ
ちプリンタ内の第2検査手段は所定検査の対象データに
該当し得るデータを含む入力データが受理された場合に
のみ作動するから、プリンタにおける無駄な画像処理時
間が省略されて、プリント出力速度を全体として向上さ
せることができる。
本願の請求の範囲第15項に係る印刷制御装置はプリン
タに適用されて、第1検査手段および第2検査手段はプ
リンタにおいて設けられることを特徴とする。
したがって、プリンタにおいて、受理した入力データ
に所定検査の対象データに該当し得るデータが含まれて
いるか否かの検査と、所定検査の対象データに該当し得
るデータの詳細検査とを行なうことができる。
本願の請求の範囲第16項に係る印刷制御装置は、上述
した印刷制御装置におけるコマンドの種別が、ビットマ
ップイメージを印刷データに変換するための変換命令を
示すことを特徴とする。
したがって、入力データについて印刷を許可するか否
かを判定するための検査は、画像データにイメージ展開
される以前に参照される変換命令に基づいてなされるか
ら、外部から何ら特別な制御信号を与えずとも画像デー
タに合わせて適切に印刷制御できる。
図面の簡単な説明 第1図は、この発明の第1実施形態によるプリントシ
ステムの構成を示すブロック図である。
第2図は、第1図の画像認識処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
第3図は、第1図のコンピュータの処理内容を示すフ
ローチャートである。
第4図は、この発明の第2実施形態によるプリントシ
ステムの構成を示すブロック図である。
第5図は、第4図のプリンタの処理内容を示すフロー
チャートである。
第6図は、この発明の第3実施形態によるプリンタ
(画像形成装置)の概略構成図である。
第7図は、第6図の装置における偽造画像の対象とな
り得る画像データの特定と認識処理との概略フローチャ
ートである。
第8図は、第6図の装置における偽造画像の対象とな
り得る画像データの特定と認識処理との詳細フローチャ
ートである。
第9図は、従来のカラープリンタにおける外部からの
画像データを入力してプリント出力するためのブロック
図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、この発明を図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態) 第1図はこの発明の第1実施形態によるプリントシス
テムの構成を示すブロック図である。第1図のプリント
システムは、プリンタドライバ101およびアプリケーシ
ョン102の組込まれたパソコンなどのコンピュータ1
と、入力画像データを偽造防止対象の画像データである
か否かを認識する画像認識処理装置201、画像データを
プリント出力するためのプリント出力装置202、および
画像認識処理装置201の認識結果に応じてプリント出力
装置202を制御する制御装置203を内蔵するプリンタ2と
を備えている。プリンタ2はページ単位でカラー画像を
プリント出力する。プリント出力装置202は、電子的な
画像データをプリント用紙上にいわゆるハードコピーと
してプリントする装置である。
コンピュータ1のプリンタドライバ101には、アプリ
ケーション102から受取ったプリント出力する画像デー
タに関するコマンドC1に基づいてプリント出力可能な画
像データD1に展開してからプリンタ2へと送出する機能
が予め組込まれている。プリンタドライバ101として
は、たとえばドットインパクト式プリンタ用、あるいは
インクジェット式プリンタ用のプリンタドライバが挙げ
られる。アプリケーション102としては、各種の画像ソ
ースを生成するアプリケーションソフト、たとえばワー
プロソフト、図形作成ソフト、スキャナソフトなどが挙
げられる。
プリンタ2の制御装置203には、プリントを出力する
ためにコンピュータ1から与えられる画像データD1に対
して偽造防止用の画像認識処理装置201を作動させる機
能が組込まれている。画像認識処理装置201は、制御装
置203から与えられるプリント出力されるべき画像デー
タD1が偽造防止対象画像に相当するか否かをたとえばパ
ターン認識などの手法を用いて判定するとともに、偽造
防止対象画像であると判定された場合には、その旨の出
力を生成して、プリント出力装置202から画像データD1
に関して正常なプリント出力結果が得られることを禁止
させるよう動作する。
画像データD1に関して、正常なプリント出力結果が得
られることを禁止させる態様としては種々のものが考え
られる。たとえば、プリント出力が全く行なわれないよ
うにする場合、プリント出力は行なわれるものの、色彩
やサイズを変更してしまう場合、プリント出力は行なわ
れるものの、その図形を何らかの色彩で塗りつぶしてし
まう場合、プリント出力は行なわれるものの、何らかの
記号や図形を重ねてしまう場合などが挙げられる。
第2図は、第1図の画像認識処理装置201の構成を示
すブロック図である。第2図の画像認識処理装置201
は、入力される画像データD1に対して正規化のための縮
尺対応処理を行なう縮尺対応処理部2011と、縮尺対応処
理された画像データに対して特徴量を浮き立たせるため
の色変換および2値化処理を行なう色変換・2値化処理
部2012と、色変換・2値化処理された画像データから特
徴量を抽出するための特徴量抽出部2013と、偽造防止対
象画像(たとえば、紙幣や有価証券などの画像)に特有
な各種の特徴量を予め記憶させた辞書2014と、特徴量抽
出部2013で抽出された特徴量を辞書2014に記憶された各
種の特徴量と照合して入力画像データが偽造防止対象画
像に相当するか否かを認識し、認識結果を出力するマッ
チング部2015とから構成される。
なお、本実施例では、マッチング部2015による認識結
果としての入力画像データは偽造防止対象画像に相当す
る旨の出力は、そのままプリント出力装置202の出力停
止信号S2として制御装置203へ出力されるので、制御装
置203は出力停止信号S2の入力に応答してプリント出力
装置202の動作を強制的に停止させ、プリント出力が全
く行なわれないようにする。
次に、第1図のプリントシステムの要部を説明する。
コンピュータ901のプリンタドライバ101は入力したコマ
ンドC1に基づいて制御信号S1を出力するための機能を予
め有する。その機能は、アプリケーション102から入力
したコマンドC1の示す入力画像データの種別が、偽造防
止対象画像の属する画像データの種別である場合には、
プリンタ902に対して偽造防止用の画像認識処理装置201
の作動を指定する制御信号S1を出力するが、偽造防止対
象画像の属するコマンド種別でない場合には、プリンタ
902に対して制御信号S1を出力しない機能である。
ここで、コマンドC1の示す画像データの種別としては
次の(1)〜(3)のものが挙げられる。
(1) フォントで構成される文字テキスト (2) 直線、矩形、曲線、円などの描画コマンド (3) ビットマップイメージ 2値ビットマップイメージ 多値(グレー)ビットマップイメージ (a) モノクログレービットマップイメージ (b) カラーグレービットマップイメージ 上述した各種の画像データのうちで、カラーグレービ
ットマップイメージに対応のコマンドC1以外のコマンド
C1で構成される画像データを用いては、紙幣や有価証券
などの偽造は事実上不可能と考えられる。そこで、コン
ピュータ901のプリンタドライバ101では画像データD1作
成時のページについて、カラーグレービットマップイメ
ージを示すコマンドC1を含むか否かを監視し、その結
果、含む場合には、当該画像データD1は偽造防止対象画
像に相当する可能性ありと判定して、プリンタ902に対
して制御信号S1を出力して画像認識処理装置201が作動
するように制御する。一方、含まない場合には、当該画
像データD1は偽造防止対象画像に相当しないと判定し
て、プリンタ902に対して制御信号S1を出力しないこと
により、画像認識処理装置201が作動しないように制御
する。
プリンタ902には、コンピュータ901から制御信号S1を
入力した場合に限り、画像認識処理装置201を作動させ
る機能が組込まれている。前述したように、画像認識処
理装置201が作動した場合、入力画像データD1が偽造防
止対象画像に相当すると認識されると、画像認識処理装
置201からは出力停止信号S2が制御装置203に出力される
ので、制御装置203は出力停止信号S2の入力に応答して
プリント出力装置202の動作を強制的に停止し、偽造防
止対象画像がプリント出力されることを禁止する。
第3図は、第1図のコンピュータ901の処理内容を示
すフローチャートである。第1図のプリントシステムの
動作を第3図のフローチャートを参照しながら時系列的
に説明する。
コンピュータ901において処理が開始されると、プリ
ンタドライバ101は制御信号S1の内容を適切な値に初期
設定して、プリンタ902に出力し、画像認識処理装置201
の動作を停止させて初期状態とする(ステップ401)。
次いで、プリンタドライバ101はアプリケーション102
からプリントソースに相当するコマンドC1を入力して
(ステップ402)、入力したコマンドC1を画像データD1
に展開する(ステップ403)。
次いで、プリンタドライバ101はアプリケーション102
から入力したコマンドC1の示す画像データの種別が偽造
防止対象画像データの種別(本実施例ではカラーグレー
ビットマップイメージ)であるか否かが判定される(ス
テップ404)。ここで、アプリケーション102から入力し
たコマンドC1の示す画像データの種別がカラーグレービ
ットマップイメージであると判定されると(ステップ40
4でYES)、制御信号S1の内容に適切な値が設定されるの
で、プリンタ902の画像認識処理装置201は作動状態とさ
れる。アプリケーション102から入力したコマンドC1の
示す画像データの種別がカラーグレービットマップイメ
ージでないと判定されると(ステップ404でNO)、ステ
ップ405の処理はスキップされて、制御信号S1の内容は
変更されないので、プリンタ902の画像認識処理装置201
は停止状態に維持される。
以上のステップ402〜405の処理が繰返される間に、1
ページ分の画像データD1が図示されないメモリに蓄えら
れると(ステップ406でYES)、蓄えられた1ページ分の
画像データD1はプリンタ902へと出力される(ステップ4
07)。コンピュータ901側では異常の動作が繰返し実行
される。
プリンタ902側では、コンピュータ901からカラーのグ
レービットマップイメージを含む画像データD1が入力さ
れた場合に限って、画像認識処理装置201が作動するの
で、たとえば、カラースキャナ、コンピュータおよびプ
リンタを組合せて紙幣や有価証券などを偽造する行為に
対しては、この行為を有効に防止できる。また、ワープ
ロソフトや描画ソフトなどを使用してコンピュータで生
成された画像データD1をプリンタにてプリント出力する
場合に、画像データD1中にたまたま偽造防止対象画像の
各種の特徴量と同一もしくは近似する特徴量が存在すれ
ば、コンピュータ901からプリンタ902に制御信号S1が出
力されないので、プリンタ902内の画像認識処理装置201
は実質的に無効化されて画像認識処理装置201の誤認識
に起因する異常プリント動作は回避される。
さらに、本実施形態によれば、アプリケーション102
が出力するコマンドC1の示す画像データの種別が偽造防
止対象画像データが属する種別に相当しない限り、コン
ピュータ901からは制御信号S1が出力されないため、画
像認識処理装置201は偽造防止対象画像データが属する
画像データ種別を示すコマンドC1に対応する画像データ
D1以外のデータに対しては作動しなくなる。その結果、
無駄な画像認識処理時間が省略されて、画像生成の由来
にかかわらずすべての画像データD1に対して画像認識処
理を行なうようにした従来システムに比べて、プリント
出力速度を含めたシステム全体の処理速度を向上させる
ことができる。
(第2実施形態) 第4図は、この発明の第2実施形態によるプリントシ
ステムの構成を示すブロック図である。
なお、第4図において、第1図と同一部分について
は、同一符号を付すことにより詳細説明は省略される。
第4図のプリントシステムは、アプリケーション102
およびプリンタドライバ103を有するパソコンなどのコ
ンピュータ901と、偽造防止用の画像認識処理装置201、
プリント出力装置202および画像認識処理装置201の認識
結果に応じてプリント出力装置202を制御する制御装置2
03aを有するプリンタ902とを備える。第1図の構成と第
4のそれとを比較し異なる点は、第1図のプリンタドラ
イバ101がプリンタドライバ103に、かつ画像認識処理装
置201が画像認識処理装置201aに、および制御装置203が
制御装置203aにそれぞれ代替された点にある。第4図の
その他の構成は第1図のそれと同じである。
コンピュータ901のプリンタドライバ103は、アプリケ
ーション102から入力したコマンドC1に基づいて画像デ
ータを展開することなく、該コマンドC1をそのままプリ
ンタ902へ出力する機能を有する。プリンタドライバ103
としては、たとえばレーザ式プリンタ用のプリンタドラ
イバが挙げられる。
プリンタ902の制御装置203aは、コンピュータ901から
入力したコマンドC1に基づいて画像イメージを展開して
得られた画像データD1に対して偽造防止用の画像認識処
理装置201aを作動させる機能を有する。偽造防止用の画
像認識処理装置201aは、第1図で説明されたように、プ
リント出力されるべき画像データD1が偽造防止対象画像
に相当することを、たとえばパターン認識などの手法を
用いて判定し、その結果、画像データD1が偽造防止対象
画像に相当すると判定された場合には、その旨の出力を
生成し、プリント出力装置202から正常なプリント出力
結果が得られることを禁止させる。画像認識処理装置20
1aの構成は前述した第2図に示される。
次に、第4図のプリントシステムの要部を説明する。
プリンタ902の制御装置203aは、コンピュータ901から入
力したコマンドC1の示す画像データの種別が、偽造防止
対象画像データが属する種別に相当する場合には、偽造
防止用の画像認識処理装置201aを作動させ、入力コマン
ドC1の示す画像データの種別が、偽造防止対象画像デー
タの属する種別に相当しない場合には、偽造防止用の画
像認識処理装置201aを作動させないように制御する機能
を有する。
ここで、コマンドC1の示す画像データの種別として
は、前述した(1)〜(3)の3種類のものがある。ま
た、前述したように各種の画像データのうちで、カラー
グレービットマップイメージ以外の画像データを用いて
は、紙幣や有価証券などの偽造は事実上不可能である。
制御装置203aは画像データD1作成中の各ページについ
て、カラーグレービットマップイメージを示すコマンド
C1を含むか否かを監視する。その結果、含む場合には当
該画像データD1は偽造防止対象画像に相当する可能性あ
りと判定されて、制御信号S1を用いて画像認識処理装置
201aが作動するように制御し、含まない場合には、当該
画像データD1は偽造防止対象画像に相当しないと判定し
て、制御信号S1を用いて画像認識処理装置201aが作動し
ないように制御する。
画像認識処理装置201aが作動した結果、入力画像デー
タD1は偽造防止対象画像に相当すると認識されると、画
像認識処理装置201aからは出力停止信号S2が制御装置20
3aに出力される。制御装置203aは出力停止信号S2の入力
に応答してプリント出力装置202の動作を停止させて、
偽造防止対象画像がプリント出力されるのを禁止する。
第5図は、第4図のプリンタ902の処理内容を示すフ
ローチャートである。第4図のプリントシステムの動作
を第5図のフローチャートを参照しながら時系列的に説
明する。
プリンタ902において処理が開始されると、制御装置2
03aは制御信号S1の内容を適切な値に初期設定して画像
認識処理装置201aに出力することにより、画像認識処理
装置201aの動作を停止(不作動)状態に初期設定する
(ステップ501)。
次いで、制御装置203aはコンピュータ901からプリン
トソースに相当するコマンドC1を入力して入力コマンド
C1に基づいて画像データD1に展開する(ステップ502お
よび503)。
次いで、制御装置203aは、コンピュータ901から受取
ったコマンドC1の示す画像データD1の種別が偽造防止対
象画像データの属する種別(ここでは、カラーグレービ
ットマップイメージ)であるか否かを判定する。ここ
で、コマンドC1の示す画像データD1の種別がカラーグレ
ービットマップイメージであると判定されると(ステッ
プ504でYES)、制御信号S3が出力されて画像認識処理装
置201aは作動状態とされ、コマンドC1の示す画像データ
D1の種別がカラーグレービットマップイメージでないと
判定されると(ステップ504でNO)、ステップ505の処理
はスキップされて、画像認識処理装置201aは停止状態に
維持される。
上述したステップ502〜505の処理が繰返されることに
より、1ページ分の画像データD1がプリンタ902内の図
示されないメモリに蓄えられると、プリント出力開始と
判定されて(ステップ506でYES)、蓄えられた画像デー
タD1はプリント出力装置202へと出力されてプリント出
力される(ステップ507)。以後、以上の動作が繰返し
実行される。
上述したように、プリンタ902の側では、コンピュー
タ901からカラーのグレービットマップイメージを含む
画像データに相当するコマンドC1が入力された場合に限
って、制御信号S3を用いて画像認識処理装置201aが作動
することとなる。そのため、たとえばカラースキャナ、
パソコンおよびカラープリンタなどの組合せにより紙幣
や有価証券などの偽造をする行為に対しては、第4図の
システムを適用すればプリンタ902側におけるコマンドC
1の示す画像データD1の種別判別結果に応じて画像認識
処理装置201aが正常に作動するので、この偽造行為を有
効に防止できる。また、ワープロソフトや描画ソフトな
どを使用してパソコンで生成された画像データをプリン
タ902にてプリント出力されるに際して、プリント出力
される画像データD1中にたまたま偽造防止対象画像の特
徴量と同一、もしくは近似する特徴量が存在するような
場合には、プリンタ902側におけるコマンドC1の示す画
像データD1の種別判別結果により、画像認識処理装置20
1aは実質的に無効化されてしまうので、画像認識処理装
置201aの誤認識に起因する異常プリント処理は回避され
る。
さらに、第4図のシステムによれば、プリンタ902に
おいてコンピュータ901から入力したコマンドC1の示す
画像データD1の種別が偽造防止対象画像データの属する
種別でない限り画像認識処理装置201は作動しない。そ
の結果、プリンタ902の画像認識処理装置201aは偽造防
止対象画像データの属する種別を示すコマンドC1に対応
の画像データD1以外では作動しなくなり、該システムの
プリント出力時に無駄な画像認識処理時間が省略され
る。そのため、画像生成の由来にかかわらずコマンドC1
の示すすべての種別に対応の画像データD1に対して画像
認識処理装置を作動させるような従来システムに比べ
て、プリント出力速度を含む全体の処理速度を向上させ
ることができる。
上述した第1図および第4図のシステムによれば、偽
造行為とは無関係な通常の画像までをも偽造防止対象画
像と誤認識する確率を低下させると同時に、システム全
体としてプリント出力速度の向上を図ることができる。
(第3実施形態) 次に、この発明の第3の実施の形態による偽造防止用
画像認識処理について説明する。この画像認識処理は、
一般的なプリンタなどに搭載される画像形成装置または
画像処理装置に適用されて、偽造画像が含まれ得るカラ
ービットマップ画像のデータについて画像形成装置また
は画像処理装置の内部バスを介して転送される際または
フレームメモリに展開される際に、偽造防止用の画像認
識処理をするものである。
第6図は、この発明の第3の実施の形態によるプリン
タ(画像形成装置)の概略構成図である。
第7図は、第6図の装置における偽造画像の対象とな
り得る画像データの特定の認識処理との概略フローチャ
ートである。
第8図は、第6図の装置における偽造画像の対象とな
る得る画像データの特定の認識処理との詳細フローチャ
ートである。
第6図では、主に画像データの処理に関する部分が中
心にして簡略化して示される。第6図のプリンタはCPU
1、偽造画像防止用の画像認識処理を行なう画像認識部
2と、フレームメモリ3、I/F(インタフェースの略)
4および5、プリント出力のために画像データについて
色変換処理および階調処理を施す色変換・階調処理部
6、処理部6で処理された画像データをプリント出力す
るためのプリンタエンジン7および各部を接続するため
の内部バス8を含む。
第6図において一般的に画像形成の手順としては、次
のような処理〜が行なわれる。なお、処理〜は
第6図中のデータ転送〜において行なわれる。ま
ず、外部のコンピュータなどから画像データがプリンタ
言語(もしくは、プロトコル)の形でI/F4を介して入力
されるとCPU1がこれを内部バス8を介して受信し(処理
)、フレームメモリ3に展開する(処理)。このと
き、1ページ分(もしくは、所定の印刷単位分)のデー
タ展開が終了すると、CPU1はフレームメモリ3から1ペ
ージ分のデータを出力順に読出す(処理)。読出され
たデータはI/F5を介して色変換・階調処理部6で処理さ
れた後にプリンタエンジン7でプリント出力可能な画像
に形成される(処理)。
なお、プリンタによっては、印刷ごとに処理とを
繰返して、1ページ(もしくは、所定印刷単位)分の画
像のプリント出力が行なわれる。
プリンタの機種に応じて処理手順は上述とは異なりフ
レームメモリ3内のデータは圧縮処理されていて圧縮・
解凍に伴うデータ転送があったり、またはCPU1を経由し
ないでフレームメモリ3に直接データ転送されるなどの
場合があるが、基本的には上述した手順で処理される。
ここで、第6図の各部間での画像データの転送は、第
6図中のデータ転送〜の4回あることになる。この
4回のいずれかの転送におけるデータを利用して画像を
認識すれば、画像認識装置のための画像データを改めて
転送する必要がなく、従来のプリンタの性能を落とさず
に偽造画像などの不正画像の出力を阻止する機能を実装
することができる。なお、第6図中のデータ転送と
におけるデータは図9で述べたように画像認識に適さな
い。
そこで本実施の形態では、偽造画像防止用の画像認識
部2はデータ転送またはにおけるデータを利用して
認識処理する。データ転送およびにおけるデータの
特徴は、印刷範囲のデータがいわゆるラスタイメージの
形に展開される前のデータであり、プリンタ言語などの
特定のプロトコルからなるコマンドデータである。CPU1
はコマンドデータ中のプロトコルを解析して、フレーム
メモリ3においてラスタイメージに展開し、展開された
イメージをすべて重ね合わせて、実際に形成される画像
データを完成させる。
ここで転送されるコマンドデータには文字データ、直
線・円などの図形データ、ビットマップ画像データおよ
び用紙設定やフォントの選択などの制御情報が含まれ
る。これらデータのうち、画像認識部2が認識しなけれ
ばならないのは、ビットマップ画像データ中のカラー多
値画像データに限られる。なぜならば、不正な複写を禁
止するというカラー複写機の偽造防止の基準から言え
ば、他のデータをいくら合成しても出力を禁止すべき画
像(偽造画像)とはなり得ないからである。言い換えれ
ば、すべてのカラー多値画像データについて認識処理す
れば、形成される画像全体について認識処理を行なわな
くても、禁止画像の形成阻止という偽造防止用画像認識
部2の目的は十分に達成される。
そこで、本実施の形態では第6図中のデータ転送ま
たはにおけるコマンドデータの中で、カラー多値画像
データの展開が行なわれるときにのみ、転送される特有
データを監視しながら画像データを読込む。ここで監視
されるべきカラー多値画像データの展開時に転送される
特有データとは、コマンドデータ中のカラー多値画像の
イメージデータを解析するのに必要なデータである。た
とえば、座標データまたは画像サイズデータなどであ
る。この座標データはCPU1による画像データ圧縮時に使
用されるフレームメモリ3の作業領域での座標(メモリ
アドレス)を示す。
第6図のデータ転送およびのいずれにおいても、
カラー多値画像データの展開が行なわれる際には、圧縮
されていないビットマップデータまたは圧縮などプロト
コルに合わせて処理されたデータが転送される。したが
って、第7図のフローチャートに従えば、認識処理に必
要な画像データの確保と偽造画像出力防止のための認識
が可能となる。
第7図において、まず、CPU1または画像認識部2は、
内部バス8を介して入力するコマンドデータが示す処理
内容を解析する、すなわち該コマンドデータ中にカラー
多値画像データに特有のデータが含まれるか否かに基づ
いて、処理内容はカラー多値画像の展開処理か否かを判
定する(ステップ601と602)。
カラー多値画像データの展開処理と判定されると(ス
テップ602でYES)、画像認識部2は解析結果から画像サ
イズなどの特有データを得て(ステップ603)、特有デ
ータに基づいて内部バス8を介して転送されるデータを
監視しながら、その転送データ中からカラー多値画像デ
ータを読込む(ステップ604)。
そして、読込んだカラー多値画像データについて特徴
量を抽出し、抽出された特徴量と偽造防止対象の画像デ
ータの特徴量とをパターンマッチングなどして認識処理
するので、その後認識結果に基づいた処理が行なわれる
(ステップ605)。
ここで、認識結果に従う処理とは、入力画像データが
偽造防止対象画像データと認識された場合には、入力画
像データの正常な出力が阻止されるような処理が行なわ
れ、そうでない場合は正常な出力阻止の処理が行なわれ
ない。
次に、第6図において画像形成装置の内部バス8に接
続された画像認識部2がCPU1からカラー多値画像データ
の座標データ(開始・終了位置の座標情報)を得て、フ
レームメモリ3における画像圧縮処理のために内部バス
8を介してCPU1からフレームメモリ3に転送される画像
データを用いて認識処理を行なう場合について説明す
る。
このように認識する場合の利点は、次のようなもので
ある。すなわち、通常、CPU1がコマンドデータ中のプロ
トコルの解析を行なっているから、画像認識部2はCPU1
から解析結果を入力することでプロトコル解析機能を持
つ必要はないこと、画像圧縮の処理のためのフレームメ
モリ3へのデータ転送順序は、直接CPU1がコマンドデー
タを処理する順序に一致するから、画像認識部2はプロ
トコルに左右されず認識処理しやすいこと、および認識
結果に基づくプリント出力阻止までの時間的余裕が確保
されるとともに、誤認識も防止されることなどである。
第6図において画像認識部2は、内部バス8に接続さ
れ、CPU1から内部バス8を介してフレームメモリ3に転
送される画像データに関する情報をCPU1から得るととも
に、CPU1とフレームメモリ3間のデータ転送を監視す
る。また、認識結果の各部への通知も内部バス8を利用
して行なわれる。これら一連の動作は第8図のフローチ
ャートに従って行なわれる。
第8図を参照して、CPU1はI/F4および内部バス8を介
して外部からコマンドデータを受信すると(ステップ70
1)、コマンドデータ中のプロトコル解析して該データ
中にカラー多値画像データに関するコマンドコード(座
標データおよび画像サイズデータなどを示す特有デー
タ)が含まれるか否かを判定する(ステップ702)。次
に、CPU1は受信コマンドデータにカラー多値画像データ
に関するコマンドコードが含まれていれば、カラー多値
画像データの展開処理が行なわれると判定し(ステップ
702でYES)、受信コマンドデータを解析して得られたカ
ラー多値画像データのフレームメモリ3における展開時
の作業領域を示す座標データ(開始点および終了点)お
よび画像サイズデータなどを画像認識部2に送信する
(ステップ703)。
画像認識部2はCPU1から送信された座標データなどを
受信すると(ステップ704)、内部バス8に転送される
データを監視する(ステップ705)。つまり、内部バス
8は画像認識部2が目的とするカラー多値画像データ以
外のデータの転送にも利用され得るから、画像認識部2
は内部バス8上のデータについて送信元および受信先な
どを確認し、必要とするデータのみを受信して認識処理
する必要がある。
この確認においては、内部バス8上のデータのうちそ
の送信元情報がCPU1であること、すなわち内部バス8が
CPU1により使用されていて、かつ書込動作が行なわれて
いることを示すとともに受信先情報はステップ704でCPU
1から受信したフレームメモリ3の座標データに対応す
るものが、CPU1から通知されたカラー多値画像データに
該当すると判定される(ステップ706と707)。
内部バス8を介した受信データがCPU1から通知された
カラー多値画像データに該当すると判定されると(ステ
ップ707でYES)、画像認識部2は前述のように受信した
カラー多値画像データに関する特徴量を抽出して、抽出
された特徴量と予め準備された偽造防止対象画像のそれ
とをパターンマッチングして認識処理する(ステップ70
8)。
認識処理の結果、受信したカラー多値画像データによ
る画像は偽造防止対象画像である可能性が高く正常なプ
リント出力が禁止されるべきと判定されると(ステップ
709でYES)、画像認識部2はCPU1に対して偽造防止対象
画像のプリント出力を阻止するための禁止信号を送信す
る(ステップ710)。
CPU1は画像認識部2からの禁止信号を受信すると、I/
F5を介して色変換・階調処理部6またはプリンタエンジ
ン7に対して出力画像について特定の色のトナーで塗り
つぶすような指示信号、色の定着温度などを下げて色の
定着が不十分となるような指示信号および何もプリント
出力しないような指示信号を出力したり、該プリンタ装
置自体を破壊させるような動作をしたり、プリント出力
紙を回収したり穴をあけたりするよう動作する。この結
果、偽造防止対象画像である入力画像データの正常なプ
リント出力が阻止される。
一方、画像認識部2は認識結果に基づいて受信画像デ
ータによる画像はプリント出力が禁止されるような画像
(偽造画像)である可能性は高くなく正常なプリント出
力を許可してもよいと判定すれば(ステップ709でN
O)、CPU1を介して色変換・階調処理部6およびプリン
タエンジン7に画像データの正常なプリント出力が指示
される。
その後、画像認識部2は認識処理した画像データにつ
いてすべてのデータを受信終了したか否かをCPU1から受
信した座標データのアドレスと受信画像データが示す受
信先の情報(フレームメモリ3上のアドレス)を比較し
て判定する(ステップ711)。両アドレスが一致すれ
ば、認識処理すべき画像データについてすべてのデータ
が認識処理されたので、処理はステップ704に戻る。
一方、両アドレスが一致しなければ、認識処理すべき
画像データについてすべてのデータが認識処理終了して
いないので、処理はステップ706に戻る。
なお、ステップ711の判定は転送されたデータ量に基
づいて行なわれてもよい。
以上のように、画像認識部2は内部バス8上の転送デ
ータを監視することで偽造防止画像認識に必要とされる
画像データのみを効率的に取り入れることができるとと
もに一般的な画像形成装置への偽造防止機能の実装が容
易になる。また第6図に示された装置によれば、画像デ
ータのうち必要な部分データのみ認識処理することが可
能となって、画像処理回路の規模縮小、認識速度の向
上、誤認識率の低減および低コスト化が図られる。ま
た、色変換処理の前のデータが利用されているので、デ
ータ量のより少ないRGBカラーデータを容易に認識処理
のために得ることができて、画像処理回路の規模縮小、
認識速度の向上および低コスト化が可能となる。
また、内部バス8上の転送データが監視される態様と
することで、プリンタの印刷速度などの機能水準が損な
われることなく、第6図に示される機能をプリンタに実
装することが可能となる。また、プリンタエンジン7に
データが入力される前に認識処理が行なわれるから、不
正画像(偽造画像)のプリント出力を阻止するための時
間的な余裕を十分に確保できる。
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Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受理した入力データに所定検査の対象デー
    タに該当し得るデータが含まれているか否かを検査する
    第1検査ステップと、 前記第1検査ステップにより前記所定検査の対象データ
    に該当し得るデータが含まれていることを検出すること
    に基づいて、前記所定検査の対象データに該当し得るデ
    ータを詳細に検査して前記対象データであるか否かを検
    査する第2検査ステップと、 前記第1検査ステップで前記所定検査の対象データに該
    当し得るデータが含まれていないことを検出すること、
    または前記第2検査ステップで前記対象データでないこ
    とを検出することに基づいて前記入力データの印刷を許
    可する印刷許可ステップとを備え、 前記第1検査ステップは前記受理した入力データの構成
    要素の種類に基づいて、前記所定検査の対象データに該
    当し得るデータが含まれているか否かを検査することを
    特徴とする、印刷制御方法。
  2. 【請求項2】前記所定検査の対象データに該当し得るデ
    ータとは、カラー多値ビットマップイメージのデータで
    あることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の印刷制
    御方法。
  3. 【請求項3】前記第1検査ステップは、 前記入力データに関連して受理したコマンドの種別に基
    づいて、前記入力データに所定検査の対象データに該当
    し得る前記カラー多値ビットマップイメージのデータが
    含まれているか否かを検査することを特徴とする、請求
    の範囲第2項記載の印刷制御方法。
  4. 【請求項4】前記印刷制御方法は、プリンタと前記プリ
    ンタを制御するコンピュータを含むプリントシステムに
    適用されて、 前記第1検査ステップと前記第2検査ステップは、前記
    コンピュータにおいて設けられることを特徴とする、請
    求の範囲第1項、第2項および第3項のいずれかに記載
    の印刷制御方法。
  5. 【請求項5】前記印刷制御方法は、プリンタと前記プリ
    ンタを制御するコンピュータを含むプリントシステムに
    適用されて、 前記第1検査ステップは前記コンピュータにおいて設け
    られ、前記第2検査ステップは前記プリンタにおいて設
    けられることを特徴とする、請求の範囲第1項、第2項
    および第3項のいずれかに記載の印刷制御方法。
  6. 【請求項6】前記印刷制御方法はプリンタに適用され
    て、 前記第1検査ステップおよび前記第2検査ステップは前
    記プリンタにおいて設けられることを特徴とする、請求
    の範囲第1項、第2項および第3項のいずれかに記載の
    印刷制御方法。
  7. 【請求項7】前記コマンドの種別は、ビットマップデー
    タを印刷データに変換するための変換命令を示すことを
    特徴とする、請求の範囲第3項記載の印刷制御方法。
  8. 【請求項8】プリンタと前記プリンタを制御するコンピ
    ュータを含むプリントシステムにおいて、前記コンピュ
    ータを、 受理した入力データに所定検査の対象データに該当し得
    るデータが含まれているか否かを検査する第1検査手段
    と、 前記第1検査手段により前記所定検査の対象データに該
    当し得るデータが含まれていることを検出することに基
    づいて、前記所定検査の対象データに該当し得るデータ
    を詳細に検査して前記対象データであるか否かを検査す
    る第2検査手段として作動させるためのプログラムが記
    録されたコンピュータで読取可能な記録媒体であり、 前記第1検査手段により前記所定検査の対象データに該
    当し得るデータが含まれていないと検出されたこと、ま
    たは前記第2検査手段により前記対象データでないと検
    出されたことに基づいて、前記プリンタにおける前記入
    力データの印刷が許可されて、前記第1検査手段は前記
    受理した入力データの構成要素の種類に基づいて前記所
    定検査の対象データに該当し得るデータが含まれている
    か否かを検査することを特徴とする、プログラムが記録
    されたコンピュータで読取可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】プリンタと前記プリンタを制御するコンピ
    ュータを含むプリントシステムにおいて、前記コンピュ
    ータを、受理した入力データに所定検査の対象データに
    該当し得るデータが含まれているか否かを検査する検査
    手段として機能させるためのプログラムが記録されたコ
    ンピュータで読取可能な記録媒体であって、 前記プリンタでは、 前記検査手段により前記所定検査の対象データに該当し
    得るデータが含まれていることを検出することに基づい
    て、前記所定検査の対象データに該当し得るデータを詳
    細に検査して前記対象データであるか否かが検査され
    て、前記プリンタにおける前記入力データの印刷の許可
    が判断されて、 前記検査手段は前記受理した入力データの構成要素の種
    類に基づいて、前記所定検査の対象データに該当し得る
    データが含まれているか否かを検査することを特徴とす
    る、プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な
    記録媒体。
  10. 【請求項10】受理した入力データに所定検査の対象デ
    ータに該当し得るデータが含まれているか否かを検査す
    る第1検査手段と、 前記第1検査手段により前記所定検査の対象データに該
    当し得るデータが含まれていることを検出することに基
    づいて、前記所定検査の対象データに該当し得るデータ
    を詳細に検査して前記対象データであるか否かを検査す
    る第2検査手段と、 前記第1検査手段で前記所定検査の対象データに該当し
    得るデータが含まれていないことを検出すること、また
    は前記第2検査手段で前記対象データでないことを検出
    することに基づいて前記入力データの印刷を許可する印
    刷許可手段とを備えて、 前記第1検査手段は前記受理した入力データの構成要素
    の種類に基づいて、前記所定検査の対象データに該当し
    得るデータが含まれているか否かを検査することを特徴
    とする、印刷制御装置。
  11. 【請求項11】前記所定検査の対象データに該当し得る
    データとは、カラー多値ビットマップイメージのデータ
    であることを特徴とする、請求の範囲第10項記載の印刷
    制御装置。
  12. 【請求項12】前記第1検査手段は、 前記入力データに関連して受理したコマンドの種別に基
    づいて前記入力データに所定検査の対象データに該当し
    得る前記カラー多値ビットマップイメージのデータが含
    まれているか否かを検査することを特徴とする、請求の
    範囲第11項記載の印刷制御装置。
  13. 【請求項13】前記印刷制御装置は、プリンタと前記プ
    リンタを制御するコンピュータを含むプリントシステム
    に適用されて、 前記第1検査手段と前記第2検査手段は、前記コンピュ
    ータにおいて設けられることを特徴とする、請求の範囲
    第10項、第11項および第12項のいずれかに記載の印刷制
    御装置。
  14. 【請求項14】前記印刷制御装置は、プリンタと前記プ
    リンタを制御するコンピュータを含むプリントシステム
    に適用されて、 前記第1検査手段は前記コンピュータにおいて設けら
    れ、前記第2検査手段は前記プリンタにおいて設けられ
    ることを特徴とする、請求の範囲第10項、第11項および
    第12項のいずれかに記載の印刷制御装置。
  15. 【請求項15】前記印刷制御装置はプリンタに適用され
    て、前記第1検査手段および前記第2検査手段は前記プ
    リンタにおいて設けられることを特徴とする、請求の範
    囲第10項、第11項および第12項のいずれかに記載の印刷
    制御装置。
  16. 【請求項16】前記コマンドの種別は、ビットマップイ
    メージを印刷データに変換するための変換命令を示すこ
    とを特徴とする、請求の範囲第12項記載の印刷制御装
    置。
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