JPH10198481A - データ入力装置及び誤入力防止方法並びに誤入力防止プログラムを記録した媒体 - Google Patents

データ入力装置及び誤入力防止方法並びに誤入力防止プログラムを記録した媒体

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JPH10198481A
JPH10198481A JP9000381A JP38197A JPH10198481A JP H10198481 A JPH10198481 A JP H10198481A JP 9000381 A JP9000381 A JP 9000381A JP 38197 A JP38197 A JP 38197A JP H10198481 A JPH10198481 A JP H10198481A
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JP
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key input
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dead time
time
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JP9000381A
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Akitoshi Saito
彰利 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際的なキー操作に着目したアルゴリズムに
より二重打ち防止機能を自動学習するようにしたデータ
入力装置及び誤入力防止方法を提供する。 【解決手段】 キーボード1のキー入力をコントロール
するコントローラ2は、二重打鍵防止機構23として、
現在キー入力と前回キー入力との時間間隔を計測するタ
イマ24と、現在キー入力についてタイマ24により計
測される前回キー入力との時間間隔が所定のデッドタイ
ム以下である場合にその現在キー入力の取り込みを無視
する誤入力判定手段26と、あるキー入力から所定時間
内にそのキー入力の削除を指示する削除キー入力があっ
たときはデッドタイムを大きくし、誤入力と判定された
キー入力と同じキー入力が所定時間内にあったときはデ
ッドタイムを小さくするというルールに従ってデッドタ
イムをダイナミックに更新するデッドタイム更新手段2
8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のデータ入
力キーを有するデータ入力装置及び誤入力防止方法並び
に誤入力防止プログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサ等、小型のデータ処理装置の普及がめざまし
い。これらの装置では、データ入力装置として複数のデ
ータ入力キーを配列したキーボードが用いられる。特に
小型のキーボードでは、操作に習熟した使用者を除い
て、しばしば目的とするキーと共に誤って隣接するキー
を押下することがある。キートップが小さいと、この様
な二重打鍵による誤入力はより多くなる。
【0003】この様なキーの二重打鍵を防止する手法と
して、キー入力の時間計測を行い、二つのキー入力の時
間間隔がある設定時間(タイムオーバ値)より短く、か
つそれらのキーが隣接していることを判定して、キー入
力を破棄する、という手法が提案されている(特開平6
−43985号公報参照)。この従来技術においてはま
た、タイムオーバ値を、習熟度合いに応じてダイナミッ
クに更新することにより、二重打鍵の防止機能と操作性
の両立を図ることも考慮されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、タイムオーバ値の更新処理は、操作者のキ
ー操作の速度のみに着目しており、高速で正常にキー入
力されるに従ってタイムオーバ値が次第に小さくなると
いうものであって、学習機能としてはまだ十分とはいえ
ない。特に上記従来技術では、正常入力であるにも拘ら
ず誤入力と判定される場合の学習機能は考えられていな
い。
【0005】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、実際的なキー操作に着目したアルゴリズムによ
り二重打鍵防止機能を自動学習するようにしたデータ入
力装及び誤入力防止方法並びに誤入力防止プログラムを
記録した媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のデー
タ入力キーを有する入力装置と、この入力装置によるキ
ー入力を検知してコード変換するコントローラとを有す
るデータ入力装置において、前記コントローラは、前記
入力装置による現在キー入力と前回キー入力との時間間
隔を計測するタイマ手段と、現在キー入力について前記
タイマ手段により計測される前回キー入力との時間間隔
が所定のデッドタイム以下である場合にその現在キー入
力の取り込みを無視する誤入力判定手段と、あるキー入
力から所定時間内にそのキー入力の削除を指示する削除
キー入力があったときは前記デッドタイムを大きくし、
誤入力と判定されたキー入力と同じキー入力が所定時間
内にあったときは前記デッドタイムを小さくするという
ルールに従って前記デッドタイムをダイナミックに更新
するデッドタイム更新手段とを有することを特徴として
いる。
【0007】この発明において好ましくは、前記誤入力
判定手段は、時間間隔が前記デッドタイム以下と判定さ
れた現在キー入力と前回キー入力に関して、両者のキー
が隣接している場合にのみその現在キー入力の取り込み
を無視するものとする。この発明はまた、前記タイマ手
段,誤入力判定手段及びデッドタイム更新手段による二
重打鍵防止機能をオフする制御入力手段を更に備えたこ
とを特徴としている。
【0008】この発明は更に、複数のデータ入力キーを
有する入力装置と、この入力装置によるキー入力をアナ
ログ値により検知してコード変換するコントローラとを
有するデータ処理装置において、前記コントローラは、
所定のデッドタイム経過毎にリセットされて時間計測を
行うタイマ手段と、このタイマ手段により計測される各
デッドタイム内で所定のしきい値でキー入力の有無を検
知すると共に、検知されたキーコードを検知レベルと共
に一時登録するキー入力判定手段と、前記タイマ手段に
より計測される各デッドタイム経過毎に一時登録されて
いるキーコードのうち最大の検知レベルのもののみ取り
込み他は無視する誤入力判定手段とを有することを特徴
としている。
【0009】この発明はまた、複数のデータ入力キーの
キー操作の誤入力を防止する誤入力防止方法であって、
現在キー入力と前回キー入力との時間間隔を計測するス
テップと、このステップで現在キー入力について計測さ
れる前回キー入力との時間間隔が所定のデッドタイム以
下である場合にその現在キー入力の取り込みを無視する
誤入力判定ステップと、あるキー入力から所定時間内に
そのキー入力の削除を指示する削除キー入力があったと
きは前記デッドタイムを大きくし、誤入力と判定された
キー入力と同じキー入力が所定時間内にあったときは前
記デッドタイムを小さくするというルールに従って前記
デッドタイムをダイナミックに更新するデッドタイム更
新ステップとを有することを特徴としている。
【0010】この発明は更に、複数のデータ入力キーの
キー操作の誤入力を防止するプログラムを記録した媒体
であって、現在キー入力と前回キー入力との時間間隔を
計測するステップと、このステップで現在キー入力につ
いて計測される前回キー入力との時間間隔が所定のデッ
ドタイム以下である場合にその現在キー入力の取り込み
を無視する誤入力判定ステップと、あるキー入力から所
定時間内にそのキー入力の削除を指示する削除キー入力
があったときは前記デッドタイムを大きくし、誤入力と
判定されたキー入力と同じキー入力が所定時間内にあっ
たときは前記デッドタイムを小さくするというルールに
従って前記デッドタイムをダイナミックに更新するデッ
ドタイム更新ステップとを有するプログラムが記録され
たことを特徴としている。
【0011】この発明によると、キー入力を行うデータ
処理装置に、キー入力の時間間隔が所定のデッドタイム
以下である場合には二重打鍵であると判定してそのキー
入力の取り込みを無視する二重打鍵防止機能を持たせる
ことができる。この発明において、二重打鍵による誤入
力判定の基準であるデッドタイムは、学習によりダイナ
ミックに更新されるが、その学習のアルゴリズムは、
(a)あるキー入力から所定時間内にそのキー入力の削
除を指示する削除キー入力があったときはデッドタイム
を大きくする、及び(b)誤入力と判定されたキー入力
と同じキー入力が所定時間内にあったときはデッドタイ
ムを小さくする、というものである。即ち、(a)は、
経験的に、習熟度の低い使用者が入力を訂正するバック
スペース等の削除キー操作を頻繁に行うことを考慮し
て、その様な削除キー操作の多少に応じてデッドタイム
を更新するものであり、(b)は、デッドタイムの設定
により習熟度の高い使用者による高速で正常なキー入力
が誤入力と判定される事態があることを考慮してデッド
タイムを更新するものである。この様な学習アルゴリズ
ムの採用により、この発明によれば、習熟度合いに応じ
た最適のデッドタイムがダイナミックに設定されること
になる。
【0012】この発明において、誤入力判定の手法とし
て、時間間隔がデッドタイム以下と判定された現在キー
入力と前回キー入力に関して、両者のキーが隣接してい
る場合にのみその現在キー入力の取り込みを無視するも
のとすることができ、これにより、一つの指による誤っ
た二重打鍵のみを確実に判定することができる。また、
二重打鍵防止機能をオフする制御入力手段を備えること
により、使用者のニーズに柔軟に対応できるデータ処理
装置が得られる。
【0013】また、キー入力を押鍵力や押鍵深さ等のア
ナログ値により検知する方式の場合には、デッドタイム
経過毎にリセットされて時間計測を行うタイマを用い、
このタイマにより計測される各デッドタイム内で所定の
しきい値でキー入力の有無を検知すると共に、検知され
たキーコードを検知レベルと共に一時登録し、各デッド
タイム経過毎に登録されているキーコードのうち最大の
検知レベルのもののみ受け付けて他は無視するという誤
入力判定を行うことにより、二重打鍵を効果的に防止す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例によ
るデータ処理装置のブロック構成を示す。データ処理装
置は例えば、パソコンあるいはワードプロセッサであ
り、文字,記号等を入力する複数のキーが配列されたキ
ーボード1と、このキーボード1によるキー入力を検知
してコード変換するコントローラ2と、このコントロー
ラ2でコード変換されたデータを処理する処理回路3と
を有する。
【0015】コントローラ2は、キー入力を検知するス
イッチセンサ21、及びその検知出力を取り込んでデー
タ変換を行うデコーダを含む入力バッファ22を有し、
またスイッチセンサ21の出力をモニターし、二重打鍵
を検知したときにはそのキー入力の取り込みを禁止する
ための二重打鍵防止機構23を有する。二重打鍵防止機
構23は、キーボード1によるキー入力の時間間隔を計
測するタイマ24と、二重打鍵による誤入力を判定する
ための基準時間であるデッドタイムTD を保持するデッ
ドタイム保持手段25と、タイマ24により計測される
時間間隔とデッドタイムTD とを比較して、前回キー入
力との時間間隔がデッドタイムTD 以下である場合にそ
の現在キー入力を誤入力と判定して入力バッファ22へ
の取り込みを無視するための誤入力判定手段26とを有
する。
【0016】誤入力判定手段26はこの実施例の場合、
キー配列データメモリ27を参照して、時間間隔がデッ
ドタイムTD 以下であるという条件の他、連続して入力
されたキーが互いに隣接するという条件を満たすことに
より、誤入力と判定するようにしている。また、デッド
タイム保持手段25が保持するデッドタイムTD は、更
新手段28により、一定のアルゴリズムで学習して更新
されるようになっている。なお、この二重打鍵防止機構
23の機能は、タイマ24を含んで(あるいはタイマ2
4は別にハードウェア構成として)CPUによりソフト
ウェアで実現される。また二重打鍵防止機構23は、外
部からの制御入力(例えば外部制御端子、あるいはキー
ボード1の特定のキー入力)により、全体として機能を
オンオフできるようになっている。
【0017】二重打鍵防止機構23の動作フローは、例
えば図2のようになる。即ち、キー入力の度に先ずタイ
マをリセットし(S1)、キー入力の有無を判定して
(S2)、キー入力があるとそのキーコードを現在キー
KCに、タイマ値をTにそれぞれ代入し(S3)、デッ
ドタイムTD の更新を行う(S4)。デッドタイム学習
のアルゴリズムは後述する。そして、タイマにより計測
される現在キーKCの前回キーKC0との時間間隔Tが
デッドタイムTD を越えているか否かを判定し(S
5)、YESであれば、現在キーの入力を受け付ける
(S8)。即ち、現在キーKCは入力バッファに取り込
まれて内部処理回路に送られ、また前回キーKC0に代
入され、直前に誤入力と判定されたキーKCE はクリア
されて、ステップS1に戻る。時間間隔Tがデッドタイ
ムTD を越えてない場合は(S5)、次に現在キーKC
と前回キーKC0が互いに近接するキーであるか否かを
判定し(S6)、近接キーでなれば正常入力として入力
キー受け付けを行い(S8)、近接キーであれば誤入力
として、現在キーKCを誤入力キーKCE として、ステ
ップS1に戻る。
【0018】以下、キー入力毎に同様の動作が繰り返さ
れて、連続する二つのキー入力について、時間間隔がデ
ッドタイムTD より短く、かつ互いに隣接するキーであ
る場合に二重打鍵と判定して取り込みが禁止されること
になる。
【0019】デッドタイム更新ステップS4のアルゴリ
ズムは例えば、図3のようになる。現在キーKCが削除
キーの一つであるバックスペース(BS)キーであるか
否かを判定する(S11)。BSキーであることが判定
されたら次に、前回キー入力との時間間隔Tが所定値T
L 以下であるか否かを判定する(S12)。これによ
り、現在キーがBSキーでありかつ、前回キー入力との
時間間隔が所定値TL 以下である場合には、操作者の打
鍵ミスがあったものとして、デッドタイムTD を、Δを
加えて大きくするという更新を行う(S13)。この結
果、キー操作ミスが重なる程に、デッドタイムTD は大
きくなるという、学習が行われる。
【0020】現在キーがBSキーでない場合(S1
1)、またBSキーであってもそれが前回キーから十分
時間が経っているいる場合には(S12)、操作者のキ
ー操作に誤りはなかったものとして、デッドタイムTD
を大きくする更新は行わず、次に現在キーKSが直前に
誤入力と判定されたキーKCE であるか否かを判定する
(S14)。YESであれば、続いて時間間隔が所定値
TL 以下であるか否かを判定する(S15)。この判定
がYESであれば、前回の誤入力の判定が操作者のミス
ではなく、正確かつ高速に打鍵する操作者にとってデッ
ドタイムTD が大きすぎた結果であるものとして、デッ
ドタイムTD を、Δ減じて小さくするという更新を行う
(S16)。現在キーKSが直前に誤入力と判定された
キーKCE でない場合(S14)、また、誤入力と判定
されたキーであっても十分時間が経っている場合には
(S15)、同じミスを繰り返したものとして、デッド
タイムTD を短縮しない。これにより、誤って誤入力と
判定されるような習熟した操作者による正確かつ高速の
キー入力に対して、デッドタイムTD が次第に小さくな
るという学習が行われる。
【0021】以上のようにこの実施例においては、一定
条件でのBSキー操作を操作者の誤入力の判定に利用し
て、デッドタイムTD を大きくし、また一定条件で同じ
キー操作が繰り返された場合には、その操作者の習熟度
は設定されているデッドタイムが予定しているそれより
高いものと判定して、デッドタイムTD を小さくすると
いう更新を行うことにより、二重打鍵防止用のデッドタ
イムが習熟度合いに応じて適切に自動更新される。な
お、BSキーを判定基準とする代わりに、あるいはこれ
と併用する形で、カーソル移動キーと削除(DEL)キ
ーの組み合わせにより同様に誤入力の判定を行うように
してもよい。
【0022】またこの実施例においては、二重打鍵防止
機構23の機能をオフする制御入力手段を備えることに
より、例えば誤入力の有無に拘らず複数キーを素早く押
下することが要求されるゲーム等の場合は二重打鍵防止
機能をオフにでき、使用者の多様なニーズに対応でき
る。同様の対応は、上述した二重打鍵防止機構23の制
御プログラムを記録したディスク等の記録媒体をデータ
処理装置本体とは別に用意することによっても可能であ
る。
【0023】次に、キー入力を押圧力あるいは押鍵深さ
等のアナログ値により検出する方式とした場合の実施例
を説明する。図4は、この実施例におけるコントローラ
による二重打鍵防止機構のフローである。この実施例に
おいては、デッドタイムTD の扱いが先の実施例とは異
なる。即ち先の実施例では、タイマは現在キー入力につ
いて前回キー入力との時間間隔を計測して、その時間間
隔がデッドタイム以下であるか否かにより誤入力判定を
行ったのに対して、この実施例においては、タイマはデ
ッドタイム経過毎にリセットされて時間計測を行い、各
デッドタイム内で複数のキー入力があった場合にもその
中の一つのキー入力だけを有効なものとして取り込むと
いう、誤入力判定を行う。
【0024】具体的に図4のフローを説明すれば、タイ
マをリセットして(S21)、キー入力の有無を判定し
(S22)、キー入力があればそのキーコードを一時登
録する(S23)。このキー入力判定と一時登録の動作
はタイマがリセットされるまで繰り返される。キー入力
判定ステップS22は、所定のしきい値でキー入力の有
無を検知するもので、キーコードの一時登録(S23)
は検知レベルと共に行うものとする。
【0025】キー入力が検知されない場合(S22)
は、タイマ値Tが所定のデッドタイムTD を経過するま
での時間計測が行われる(S24〜S26)。この間
に、先の実施例と同様に、デッドタイムTD をダイナミ
ックに学習する更新ステップS25を入れることができ
る。タイマ値TがデッドタイムTD を経過したことを判
定すると(S26)、その経過したデッドタイムTD 内
に一時登録されたキーコードを入力バッファに取り込む
(S27)。このとき、一時登録されたキーコードが複
数個ある場合には、それらのうち押圧力が最大のものを
有効なキー入力と判断し、他は無視するという誤入力判
定を行う。そして、一時登録されたキーコードをクリア
して(S28)、タイマをリセットし(S21)、以下
同様にデッドタイム計測のサイクルが繰り返される。
【0026】以上のように、アナログ方式でキー入力セ
ンスを行うデータ処理装置の場合も、デッドタイムTD
内で一つのキー入力のみを有効なものとして扱うように
して、二重打鍵を防止することができる。また、先の実
施例と同様のアルゴリズムでデッドタイムを学習させる
ことにより、習熟度に応じた二重打鍵防止機能が得られ
る。なおこの実施例の場合も、デッドタイムTD 内で検
知される複数のキー入力について、それらが互いに近接
したキーであることを条件として一つだけ有効と判定す
る条件を付加することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、キ
ー入力の時間間隔が所定のデッドタイム以下である場合
には二重打鍵であると判定してそのキー入力の取り込み
を無視する二重打鍵防止機能を持たせたデータ入力装置
であって、誤入力判定の基準であるデッドタイムを、
(a)あるキー入力から所定時間内にそのキー入力の削
除を指示する削除キー入力があったときはデッドタイム
を大きくする、及び(b)誤入力と判定されたキー入力
と同じキー入力が所定時間内にあったときはデッドタイ
ムを小さくする、というアルゴリズムでダイナミックに
更新するようにして、二重打鍵防止機能を自動学習する
ようにしているので、二重打鍵防止機能と高速入力受付
機能を併せ持ち、操作者の熟練度に応じたキー入力が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るデータ処理装置の
ブロック構成を示す。
【図2】 同実施例の二重打鍵防止機構の制御フローを
示す。
【図3】 同じくデッドタイム学習のアルゴリズムを示
す。
【図4】 他の実施例による二重打鍵防止機構の制御フ
ローを示す。
【符号の説明】
1…キーボード、2…コントローラ、3…データ処理装
置、21…スイッチセンサ、22…入力バッファ、23
…二重打鍵防止機構、24…タイマ、25…デッドタイ
ム保持手段、26…誤入力判定手段、27…キー配列デ
ータメモリ、28…更新手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ入力キーを有する入力装置
    と、この入力装置によるキー入力を検知してコード変換
    するコントローラとを有するデータ入力装置において、 前記コントローラは、 前記入力装置による現在キー入力と前回キー入力との時
    間間隔を計測するタイマ手段と、 現在キー入力について前記タイマ手段により計測される
    前回キー入力との時間間隔が所定のデッドタイム以下で
    ある場合にその現在キー入力の取り込みを無視する誤入
    力判定手段と、 あるキー入力から所定時間内にそのキー入力の削除を指
    示する削除キー入力があったときは前記デッドタイムを
    大きくし、誤入力と判定されたキー入力と同じキー入力
    が所定時間内にあったときは前記デッドタイムを小さく
    するというルールに従って前記デッドタイムをダイナミ
    ックに更新するデッドタイム更新手段とを有することを
    特徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 前記誤入力判定手段は、時間間隔が前記
    デッドタイム以下と判定された現在キー入力と前回キー
    入力に関して、両者のキーが隣接している場合にのみそ
    の現在キー入力の取り込みを無視することを特徴とする
    請求項1記載のデータ入力装置。
  3. 【請求項3】 前記タイマ手段,誤入力判定手段及びデ
    ッドタイム更新手段による二重打鍵防止機能をオフする
    制御入力手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記
    載のデータ入力装置。
  4. 【請求項4】 複数のデータ入力キーを有する入力装置
    と、この入力装置によるキー入力をアナログ値により検
    知してコード変換するコントローラとを有するデータ入
    力装置において、 前記コントローラは、 所定のデッドタイム経過毎にリセットされて時間計測を
    行うタイマ手段と、 このタイマ手段により計測される各デッドタイム内で所
    定のしきい値でキー入力の有無を検知すると共に、検知
    されたキーコードを検知レベルと共に一時登録するキー
    入力判定手段と、 前記タイマ手段により計測される各デッドタイム経過毎
    に一時登録されているキーコードのうち最大の検知レベ
    ルのもののみ取り込み他は無視する誤入力判定手段とを
    有することを特徴とするデータ入力装置。
  5. 【請求項5】 複数のデータ入力キーのキー操作の誤入
    力を防止する誤入力防止方法であって、 現在キー入力と前回キー入力との時間間隔を計測するス
    テップと、 このステップで現在キー入力について計測される前回キ
    ー入力との時間間隔が所定のデッドタイム以下である場
    合にその現在キー入力の取り込みを無視する誤入力判定
    ステップと、 あるキー入力から所定時間内にそのキー入力の削除を指
    示する削除キー入力があったときは前記デッドタイムを
    大きくし、誤入力と判定されたキー入力と同じキー入力
    が所定時間内にあったときは前記デッドタイムを小さく
    するというルールに従って前記デッドタイムをダイナミ
    ックに更新するデッドタイム更新ステップとを有するこ
    とを特徴とする誤入力防止方法。
  6. 【請求項6】 複数のデータ入力キーのキー操作の誤入
    力を防止するプログラムを記録した媒体であって、 現在キー入力と前回キー入力との時間間隔を計測するス
    テップと、 このステップで現在キー入力について計測される前回キ
    ー入力との時間間隔が所定のデッドタイム以下である場
    合にその現在キー入力の取り込みを無視する誤入力判定
    ステップと、 あるキー入力から所定時間内にそのキー入力の削除を指
    示する削除キー入力があったときは前記デッドタイムを
    大きくし、誤入力と判定されたキー入力と同じキー入力
    が所定時間内にあったときは前記デッドタイムを小さく
    するというルールに従って前記デッドタイムをダイナミ
    ックに更新するデッドタイム更新ステップとを有するプ
    ログラムが記録されたことを特徴とする媒体。
JP9000381A 1997-01-06 1997-01-06 データ入力装置及び誤入力防止方法並びに誤入力防止プログラムを記録した媒体 Pending JPH10198481A (ja)

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