JPH0713666A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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Publication number
JPH0713666A
JPH0713666A JP5153842A JP15384293A JPH0713666A JP H0713666 A JPH0713666 A JP H0713666A JP 5153842 A JP5153842 A JP 5153842A JP 15384293 A JP15384293 A JP 15384293A JP H0713666 A JPH0713666 A JP H0713666A
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JP
Japan
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input
data
key
input data
character
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Application number
JP5153842A
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Inventor
Takahisa Mori
卓久 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに隣接する2つのキーを同時に押してし
まうことによる誤入力時に正しい入力を自動的に判定し
てデータ入力効率の向上を計る。 【構成】 データ処理装置は、キーボード1と、予め設
定された時間より短い間隔で入力された2つの誤入力候
補データを検出する入力間隔測定手段3と、所定の規則
に従って配列される正しい文字配列パターンを記憶して
いるパターン記憶装置6と、誤入力候補データが互いに
隣接配置された入力キーによって入力されたものか否か
を判別するキー位置判別手段4と、互いに隣接する入力
キーからの入力と判別された誤入力候補データに対し
て、パターン記憶装置6に記憶されている文字配列パタ
ーンを参照して、誤入力候補データのうちのいずれかを
誤入力によるものと特定し、正しい入力データのみを所
定の処理装置に転送するデータ転送装置5とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーボードを用いるコ
ンピュータ、ワードプロセッサ等のデータ処理装置に関
するものであり、特にキーの誤操作による不正なデータ
入力を防止するためのデータ処理装置の構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、キーボードはコンピュータやワー
ドプロセッサ等の情報処理装置に対する入力装置として
広く使用されている。図12は従来のデータ処理装置の
概略構成を示したものである。図12において、11は
キーボード、12はデータ転送装置、13は主記憶装置
を表している。データ転送装置12はキーボード11か
ら入力されたすべてのデータを主記憶装置13に転送す
る。
【0003】このような従来のデータ処理装置におい
て、キーボードから連続してデータ入力を行った場合、
誤操作により目的のキーだけでなく隣接するキーも同時
に押下してしまうことがある。このために、入力者は、
常にデータ入力と並行して誤操作がなかったかどうかの
判断を行っており、誤操作に気づいたときは、その部分
を訂正するために一度入力作業を中断して誤入力データ
を削除する必要があった。
【0004】このような問題点に対して、例えば特開平
2−12317号公報には、隣接している2つのキーが
一定間隔より短い間隔で打ち込まれたときには、視覚的
もしくは聴覚的警告を発し、キーの誤入力を防止するよ
うに構成されたキーボードが開示されている。このキー
ボードによれば、目的のキーに隣接するキーを同時に押
してしまったことによる誤入力の発生をデータ入力者に
容易に気づかせることができる。従って、誤操作に気づ
かないまま、入力作業が続行されてしまう状態を防止す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
キーボードを用いても、警告が発せられた時点で入力作
業を中断してデータを修正する必要があり、データ入力
の連続性が損なわれ、データ入力作業の効率が低下する
という問題点があった。従って、本発明は上記問題点に
鑑み、誤操作によって隣接するキーを同時に押してしま
ったときに、入力作業を中断することなく自動的に誤デ
ータだけを削除することができるデータ処理装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るデ
ータ処理装置は、データを入力するための複数の入力キ
ーが配置されたキーボードと、連続して操作される各入
力キーの操作間の時間を調べ、予め設定された時間より
短い間隔で順次キー入力された第1及び第2のキー入力
データを検出する入力間隔測定手段と、所定の規則に従
って配列される種々の文字配列パターンを記憶している
文字配列パターン記憶手段と、入力間隔測定手段によっ
て検出された第1及び第2のキー入力データが互いに隣
接配置された2つの入力キーによって入力されたものか
否かを判別するキー位置判別手段と、キー位置判別手段
が互いに隣接する入力キーからの入力と判別した第1及
び第2のキー入力データに対して、文字配列パターン記
憶手段に記憶されている文字配列パターンを参照して、
第1及び第2のキー入力のうちのいずれかを誤入力によ
るものと特定し、正しい入力データのみを所定の処理装
置に転送するデータ転送手段とを備えている。
【0007】請求項2の発明に係るデータ処理装置は、
請求項1の発明に対して、文字配列パターン記憶手段
が、所定の規則に従って連続して配列され得る第1の文
字と第2の文字との組合せパターンを格納しており、デ
ータ転送手段は、キー位置判別手段が判別した第1のキ
ー入力データと第1のキー入力データの前に入力された
前入力データとの組合せと、第2のキー入力データと前
入力データとの組合せの内、文字配列パターン記憶手段
に格納された第1及び第2の文字の組合せのいずれかと
一致する組合せを正しいキー入力データとして特定す
る。
【0008】請求項3の発明に係るデータ処理装置は、
請求項2の発明に対し、さらに、キーボードから入力さ
れるキー入力データを逐次格納する入力データ記憶手段
を備えている。そして、データ転送手段は、入力間隔測
定手段とキー位置判別手段により第1及び第2のキー入
力データが検出され、かつ誤入力データを特定できない
場合に、入力データ記憶手段に格納されている第2のキ
ー入力データの後に入力された後入力データを読み出
し、キー位置判別手段が判別した第1のキー入力データ
と後入力データとの組合せと、第2のキー入力データと
後入力データとの組合せの内、文字配列パターン記憶手
段に格納された第1及び第2の文字の組合せのいずれか
と一致する組合せを正しいキー入力データとして特定す
る。
【0009】請求項4の発明に係るデータ処理装置は、
請求項1の発明に対し、さらに、入力するデータの種類
を指示する入力モード指示手段を備えている。そして、
文字配列パターン記憶手段は、入力するデータの種類に
応じた文字配列パターンを記憶している複数のパターン
記憶装置を有しており、データ転送手段は、入力モード
指示手段による指示に応じて複数のパターン記憶装置の
中から該当するパターン記憶装置を選択し、このパター
ン記憶装置に記憶されている文字配列パターンに基づい
て誤入力データの特定を行う。
【0010】
【作用】請求項1ないし請求項4の発明に係るデータ処
理装置において、入力間隔測定手段は、キー入力間隔が
所定の時間よりも短い連続する第1及び第2のキー入力
データを誤入力候補として検出する。そして、キー位置
判別手段は、この誤入力候補のキー入力データがキーボ
ード上で隣接配置された入力キーから入力されたもので
あるか否かを判別する。ここで、隣接配置キーからの入
力であることが判別されると、なお誤入力の可能性があ
るとする。そして、データ転送手段は、文字列パターン
記憶手段に記憶された正しい文字列パターンを参照し
て、第1及び第2のキー入力データのいずれが誤入力デ
ータであるかを判断する。
【0011】例えば、請求項2の発明における文字配列
パターン記憶手段には所定の規則に従って連続して配置
され得る第1、第2の文字の組合せパターンが記憶され
ている。そして、データ転送手段は、誤入力候補の前に
入力されたキー入力データと誤入力候補データの各々の
組合せに対し、文字配列パターン記憶手段に記憶された
正しい文字列パターンに該当する方を正しい入力データ
として特定する。
【0012】また、請求項3の発明においては、請求項
2の発明に係る構成によっても誤入力データを特定でき
ない場合、さらに、データ転送手段が入力データ記憶手
段に格納されている誤入力候補の後の入力データを読み
出し、誤入力候補の各々のキー入力データと読み出した
後入力データとの組合せに対して文字配列パターン記憶
手段に記憶された正しい文字列パターンに該当する方を
正しい入力データとして特定する。
【0013】さらに、請求項4の発明に係るデータ処理
装置において、入力モード指示手段からデータの入力モ
ード、例えばローマ字入力や英文字入力等の指示を入力
すると、データ転送手段は、入力モードに応じたパター
ン記憶装置を選択して、適切な誤入力データの特定動作
を行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1の実施例における
データ処理装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1はキーボード、2は主記憶装置、3は予め設
定された時間より短い間隔でキーボード1による2つの
キー入力があったことを検出する入力間隔測定手段、4
は連続した2つのキー入力が、互いに隣接したキーによ
って生じたものであるかどうかを判定するキー位置判別
手段、5はキーボード1からの入力データを読み込み、
主記憶装置2に転送するデータ転送装置、6は正しい入
力データ列のパターンを記憶しているパターン記憶装置
である。
【0015】入力間隔測定手段3は、使用者が入力すべ
き正しいキーとこれに隣接配置されたキーとを誤って一
度に押下した場合に、この2つのキー入力の間隔が他の
正しく入力されたキー入力の間隔より短い点に着目して
定められた誤入力と判定すべきキー入力間隔が設定され
ている。この入力間隔は、例えば100msに設定され
ている。
【0016】キー位置判別手段4は、キーボード1上に
配置された入力キーの隣接関係の情報を保持しており、
誤入力候補として検出される2つのキー入力データが互
いに隣接した入力キーから入力されたものか否かを判別
する。次に、本発明の第1の実施例におけるデータ処理
装置の動作について、図2に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0017】図2において、ステップ100はデータ転
送装置5がキーボード1から2つのデータを読み込み、
最初のデータをPREV2、次のデータをPREV1と
して記憶することを表している。次に、ステップ101
「PREV2を転送」は、データ転送装置5がステップ
100で読み込まれた最初のデータPREV2を主記憶
装置2に転送することを表している。
【0018】ステップ102「入力データ→INP」
は、キーボード1から入力されたデータがデータ転送装
置5に「INP」として記憶されることを表している。
ステップ103「前入力との間隔?」は、入力間隔測定
手段3により、ステップ102で読み込んだデータのキ
ー入力とその直前のキー入力の時間間隔が100ms以
下であったかどうかを判断する処理をいう。
【0019】ステップ104「隣接キー?」は、ステッ
プ102において読み込まれた入力キーと、その直前に
押されたキーとの間隔が100ms以下と判定された2
つの入力キーが互いに隣接しているかどうかをキー位置
判断手段4が判断する処理をいう。ステップ105「P
REV1を転送」ではデータ転送装置5がPREV1と
して記憶されているデータを主記憶装置2に転送する。
【0020】ステップ106では、PREV1をPRE
V2に、INPをPREV1にそれぞれ移動する。ステ
ップ107「パターン検索」、ステップ108「正しい
データ?」は、データ転送装置5がパターン記憶装置6
の記憶データを検索することにより、PREV2に続く
データとしてPREV1及びINPのいずれが正しいか
を判断する。
【0021】ステップ109では、INPがPREV1
に移動される。その後、すべてのデータ入力が終了する
まで、ステップ100〜109を繰り返す。以上の動作
を具体的な例を用いてさらに説明する。図3は、以下の
説明に用いるキーボード1の配列の一例であり、このキ
ーボードを用いてローマ字を入力するものとする。ま
た、入力間隔測定手段3は100ms以下の間隔でキー
ボード1による2つのキー入力があった場合、この2つ
のキー入力を誤入力候補として検出する。さらに、パタ
ーン記憶装置6にはローマ字を入力するときの正しい入
力データパターンが記憶されている。例えば「s」のあ
とに続く可能性のあるデータとして、図5に示す文字が
記憶されている。
【0022】また、以下では、使用者がキーボード1か
ら「mojikensaku」と入力すべきところを、
誤って入力キー「a」と「q」とを同時に押してしま
い、「mojikensqaku」と入力した場合の動
作について説明する。さらに、図4は、各キー入力の時
間間隔を表しており、例えば1番目の「m」が押されて
から2番目の「o」が押されるまでの間隔は120ms
であることが示されている。
【0023】まず最初に、「m」及び「o」が入力され
ると、これらは図2のステップ100により、それぞれ
PREV2(m)とPREV1(o)として記憶され、
さらに「m」は主記憶装置2に転送される(ステップ1
01)。次に「j」が入力されると、INPとして記憶
される(ステップ102)。ここで「j」と、前入力
「o」との入力間隔は、図4に示すごとく160msで
ある。従って、ステップ103の判断により、処理は1
05に移る。
【0024】そして、PREV1すなわち先ほど入力さ
れた「o」を主記憶装置2に転送した後、ステップ10
6で「o」をPREV2に、「j」をPREV1として
記憶し、ステップ102に戻る。図6は、ステップ10
2において各データが読み込まれるときのPREV1と
PREV2の記憶データと、次の入力データを読み込む
までに主記憶装置2に転送されるデータを表している。
例えば先ほど述べたように、次のデータ「i」を読み込
む時点ではPREV1に「j」が、PREV2には
「o」が記憶され、「j」を読み込んでから「i」を読
み込むまでに「o」が主記憶装置2に転送される。
【0025】ステップ102における4番目の入力
「i」及び5番目の入力「k」については、それぞれ前
入力との間隔が140ms、160msであるので
「j」の場合と同様の処理が行われ、この間に「j」と
「i」が主記億装置2に転送される。次に、6番目の
「e」が読み込まれると(ステップ102)、「e」と
前入力「k」の間隔は80msであるので、ステップ1
03の判断により処理はステップ104に移る。
【0026】ステップ104において、キー位置判別手
段4は「e」と「k」が隣接するキーから入力されたも
のか否かを隣接キー情報を参照して判断する。そして、
「e」と「k]とは隣接キーからの入力でないと判断
し、処理はこれまでの入力データと同様ステップ105
に移り、この時点でのPREV1の値である「k」が主
記憶装置2に転送される。
【0027】この後、「n」「s」「q」の入力につい
ては、それぞれ前入力との間隔が140ms、120m
s、120msであるので上記の「j」と同様に処理さ
れ、この間に「e」「n」「s」が主記億装置2に転送
される。次に「a」が読み込まれると(ステップ10
2)、「a」と前入力の「q」との間隔が60msであ
るので、ステップ103の判断により、処理はステップ
104に移る。
【0028】ステップ104において、キー位置判別手
段4は「a」と「q」が隣接するキーであると判断す
る。そして、データ転送装置5は、「a」か「q」のい
ずれかが誤入力であるとして、パターン記憶装置6の記
憶内容を検索する(ステップ107)。この場合、
「q」の前の入力「s」に続く正しい文字として図5に
示す7種類の文字列を検索する。そして、検索の結果と
して、「s」に続く文字として、INPとして記憶され
ている「a」が正しく、「q」は誤っていると判断する
(ステップ108)。その後、処理はステップ109に
移り、データ「a」がPREV1に格納される。しか
し、この場合には主記憶装置2への転送は行われず、ス
テップ102のデータ入力に戻る。
【0029】以降の入力データについても同様の処理が
続けられ、結果としてキーボード1からの「mojik
ensqaku」という入力に対して「mojiken
saku」という正しいデータが記憶装置2に転送され
る。以上のように、本実施例によれば、100ms以下
の間隔で2つのキー入力があったことを検出する入力間
隔測定手段3と、連続した2つのキー入力が、互いに隣
接したキーによって生じたものであるかどうかを判定す
るキー位置判別手段4と、キーボード1からの入力デー
タを読み込み、主記憶装置2に転送するデータ転送装置
5と、正しいローマ字の入力パターンを記憶しているパ
ターン記憶装置6を設け、入力間隔測定手段3およびキ
ー位置判別手段4によって、互いに隣接したキーが10
0ms以下の間隔で押されたことが検出されたときは、
データ転送装置5がパターン記憶装置に記憶されている
ローマ字の入力パターンをもとに、この隣接したキーに
よる2つの入力のうちどちらが誤入力かを判定し、誤入
力データを取り除いて正しいデータのみを主記憶装置2
に転送することにより、入力作業を中断することなく自
動的に誤入力を削除し、入力効率を向上させることがで
きる。 (第2実施例)図7は、本発明の第2の実施例における
データ処理装置の構成図である。図7に示すデータ処理
装置が図1に示す構成と異なっているのは、データ転送
装置5とキーボード1の間に入力バッファ7が設けられ
た点である。
【0030】入力バッファ7は、キーボード1からの入
力データを逐次受け取って蓄える。そして、データ転送
装置5は、入力バッファ7から、現在処理対象としてい
るデータ以降に入力されたデータも読み出すことができ
る。図8は、本発明の第2の実施例におけるデータ処理
装置の動作のフローチャートである。
【0031】図8において、ステップ100〜107お
よびステップ109は、図2と同じであり、ステップ1
08は誤入力データと正しいデータが判別できなかった
ときに、処理がステップ110に移る点が図2の場合と
異なっている。また、ステップ110「データ先読み」
は現在処理中のデータ以降に入力されたデータを入力バ
ッファ7から先読みすることを表し、ステップ111
「正しいデータ判明?」は、ステップ110におけるデ
ータの先読みによって、ステップ108で特定できなか
った誤入力データが特定できたかどうかを判断する処理
を指している。このステップ110及び111の処理
は、誤入力データが特定できるまで、順次入力データを
先読みして繰り返される。
【0032】さらに、第1の実施例と同じく、すべての
データ入力が終了するまで、ステップ100〜111を
繰り返す。次に、具体的な例を用いて動作の説明を行
う。第1の実施例と同じく、キーボード1の配列は図3
に示すものとする。また、パターン記憶装置6には、英
単語の綴りが記憶されているものとする。ここで、使用
者は、キーボード1から「tribute」と入力すべ
きところ、誤って入力キー「b」と「v」とを同時に押
してしまい、「tribvute」と入力した場合を例
とする。なお、図9は、図4と同様、各キー入力の時間
間隔を表している。
【0033】「t」「r」「i」「b」の各入力に対す
るデータ転送装置5の動作は、第1の実施例と全く同じ
であり、「t」「r」はステップ100でデータ転送装
置5に読み込まれ、以降「i」「b」については、ステ
ップ102、103、105、106の順に処理が行わ
れ、「v」が読み込まれる時点で(ステップ102)、
PREV1には「b」が、PREV2には「i」がそれ
ぞれ記憶されている。
【0034】「v」に対する処理が始まると、「v」と
前入力「b」の入力間隔が30msであり、また「v」
と「b」は隣接したキーであるため、ステップ103と
ステップ104の判断により、データ転送装置5は
「v」か「b」のいずれかが誤入力であるとして、パタ
ーン記憶装置6の記憶データを検索する(ステップ10
7)。
【0035】そして、記憶データ中から「trib」ま
たは「triv」で始まる単語として、図10に示すよ
うな正しい英単語の候補を検索する。本例の場合、「t
rib」で始まる単語及び「triv」で始まる単語の
双方がパターン記憶装置の中に正しい英単語として存在
する。従って、「b」と「v」のいずれが正しい入力デ
ータかを特定できない。従って、ステップ108の判断
により、処理はステップ110へ移る。
【0036】ステップ110において、データ転送装置
5は、誤入力候補の「b」と「v」の次の入力データを
入力バッファ7から先読みする。この場合、現在処理中
のデータである「v」に続く入力データは「u」であ
る。そして、ステップ111において、「tribu」
と「trivu」の文字列に対し、図10に示す正しい
英単語候補と対応するか否かを判断する。その結果、図
10に挙げた単語候補の中に「tribu」で始まる単
語はあるが、「trivu」で始まる単語はないため、
ここでPREV1として記憶されている「b」が正し
く、「v」が誤入力であると判断する。
【0037】これによって、データ「v」は捨てられ、
処理はステップ102に戻る。以降の入力データについ
ても同様の処理が続けられ、結果としてキーボード5か
らの「tribvute」という入力に対して「tri
bute」という正しいデータが記憶装置2に転送され
る。以上のように、本実施例によれば、100ms以下
の間隔で2つのキー入力があったことを検出する入力間
隔測定手段3と、連続した2つのキー入力が、互いに隣
接したキーによって生じたものであるかどうかを判定す
るキー位置判別手段4と、入力装置から入力データを読
み込み、主記憶装置2に転送するデータ転送装置5と、
英単語の綴りを記憶しているパターン記憶装置6と、キ
ーボード1への入力データを逐次受け取って蓄え、デー
タ転送装置5がこの蓄えたデータの任意の部分を読み出
すことができるような入力バッファ7を設けている。そ
して、入力間隔測定手段3およびキー位置判別手段4に
よって、互いに隣接したキーが100ms以下の間隔で
押されたことが検出されたときは、データ転送装置5が
パターン記憶装置6に記憶されている英単語の綴りデー
タをもとに、この隣接したキーによる2つの入力のうち
どちらが誤入力かを判定し、さらに、この時点でどちら
が誤入力データであるかを特定できない場合には、入力
バッファ7内に蓄えられている現在処理中のデータ以降
に入力されたデータを先読みすることによって誤入力デ
ータの特定をおこなうことにより、誤入力データを取り
除いて正しいデータのみを主記憶装置2に転送し、結果
として入力作業を中断することなく自動的に誤入力を削
除し、入力効率を向上させることができる。 (第3実施例)図11は、本発明の第3の実施例におけ
るデータ処理装置の構成図である。図11に示すデータ
処理装置が図2に示す構成と異なっているのは、複数の
パターン記憶装置6a、6bを設けた点と、現在の入力
モードを指示する入力モード指示手段8を設けた点であ
る。
【0038】例えば、第1のパターン記憶装置6aには
ローマ字の入力パターンデータを格納し、第2のパター
ン記憶装置6bには英単語の綴りデータを格納してい
る。そして、使用者が入力モード指示手段8によって、
ローマ字入力を指示した場合にはパターン記憶装置6a
に記憶されているデータが誤入力判定に使用され、また
英文入力が指示されているときにはパターン記憶装置6
bに記憶されているデータが誤入力判定に使用される。
【0039】これ以外の構成及び動作については第1の
実施例と同じである。もちろん、第2の実施例に対して
複数のパターン記憶装置および入力モード指示手段を設
けることも可能である。なお、上記の第1ないし第3の
実施例に対して、シフトキーなど一部の特殊なキーにつ
いては処理の対象としないようにすることもできる。
【0040】また、データ転送装置が入力データを転送
する対象として主記憶装置を用いたが、例えば入出力制
御装置など、主記憶装置以外のものでも構わない。さら
に、以上の実施例では、入力装置としてキーボードを用
いたが、タッチパネルやペンなどの入力装置に対して
も、本発明を適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項4
の発明に係るデータ処理装置は、所定の時間より短時間
で連続して入力され、かつ隣接配置された入力キーから
の2つのキー入力データを誤入力候補として検出するた
めの入力間隔測定手段とキー位置判別手段と、誤入力候
補がその前後の入力された入力データとの組合せにおい
て正しい文字配列パターンに該当するか否かによって誤
入力候補から正しい入力データを特定するための文字配
列パターン記憶手段とデータ転送手段とを備えるように
構成したので、入力者が入力キーの操作ミスを意識する
ことなく、自動的に入力ミスを検出して正しい入力デー
タのみを選択することによって、データの入力作業の効
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ処理装置
の構成図である。
【図2】同実施例におけるデータ処理装置のフローチャ
ートである。
【図3】同実施例におけるキーボードのキー配置を示す
図である。
【図4】同実施例におけるキーボードからの入力の時間
間隔を表す図である。
【図5】同実施例において、パターン記憶装置に記憶さ
れているデータの一部を示す図である。
【図6】同実施例において、データ転送装置の内部記憶
データが変化する様子を表す図である。
【図7】本発明の第2の実施例におけるデータ処理装置
の構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例におけるデータ処理装置
のフローチャートである。
【図9】同実施例におけるキーボードからの入力の時間
間隔を表す図である。
【図10】同実施例において、パターン記憶装置から検
索された単語候補を表す図である。
【図11】本発明の第3の実施例におけるデータ処理装
置の構成図である。
【図12】従来のデータ処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 主記憶装置 3 入力間隔測定手段 4 キー位置判別手段 5 データ転送装置 6 パターン記憶装置 6a 第1パターン記憶装置 6b 第2パターン記憶装置 7 入力バッファ 8 入力モード指示手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを入力するための複数の入力キー
    が配置されたキーボードと、 連続して操作される前記各入力キーの操作間の時間を調
    べ、予め設定された時間より短い間隔で順次キー入力さ
    れた第1及び第2のキー入力データを検出する入力間隔
    測定手段と、 所定の規則に従って配列される種々の文字配列パターン
    を記憶している文字配列パターン記憶手段と、 前記入力間隔測定手段によって検出された前記第1及び
    第2のキー入力データが互いに隣接配置された2つの前
    記入力キーによって入力されたものか否かを判別するキ
    ー位置判別手段と、 前記キー位置判別手段が互いに隣接する前記入力キーか
    らの入力と判別した前記第1及び第2のキー入力データ
    に対して、前記文字配列パターン記憶手段に記憶されて
    いる文字配列パターンを参照して、前記第1及び第2の
    キー入力のうちのいずれかを誤入力によるものと特定
    し、正しい入力データのみを所定の処理装置に転送する
    データ転送手段とを備えたことを特徴とする、データ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記文字配列パターン記憶手段は、所定
    の規則に従って連続して配列され得る第1の文字と第2
    の文字との組合せパターンを格納しており、 前記データ転送手段は、前記キー位置判別手段が判別し
    た前記第1のキー入力データと前記第1のキー入力デー
    タの前に入力された前入力データとの組合せと、前記第
    2のキー入力データと前記前入力データとの組合せの
    内、前記文字配列パターン記憶手段に格納された前記第
    1及び第2の文字の組合せのいずれかと一致する組合せ
    を正しいキー入力データとして特定することを特徴とす
    る、請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 該データ処理装置は、さらに、 前記キーボードから入力されるキー入力データを逐次格
    納する入力データ記憶手段を備えており、 前記データ転送手段は、前記入力間隔測定手段と前記キ
    ー位置判別手段により前記第1及び第2のキー入力デー
    タが検出され、かつ誤入力データを特定できない場合
    に、前記入力データ記憶手段に格納されている前記第2
    のキー入力データの後に入力された後入力データを読み
    出し、前記キー位置判別手段が判別した前記第1のキー
    入力データと前記後入力データとの組合せと、前記第2
    のキー入力データと前記後入力データとの組合せの内、
    前記文字配列パターン記憶手段に格納された前記第1及
    び第2の文字の組合せのいずれかと一致する組合せを正
    しいキー入力データとして特定することを特徴とする、
    請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 該データ処理装置は、さらに、 入力するデータの種類を指示する入力モード指示手段を
    備え、 前記文字配列パターン記憶手段は、入力するデータの種
    類に応じた文字配列パターンを記憶している複数のパタ
    ーン記憶装置を有しており、 前記データ転送手段は、前記入力モード指示手段による
    指示に応じて前記複数のパターン記憶装置の中から該当
    するパターン記憶装置を選択し、このパターン記憶装置
    に記憶されている文字配列パターンに基づいて誤入力デ
    ータの特定を行うことを特徴とする、請求項1記載のデ
    ータ処理装置。
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