JPH10198316A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10198316A
JPH10198316A JP325697A JP325697A JPH10198316A JP H10198316 A JPH10198316 A JP H10198316A JP 325697 A JP325697 A JP 325697A JP 325697 A JP325697 A JP 325697A JP H10198316 A JPH10198316 A JP H10198316A
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JP
Japan
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circuit
liquid crystal
alternating pulse
crystal panel
signal
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JP325697A
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English (en)
Inventor
Setsuo Arai
節郎 荒井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高価なIC等を使用せず、簡単な回路構成で画
像の表示品位を損なうことなく負荷容量の大きい液晶パ
ネルを駆動できる液晶表示装置を提供すること。 【解決手段】液晶パネル10の共通電極(VCOM )と制
御電極(VL )を、交番パルス発生回路13からの交番
パルスに基づいてコモン電圧駆動回路14,制御電圧駆
動回路15で駆動する際、制御電圧駆動回路15の入力
信号と出力信号の差分がなくなるように、差分検出回路
16と加算回路17からなるフィードバック系を構成す
るので、液晶パネル10の電極VCOM ,VL に供給する
交番電圧の映像信号等による変動を抑えて安定化でき、
良好な画像を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に係り、特
に負荷容量の大きい液晶パネルを、画像品位を損なうこ
となく駆動できるようにした液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面で小型・軽量のディスプレ
イ装置の要求に伴い、液晶パネルを用いた液晶プロジェ
クタの開発か盛んに行われている。液晶プロジェクタは
周知の通り、液晶パネルをライトバルブとして用いてお
り、光源からの光の透過率を映像信号に応じて変化させ
ることで画像を表示し、この画像を投写レンズによりス
クリーン上に拡大表示するものである。
【0003】図6はカラー液晶パネルを用いた液晶プロ
ジェクタなどに用いられる液晶表示装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0004】図6において、符号10はアクティブマト
リクス方式のカラー液晶パネルであり、赤(R),緑
(G),青(B)の各色の映像信号が映像出力回路11
より供給され、またクロックおよび各種タイミングパル
スがクロック・タイミングパルス発生回路12より供給
されている。一方、液晶パネル10の共通電極VCOM に
は交番パルス発生回路13からの交番電圧がコモン電圧
駆動回路14を介して供給されると共に、該交番電圧が
制御電圧駆動回路15を介して制御電極VL にも供給さ
れている。
【0005】図7は上記カラー液晶パネルl0の概念図
を示している。図中、Yn ,Yn+1,…はゲートライ
ン、Xn ,…はデータライン(実際には、赤,緑,青の
各色の映像信号に対応してトリオで配列されている)、
Tn ,Tn+1 ,…はスイッチング素子をなす薄膜トラン
ジスタ(TFT)、Sn ,Sn+1 ,…は液晶セル、VCO
M は共通電極である。Cn ,Cn+1 ,…は補助容量であ
り、補助容量Cn ,Cn+1 ,…の一端側は液晶セルSn
,Sn+1 ,…の画素電極側に接続し他端側は1ライン
前のゲートラインYn-1 ,Yn ,…に接続している。
【0006】符号21はデータドライバであり、映像出
力回路11からの映像信号をサンプル・ホールドしてゲ
ートドライバ22により選択されたラインの画素に映像
信号の書き込みを行っている。また、ゲートドライパ2
2では、制御電極VL の端子より入力される交番パルス
を選択されたゲートライン以外のゲートラインに供給す
るように構成されている。液晶セルSn ,Sn+1 ,…の
共通電極VCOM には交番パルスが供給されるようになっ
ている。
【0007】図8(a) 〜(c) は映像信号とコモン電圧
(VCOM 電圧)および制御電圧(VL電圧)の関係を示
したものである。図8(a) のVsig は映像出カ回路11
から出力される映像信号であり、V+、V-はそれぞれ正
極性、負極性の信号を表わし、VD は最低電圧、VU は
最高電圧であり、1水平周期毎に極性が反転していて、
所謂交流駆動となっている。VC はVsig の交流センタ
ー電圧であり、VC を中心として上下対称となるように
VD ,VU が設定されると共に、正負両極性ともVD ,
VU が同じに設定され、データドライバ21を低電圧源
で動作できるようにしている。液晶の透過率は、液晶の
印加電圧で決まり、即ち、映像信号電圧とコモン電圧間
の電位差で決まるため、図8(a) の映像信号Vsig に対
するVCOM電圧は、図8(b) に示すように1水平周期毎
に極性が反転する交番パルスとなる。なお、図の例は、
白レベルのときに最も電位差がなくなり、透過率が上が
るノーマリィーホワイト方式の場合を示している。ま
た、VL 電圧は、図8(c) に示すようにVCOM 電圧と同
じ電位差を保つために同じタイミングで同一振幅の電圧
を供給している。
【0008】図9は上記共通電極VCOM および制御電極
VL を駆動する回路構成例を示す。
【0009】図9において、入カ端子Vinには交番パル
ス発生回路13(図6参照)からの交番パルスが入力さ
れ、この入カ端子Vinとコモン電圧駆動回路14及び制
御電圧駆動回路15との間には、レベルシフト回路3
1,差動増輻回路32,及びバッファ回路33が介挿さ
れている。Vcは差動増幅回路32の増幅度を制御する
制御端子、VDD1 ,VDD2 ,VEE1 ,VEE2 はそれぞれ
電源端子、VCOM はコモン電圧出力端子、VL は制御電
圧出力端子である。
【0010】前記交番パルス発生回路13からの交番パ
ルスは端子Vinに入力され、トランジスタ101,10
2、抵抗R11〜R13により構成されるレベルシフト回路
31でその直流レベルがシフトされ、差動増幅回路32
に供給される。差動増幅回路72はトランジスタ103
〜105,抵抗R14〜R19で構成され、レベルシフトさ
れた交番パルスの振幅を増幅する。このとき、端子Vc
からの制御電圧によりその振幅が調整される。その後、
バッファ回路33に供給される。バッファ回路33は、
トランジスタ107及び抵抗R21からなる第1のバッフ
ァと、トランジスタ106及び抵抗R20からなる第2の
バッファとを備えている。バッファ回路33では、交番
パルスが、第1のバッファのトランジスタ107からは
コモン電圧として、第2のバッファのトラジスタ106
からはVL 電圧として出カされる。
【0011】上記コモン電圧はコモン電圧駆動回路14
にて、コンデンサC11を介して抵抗R22〜R24,可変抵
抗器VR1 による直流バイアスが与えられ、トランジス
タ108〜111,抵抗R25〜R28により構成されるS
EPP回路で液晶パネル10の共通電極VCOM を駆動す
る。
【0012】上記VL 電圧も同様にして制御電圧駆動回
路15により、コンデンサC12を介して抵抗R29〜R3
1,可変抵抗器VR2 による直流バイアスが与えられ、
トランジスタ112〜115,抵抗R32〜R35により構
成されるSEPP回路で液晶パネル10の制御電極VL
を駆動する。
【0013】ところが、従来の図9のような回路では、
共通電極VCOM および制御電極VLの容量が大きく、特
に制御電極VL の容量が大きく、液晶パネルを十分に駆
動できなかった。図10に、液晶パネル10の制御電極
VL の容量成分Cf を示す。これらの容量成分Cf など
により、トランジスタ114,115の出力端にはイン
ピーダンスが付加され、この付加インピーダンスは液晶
パネル10に供給される映像信号のレベルによって影響
を受けてインピーダンスが変わってしまい、VL 電圧の
振幅が変わってしまう。さらに、VL 電圧が供給される
液晶パネル10内のゲートラインには配線インピーダン
スがあり、このため、VL 電圧が映像信号の影響を受
け、画像の表示品位を著しく損なうという問題が生じて
いた。これは、映像信号のレベルによって出力端の負荷
が重くなったり、軽くなったりして、VL 電圧の振幅が
変わることに起因している。
【0014】図11(a) ,(b) に、映像信号Vsig のレ
ベルが変わったときの制御電圧(VL 電圧)の変化の一
例を示す。図11(a) ,(b) の波形は、図12のような
画面を表示したときの実測波形例を示している。図11
(a) のVsig は映像出カ回路11から出力される映像信
号であり、V+、V-はそれぞれ正極性、負極性の信号を
表わしている。そのときのVL 電圧を、図11(b) に示
している。図11のaの付近で映像のレベルが変わった
場合、黒レベル期間と白レベル期間ではVL 電圧の振幅
VB ,VW が異なっている。これは、映像信号Vsig は
フィールド毎にも極性反転しているため、液晶に信号を
書き込む際、必ず電位が変化し、この変化分の電流が補
助容量Cn (図7参照)を介して流れるため液晶パネル
駆動電圧も変化するからである。これにより、画面上の
コントラストが変わったり明るさも変化してしまう。
【0015】このような問題を解決するために、従来は
駆動能力の優れた高価なIC等を使用しなければならな
かった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の装
置では、共通電極VCOM および制御電極VL の容量が大
きく、特に制御電極VL の容量が大きい液晶パネルを駆
動する場合、従来の駆動回路では映像信号に影響され、
画像の表示品位を著しく損なうという問題が生してい
た。また、この問題を避けるためには、高価なIC等を
使用しなければならなかった。
【0017】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、高価
なIC等を使用せず、簡単な回路構成で画像の表示品位
を損なうことなく負荷容量の大きい液晶パネルを駆動で
きる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項l記載の発明は、
アクティブマトリクス方式の液晶パネルと、交番パルス
を発生する交番パルス発生手段と、前記液晶パネルに映
像信号を供給する映像出力手段と、前記交番パルス発生
手段からの交番パルスを入力し、前記液晶パネルの共通
電極に交番パルスを供給する第1の駆動手段と、前記交
番パルス発生手段からの交番パルスを入力し、前記液晶
パネルの制御電極に交番パルスを供給する第2の駆動手
段と、前記第1又は第2の駆動回路の入力信号と出力信
号の差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段
からの差分信号を前記第1の駆動手段および第2の駆動
手段に入力する交番パルスに対して加算する加算手段と
を具備したものである。
【0019】請求項1の発明によれば、負荷容量の大き
い液晶パネルの共通電極(VCOM )と制御電極(VL )
を交番パルスで駆動する際、第1又は第2の駆動回路の
入力信号と出力信号の差分がなくなるようにフィードバ
ック回路を構成するので、液晶パネルに供給する交番駆
動パルスの映像信号等による変動を抑えて安定化するこ
とができ、高価なICを使用せずとも良好な画像を表示
することができる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示装置において、さらに、前記差分検出手段からの
差分信号に前記映像出力手段からの映像信号を加算する
第2の加算手段を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項2の発明によれば、請求項1におけ
るフィードバック系に加えて、さらに前記第1の駆動手
段および第2の駆動手段に入力する交番パルスに対して
映像信号を加算する第2の加算手段を設けたので、交番
駆動パルスに与える映像信号の影響をほとんど無くすこ
とができ、高価なICを使用せずとも良好な画像を表示
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態について説明する。
【0023】図1は本発明の一実施の形態の液晶表示装
置を示すブロック図である。従来の図6の液晶表示装置
と比べて、差分検出回路16と加算回路17が追加され
た点が異なるが、その他は同じであり、同一部分には同
一符号を付して説明する。
【0024】図1において、液晶表示装置は、カラー液
晶パネル10と、映像出力回路11と、クロック・タイ
ミングパルス発生回路12と、交番パルス発生回路13
と、コモン電圧駆動回路14と、制御電圧駆動回路15
と、差分検出回路16と、加算回路17とを具備してな
る。
【0025】カラー液晶パネル10は、アクティブマト
リクス方式の液晶パネルであり、映像出力回路11より
赤(R),緑(G),青(B)の各色の映像信号が供給
され、またクロック・タイミングパルス発生回路12よ
りクロックおよび各種タイミングパルスが供給されてい
る。
【0026】一方、交番パルス発生回路13は交番パル
スを発生しており、該交番パルスは加算回路17の一方
の入力端に入力され、この交番パルスに対して他方の入
力端からの差分信号(後述する)を加算して、コモン電
圧駆動回路14及び制御電圧駆動回路15に供給してい
る。コモン電圧駆動回路14及び制御電圧駆動回路15
はそれぞれ、第1の駆動手段及び第2の駆動手段を構成
している。コモン電圧駆動回路14及び制御電圧駆動回
路15はそれぞれ、前記加算回路17を通した交番パル
スを適宜の振幅に増幅して、液晶パネル10の共通電極
VCOM 及び制御電極VL に供給する。
【0027】差分検出回路16は、制御電圧駆動回路1
5の入力信号と出力信号の差分を検出し、その差分信号
を前記加算回路16の他方の入力端に供給する。加算回
路17では、前記交番パルス発生回路13からの交番パ
ルスに対して前記差分検出回路16からの差分信号が加
算され、その加算出力を前記コモン電圧駆動回路14及
び制御電圧駆動回路15に入力するようにしている。即
ち、前記制御電圧駆動回路15の入力信号と出力信号の
差分がなくなるようにフィードバック回路を構成して、
前記液晶パネル10の共通電極VCOM 及び制御電極VL
を駆動するようにしている。
【0028】図1の構成によれば、負荷容量の大きい液
晶パネル10の共通電極(VCOM )と制御電極(VL )
を交番パルスで駆動する際、制御電圧駆動回路15の入
力信号と出力信号の差分がなくなるようにフィードバッ
ク系を構成しているので、液晶パネル10に供給する交
番駆動パルスの映像信号等による変動を抑えて安定化す
ることができ、高価なICを使用せずとも良好な画像を
表示することができる。
【0029】図2は上記共通電極VCOM および制御電極
VL を駆動する回路構成例を示す。
【0030】図2において、入カ端子Vinには前記交番
パルス発生回路13からの交番パルスが入力され、この
入カ端子Vinとコモン電圧駆動回路14及び制御電圧駆
動回路15との間には、レベルシフト回路31,差動増
輻回路32,及びバッファ回路33が介挿されている。
また、制御電圧駆動回路15の出力端と、差動増幅回路
32の入力端との間には、差分検出回路16が設けられ
ている。Vcは差動増幅回路32の増幅度を制御する制
御端子、VDD1 ,VDD2 ,VEE1 ,VEE2 はそれぞれ電
源端子、VCOM はコモン電圧出力端子、VL は制御電圧
出力端子である。
【0031】前記交番パルス発生回路13から出力され
る交番パルスは端子Vinに入力され、トランジスタ10
1,102、抵抗R11〜R13により構成されるレベルシ
フト回路31で交番パルスの直流レベルがシフトされ
る。
【0032】レベルシフト回路31は、入力端子Vinが
トランジスタ101のベースに接続し、そのコレクタが
電源端子VDD1 に接続し、エミッタが抵抗R11,R12の
直列回路の一端に接続し、その他端が電源端子VEE2 に
接続し、抵抗R11,R12の接続点がトランジスタ102
のベースに接続し、そのコレクタが前記電源端子VDD1
に接続し、エミッタが抵抗R13を介して前記電源端子V
EE2 に接続する構成となっており、入力端子Vinの交番
パルスの直流レベルが抵抗R11と抵抗R12の分割比でレ
ベルシフトされてトランジスタ102のベースに供給さ
れるようになっている。
【0033】レベルシフト回路31からの交番パルス
は、差動増幅回路32に供給される。差動増幅回路72
はトランジスタ103〜105,抵抗R14〜R19で構成
され、レベルシフトされた交番パルスの振幅を増幅す
る。
【0034】差動増幅回路32は、差動対をなす一対の
トランジスタ104,105を有し、トランジスタ10
4のコレクタは電源端子VDD2 に接続し、そのベースは
抵抗R17を介して基準電位点に接続し、トランジスタ1
05のコレクタは抵抗R16を介して前記電源端子VDD2
に接続し、そのベースは抵抗R18を介して基準電位点に
接続する一方抵抗R19を介して制御端子Vc に接続し、
トランジスタ104,105の共通接続されたエミッタ
はトランジスタ103のコレクタ・エミッタ路と抵抗R
15を直列に介して前記電源端子VEE2 に接続し、トラン
ジスタ103のエミッタに対して前記レベルシフト回路
31のトランジスタ102のエミッタ出力(交番パル
ス)が抵抗R14を介して入力し、トランジスタ105の
コレクタより増幅された交番パルスを出力するようにな
っている。このとき、端子Vcからの制御電圧によりそ
の振幅が調整される。その後、バッファ回路33に供給
される。
【0035】バッファ回路33は、トランジスタ107
及び抵抗R21からなる第1のバッファと、トランジスタ
106及び抵抗R20からなる第2のバッファとを備えて
いる。
【0036】第1のバッファは、トランジスタ107の
コレクタを前記電源端子VDD2 に接続し、そのエミッタ
を抵抗R21を介して基準電位点に接続し、そのエミッタ
出力(交番パルス)をコモン電圧としてコモン電圧駆動
回路14に供給する。第2のバッファは、トランジスタ
106のコレクタを前記電源端子VDD2 に接続し、その
エミッタを抵抗R20を介して基準電位点に接続し、その
エミッタ出力(交番パルス)をVL 電圧として制御電圧
駆動回路15に供給する。
【0037】上記コモン電圧はコモン電圧駆動回路14
にて、コンデンサC11を介して抵抗R22〜R24,可変抵
抗器VR1 による第1の直流バイアス回路で直流バイア
スが与えられ、トランジスタ108〜111,抵抗R25
〜R28により構成される第1のSEPP回路で液晶パネ
ル10の共通電極VCOM を駆動する。
【0038】前記第1の直流バイアス回路は、電源端子
VDD2 と電源端子VEE1 の間に、抵抗R22,可変抵抗V
R1 ,及び抵抗R23の直列回路を接続し、可変抵抗VR
1 の摺動端子の電位(直流バイアス)を抵抗R24を介し
てコンデンサC11からのコモン電圧(交番パルス)に加
えるように構成している。また、前記第1のSEPP回
路は、トランジスタ108,109の各コレクタをそれ
ぞれ電源端子VDD2 ,VEE1 に接続し、それらのベース
に前記コンデンサC11からのコモン電圧(交番パルス)
を入力し、トランジスタ108のエミッタを抵抗R25を
介して電源端子VEE1 に接続し、トランジスタ109の
エミッタを抵抗R26を介して電源端子VDD2 に接続し、
トランジスタ108,109のそれぞれのエミッタ出力
をコンプリメンタリ接続のトランジスタ111,110
の各ベースに入力し、トランジスタ110,111の両
エミッタ間に抵抗R27,R28を直列に接続し、トランジ
スタ110のコレクタを電源端子VDD2 に接続し、トラ
ンジスタ111のコレクタを電源端子VEE1 に接続し、
抵抗R27,R28の接続点からプッシュプル出力を共通電
極VCOM に供給する構成となっている。
【0039】上記VL 電圧も同様にして制御電圧駆動回
路15により、コンデンサC12を介して抵抗R29〜R3
1,可変抵抗器VR2 による第2の直流バイアス回路で
直流バイアスが与えられ、トランジスタ112〜11
5,抵抗R32〜R35により構成される第2のSEPP回
路で液晶パネル10の制御電極VL を駆動している。
【0040】前記第2の直流バイアス回路は、基準電位
点と電源端子VEE2 の間に、抵抗R29,可変抵抗VR2
,及び抵抗R30の直列回路を接続し、可変抵抗VR2
の摺動端子の電位(直流バイアス)を抵抗R31を介して
コンデンサC12からのVL 電圧(交番パルス)に加える
ように構成している。また、前記第2のSEPP回路
は、トランジスタ112,113の各コレクタをそれぞ
れ基準電位点,電源端子VEE2 に接続し、それらのベー
スに前記コンデンサC12からのVL 電圧(交番パルス)
を入力し、トランジスタ112のエミッタを抵抗R32を
介して電源端子VEE2 に接続し、トランジスタ113の
エミッタを抵抗R33を介して基準電位点に接続し、トラ
ンジスタ112,113のそれぞれのエミッタ出力をコ
ンプリメンタリ接続のトランジスタ114,115の各
ベースに入力し、トランジスタ114,115の両エミ
ッタ間に抵抗R34,R35を直列に接続し、トランジスタ
114のコレクタを基準電位点に接続し、トランジスタ
115のコレクタを電源端子VEE2 に接続し、抵抗R3
4,R35の接続点からプッシュプル出力を制御電極VL
に供給する構成となっている。
【0041】制御電圧駆動回路15の前記第2のSEP
P回路の入力端(トランジスタ112のベース)の入力
信号(a) と前記第2のSEPP回路の出力端VL (抵抗
R34と抵抗R35の接続点)の出力信号(b) とは、差分検
出回路16に供給されており、差分検出回路16の出力
として得られる両信号の差分信号が前記差動増幅回路3
2の電流源トランジスタ103のエミッタに加えられる
(フィードバックされる)ようになっている。
【0042】前記差分検出回路16は、基準電位点と電
源端子VEE2 の間に、抵抗R52,トランジスタ116の
コレクタ・エミッタ路,及び抵抗R51を直列に接続し、
トランジスタ116のベースに前記入力信号(a) を入力
し、そのエミッタをコンデンサC1 及び抵抗R53の直列
回路を介してトランジスタ117のベースに接続し、そ
のコレクタを抵抗R56を介して基準電位点に接続し、そ
のエミッタを抵抗R55を介して電源端子VEE2 に接続
し、コレクタをトランジスタ118のベースに接続し、
トランジスタ118のコレクタを基準電位点に接続し、
そのエミッタを抵抗R57を介して電源端子VEE2 に接続
し、トランジスタ118のエミッタ出力を直流カット用
コンデンサC2 を介して出力段トランジスタ119のベ
ースに入力し、そのコレクタを基準電位点に接続し、エ
ミッタを抵抗R60を介して電源端子VEE2 に接続し、ト
ランジスタ119のベースと基準電位点との間に抵抗R
59を接続し、ベースと電源端子VEE2 の間に抵抗R58を
接続し、抵抗R59,R58によってトランジスタ119の
ベースバイアスを設定し、そのエミッタ出力を抵抗R61
を介して前記差動増幅回路32の電流源トランジスタ1
03のエミッタに加える構成となっている。電流源トラ
ンジスタ103のエミッタにおいては、前記レベルシフ
ト回路31からのレベルシフトされた交番パルスに対し
て前記差分検出回路16からの出力を加算することにな
る。
【0043】次に、図3を参照して図2の駆動回路の動
作を説明する。図3は図2の駆動回路の動作波形図であ
る。
【0044】まず、制御電圧駆動回路15の入カ信号
(a) と出カ信号(b) が差分検出回路16に入カされる。
入力信号(a) は図3(a) のような交番パルスであり、出
力信号(b) は差分検出回路16が接続されていない場合
は図3(b) に示すようであり、制御電極VL の容量成分
に起因して歪んだ波形となっている。入力信号(a) はト
ランジスタ116,抵抗R51,R52による反転回路で反
転されて図3(c) に示すようになり、この反転信号(c)
はコンデンサC1 を介して抵抗R53,R54により、前記
出力信号(b) と加算され、図3(d) に示す差分信号(d)
が得られる。次に、トランジスタ117,抵抗R55,R
56による反転増幅回路で反転増輻されて図3(e) に示す
ようになり、トランジスタ118,119のエミッタフ
ォロワを経由して出力される。
【0045】この差分信号(e) は抵抗R61を介して差動
増幅回路32に入力され、差動増幅回路32内の抵抗R
14を介して入力されている元の交番パルスと加算され
る。従って、制御電圧駆動回路15の入力信号(a) と出
力信号(b) の差分信号(d) がなくなるようにフィードバ
ックループを形成できるため、従来の図11のような映
像信号による画面の影響をなくすことができる。また、
差分検出回路16は低価格なディスクリート部品で構成
できるため、従来のように高価なIC等を使用せずに済
み、経済的な効果も得られる。
【0046】図4は本発明の他の実施の形態の液晶表示
装置を示すブロックである。
【0047】図4においては、図1の液晶表示装置にお
ける差分検出回路16の出力ライン上に映像出力回路1
1からの映像信号を加算するための第2の加算手段であ
る加算回路18を設け、差分検出回路16からの差分信
号に対して映像信号を加算した後に前記加算回路17に
入力する構成としたものである。その他の構成は図1と
同様である。
【0048】図4の構成によれば、図1における差分検
出回路16と加算回路17によるフィードバック系に加
えて、さらに前記コモン駆動回路14および制御電圧駆
動回路15に入力する交番パルスに対して、映像信号を
加算する加算回路18を設けたので、交番駆動パルスに
与える映像信号の影響をほとんど無くすことができ、高
価なICを使用せずとも良好な画像を表示することが可
能である。
【0049】図5は、図4に対応した、上記共通電極V
COM および制御電極VL を駆動する回路構成例を示す。
図2の回路構成例における差分検出回路16に映像信号
を加算する加算回路18を追加した構成であるため、図
2と同じ部分の説明は省略する。
【0050】図5において、加算回路18は、映像出力
回路11からのR,G,B信号をそれぞれ抵抗R62,R
63,R64を介して導出し、これら抵抗R62,R63,R64
の出力端を共通に接続した接続点で合成し、さらにその
接続点を抵抗R65,コンデンサC3 を直列に介して前記
差分検出回路16内の反転増幅用トランジスタ117の
コレクタ出力端に接続する構成となっている。
【0051】図5の構成においては、映像出力回路11
からの赤、緑、青の各色信号(R,G,B)を抵抗R62
〜R64により加算し、抵抗R65及びコンデンサC3 を介
して差分信号(d) の反転増幅回路の出力(トランジスタ
117のコレクタ出力)(e)と加算するように構成して
いる。このように差分信号(e) に映像信号を加算して液
晶パネル10の制御電極(VL )を駆動することで、液
晶パネル10内のゲートラインの配線インピーダンス分
による映像信号の影響を取り除くことができ、さらに良
好な画像表示を行うことができる。
【0052】尚、図1及び図4の実施の形態では、制御
電圧駆動回路15の入力信号と出力信号の差分を検出し
てその差分信号を交番パルス発生回路13からの入力交
番パルスに加算する構成としているが、本発明はこれに
限定されず、コモン電圧駆動回路14の入力信号と出力
信号の差分を検出してその差分信号を交番パルス発生回
路13からの入力交番パルスに加算する構成としてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれぱ、負荷
容量の大きい液晶パネルの共通電極(VCOM )と制御電
極(VL )を交番パルスで駆動する際、VCOM ,VL の
駆動回路の入力信号と出カ信号の差分がなくなるように
フィードバック系を構成するので、VCOM ,VL 電極に
供給する交番電圧の変動を抑え、映像信号の影響を無く
して、良好な画像を表示することができる。さらに、映
像信号を加算して補正することにより、映像信号の影響
をほとんど無くすことができる。低価格なディスクリー
ト部品で構成できるため、従来のように高価なIC等を
使用せずに済み、経済的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の液晶表示装置を示すブ
ロック図。
【図2】図1の要部の回路構成を示す回路図。
【図3】図2の動作を説明するための波形図。
【図4】本発明の他の実施の形態の液晶表示装置を示す
ブロック図。
【図5】図4の要部の回路構成を示す回路図。
【図6】従来の液晶表示装置の概略ブロック図。
【図7】図6の液晶パネルの概念図。
【図8】図6の液晶パネルの駆動方法を示す波形図。
【図9】図6の液晶パネルの駆動回路の回路構成を示す
回路図。
【図10】従来の駆動回路の問題となる制御電極VL の
容量成分を説明する回路図。
【図11】従来の駆動回路の問題を説明するための実測
波形図。
【図12】図11の波形例に対応した画面表示を示す
図。
【符号の説明】 10…カラー液晶パネル 11…映像出力回路 13…交番パルス発生回路 14…コモン電圧駆動回路 15…制御電圧駆動回路 16…差分検出回路 17…加算回路 18…映像信号加算回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクティブマトリクス方式の液晶パネル
    と、 交番パルスを発生する交番パルス発生手段と、 前記液晶パネルに映像信号を供給する映像出力手段と、 前記交番パルス発生手段からの交番パルスを入力し、前
    記液晶パネルの共通電極に交番パルスを供給する第1の
    駆動手段と、 前記交番パルス発生手段からの交番パルスを入力し、前
    記液晶パネルの制御電極に交番パルスを供給する第2の
    駆動手段と、 前記第1又は第2の駆動回路の入力信号と出力信号の差
    分を検出する差分検出手段と、 前記差分検出手段からの差分信号を前記第1の駆動手段
    および第2の駆動手段に入力する交番パルスに対して加
    算する加算手段とを具備したことを特徴とする液晶表示
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置において、 さらに、前記差分検出手段からの差分信号に前記映像出
    力手段からの映像信号を加算する第2の加算手段を具備
    したことを特徴とする液晶表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100527089B1 (ko) * 2002-11-04 2005-11-09 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 액정표시장치의 공통전압 조정회로
KR100670045B1 (ko) * 2000-06-15 2007-01-16 삼성전자주식회사 교류형 공통 전극 전압을 이용한 액정 표시 장치
CN100338567C (zh) * 2004-05-10 2007-09-19 联咏科技股份有限公司 数据传输接口的方法
KR100928485B1 (ko) 2002-12-31 2009-11-26 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치

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