JP2002041003A - 液晶表示装置、及び液晶駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置、及び液晶駆動方法

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JP2002041003A
JP2002041003A JP2000229407A JP2000229407A JP2002041003A JP 2002041003 A JP2002041003 A JP 2002041003A JP 2000229407 A JP2000229407 A JP 2000229407A JP 2000229407 A JP2000229407 A JP 2000229407A JP 2002041003 A JP2002041003 A JP 2002041003A
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Takahiro Harada
貴浩 原田
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、TFT型液晶表示パネルを
駆動する際の消費電力を低減することが可能な液晶表示
装置、及び液晶駆動方法を提供することである。 【解決手段】 液晶表示パネル9の各画素電極に対向配
置された共通電極に所定周期毎に極性反転する共通信号
Vcomを共通信号生成回路16によって供給し、走査ド
ライバ7によって、各走査ラインに所定の走査タイミン
グで走査信号を供給し、信号ドライバ18によって、各
信号ラインに前記共通信号Vcomの極性反転のタイミン
グで交互に極性反転させながら表示信号VDを供給する
液晶表示装置10において、前記信号ラインに供給する
表示信号VDの中心電位を前記共通信号の極性反転のタ
イミングで、共通信号の極性反転方向に対する逆極性の
方向にシフトさせることにより、前記共通信号Vcomの
振幅を論理回路駆動用の電源電圧と同程度に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクティブマトリッ
クス型の液晶表示画面を駆動する液晶表示装置、及び液
晶駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング素子を用いた液晶表示装置
には、例えば、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film
Transistor)を用いて各画素毎に走査タイミングに応じ
て映像信号(表示信号VD)を書込み、液晶を駆動する
アクティブマトリックス型のTFT液晶パネルが知られ
ている。
【0003】ここで、図8〜図10を参照して、従来の
液晶表示装置100の構成及び動作を説明する。図8
は、従来の液晶表示装置100の構成を示すブロック図
であり、図9は従来の共通信号生成回路6を示す図であ
り、図10(a)はコントローラ5から入力される極性
反転信号POL、図10(b)は液晶に印加する共通信
号Vcom及び表示信号VDの波形を示す図である。
【0004】図8に示すように液晶表示装置100は、
電源供給回路1、ビデオインターフェイス回路3、反転
アンプ4、コントローラ5、共通信号生成回路6、走査
ドライバ7、信号ドライバ8、及び液晶表示パネル9か
ら構成される。
【0005】電源供給回路1は、各種電圧値の電源を生
成して、液晶表示装置100の各部へ供給する。走査ド
ライバ7に対しては論理回路駆動用の5.0V電源VD
D、ゲート信号VGの最大13.5V程度のハイレベル用
電源VGH、及び−18V程度のローレベル用電源VGLを
供給し、信号ドライバ8に対しては、論理回路駆動用の
5.0V電源VDD、及び表示信号VD用のバイアス電源
VSHを供給し、また、走査ドライバ7及び信号ドライバ
8に対して接地電圧V0(GND)を供給し、反転アン
プ4に対して、反転RGB信号の中心電位Vaを供給す
る。また、共通信号生成回路6に対しておよそ3.0V
の電源VCC、及びゲート信号VGの最大13.5V程度
のハイレベル用電源VGHを供給する。
【0006】映像信号入力端子2から入力される、例え
ばNTSC(National TelevisionSystem Committee)
方式のコンポジット映像信号がビデオインターフェイス
回路3に送られる。
【0007】ビデオインターフェイス回路3は、入力さ
れたコンポジット映像信号に対して同期分離検出や、コ
ントローラ5によるタイミング制御信号(図示省略)に
応じてバースト信号を抽出してクロマ処理等を行うこと
により、R,G,Bの原色信号であるRGB信号、水平
同期信号H、及び垂直同期信号Vをデコードして出力す
るものであり、RGB信号を反転アンプ4へ、各同期信
号H,Vをコントローラ5へそれぞれ出力する。
【0008】反転アンプ4は、ビデオインタフェース回
路3から供給されるRGB信号をコントローラ5から入
力される極性反転信号POLに応じて1水平走査期間
(1H)単位または1フィールド単位といった所定の周
期で極性を反転させて反転RGB信号を生成し、信号ド
ライバ8へ出力する。
【0009】コントローラ5は、液晶表示装置100の
各部の動作制御を行う。具体的にはビデオインタフェー
ス回路3から供給される同期信号H,Vに基づいて、液
晶表示パネル9の走査ラインを駆動する走査ドライバ7
に水平制御信号を、また液晶表示パネル9の信号ライン
を駆動する信号ドライバ8に垂直制御信号をそれぞれ出
力する。
【0010】共通信号生成回路6は、図9に示すよう
に、オペアンプOP、抵抗R1,R2,R3、可変抵抗
VR1,VR2,VR3、コンデンサC1,C2等によ
り構成されている。オペアンプOPの非反転入力端子に
は抵抗R2及び可変抵抗VR1が接続されて、所定のし
きい電圧が印加される。反転入力端子には抵抗R1を介
してコントローラから供給される極性反転信号POLが
入力される。また、このオペアンプOPには、可変抵抗
VR2と直列に接続された抵抗R3とが負帰還回路とし
て接続されている。可変抵抗VR1の抵抗値を調整する
ことによりしきい電圧が調整され、可変抵抗VR2の抵
抗値を調整することにより増幅率が調整される。また、
オペアンプOPの出力端子にはカップリングコンデンサ
C2を介してDC調整部と接続される。可変抵抗VR3
はDCバイアス電流を調整するためのものである。
【0011】共通信号生成回路6は、コントローラ5か
ら供給される極性反転信号POLを所定の増幅率で反転
増幅し、反転増幅した極性反転信号POLに対してバイ
アスをかけて共通信号Vcomを生成し、生成された共通
信号Vcomを液晶表示パネル9の各共通電極に供給す
る。
【0012】なお、オペアンプOPを駆動するために、
最大13.5V程度のゲート電圧用電源VGHを用いてい
る。以下に、その理由を説明する。従来の液晶駆動方法
では、TFTのゲート・ソース間の寄生容量の影響によ
る液晶印加電圧の歪みを補償するため、図10に示すよ
うに、共通電極に供給する共通信号Vcomの中心電位
(図10(b)の一点鎖線に示す)を表示信号VDの中
心電位に対してΔVだけ低く設定して液晶印加電圧が正
負対象な波形に近くなるようにしている。そのため、液
晶を駆動するために必要な最大5V程度の電圧に、上述
の電圧ΔVとしての約1V程度を加え、共通信号Vcom
の振幅を6Vと設定しているが、液晶モジュール用の駆
動電源には6.0V程度の電位差のものが無い。そのた
め、従来の共通信号生成回路6では走査ラインに印加す
るゲート電圧用電源VGH(約13.5V)を用いてい
る。
【0013】走査ドライバ7は、シフトレジスタ及びゲ
ート回路等(図示省略)から構成され、コントローラ5
から供給される水平制御信号に基づいてゲート信号VG
(走査信号)を生成して液晶表示パネル9のn本の走査
ラインに順次印加し、走査ラインを順次水平走査する。
【0014】信号ドライバ8は、例えば、シフトレジス
タ、サンプルホールド回路、アナログバッファ等から構
成されるアナログドライバであり、コントローラ5から
の垂直制御信号に従って、反転アンプ4から供給される
RGB反転信号を順次サンプリングし、当該サンプリン
グした信号に対応する階調信号を表示信号VDとして1
走査期間毎に液晶表示パネル9のm本の信号ラインに一
斉に印加する。
【0015】ここで、液晶に直流的な電圧を印加し続け
ると液晶が劣化するので、前記共通電極に対して交互に
反対極性の電圧を印加する反転駆動と呼ばれる交流駆動
を行う。このために、例えば、1フィールド期間または
1水平期間(1H)毎に表示信号VDの極性を反転させ
るとともに、共通信号Vcomの極性を反対方向に反転さ
せる。
【0016】液晶表示パネル9は、アクティブマトリッ
クス型のTFT液晶表示パネルが採用される。液晶表示
パネル9は、一対の基板(図示省略)間に液晶が封入さ
れ、一方の基板上にはn本の走査ライン(ゲートライ
ン)とm本の信号ライン(ドレインライン)がマトリッ
クス状に配置されて構成されている。また、走査ライン
と信号ラインの各交点にはnチャネルMOS型のTFT
素子からなるスイッチング素子が夫々配置され、スイッ
チング素子のゲート電極には走査ラインが接続され、ソ
ース電極には信号ラインが接続され、ドレイン電極には
画素電極が接続される。また、対向する基板側には共通
電極とカラーフィルタが配置されている。共通電極には
コモンラインが接続され、共通信号生成回路6から出力
される共通信号Vcomが供給される。
【0017】そして、液晶表示パネル9では上述の走査
ドライバ7及び信号ドライバ8によって順次走査ライン
及び信号ラインが選択駆動されて、順次選択された各画
素毎の画素電極に映像信号(RGB信号)に対応するド
レイン電圧(表示信号VD)が印加され、電荷が保持さ
れることにより映像(画像)が表示される。
【0018】次に、従来の液晶表示装置100の動作を
説明する。図10(a)に示すように極性反転信号PO
Lは1水平走査期間(1H)毎に反転してコントローラ
5から出力され、反転アンプ4及び共通信号生成回路6
に入力されている。共通信号生成回路6では、入力され
た極性反転信号POLをオペアンプOPによって反転増
幅し、図10(b)の太線で示すような波形を持つ共通
信号Vcomを液晶表示パネル9の各共通電極に出力す
る。
【0019】図10(b)において、VAは共通信号V
comがハイレベルのとき黒、ローレベルのとき白を表示
する表示信号VDの電位であり、VBは共通信号Vcomが
ハイレベルのとき白、ローレベルのとき黒を表示する表
示信号VDの電位である。
【0020】一方、映像信号入力端子2から映像信号が
入力されるとビデオインターフェイス回路3により、
R,G,Bの原色信号であるRGB信号、水平同期信号
H、及び垂直同期信号Vがデコードされ、反転アンプ1
4へRGB信号が入力され、水平同期信号H及び垂直同
期信号Vがコントローラ5へ入力される。
【0021】反転アンプ4はビデオインターフェイス回
路3から入力されるRGB信号を例えば1水平走査期間
(1H)毎に交互に極性を反転させて反転RGB信号を
生成し、信号ドライバ8に出力する。信号ドライバ8
は、コントローラ5から出力される垂直制御信号に基づ
いて、反転RGB信号に対応する表示信号VDを信号ラ
インに入力する。
【0022】TFTの走査ラインにゲート信号VGのハ
イレベル電圧VGHが印加されると、オンとなって選択さ
れた状態となる。このとき、信号ラインから表示信号V
Dとしてのドレイン電圧が画素電極に電荷の形で書き込
まれた後、次の走査ラインが選択されている間、前の走
査ラインを非選択状態としてTFTをオフすることによ
り、既に書き込まれた電荷によって画素が駆動される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の液
晶表示装置100では、共通信号Vcomを生成する際
に、液晶を駆動するための電圧(5V程度)に加え、T
FTのゲート・ソース間の寄生容量の影響による液晶印
加電圧の歪みを補償するためのΔV(1V程度)を必要
とする。そのため、6.0V以上の電位差の電源を用い
る必要があった。そして、液晶モジュール用の駆動電源
には6.0V程度の電位差のものが無いため、走査ライ
ンに印加するゲート電圧用電源VGH(約13.5V)を
用いて共通信号Vcomを生成していた。つまり、共通信
号Vcomの生成に必要な電圧(約6.0V)の2倍以上
もの電位差のある電源を用いていた。そのため、共通信
号の生成過程において電力を無駄に消費してしまうとい
う問題があった。
【0024】本発明の課題は、TFT型液晶表示パネル
を駆動する際の消費電力を低減することが可能な液晶表
示装置、及び液晶駆動方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、請求項1記載の発明は、各画素を構成する画
素電極に接続されたスイッチング素子を複数の走査ライ
ンと複数の信号ラインの各交点にマトリックス状に配置
してなる液晶表示パネルと、前記各画素電極に対向配置
された共通電極に所定周期毎に極性反転する共通信号を
供給する共通電極駆動手段と、前記スイッチング素子の
ゲート電極に夫々接続された各走査ラインに所定の走査
タイミングで走査信号を供給する走査側駆動手段と、前
記スイッチング素子のソース電極に夫々接続された各信
号ラインに、前記共通信号の極性反転のタイミングで交
互に極性反転させながら表示信号を供給する信号側駆動
手段と、を備えた液晶表示装置において、前記信号側駆
動手段は、前記表示信号の中心電位を、前記共通信号の
極性反転のタイミングで、前記共通信号の極性反転方向
に対する逆極性側に変動させて前記信号ラインに供給す
ることを特徴としている。
【0026】この請求項1記載の発明の液晶表示装置に
よれば、表示信号の中心電位を、共通信号の極性反転の
タイミングで、共通信号の極性反転方向と逆極性の方向
に変動させて供給するので、共通信号の振幅を小さく設
定することができ、共通信号生成時の消費電力を低減し
て少ない消費電力で液晶を駆動することができる。
【0027】また、請求項2記載の発明のように、請求
項1記載の液晶表示装置において、前記信号側駆動手段
が、デジタル映像信号をアナログ表示信号に変換するD
/A変換器を備えたデジタル入力駆動手段である場合、
前記共通信号の極性反転のタイミングでD/A変換器の
基準電圧を前記共通信号の極性反転方向に対する逆極性
側に切り替えることが有効である。
【0028】この請求項2記載の発明によれば、信号側
駆動手段のD/A変換器の基準電圧を前記共通信号の極
性反転方向に対する逆極性側に切り替えることにより、
表示信号の出力レベルの中心電位を共通信号の極性反転
方向と逆極性の方向に変動させることができる。
【0029】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1または2記載の液晶表示装置において、前記共通電
極駆動手段は、入力される極性反転信号を所定の電圧値
と比較して反転増幅する比較増幅回路及びバイアス調整
回路からなる共通信号生成手段を備え、前記比較増幅回
路には論理回路駆動用の電源を使用することが有効であ
る。
【0030】この請求項3記載の発明によれば、共通信
号生成手段を比較増幅回路及びバイアス調整回路により
構成し、前記比較増幅回路には論理回路駆動用の電源を
使用するので、共通信号生成時の電源を論理回路駆動用
電源からとることが可能となり、少ない消費電力で液晶
を駆動することができる。
【0031】請求項4記載の発明のように、請求項1ま
たは2に記載の液晶表示装置において、前記共通電極駆
動手段は、入力される極性反転信号を反転するインバー
タ及びバイアス調整回路からなる共通信号生成手段を備
え、前記インバータには論理回路駆動用の電源を使用す
ることが有効である。
【0032】この請求項4記載の発明によれば、共通信
号生成手段をインバータ及びバイアス調整回路により簡
素に構成し、前記インバータには論理回路駆動用の電源
を使用するので、共通信号生成時の電源を論理回路駆動
用電源からとることが可能となり、少ない消費電力で液
晶を駆動することができる。
【0033】また、請求項5記載の発明のように、請求
項1または2記載の液晶表示装置において、前記共通電
極駆動手段は、入力される極性反転信号を反転するイン
バータからなる共通信号生成手段を備え、前記インバー
タから出力される信号を前記共通電極に直接供給するこ
とを特徴とすることが有効である。
【0034】請求項5記載の発明によれば、共通信号生
成手段をインバータにより極めて簡素に構成し、極性反
転信号を反転した信号を共通信号として共通電極に直接
供給することができるので、より一層消費電力を低減す
ることができる。特に、低電圧で駆動する液晶表示パネ
ルを使用する場合に有効である。
【0035】請求項6記載の発明は、液晶表示パネルの
各画素を構成する画素電極に接続されたスイッチング素
子を複数の走査ラインと複数の信号ラインの各交点にマ
トリックス状に配置し、前記各画素電極に対向配置され
た共通電極に所定周期毎に極性反転する共通信号を供給
し、前記スイッチング素子のゲート電極に夫々接続され
た各走査ラインに所定の走査タイミングで走査信号を供
給し、前記スイッチング素子のソース電極に夫々接続さ
れた各信号ラインに、前記共通信号の極性反転のタイミ
ングで交互に極性反転させながら表示信号を供給して、
前記各画素毎の液晶を駆動する液晶駆動方法において、
前記表示信号の中心電位を、前記共通信号の極性反転の
タイミングで、前記共通信号の極性反転方向に対する逆
極性側に変動させて前記信号ラインに供給することを特
徴としている。
【0036】この請求項6記載の液晶駆動方法によれ
ば、表示信号の中心電位を、共通信号の極性反転のタイ
ミングで、共通信号の極性反転方向と逆極性の方向に変
動させて信号ラインに供給して液晶を駆動するので、共
通信号の振幅を小さく設定することができ、共通信号生
成時の消費電力を低減することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
液晶表示装置、及び液晶駆動方法の実施の形態を詳細に
説明する。
【0038】〔第1の実施の形態〕まず、本第1の実施
の形態における構成を説明する。図1は、第1の実施の
形態における液晶表示装置10の構成を示すブロック図
である。図1に示すように液晶表示装置10は、電源供
給回路11、ビデオインターフェイス回路3、反転アン
プ14、コントローラ5、共通信号生成回路16、走査
ドライバ7、信号ドライバ18、液晶表示パネル9、及
び抵抗R10,R20から構成される。
【0039】なお、図1において、ビデオインターフェ
イス回路3、コントローラ5、走査ドライバ7、及び液
晶表示パネル9については、図8に示す従来の液晶表示
装置100と同一であるので、同一の符号を付し、その
構成説明を省略る。
【0040】電源供給回路11は、各種電圧値の電源を
生成して液晶表示装置10の各部へ供給する。すなわち
共通信号生成回路16に対して通常の論理回路駆動用の
電源である5.0V電源VDD及びおよそ3.0Vの電源
VCCを供給する。また、走査ドライバ7に対しては論理
回路駆動用の5.0V電源VDD、ゲート信号VGの最大
13.5V程度のゲートハイレベル用電源VGH、及び−
18V程度のゲートローレベル用電源VGLを供給し、信
号ドライバ8に対しては、論理回路駆動用の5.0V電
源VDD、及び表示信号VD用のバイアス電源VSHを供給
し、また、走査ドライバ7及び信号ドライバ18に対し
て接地電圧V0(GND)を供給し、反転アンプ14に
対して、反転RGB信号の中心電位であるハイレベル電
位VHを供給する。
【0041】また、接地電圧V0(GND)を供給する
V0ラインと前記ハイレベル電位VHを供給するVHラ
インとに対して並列に二つの抵抗R10,R20を接続
する。そして、これら二つの抵抗R10,R20により
ハイレベル電位VHを分圧し、ローレベル電位VLを生
成して反転アンプ14に供給する。
【0042】つまり、従来の電源供給回路1と電源数は
同一としたまま、反転アンプ14へハイレベル電圧VH
及びローレベル電圧VLを供給する。
【0043】反転アンプ14は、ビデオインタフェース
回路3から供給されるRGB信号から反転RGB信号を
生成する際に、極性反転信号POLに同期して反転RG
B信号の中心電位が交互にハイレベルVHとローレベル
VLに変動するように切り替える。そして、中心電位を
変動して生成した反転RGB信号を信号ドライバ18に
対して出力する。極性反転信号POLの電位がローレベ
ルの場合は反転RGB信号の中心電位をローレベルVL
とし、極性反転信号POLの電位がハイレベルの場合は
反転RGB信号の中心電位をハイレベルVHに切り替え
る(図3参照)。
【0044】共通信号生成回路16は従来の共通信号生
成回路6と同一の回路構成であるが、オペアンプOPの
駆動電圧が従来と異なる。
【0045】図2に共通信号生成回路16の一例を示
す。以下、図2に示す構成の共通信号生成回路16を共
通信号生成回路16aと呼ぶ。共通信号生成回路16a
は、従来の共通信号生成回路6と同様に、オペアンプO
P、抵抗R1,R2,R3、可変抵抗VR1,VR2,
VR3、コンデンサC1,C2等により構成されてい
る。
【0046】そして、本実施の形態の共通信号生成回路
16aでは、オペアンプOPには通常の論理回路駆動用
の電源VDDが供給される。この電源VDDは5.0V程度
の大きさの電源である。
【0047】このように構成される共通信号生成回路1
6は、論理回路駆動用の電源VDD(=5.0V程度)に
てオペアンプOPを駆動して、コントローラ5から入力
される極性反転信号POLをオペアンプOPにより反転
増幅し、振幅5.0V程度の共通信号Vcomを出力す
る。
【0048】信号ドライバ18は、コントローラ5から
の垂直制御信号に従って、反転アンプ14から供給され
るRGB反転信号を順次サンプリングし、当該サンプリ
ングした信号に対応する階調信号を表示信号VDとして
1走査期間毎に液晶表示パネル9のm本の信号ラインに
一斉に印加する。このとき、反転アンプ14から入力さ
れる反転RGB信号の中心電位の変動に応じて、異なる
出力レベル範囲の表示信号VDが信号ラインに印加され
る。
【0049】反転アンプ14から入力される反転RGB
信号の中心電位がハイレベルVHである場合は、信号ド
ライバ18への出力レベル(表示信号VDの電位)が最
小VLmaxから最大VHmaxとなり、中心電位がローレベル
VLである場合は、信号ドライバ18のへ出力レベルが
最小VLminから最大VHminの範囲となる。この場合、両
レベルにおける信号ドライバ18の出力レベルの範囲
(VHmax−VLmin)は共通信号Vcomの振幅の大きさ
(5.0V)未満であるものとする(図3参照)。
【0050】次に動作を説明する。図3は第1の実施の
形態の液晶表示装置10の動作を説明するタイミングチ
ャートであり、(a)は極性反転信号POLを示し、
(b)は表示信号VD及び共通信号Vcomを重ねて示して
いる。
【0051】図3(a)に示すように極性反転信号PO
Lは1水平走査期間(1H)毎に反転してコントローラ
5から出力され、反転アンプ14及び共通信号生成回路
16に入力されている。共通信号生成回路16では、入
力された極性反転信号POLをオペアンプOPによって
反転増幅し、図3(b)の太線で示すような波形を持つ
共通信号Vcomを液晶表示パネル9の各共通電極に出力
する。すなわち、極性反転信号POLがローレベルのと
きにハイレベルの共通信号Vcomを出力し、極性反転信
号POLがハイレベルのときにローレベルの共通信号V
comを出力する。共通信号生成回路16において、オペ
アンプOPの駆動電源として通常の論理回路駆動用電源
VDDを使用しているため、共通信号Vcomのハイレベル
とローレベルの電位差は5V程度である。
【0052】一方、映像信号入力端子2から入力される
映像信号はビデオインターフェイス回路3により、RG
B信号、水平同期信号H、及び垂直同期信号Vにデコー
ドされ、RGB信号は反転アンプ14へ、水平同期信号
H及び垂直同期信号Vはコントローラ5へ入力される。
【0053】反転アンプ14はビデオインターフェイス
回路3から入力されるRGB信号を1水平走査期間(1
H)毎に交互に極性を反転させて反転RGB信号を生成
する。また、1水平走査期間毎に中心電位をハイレベル
VHとローレベルVLに変動させて反転RGB信号を生
成し、信号ドライバ18に出力する。信号ドライバ18
は、コントローラ5から出力される垂直制御信号に基づ
いて、反転RGB信号に対応する表示信号VDを信号ラ
インに入力する。
【0054】ここで、図3(b)の細点線に示すよう
に、表示信号VDの中心電位は共通信号Vcomがハイレベ
ルの場合にローレベルVLをとり、その出力レベルはV
HminからVLminの範囲となる。また、共通信号Vcomが
ローレベルの場合に中心電位はハイレベルVHをとり、
その出力レベルはVHmaxからVLmaxの範囲となる。ま
た、表示信号VDの出力レベル範囲(VHmax−VLmin)
は中心電位の変動に関わらず、共通信号Vcomの振幅未
満(<5V)とする。更に、従来の駆動方法において液
晶に印加する電圧(図中破線矢印の長さで示される)と
同一の電圧が液晶に印加されるように中心電位の変動幅
(VH−VL)が決定される。
【0055】図3(b)に示すように、はじめの水平走
査期間において、共通信号Vcom(太線)はハイレベル
が出力される。このとき、表示信号VDはVHminとVLmi
nの範囲(図中細かい点線の範囲)で出力され、中心電
位がローレベルVLとなっている。この時、液晶に印加
される電圧は破線矢印で示され、従来の液晶印加電圧と
同じ電圧に保たれている。次の水平走査期間において、
極性反転し、共通信号Vcom(太線)はローレベルが出
力される。また、表示信号VDは、その中心電位が前回
の水平走査期間における表示信号VDの中心電位VLよ
りも上方向にシフトして中心電位VHとなり、出力レベ
ルはVHmaxとVLmaxの範囲(図中細かい点線の範囲)で
出力される。この時、液晶印加電圧は破線矢印で示さ
れ、従来の液晶印加電圧と同じ電圧に保たれる。
【0056】更に、次の水平走査期間では、極性反転
し、共通信号Vcom(太線)はハイレベルで出力され
る。また、表示信号VDは、その中心電位が前回の水平
走査期間における表示信号VDの中心電位VHより下方
向にシフトして中心電位VLとなり、VHminとVLminの
範囲(図中細かい点線の範囲)で出力される。この時、
液晶印加電圧は破線矢印で示され、従来の液晶印加電圧
と同じ電圧に保たれる。
【0057】このように、表示信号VDは1水平走査期
間毎に極性を反転し、かつ中心電位も変動して、信号ラ
インに印加される。
【0058】以上説明したように、第1の実施の形態で
は、信号ラインに供給する表示信号VDの中心電位を前
記共通信号の極性反転のタイミングで、共通信号の極性
反転方向に対する逆極性の方向にシフトさせる。つま
り、表示信号VDの最大値と最小値の電位差(VHmax−
VLmin)を5.0V以下となるようにし、かつ、中心電
位を変動させたときの液晶印加電圧が従来の波形による
液晶印加電圧と同一になるようにする。その結果、共通
信号Vcomの振幅を5.0V程度に抑えることが可能と
なり、共通信号生成回路16のオペアンプOPに通常の
論理回路の駆動電圧である5.0V程度の電源を用いれ
ばよいことになる。従って、適正な電圧を液晶に印加し
ながら、共通信号生成時の消費電力を低減することが可
能となる。
【0059】また、電源供給回路11における電源数は
従来の電源供給回路1と変わらないため、電源供給回路
11を従来の電源供給回路1から特に変えることなく、
共通信号生成回路16の消費電力を低減することが可能
となるので、液晶表示装置10の消費電力を低減するこ
とが可能となる。
【0060】なお、第1の実施の形態では、信号ドライ
バ18への入力側の信号(反転RGB信号)の電位調整
にて表示信号VDの出力レベルを変動するようにした
が、信号ドライバ18内で出力電圧のレベルを調整でき
る場合は、その出力側の調整にて表示信号VDの中心電
位を変動させるようにしてもよい。
【0061】〔第2の実施の形態〕次に、第2の実施の
形態として、信号ドライバにデジタルドライバを用いた
液晶表示装置20について説明する。図4は、第2の実
施の形態の液晶表示装置20の構成を示すブロック図で
あり、図5は第2の実施の形態の液晶表示装置20の動
作を説明するタイミングチャートであり、(a)は極性
反転信号POLを示し、(b)は信号ドライバ28の出
力レベルの変動を示している。
【0062】まず、液晶表示装置20の構成を説明す
る。図4に示すように、第2の実施の形態の液晶表示装
置20は、電源供給回路21、ビデオインターフェイス
回路3、A/D変換器24、コントローラ5、共通信号
生成回路16、走査ドライバ7、信号ドライバ28、液
晶表示パネル9、及び抵抗R30,R40から構成され
る。
【0063】なお、図4において、ビデオインターフェ
イス回路3、コントローラ5、走査ドライバ7、及び液
晶表示パネル9については、図8に示す従来の液晶表示
装置100と同一であり、共通信号生成回路16は図2
に示す第1の実施の形態の共通信号生成回路16と同一
であるので、同一の符号を付し、その構成説明を省略す
る。
【0064】第2の実施の形態において、A/D変換器
24は、ビデオインタフェース回路3から供給されるア
ナログRGB信号をデジタル信号に変換し、RGBデジ
タル信号として信号ドライバ28へ出力する。信号ドラ
イバ28はシフトレジスタ、D/A変換器等から構成さ
れるデジタル入力ドライバであり、コントローラ5から
の垂直制御信号に従って、A/D変換器24から供給さ
れるRGBデジタル信号をD/A変換器によってアナロ
グ信号に変換してアナログ階調信号である表示信号VD
を生成し、1走査期間毎に液晶表示パネル9のm本の信
号ラインに一斉に印加する。
【0065】従来のデジタル入力ドライバでは一つの基
準電圧に基づいてRGBデジタル信号を対応するアナロ
グ表示信号VDにD/A変換するが、第2の実施の形態
の信号ドライバ28は、極性反転信号POLに同期して
D/A変換における基準電位を変動させる。すなわち、
電源供給回路21から信号ドライバ28に基準電位VA
(ローレベル)及びVB(ハイレベル)が供給され、基
準電位VA及びVBを極性反転信号POLに応じて選択
するように構成される。例えば、図5に示すように、基
準電圧VAによって生成されるアナログ階調信号の範囲
がVAmax〜VAmin、基準電圧VBによって生成される
アナログ階調信号の範囲がVBmin〜VBmaxの場合、極
性反転信号POLがローレベルの場合は基準電圧VAを
選択して、表示信号VDの出力レベルをVAmaxからVA
minの範囲とし、極性反転信号POLがハイレベルの場
合は基準電圧VBを選択して、表示信号VDの出力レベ
ルをVBminからVBmaxの範囲とする。このとき、表示
信号VDの出力レベル範囲(VBmax−VAmin)が共通
信号Vcomの振幅(5.0V)以内となるようにする。
【0066】また、表示信号VDの出力レベルを切り替
えた場合に液晶に印加される電圧が従来の駆動方法にお
いて液晶に印加される電圧(図中実線矢印の長さで示さ
れる)と同一となるように、表示信号VDの出力レベル
を調整する。つまり、極性反転信号POLがローレベル
のときは表示信号VDの出力レベルが低くなるようにD
/A変換時の基準電位をVAに下げ、極性反転信号PO
Lがハイレベルのときは表示信号VDの出力レベルが高
くなるようにD/A変換時の基準電位をVBに上げる。
また、共通信号Vcomの極性反転のタイミングでD/A
変換の極性(H/L)も反転する。
【0067】電源供給回路21は、各種電圧値の電源を
生成して、液晶表示装置20の各部へ供給する。すなわ
ち共通信号生成回路16に対して通常の論理回路駆動用
の5.0ボルト電源VDD及びおよそ3.0ボルトの電源
VCCを供給する。また、走査ドライバ7に対しては論理
回路駆動用の5.0V電源VDD、ゲート信号VGの最大
13.5V程度のゲートハイレベル用電源VGH、及び−
18V程度のゲートローレベル用電源VGLを供給し、A
/D変換器24に対して、A/D変換器24を駆動する
ための電源VDDを供給し、信号ドライバ28に対して
は、論理回路駆動用の5.0V電源VDDを供給し、D/
A変換の基準電位であるVAを供給する。また、走査ド
ライバ7及び信号ドライバ28に対して基準電圧V0
(GND)を供給する。
【0068】また、接地電圧V0(GND)を供給する
V0(GND)ラインと前記基準電位VAを供給するV
Aラインとに対して並列に二つの抵抗R30,R40を
接続する。そして、これら二つの抵抗R30,R40に
より基準電位VAを分圧し、基準電位VBを生成して信
号ドライバ28に供給する。
【0069】つまり、従来の電源供給回路1と電源数は
同一としたまま、信号ドライバ28へ基準電圧VA,V
Bを供給する。
【0070】次に、図5を参照して第2の実施の形態に
おける動作を説明する。まず、図5(a)に示すように
極性反転信号POLが1水平走査期間(1H)毎に反転
してコントローラ5から出力され、信号ドライバ28及
び共通信号生成回路16に入力されている。共通信号生
成回路16では入力された極性反転信号POLをオペア
ンプOPによって反転増幅し、図5(b)の太線で示す
ような波形を持つ共通信号Vcomを液晶表示パネル9の
各共通電極に出力する。すなわち、極性反転信号POL
がローレベルのときにハイレベルの共通信号Vcomを出
力し、極性反転信号POLがハイレベルのときにローレ
ベルの共通信号Vcomを出力する。共通信号生成回路1
6において、オペアンプOPの駆動電源として通常の論
理回路駆動用電源VDDを使用しているため、共通信号V
comのハイレベルとローレベルの電位差は5V程度であ
る。
【0071】一方、映像信号入力端子2から入力されビ
デオインターフェイス回路3によりデコードされたRG
B信号はA/D変換器24へ入力され、水平同期信号H
及び垂直同期信号Vはコントローラ5へ入力される。そ
して、A/D変換器24により入力されたRGB信号
(アナログ信号)がRGBデジタル信号に変換される。
信号ドライバ28は、コントローラ5から入力される極
性反転信号POLの極性反転タイミングに同期して、信
号ドライバ28内部のD/A変換器の基準電位VA(ロ
ーレベル),VB(ハイレベル)を選択し、選択された
基準電位でRGBデジタル信号をD/A変換し、アナロ
グ表示信号VDとして、コントローラ5から入力される
垂直制御信号に基づいて複数の信号ラインに一斉に出力
する。
【0072】表示信号VDの出力レベルの変動を図5
(b)の細点線で示す。はじめの水平走査期間におい
て、共通信号Vcom(太線)はハイレベルが出力され
る。このとき、信号ドライバ28はD/A変換器の基準
電位をVA(ローレベル)に切り替え、VAmaxからV
Aminの範囲でRGBデジタル信号をアナログの表示信
号VDに変換する(図中細点線)。この時、第1の実施
の形態の液晶表示装置10と同様に、液晶に印加される
電圧(図示省略)は従来のものと同じ電圧に保たれてい
る。
【0073】次の水平走査期間において、極性反転し、
共通信号Vcom(太線)はローレベルで出力される。こ
のとき、信号ドライバ28はD/A変換器の基準電位を
VB(ハイレベル)に切り替え、VBminからVBmaxの
範囲でRGBデジタル信号をアナログの表示信号VDに
変換する(図中細点線)。また、D/A変換の極性(H
/L)も反転する。この時、第1の実施の形態の液晶表
示装置10と同様に、液晶に印加される電圧(図示省
略)は従来の液晶印加電圧と同じ電圧に保たれている。
【0074】更に、次の水平走査期間では、極性を反転
し、共通信号Vcom(太線)はハイレベルで出力され
る。このとき、信号ドライバ28はD/A変換器の基準
電位をVA(ローレベル)に切り替え、VAmaxからV
Aminの範囲でRGBデジタル信号をアナログの表示信
号VDに変換する(図中細点線)。また、D/A変換の
極性(H/L)も反転する。この時、第1の実施の形態
の液晶表示装置10と同様に、液晶に印加される電圧
(図示省略)は従来のものと同じ電圧に保たれている。
【0075】このように、信号ドライバ28は共通信号
Vcomの極性反転の都度(1水平走査期間毎に)、表示
信号VDの極性を反転し、かつ出力レベル範囲も変動し
て、信号ラインに供給する。
【0076】以上説明したように、信号ドライバ28に
デジタル入力ドライバを用いた場合は、RGBデジタル
信号をアナログ表示信号VDにD/A変換する過程で、
その出力レベルを極性反転のタイミングで、共通信号V
comの極性反転方向に対する逆極性側に変動して、信号
ラインに出力する。つまり、D/A変換器の基準電位を
ハイレベルVBまたはローレベルVAに切り替える。こ
の時、D/A変換時の出力範囲を5.0V以内に抑え、
かつ、液晶印加電圧を従来の駆動方法による液晶印加電
圧と同一になるように調整することにより、共通信号を
5.0V程度に抑えることが可能となる。その結果、共
通電圧生成回路16のオペアンプOPに通常の論理回路
の駆動電圧である5V程度の電源を用いることが可能と
なる。従って、適正な電圧を液晶に印加しながら、共通
信号生成回路16の消費電力を低減することが可能とな
る。また、前記第1の実施の形態と同様に、電源供給回
路21における電源数は従来の電源供給回路1と変わら
ないため、電源供給回路21を従来の電源供給回路1か
ら特に変えることなく、共通信号生成回路16時の消費
電力を低減することが可能となり、液晶表示装置20の
消費電力を低減することが可能となる。
【0077】なお、上記の構成では電源供給回路21か
ら信号ドライバ28にD/A変換の基準電位VA、VB
が供給され、極性反転信号POLの極性反転タイミング
に同期して何れか一方を選択する構成としたが、電源供
給回路21から供給される基準電圧のレベルを極性反転
信号POLの極性反転タイミングに同期して変動させる
ように構成してもよい。この場合には、信号ドライバ2
8の構成は従来のデジタルドライバと同様とすることが
できる。
【0078】〔第3の実施の形態〕次に、第3の実施の
形態の液晶表示装置について説明する。第3の実施の形
態の液晶表示装置の構成は、共通信号生成回路を除き第
1または第2の実施の形態の液晶表示装置10,20と
同様なので、図示及び各部の説明を省略し、同一の各部
を第1の実施の形態の液晶表示装置10の各部と同一の
符号を付すこととする。以下、図6を参照して第3の実
施の形態の共通信号生成回路16bについて説明する。
【0079】第3の実施の形態の共通信号生成回路16
bはインバータINV、コンデンサC2、及びDC調整
部である可変抵抗VR3により構成される。インバータ
INVには通常の論理回路駆動用の電源VDDが供給され
る。この電源VDDは5.0V程度の大きさの電源であ
る。
【0080】インバータINVの入力端子にはコントロ
ーラ5から供給される極性反転信号POLが入力され、
極性反転信号POLの電位を固定して反転し、出力す
る。また、インバータINVの出力端子には、カップリ
ングコンデンサC2を介してDC調整部が接続される。
DC調整部の可変抵抗VR3は共通信号Vcomのバイア
ス電流を調整するためのものである。従って、第3の実
施の形態の共通信号生成回路16bは、コントローラ5
から供給される極性反転信号POLをインバータINV
により電圧を固定して反転して出力し、この出力信号に
対してDC調整部によってバイアスをかけて、共通信号
Vcomとして出力する。生成される共通信号Vcomの振幅
は5.0V程度である。
【0081】ここで、共通信号生成回路16bは共通信
号Vcomを生成する素子としてインバータINVを用い
るが、インバータINVはスレッシュの制限を受けるた
め、コントローラ5側で極性反転信号POLの振幅を調
整する。すなわち、極性反転信号POLの振幅をインバ
ータINVの動作に必要な振幅とする。
【0082】第3の実施の形態では、この共通信号生成
回路16bを液晶表示装置10(または20)に適用
し、信号ドライバ18(または28)から出力する表示
信号VDの中心電位を図2(または図5)に示すように
共通信号Vcomの極性反転のタイミングで交互に変動さ
せ、液晶印加電圧が従来の波形によるものと等しくなる
ようにしている。
【0083】以上説明したように、第3の実施の形態の
液晶表示装置は、共通信号Vcomを生成する共通信号生
成回路16bを、インバータINV、DC調整部、及び
カップリングコンデンサC2で構成し、コントローラ5
から供給される極性反転信号POLの振幅を固定して反
転し、所定の値のバイアスをかけて共通信号Vcomを生
成し、液晶表示パネル9の共通電極に対して出力する。
【0084】従って、オペアンプOPを使用せずに共通
信号Vcomを生成するので共通信号生成回路16を簡素
に構成できるとともに、共通信号生成時の消費電力を低
減させることができる。
【0085】なお、第3の実施の形態では、インバータ
INVの電源電圧値を固定値VDDとしたため共通信号の
振幅は固定であるが、インバータINVの電源電圧を変
動させることで共通信号の振幅を変動することも可能で
ある。
【0086】〔第4の実施の形態〕次に、第4の実施の
形態の液晶表示装置について説明する。第4の実施の形
態では、液晶表示パネル9に低電圧液晶を使用した場合
に好適な例を示す。すなわち、液晶表示パネル9に低電
圧液晶を用いる場合は、液晶印加電圧が小さくてよいた
め表示信号VDの出力レベル範囲を狭くすることができ
る。そこで、第4の実施の形態では、共通信号生成回路
16のDC調整部を省いて簡素に構成し、液晶に印加さ
れるDCバイアスの調整は表示信号VDの出力レベルの
調整で行うこととする。
【0087】また、第4の実施の形態の液晶表示装置
は、共通信号生成回路16の構成及び液晶表示パネルに
低電圧液晶を用いている点を除き、第1または第2の実
施の形態の液晶表示装置10,20と同様なので、図示
及び各部の説明を省略し、以下の説明には第1の実施の
形態の液晶表示装置10の各部と同一符号を付すことと
する。以下、図7を参照して第4の実施の形態の共通信
号生成回路16cについて説明する。
【0088】第4の実施の形態の共通信号生成回路16
aはインバータINVにより構成される。インバータI
NVには通常の論理回路駆動用の電源VDDが供給され
る。この電源VDDは5.0V程度の大きさの電源であ
る。
【0089】インバータINVの入力端子にはコントロ
ーラ5から供給される極性反転信号POLが入力され
る。インバータINVは極性反転信号POLの電位を固
定して反転し、この反転した信号を共通信号Vcomとし
て液晶の共通電極に対して出力する。すなわち、第1〜
第3の実施の形態の共通信号生成回路16a,16bに
示すようなDC調整部を設けずに、インバータINVの
出力を共通信号Vcomとして、直接共通電極へ供給す
る。
【0090】低電圧液晶を用いる場合、RGB信号の出
力レベル範囲は狭くてよいため、5.0V電源VDDの範
囲内でRGB信号の中心電圧を変動させることができ
る。そこで、液晶に印加される電圧のDCレベルの調整
が必要な場合は、信号ドライバ18に入力されるRGB
信号のレベルを調整すればよい。
【0091】また、第1〜第3の実施の形態と同様に、
信号ドライバ18(または28)から出力する表示信号
VDの中心電位を図2(または図5)に示すように共通
信号Vcomの極性反転のタイミングで交互に変動させ、
液晶印加電圧が従来の波形によるものと等しくなるよう
にしている。
【0092】以上説明したように、第4の実施の形態の
液晶表示装置は、共通信号Vcomを生成する共通信号生
成回路16cをインバータINVにより簡素に構成し、
コントローラ5から供給される極性反転信号POLの振
幅を固定して反転し、共通信号Vcomとして直接液晶の
共通電極に対して出力する。
【0093】従って、共通信号生成回路16cにおける
消費電力を更に低減し、また、液晶表示パネル9全体の
消費電力を低減することができる。
【0094】
【発明の効果】請求項1及び6記載の発明によれば、表
示信号の中心電位を共通信号の極性反転のタイミング
で、前記共通信号の極性反転方向に対する逆極性側に変
動させて供給するので、共通信号の振幅を小さく設定す
ることができ、共通信号生成時の消費電力を低減して少
ない消費電力で液晶を駆動することができる。
【0095】請求項2記載の発明によれば、信号側駆動
手段のD/A変換器の基準電圧を前記共通信号の極性反
転方向に対する逆極性側に切り替えることにより、表示
信号の出力レベルの中心電位を共通信号の極性反転方向
と逆極性の方向に変動させることができる。
【0096】請求項3記載の発明によれば、共通信号生
成手段を比較増幅回路及びバイアス調整回路により構成
し、前記比較増幅回路には論理回路駆動用の電源を使用
するので、共通信号生成時の電源を論理回路駆動用電源
から取ることが可能となり、少ない消費電力で液晶を駆
動することができる。
【0097】請求項4記載の発明によれば、共通信号生
成手段をインバータ及びバイアス調整回路により簡素に
構成し、前記インバータには論理回路駆動用の電源を使
用するので、共通信号生成時の電源を論理回路駆動用電
源から取ることが可能となり、少ない消費電力で液晶を
駆動することができる。
【0098】請求項5記載の発明によれば、共通信号生
成手段をインバータにより極めて簡素に構成し、極性反
転信号を反転した信号を共通信号として共通電極に直接
供給することができるので、より一層消費電力を低減す
ることができる。特に、低電圧で駆動する液晶表示パネ
ルを使用する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における液晶表示装置10の
構成を示すブロック図である。
【図2】共通信号生成回路16aを示す図である。
【図3】液晶表示装置10の動作を説明するタイミング
チャートであり、(a)は極性反転信号POL、(b)
は表示信号VD及び共通信号Vcomを重ねて示している。
【図4】第2の実施の形態の液晶表示装置20の構成を
示すブロック図である。
【図5】液晶表示装置20の動作を説明するタイミング
チャートであり、(a)は極性反転信号POL、(b)
は信号ドライバ28の出力電圧の範囲の変動を示す。
【図6】第3の実施の形態における共通信号生成回路1
6bを示す図である。
【図7】第4の実施の形態における共通信号生成回路1
6cを示す図である。
【図8】従来の液晶表示装置100の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】従来の共通信号生成回路6を示す図である。
【図10】従来の液晶表示装置100の動作を説明する
タイミングチャートであり、(a)は極性反転信号PO
L、(b)は共通信号Vcom及び表示信号VDを重ねて示
している。
【符号の説明】
10 液晶表示装置(第1の実施の形態) 11 電源供給回路 2 映像信号入力端子 3 ビデオインターフェイス回路 14 反転アンプ 5 コントローラ 16 共通信号生成回路 7 走査ドライバ 18 信号ドライバ(アナログドライバ) 9 液晶表示パネル R10,R20 抵抗 20 液晶表示装置(第2の実施の形態) 21 電源供給回路 24 A/D変換器 28 信号ドライバ(デジタルドライバ) R30,R40 抵抗 16a,16b,16c 共通信号生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 623 G09G 3/20 623C 623F 624 624C H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B Fターム(参考) 2H093 NA16 NA32 NA43 NA53 NC13 NC18 NC21 NC34 NC49 ND38 ND39 5C006 AA22 AC11 AC25 AC27 AF42 AF81 BB15 BC12 BF25 FA47 5C058 AA09 BA02 BA26 BB05 BB09 BB22 5C080 AA10 BB05 CC03 DD26 EE29 FF11 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各画素を構成する画素電極に接続されたス
    イッチング素子を複数の走査ラインと複数の信号ライン
    の各交点にマトリックス状に配置してなる液晶表示パネ
    ルと、 前記各画素電極に対向配置された共通電極に所定周期毎
    に極性反転する共通信号を供給する共通電極駆動手段
    と、 前記スイッチング素子のゲート電極に夫々接続された各
    走査ラインに所定の走査タイミングで走査信号を供給す
    る走査側駆動手段と、 前記スイッチング素子のソース電極に夫々接続された各
    信号ラインに、前記共通信号の極性反転のタイミングで
    交互に極性反転させながら表示信号を供給する信号側駆
    動手段と、 を備えた液晶表示装置において、 前記信号側駆動手段は、前記表示信号の中心電位を、前
    記共通信号の極性反転のタイミングで、前記共通信号の
    極性反転方向に対する逆極性側に変動させて前記信号ラ
    インに供給することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記信号側駆動手段が、デジタル映像信号
    をアナログ表示信号に変換するD/A変換器を備えたデ
    ジタル入力駆動手段である場合、前記共通信号の極性反
    転のタイミングで前記D/A変換器の基準電圧を前記共
    通信号の極性反転方向に対する逆極性側に切り替える手
    段を備えることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記共通電極駆動手段は、 入力される極性反転信号を所定の電圧値と比較して反転
    増幅する比較増幅回路及びバイアス調整回路からなる共
    通信号生成手段を備え、 前記比較増幅回路には論理回路駆動用の電源を使用する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】前記共通電極駆動手段は、 入力される極性反転信号を反転するインバータ及びバイ
    アス調整回路からなる共通信号生成手段を備え、 前記インバータには論理回路駆動用の電源を使用するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】前記共通電極駆動手段は、入力される極性
    反転信号を反転するインバータからなる共通信号生成手
    段を備え、 前記インバータから出力される信号を前記共通電極に直
    接供給することを特徴とする請求項1または2に記載の
    液晶表示装置。
  6. 【請求項6】液晶表示パネルの各画素を構成する画素電
    極に接続されたスイッチング素子を複数の走査ラインと
    複数の信号ラインの各交点にマトリックス状に配置し、 前記各画素電極に対向配置された共通電極に所定周期毎
    に極性反転する共通信号を供給し、 前記スイッチング素子のゲート電極に夫々接続された各
    走査ラインに所定の走査タイミングで走査信号を供給
    し、 前記スイッチング素子のソース電極に夫々接続された各
    信号ラインに、前記共通信号の極性反転のタイミングで
    交互に極性反転させながら表示信号を供給して、前記各
    画素毎の液晶を駆動する液晶駆動方法において、 前記表示信号の中心電位を、前記共通信号の極性反転の
    タイミングで、前記共通信号の極性反転方向に対する逆
    極性側に変動させて前記信号ラインに供給することを特
    徴とする液晶駆動方法。
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