JPH10195295A - ポリアミド酸溶液、それから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物 - Google Patents

ポリアミド酸溶液、それから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物

Info

Publication number
JPH10195295A
JPH10195295A JP111797A JP111797A JPH10195295A JP H10195295 A JPH10195295 A JP H10195295A JP 111797 A JP111797 A JP 111797A JP 111797 A JP111797 A JP 111797A JP H10195295 A JPH10195295 A JP H10195295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamic acid
water
acid solution
soluble
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP111797A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Miki
規彦 三木
Yoshiaki Echigo
良彰 越後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP111797A priority Critical patent/JPH10195295A/ja
Publication of JPH10195295A publication Critical patent/JPH10195295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルキルアミンを用いない低粘度ポリアミド
酸溶液、及び大気中で熱イミド転化しても、線熱膨張係
数が低く、優れた機力学特性を示すポリイミドフィルム
又はこのようなフィルムが基板上に形成されているポリ
イミド被覆物を提供する。 【解決手段】 特定成分で特定の組成よりなるポリアミ
ド酸と、水溶性エーテル系化合物、水溶性ケトン系化合
物、水溶性アルコール系化合物及び水から選ばれる2種
類以上の混合溶媒又は同一分子内にエーテル基とアルコ
ール性水酸基を有する化合物とからなり、20℃におけ
るポリアミド酸の濃度が、5重量%以上で粘度が200
ポイズ以下であることを特徴とするポリアミド酸溶液。
これから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被
覆物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド酸溶
液、それより得られるポリイミドフィルム又はこのフィ
ルムが基材上に形成されて成るポリイミド被覆物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリイミドは、耐熱性、機械的特
性に優れておりフィルム、コーティング材、成形体など
に広く利用されている。芳香族ポリイミドは一般に有機
溶媒に対し不溶であり、融点だけでなくガラス転移点を
有しないため、そのフィルムの製造はポリイミド前駆体
であるポリアミド酸の非プロトン性極性溶媒を用いたワ
ニスを塗工後、これを焼成、イミド化する方法が用いら
れている。またその絶縁性の良さ、耐熱性、寸法安定性
などから電子材料に多く使われており、シリコンウェハ
ー上にはスピンコートなどの塗工方法でポリアミド酸溶
液を塗布した後、イミド転化を行いポリイミド被覆層を
得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にポリイミドを基
板等と接合させる場合には、ポリイミドの線熱膨張係数
を基板等のそれと同程度まで低下させる必要があり、分
子鎖の剛直性を増大させる必要がある。しかしながら、
従来のポリアミド酸溶液の溶媒には非プロトン系極性溶
媒が用いられており、非プロトン系極性溶媒はその沸点
あるいは溶媒和の強さから熱イミド転化後もその系中に
とどまり、結果としてポリイミドの線熱膨張係数を下げ
る原因となってきた。この点に関して、特開平3−16
0780号公報に示されるように分子鎖中に剛直成分を
導入する、あるいは第3級アミンを導入するなどの方法
により線熱膨張係数を低下させる試みがなされている。
さらに本発明者等は先に特願平6−243719号にお
いて、ポリアミド酸と強く溶媒和することのない低沸点
混合溶媒を用いることにより、得られるポリイミドの線
熱膨張係数の低いポリイミドフィルム又はこのようなフ
ィルムが基板上に形成されたポリイミド被覆物を出願済
である。しかしながら上記いずれにも用いられている第
3級アミンを含有するポリアミド酸は、窒素中で熱イミ
ド転化した場合には優れた力学物性を示すものの、空気
中にて熱イミド転化した場合には、含有する第3級アミ
ンが分解し、引っ張り強度、破断伸びが大きく低下す
る。また従来の非プロトン系極性溶媒を用いたポリアミ
ド酸溶液では、その粘度が高く製膜、塗工が困難な場合
もあった。
【0004】なお、非プロトン系極性溶媒とはN,N−
ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチル−2−ピ
ロリドン(NMP)、ヘキサメチルホスホルアミド(H
MPA)、N−メチルカプロラクタム、ジメチルスルホ
キシド(DMSO)、N−アセチル−2−ピロリドン、
N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)などの、双
極子モーメントが約3.0デバイよりも大きな極性を有
するものである。
【0005】このような状況に鑑み、本発明の課題は、
アルキルアミンを用いないで、粘度が低く、製膜・塗工
が容易であるポリアミド酸溶液の提供、及びこの溶液よ
り得られる大気中で熱イミド転化しても、線熱膨張係数
が低く、優れた機力学特性を示すポリイミドフィルム又
はこのようなフィルムが基板上に形成されているポリイ
ミド被覆物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め鋭意検討を行った結果、特定のポリアミド酸と特定の
溶媒を用いて作成したポリアミド酸溶液は粘度が低く、
製膜・塗工が容易であり、この溶液から得られるポリイ
ミドフィルムは、空気中で熱イミド転化を施しても、線
熱膨張係数が低く、優れた機械的特性、寸法安定性を示
すことを見いだし、本発明に到達した。
【0007】すなわち本発明の要旨は、第一に、式
(1)で示され、X/Yが1〜4であるポリアミド酸
と、水溶性エーテル系化合物、水溶性ケトン系化合物、
水溶性アルコール系化合物及び水から選ばれる2種類以
上の混合溶媒又は同一分子内にエーテル基とアルコール
性水酸基を有する化合物とからなり、20℃におけるポ
リアミド酸の濃度が、5重量%以上で粘度が200ポイ
ズ以下であることを特徴とするポリアミド酸溶液であ
る。
【0008】
【化2】
【0009】第二に、前記ポリアミド酸溶液を成形して
イミド転化することにより得られるポリイミドフィルム
であり、30℃〜250℃における線熱膨張係数が2.
5×10-5/℃未満であることを特徴とするポリイミド
フィルムである。
【0010】第三に、前記ポリアミド酸溶液を基板上に
塗布し、イミド転化することにより得られ、30℃〜2
50℃における線熱膨張係数が2.5×10-5/℃未満
であるポリイミドフィルムが基板上に形成されているこ
とを特徴とするポリイミド被覆物である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。本発明のポリアミド酸溶液において、ポリアミド酸
は式(1)で示され、式(1)中のX/Yは1〜4であ
り、好ましくは3〜4である。この値が1未満の際には
得られるフィルムが脆くなり、4を越えた際にはフィル
ムの線熱膨張係数が2.5×10-5/℃未満にならな
い。
【0012】本発明におけるポリアミド酸溶液の溶媒と
しては、水溶性エーテル系化合物、水溶性アルコール系
化合物、水溶性ケトン系化合物および水から選ばれる2
種以上の混合溶媒、又は同一分子内にエーテル基とアル
コール性水酸基を有する化合物が用いられる。
【0013】水溶性エーテル系化合物、水溶性アルコー
ル、水溶性ケトンおよび水から選ばれる混合溶媒の組み
合わせとしては、水溶性エーテル系化合物と水、水溶性
エーテル系化合物と水溶性アルコール、水溶性ケトンと
水の組み合わせが特に好ましい。混合比率としては水溶
性エーテル系化合物と水の場合は96:4〜79:2
1、水溶性エーテル系化合物と水溶性アルコールの場合
は90:10〜56:44、水溶性ケトンと水の組み合
わせの場合は90:10〜40:60(何れも重量比)
が好ましい。
【0014】水溶性エーテル系化合物としては、例え
ば、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、トリ
オキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル等が挙げられる。特に好ましくはTHFであ
る。
【0015】水溶性アルコール系化合物としては、例え
ば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−
プロパノール、tert−ブチルアルコール、1,2−
エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、2−
メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、2−
エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパン
ジオール、1,2,6−ヘキサントリオール等が挙げら
れる。特に好ましくは、メタノール、エタノールであ
る。
【0016】水溶性ケトン系化合物としては、アセト
ン、メチルエチルケトン等が挙げられるが、特にアセト
ンが好ましい。同一分子内にエーテル基とアルコール性
水酸基を有する水溶性化合物としては、2−メトキシエ
タノール、2−エトキシエタノール、2−(メトキシメ
トキシ)エトキシエタノール、2−イソプロポキシエタ
ノール、2−ブトキシエタノール、テトラヒドロフルフ
リルアルコール、ジエチレングリコール、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル等が挙げられる。特に好ましくは、2
−メトキシエタノール、テトラヒドロフルフリルアルコ
ールである。
【0017】本発明におけるポリアミド酸溶液は、先に
述べた溶媒中でテトラカルボン酸二無水物とジアミンを
反応させて、所定の濃度のポリアミド酸溶液としたもの
を用いてもよいし、他の方法で得たポリアミド酸を先に
述べた溶媒に溶解したものを用いてもよい。流延塗工し
てポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物を得ること
ができるポリアミド酸溶液中のポリアミド酸の重量濃度
としては0.1〜60%が好ましく、より好ましくは5
〜20%である。ポリアミド酸の重量濃度が0.1%未
満では粘度が低く、60%超えると粘度が高過ぎたり、
ゲル化したり等して流延塗工に適さない傾向にある。
【0018】本発明において、ポリアミド酸溶液の粘度
については、TOKIMEC社製B型粘度計DVL−B
IIを用いて、20℃における測定により粘度を評価し
た。本発明のポリアミド酸溶液の粘度は、ポリアミド酸
の濃度が5重量%以上で粘度が200ポイズ以下であ
る。ポリアミド酸の濃度は流延塗工する際の塗工効率の
点から5重量%以上とした。粘度は通常重量濃度の増加
に伴い増加するが、本発明のポリアミド酸溶液の粘度は
固形分60重量%以下の濃度においては200ポイズを
超えることはない。また、濃度の低下に伴い粘度は低下
するがポリアミド酸溶液の使用上粘度は1ポイズ以上が
好ましい。
【0019】本発明におけるポリアミド酸溶液からは、
以下の方法によりポリイミドフィルム又はポリイミド被
覆物を得ることができる。 (1)ポリアミド酸溶液を、ガラス、金属等の基材の上
に塗布または流延し、10〜80℃で0.1〜4時間乾
燥し、基材上にポリアミド酸フィルムが形成されたポリ
アミド酸被覆物を得る。更にポリアミド酸フィルムを基
材から剥離し、ポリアミド酸フィルムを枠などに固定
し、150〜300℃で0.5〜5時間加熱する熱イミ
ド化処理、ポリアミド酸フィルムを無水酢酸及びピリジ
ンなどからなる閉環イミド化剤中に10〜40℃で1〜
20時間浸漬する化学イミド化処理いずれかを施し、ポ
リイミドフィルムを得る。
【0020】(2)またポリアミド酸フィルムを基材か
ら剥離せずに、ポリアミド酸被覆物を150〜300℃
で0.5〜5時間加熱する熱イミド化処理、またはポリ
アミド酸フィルムを無水酢酸及びピリジンなどからなる
閉環イミド化剤中に10〜40℃で1〜20時間浸漬す
る化学イミド化処理のいずれかを施し、ポリイミド被覆
物を得る。
【0021】(3)また、(2)で得たポリイミド被覆
物からポリイミドフィルムを剥離し、ポリイミドフィル
ムを得ることもできる。本発明においてポリアミド酸溶
液から得られるポリイミドフィルムの厚さとしては、従
来の方法で得られない1.0μm以上が好ましいが、よ
り好ましくは5.0μm以上である。
【0022】また基材としては、例えば金属箔、金属
線、ガラス、半導体等が挙げられる。金属としては金、
銀、銅、アルミニウム等が挙げられるが、特に基材とし
て銅を用いたものは回路基板として有用である。
【0023】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこの実施例
によって何等制限を受けるものではない。
【0024】実施例1 0.1リットルの三ツ口フラスコにTHF48gとメタ
ノール12gを入れ、混合し、そこへ4,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテル2.90gとパラフェニレンジア
ミン0.67gを添加し溶解させた。さらにピロメリッ
ト酸二無水物4.61gを添加し重合反応させ、一定時
間反応させることにより12重量%のポリアミド酸溶液
を得た。得られたポリアミド酸の粘度は9.4ポイズで
あった。こうして得たポリアミド酸溶液を、ガラス基板
上に塗工厚みが400μmになる様、安田精機(株)製
オートマティックフィルムアプリケーターを用いて塗工
速度35.2mm/秒で塗工した後、これを空気中、8
0℃で6時間、300℃で3時間熱処理する事によりポ
リイミド被覆物を得た。このポリイミド被覆物からポリ
イミド層を剥離することにより、ポリイミドフィルムを
得た。得られたフィルムの力学的物性、線熱膨張率(C
TE)を表1に示す。
【0025】実施例2 0.1リットルの三ツ口フラスコにTHF48gと水1
2gを入れ、混合し、そこへ4,4’−ジアミノジフェ
ニルエーテル2.90gとパラフェニレンジアミン0.
67gを添加し溶解させた。さらにピロメリット酸二無
水物4.61gを添加し重合反応させ、一定時間反応さ
せることにより12重量%のポリアミド酸溶液を得た。
得られたポリアミド酸の粘度は90ポイズであった。
【0026】実施例3 0.3リットルの三ツ口フラスコにメチルエチルケトン
124gと水31gを入れ、混合し、そこへ4,4’−
ジアミノジフェニルエーテル2.90gとパラフェニレ
ンジアミン0.67gを添加し溶解させた。さらにピロ
メリット酸二無水物4.61gを添加し重合反応させ、
一定時間反応させることにより5重量%のポリアミド酸
溶液を得た。得られたポリアミド酸の粘度は0.3ポイ
ズであった。
【0027】実施例4 0.1リットルの三ツ口フラスコにメトキシエタノール
60gを入れ、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル
2.90gとパラフェニレンジアミン0.67gを添加
し溶解させた。さらにピロメリット酸二無水物4.61
gを添加し重合反応させ、一定時間反応させることによ
り12重量%のポリアミド酸溶液を得た。得られたポリ
アミド酸の粘度は8.7ポイズであった。
【0028】比較例1 実施例と同様にして得られたポリアミド酸溶液に、N,
N’−ジメチル−n−ヘキサデシルアミン11.2gを
添加することにより、ポリアミド酸のアミン塩溶液を得
た。この溶液の粘度は870ポイズであった。こうして
得たポリアミド酸アミン塩溶液を、実施例と同様に塗工
後、空気中及び窒素雰囲気下で焼成後、実施例と同様の
操作によりポリイミドフィルムを得た。得られたポリイ
ミドフィルムの力学的物性、CTEを表1に示す。
【0029】比較例2 0.1リットルの三ツ口フラスコにN−メチル−2−ピ
ロリドン60gを入れ、混合し、そこへ4,4’−ジア
ミノジフェニルエーテル2.90gとパラフェニレンジ
アミン0.67gを添加し溶解させた。さらにピロメリ
ット酸二無水物4.61gを添加し重合反応させ、一定
時間反応させることにより12重量%のポリアミド酸溶
液を得た。得られたポリアミド酸の粘度は1130ポイ
ズであった。こうして得たポリアミド酸アミン塩溶液
に、実施例と同様の操作をすることによりポリイミドフ
ィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの力学的物
性、CTEを表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、比較例1のポリ
アミド酸溶液の粘度は高く、またポリイミドフィルムは
焼成雰囲気に大きく影響を受け、熱膨張率には多きな変
化はないものの特に強度と伸びの面で大きな劣化が見ら
れ、イミド化条件が大きく制限を受けることとなる。ま
た比較例2のポリイミドフィルムは、機械的強度、伸び
は実施例に比較して同等であるが、熱膨張率が劣る上に
溶液粘度が高く製膜が困難であることが分かる。
【0032】
【発明の効果】本発明のポリアミド酸溶液は、アルキル
アミンを用いない低粘度ポリアミド酸溶液であり、製膜
・塗工が容易である。また、このポリアミド酸溶液から
得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物の基
板上のフィルムは、空気中で熱イミド転化を施しても、
線熱膨張係数が低く、優れた力学的特性を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で示され、X/Yが1〜4であ
    るポリアミド酸と、水溶性エーテル系化合物、水溶性ケ
    トン系化合物、水溶性アルコール系化合物及び水から選
    ばれる2種類以上の混合溶媒又は同一分子内にエーテル
    基とアルコール性水酸基を有する化合物とからなり、2
    0℃におけるポリアミド酸の濃度が、5重量%以上で粘
    度が200ポイズ以下であることを特徴とするポリアミ
    ド酸溶液。 【化1】
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリアミド酸溶液を成形
    してイミド転化することにより得られるポリイミドフィ
    ルムであり、30℃〜250℃における線熱膨張係数が
    2.5×10-5/℃未満であることを特徴とするポリイ
    ミドフィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のポリアミド酸溶液を基板
    上に塗布し、イミド転化することにより得られ、30℃
    〜250℃における線熱膨張係数が2.5×10-5/℃
    未満であるポリイミドフィルムが基板上に形成されてい
    ることを特徴とするポリイミド被覆物。
JP111797A 1997-01-08 1997-01-08 ポリアミド酸溶液、それから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物 Pending JPH10195295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP111797A JPH10195295A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 ポリアミド酸溶液、それから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP111797A JPH10195295A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 ポリアミド酸溶液、それから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10195295A true JPH10195295A (ja) 1998-07-28

Family

ID=11492526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP111797A Pending JPH10195295A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 ポリアミド酸溶液、それから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10195295A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9505886B2 (en) 2014-07-25 2016-11-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition, method for preparing polyimide precursor, polyimide molded article, and method for preparing polyimide molded article
US9550862B2 (en) 2014-07-25 2017-01-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition, method for preparing polyimide precursor, polyimide molded article, and method for preparing polyimide molded article
US9840589B2 (en) 2015-09-09 2017-12-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition and method of preparing polyimide precursor composition
US9988534B2 (en) 2016-02-22 2018-06-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition and method for producing polyimide precursor composition

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9505886B2 (en) 2014-07-25 2016-11-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition, method for preparing polyimide precursor, polyimide molded article, and method for preparing polyimide molded article
US9550862B2 (en) 2014-07-25 2017-01-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition, method for preparing polyimide precursor, polyimide molded article, and method for preparing polyimide molded article
US9840589B2 (en) 2015-09-09 2017-12-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition and method of preparing polyimide precursor composition
US9988534B2 (en) 2016-02-22 2018-06-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Polyimide precursor composition and method for producing polyimide precursor composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040010062A1 (en) Polyimide copolymer and methods for preparing the same
US20100316877A1 (en) Method for preparing polyimide and polyimide prepared using the same
US20080214777A1 (en) Heteropolymeric Polyimide Polymer Compositions
EP3666780B1 (en) Siloxane compound and polyimide precursor composition comprising same
JPH08157599A (ja) ポリアミド酸溶液及びそれから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物
JPS62282486A (ja) フレキシブルプリント基板
CN111454452B (zh) 聚酰胺酸、聚酰亚胺、聚酰亚胺薄膜及柔性电路基板材料
JP2006336011A (ja) ポリイミド樹脂及びその製造方法
US5133989A (en) Process for producing metal-polyimide composite article
JP2009117830A (ja) 基板形成用組成物およびこれを用いたプリント配線板
JP3653499B2 (ja) ポリ(イミド−ベンゾオキサゾール)コポリマー
JPH11333376A (ja) ポリイミド前駆体溶液並びにそれから得られる塗膜及びその製造方法
JP2003335874A (ja) ポリイミドフィルム
KR19980079256A (ko) 폴리이미드 전구체 용액, 이의 제조방법, 이러한 용액으로부터 수득한 피막 또는 필름 및 필름의 제조방법
JP2624724B2 (ja) ポリイミドシロキサン組成物
JPH10195295A (ja) ポリアミド酸溶液、それから得られるポリイミドフィルム又はポリイミド被覆物
JP2006269558A (ja) フレキシブル積層基板の製造方法
JP2007169392A (ja) ポリアミド酸ワニス組成物および金属ポリイミド複合体
JP3981188B2 (ja) ポリアミド酸溶液
JPH08217877A (ja) ポリイミド樹脂及びポリイミドフィルム
JP2001302913A (ja) ポリイミド前駆体溶液及びそれから得られるポリイミド被膜
JP2631878B2 (ja) ポリイミドシロキサン組成物および膜
JPH03185066A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JPS61111182A (ja) ポリイミド−金属箔複合フイルムの製法
TWI774362B (zh) 化合物、樹脂組合物、及積層板