JPH10194657A - コンテナ吊用スプレッダ - Google Patents

コンテナ吊用スプレッダ

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JPH10194657A
JPH10194657A JP541697A JP541697A JPH10194657A JP H10194657 A JPH10194657 A JP H10194657A JP 541697 A JP541697 A JP 541697A JP 541697 A JP541697 A JP 541697A JP H10194657 A JPH10194657 A JP H10194657A
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寛治 小幡
Hideki Tanoue
英樹 田之上
Masanori Masumoto
雅典 益本
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    • B66C1/00Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles
    • B66C1/10Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means
    • B66C1/101Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means for containers
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 20′コンテナ2個吊りを、40′コンテナ
1個吊りの運転操作でなされるような操作ミスをなく
し、コンテナ片吊り等に伴う損傷、事故等の発生を防止
する。 【解決手段】 スプレッダ1の本体フレーム10の前後
方向中心線上に、下方に位置するコンテナが存在するか
否かを検出する手段20を設け、このコンテナ検出手段
からの検出信号と、コンテナクレーン運転状態とを比
較、判定して、運転操作がコンテナに不適切な操作で行
われている誤操作の場合は、適切な操作に修正制御する
制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷役岸壁等におい
て船舶と荷役岸壁との間でコンテナの吊上げ、運搬を行
うコンテナクレーンに使用するコンテナ吊用スプレッダ
に係り、特に船舶に混載される長さの長いコンテナを1
個吊上げ、運搬するとともに、長さの短いコンテナを同
時に2個吊上げて、運搬できるようにした、コンテナの
1個吊りおよび2個吊りに兼用できるコンテナ吊用スプ
レッダに関する。
【0002】
【従来の技術】流通の合理化面から、輸送の一貫体制を
作るためコンテナによる貨物の輸送が近年盛んに行われ
るようになっている。寸法、重量、強度等が国際規格に
沿って製作される、これらのコンテナは、寸法について
は、高さ、幅が8′(8フィート)の略統一された寸法
になっているが、長さは規定に沿って40′,30′,
20′,10′等多種類ものが製作され、用途に応じて
使い分け、使用されている。図6は、これらのコンテナ
のうち、例えば40′の長さの40′コンテナの1個吊
上げ、運搬と、20′の長さの20′コンテナのコンテ
ナを2個吊上げ、運搬を兼用できるようにした、1〜2
個吊り兼用のコンテナ吊用スプレッダの正面図である。
【0003】図において、1はコンテナ吊用スプレッダ
(以下、単にスプレッダという)、10はスプレッダ1
の本体フレーム、11は本体フレーム10の上端に配設
された滑車に巻回され、本体フレーム10を所定の高さ
に支持すると共に、昇降させる巻上索、12は本体フレ
ーム10の前後端から相互に反対方向、すなわち、本体
フレーム10の前後方向へ伸縮するように設けた一対の
伸縮ビーム、13は各伸縮ビーム12の先端部に固着さ
れたクロスビーム、14は各クロスビーム13の両側端
に固着された中空の固定コラムである。
【0004】また、15は、本体フレーム10の前後方
向中央部の両側に一端を軸止めしたシリンダ16の伸縮
により、本体フレーム10側面沿いに、対称に回動する
ように、一端を本体フレーム10の側面に取付けた中空
の回動式コラム、17は前述した固定コラム14及び回
動式コラム15内に装着され、コンテナ18の上面、前
後端部の両側、4隅部に設けられた隅金具に挿入し、そ
の回動によりコンテナ18をスプレッダ1に結合するツ
イストロック装置である。なお、この図においては、荷
役対象であるコンテナ18は、スプレッダ1により2個
吊り運搬が行われる2個の20′コンテナを示してい
る。
【0005】このような構成にされたスプレッダ1で
は、本体フレーム10の前後方向の中心線19の近傍
で、この中心線に対して対象な位置で、しかも本体フレ
ーム10の両側縁に、一端部がそれぞれ枢着された中心
線19の前、後、および本体フレーム10の左、右両側
に設けられた4個の回動式コラム15を、シリンダ16
の作動により実線で示す位置に引上げた状態として、図
示省略した40′コンテナの上方にスプレッダ1を移動
させ配置し、降下させて、伸縮ビーム12両端に設け
た、クロスビーム13の左右両側に設けた、固定コラム
14内の4個のツイストロック装置17を、40′コン
テナの上面4隅部内隅金具に挿入し、回動して結合し、
40′コンテナ1個を吊上げ、運搬することができる。
【0006】また、回動式コラム15をシリンダ16を
介して、破線で示す縦向き位置に移動した状態で、縦列
した2個の20′コンテナ18の上方にスプレッダ1を
移動させ配置し、降下させて、上述した8個のツイスト
ロック装置17のうち、一方のクロスビーム13に設け
た固定コラム14内の2個のツイストロック装置17
と、このクロスビーム13に近い一方の回動式コラム1
5内の2個のツイストロック装置17とを一方の20′
コンテナ18と連結し、さらに、他方のクロスビーム1
3の固定コラム14内の2個のツイストロック装置17
と、他方の回動式コラム15内の2個のツイストロック
装置とを他方の20′コンテナ18と連結して、20′
コンテナ18の2個を同時に吊上げ、運搬するようにし
ている。
【0007】すなわち、このスプレッダ1では、コンテ
ナ18の長さに対応して、1個吊り、2個吊りを兼用で
きるようにしている。また、40′コンテナ又は20′
コンテナ18を吊上げ、運搬し、船艙内、若しくは荷役
岸壁等の所定位置に載置した後、ツイストロック装置1
7を結合時とは逆方向に回動することにより、これらの
コンテナとスプレッダ1とは短時間で結合を解除でき
る。なお、このような1個吊り、2個吊りは、40′コ
ンテナ、20′コンテナ以外の前述した他の長さ規格等
のコンテナの吊上げ、運搬も、伸縮ビーム12を伸縮調
整することにより同様に適用できるものであるが、説明
を簡単にするため、本明細書においては、40′コンテ
ナ、20′コンテナへの適用に限定して説明を行うこと
にする。
【0008】また、このようなスプレッダ1を使用する
コンテナ荷役作業においては、コンテナクレーンの運転
室がコンテナ18の載置されている位置より高所に設け
られているのが通常であり、このため運転室内のオペレ
ータは、スプレッダ1に視界が遮られて、下側に載置さ
れ、吊上げ、運搬されるコンテナ18が見えない。この
ために、通常のコンテナ荷役作業では、地上のオペレー
タから、次に吊上げ、運搬するコンテナは、40′コン
テナ1個吊り又は20′コンテナ2個吊りの指示を受け
て、対応する前述した左右4個の回動式コラム15の位
置移動、若しくはツイストロック装置17のコンテナ1
8との結合操作等の荷役操作を行うようにしている。
【0009】従って、コンテナ荷役作業において、クレ
ーン運転室のオペレータが地上から受けた指示を40′
コンテナ1個吊りと認識し、対応する40′コンテナ1
個吊りの荷役操作を行ったとき、認識、又は伝達、又は
操作等の誤り等によって、実際の荷役対象のコンテナ1
8が20′コンテナ18の2個であるような場合が生じ
ることがあり得る。
【0010】このような場合、そのまま40′コンテナ
1個吊りの荷役操作により、20′コンテナ18の2個
吊りが行われると、図7で示すように、長さ方向に、前
後に2個並んだ20′コンテナ18の一方のコンテナ1
8の最前端と、他方のコンテナ18の最後端だけが、固
定コラム14内のツイストロック装置17に結合され、
一方のコンテナ18の最後端と、他方のコンテナ18の
前後端が吊り残される状態、いわゆる片吊りとなり、こ
れによる事故が発生し、スプレッダ1及び収容された貨
物を含むコンテナ18の両方を損傷させ、且つコンテナ
18の転落等が生じて、周辺に被害を波及させることが
起り得るという問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このよう
な、コンテナ1個〜2個吊りに兼用できる従来のコンテ
ナ吊用スプレッダにおいて、上述した問題の発生を解消
するため、上述したような、誤操作が行われるようなこ
とがあっても、荷役態様とコンテナ態様との異同を常時
検出し、コンテナ態様に対応する正常な荷役操作に変更
して、誤操作による事故等の発生を防止することのでき
るコンテナ吊用スプレッダを提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、第1番目の本
発明のコンテナ吊用スプレッダは、次の手段とした。
【0013】(1)前後端にそれぞれ配置されたクロス
ビームの両側、および本体フレームの前後方向中央線を
挟んだ位置の両側に、それぞれツイストロック装置を備
え、コンテナ1〜2個吊りができるようにした、スプレ
ッダの本体フレームの前後方向中央を横切る中心線上の
位置に、本体フレームの下方に、吊上げ、運搬を行うコ
ンテナがその中心線上を横切って存在するか、否かを検
出するコンテナ検出手段を設けた。
【0014】(2)コンテナ検出手段の検出信号とオペ
レータのコンテナクレーン操作とを比較して、コンテナ
検出手段の検出信号に対応したコンテナクレーンの荷役
操作がなされているか否かを判定し、コンテナの態様に
あった荷役操作でない誤操作が行われている場合には、
その誤操作を修正制御してコンテナの態様にあった、正
しい荷役操作にする制御手段を設けた。
【0015】また、第2番目の本発明のコンテナ吊用ス
プレッダは、上述(1),(2)の手段に加え、次の手
段とした。
【0016】(3)前述したコンテナ検出手段を、スプ
レッダの本体フレームの前後方向中央を横切る中心線上
の本体フレームの両側位置に、その位置に吊上げ、運搬
を行うコンテナが存在するときには、当該コンテナの長
さ方向の平らな縁部材上面を、垂直下向きに照準してコ
ンテナの有無を検出するように配置された非接触式セン
サーとした。
【0017】また、第3番目の本発明のコンテナ吊用ス
プレッダは、上述(1)〜(3)の手段に加え、次の手
段とした。
【0018】(4)前述した非接触式センサーを、スプ
レッダの本体フレームの前後方向中央を横切る中心線上
の本体フレームの両側位置に、その位置に吊上げ、運搬
を行うコンテナが存在するときには、当該コンテナの長
さ方向の平らな縁部材上面を、垂直下向きに光線と照射
してコンテナの有無を検出するように配置された光電式
センサーとした。
【0019】本発明のコンテナ吊用スプレッダは、上述
した構成により、40′コンテナ1個吊り、又は20′
コンテナ2個吊り荷役操作時に、スプレッダを荷役対象
のコンテナ上に垂直降下する状態で、スプレッダの本体
フレームの前後方向の中央を横切る軸線、すなわち中心
線上、若しくは中心線上の本体フレームの両側位置に、
検出手段、若しくは非接触式センサー、若しくは光電式
センサーにより、その中心線を横切るコンテナの存在の
有無を検出し、この検出信号により、スプレッダの荷役
態様の誤りを修正指示して制御することで、クレーン運
転室のオペレータが、正常なコンテナ態様が20′コン
テナ2個吊りであるにも拘わらず、40′コンテナ1個
吊りとのコンテナ態様を認識して、スプレッダの誤操作
を行った場合においても、スプレッダの誤操作によるコ
ンテナ片吊り等に伴い発生する事故を防止することがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンテナ吊用スプ
レッダの実施の一形態を図面にもとづき説明する。図1
〜図3は、本発明のコンテナ吊用スプレッダの実施の第
1形態を示す図で、図1はスプレッダの平面図、図2は
図1のA〜A矢視における正面図、図3は図2のB−B
矢視における横断面図である。なお、本実施の形態で使
用するスプレッダ1は、従来例で示したスプレッダ1と
同一構成のものを使用するものとし、また、従来と同一
部材は、図6と同一の符号を付し説明は省略する。
【0021】図1及び図2において、20はスプレッダ
1の本体フレーム10の前後方向の中央を横切る中心線
19の近傍で、当該中心線19に対して対称位置の本体
フレーム10の両側面に配置され、シリンダ16の作動
により本体フレーム10の側面に沿って、対称に回動す
るように取り付けられた2個の回動式コラム15の中間
部分に取り付けられた左右一対のコンテナ検出手段であ
る。
【0022】このコンテナ検出手段20は、図2および
図3に示すように、ロッド昇降式の検出スイッチ21、
本体フレーム10の側面に固定した支持パイプ22、お
よび支持パイプ22内に昇降自由に支持されたロッド2
3で構成され、好ましくは、ロッド23の下端が本体フ
レーム10の下方に位置する荷役対象のコンテナ18の
長さ方向の、平らにされた縁部材上面と接触可能にして
設けるようにしている。
【0023】なお、この形式のロッド昇降式のコンテナ
検出手段20は、図1〜図3に示すように、スプレッダ
本体フレーム10の両側面に設ける場合のほか、本体フ
レーム10の中心線19上で、本体フレーム10の幅の
中央位置から単一ロッド23が、本体フレーム10の下
端から出入り、昇降自由になるようにして設けることも
可能である。また、ロッド23は自由な状態下では、自
重で下側に突出状態に位置して、スイッチOFF状態を
保ち、スプレッダ1の下降でロッド23の下端がコンテ
ナ18の上面と接して押し上げられた時に、検出スイッ
チ21がスイッチONとなる構成としている。
【0024】表1は、スプレッダ1の操作態様毎に、前
記コンテナ検出手段20(ロッド昇降式の検出スイッチ
21)の検出信号に応じて、スプレッダ1の荷役態様の
誤りを修正指示する制御手段の制御内容を示す表であ
る。この表1に示す内容の制御を行う制御手段は、スプ
レッダ1を設けたクレーン運転室内の図示しない制御装
置内に設けている。
【0025】本実施の形態のコンテナ吊用スプレッダ
は、上述の構成にされているので、クレーン運転室のオ
ペレータは、地上からの指示、及びクレーンの制御装置
による表1に示す指示に応じ、自動又は手動制御下で、
以下に示すような、スプレッダ1によるコンテナ1個吊
り、又は2個吊り操作を行う。
【0026】(1)40′コンテナ1個吊り運転の場合 運転室のオペレータは、地上からの指示に応じ、40′
コンテナ1個吊り運転操作を開始する。この操作では、
スプレッダ1中央に設けられた4個の回動式コラム15
が、鉛直方向位置から水平位置に引込まれてスプレッダ
1が下降する。荷役対象のコンテナが指示通り40′コ
ンテナの場合は、コンテナ検出手段20のロッド23
が、本体フレーム10の中心線19下方に位置するコン
テナの縁部材上面と接して、押上げられて、検出スイッ
チ21はスイッチONとなる。
【0027】この状態で、スイッチON信号が制御装置
へ送られたとき、制御装置は表1に示すように、そのま
ま荷役運転を継続させることにより、ロッド23がほぼ
最上位まで押上げられて、スプレッダ1がコンテナの上
面に着床し、本体フレーム1両端のクロスビーム13の
両側に設けられている4個のツイストロック装置17
が、40′コンテナの前、後両側部に設けられた4つの
隅金具と結合し、スプレッダ1の巻上げでコンテナを支
障なく運搬できる。
【0028】他方、この40′コンテナ1個吊り運転操
作により、スプレッダ1が下降して行くとき、荷役対象
のコンテナが指示に反し、若しくは錯誤により、20′
コンテナ×2個であり、コンテナ態様が間違っていた場
合には、検出スイッチ21のロッド23は、スプレッダ
1の下降にも拘わらずコンテナ18に接触しないで、前
後に間隔を設けて載置された2個の20′コンテナ18
の端部間隙内を、そのまま下降し、スイッチOFF状態
でスプレッダ1の下面がコンテナ18に着床することに
なる。
【0029】この状態で、スイッチOFF信号が制御装
置へ送られたときには、制御装置は表1に示すように、
アラームを発し、同時に荷役運転を自動停止し、荷姿点
検をオペレータに指示する。オペレータは、この指示に
応じ、スプレッダ1と荷役対象の地上のコンテナ18と
を点検し、スプレッダ1を空のままで一端上昇させた
後、20コンテナ2個吊り制御に切換えて、コンテナ荷
役作業を再開することにより、20′コンテナ2個吊り
運転操作ができる。これにより、20′コンテナ2個の
片吊り状態の発生が防止でき、これによる事故を回避で
きる。
【0030】(2)20′コンテナ2個吊り運転の場合 クレーン運転室のオペレータは、地上からの20′コン
テナ2個吊りの指示を受けて、20′コンテナ2個吊り
運転操作を開始する。この操作では、スプレッダ中央に
設けられた4個の回動式コラム15が鉛直方向になる下
方に振出された状態でスプレッダ1が下降する。
【0031】この運転操作において、荷役対象のコンテ
ナが指示に反し、40′コンテナ×1個であった場合に
は、ロッド23が40′コンテナに接して上昇し、検出
スイッチ21がONになる。この状態で、スプレッダ1
がコンテナに達すると本体フレーム10中央の2個吊り
用ツイストロック17端が、コンテナ中央上面に阻止さ
れて吊上げ不能になる。この状態で、スイッチON信号
が制御装置へ送られたとき、制御装置は表1に示すよう
に、アラームを発し、同時に荷役運転を自動停止し、荷
姿点検をオペレータに指示する。オペレータは、この指
示に応じ、スプレッダ1と荷役対象の地上のコンテナを
点検し、スプレッダ1を空の状態で一端上昇させた後、
40′コンテナ1個吊り制御に切換え、遅滞なくコンテ
ナ荷役を再開することができる。
【0032】他方、この20′コンテナ2個吊り運転操
作により、スプレッダが下降して行くとき、荷役対象の
コンテナ18が指示通り20フィートコンテナ×2個の
場合は、検出スイッチ21のロッド23は前、後に載置
された一方のコンテナ18の後端と他方のコンテナ18
の前端との間の間隙部を、下降してスイッチOFF状態
のままで、スプレッダ1が前後のコンテナ18の上面に
着床し、8個のツイストロック装置17が、それぞれ2
個のコンテナ18の各4個づつの隅金具と結合可能とな
る。
【0033】この状態で、スイッチOFF信号が制御装
置へ送られたとき、制御装置は表1に示すように、その
まま荷役運転を継続させることにより、スプレッダの8
個のツイストロック装置17は、2個の20′コンテナ
の各4個づつの隅金具に結合され、スプレッダ1の巻上
げで2個の20′コンテナ18を支障なく同時に吊上
げ、運搬することができる。従って、上記構成による
と、状況の認識や、伝達や、操作の誤り等に起因する予
期しない事故、特にコンテナ片吊り等の重大な事故の発
生を有効に防止できる効果が得られる。
【0034】次に、図4〜図5は、本発明のコンテナ吊
用スプレッダの実施の第2形態を示す図で、図4は図1
に対応するスプレッダの正面図、図5は図4のC−C矢
視におけるコンテナ検出手段の拡大側面図である。
【0035】図4において、20′は超音波型や光電型
等の非接触式の反射型センサを用いたコンテナ検出手段
である。また、図5において、24は通常波型板で構成
されるコンテナ18の天壁と側壁の交差部を覆うアング
ル形の平らな縁板である。
【0036】この非接触式センサーを用いたコンテナ検
出手段20′は、実施の第1形態の場合と同様に、スプ
レッダ1の本体フレーム10の中心線19上の両側面部
に、下向きに、且つ本体フレーム10の下方に位置する
コンテナ18の縁板24上面を照準するように設ける。
その他の構成は第一実施例の場合と同様である。
【0037】クレーン運転室内のオペレータによるスプ
レッダの40′コンテナ1個吊り運転、及び20′コン
テナ2個吊り運転時における、この非接触式センサーを
用いたコンテナ検出手段20′のスイッチON/OFF
信号と、制御装置の対応する制御内容は、表1に示した
ものと同様である。
【0038】このように、コンテナ検出手段20′を非
接触式センサーで構成することにより、本実施の形態の
コンテナ吊用スプレッダでは、実施の第1形態において
使用したコンテナ検出手段20のセンサーの役目をする
ロッド23の曲がり等の機械的な部品の変形損傷や、そ
れによる動作エラーの発生がなくなることから、スプレ
ッダ1の中心線上に位置するコンテナの検出精度が良く
なり、コンテナ1〜2個吊り兼用荷役運転の能率を高
め、しかもコンテナ態様に対処した正確な運転操作をす
ることができる。
【0039】また、下部コンテナ検出手段20′の非接
触式センサーを光電式センサーで構成することによっ
て、風による検出エラーを防止でき、より正確な運転操
作ができるようになる。すなわち、非接触式センサーと
して使用される超音波式センサーに比較して、光電式セ
ンサーでは、発信する音波が風で流され、検出できない
状態を生じる超音波式センサーの不具合がなくなり、コ
ンテナ検出の精度とコンテナ1〜2個吊り兼用荷役運転
の能率を更に高くすることができる。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンテナ
吊用スプレッダによれば、特許請求の範囲に示す構成に
より、スプレッダの両端に配置されたクロスビーム、及
びスプレッダの本体フレーム中央の両側にコンテナ1〜
2個吊り用のツイストロック装置を備えるとともに、本
体フレーム中心上の位置にコンテナ検出手段を設け、コ
ンテナ検出手段の検出信号に対応して、誤操作を修正制
御する手段を設けたことによって、コンテナ1個吊り又
はコンテナ2個吊りに際して、運転操作の態様と実際の
スプレッダ下方にあるコンテナ態様との異同を常時検出
し、対応する正常な制御に変更できるようになり、コン
テナ片吊り等の操作エラーと事故の発生を防止する効果
を奏する。
【0042】また、コンテナ検出手段を、非接触式セン
サーで構成し、あるいは光電式反射型センサーで構成
し、本対フレーム中心線上の両側位置にコンテナの長さ
方向の平らな縁部材上面を垂直下向きに照準するよう配
置したことによって、コンテナ検出手段の検出精度を高
め、コンテナ1〜2個吊り兼用運転の能率を良くする効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナ吊用スプレッダの実施の第1
形態を示す平面図,
【図2】図1に示す矢視A−Aにおける正面図,
【図3】図2に示す矢視B−Bにおける横断面図,
【図4】本発明のコンテナ吊用スプレッダの実施の第2
形態を示す正面図,
【図5】図4の矢視C−Cにおけるコンテナ検出手段の
拡大側面図,
【図6】従来のコンテナ吊用スプレッダを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 コンテナ吊用スプレッダ 10 本体フレーム 11 巻上索 12 伸縮ビーム 13 クロスビーム 14 固定コラム 15 回動式コラム 16 シリンダー 17 ツイストロック装置 18 コンテナ 19 中心線 20 コンテナ検出手段(昇降ロッド式) 20′ コンテナ検出手段(非接触式) 21 検出スイッチ 22 支持パイプ 23 ロッド 24 縁板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上索により昇降する本体フレーム、前
    記本体フレームの両端から相互に前後へ伸縮する伸縮ビ
    ーム、前記伸縮ビームの先端部に固着されたクロスビー
    ム、前記クロスビームの両端部および前記本体フレーム
    の中央を挟む前,後位置の両側からそれぞれ下方に突出
    して、コンテナの前,後端両側部上面に設けられた隅金
    具に係合するツイストロック装置を具え、前記コンテナ
    の1個吊り又は2個吊りに兼用するようにしたコンテナ
    吊用スプレッダにおいて、前記本体フレームの前後方向
    の中心線上に配置され、前記本体フレーム下方に位置す
    る前記コンテナを検出するコンテナ検出手段と、前記コ
    ンテナ検出手段からの検出信号に応じて運転誤操作を修
    正制御する制御手段とを設けたことを特徴とするコンテ
    ナ吊用スプレッダ。
  2. 【請求項2】 前記コンテナ検出手段が、前記中心線上
    の本体フレームの両側に配置され、前記中心線下方を横
    切る前記コンテナの長さ方向の平らな縁部材上面を、下
    向きに照準する非接触式センサーであることを特徴とす
    る請求項1のコンテナ吊用スプレッダ。
  3. 【請求項3】 前記非接触式センサーが、前記中心線上
    の本体フレームの両側に配置され、前記中心線下方を横
    切る前記コンテナの長さ方向の平らな縁部材上面を、下
    向きに光線を照射して照準する光電式センサーであるこ
    とを特徴とする請求項2のコンテナ吊用スプレッダ。
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