JPH10191116A - 画像入力装置及び画像入力方法 - Google Patents

画像入力装置及び画像入力方法

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JPH10191116A
JPH10191116A JP8348385A JP34838596A JPH10191116A JP H10191116 A JPH10191116 A JP H10191116A JP 8348385 A JP8348385 A JP 8348385A JP 34838596 A JP34838596 A JP 34838596A JP H10191116 A JPH10191116 A JP H10191116A
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input device
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JP8348385A
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Daisuke Yokoyama
大輔 横山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニターを見ながらカメラ部の位置を調節す
る際の操作性を向上させるとともに、画像入力操作を楽
な姿勢で行うことができるようにする。 【解決手段】 カメラヘッドと、前記カメラヘッドを支
持する第1の支柱と、前記第1の支柱を支持する第2の
支柱と、前記第2の支柱を支持する基部とからなる画像
入力装置であって、撮像した被写体が、第1の被写体を
撮像する時には第1の所定の大きさで、第2の被写体を
撮像する時には第2の所定の大きさでモニター上にそれ
ぞれ表示されるように指示する概略位置指示手段を前記
カメラヘッドに設けて、書画撮像時に、原稿に対するカ
メラ部の相対な位置をほぼ一意に決めることができるよ
うにして、モニターと画像入力装置の位置が操作者を基
準として異なる方向にあっても、モニターと画像入力装
置とを交互に見るという動作を繰り返すことなく画像入
力を行うことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像入力装置及び画
像入力方法に係わり、例えば、書画及び人物を撮像する
ために用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図23は、従来の画像入力装置の一例を
示す斜視図である。図23において、201は画像入力
装置、202は直下に置かれた原稿あるいは人物を画像
情報として取り込むためのカメラ部であり、例えば単焦
点レンズを採用している。203はカメラ部202を支
持する第1の支柱、204は第1の支柱203を支持す
る第2の支柱、205は第2の支柱204を支持する基
部である。
【0003】206、207、208、209、210
は図中の矢印A、B、C、D、E方向にそれぞれ回動す
る関節部であり、これらの関節部によってカメラ部20
2の位置を自在に変化させることができるようになって
いる。このような画像入力装置201では、被写体を撮
像する際に、モニターを見ながらカメラ部202の位置
を移動させることにより所望の画像を撮像していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像入力装置で
は、モニターを見ながらカメラ部の位置を調節すること
によって取り込む画像を決定していたので、図24に示
すようにモニターと画像入力装置の位置が操作者を基準
として異なる方向にあった場合、被写体撮像時に操作者
はモニターを見てはカメラ部の位置を移動させ、またモ
ニターを見るという動作を繰り返し行わなければなら
ず、操作性が非常に悪い問題があった。
【0005】また、原稿撮像時に腕は画像入力装置の方
向を向き、顔はモニターの方向を向くというような、操
作者に無理な体勢を強いることにもなり非常に操作を行
い難い問題があった。
【0006】本発明は上述の問題点にかんがみ、モニタ
ーを見ながらカメラ部の位置を調節する際の操作性を向
上させるとともに、楽な姿勢で画像入力操作を行うこと
ができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像入力装置
は、カメラヘッドと、前記カメラヘッドを支持する第1
の支柱と、前記第1の支柱を支持する第2の支柱と、前
記第2の支柱を支持する基部とからなる画像入力装置で
あって、第1の被写体を撮像する時には、前記第1の被
写体が第1の所定の大きさでモニター上に表示されるよ
うに、第2の被写体を撮像する時には、前記第2の被写
体が第2の所定の大きさでモニター上に表示されるよう
に、前記カメラヘッドの概略位置を指示する概略位置指
示手段が前記カメラヘッドに設けられていることを特徴
としている。
【0008】また、本発明の他の特徴とするところは、
前記第1の被写体は書画であり、前記第2の被写体は人
物であることを特徴としている。
【0009】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記概略位置指示手段は、前記カメラヘッドに設け
られた発光手段を含むことを特徴としている。
【0010】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記概略位置指示手段は測距手段を含み、前記測距
手段によって前記カメラヘッドと前記第1または第2の
被写体との距離を測定し、前記第1または第2の被写体
が所定の距離範囲に入ることで撮像された被写体がモニ
ター上で所定の大きさとなった判断して前記発光手段を
発光させることを特徴としている。
【0011】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記概略位置指示手段は、撮像する書画の大きさに
応じた所定の状態にしたときに、前記撮像する書画の大
きさに対応する所定の発光が行われるようにする目安板
を含み、前記目安板は前記基部に対して起伏可能に設け
られていることを特徴としている。
【0012】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記目安板は、不使用時には前記基部に収納され、
使用時には前記基部の側面とある所定角度を持った状態
で前記カメラヘッドを支持することを特徴としている。
【0013】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記概略位置指示手段は、撮像する書画の大きさに
応じた所定の位置に前記カメラヘッドを支持する位置固
定板を含むことを特徴としている。
【0014】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記位置固定板は、前記基部に取り外し可能に設け
られた原稿載置台に対して起伏可能に設けられているこ
とを特徴としている。
【0015】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記位置固定板は、不使用時には前記原稿載置台に
収納され、使用時には原稿載置台に対して所定角度で前
記カメラヘッドの位置を固定するように構成されている
ことを特徴としている。
【0016】また、本発明の画像入力方法は、被写体を
撮像する時の距離の範囲が入力されたときにそれを記憶
する第1の処理と、前記第1の処理の後、書画撮像モー
ドか人物撮像モードかをカメラヘッドの姿勢に基づいて
判断する第2の処理と、前記第2の処理の判断の結果、
撮像モードが書画撮像モードである場合には第1種類の
発光を行い、人物撮像モードである場合には第2種類の
発光を行って操作者に撮像モードを報知する第3の処理
と、前記被写体と前記カメラヘッドとの距離を測定する
第4の処理と、前記第4の処理によって測定した前記被
写体と前記カメラヘッドとの距離が前記第1の処理で記
憶した距離の範囲内にあるか否かを判断する第5の処理
と、前記第5の処理の結果、前記被写体と前記カメラヘ
ッドとの距離が前記第1の処理で記憶した距離の範囲内
であれば第3種類の発光を行う第6の処理とを行うこと
を特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像入力装置の一
実施形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本実施形態による画像入力
装置の全体斜視図を表している。図1において、1は画
像入力装置である。2はカメラ部であり、直下に置かれ
た原稿あるいは人物を画像情報として取り込むためのも
のであり、本実施形態においては単焦点レンズを採用し
ている。
【0018】3は第1の支柱であり、前記カメラ部2を
支持しているもので、パイプ状に形成されている。4は
第1の支柱3を支持している第2の支柱であり、第1の
支柱3と同様にパイプ状に形成されている。
【0019】5は第2の支柱4を支持するための基部で
あり、6は図1中の矢印A方向にカメラ部2を回動させ
るための関節部である。7は図1中の矢印B方向に第1
の支柱3を回動させるための関節部、8は図1中の矢印
C方向に第2の支柱4を回動させるための関節部であ
る。
【0020】また、9は図1中の矢印D方向にカメラ部
2を回動させるための関節部であり、10は図1中の矢
印E方向に第2の支柱4を回動させるための関節部であ
る。
【0021】図2は、カメラ部2の外観の詳細を示す図
である。図2において、11はLED発光窓であり、カ
メラ部2の光軸を操作者側に向けた場合と、書画側に向
けた場合のいずれにおいても操作者が目視できるような
位置に設けられている。
【0022】また、前記LED発光窓11は、カメラ部
2に内蔵されているLED25(後述する)から発せら
れた光を通すためのものであり、操作者はこの光を目視
することでカメラ部2が書画撮像ポジションにあること
を認識することができる。
【0023】12はLED発光窓であり、カメラ部2の
光軸を操作者側に向けた場合と、書画側に向けた場合の
いずれにおいても操作者が目視できるような位置に設け
られている。また、前記LED発光窓12はカメラ部2
に内蔵されているLED26(後述する)から発せられ
た光を通すためのものであり、操作者はこの光を目視す
ることでカメラ部2が人物撮像ポジションにあることを
認識することができる。
【0024】13はLED発光窓であり、カメラ部2の
光軸を操作者側に向けた場合と書画側に向けた場合のい
ずれにおいても操作者が目視できるような位置に設けら
れている。また、前記LED発光窓13はカメラ部2に
内蔵されているLED27(後述する)から発せられた
光を通すためのものであり、操作者はこの光を目視する
ことでカメラ部2と被写体との距離が後述の距離設定キ
ー15から入力された設定距離の範囲内にあることを認
識することができる。
【0025】14はLED発光窓であり、カメラ部2外
観のレンズと同側面に設けられている。前記LED発光
窓14は、カメラ部2に内蔵されているLED28(後
述する)から発せられた光を通すためのものである。
後述のようにこの光は非常に直進性が強く、カメラ部2
の高さと光軸の振れ角を調節した時に原稿載置面上に、
ある原稿サイズの4隅を照らすようになっている。
【0026】15は距離設定キーであり、被写体がモニ
ター上で所望の大きさになるようにするために、被写体
とレンズ前玉との距離の範囲を入力するために設けられ
ているものである。なお、後述するように画像撮像時
に、原稿とレンズ前玉との距離が前記距離設定キー15
から入力された距離の範囲内にある場合には、LED2
5の点灯がLED発光窓11から確認されるようになっ
ている。
【0027】また、人物撮像時に、人物とレンズ前玉と
の距離が前記距離設定キー15から入力された距離の範
囲内にある場合には、LED26の点灯がLED発光窓
12から確認されるようになっている。
【0028】16は赤外線発光窓であり、カメラ部2の
外観のレンズと同側面に設けられている。前記赤外線発
光窓16は、カメラ部2に内蔵されている赤外線測距装
置21(後述する)から発せられた赤外線を通すための
ものである。
【0029】17はLCDであり、距離設定キー15に
よって入力された数値を目視確認するためのものであ
る。18は赤外線受光窓であり、カメラ部2の外観のレ
ンズと同側面に設けられている。前記赤外線受光窓18
は被写体によって反射された赤外線を通すために形成さ
れているものである。
【0030】図3は、カメラ部2に内蔵されている概略
位置指示手段の構成を示すブロック図である。図3にお
いて、19はLED25〜LED28の点灯あるいは消
灯を実行するためのドライバーであり、後述するシスコ
ン24からの命令を受けて動作するものである。
【0031】21は赤外線測距装置であり、カメラ部2
に内蔵されている。前記赤外線測距装置21は、カメラ
部2と被写体との距離を測定するためのものであり、本
実施形態においては赤外線方式を採用している。
【0032】前記赤外線は、前述した赤外線発光窓16
を通して被写体に対して発せられる。そして、被写体に
よって反射された赤外線が赤外線受光窓18を通して赤
外線測距装置21で受光される。なお、本実施形態にお
いては赤外線方式を採用した例を説明しているが、他の
測距手段、例えばイメージセンシング方式、光学式セン
サー、光電スイッチ、超音波センサー等を採用しても構
わない。
【0033】22は角度検知センサーであり、カメラ部
2に内蔵されている。本実施形態では、鉛直下向きを基
準に光軸の振れ角が±2度の振れの範囲内にあることを
検知するようになっている。なお、使用するレンズの画
角、焦点距離、絞り、撮像距離等によって前述の角度を
変化させた方がよい場合も考えられ、レンズに合わせた
最適な角度を決定することが望ましい。以下の説明にお
いては、光軸の振れ角が±2度の振れの範囲内にある場
合を書画撮像ポジションと呼び、光軸の振れ角が±2度
の範囲外にある場合を人物撮像ポジションと呼ぶことと
する。
【0034】23はメモリであり、距離設定キー15か
ら入力されたデータを記憶しておくためのものである。
24はシスコンであり、距離設定キー15、赤外線測距
装置21、角度検知センサー22より入力された情報を
処理し、ドライバー19に対してLED25〜LED2
8の点灯あるいは消灯の命令を下すためのものである。
【0035】第1のLED25は、カメラ部2が書画撮
像ポジションにあることを操作者に知らせるためのLE
Dであり、その発光は前記LED発光窓11を通して確
認することができる。第2のLED26は、カメラ部2
が人物撮像ポジションにあることを操作者に知らせるた
めのLEDであり、その発光は前記LED発光窓12を
通して確認することができる。
【0036】第3のLED27は、前記赤外線測距装置
21によって測定した被写体とカメラ部2との距離が、
前記距離設定キー15から入力された設定距離の範囲内
にあることを操作者に知らせるためのLEDであり、そ
の発光はLED発光窓13を通して確認することができ
る。
【0037】第4のLED28は、他のLED25〜2
7とは異なって、非常に直進性の強いLEDを4個用い
ており、カメラ部2の原稿載置面からの高さと光軸の振
れ角を調節した時に、原稿載置面上に原稿サイズの4隅
を照らすように設定されている。この第4のLED28
の発光は、前記LED発光窓14を通して確認すること
ができる。なお、本実施形態においては原稿載置面上に
A4原稿サイズの4隅に相当する点を照らすものとす
る。
【0038】なお、使用するレンズによっては画角が変
わることにもなるので、例えばレンズを交換する場合、
交換前と交換後で同じ範囲を撮像したい時には単焦点レ
ンズであるためカメラ部の高さを変える必要がある。し
たがって、撮像範囲を指示するための第4のLED28
の発光方向も変える必要がある。そのため、LED28
から発せられる光の向きを調節できるような構成として
もよい。
【0039】次に、画像入力装置1の操作方法を、A4
原稿を撮像する場合を例にして、図4のフローチャート
に従って説明する。装置本体の電源投入後、初めにカメ
ラ部2がどのようなポジションであれ、片方の手でカメ
ラ部2を持ち、距離設定キー15及びLCD17を操作
者が目視できるような位置に持ってくる。
【0040】まず、最初のステップ1においては、IC
D17に“書画撮像時の設定距離A(mm)〜B(m
m)?”と表示されているので、操作者は、例えば37
5mm〜385mmと設定する場合には、距離設定キー
15によって“375、385”と入力する。
【0041】更に、LCD17には“人物撮像時の設定
距離C(mm)〜D(mm)?”と表示されるので、操
作者は、例えば450mm〜550mmと設定する場合
には“450、550”と距離設定キー15によって入
力する。
【0042】なお、本実施形態においてはレンズの画角
を50度としているため、A4原稿を、図5に表すよう
な状態で撮像する時のレンズ前玉と原稿との距離は、お
およそ375mm〜385mmである。
【0043】また、モニター上の映像を表した図6に示
すような、バストショットでモニター上に表示する場合
における人物を撮像する時のレンズ前玉と原稿との距離
は、おおよそ450mm〜550mmである。よって、
本実施形態では前述の数値を距離設定キー15から入力
したものとして説明する。
【0044】次のステップ2においては、角度検知セン
サー22によってカメラ部2の姿勢から書画撮像モード
か否かが検知される。そこで、書画撮像モードであると
検知されたならばステップ3に進み、第1のLED25
が点灯する。操作者は、前記第1のLED25の発光を
LED発光窓11から確認することができる。
【0045】また、書画撮像モードでないと検知された
ならば、ステップ2からステップ12に進み、第2のL
ED26が点灯する。操作者は前記第2のLED26の
発光をLED発光窓12から確認することができる。次
に、ステップ13に進み、人物を撮像したいか否かを判
断し、人物を撮像したくない場合にはステップ19に進
んで光軸がなるべく鉛直方向となるようにカメラ部2の
姿勢を修正し、その後、ステップ2及びステップ3へと
進む。
【0046】ステップ4においては、第4のLED28
が点灯し、原稿載置面上に4点を照らす。ただし、この
時点ではカメラ部2の高さを調節していないので、ま
だ、A4原稿の4隅に相当する点は照らしていない。
【0047】次に、ステップ5においては、距離設定キ
ー15に入力された設定距離の範囲A(375mm)、
B(385mm)の値をシスコン24がメモリ23から
読み込む。次に、ステップ6においては、カメラ部2に
内蔵されている赤外線測距装置21によって原稿とカメ
ラ部2との距離d1が測定される。
【0048】次に、ステップ7においては、前記距離d
1がA<d1<Bの範囲内にあるかどうかがシスコン2
4によって判断される。この判断の結果、範囲内であれ
ばステップ8に進み、第3のLED27が点灯する。操
作者は、前記第3のLED27の発光をLED発光窓1
3から確認することができる。
【0049】次に、ステップ9において書画を撮像した
いか否かが判断される。この時、操作者が書画を撮像し
たいならば操作終了となる。後は第4のLED28によ
って照らされたA4原稿の4隅に相当する点に原稿の4
隅を合わせれば、図5に表すような状態でモニター上に
画面一杯に原稿を撮像することができる。
【0050】また、ステップ7において、前記距離d1
がA<d1<Bの範囲外であれば、ステップ7からステ
ップ10に進み、人物を撮影したいか否かが判断され
る。この場合は、書画を撮像するのであるからステップ
11に進む。
【0051】ステップ11では、ステップ7においてA
<d1<Bと判断されるまでカメラ部2の高さを調節す
る。その後は、第4のLED28によって照らされた点
に先程と同様に原稿を合わせればよい。
【0052】一方、ステップ13の判断の結果、人物を
撮像したい場合にはステップ13からステップ14に進
み、操作者は光軸を自分自身の方向に向ける。次に、ス
テップ15に進み、メモリ23からC及びDの値を読み
込む。次に、ステップ16に進んで被写体との距離d2
を測定する。
【0053】次に、ステップ17に進み、前記距離d2
がC<d1<Dの範囲内にあるかどうかをシスコン24
によって判断する。この判断の結果、範囲内であればス
テップ18に進み、第3のLED27が点灯する。操作
者は、前記第3のLED27の発光をLED発光窓13
から確認することができる。
【0054】また、ステップ17の判断の結果、範囲外
の場合にはステップ20に進み、C<d1<Dと判断さ
れるまでカメラ部2を、被写体に対して手前方向あるい
は奥方向に修正する。
【0055】以上のような動作を行うことにより、原稿
撮像時には原稿に対するカメラ部2の位置がほぼ一意に
決まり、モニターと画像入力装置の位置が操作者を基準
として異なる方向にあった場合でも、操作者がモニター
を見てはカメラ部2の位置を調節し、またモニターを見
るという動作を繰り返し行う必要がなくなり、操作性を
向上させることができる。
【0056】また、原稿撮像時の操作において、腕は画
像入力装置の方向を向いた状態で、顔をモニターの方向
に向けなければならないような、操作者に無理な体勢を
強いることもなくなり、操作をし易くすることができ
る。また、人物撮像時にも困難な撮像距離の調節がLE
Dの点灯によって殆どモニターを見ずに済むようにな
り、操作性を向上させることができる。
【0057】(第2の実施形態)図7は、本実施形態に
おける画像入力装置41の全体斜視図を表している。図
7において、42は直下に置かれた原稿あるいは人物を
画像情報として取り込むためのカメラ部であり、本実施
形態においては点焦点レンズを採用した例を示してい
る。
【0058】43はカメラ部42を支持しているパイプ
状の第1の支柱であり、44は第1の支柱43を支持し
ているパイプ状の第2の支柱である。
【0059】45は第2の支柱44を支持するための基
部であり、後述する目安板51を具備している。46は
図7中の矢印A方向にカメラ部42を回動させるための
関節部、47は図7中の矢印B方向に第1の支柱43を
回動させるための関節部、48は図7中の矢印C方向に
第2の支柱44を回動させるための関節部である。
【0060】49は図7中の矢印D方向にカメラ部42
を回動させるための関節部であり、50は図7中の矢印
E方向に第2の支柱44を回動させるための関節部であ
る。51はA4原稿撮像用及びマクロ撮影用の目安板で
あり、基部45の側面に設けられている。
【0061】なお、前記目安板51は基部45の4側面
のうち、第2の支柱44の回動範囲であればいずれの側
面に設けても構わない。また、本実施形態においてはマ
クロ撮影時に名刺サイズの原稿をモニター上に画面一杯
に撮像するものとする。
【0062】図8は、目安板51の機構を説明するため
の斜視図である。図8において、53は後述する伸縮板
54を収納するためのホルダーであり、本実施形態にお
いてはプラスチック材で形成されている。このホルダー
53は、直線H−Hを軸として後述する伸縮板54とと
もに図8中の矢印I方向に回動可能となっている。
【0063】54はプラスチック材で形成された伸縮板
であり、ホルダー53をガイドとして図8中の矢印J方
向に進退可能となっている。55は目安板51を使用す
る時にカメラ部42に設けられている座当て66(後述
する)に当てるための座であり、ゴム等の弾性部材で形
成されている。なお、この座55は伸縮板54をホルダ
ー53から引き出す時の把手の役割も果たしている。
【0064】図9は、図8中の直線L−Lに沿う目安板
51の断面図であり、この図に従って目安板51の伸縮
機構を説明する。56は先端が球状に形成された突起で
あり、前記伸縮板54と一体的に、かつプラスチック材
で形成されている。
【0065】57は突起56の根元の肉厚を薄くするこ
とにより突起56に図9中の矢印L方向のバネ性を持た
せるための穴である。58は半球状の溝であり、A4原
稿を撮像する時に前記突起56が嵌まるためのものであ
る。
【0066】59は溝58と同形状の溝であり、マクロ
撮影時及び目安板51の収納時に突起56が嵌まるため
のものである。60は目安板51を図8中の矢印I方向
に回動可能に支持するための突起であり、基部5に形成
された不図示の穴と嵌合することによって目安板51の
回動を図8中の矢印I方向に規制するためのものであ
る。
【0067】図10は、図8中の直線G−Gに沿うホル
ダー53の断面図であり、目安板51の回動中心H−H
付近の詳細を表したものである。なお、この図はホルダ
ー53が基部45に設置された状態で表されている。図
10において、61は先端が球状に形成された突起であ
り、ホルダー53と一体でかつプラスチック材で形成さ
れている。この突起61は、図8中の直線H−Hの長手
方向に沿って3個形成されている。
【0068】62は穴であり、突起61の根元の肉厚を
薄くすることにより、突起61に図10中の矢印M方向
のバネ性を持たせるためのものである。63は半球状の
溝であり、A4原稿を撮像する時に突起61が嵌まるた
めのものである。
【0069】64は溝63と同形状の溝であり、マクロ
撮影時に突起61が嵌まるためのものである。65は6
3と同形状の溝であり、目安板51の収納時(図7の状
態)に突起61が嵌まるためのものである。前記溝65
は図8中の直線H−Hの長手方向に沿って3個形成され
ている。66は目安板51の収納部である。
【0070】図11は、カメラ部42の詳細図である。
図11において、67は座当てであり、A4原稿を撮像
する時及びマクロ撮影時に目安板51に設けられている
座55が当たるためのスペースである。
【0071】68、69はLED発光窓であり、それぞ
れ後述するLED70、71から発せられた光を通すた
めのものである。
【0072】70はLEDであり、カメラ部42に4個
内蔵されており、本実施形態においては非常に直進性の
強いLEDが用いられていて、カメラ部2がA4原稿撮
像ポジションになった時に原稿載置面上にA4原稿の4
隅に相当する点を照らすようになっている。
【0073】71は同じくカメラ部42に内蔵された非
常に直進性の強い4個のLEDであり、カメラ部42が
マクロ撮影ポジションになった時に、本実施形態におい
ては名刺サイズの4隅に相当する点を照らすようになっ
ている。
【0074】また、これらのLED70、71の切り替
えは不図示のスイッチ機構によって行われるようになさ
れており、伸縮板54を図9中の矢印J方向上向きに伸
ばした時に、LED70が点灯するようになっている。
また、伸縮板54をホルダー53に収納した時にはLE
D71が点灯するようなっている。
【0075】以上、本実施形態の画像入力装置41の構
成を説明してきたが、本実施形態においては目安板51
によってカメラ部42の位置が決定されるのは、A4原
稿サイズと名刺サイズの2つの場合であった。しかし、
様々なサイズの原稿を撮像できるように目安板51の数
あるいは形状を変更した構成としても構わない。
【0076】次に、画像入力装置41の操作方法を、A
4原稿撮像時とマクロ撮影時とに分けて説明する。ま
ず、A4原稿を撮像する時の操作方法について説明す
る。装置本体の電源投入後、片方の手で目安板51を持
ち前記目安板51が収納部66に収納された状態から、
図10中の矢印I方向の左向きに回動させる。それに伴
って、突起61は溝65から外れ、溝63に嵌まり込
む。
【0077】次に、伸縮板54に設けられている座55
に指を引掛け、伸縮板54をホルダー53から図9中の
矢印J方向上向きに引っ張ると、突起56は溝59から
外れ、溝58に嵌まり込む。その時に、LED71が点
灯した状態からLED70が点灯した状態に変わる。
【0078】次に、 画像入力装置41を図7中の矢印
N方向から見た図12に表すような状態になった目安板
51に対して、カメラ部42を座当て67が座55に当
たるように持ってくる。
【0079】後は、LED70によって原稿載置面上に
照らされている4つの点にA4原稿の4隅を一致させ、
原稿を撮像すればよい。この時、被写体の画像は、図5
に表されるように、モニター上で画面一杯に映し出され
ている。
【0080】次に、マクロ撮影時の操作方法について説
明する。装置本体の電源投入後、片方の手で目安板51
を持ち、前記目安板51が収納部66に収納された状態
から、図10中の矢印I方向左向きに回動させる。
【0081】それに伴って、突起61は溝65から外
れ、溝63に嵌まり込む。更に、同方向に目安板51を
回動させると、突起61は溝63から外れ、64に嵌ま
り込む。なお、マクロ撮影時には、伸縮板54はホルダ
ー53に収納されたままで使用するため、この時にはL
ED71が点灯した状態である。
【0082】次に、画像入力装置41を、図7中の矢印
N方向から見た図13に表すような状態になった目安板
51に対して、カメラ部42を座当て67が座55に当
たるように持ってくる。
【0083】後は、LED71によって原稿載置面上に
照らされている4つの点に名刺サイズの原稿の4隅を一
致させて原稿を撮像すればよい。この時、被写体の画像
は図5に表されるように、モニター上で画面一杯に映し
出されている。
【0084】以上のような構成とすることにより、書画
撮像時に原稿に対するカメラ部42の相対な位置をほぼ
一意に決めることができる。このため、モニターと画像
入力装置の位置が操作者を基準として異なる方向にあっ
た場合に、操作者はモニターを見てはカメラ部の位置を
調節し、またモニターを見るという動作を繰り返す必要
がなくなるので、画像入力における操作性を向上させる
ことができる。
【0085】また、原稿撮像時に、腕が画像入力装置の
方向を向いた状態で、顔をモニターの方向に向けなけれ
ばならないというような、操作者に無理な体勢を強いる
こともなくなり、操作をし易くすることができる。
【0086】(第3の実施形態)図14は、本実施形態
における画像入力装置81の全体斜視図を表している。
図14において、82はカメラ部であり、直下に置かれ
た原稿あるいは人物を画像情報として取り込むためのも
のである。本実施形態においては、単焦点レンズを採用
している。
【0087】83はカメラ部82を支持しているパイプ
状の第1の支柱であり、84は第1の支柱83を支持し
ているパイプ状の第2の支柱である。
【0088】85は第2の支柱84を支持するための基
部であり、後述する原稿載置台97に対して取り付ける
ための止め具91、92、93を具備している。86は
図14中の矢印A方向にカメラ部82を回動させるため
の関節部、87は図14中の矢印B方向に第1の支柱8
3を回動させるための関節部、88は図14中の矢印C
方向に第2の支柱を回動させるための関節部である。
【0089】89は図14中の矢印D方向にカメラ部8
2を回動させるための関節部であり、90は図14中の
矢印E方向に第2の支柱84を回動させるための関節部
である。94、95、96はネジであり、後述する原稿
載置台97に基部85を固定するためのものである。こ
れらのネジ94〜96は、原稿載置台97に設けてある
不図示のネジ穴と係合する。なお、これらのネジ94〜
96はドライバー等を使用しなくても螺合できるように
するために、例えばコインネジでもよい。
【0090】97は原稿載置台であり、マクロ撮影時及
びA4原稿を撮像する時に使用する位置固定板98、9
9が設けられている。なお、本実施形態においてはマク
ロ撮影時に名刺サイズの原稿を画面一杯に撮像するもの
とする。100は位置固定板98、99を収納するため
の収納部である。
【0091】図15に示すように、本実施形態において
は収納部100にはA4原稿サイズの枠線とマクロ撮影
用の枠線、例えば名刺サイズの枠線といった定型サイズ
の枠線が書き込んである。そこで、書画を撮像する際に
は、原稿をこの枠線に合わせて載置すればよい。
【0092】図16は位置固定板98の詳細を説明する
ための斜視図である。なお、位置固定板99の機構は位
置固定板98と同様であるので説明は省略する。図16
において、101は後述する伸縮板102を収納するた
めのプラスチック材で形成されたホルダーであり、図1
6中の直線G−Gを軸として伸縮板102とともに図1
6中の矢印I方向に回動可能となっている。
【0093】102はプラスチック材で形成された伸縮
板であり、ホルダー101をガイドとして図16中の矢
印J方向にスライドするようになされている。103は
カメラ部82を固定するための固定具であり、プラスチ
ック材で形成されている。なお、固定具103の形状を
明らかにするために、図16中の直線H−Hに沿う断面
図を、図17に示す。
【0094】104はゴム等の弾性部材で形成された把
手であり、伸縮板102を図16中の矢印J方向に伸縮
させる時に、操作者が指を引掛けて使用するためのもの
である。また、前記把手104は位置固定板98を水平
位置まで図16中の矢印I方向に回動させた時、すなわ
ち位置固定板98を収納ポジションまで持ってきた時
に、後述する蛍光灯105、106の破損を防ぐための
座の役割も果しており、把手104の方が蛍光灯105
よりも先に収納部100の上面に接触するような高さに
形成されている。前記蛍光灯105、106は、原稿を
撮像するのに必要な光量を確保するためのものである。
【0095】図18は、図16中の直線K−Kに沿って
位置固定板98を断面したものであり、この図に従って
位置固定板98の伸縮機構を説明する。なお、位置固定
板99の伸縮機構は位置固定板98と同様であるので説
明は省略する。
【0096】図18において、107は先端が球状の突
起であり、伸縮板102と一体的に、かつプラスチック
材で構成されている。108は穴であり、突起107の
根元の肉厚を薄くすることにより突起107に図18中
の矢印L方向のバネ性を持たせるためのものである。
【0097】109は半球状の溝であり、A4原稿を撮
像する時に突起107が嵌まるためのものである。11
0は溝109と同形状に形成された溝であり、マクロ撮
影時と位置固定板98の収納時に突起107が嵌まるた
めのものである。111は位置固定板98を図16中の
矢印I方向に回動可能にするための突起であり、原稿載
置台97に形成された不図示の穴と嵌合することによっ
て位置固定板98の回動方向を規制するためのものであ
る。
【0098】図19は図16中の直線H−Hによってホ
ルダー101を断面したものであって、図16中の矢印
M方向から見た断面図である。115は先端が球状の突
起であり、ホルダー101と一体的にかつプラスチック
材で形成されていて、図16中の直線G−Gの長手方向
に沿って3個形成されている。
【0099】116は穴であり、突起115の根元の肉
厚を薄くすることにより、突起115に図19中の矢印
L方向のバネ性を持たせるためのものである。117は
半球状の溝であって、A4原稿を撮像する時に突起11
5が嵌まるためのものである。前記溝117は、図16
中の直線G−Gの長手方向に沿って3個形成されてい
る。
【0100】118は溝117と同形状の溝であって、
マクロ撮影時に突起115が嵌まるためのものであり、
図16中の直線G−Gの長手方向に沿って3個形成され
ている。119は溝117と同形状の溝であって、位置
固定板98を収納部100に収納する時、すなわち、原
稿載置台97を通常の原稿載置台として使用する時に突
起115が嵌まるためのものであり、図16中の直線G
−Gの長手方向に沿って3個形成されている。
【0101】図20はカメラ部82の外観詳細図であ
る。図20において、120は止め輪であり、カメラ部
2を位置固定板98、99に設けられている固定具10
3に固定するためのものである。図22に表すような状
態で固定される。
【0102】次に、本実施形態の画像入力装置81の操
作方法をマクロ撮影時とA4原稿を撮像する時について
説明する。マクロ撮影時には位置固定板98、99が原
稿載置台97に収納された状態から、まず片方の手で原
稿載置台97を押さえつつ、もう片方の手で位置固定板
98を図14中の矢印I方向上向きに回動させる。それ
に伴って突起115が溝119から外れ、溝118に嵌
まり込む。以上の動作を位置固定板99に関しても同様
に行う。
【0103】その後カメラ部82を持ち、固定具103
に対して止め輪120を押し付け、カメラ部82と位置
固定板98、99を固定する(図22参照)。最後に、
図14中の矢印N方向から原稿(名刺サイズ)を収納部
100の名刺サイズの枠線に合わせて載置し、不図示の
スイッチにより蛍光灯の電源をONにして原稿を撮像す
る。この時、被写体の画像は図5に表されるように、モ
ニター上で画面一杯に映し出されている。
【0104】次に、A4原稿を撮像する時の操作方法に
ついて説明する。位置固定板98、99が原稿載置台9
7に収納された状態から、片方の手で原稿載置台97を
押さえつつ、もう片方の手で位置固定板98を図14中
の矢印I方向上向きに回動させる。それに伴って、突起
115は溝119から外れ、溝118に嵌まり込む。更
に、位置固定板98をI方向上向きに回動させると、突
起115は溝118から外れ、溝117に嵌まり込む。
【0105】次に、伸縮板102を持ち、図16中の矢
印J方向上向きにホルダー101から引っ張ると、突起
107は溝109から外れ、溝108に嵌まり込む。以
上の操作を位置固定板99に関しても同様に行う。
【0106】その後、カメラ部82を持ち固定具103
に対して止め輪120に押しつけ、カメラ部82と位置
固定板98、99を固定する(図22参照)。最後に、
図14中の矢印N方向から原稿を収納部100にA4原
稿サイズの枠線に合わせて載置し、不図示のスイッチに
より蛍光灯の電源をONにして原稿を撮像する。この
時、被写体の画像は図5に表されるように、モニター上
で画面一杯に映し出されている。図21は、図14中の
矢印N方向から画像入力装置81を見たものを模式的に
表し、かつマクロ撮影ポジションとA4原稿撮像ポジシ
ョンを同時に表したものである。
【0107】以上、本実施形態の画像入力装置81の構
成及び操作方法について説明してきたが、本実施形態に
おいては撮像ポジションがA4原稿の場合と名刺サイズ
の原稿であったが、位置固定板98、99の形状及び収
納部100に書き込まれた枠線のサイズを変更すること
により様々な原稿サイズに対応することも可能である。
【0108】以上のような構成とすることにより、書画
撮像時に原稿に対するカメラ部の位置がほぼ一意に決ま
るので、モニターと画像入力装置の位置が操作者を基準
として異なる方向にあった場合に、操作者はモニターを
見てはカメラ部の位置を調節し、またモニターを見ると
いう動作を繰り返す必要がなくなり、操作性を向上させ
ることができる。
【0109】また、原稿撮像時に腕は画像入力装置の方
向を向き、顔はモニターの方向を向くというように操作
者に無理な体勢を強いることもなくなるので、操作し易
くなる。さらに、原稿載置台を取り外し可能にしたの
で、省スペース化を優先したい場合には原稿載置台を取
り外し、安定性と操作性を優先したい場合には原稿載置
台を取り付けるといったように、1台で様々な状況に対
応することができる。
【0110】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0111】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、前記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0112】また、この場合、前記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0113】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0114】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0115】
【発明の効果】本発明は前述したように、本発明によれ
ば、書画撮像時にカメラヘッドを見ることにより、原稿
に対するカメラヘッドの相対な位置をほぼ一意に決める
ことができるので、操作者を基準としてモニターと画像
入力装置の位置とが異なる方向にあっても前記カメラヘ
ッドを所定の位置に設定することができる。これによ
り、操作者がモニターを見てはカメラヘッドの位置を調
節し、またモニターを見るという動作を繰り返えさなく
ても済むようにすることができ、画像入力装置の操作性
を大幅に向上させることができる。
【0116】また、本発明の他の特徴によれば、原稿撮
像時に、腕が画像入力装置の方向を向いた状態で顔をモ
ニター側に向けて操作しなければならない無理な状態を
無くすことができるので、操作をし易くすることができ
る。
【0117】また、本発明のその他の特徴によれば、前
記概略位置指示手段が測距手段を有するので、前記カメ
ラヘッドと前記被写体との距離を容易に、かつ正確に測
定することができる。
【0118】また、本発明のその他の特徴によれば、前
記概略位置指示手段が、撮像する書画の大きさに応じた
所定の状態にすると、前記撮像する書画の大きさに対応
する所定の発光が行われるようにする目安板を有するの
で、簡単な操作を行うだけで前記カメラヘッドを所定の
位置に確実に位置決めすることができる。
【0119】また、本発明のその他の特徴によれば、前
記概略位置指示手段は、撮像する書画の大きさに応じた
所定の位置に前記カメラヘッドを支持する位置固定板を
有するので、前記カメラヘッドを所定の位置に容易にか
つ確実に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である画像入力装置の
全体構成を示す斜視図である。
【図2】カメラ部の外観詳細を示す図である。
【図3】カメラ部の内部に設けられている概略位置指示
手段の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態である画像入力装置の
操作方法を表したフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態である画像入力装置に
よって原稿を撮像した時のモニター上の映像を表した図
である。
【図6】本発明の第1の実施形態である画像入力装置に
よって人物を撮像した時のモニター上の映像を表した図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態である画像入力装置の
全体構成を示す斜視図である。
【図8】第2の実施形態におけるカメラ部の概略位置指
示手段である目安板の構成を示す斜視図である。
【図9】図8中の直線L−Lに沿う目安板の断面図であ
る。
【図10】図8中の直線G−Gに沿うホルダーの断面図
である。
【図11】第2の実施形態におけるカメラ部の外観詳細
を示す図である。
【図12】第2の実施形態における画像入力装置のA4
原稿撮像ポジションを表した模式図である。
【図13】第2の実施形態における画像入力装置のマク
ロ撮影ポジションを表した模式図である。
【図14】本発明の第3の実施形態の画像入力装置の全
体構成を示す斜視図である。
【図15】第3の実施形態における収納部の上面図であ
る。
【図16】第3の実施形態におけるカメラ部の概略位置
指示手段である位置固定板を示す斜視図である。
【図17】図16中の直線H−Hに沿う固定具の断面図
である。
【図18】図16中の直線K−Kに沿う位置固定板の断
面図である。
【図19】図16中の直線H−Hに沿う断面図であっ
て、図16中のM方向からみた図である。
【図20】第3の実施形態のカメラ部の外観詳細を示す
図である。
【図21】図14中のN方向から画像入力装置を見たも
のを模式的に表し、かつマクロ撮影ポジションとA4原
稿撮像ポジションの状態を同時に表した図である。
【図22】固定具と止め輪とが噛み合った状態を表した
図である。
【図23】従来の画像入力装置を表した図である。
【図24】従来の画像画像入力装置の使用例を表した図
である。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 カメラ部 3 第1の支柱 4 第2の支柱 5 基部 6〜10 関節部 11〜14 LED発光窓 15 距離設定キー 16 赤外線発光窓 17 LCD 18 赤外線受光窓 19 ドライバー 21 赤外線測距装置 22 角度検知センサー 23 メモリ 24 シスコン 25〜28 LED 42 カメラ部 43 第1の支柱 44 第2の支柱 45 基部 46〜50 関節部 51 目安板 53 ホルダー 54 伸縮板 55 座 56 突起 57 穴 58、59 溝 60、61 突起 62 穴 63〜65 溝 66 収納部 67 座当て 68、69 LED発光窓 82 カメラ部 83 第1の支柱 84 第2の支柱 85 基部 86〜90 関節部 91〜93 止め具 94〜96 ネジ 97 原稿載置台 98、99 位置固定板 100 収納部 101 ホルダー 102 伸縮板 103 固定具 104 把手 105、106 蛍光灯 107 突起 108 穴 109、110 溝 111、115 突起 116 穴 117〜119 溝 120 止め輪

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラヘッドと、前記カメラヘッドを支
    持する第1の支柱と、前記第1の支柱を支持する第2の
    支柱と、前記第2の支柱を支持する基部とからなる画像
    入力装置であって、 第1の被写体を撮像する時には、前記第1の被写体が第
    1の所定の大きさでモニター上に表示されるように、第
    2の被写体を撮像する時には、前記第2の被写体が第2
    の所定の大きさでモニター上に表示されるように、前記
    カメラヘッドの概略位置を指示する概略位置指示手段が
    前記カメラヘッドに設けられていることを特徴とする画
    像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の被写体は書画であり、前記第
    2の被写体は人物であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記概略位置指示手段は、前記カメラヘ
    ッドに設けられた発光手段を含むことを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記概略位置指示手段は測距手段を含
    み、前記測距手段によって前記カメラヘッドと前記第1
    または第2の被写体との距離を測定し、前記第1または
    第2の被写体が所定の距離範囲に入ることで撮像された
    被写体がモニター上で所定の大きさとなった判断して前
    記発光手段を発光させることを特徴とする請求項3に記
    載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記概略位置指示手段は、撮像する書画
    の大きさに応じた所定の状態にしたときに、前記撮像す
    る書画の大きさに対応する所定の発光が行われるように
    する目安板を含み、前記目安板は前記基部に対して起伏
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記目安板は、不使用時には前記基部に
    収納され、使用時には前記基部の側面とある所定角度を
    持った状態で前記カメラヘッドを支持することを特徴と
    する請求項3に記載の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記概略位置指示手段は、撮像する書画
    の大きさに応じた所定の位置に前記カメラヘッドを支持
    する位置固定板を含むことを特徴とする請求項1〜6の
    何れか1項に記載の画像入力装置。
  8. 【請求項8】 前記位置固定板は、前記基部に取り外し
    可能に設けられた原稿載置台に対して起伏可能に設けら
    れていることを特徴とする請求項7に記載の画像入力装
    置。
  9. 【請求項9】 前記位置固定板は、不使用時には前記原
    稿載置台に収納され、使用時には原稿載置台に対して所
    定角度で前記カメラヘッドの位置を固定するように構成
    されていることを特徴とする請求項7に記載の画像入力
    装置。
  10. 【請求項10】 被写体を撮像する時の距離の範囲が入
    力されたときにそれを記憶する第1の処理と、前記第1
    の処理の後、書画撮像モードか人物撮像モードかをカメ
    ラヘッドの姿勢に基づいて判断する第2の処理と、 前記第2の処理の判断の結果、撮像モードが書画撮像モ
    ードである場合には第1種類の発光を行い、人物撮像モ
    ードである場合には第2種類の発光を行って操作者に撮
    像モードを報知する第3の処理と、 前記被写体と前記カメラヘッドとの距離を測定する第4
    の処理と、 前記第4の処理によって測定した前記被写体と前記カメ
    ラヘッドとの距離が前記第1の処理で記憶した距離の範
    囲内にあるか否かを判断する第5の処理と、 前記第5の処理の結果、前記被写体と前記カメラヘッド
    との距離が前記第1の処理で記憶した距離の範囲内であ
    れば第3種類の発光を行う第6の処理とを行うことを特
    徴とする画像入力方法。
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