JPH10190972A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH10190972A
JPH10190972A JP9108495A JP10849597A JPH10190972A JP H10190972 A JPH10190972 A JP H10190972A JP 9108495 A JP9108495 A JP 9108495A JP 10849597 A JP10849597 A JP 10849597A JP H10190972 A JPH10190972 A JP H10190972A
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image
scanning
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scan
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Fuminori Moro
文則 毛呂
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿面の高低差が大きい場合にも適正な読取り
動作を行うことのできる画像読取り装置を提供する。 【解決手段】光学像を電気信号に変換する撮像デバイス
31と、原稿画像を撮像デバイス31に投影する光学系
OSとを有し、原稿状態に応じた読取り動作の設定をす
るための予備走査を行うように構成された画像読取り装
置において、光学系OSによる投影のピント調整を行う
ための機構132と、予備走査に先立って読取り対象の
原稿面の高さ分布を測定する手段と、測定された高さ分
布に応じて予備走査とそれに続く走査に際してピント調
整を行う手段と設ける。予備走査の測定項目が複数の場
合には、必要に応じて撮影の分光特性を切り換えて複数
回の予備走査を行うことにより、各項目の測定の信頼性
を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍や雑誌などの
製本された原稿の読取りに好適な画像読取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ブックスキャナと呼称される画像読取り
装置が商品化されている。この装置では、原稿台の上方
に撮像系が配置され、原稿台と撮像系との間に高さ数十
cmの開放空間が存在する。書籍や雑誌などの製本形態
の原稿(これを「ブック原稿」と呼称する)の読取りに
際して、ユーザーは原稿台上にブック原稿を見開いた状
態で上向きにセットする。スタートキーのオンに呼応し
て照明ランプが点灯され、まず原稿画像の予備走査が行
われる。予備走査により得られた情報に基づいて動作設
定が行われ、その後に本走査が開始される。本走査にお
いては、読み取られた画像が逐次に外部装置へ出力され
る。外部装置がプリンタであれば、リアルタイムで複写
画像が形成される。ブックスキャナを用いると、原稿台
上でページをめくることができるので、多数ページの読
取り作業の能率を高めることができる。また、書籍を見
開いてうつ伏せ(下向き)にセットする場合に比べて、
書籍の受けるダメージを格段に低減することができる。
なお、ブック原稿にはファイリングされた書類も含まれ
る。
【0003】単票のシート原稿と違ってブック原稿の原
稿面(読取り対象面)は湾曲している。つまり、左右方
向(見開き方向)の位置によって原稿面の高さが異な
る。このため、読取り画像にいわゆるピントボケや湾曲
状態に応じた歪みが生じる。ブックスキャナは湾曲状態
(原稿面の高さ分布)を測定し、その結果に応じてピン
ト調整及び歪み補正を行う。原稿面の湾曲状態の測定方
法としては、書籍における「天(head)」と呼称される
部分である端面を撮影して画像解析を行う方法(特開平
5−161002号)、3次元計測で用いられているス
リット光投影法(特開平5−219323号)がある。
【0004】予備走査では、高さ分布の測定と合わせ
て、原稿面の下地濃度、原稿サイズ、湾曲状態を維持す
るために原稿を押さえるユーザーの手の位置などが測定
される。下地濃度は出力画像の濃度設定に必要であり、
原稿サイズは自動用紙選択(APS)や自動倍率選択
(AMS)に必要である。また、手の位置に基づいて、
読取り画像から手の像を消去するマスキングの範囲設定
が行われる。なお、従来において、2回の予備走査を行
う装置が提案されている(特開平7−66939号)。
その装置は、1回目の予備走査ではサンプリングを粗く
して概略の原稿情報を取得し、その情報に基づいて走査
範囲を絞って2回目の予備走査を行い、原稿の一部につ
いて詳細な情報を取得するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来では、予備走査時
の撮影における被写体深度よりも原稿面の高低差が大き
いときに、下地濃度や原稿サイズなどの原稿状態の測定
の精度が低下し、読取り動作の設定が不適正になる場合
があるという問題があった。
【0006】また、予備走査に際して、複数の項目の測
定が同じ波長分布(帯域)の光学像の撮影情報に基づい
て行われていたので、全ての項目について一定の測定精
度を確保するのが困難であった。
【0007】本発明は、原稿面の高低差が大きい場合に
も適正な読取り動作を行うことのできる画像読取り装置
の提供を目的としている。他の目的は、予備走査によっ
て複数の項目の原稿情報を測定する場合において、測定
精度の確保を容易化することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】原稿面の高さ分布を測定
した後、原稿状態に係わる所定項目の測定を行うために
原稿画像の予備走査を行うこととし、その予備走査時に
は高さ分布の測定結果に基づいて原稿画像の撮影のピン
ト調整(フォーカシング)を行うようにする。これによ
り、予備走査による測定の精度が高まる。高さ分布の測
定に読取り用の撮像系を用いる場合、例えば見開き原稿
の端面の撮影像又はスリット光を照射した状態の原稿面
の撮影像を解析する場合には、予備走査を2回行うこと
になる。端面の撮影像を利用する場合は、2回目の予備
走査によるピント調整された撮影像に基づいて改めて高
さ分布を測定し直してもよい。
【0009】1回目の予備走査と2回目の予備走査とで
撮影の分光特性を変更し、複数の測定項目のそれぞれを
それに適した波長分布の撮影情報に基づいて測定する。
例えば、赤外光撮影と可視光撮影とを行う。分光特性の
変更は、分光フィルタの切換え、又は照明光源の切換え
によって実現できる。
【0010】請求項1の発明の装置は、光学像を電気信
号に変換する撮像デバイスと、原稿画像を前記撮像デバ
イスに投影する光学系とを有し、原稿状態に応じた読取
り動作の設定をするための予備走査を行うように構成さ
れた画像読取り装置であって、前記光学系による投影の
ピント調整を行うための機構と、予備走査に先立って読
取り対象の原稿面の高さ分布を測定する手段と、測定さ
れた高さ分布に応じて予備走査とそれに続く本走査に際
して前記機構によるピント調整を行う手段と、を有して
いる。
【0011】請求項2の発明の装置は、ラインセンサ及
び副走査機構によって2次元の光学像を電気信号に変換
する撮像系と、原稿画像を前記ラインセンサに投影する
光学系と、左右に見開いた状態の見開き原稿における左
右方向と直交する方向の端面の光学像を前記ラインセン
サに投影する手段と、前記撮像系によって得られた前記
端面の撮影像に基づいて原稿面の高さ分布を測定する手
段と、測定された高さ分布に応じて前記光学系による投
影のピント調整を行うための機構とを有した画像読取り
装置であって、前記撮像系に対して2回の予備走査の実
行を指示する走査制御手段を有し、1回目の予備走査に
おいては、一定のピント調整状態で前記端面の光学像を
撮影して原稿面の高さ分布を測定し、2回目の予備走査
においては、1回目の予備走査時に測定された高さ分布
に応じて、前記副走査機構による副走査の進行に合わせ
てピント調整を行いながら原稿画像を撮影するように構
成されている。
【0012】請求項3の発明の装置は、光学像を電気信
号に変換する撮像デバイスと、原稿画像を前記撮像デバ
イスに投影する光学系とを有し、原稿状態に応じた読取
り動作の設定をするために2回の予備走査を行うように
構成された画像読取り装置であって、前記撮像デバイス
に互いに異なる波長分布の光学像を投影するための光学
装置と、1回目の予備走査と2回目の予備走査とで、前
記光学装置の動作設定を切り換えて前記撮像デバイスに
投影される光学像の波長分布を異ならせる予備走査制御
手段と、を有している。
【0013】請求項4の発明の装置は、前記光学系によ
る投影のピント調整を行うための機構と、1回目又は2
回目の予備走査において読取り対象の原稿面の高さ分布
を測定する手段と、測定された高さ分布に応じて、2回
目の予備走査に続く本走査に際して前記機構によるピン
ト調整を行う手段とを有している。
【0014】請求項5の発明の装置は、1回目の予備走
査において読取り対象の原稿面の高さ分布を測定する手
段と、測定された高さ分布に応じて2回目の予備走査及
びそれに続く本走査に際して前記機構によるピント調整
を行う手段とを有している。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は第1のブックスキャナ1の
外観を示す斜視図、図2はブックスキャナ1による読取
りの模式図である。また、図3はセッティング状態の一
例を示す平面図である。
【0016】ブックスキャナ1は、ブック原稿(見開き
原稿)の読取りに好適な画像読取り装置であって、電源
回路などを収納する本体ハウジング10、原稿を支持す
る暗色の原稿台20、原稿画像を電気信号に変換する撮
像ユニット30、及び原稿の照明を担うランプユニット
40を有している。原稿台20は本体ハウジング10の
前面側に配置されている。撮像ユニット30は、原稿台
20の上方に配置され、本体ハウジング10の上面から
上方に延びた支柱12によって片持ち形式で支持されて
いる。ランプユニット40は、支柱12における撮像ユ
ニット30の下面側の位置に固定されている。原稿台2
0と撮像ユニット30との間の空間80は装置外の自由
空間に対して開放されており、ブック原稿のセッティン
グに十分な広さを有している。原稿台20と撮像ユニッ
ト30の下面との距離は30cm以上である。
【0017】本体ハウジング10の前面の上端側に液晶
ディスプレイを含む操作パネルOPが設けられており、
下端側に原稿面の高さを検出するための投影板18が固
定されている。投影板18の前面は光沢面であり、原稿
台20の上面に対する45°の傾斜面となっている。こ
の投影板18にブック原稿BDにおける左右方向と直交
する方向の端面S3の像が写り、その状態の投影板18
が原稿画像とともに撮影される。
【0018】本体ハウジング10における操作パネルO
Pに向かって右側の側面には、メインスイッチ51が設
けられている。原稿台20の左右方向の両側には、ユー
ザーが読取りの開始を指示するためのスタートキー5
2,53が1つずつ設けられており、前面側にはアーム
レスト25が設けられている。
【0019】図1において、撮像ユニット30は、CC
Dアレイからなるラインセンサ31、結像レンズ32、
及びミラー33を有している。ミラー33と結像レンズ
32とからなる光学系OSによって、原稿画像がライン
センサ31の受光面に投影される。結像レンズ32は、
前後方向に移動可能に設けられており、AF機構(レン
ズ駆動部)132によって位置決めされる。ラインセン
サ31は、図示しない副走査機構の可動体(スキャナ)
に取付けられており、CCD素子の配列方向を上下方向
に保った状態で左右方向M2に沿って平行移動をする。
この平行移動によって2次元の原稿画像の撮像が行われ
る。つまり、ブックスキャナ1においては、ラインセン
サ31の移動によって2次元の撮像面が形成されること
になる。ラインセンサ31に代えてエリアセンサを用い
ることができ、その場合にはエリアセンサの受光面が撮
像面になる。原稿画像の主走査方向は、原稿台20上で
は前後方向であり、撮像面上では上下方向である。副走
査方向は左右方向M2である。
【0020】ブックスキャナ1の使用に際して、ユーザ
ーは、図1のように原稿台20の上にブック原稿BDを
その見開き方向が原稿台20の左右方向となるように上
向きに置く。そのとき、左右のページの境界を原稿台2
0の左右方向の中心と合わせるとともに、投影板18の
下端縁にブック原稿BDを押し当てて前後方向の位置決
めを行う。投影板18と原稿台20との境界が原稿のセ
ッティングの基準線となっている。また、図3のよう
に、ユーザーは見開き状態を維持するために必要に応じ
てブック原稿BDの両端を手Hで押さえる。なお、シー
ト原稿の場合には、セッティングの向きは任意である。
原稿台20は原稿の重量に応じて下方に移動するように
バネ機構によって支持されている。これにより、ブック
原稿BDの厚さに係わらず原稿面S1とミラー33との
距離が一定範囲内の値となる。
【0021】図4は副走査機構131の構成図である。
副走査機構131は、電動のネジ式スライド機構であ
り、モータ311、送りネジ312、スキャナ313、
案内レール314などから構成されている。ラインセン
サ31はスキャナ313に取り付けられている。スキャ
ナ313の位置を検出するため、移動方向M2の一端側
及び他端側に位置センサとしてフォトインタラプタS3
11,S312が配置され、スキャナ313に遮光板3
15が取り付けられている。
【0022】図5はAF機構132の構成図である。A
F機構132は、電動のカム式スライド機構であり、モ
ータ321、円筒状カム322、リング状スライダ32
3、案内レール324、フォロワ325などから構成さ
れている。カム322の回転に伴ってフォロワ325を
介してカム322と係合するスライダ323が平行移動
をする。結像レンズ32はスライダ323に取り付けら
れている。スライダ323の位置に対応するカム322
の回転角度位置を検出するため、カム322の近傍に位
置センサとしてフォトインタラプタS321,S322
が配置され、カム322に遮光板326が取り付けられ
ている。
【0023】ブックスキャナ1は、走査(スキャンニン
グ)の回数が異なる3つの読取りモードを有している。
第1のモードはシート原稿に適している。第1のモード
では1回のスキャンニング(本スキャンニング)のみが
行われる。第2のモードは、本スキャンニングに先立っ
て1回の予備スキャンニングを行うモードである。そし
て、第3のモードは、2回の予備スキャンニングを行う
本発明に特有のモードである。
【0024】図6は予備スキャンニングにおけるピント
調整の模式図である。ブック原稿BDでは、シート原稿
と違って原稿面S1が湾曲しているので、湾曲状態に応
じて撮像のピント調整を行う必要がある。画像歪みの修
正や輝度の差異を補う処理も必要である。このため、上
述の第2及び第3のモードでは予備スキャンニングが行
われ、原稿面S1の湾曲状態が検出される。また、予備
スキャンニング(第3のモードでは2回目の予備スキャ
ンニング)において、原稿サイズ及び原稿面S1の下地
輝度の測定も行われる。これらの測定の結果に基づいて
本スキャンニングの動作条件が設定される。
【0025】第2のモードにおける予備スキャンニン
グ、及び第3のモードにおける1回目の予備スキャンニ
ングでは、原稿の高さが不明であるので、図6のように
特定の高さ(例えば数mm)の位置にピントを固定した
状態で原稿画像の撮像が行われる。第3のモードにおけ
る2回目の予備スキャンニング、及び第2並びに第3の
モードにおける本スキャンニングでは、副走査の進行に
合わせて原稿面S1の湾曲状態の測定結果に応じて結像
レンズ32を移動させるピント調整が行われる。外部装
置への画像出力は本スキャンニング時に行われる。
【0026】図7は原稿面の湾曲状態の測定方法を説明
するための図である。図7(B)中の破線は注目したラ
インの位置を示している。読取り画像G0は、ブック原
稿BDの上面の撮影像(上面像)G1、原稿台20の撮
影像G20、及び投影板18の撮影像G18から構成さ
れている。撮影像G18のうちの像G181は、セッテ
ィングされたブック原稿BDにおける端面(書籍におけ
る「天」と呼称される部分)S3の形状を示している。
撮影像G18のうちの像(端面像)G181以外の像1
80は、投影板18に映った背景像である。
【0027】上述したとおり原稿台20は暗色に着色さ
れているので、撮影像G20は他の像と比べて暗い像に
なる。また、背景像180も端面像G181と比べて暗
い像になる。したがって、輝度の大小判別によって、上
面像G1及び端面像G181を抽出することができる。
具体的には、1ライン毎に主走査方向の先頭画素から順
に輝度(画素値)を調べ、輝度が第1の閾値th1を越
える範囲の先頭側の画素位置(画素番号)n1、輝度が
第2の閾値th2(th2>th1)を越える範囲の先
頭側及び後端側の画素位置n3,n4を検出する。画素
位置n1と投影板18の前縁に対応した既知の画素位置
n2との間の画素数が、当該ラインにおける原稿面S1
の高さに対応し、画素位置n3と画素位置n4との間の
画素数が主走査方向の原稿サイズに対応する。画素数を
撮像解像度で割る演算により実際の寸法が求まる。原稿
面S1の湾曲状態、すなわち高さ分布は、全てのライン
のそれぞれにおける原稿面S1の高さを示すデータの集
合によって特定される。また、画素位置n3,n4が検
出された最初のライン及び最後のラインのそれぞれの位
置が副走査方向における原稿の両端位置に対応する。
【0028】なお、読取り画像G0において、上面像G
1の上端縁及び下端縁が湾曲しているのは、原稿面S1
の高さが一定ではないからである。つまり、撮像面に近
い被写体は遠くの被写体よりも大きく撮像される。本ス
キャンニング時には、予備スキャンニング時に得た原稿
面S1の高さ情報に基づいて、湾曲した上面像G1を原
稿面S1の高さが一定である場合の像に補正する画像処
理(画像歪み補正)が行われる。具体的には、主走査方
向については、原稿台20の上方の一定距離(例えば5
cm)の位置の平面を基準面とし、副走査方向の各位置
における基準面と原稿面S1との高低差に応じて上面像
G1を変倍する。副走査方向については、微小区間毎に
原稿面S1の沿面距離と原稿台20への原稿面S1の投
影距離との比に応じて上面像G1を変倍する。
【0029】図8はブックスキャナ1の信号処理系10
0のブロック図である。信号処理系100は、CPU1
01、AD変換部102、画像処理部103、RAM1
05、及び高さ測定部110を有している。
【0030】予備スキャンニングにおいて、ラインセン
サ31から出力された光電変換信号は、AD変換部10
2によって例えば8ビットの撮像データD1に変換され
て画素配列順に高さ測定部110に入力される。高さ測
定部110は、比較器111とカウンタ112とからな
る。比較器111は、入力された撮像データD1と閾値
th1,th2とを比較し、比較結果をCPU101及
びカウンタ112に通知する。カウンタ112は輝度が
閾値th1を越える画素の数をカウントする。つまり、
原稿面S1の高さを測定する。CPU101は、カウン
タ112のカウント値を取り込み、原稿面S1の湾曲状
態を示す高さデータDHを生成する。高さデータDHは
RAM105に一旦格納される。また、CPU101
は、第2のモードの予備スキャンニング及び第3のモー
ドの2回目の予備スキャンニングにおいて、比較器11
1によって検出された画素位置n3,n4を取り込み、
原稿の平面視サイズを示すサイズデータDSを生成す
る。また、比較器111に入力された撮像データD1を
取り込み、輝度ヒストグラムを作成して下地濃度を求め
る。加えて、輝度の分布からユーザーの手の像などの不
要画像の位置を判別する。
【0031】予備スキャンニングの終了後、CPU10
1は、高さデータDH及びサイズデータDSを含む測定
データに基づいて、本スキャンニングの準備として画像
歪み補正・濃度調整・照度むら補正などの画像処理の内
容、出力画像範囲(有効読取り範囲)などの設定を行
う。
【0032】本スキャンニング時において、ラインセン
サ31の出力は、AD変換部102によって例えば8ビ
ットの画像データに変換されて画像処理部103に入力
される。画像処理部103は、原稿面S1の照度むらを
補正する処理、画質改善のためのMTF補正、原稿面S
1の湾曲に起因する画像歪みの補正を含む変倍処理、濃
度補正、及び出力画像範囲の外側を空白とするマスキン
グなどの処理を担う。所定の画像処理を受けた画像デー
タは外部装置に出力される。外部装置としては、プリン
タ、ディスプレイ、画像メモリ、画像編集装置(コンピ
ュータシステム)などがある。
【0033】なお、CPU101は、撮像制御回路13
0、副走査機構131、AF機構132、及びランプ制
御部140を含む駆動系の制御をも担い、各制御対象に
対して所定の指示(動作命令)を与える。CPU101
には、操作パネルOP及び各種スイッチが接続されてい
る。RAM105は、CPU101によるプログラム実
行のワークエリアであり、制御に係わる種々のデータの
一時記憶に用いられる。
【0034】図9はブックスキャナ1の概略の動作を示
すフローチャートである。モード指定操作に呼応して読
取りモードを設定する(#1)。ブック原稿BDの読取
りに際して、ユーザーは上述の第1〜第3のモードの選
択に加えて、左右の両ページを一括して読み取るモー
ド、又は左右の各ページを別々に読み取るモード(ブッ
ク分割モード)を選択する。
【0035】一対のスタートキー52,53の一方がオ
ンされると(#2)、CPU101は、スキャンニング
回数の設定状態、すなわち上述の第1〜第3のモードの
選択状態をチェックする(#3)。設定回数が1である
第1のモード場合には、本スキャンニングのみを実行す
る(#8)。設定回数が2である第2のモード場合に
は、予備スキャンニング(#9)と本スキャンニング
(#10)とを順に実行する。そして、設定回数が3で
ある第3のモード場合には、1回目の予備スキャンニン
グ(#4)と2回目の予備スキャンニング(#5)と本
スキャンニング(#6)とを順に実行する。いずれの場
合にも、本スキャンニングで得た読取り情報を外部装置
へ出力する(#7)。
【0036】以上の実施形態において、副走査の形態は
ラインセンサ31を平行移動させるものに限らず、例え
ば入射光を偏向する回転機構によるものでもよい。ピン
ト調整を行うために、ラインセンサ31のみを、又はラ
インセンサ31と結像レンズ32とを光軸方向に移動さ
せてもよい。1回目、又は1回目及び2回目の予備スキ
ャンニングの速度を本スキャンニングよりも大きくすれ
ば、読取り時間を短縮することができる。読取り倍率に
応じて速度を変更してもよい。第3のモードの1回目の
予備スキャンニングにおいて、ラインセンサ31から読
み出す信号を、投影板18の撮影像G18に対応する信
号に限定することにより、データ処理時間を短縮するこ
とができる。1回目の予備スキャンニングにおいて高さ
分布とともに他の全ての項目の測定を行い、原稿面S1
の高低差が所定値以下の場合に2回目の予備スキャンニ
ングを省略するようにしてもよい。
【0037】図10は第2のブックスキャナ2の外観を
示す斜視図である。同図において、図1と対応する構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略し又は簡略
化する。
【0038】ブックスキャナ2は、本体ハウジング1
0、原稿台20、撮像ユニット30b、及びランプユニ
ット40から構成されており、その外観は上述のブック
スキャナ1と同様である。ランプユニット40には、発
光波長帯域が可視域と赤外域とに跨がるハロゲンランプ
が光源として組み込まれている。原稿台20の上方に配
置された撮像ユニット30bの内部には、ラインセンサ
31、結像レンズ32、ミラー33、及び本発明の光学
装置としてのフィルタ機構34が納められている。ライ
ンセンサ31は、可視光及び赤外光に感応し、これら波
長域の光量に応じた光電変換信号を出力する。結像レン
ズ32は前後方向に移動可能であり、AF機構132
(図5参照)によって位置決めされる。フィルタ機構3
4は、可視カットフィルタ341と赤外カットフィルタ
342とを有し、これらフィルタの一方をミラー33と
ラインセンサ31との間の光路に挿入し、他方を光路か
ら退避させる。両方のフィルタを光路から退避させるこ
とも可能である。図ではミラー33と結像レンズ32と
の間にフィルタ機構34が配置されているが、結像レン
ズ32とラインセンサ31との間に配置することも可能
である。原稿面S1及び投影板18からラインセンサ3
1に向かう光のうち、可視域又は赤外域の波長成分の光
が選択的にラインセンサ31に入射する。すなわち、フ
ィルタ機構34によって撮影の分光特性が切り換えられ
る。
【0039】図11はフィルタ機構34の構成図であ
る。フィルタ機構34は回動式であり、可視カットフィ
ルタ341を支持するリンク部材343、赤外カットフ
ィルタ342を支持するリンク部材344、及び2つの
ソレノイド345,346を備えている。各ソレノイド
345,346のオンオフに伴って、可動鉄心(ロッ
ド)に連結されているリンク部材343,344が回動
し、各フィルタが適切な位置に配置される。
【0040】ブックスキャナ2には、本走査に先立って
2回の予備走査を行う読取りモードが設けられている。
これら予備走査で得た原稿情報に基づいて、原稿面S2
の高さ分布・原稿サイズ・ユーザーの手の位置・原稿面
S1の下地濃度が測定される。高さ分布の測定方法は図
7で説明したように端面像G1の形状を判別するもので
ある。通常、ブックスキャナ2は屋内で使用されるの
で、投影板18に端面S3以外の物体が写り込むことが
多い。特に、室内照明用の蛍光灯やそれに照らされたユ
ーザーの白い着衣が写り込むと、商用周波数に依存する
フリッカの影響で端面像G1が乱れ、高さ測定に誤りが
生じる。そこで、高さ分布の測定に際しては、可視カッ
トフィルタ341を光路内に選択的に挿入して投影板1
8を撮影する。つまり、照明光のうちの赤外光成分から
なる光学像を撮影する。蛍光灯は赤外域の光をほとんど
放射しないので、可視光を遮光することによってフリッ
カの影響を抑えることができる。一方、ユーザーの手の
位置及び原稿面S1の下地濃度の測定には、可視光が適
している。赤外光が含まれていると、赤色の画像が白っ
ぽく撮影されて下地濃度の測定が不正確になる。赤外光
のみでは、手の温度の影響や原稿の裏写りによる測定の
誤りが生じ易い。そこで、手の位置及び下地濃度の測定
に際しては、赤外カットフィルタ342を光路内に選択
的に挿入して投影板18を撮影する。なお、原稿サイズ
の測定には、可視光と赤外光のどちらを用いてもよい。
【0041】可視カットフィルタ341を用いる予備走
査と赤外カットフィルタ342を用いる予備走査の順序
は任意であり、どちらを先に行ってもよい。ただし、1
回目の予備走査で高さ分布を測定すれば、2回目の予備
走査において高さ分布に応じたピント調整を行い、鮮鋭
な撮影情報に基づいて手の位置などの測定を行うこで
る。
【0042】図12はブックスキャナ2の要部の機能ブ
ロック図である。ブックスキャナ1は、マイクロコンピ
ュータを備えたCPU101bによって制御される。C
PU101bは、ラインセンサ31にクロックを供給す
るCCD駆動回路130、副走査機構131、AF機構
132、ランプ制御回路140、画像処理回路103、
及びフィルタ機構34などの制御対象に動作の指示を与
える。例えば、フィルタ機構34については、可視カッ
トフィルタ341及び赤外カットフィルタ341が適切
な位置に配置されるようにソレノイド345,346の
オンオフ制御をする。CPU101bには操作パネルO
P、スイッチ群50、及び各種センサが接続されてい
る。また、CPU101bは、画像データを処理する信
号処理系100bの構成要素である。
【0043】信号処理系100bは、高さ測定部110
及び指位置検出部120などからなる測定回路104を
有している。1回目の予備走査において、例えば可視カ
ットフィルタ341を用いた撮影で得られた赤外光像の
画像データD1iが測定回路104に入力される。高さ
測定部110は画像データD1iと閾値th1(図7参
照)とを比較して原稿面S1の高さを測定する。2回目
の予備走査においては、例えば赤外カットフィルタ34
2を用いた撮影で得られた可視光像の画像データD1v
が測定回路104に入力される。この画像データD1v
に基づいて、指位置検出部120などによって所定の項
目(ユーザーの手の位置、下地濃度)の測定が行われ
る。CPU101bは測定回路104の出力に基づい
て、AF機構132及び画像処理回路103の制御デー
タを生成する。
【0044】図13はブックスキャナ2の概略の動作を
示すフローチャートである。メインスイッチ51の操作
によって電源が投入されると、動作設定の初期化を行い
(#10)、次の操作を待つ。スタートキー52,53
の一方がオンされると(#11)、照明ランプを点灯し
(#12)、1回目の予備走査の測定項目に応じたフィ
ルタ(赤外カットフィルタ341又は可視カットフィル
タ342)を光路内に挿入する(#13)。そして、1
回目の予備走査を実行する(#14)。続いて、フィル
タの選択配置状態を切換え(#15)、2回目の予備走
査を実行する(#16)。
【0045】計2回の予備走査による測定データの異常
の有無をチェックする(#17)。異常があれば、その
旨をメッセージ表示する警告処理を行い(#22)、照
明ランプを消灯して次の指示操作を待つ(#21)。測
定データに異常がなければ、高さデータに基づいて、A
F制御データ(レンズ移動量)及び歪み補正係数(変倍
率)を算出して本走査の動作設定を行う(#18)。そ
して、フィルタを切換えて本走査を行う(#19、#2
0)。本走査においては、副走査方向の進行に合わせて
ピント調整を行うとともに、得られた画像データに対し
て逐次に歪み補正及びマスキングを含む画像処理を行
う。指定された範囲の最終ラインの画像データの出力が
終わると、照明ランプを消灯して待機する。なお、測定
データのチェックを、2回目の予備走査の開始以前に行
ってもよいし、2回目の予備走査と並行して行ってもよ
い。本走査において、2回目の予備走査と同じフィルタ
を用いることができる。その場合は、ステップ#19の
フィルタ切換えの省略が可能である。赤外カットフィル
タ341及び可視カットフィルタ342の両方を光路か
ら退避させて、本走査を行ってもよい。
【0046】図14は他のフィルタ機構34bの構成図
である。このフィルタ機構34bはスライド式である。
第1及び第2のフィルタ347,348が可動フレーム
352に並べて取り付けられている。可動フレーム35
2は固定フレーム350に案内されてフィルタ配列方向
に平行移動をする。固定フレーム350には駆動源とし
てモータ349が取り付けられており、モータ349の
シャフトに装着されたピニオン351と可動フレーム3
52に設けられたラック352とが噛み合っている。位
置決めには、光学式又は機械式の位置センサによるフィ
ードバック制御、モータのパルス制御などの手法が用い
られる。
【0047】以上の実施形態においては、フィルタの切
換えによって予備走査における撮影の分光特性を変更す
るものとして説明したが、発光波長分布の異なる複数の
光源を選択的に点灯させることによって、測定項目に適
した波長分布の光学像がラインセンサ31に投影される
ようにしてもよい。
【0048】ブック原稿BDを上向きにセッティングす
る形態を例示したが、下向きにセッティングする形式の
画像読取り装置に請求項1の発明を適用することも可能
である。高さ分布をスリット光投影法によって測定して
もよいし、原稿のスキャンニングによらずに、例えば複
数個の測距センサによって高さ分布を測定することもで
きる。
【0049】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によれば、
適正な読取り動作を行って高品位の読取り画像を出力す
ることができる。
【0050】請求項1、請求項2、請求項3、又は請求
項5の発明によれば、原稿面の高低差が大きい場合にも
適正な読取り動作を行って高品位の読取り画像を出力す
ることができる。
【0051】請求項3乃至請求項5の発明によれば、予
備走査によって複数の項目の原稿情報を測定する場合に
おいて、測定精度の確保を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1のブックスキャナの外観を示す斜視図であ
る。
【図2】ブックスキャナによる読取りの模式図である。
【図3】セッティング状態の一例を示す平面図である。
【図4】副走査機構の構成図である。
【図5】AF機構の構成図である。
【図6】予備スキャンニングにおけるピント調整の模式
図である。
【図7】原稿面の湾曲状態の測定方法を説明するための
図である。
【図8】ブックスキャナの信号処理系のブロック図であ
る。
【図9】ブックスキャナの概略の動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】第2のブックスキャナの外観を示す斜視図で
ある。
【図11】フィルタ機構の構成図である。
【図12】ブックスキャナの要部の機能ブロック図であ
る。
【図13】ブックスキャナの概略の動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】他のフィルタ機構の構成図である。
【符号の説明】
1,2 ブックスキャナ(画像読取り装置) 18 投影板(端面の光学像を投影する手段) 30,30b 撮像ユニット(撮像系) 31 ラインセンサ(撮像デバイス) 34,34b フィルタ機構(光学装置) 101 CPU(ピント調整を行う手段、走査制御手
段) 101b CPU(予備走査制御手段) 110 高さ測定部 131 副走査機構 132 AF機構(ピント調整を行うための機構) BD ブック原稿(見開き原稿) DH 高さデータ(高さ分布の測定値) G181 端面像(端面の撮影像) OS 光学系 S3 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/64 325E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学像を電気信号に変換する撮像デバイス
    と、原稿画像を前記撮像デバイスに投影する光学系とを
    有し、原稿状態に応じた読取り動作の設定をするための
    予備走査を行うように構成された画像読取り装置であっ
    て、 前記光学系による投影のピント調整を行うための機構
    と、 予備走査に先立って、読取り対象の原稿面の高さ分布を
    測定する手段と、 測定された高さ分布に応じて、予備走査とそれに続く本
    走査に際して前記機構によるピント調整を行う手段と、
    を有したことを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】ラインセンサ及び副走査機構によって2次
    元の光学像を電気信号に変換する撮像系と、原稿画像を
    前記ラインセンサに投影する光学系と、左右に見開いた
    状態の見開き原稿における左右方向と直交する方向の端
    面の光学像を前記ラインセンサに投影する手段と、前記
    撮像系によって得られた前記端面の撮影像に基づいて原
    稿面の高さ分布を測定する手段と、測定された高さ分布
    に応じて前記光学系による投影のピント調整を行うため
    の機構とを有した画像読取り装置であって、 前記撮像系に対して2回の予備走査の実行を指示する走
    査制御手段を有し、 1回目の予備走査においては、一定のピント調整状態で
    前記端面の光学像を撮影して原稿面の高さ分布を測定
    し、 2回目の予備走査においては、1回目の予備走査時に測
    定された高さ分布に応じて、前記副走査機構による副走
    査の進行に合わせてピント調整を行いながら原稿画像を
    撮影するように構成されてなることを特徴とする画像読
    取り装置。
  3. 【請求項3】光学像を電気信号に変換する撮像デバイス
    と、原稿画像を前記撮像デバイスに投影する光学系とを
    有し、原稿状態に応じた読取り動作の設定をするために
    2回の予備走査を行うように構成された画像読取り装置
    であって、 前記撮像デバイスに互いに異なる波長分布の光学像を投
    影するための光学装置と、 1回目の予備走査と2回目の予備走査とで、前記光学装
    置の動作設定を切り換えて前記撮像デバイスに投影され
    る光学像の波長分布を異ならせる予備走査制御手段と、
    を有したことを特徴とする画像読取り装置。
  4. 【請求項4】前記光学系による投影のピント調整を行う
    ための機構と、 1回目又は2回目の予備走査において読取り対象の原稿
    面の高さ分布を測定する手段と、 測定された高さ分布に応じて、2回目の予備走査に続く
    本走査に際して前記機構によるピント調整を行う手段
    と、を有した請求項3記載の画像読取り装置。
  5. 【請求項5】前記光学系による投影のピント調整を行う
    ための機構と、 1回目の予備走査において読取り対象の原稿面の高さ分
    布を測定する手段と、 測定された高さ分布に応じて、2回目の予備走査及びそ
    れに続く本走査に際して前記機構によるピント調整を行
    う手段と、を有した請求項3記載の画像読取り装置。
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