JPH10233901A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH10233901A
JPH10233901A JP9034662A JP3466297A JPH10233901A JP H10233901 A JPH10233901 A JP H10233901A JP 9034662 A JP9034662 A JP 9034662A JP 3466297 A JP3466297 A JP 3466297A JP H10233901 A JPH10233901 A JP H10233901A
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JP9034662A
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English (en)
Inventor
Keiichirou Bungo
圭一朗 豊後
Shinya Matsuda
伸也 松田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つの被写体像に対する走査の回数を低減し、
撮像の所要時間を短縮する。 【解決手段】1次元イメージセンサ31によって被写体
像を走査する撮像装置において、被写体面内の第1の領
域を1次元イメージセンサの一部である測定用撮像部3
11に投影し、それと同時に副走査方向における第1の
領域からみた後方側の第2の領域を1次元イメージセン
サの他の部分である読取り用撮像部312に投影する光
学系と、被写体面における第1及び第2の領域の位置を
副走査方向に移動させる副走査機構38と、測定用撮像
部によって撮像された被写体情報に応じて、副走査中に
読取り用撮像部312による撮像に係わる動作条件を逐
次に設定する動作制御手段と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1次元イメージセ
ンサ(ラインセンサ)と副走査機構とによって2次元の
被写体像を画像信号に変換する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラインセンサは、2次元イメージセンサ
(エリアセンサ)と比べて高解像度の撮像に適してお
り、ディジタル複写機・イメージリーダ・電子スチルカ
メラなどの各種の撮像装置で用いられている。
【0003】従来、主に文字画像の読取りに使用される
撮像装置において、原稿に応じて撮像の動作条件を最適
化するために、予備走査(プリスキャンニング)が行わ
れている。プリスキャンニングで、下地濃度・原稿サイ
ズ・特定色のマーキングなどの原稿情報が検出され、濃
度再現特性・出力サイズ・編集領域などの動作条件が設
定される。特に、ブックスキャナと呼称される書籍や雑
誌の読取りに適した上向きセッティング形式の撮像装置
(画像読取り装置)では、撮像の被写体面である見開き
面の湾曲状態を測定し、その結果に応じてフォーカシン
グ(ピント調整)、及び画像歪みの補正を行う必要があ
る。湾曲状態を測定方法としては、書籍における「天
(head)」と呼称される端面を撮像してその形状を判別
する方法がある(特開平5−161002号)。原稿台
の上にミラーを斜め上方の受光面に向けて配置すること
により、ラインセンサを含めた撮像光学系を用いて原稿
の端面(天)を撮像することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、1つの被写
体像に対して計2回の走査(プリスキャンニング及びそ
の後の本スキャンニング)を行うので、撮像の所要時間
が長いという問題があった。ラインセンサによる撮像で
は、副走査を機械的に行うので1画面の走査時間が電気
的に走査する場合と比べて長い。
【0005】本発明は、1つの被写体像に対する走査の
回数を低減し、撮像の所要時間を短縮することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】ラインセンサの受光画素
列の一部を被写体情報の測定に割り当て、残りの部分を
画像情報の読取りに用いる。そして、測定に割り当てた
部分による被写体面の走査が画像情報の読取りのための
走査に先行するように、受光画素列の各部に投影する被
写体面の位置を副走査方向にずらし、測定と読取りとを
同時に行う。
【0007】副走査方向における注目位置に読取りのた
めの走査が到達する以前に、その注目位置における被写
体情報を測定するとともに、測定結果に応じて注目位置
の画像情報の読取りのため動作条件を設定する。例え
ば、フォーカシングの制御値、歪み補正などの画像処理
の内容を設定する。
【0008】請求項1の発明の装置は、1次元イメージ
センサによって被写体像を走査する撮像装置であって、
被写体面内の第1の領域を前記1次元イメージセンサの
一部である測定用撮像部に投影し、それと同時に副走査
方向における前記第1の領域からみた後方側の第2の領
域を前記1次元イメージセンサの他の部分である読取り
用撮像部に投影する光学系と、前記被写体面における前
記第1及び第2の領域の位置を前記副走査方向に移動さ
せる副走査機構と、前記測定用撮像部によって撮像され
た被写体情報に応じて、副走査中に前記読取り用撮像部
による撮像に係わる動作条件を逐次に設定する動作制御
手段と、を有している。
【0009】請求項2の発明の装置において、前記光学
系は一体的に回転可能に回転角度位置をずらして同心配
置された第1及び第2の走査ミラーを含み、前記副走査
機構は前記第1及び第2の走査ミラーを回転させる回転
駆動機構である。
【0010】請求項3の発明の装置において、前記光学
系は光路を屈折させる光学部品を含み、前記副走査機構
は前記ラインセンサを平行移動させるスライド機構であ
る。請求項4の発明の装置は、被写体としての原稿を支
持する原稿台と、前記原稿台に置かれた見開き原稿の見
開き方向と直交する方向の端面を写す測定用ミラーとを
備え、前記原稿台と前記光学系との間に開放空間が設け
られており、前記光学系が、前記測定用ミラーの反射面
の一部を前記第1の領域として前記測定用撮影部に投影
するとともに、前記見開き原稿の見開き面の一部を前記
第2の領域として前記読取り用撮像部に投影し、前記動
作制御手段が、前記端面の形状に応じて前記光学系によ
る前記読取り用撮像部に対する投影の結像状態を調整す
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用したブックス
キャナ1の外観を示す斜視図、図2は原稿のセッティン
グの一例を示す図、図3はブックスキャナ1による読取
りの模式図である。
【0012】ブックスキャナ1は、書籍や雑誌などのブ
ック原稿(見開き原稿)の読取りに好適な画像読取り装
置であって、電源回路などを収納する本体ハウジング1
0、原稿を支持する暗色の原稿台20、原稿画像を電気
信号に変換する撮像ユニット30、及び原稿の照明を担
うランプユニット40を有している。原稿台20は本体
ハウジング10の前面側に配置されている。撮像ユニッ
ト30は、原稿台20の上方に配置され、本体ハウジン
グ10の上面から上方に延びた支柱12によって片持ち
形式で支持されている。ランプユニット40は、撮像ユ
ニット30の下面の後方側に取付けられており、原稿台
20を斜め上方から照らす。
【0013】原稿台20と撮像ユニット30との間の空
間80は装置外の自由空間に対して開放されており、ブ
ック原稿のセッティングに十分な広さを有している。原
稿台20と撮像ユニット30の下面との距離は30cm
以上である。原稿台20の上でページをめくることがで
きるので、ユーザーは多数ページの読取り作業を能率的
に進めることができる。
【0014】本体ハウジング10の前面の上端側に操作
パネルOPが設けられており、下端側に原稿面(見開き
面)S1の高さを測定するための投影板18が固定され
ている。操作パネルOPには、液晶ディスプレイととも
に、読取りのモードや条件(読取りサイズ、倍率、出力
枚数、濃度など)を指定するためのボタンが配置されて
いる。投影板18の前面は光沢面であり、原稿台20の
上面に対する45°の傾斜面となっている。この投影板
18にブック原稿における左右方向と直交する方向の端
面の像が写り、その状態の投影板18が原稿画像ととも
に撮影される。
【0015】原稿台20の左右方向の両側には、ユーザ
ーが読取りの開始を指示するためのスタートキー52,
53が1つずつ設けられている。左右方向の中央には、
投影板18の下端から一定距離を隔ててストッパ24が
設けられ、前面にはアームレスト25が取り付けられて
いる。
【0016】図1において、撮像ユニット30は、CC
Dアレイ(受光画素列)を主要素とするラインセンサ3
1、結像レンズ32、2個の走査ミラー34,35、及
び折り返しミラー36を有している。計3個のミラー3
4,35,36と結像レンズ32とからなる光学系OS
によって、原稿画像がラインセンサ31の受光面に投影
される。結像レンズ32は、前後方向に移動可能に設け
られており、AF機構132によって位置決めされる。
ラインセンサ31は固定配置されている。
【0017】走査ミラー34,35は、走査モータ38
の回転軸に取り付けられており、後述のように回転角度
位置が互いにずれた状態で一体的に回転する。回転の軸
方向は主走査方向であり、走査ミラー34,35の回転
によって副走査が行われることになる。原稿台20上で
の主走査方向は前後方向である。
【0018】図2のように、ブックスキャナ1の使用に
際して、ユーザーは原稿台20の上にブック原稿BDを
見開いた状態で上向きに置く。そのとき、左右のページ
の境界を原稿台20の左右方向の中心を示すマーク線に
合わせるとともに、ストッパ24にブック原稿BDを押
し当てて前後方向の位置決めを行う。ストッパ24の前
縁に沿った仮想線が原稿のセッティングの基準線であ
り、その基準線の中央が基準位置Ps(図3参照)であ
る。ブック原稿BDの読取りにおいて、見開き面(原稿
面)S1及び投影板18の前面S18が走査すべき被写
体面Sである。このうち、前面S18は後述の要領で見
開き面S1の湾曲状態を測定するために走査される。
【0019】図3(A)のように一対の走査ミラー3
4,35は、これらが図の反時計回りに回転したとき
に、走査ミラー34による副走査が他方の走査ミラー3
5による副走査に先行するように同心配置されている。
つまり、先行の副走査で見開き面S1の湾曲状態を測定
して制御量を算定するのに要する時間分だけ後続の走査
が遅れるように、走査ミラー34,35の回転角度位置
が選定されている。また、図3(B)のように、走査ミ
ラー34は投影板18をラインセンサ31に投影するよ
うに設けられ、走査ミラー35は原稿台20をラインセ
ンサ31に投影するように設けられている。すなわち、
ラインセンサ31の受光画素列は、走査ミラー34によ
る投影像を光電変換する測定用撮像部311と、走査ミ
ラー35による投影像を光電変換する読取り用撮像部3
12とに分かれる。投影板18の下端は画素番号naの
受光画素に対応する。
【0020】図4は被写体面Sと投影対象の領域a1,
a2との位置関係の模式図である。上述したとおり、ブ
ックスキャナ1における撮像の被写体面Sは、原稿台2
0と投影板18とに跨がる。各主走査において、ライン
センサ31には、被写体面Sのうちの投影板18に対応
する微小幅の領域a1が投影され、それと同時に原稿台
20に対応し且つ領域a1に対して副走査方向の後方側
に位置する微小幅の領域a2が投影される。領域a1と
領域a2のと距離dは、走査ミラー34,35の回転角
度位置のずれに依存する。領域a1,a2の位置は走査
ミラー34,35の回転に伴って副走査方向に移動し、
それによって被写体面Sの全体が走査されることにな
る。
【0021】図5はAF機構132の構成図である。A
F機構132は、電動のカム式スライド機構であり、モ
ータ321、円筒状カム322、リング状スライダ32
3、案内レール324、フォロワ325などから構成さ
れている。カム322の回転に伴ってフォロワ325を
介してカム322と係合するスライダ323が平行移動
をする。結像レンズ32はスライダ323に取り付けら
れている。スライダ323の位置に対応するカム322
の回転角度位置を検出するため、カム322の近傍に位
置センサとしてフォトインタラプタS321,S322
が配置され、カム322に遮光板326が取り付けられ
ている。
【0022】図6は見開き面S1の湾曲状態の測定方法
を説明するための図である。図中の破線は注目ラインの
位置を示している。主走査及び副走査で得られる読取り
画像G0は、ブック原稿BDの上面の撮影像(上面像)
G1、原稿台20の撮影像G20、及び投影板18の撮
影像G18から構成されている。撮影像G18のうちの
像G181は、セッティングされたブック原稿BDの端
面S3の形状を示している。撮影像G18のうちの像
(端面像)G181以外の像180は、投影板18に映
った背景像である。撮像面に近い被写体は遠くの被写体
よりも大きく撮像されるので、上面像G1の主走査方向
の両端縁は湾曲している。
【0023】原稿台20の表面は暗色であるので、撮影
像G20は他の像と比べて暗い像になる。端面S3にも
照明光が入射するので、端面像G181は背景像180
よりも明るい。したがって、輝度の大小判別によって端
面像G181を抽出することができる。具体的には、注
目ラインにおける主走査方向の先頭画素から順番に輝度
(画素値)を調べ、輝度が閾値th1を越える範囲を検
出する。最初に輝度が閾値th1を越えた画素位置(画
素番号)n1から投影板18の下端に対応した既知の画
素位置naまでの画素数をカウントする。このカウント
値が注目ラインにおける原稿面S1の高さに対応する。
画素数を撮像解像度で割る演算により実際の寸法が求ま
る。
【0024】ブックスキャナ1では、このようにして測
定した見開き面S1の高さに応じてAF機構132によ
るフォーカシングが行われる。すなわち、各ラインの高
さの測定値に基づいて結像レンズ32の最適位置を算定
し、スキャンニングの開始時点からの経過時間とレンズ
位置とを対応づける制御データテーブルを作成してお
く。そして、読取り用の走査ミラー35による走査が注
目ラインに達する直前に、結像レンズ32を算定位置に
移動させる。基本的には、見開き面が高いときには結像
レンズ32を原稿に近づけ、逆に低いときには遠ざけ
る。結像レンズ32の位置は、公知の幾何学的な条件を
表す次式によって算定することができる。
【0025】1/f=(1/a)+(1/b) f:結像レンズの焦点距離 a:像面距離 b:被写界距離 なお、原稿画像の読取り位置に対するフォーカシングを
行うので、高さ測定に際してフォーカシングが最適状態
から外れる場合がある。その対策としては、高さの測定
値に対する補正を行う方法、及び結像レンズ32の被写
界深度内で測定と読取りとができるように走査位置のず
れを小さめに設定する方法がある。
【0026】また、ブックスキャナ1は、原稿面S1の
高さの測定値に基づいて画像歪みの補正を行う。画像歪
みの補正は、湾曲した上面像G1を見開きS1の高さが
一定である場合の像に補正する処理である。具体的に
は、主走査方向については、原稿台20の上方の一定距
離(例えば5cm)の位置の平面を基準面とし、副走査
方向の各位置における基準面と見開き面S1との高低差
に応じて上面像G1を変倍する。副走査方向について
は、微小区間毎に見開き面S1の沿面距離と原稿台20
への見開き面S1の投影距離との比に応じて上面像G1
を変倍する。
【0027】図7はブックスキャナ1の制御系のブロッ
ク図である。ブックスキャナ1は、マイクロコンピュー
タを備えたCPU101によって制御される。CPU1
01は、ラインセンサ31の駆動制御を担う撮像制御回
路130、副走査機構としての走査モータ38、AF機
構132、ランプユニット40の点灯制御を担うランプ
制御回路140、及び操作パネルOPの表示デバイスに
対して動作の指示を与える。また、CPU101は、ラ
インセンサ31の出力の量子化や画像補正を行う信号処
理系100の制御をも担う。CPU101には、メイン
スイッチ51及びスタートキー52,53が接続されて
いる。
【0028】図8は信号処理系100のブロック図であ
る。信号処理系100は、CPU101、AD変換器1
02、画像処理回路103、及び高さ測定部110を有
している。
【0029】ラインセンサ31から出力された光電変換
信号は、AD変換器102によって例えば8ビットのデ
ィジタルデータに変換される。AD変換器102から画
素配列順に出力されるデータのうち、測定用撮像部31
1に対応した画素番号0〜naのデータは測定データD
11として高さ測定部110に転送され、読取り用撮像
部312に対応した画素番号(na+1)〜nのデータ
は画像データD12として画像処理回路103に転送さ
れる。
【0030】高さ測定部110は、比較器111とカウ
ンタ112とからなる。比較器111は、入力された測
定データD11と閾値th1とを比較し、比較結果をカ
ウンタ112に通知する。カウンタ112は輝度が閾値
th1を越える画素の数をカウントする。つまり、見開
き面S1の高さを測定する。CPU101は、カウンタ
112のカウント値を見開き面S1の湾曲状態を示す高
さデータDHとして取り込み、フォーカシング及び画像
歪み補正の制御データを準備する。この時点で、走査ミ
ラー35による撮像の動作条件が設定されることにな
る。
【0031】画像処理回路103は、見開き面S1の照
度むらを補正する処理、画質改善のためのMTF補正、
画像歪みの補正を含む変倍処理、濃度補正、及び有効読
取り領域の外側を空白とするマスキングなどの処理を担
う。所定の画像処理を受けた画像データD20は外部装
置に出力される。外部装置としては、プリンタ、ディス
プレイ、画像メモリ、画像編集装置(コンピュータシス
テム)などがある。
【0032】図9はブックスキャナ1の概略の動作を示
すフローチャートである。一対のスタートキー52,5
3の一方がオンされると(#1)、CPU101は、ラ
ンプ制御部140に対してランプの点灯を指示し(#
2)、撮像制御回路130及び走査モータ38に対して
走査の開始を指示する(#3)。走査開始時点における
合焦位置は原稿台上面(高さ0)とする。副走査の進行
にともなって合焦位置の更新が必要になれば(#4)、
AF機構132の駆動制御を行う(#5)。一定の周期
で撮像される領域a1の輝度分布から見開き面S1の高
さを測定し、測定値に応じて動作条件を設定する(#
6)。また、走査中の領域a2について以前に設定した
動作条件(補正量)を適用して画像データD12に対す
る画像処理を行う(#7)。走査が終われば、照明を消
灯して待機する(#8、#9)。
【0033】図10は第2の実施形態に係るブックスキ
ャナ2の部分斜視図、図11は図10の光学系OS2の
要部の構成を示す図である。これらの図において、図1
に対応する構成要素には同一の符号を付してある。
【0034】ブックスキャナ2の外観は上述のブックス
キャナ1と同様である。ブックスキャナ2において、支
柱12によって片持ち支持された撮像ユニット30Bの
内部に、ラインセンサ31と光学系OS2とが納められ
ている。ラインセンサ31は、後述の副走査機構の可動
体(スキャナ)に取付けられており、CCD素子の配列
方向を上下方向に保った状態で左右方向M2に沿って平
行移動をする。この平行移動によって2次元の原稿画像
の撮像が行われる。光学系OS2は、結像レンズ32、
ミラー33、及び光学ガラス板39とから構成されてい
る。結像レンズ32は、前後方向に移動可能に設けられ
ており、AF機構132によって位置決めされる。
【0035】図11のように、ラインセンサ31の受光
画素列(CCDアレイ)310の一部である測定用撮像
部311の前面側に、カバーガラス316に対して傾け
て光学ガラス板39が取り付けられている。測定用撮像
部311には光学ガラス板39で屈折した光が入射す
る。このため、測定用撮像部311と受光画素列310
の他の部分である読取り用撮像部312との間に、副走
査方向の撮像角度のずれが生じる。光学ガラス板39の
厚さ、屈折率、及び配置位置は、上述の例と同様に見開
き面の高さ測定と原稿画像の読取りを同時に行うため、
所定の走査時間差が生じるように選定されている。ま
た、光学ガラス板39の前面には赤外光を選択的に透過
する分光膜が被着されている。これにより、蛍光灯に代
表される外部光源が投影板18に写り込んだときにも正
しく端面像を抽出することができる。なお、読取り用撮
像部312の前面側に赤外光を遮光するフィルタを設け
てもよい。
【0036】図12は副走査機構131の構成図であ
る。副走査機構131は、電動のネジ式スライド機構で
あり、モータ311、送りネジ312、スキャナ31
3、案内レール314などから構成されている。ライン
センサ31はスキャナ313に取り付けられている。ス
キャナ313の位置を検出するため、移動方向M2の一
端側及び他端側に位置センサとしてフォトインタラプタ
S311,S312が配置され、スキャナ313に遮光
板315が取り付けられている。
【0037】以上の実施形態によれば、見開きS1が湾
曲していたとしても、実質的に一回の走査でピントぼけ
のない高画質の読取りを実現することができる。1個の
ラインセンサ31で高さ測定と原稿画像の読取りとを行
うので、測定と読取りとの間の位置ずれが生じない。測
定専用のセンサを設ける場合に比べて安価となる。
【0038】上述の実施形態においては、図4で説明し
たように、被写体面Sのうちの測定用撮像部311に投
影される領域a1と読取り用撮像部312に投影される
領域a2とが副走査方向だけでなく主走査方向にもずれ
ている。しかし、領域a1,a2の関係はこれに限定さ
れない。すなわち図13に示すように、領域a1と領域
a2の主走査方向の位置が一致する形態、部分的に重な
る形態は本発明の変形例である。前者は例えば下地濃度
を測定して照明制御や濃度補正を行う場合に適用するこ
とができる。本発明は、シート原稿を読み取るイメージ
リーダ、電子スチルカメラの一種であるラインセンサカ
メラなど、ブックスキャナ1,2以外の各種撮像装置に
も適用可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によれば、
1つの被写体像に対する走査の回数を低減し、撮像の所
要時間を短縮することができる。
【0040】請求項4の発明によれば、書籍や雑誌など
の綴じられた原稿の読取りを迅速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したブックスキャナの外観を示す
斜視図である。
【図2】原稿のセッティングの一例を示す図である。
【図3】ブックスキャナによる読取りの模式図である。
【図4】被写体面と投影対象の領域との位置関係の模式
図である。
【図5】AF機構の構成図である。
【図6】見開き面の湾曲状態の測定方法を説明するため
の図である。
【図7】ブックスキャナの制御系のブロック図である。
【図8】信号処理系のブロック図である。
【図9】ブックスキャナの概略の動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】第2の実施形態に係るブックスキャナの部分
斜視図である。
【図11】図10の光学系の要部の構成を示す図であ
る。
【図12】副走査機構の構成図である。
【図13】被写体面と投影対象の領域との位置関係の変
形例の模式図である。
【符号の説明】
1 ブックスキャナ(撮像装置) 18 投影板(測定用ミラー) 20 原稿台 34 第1の走査ミラー 35 第2の走査ミラー 38 走査モータ(副走査機構としての回転駆動機構) 39 光学ガラス板(光学部品) 80 開放空間 101 CPU(動作制御手段) 131 副走査機構(スライド機構) 132 AF機構 311 測定用撮像部 312 読取り用撮像部 a1 第1の領域 a2 第2の領域 BD ブック原稿(見開き原稿) D11 測定データ(被写体情報) M2 副走査方向 OS 光学系 S 被写体面 S3 端面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次元イメージセンサによって被写体像を
    走査する撮像装置であって、 被写体面内の第1の領域を前記1次元イメージセンサの
    一部である測定用撮像部に投影し、それと同時に副走査
    方向における前記第1の領域からみた後方側の第2の領
    域を前記1次元イメージセンサの他の部分である読取り
    用撮像部に投影する光学系と、 前記被写体面における前記第1及び第2の領域の位置を
    前記副走査方向に移動させる副走査機構と、 前記測定用撮像部によって撮像された被写体情報に応じ
    て、副走査中に前記読取り用撮像部による撮像に係わる
    動作条件を逐次に設定する動作制御手段と、を有したこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】前記光学系は、一体的に回転可能に回転角
    度位置をずらして同心配置された第1及び第2の走査ミ
    ラーを含み、 前記副走査機構は、前記第1及び第2の走査ミラーを回
    転させる回転駆動機構である請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】前記光学系は、光路を屈折させる光学部品
    を含み、 前記副走査機構は、前記ラインセンサを平行移動させる
    スライド機構である請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】被写体としての原稿を支持する原稿台と、
    前記原稿台に置かれた見開き原稿の見開き方向と直交す
    る方向の端面を写す測定用ミラーとを備え、 前記原稿台と前記光学系との間に開放空間が設けられて
    おり、 前記光学系は、前記測定用ミラーの反射面の一部を前記
    第1の領域として前記測定用撮影部に投影するととも
    に、前記見開き原稿の見開き面の一部を前記第2の領域
    として前記読取り用撮像部に投影し、 前記動作制御手段は、前記端面の形状に応じて前記光学
    系による前記読取り用撮像部に対する投影の結像状態を
    調整する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の撮像
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005086443A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Ricoh Co Ltd 画像入力装置
JP2011041635A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Hochiki Corp トンネル消火器装置
CN109089011A (zh) * 2018-10-16 2018-12-25 张镜荣 一种自动翻页扫描拍摄仪

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