JPH10189085A - プリント基板用雌端子の構造 - Google Patents
プリント基板用雌端子の構造Info
- Publication number
- JPH10189085A JPH10189085A JP8344186A JP34418696A JPH10189085A JP H10189085 A JPH10189085 A JP H10189085A JP 8344186 A JP8344186 A JP 8344186A JP 34418696 A JP34418696 A JP 34418696A JP H10189085 A JPH10189085 A JP H10189085A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- female terminal
- pressure
- thickness
- bus bar
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 所定の接圧が得られるとともに、半田付けに
クラックが入るおそれがないプリント基板用雌端子の構
造を提供する。 【解決手段】 バスバー３等を圧接する圧接部５ａと、
プリント基板２に半田付けする固定部５ｂとを有する平
板状の雌端子５であって、上記圧接部５ａの板厚ｔ２
は、バスバー３等を所定の接圧で圧接できる厚い厚みに
形成されると共に、上記固定部５ｂの板厚ｔ３は、応力
を緩和できる薄い厚みに形成されている。
クラックが入るおそれがないプリント基板用雌端子の構
造を提供する。 【解決手段】 バスバー３等を圧接する圧接部５ａと、
プリント基板２に半田付けする固定部５ｂとを有する平
板状の雌端子５であって、上記圧接部５ａの板厚ｔ２
は、バスバー３等を所定の接圧で圧接できる厚い厚みに
形成されると共に、上記固定部５ｂの板厚ｔ３は、応力
を緩和できる薄い厚みに形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の電気接続
箱に収容されたプリント基板に半田付して、バスバー又
は芯線圧接用端子等を圧接接続するための雌端子の構造
に関する。
箱に収容されたプリント基板に半田付して、バスバー又
は芯線圧接用端子等を圧接接続するための雌端子の構造
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上記のような雌端子としては、箱
状の舌片雌型端子が多く使用されてきたが、狭いピッチ
で多数個を配置することが困難であるうえ、構造が複雑
であるから、成形金型費が高価になるという問題があっ
た。
状の舌片雌型端子が多く使用されてきたが、狭いピッチ
で多数個を配置することが困難であるうえ、構造が複雑
であるから、成形金型費が高価になるという問題があっ
た。
【０００３】このため、図５に示すように、バスバー３
等を圧接する圧接部１ａと、プリント基板２に半田付け
ａをする固定部１ｂとを有する平板状の雌端子１を使用
することが考えられる。
等を圧接する圧接部１ａと、プリント基板２に半田付け
ａをする固定部１ｂとを有する平板状の雌端子１を使用
することが考えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雌端子
１の圧接部１ａでバスバー３等を所定の接圧で圧接でき
るように、固定部１ｂともども板厚ｔ１を厚くすると、
車両環境の熱ストレスにより、固定部１ｂの半田付けａ
にクラックが入るおそれがある。
１の圧接部１ａでバスバー３等を所定の接圧で圧接でき
るように、固定部１ｂともども板厚ｔ１を厚くすると、
車両環境の熱ストレスにより、固定部１ｂの半田付けａ
にクラックが入るおそれがある。
【０００５】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、所定の接圧が得られるとともに、半
田付けにクラックが入るおそれがないプリント基板用雌
端子の構造を提供することを目的とするものである。
になされたもので、所定の接圧が得られるとともに、半
田付けにクラックが入るおそれがないプリント基板用雌
端子の構造を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バスバー等を圧接する圧接部と、プリン
ト基板に半田付けする固定部とを有する平板状の雌端子
であって、上記圧接部の板厚は、バスバー等を所定の接
圧で圧接できる厚い厚みに形成されると共に、上記固定
部の板厚は、応力を緩和できる薄い厚みに形成されてい
ることを特徴とするプリント基板用雌端子の構造を提供
するものである。
に、本発明は、バスバー等を圧接する圧接部と、プリン
ト基板に半田付けする固定部とを有する平板状の雌端子
であって、上記圧接部の板厚は、バスバー等を所定の接
圧で圧接できる厚い厚みに形成されると共に、上記固定
部の板厚は、応力を緩和できる薄い厚みに形成されてい
ることを特徴とするプリント基板用雌端子の構造を提供
するものである。
【０００７】本発明によれば、圧接部の板厚を厚くする
と共に、固定部の板厚を薄くすることにより、厚い圧接
部では所定の接圧でバスバー等を圧接できると共に、薄
い固定部では応力が緩和されて半田付けにクラックが入
るおそれがなくなる。
と共に、固定部の板厚を薄くすることにより、厚い圧接
部では所定の接圧でバスバー等を圧接できると共に、薄
い固定部では応力が緩和されて半田付けにクラックが入
るおそれがなくなる。
【０００８】また、従来のような舌片雌型端子ではな
く、圧接タイプの平板状雌端子であるから、狭いピッチ
で多数個を配置できると共に、構造が簡単であるので成
形金型費が安価になる。
く、圧接タイプの平板状雌端子であるから、狭いピッチ
で多数個を配置できると共に、構造が簡単であるので成
形金型費が安価になる。
【０００９】上記雌端子は、請求項２のように、圧接部
が厚く、固定部が薄い１枚板で構成したり、請求項３の
ように、固定部の厚みの薄い１枚板を折り重ねて厚い圧
接部を構成したりすることができる。
が厚く、固定部が薄い１枚板で構成したり、請求項３の
ように、固定部の厚みの薄い１枚板を折り重ねて厚い圧
接部を構成したりすることができる。
【００１０】また、請求項４のように、雌端子の固定部
に、応力緩和用の湾曲部を形成すると、この湾曲部によ
り応力がより緩和される。
に、応力緩和用の湾曲部を形成すると、この湾曲部によ
り応力がより緩和される。
【００１１】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、図５の従来技術と同
一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省
略する。
を参照して詳細に説明する。なお、図５の従来技術と同
一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省
略する。
【００１２】図１は、１枚板の雌端子５Ａである。即
ち、圧接部５ａの板厚ｔ２を厚く、固定部５ｂの板厚ｔ
３を薄くして（ｔ２＞ｔ３）、厚い圧接部５ａでバスバ
ー３等を所定の接圧で圧接できるようにすると共に、薄
い固定部５ｂの撓みで応力を緩和できるようになってい
る。
ち、圧接部５ａの板厚ｔ２を厚く、固定部５ｂの板厚ｔ
３を薄くして（ｔ２＞ｔ３）、厚い圧接部５ａでバスバ
ー３等を所定の接圧で圧接できるようにすると共に、薄
い固定部５ｂの撓みで応力を緩和できるようになってい
る。
【００１３】この雌端子５Ａは、厚い圧接部５ａと薄い
固定部５ｂとを有する形状の母材を引き抜き成形して、
所定の雌端子５Ａの形状にプレス等で打ち抜くことによ
り簡単に成形できる。
固定部５ｂとを有する形状の母材を引き抜き成形して、
所定の雌端子５Ａの形状にプレス等で打ち抜くことによ
り簡単に成形できる。
【００１４】上記雌端子５Ａの固定部５ｂには湾曲部５
ｃを形成すると共に、プリント基板２の取り付け穴２ａ
に差し込む差し込み部５ｄを形成している。
ｃを形成すると共に、プリント基板２の取り付け穴２ａ
に差し込む差し込み部５ｄを形成している。
【００１５】上記雌端子５Ａは、図２に示すように、プ
リント基板２の取り付け穴２ａに固定部５ｂの差し込み
部５ｄを差し込んで、この固定部５ｂの下端と差し込み
部５ｄをプリント基板２の両面に半田付けａ，ａをす
る。なお、プリント基板２に取り付けたケース６で雌端
子５Ａをカバーすると、バスバー３等を圧接部５ａに挿
入するときに、圧接部５ａが挿入方向（矢印ｃ参照）へ
撓もうとするのを当て止めるので、バスバー３等の挿入
をスムーズにすることができる。
リント基板２の取り付け穴２ａに固定部５ｂの差し込み
部５ｄを差し込んで、この固定部５ｂの下端と差し込み
部５ｄをプリント基板２の両面に半田付けａ，ａをす
る。なお、プリント基板２に取り付けたケース６で雌端
子５Ａをカバーすると、バスバー３等を圧接部５ａに挿
入するときに、圧接部５ａが挿入方向（矢印ｃ参照）へ
撓もうとするのを当て止めるので、バスバー３等の挿入
をスムーズにすることができる。
【００１６】上記雌端子５Ａであれば、板厚ｔ２の厚い
圧接部５ａでは所定の接圧でバスバー３等を圧接できる
と共に、板厚ｔ３の薄い固定部５ｂでは、撓みによって
応力が緩和されて、半田付けａにクラックが入るおそれ
がなくなる。特に、固定部５ｂに、応力緩和用の湾曲部
５ｃを形成すると、この湾曲部５ｃで応力がより緩和さ
れるようになる。
圧接部５ａでは所定の接圧でバスバー３等を圧接できる
と共に、板厚ｔ３の薄い固定部５ｂでは、撓みによって
応力が緩和されて、半田付けａにクラックが入るおそれ
がなくなる。特に、固定部５ｂに、応力緩和用の湾曲部
５ｃを形成すると、この湾曲部５ｃで応力がより緩和さ
れるようになる。
【００１７】また、圧接タイプの平板状の雌端子５Ａで
あるから、通常の圧接端子と同様に、狭いピッチで多数
個を配置できると共に、打ち抜きだけで構造が簡単であ
るので成形金型費が安価になる。
あるから、通常の圧接端子と同様に、狭いピッチで多数
個を配置できると共に、打ち抜きだけで構造が簡単であ
るので成形金型費が安価になる。
【００１８】図３（Ａ）に平面を示した雌端子５Ｂのよ
うに、固定部５ｂの厚みｔ３の薄い１枚板を二重に折り
重ねて、厚みｔ２（ｔ３+ｔ３）の圧接部５ａを形成し
たり、図３（Ｂ）のように、三重に折り重ねて、厚みｔ
２（ｔ３+ｔ３+ｔ３）の圧接部５ａを形成してもよい。
うに、固定部５ｂの厚みｔ３の薄い１枚板を二重に折り
重ねて、厚みｔ２（ｔ３+ｔ３）の圧接部５ａを形成し
たり、図３（Ｂ）のように、三重に折り重ねて、厚みｔ
２（ｔ３+ｔ３+ｔ３）の圧接部５ａを形成してもよい。
【００１９】上記各実施の形態では、雌端子５Ａ，５Ｂ
の圧接部５ａは下向きであったが、図４（Ａ）のように
上向きのもの、図４（Ｂ）のように横向きのものであっ
ても良い。
の圧接部５ａは下向きであったが、図４（Ａ）のように
上向きのもの、図４（Ｂ）のように横向きのものであっ
ても良い。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の雌端子の構造は、圧接部の板厚を厚くして所定の接
圧でバスバー等を圧接できるようにすると共に、固定部
の板厚を薄くして応力を緩和できるようにすることによ
り、半田付けにクラックが入るおそれがなくなる。
明の雌端子の構造は、圧接部の板厚を厚くして所定の接
圧でバスバー等を圧接できるようにすると共に、固定部
の板厚を薄くして応力を緩和できるようにすることによ
り、半田付けにクラックが入るおそれがなくなる。
【００２１】また、圧接タイプの平板状雌端子であるか
ら、狭いピッチで多数個を配置できると共に、構造が簡
単であるので成形金型費が安価になる。
ら、狭いピッチで多数個を配置できると共に、構造が簡
単であるので成形金型費が安価になる。
【００２２】上記雌端子は、請求項２のように１枚板で
構成したり、請求項３のように１枚板を折り重ねて構成
したりすることができる。
構成したり、請求項３のように１枚板を折り重ねて構成
したりすることができる。
【００２３】また、請求項４のように、雌端子の固定部
の湾曲部により、応力がより緩和されるようになる。
の湾曲部により、応力がより緩和されるようになる。
【図１】 本発明の雌端子であり、（Ａ）は平面図、
（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
【図２】 ケースでカバーした雌端子の正面図である。
【図３】 （Ａ）（Ｂ）は、それぞれ薄い１枚板を折り
重ねた雌端子の平面図である。
重ねた雌端子の平面図である。
【図４】 雌端子であり、（Ａ）は圧接部が上向きの正
面図、（Ｂ）は圧接部が下向きの正面図である。
面図、（Ｂ）は圧接部が下向きの正面図である。
【図５】 従来の雌端子であり、（Ａ）は正面図、
（Ｂ）は側面図である。
（Ｂ）は側面図である。
２ プリント基板 ３ バスバー等 ５Ａ，５Ｂ 雌端子 ５ａ 圧接部 ５ｂ 固定部 ５ｃ 湾曲部 ５ｄ 差し込み部 ｔ２，ｔ３ 厚み
Claims (4)
- 【請求項１】 バスバー等を圧接する圧接部と、プリン
ト基板に半田付けする固定部とを有する平板状の雌端子
であって、 上記圧接部の板厚は、バスバー等を所定の接圧で圧接で
きる厚い厚みに形成されると共に、上記固定部の板厚
は、応力を緩和できる薄い厚みに形成されていることを
特徴とするプリント基板用雌端子の構造。 - 【請求項２】 上記雌端子は、圧接部が厚く、固定部が
薄い１枚板で構成している請求項１に記載のプリント基
板用雌端子の構造。 - 【請求項３】 上記雌端子は、固定部の厚みの薄い１枚
板を折り重ねて厚い圧接部を構成している請求項１に記
載のプリント基板用雌端子の構造。 - 【請求項４】 上記雌端子の固定部に、応力緩和用の湾
曲部を形成している請求項１から請求項３のいずれかに
記載のプリント基板用雌端子の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8344186A JPH10189085A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | プリント基板用雌端子の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8344186A JPH10189085A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | プリント基板用雌端子の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10189085A true JPH10189085A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18367300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8344186A Pending JPH10189085A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | プリント基板用雌端子の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10189085A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1168513A1 (en) * | 2000-06-28 | 2002-01-02 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Circuit board connecting structure and method of connecting the circuit board |
| US6997737B2 (en) | 2003-08-26 | 2006-02-14 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Soldering structure between a tab of a bus bar and a printed substrate |
| WO2008120632A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Autonetworks Technologies, Ltd. | コネクタ端子及び該コネクタ端子を備えたコネクタ |
| CN102474032A (zh) * | 2010-05-18 | 2012-05-23 | 哈廷电子有限公司及两合公司 | 用于插接式插座的接触弹簧 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8344186A patent/JPH10189085A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1168513A1 (en) * | 2000-06-28 | 2002-01-02 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Circuit board connecting structure and method of connecting the circuit board |
| US6503090B2 (en) | 2000-06-28 | 2003-01-07 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Circuit board connecting structure and method of connecting the circuit board |
| US6997737B2 (en) | 2003-08-26 | 2006-02-14 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Soldering structure between a tab of a bus bar and a printed substrate |
| DE102004041173B4 (de) * | 2003-08-26 | 2007-04-12 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi | Lötaufbau zwischen einem Streifen einer Stromschiene und einem bedruckten Substrat |
| WO2008120632A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Autonetworks Technologies, Ltd. | コネクタ端子及び該コネクタ端子を備えたコネクタ |
| JPWO2008120632A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2010-07-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ端子及び該コネクタ端子を備えたコネクタ |
| US7938694B2 (en) | 2007-03-29 | 2011-05-10 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Connector terminal and connector with the connector terminal |
| CN102474032A (zh) * | 2010-05-18 | 2012-05-23 | 哈廷电子有限公司及两合公司 | 用于插接式插座的接触弹簧 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001024 |