JPH10184731A - ボールランプアクチュエータ - Google Patents

ボールランプアクチュエータ

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JPH10184731A
JPH10184731A JP9342635A JP34263597A JPH10184731A JP H10184731 A JPH10184731 A JP H10184731A JP 9342635 A JP9342635 A JP 9342635A JP 34263597 A JP34263597 A JP 34263597A JP H10184731 A JPH10184731 A JP H10184731A
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JP
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ring
control
clutch
coil
ball ramp
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JP9342635A
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Gregory J Organek
ジョセフ オルガネク グレゴリー
David Michael Preston
マイケル プレストン デヴィッド
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Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
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    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/04Friction clutches with means for actuating or keeping engaged by a force derived at least partially from one of the shafts to be connected
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
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    • F16D27/108Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
    • F16D27/112Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
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    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D2027/008Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力トルクが逆転するとき、ボールランプ作動
式クラッチが切り離されないようにするボールランプア
クチュエータを提供すること。 【解決手段】駆動系クラッチ2に締付力を加えるために
作動リング12とともに作用する制御リング14を有するボ
ールランプ機構11であって、太陽ギア40とこれに噛み合
う遊星ギア42の間に一方向クラッチを作用させる遊星ギ
アセット39を用い、ボールランプ機構11がさらに作動す
る方向に作動リングに対して制御リング14を回転させ
る。車両の駆動モード時に、遊星ギアセット39が一方向
クラッチ46によってロックされ、惰走モード時に、一方
向クラッチ46を解放して遊星ギアセット39がコイル極32
を介して制御リング14をボールランプ機構11をさらに作
動させる方向に回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の駆動系クラ
ッチ、特に、摩擦ディスクがボールランプアクチュエー
タを使用するエンジンフライホィールにクランプされ、
一方向クラッチと遊星ギアセットが、駆動時及び惰走時
の駆動系クラッチのロックアップを与えるように用いら
れる駆動系クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】駆動系クラッチは、一般に、複数のばね
を用いて摩擦ディスクをエンジンフライホィールにクラ
ンプする。これらのばねは、フライホィールにボルト締
めされる圧力板アセンブリ内に配置されている。この圧
力板のばね機構を調整する機械的リンク機構が、クラッ
チのロックアップ及び解放を制御しようとする運転者に
よって変位される。
【0003】電子機器を用いてクラッチの作動を自動化
する努力が現在進行中である。特に、変速機のシフト中
により正確なクラッチ作動を行うために、運転者の代わ
りに、機械的リンク機構に連結された電気機械式または
油圧式のアクチュエータを使用することが知られてい
る。
【0004】このようなアクチュエータを用いて、機械
的リンク機構が中央マイクロプロセッサによって発生し
た電気制御信号に応答して動かされ、このプロセッサ
は、駆動系クラッチをいつ、どのように作動しあるいは
不作動にするかを決定するために作動条件に基づいた種
々の車両センサ入力を処理するのに用いられる。
【0005】車両の駆動系差動装置におけるクラッチパ
ックに負荷を加えるためのボールランプアクチュエータ
を使用することは知られている。米国特許明細書第4,
805,486号及び同第5,092,825号には、
サーボモータの回転あるいは作動リングに作用するソレ
ノイド駆動のブレーキシューによって開始されるボール
ランプアクチュエータの作動に応じてクラッチパックに
負荷が与えられる制限スリップ式の差動装置を開示し、
これらはここに参考文献として包含される。
【0006】ボールランプ機構が他のアクチュエータよ
り優れている点は、回転運動を非常に高い力倍率で、多
くの場合、100:1あるいはそれ以上で軸方向運動に
変換できることである。
【0007】ボールランプアクチュエータは、米国特許
明細書第5,078,249号に記載されているよう
に、車両変速機において、信号に応じてギア式クラッチ
パックに負荷を加えることによってギアセットの連結・
切り離しを行うために使用されており、この特許の開示
内容も参考としてここに包含される。
【0008】これらの車両の応用例において、ボールラ
ンプアクチュエータの一方側、一般的に制御リングと呼
ばれているが、これは、コイルを流れる電流によって発
生する電磁界で誘導される力によってケースグラウンド
に対して反作用させるか、あるいは制御リングが電気モ
ータによってケースグラウンドに対して回転させる。
【0009】さらに、大きい締付力を発生するために、
コイルまたはモータに供給される電流を増加させ、それ
によって制御リングを作動リングに対して回転させるケ
ースグラウンドに制御リングの反力を増大させて、ボー
ルランプ機構内の転動部材を制御リング及び作動リング
内の対応のランプと係合させ、それによって軸方向移動
及びクラッチパック上の締付力を増加させる。
【0010】米国特許明細書第1,974,390号、
同第2,861,225号、同第3,000,479
号、同第5,441,137号、同第5,469,94
8号、同第5,505,285号に記載されているよう
に、車両の主クラッチに負荷を加えるためにボールラン
プアクチュエータを用いることが知られており、これら
の開示内容も、ここに参考として包含される。
【0011】車両の駆動系クラッチの締付力を与えるた
めにボールランプアクチュエータを使用する場合の1つ
の問題は、従来の一方向ボールランプ機構の仕組みで
は、車両が惰走モードにあるとき締付力が失われること
である。
【0012】エンジン出力が減少し、駆動系が実際にエ
ンジンをオーバーラン(惰走)させると、従来の単一ラ
ンプの一方向作動を有するボールランプアクチュエータ
では、クラッチを切り離し、それにより車両のエンジン
ブレーキのためのポテンシャルがなくなる。
【0013】言い換えると、1つのランプ角を有する一
方向ボールランプを用いるこの形式のボールランプ作動
式クラッチでは、車両が惰走モードであるときのよう
に、エンジンが回転エネルギーを変速機に供給できない
とき、駆動系クラッチが切り離される。
【0014】この惰走時において、フライホィールは、
もはや、回転エネルギーを変速機あるいはボールランプ
アクチュエータのいずれにも供給することはできない。
このような状況では、作動リング及び制御リングの相対
回転が逆転して、ボールランプの軸方向変位が消失する
ため、圧力プレートはクラッチディスクから引き離され
る。その結果、エンジンが変速機から切り離されて、エ
ンジンの制動力も失われる。
【0015】双方向性のボールランプ作動式クラッチ
が、米国特許明細書第2,937,729号及び同第
5,505,285号に開示されている。このより高価
で複雑な技術を用いることによって、ボールランプアク
チュエータは、制御リングと作動リングの間の相対回転
がいずれかの方向にあるとき、作動が行われる双方向ラ
ンプを含んでいる。
【0016】しかしながら、ボールランプは、非作動状
態を介して変位しなければならず、一時的に望ましくな
いクラッチのスリップを生じる結果となり、また構成部
品は、一方向ユニットに比較して製造コストが更に高価
となる。
【0017】また、双方向ボールランプは、一方向ボー
ルランプ機構に比較して所定のパッケージ寸法におい
て、制御リングと作動リングの間の回転軌道を減少させ
ることになる。こうして、一方向ボールランプ機構は、
車両の駆動時及び惰走時の作動モードの両方において利
用できるようにすることが好ましい。
【0018】このボールランプアクチュエータは、複数
の転動部材と、制御リングと、向き合った作動リングと
を備えており、作動リング及び制御リングによって少な
くとも3つの向き合った一方向ランプ表面が円周方向半
円溝として形成され、各対の向き合った溝に1つの転動
部材が収容されている。
【0019】制御リングとハウジング部材との間にスラ
ストローラ(または他の形式のスラスト軸受)が配置さ
れて、フライホィール等の入力部材に連結されてそれと
共転する。制御クラッチの1つの部材に隣接して電磁コ
イルが配置されて、これに誘導される磁界が制御クラッ
チに負荷を加えることによって、ボールランプアクチュ
エータの制御リングに力を加える。この制御クラッチ
は、車両空調用のコンプレッサのために一般的に用いら
れるものと同様のものにすることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明の1つの目的は、入力トルクが逆転すると
き、ボールランプ作動式クラッチが切り離されないよう
にするボールランプアクチュエータを提供することであ
る。
【0021】また、他の目的は、一方向クラッチに用い
る制御リングと作動リングの間の回転をロックすること
によって、ドライブライントルクが惰走モードにあると
き、一方向ランプを有するボールランプ作動式クラッチ
が切り離されないようにすることである。
【0022】本発明の別の目的は、ボールランプ作動式
クラッチが一方向ランプを有し、ドライブライントルク
が、遊星ギアセットを使う惰走モードにあるとき、クラ
ッチの係合レベルを増加させることである。
【0023】さらに別の目的は、制御リングと変速機入
力軸の間に作用する一方向クラッチに含まれる遊星ギア
セットを用いて、伝達されるドライブライントルクが逆
転するとき、一方向ランプを有するボールランプアクチ
ュエータによって作動する駆動系クラッチが、その作動
力を増加させることである。
【0024】さらなる本発明の目的は、制御リングと変
速機入力軸の間に作用する遊星ギアセットを用いて、伝
達されるドライブライントルクが逆転するとき、一方向
クラッチが変速機入力軸に対して遊星ギアの逆回転を防
止し、一方向ランプを有するボールランプアクチュエー
タによって作動する駆動系クラッチが、その作動力を増
加させることである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項に記載の各構成を有する。本発明
は、原動機によって駆動されるフライホィールと、ボー
ルランプ作動式クラッチを介する変速機入力軸によって
特徴付けられる。ボールランプ機構は、複数の一方向性
の可変深さの溝(ランプ)と、少なくとも部分的に対向
しかつ制御リングの溝に対してほぼ同形状の単一方向の
可変深さの溝を有する作動リングを有している。
【0026】ボールランプアクチュエータのクラッチ装
置の例は、米国特許明細書第1,974,390号、同
第2,861,225号、同第2,937,729号、
同第3,000,479号、同第5,485,904
号、および同第5,505,285号に示されている。
【0027】この作動リングは、一方向クラッチの使用
によって、車両の惰走モードでのクラッチのロックアッ
プ時に逆回転しないようになっている。遊星ギアセット
は、ボールランプアクチュエータが惰走モードにおける
クラッチ摩擦板に加わる締付力を増加させるのに用いら
れる。
【0028】こうして、本発明を用いることにより、ボ
ールランプ機構は、車両が駆動モードから惰走モードに
移行するとき非作動状態を介して変位せず、また、クラ
ッチのスリップが減少する。
【0029】遊星ギアセットを介して制御リングを変速
機入力軸に摩擦的に連結する制御クラッチを作動させる
ために、電磁コイルが用いられる。クラッチがコイルに
よって作動すると、ボールランプ機構は、入力フライホ
ィールと車両変速機の入力軸の間の回転速度差があると
きには、クラッチの摩擦板に締付力を与え、締付力の大
きさを直ちに増加する。
【0030】本発明によれば、締付力の大きさ、コイル
が一方向クラッチの作動により励磁されている限りは、
一定のレベルに保持され、その結果、車両を運転駆動す
るのに対向してエンジンに制動力を加える惰走モードに
車両が入る時、ボールランプアクチュエータは、作動状
態のまま残る。駆動モードにおけるクラッチのスリップ
によって、ボールランプ機構は、クラッチディスク上に
加わる締付力を増加させる。また、惰走モードでは、何
らかの理由で、クラッチのスリップがあると、遊星ギア
セットは、制御リングと作動リングの間の適当な方向に
付加的な相対回転を与え、クラッチ摩擦板に作用する締
付力を増加させる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に係るボールランプアクチ
ュエータの実施の形態を図面に基づいて説明する。本発
明の原理の理解を助けるために、以下に図示する実施の
形態を参照し、それを説明するために特定の用語を用い
る。しかし、それによって、本発明の範囲を限定するも
のではなく、図示の装置のそのような変更及びさらなる
変化、さらに本発明の原理を図示のように応用すること
は、本発明が関連する当業者には通常思い付くことであ
ると考えられる。
【0032】本発明において、以下の説明で便宜上一定
の用語を用いるが、それらは、参考にすぎず、限定的な
ものではない。例えば、「前方」及び「後方」は、車両
に通常取り付けるように、クラッチアセンブリの前方及
び後方を示す方向を示す。「右方向」および「左方向」
は、その用語を使用している図面上での方向を示してい
る。「内方」及び「外方」は、本発明の装置の構造中心
に対してそれぞれ向かう方向及び離れる方向を示してい
る。「上方」及び「下方」は、その用語を使用している
図面上での方向を示している。上記用語はすべて、通常
の派生語及び類似語を含む。
【0033】本発明を限定するものではない図面におい
て、図1は、本発明が利用される形式の主駆動系のクラ
ッチアセンブリ2の軸方向断面図である。主駆動系のク
ラッチアセンブリ2は、エンジンの出力クランク軸3が
クラッチアセンブリ2によって変速機7に連結される内
燃エンジン等の原動機(図示略) によって回転駆動され
るフライホィール(入力部材)4を有する。
【0034】フライホィール4を取り囲むベルハウジン
グ6は、フライホィールの摩擦面4Aを有し、変速機入
力軸(出力部材)8を有する変速機7を支持する。変速
機入力軸8は、この入力軸の左端部にあるスプライン1
0Cを介して摩擦パッド10Aと摩擦パッド10Bを有
するクラッチディスク10と一体に連結するように伸び
ている。また、変速機入力軸8は、変速機ギア装置を駆
動するためにさらに右方向に伸びている。
【0035】圧力板として機能する作動リング12は、
圧力板ハウジング16に回転自在に連結され、フライホ
ィールの摩擦面4Aでフライホィールに対して摩擦パッ
ド10Aと10Bが取付られたクラッチディスク10を
締付けるのに用いられる。これにより、原動機から変速
機7に変速機入力軸8を介して回転力が伝達され、さら
に残りの車両駆動系に伝達される。
【0036】従来の装置において、クラッチの圧力板
は、多数の負荷スプリングを用いるフライホィールに向
けて付勢される。運転者が、クラッチディスクをを切り
離そうと望むとき、負荷スプリングの力に打ち勝つ運転
者の足によって機械式リリース機構が作動する。これに
より、クラッチディスクがフライホィールに対してスリ
ップする。
【0037】しかし、作動スプリングあるいは機械式リ
リース機構の両方とも本発明の特徴ではないことを理解
しなければならない。本発明によれば、ボールランプ機
構11は、フライホィール4に向けて作動リング12を
付勢するのに用いられ、このフライホィール4は、変速
機のシフト動作中に運転者に代わってクラッチ制御ユニ
ット15により電気的に制御される。
【0038】クラッチベルハウジング6は、本発明のボ
ールランプ機構11を含むクラッチアセンブリ2を取り
囲む。制御リングをグラウンドに対して反発させるボー
ルランプアクチュエータは、従来技術として良く知られ
ており、米国特許明細書第5,078,249号に開示
されているように、変速機のギアクラッチに負荷を加え
るために、また、米国特許明細書第5,092,825
号に開示されているように、ボールランプの制御リング
がコイルまたはモータによってケースグラウンドに対し
て反動する差動クラッチパックに用いられてきた。
【0039】要約すると、制御リング14と作動リング
12の間の相対回転運動によって、球形部材あるいは円
筒ローラである1つ以上の転動部材20A,20B,2
0Cが、制御リング14内に形成された対向する同数の
ランプ(制御ランプ)22A,22B,22C、および
作動リング12内に形成されたランプ(作動ランプ)2
3A,23B,23Cのそれぞれに沿って移動する。ラ
ンプ22A,22B,22C、23A,23B,23C
は、一方向性で可変の軸方向深さを有している。図2
は、より詳細な構造を説明するもので、これについては
以下で言及する。
【0040】複数のスラスト部材27が、いかなるタイ
プでもよい適当なスラスト軸受のスラストリング34に
対して反動し、転動部材20A,20B,20Cが制御
リング14及び作動リング内のそれぞれのランプ22
A,22B,22C、23A,23B,23Cに係合す
るとき、ボールランプの転動部材20A,20B,20
Cによって生じる軸方向力を受ける。
【0041】スラストリング34は、圧力板ハウジング
16に連結される。制御リング14の作動リング12に
対する回転によって、作動リング12がフライホィール
4の方に軸方向移動し、これにより、作動リング12と
フライホィール4の間のクラッチディスク10を締付け
る。作動リング12は、圧力板ハウジング16に回転自
在に連結されるが、このハウジングに対して軸方向に移
動できる。
【0042】制御リング14に可撓性の環状リング延長
部14Bが取付られ、この延長部は、摩擦材料から作ら
れた第1制御摩擦ディスク37を支持する。制御リング
14のボールランプ部14Aは、ランプ22A,22
B,23Cを含み、軸受13によって変速機入力軸8に
より回転可能に支持されている。
【0043】制御摩擦ディスク37は、コイル30がコ
ネクタ17を介してクラッチ制御ユニット15によって
励磁されるとき、コイル極32に対して引き出される。
環状の電気コイル30は、変速機入力軸8を取り囲み、
かつ変速機7に取り付けられた変速機のケース延長部3
1によって支持されている。
【0044】電気コイル30は、エアギャップ分だけコ
イルと離れたコイル極32に近接配置され、変速機入力
軸8の太陽ギア40上で回転可能に支持されている。こ
の電気コイル30は、コイル極32によって部分的に取
り囲まれるように配置され、わずかなエアギャップによ
って分離している。
【0045】コイル30は、変速機ケースの延長部31
に取付けられて、コイル極32が遊星ギアセット39の
作用により回転するのに対して静止状態に保持される。
コイル30は、図1で矢印によって示された電磁束36
を発生し、この電磁束は、コイル極32を介してリング
延長部14Bを通り、コイル極32からコイル30に戻
る。
【0046】電磁束36は、リング延長部14Bをコイ
ル極32に引き込む方向の力を形成し、これにより、コ
イル極32上の摩擦ディスク37に接触して摩擦力を作
り出し、その結果、(フライホィール4と変速機入力軸
8との間の回転速度差により)制御リング14にトルク
を生じさせる。制御リング14は、ロックキング方向に
負荷が加えられている一方向クラッチ46を介してボー
ルランプ機構11を動かす。
【0047】クラッチディスク10は、クランプされな
いか、またはフライホィール4を介して原動機(エンジ
ン)によって供給される過度のトルクによりスリップが
始まるとき、制御リング14と作動リング12の間に相
対回転が生じ、これにより、(詳細は後述するが)リン
グ12,14をさらに軸方向に離す方向の付勢力が働
き、クラッチディスク10の摩擦パッド10B上でかつ
摩擦パッド10Aとフライホィール4との間に働く作動
リングの締付力が増加する。
【0048】これは、作動リング12に対する制御リン
グの回転動作が小さい範囲で起こり、この締付力は、フ
ライホィール4と変速機入力軸8の間に起こるどのよう
な回転スリップをも自動的、かつ瞬時に調整する。
【0049】本発明によれば、クラッチアセンブリ2が
一旦ロックアップすると、コイル極32は、ホィール4
と同一の速度で回転し、そして、最小寄生電力がコイル
30に配給されるべく要求されて、クラッチアセンブリ
2のロックアップを維持する。従来技術を用いれば、制
御リング14は、クラッチベルハウジング6等の接地表
面に対して反動することができるが、連続的なスリップ
が、制御摩擦ディスク37を介する制御リング14と、
高い寄生エネルギーの損失をもたらすコイル極32との
間に起こり、さらに、クラッチのスリップ時においてボ
ールランプ機構11が自動的に作動することがない。
【0050】本発明において説明したように、一方向ク
ラッチ46の作用によって制御される制御摩擦ディスク
37と遊星ギアセット39を介して制御リング14を変
速機入力軸8に取付けることによって、ボールランプ機
構11の作動時にほとんどクラッチのスリップは起こら
ず、これによりエネルギーの損失を最小にする。
【0051】また、本発明に使用する車両の駆動モード
または惰走モードのいずれの場合においても、クラッチ
ディスク10のスリップは、作動リング12と制御リン
グとの間の相対運動により生じるので、クラッチディス
ク10の最小スリップに対する反動時間は、ほぼ同時に
起こり、この相対運動は、制御リング側に設けた制御摩
擦ディスク37と遊星ギアセット39を介し、さらに、
圧力板ハウジング16を介して作動リングへと動く。
【0052】作動リング12は、クラッチの圧力板ハウ
ジング16に連結して回転可能となり、このハウジング
は、フライホィール4に連結されてこれらと共に回転す
る。電気コイル30が励磁されない、すなわち、ボール
ランプ機構11を介してほとんど軸方向力が作用しない
とき、特に、エンジンを急速に加速して構成部品の慣性
力を働かせ、かつクラッチ作動を要求しないとき、セン
タリング用ばね41は、作動リング12に対する制御リ
ング14の回転位置を制御するように機能する。
【0053】センタリング用ばね41は、ボールランプ
機構11の一側に、ねじりばねとして示され、制御リン
グ14を取り囲むように伸びており、一端が制御リング
14に取り付けら、第二端が作動リング12に取り付け
られている。
【0054】作動リング12に対する制御リング14の
回転によって、センタリング用ばね41が応力を受け、
これにより、ボールランプ機構11によって軸方向力が
発生しないで、作動リング12と制御リング14との間
で、回転方向にリングを戻すようなセンタリング力を発
生する。
【0055】複数の圧力板ばね(図示略)が、圧力板ハ
ウジング16と作動リング12の間のスプリング要素と
して作用することによって、クラッチ摩擦ディスク10
とフライホィールから離れて作動リング12を引っ張る
ように作用し、これにより、作動リング12がフライホ
ィール4から離れる方向に付勢される。
【0056】圧力板ハウジング16は、フライホィール
4に取付けられて、作動リング12フライホィール4と
ともに回転し、圧力板ばねを押圧するように働くボール
ランプ機構11の作用によって制御されつつ、フライホ
ィール4に対して軸方向に移動できる。
【0057】遊星ギアセット39は、コイル極32と変
速機入力軸8の間に配置されている。この遊星ギアセッ
ト39は、変速機入力軸8によって駆動され、かつそれ
ぞれの支持ピン44上で回転する複数の遊星ギア42と
噛み合う太陽ギア40を含んでいる。遊星ギア42は、
コイル極32の延長リング32Aの部分で噛み合う。こ
のコイル極32は太陽ギア40に支持されて回転可能で
ある。
【0058】遊星ギア42は、キャリアリング48によ
って互いに円周方向に離れている。一方向クラッチ46
は、キャリアリング48と太陽ギア40の間に配置さ
れ、クラッチ部材52を介して内側リング50に作用す
るキャリアリング48を含んでいる。
【0059】この一方向クラッチ46は、太陽ギア40
に対してキャリアギア48が、ボールランプ機構11を
不作動にする方向に回転しないようにコイル30が励磁
されている限り、作動リング12に対して制御リング1
4が、ボールランプ機構11を不作動にする方向に回転
するのを防止する。
【0060】コイルの励磁により、遊星ギアセット39
と一方向クラッチ46は、ボールランプ機構11がさら
に動き、駆動系を介して車両の作動モードに関わらずク
ラッチディスク10に作用する締付力および駆動系のト
ルク量を増加する方向にのみ、制御リング14と作動リ
ング12の相対回転を与える。
【0061】ボールランプ機構11によって発生する軸
方向力は、圧力板ハウジング16を介してフライホィー
ル4に取付けられているスラストリング34にスラスト
部材27によって伝達される。反対方向には、ボールラ
ンプ機構11によって発生した力が、クラッチディスク
10とフライホィール4に伝達される。
【0062】一方向クラッチ46は、コイル極32の延
長リング32Aと、遊星ギアセット38の太陽ギア40
との間で作動するように配置されている。太陽ギア40
は、変速機入力軸8によって駆動され、遊星ギア42と
噛み合っており、この遊星ギア42は、ボールランプ機
構11の制御リング14に電磁気的かつ摩擦的に結合し
ているコイル極32の延長リング(リング)32Aと噛
み合っている。
【0063】コイル30が、クラッチ制御ユニット15
から連結リード線17を通って流れる電流により励磁さ
れるとき、コイル極32に隣接して配置されたコイル3
0は電磁界を形成する。車両の付加的な電子システムに
より、クラッチ制御ユニット15にラインAを介して入
力が供給される。
【0064】エンジンが、ここで駆動モードと称され
る、車両の駆動系に電力を供給しているとき、コイル3
0は励磁され、そして、リング延長部14Bは電磁的に
コイル極32と結合し、これにより、遊星ギアセット3
9の太陽ギア40と遊星ギア42を介して変速機入力軸
8を制御リング14に回転可能に連結する。
【0065】変速機入力軸8とフライホィール4の間の
相対回転は、制御リング14と作動リング12の間の間
隙66(図4参照)を広げる方向に、制御リング14と
作動リング12の間の相対回転を生じさせる。一方向ク
ラッチ46は、エンジンパワーが減少するとき、遊星ギ
アセット39が逆転するのを防止する。
【0066】コイル30が励磁されている限り、ボール
ランプ機構11は作動できる。その理由は、制御リング
は、遊星ギアセット39の太陽ギア40と遊星ギア42
に作用する一方向クラッチ46によって、作動リング1
2に対して静止状態であるが回転できるからである。
【0067】車両が惰走モードに変わるとき、ドライブ
ライントルクが逆転して、ホィールが駆動側で、かつエ
ンジンは被駆動側となり車両の動きを制動するようにな
る状態となる。ボールランプ機構11が制御リング14
と作動リング12(米国特許明細書第2,987,72
9号及び同明細書第5,505,285号を参照)によ
り形成される2つの作用傾斜部を有していなければ、従
来のシステムを利用するとき、一方向のボールランプ機
構11では、通常解放状態となり、エンジンブレーキ作
動させることができない。
【0068】本発明によれば、一方向クラッチ46とと
もに遊星ギアセット39が変速機入力軸8と制御リング
14との間に配置され、その結果、車両が惰走モードの
とき、変速機入力軸8とフライホィール4との間の相対
回転によって、ボールランプ機構11の作動を増大させ
る。
【0069】惰走モードにおいて、一方向クラッチ46
はロックせず、太陽ギア40に対する遊星ギア42の回
転が生じ、これにより変速機入力軸8に対するコイル極
の回転が逆転し、さらにボールランプ機構11を作動さ
せる。
【0070】このようにして、本発明は、コイル30が
励磁され、かつ変速機入力軸8とフライホィール4の間
の相対回転がいずれかの方向にあるときは、ボールラン
プ機構11が増加する方向に作動することになり、そし
て、フライホィール4と変速機入力軸8の回転速度に差
が生じると、クラッチディスク10に作用する締付力が
増加するという特徴を備えている。
【0071】一方向クラッチ46は、コイル30が励磁
されているときに遊星ギアセット39が動かなくなるこ
とによってボールランプ機構11が不作動になるのを防
止ための方法を提供する。
【0072】ここで、ボールランプ機構11の作動を説
明するために、図2,図3,及び図4を参照すると、図
2にボールランプ機構11の断面が示され、図3と図4
には、球形の転動部材20Aによって分離された作動リ
ング12と制御リング14のIII−III 線に沿って見た
図がある。
【0073】球形の3つの転動部材20A,20B,2
0Cは、制御リング14が作動リング12に対して回転
するとき、約120°の間隔を置いて3つのランプ22
A,22B,22C内に配置されている。これらのラン
プは、制御リング14が作動リング12に対して回転す
るにつれて、それぞれ変化する軸方向深さを有する。
【0074】転動部材20A,20B,20Cとそれぞ
れのランプ22A,22B,22C,23A,23B,
23Cの数のいくつを利用するかは、ボールランプ機構
11の所望の回転及び軸方向動きによる。制御リング1
4と作動リング12の両方にそれぞれ形成された同数の
等しい間隔に配置されて押圧されたランプ22A,22
B,22C,23A,23B,23C上を動く少なくと
も3つの転動部材20A,20B,20Cを使用するこ
と、および制御リング14と作動リング12に軸方向及
び回転方向の安定性を与えることは必要なことである。
【0075】前述したように、いかなる形式の、例え
ば、ボールあるいは円筒ローラ等の転動部材を利用する
ことができる。作動リング12は、フライホィール4
と、圧力板ハウジング16と、変速機入力軸8の回転軸
線と一致した回転軸47の回りを回転するスラストリン
グ34とともに回転することが示されている。
【0076】2つの半円筒の周面ランプ23A,23
B,23Cは、作動リング12の表面に形成されてお
り、これに対向して制御リング14の表面に形成され、
同様に押圧されたランプ22A,22B,22Cととも
に示されている。
【0077】制御リング14と作動リング12は、高剛
性のスチール製で作られ、浸炭処理されるとともにロッ
クウエルC硬度(Rc ) が55〜60である単一方向に
テーパーとなったランプ22A,22B,22C,23
A,23B,23Cを有する。
【0078】このランプ22A,22B,22C,23
A,23B,23Cは、図3において明らかにされてい
るように、深さがテーパー形状であり、参考としてラン
プ22A及び23Aを示し、ほぼ120°(ランプ間の
間隙を許容するために実際は120°よりも小さい角
度)で周面に伸びている。
【0079】この制御リング14と作動リング12の間
の間隙66は、例えば2つの対向して押圧したランプ2
2Aとランプ23A間の回転方向によって決定されてお
り、制御リング14が同一の回転軸上の作動リング12
に対して回転するとき、転動部材20Aがこれらのラン
プ22A,23Aの上を転がるようになっている。ほぼ
同一の方法で、転動部材20Bは、ランプ22B,23
Bの上を転がり、転動部材20Cは、ランプ22C,2
3Cの上を転がる。
【0080】この相対回転は、転動部材20A,20
B,20Cの位置またはそれらの各ランプ対22A,2
3A及び22B,23B及び22C,23Cによって決
定されるように、2つのリング14,12を軸方向に引
き離し、あるいは2つのリングをより近付けるように働
き、これにより、作動リング12とフライホィール4の
間のクラッチディスク10を締付けまたは解放するため
の軸方向移動を与える。
【0081】図3は、ランプ22A,23Aが一方の端
部側に整列し、かつ転動部材20Aがランプ22A,2
3Aの最も深い部分にあるときに、キャリアリング(外
側リング)48が最小位置となっている場合の、制御リ
ング14と作動リング12の回転方向を示している。
【0082】コイル30の励磁時において、フライホィ
ール4と変速機入力軸8の回転速度差がある場合に、制
御摩擦ディスク27を介して回転トルク入力が加わるこ
とによって制御リング14が作動リング12に対して回
転し、そして、ランプ22A,23Aが互いに対して動
くことにより、転動部材20Aが各ランプ表面上を転が
り、ランプ22A,23Aの異なる位置に移動する。
【0083】これにより、制御リング14と作動リング
12は、図4に示すように、より広い間隙66を形成す
るように離れる。同様の間隙を引き離す力は、転動部材
20Bをランプ22B,23B上で転がすことにより、
また、転動部材20Cをランプ22B,23B上で転が
すことによっても発生する。
【0084】制御リング14の回転は、図3及び図4を
参照することによって明らかに説明基準点62,64の
位置において、図3の直接に押圧された状態から図4の
オフセットされた位置への相対的なシフトを、矢印45
の方向に制御リング14を回転することにより生じさせ
る。
【0085】制御リング14に加えられたトルクに対す
る力のレベルがかなり高く、一般的には100:1の比
率であるので、この軸方向変位における増加は、種々の
利用、特に駆動系クラッチのために使用することができ
る。
【0086】これは、この利用に示されているように、
車両の駆動系においてクラッチディスク10及びフライ
ホィールに対して作動リング12に負荷を加えるために
使用することができる。ボールランプアクチュエータの
作動の付加的な詳細な説明は、米国特許明細書第4,8
05,486号を参照することにより理解できるであろ
う。
【0087】フライホィール4が変速機入力軸8と同一
速度で回転している場合、コイル30が励磁されている
としても、制御リング14と作動リング12の間の相対
回転がないので、制御リング14は作動リング12と同
一速度で回転し、かつボールランプ機構11によって付
加的な軸方向力は発生しない。
【0088】コイル30が励磁されたままの場合、これ
により、本発明によれば、摩擦ディスク37、コイル極
32、遊星ギアセット39を介して制御リング14を変
速機入力軸8に電磁的に結合し、フライホィール4と変
速機入力軸8との間の相対回転が、制御リング14と作
動リング12の間の相対回転を生じさせ、その回転方向
により、転動部材20A,20B,20Cを制御リング
14と作動リング12の間の間隙66をさらに増加さ
せ、これにより、フライホィールのパワーを用いてクラ
ッチディスク10にロックアップ力を増加させるよう
に、作動リング12によって付加的な締付力を発生す
る。
【0089】さらに、図5を参照すると、図1のV−V
線に沿って見た本発明の一部断面図が示されている。変
速機入力軸8は、太陽ギアに対して回転できないように
連結され、この太陽ギアは、支持ピン44に支持されて
回転する遊星ギア42と噛み合っている。
【0090】コイル極の延長リング32Aは、遊星ギア
と噛み合って、内側に対面するギア歯を有している。こ
のコイル30(図示略)は、コイルリング32内に含ま
れる。遊星ギア42は、いかなる歯数のものでも利用で
きる。
【0091】車両の駆動系クラッチアクチュエータは、
回転入力軸を出力軸に連結するために利用することがで
き、図1に示すように、この場合、入力軸がフライホィ
ールに、かつ出力軸が変速機入力軸8に相当する。
【0092】本発明は、コイル30が励磁され、これに
より、トルク変位の方向に関わらずコイル30が入力軸
(フライホィール)と出力軸(変速機入力軸)の間の摩
擦結合が与えられる限り、ボールランプ機構11がクラ
ッチディスク10の後退及び切離しを防止する。
【0093】本発明に関して、当業者が本発明を製造し
かつ使用することができるように、詳細にかつ十分に説
明してきた。種々の変更と上記明細書における理解によ
り、付随する特許請求の範囲内に包含される限り、この
ような変更及び修正の全てが、本発明の一部として包含
されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボールランプアクチュエータの一
部断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿って見た本発明に係るボー
ルランプ機構の軸方向断面図である。
【図3】非作動状態時のボールランプ機構を有する、図
2の III−III 線に沿って見た本発明に係るボールラン
プ機構の断面図である。
【図4】作動状態時のボールランプ機構を有する、図2
の III−III 線に沿って見た本発明に係るボールランプ
機構の断面図である。
【図5】図1のV−V線に沿って見た本発明に係るボー
ルランプアクチュエータの軸方向断面図である。
【符号の説明】
4 フライホィール 8 変速機入力軸 11 ボールランプ機構 12 作動リング 14 制御リング 15 制御ユニット 20A,20B,20C 転動部材 22A,22B,22C 制御ランプ 23A,23B,23C 作動ランプ 30 コイル 32A リング 39 遊星ギアセット 40 太陽ギア 42 遊星ギア 46 一方向クラッチ 47 回転軸 48 外側リング 50 内側リング 52 クラッチ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 デヴィッド マイケル プレストン アメリカ合衆国 ミシガン 48346−3614 クラークストン エニスモア ドライブ 4551

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの回転部材を回転可能に連結するボー
    ルランプアクチュエータであって、 原動機によって駆動され、かつ回転軸(47)の回りに回転
    する入力部材(4) と、前記入力部材(4) の回転軸(47)と
    同軸の回転軸を有し、出力装置を回転するための出力部
    材(8) と、 環状の制御リング(14)と作動リング(12)を有して軸方向
    移動を生じるものであり、前記制御リング(14)は、前記
    回転軸(47)を有するとともに前記制御リング(14)の第1
    面に多数の周面制御ランプ(22A,22B,22C) を有し、この
    制御ランプは、その軸方向深さを変化させ、かつ転動部
    材(20A,20B,20C) と同数の数を有して各制御ランプにそ
    れぞれ1つの転動部材を収容しており、また、前記作動
    リング(12)は、前記制御リング(14)の回転軸(47)と同軸
    の回転軸を有し、前記制御ランプに対してその数、形
    状、及び半径方向位置がほぼ同一である作動ランプ(23
    A,23B,23C) を有し、この作動ランプには、少なくとも
    部分的に前記制御ランプ(22A,22B,22C) を押圧し、かつ
    前記各転動部材(20A,20B,20C) が、前記作動ランプとそ
    れぞれの制御ランプとの間に包含されており、前記制御
    リング(14)が前記作動リング(12)に対して軸方向及び回
    転方向に移動可能に配置されているボールランプ機構(1
    1)と、 前記制御リング(14)に電磁気的に連結されたリング(32
    A) と、前記出力部材(8) によって回転可能に駆動され
    る太陽ギア(40)とを有し、この太陽ギア(40)を前記リン
    グ(32A) に結合する複数の遊星ギア(42)と、 前記リング(32A) 内に電磁界を誘導するためのコイル(3
    0)と、 前記出力部材(8) に連結された内側リング(50)と、前記
    遊星ギア(42)に連結された外側リング(48)とを有し、前
    記内側リング(50)と外側リング(48)が複数のクラッチ部
    材(52)によって連結されている一方向クラッチ(46)と、
    を備えており、 前記一方向クラッチ(46)が、前記作動リング(12)に対し
    て第1方向に前記制御リングが回転することを防止し、
    前記遊星ギアセット(39)は、前記入力部材(4)と出力部
    材(8) の相対回転に関係なく、前記作動リング(12)に対
    して第2方向に前記制御リング(14)の回転を与えること
    を特徴とするボールランプアクチュエータ。
  2. 【請求項2】転動部材(20A,20B,20C) は、球形であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のボールランプアクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】転動部材(20A,20B,20C) は、ローラである
    ことを特徴とする請求項1に記載のボールランプアクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】制御ランプ(22A,22B,22C) と作動ランプ(2
    3A,23B,23C) は、連続的に増加する軸方向深さを有して
    いることを特徴とする請求項1に記載のボールランプア
    クチュエータ。
  5. 【請求項5】コイル(30)は、制御リング(14)に隣接して
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載のボー
    ルランプアクチュエータ。
  6. 【請求項6】コイル(30)は、出力部材(8) を取り囲んで
    いることを特徴とする請求項5に記載のボールランプア
    クチュエータ。
  7. 【請求項7】コイル(30)に電気エネルギーを供給するた
    めに、前記コイル(30)に電気的に接続される制御ユニッ
    ト(15)を更に備えていることを特徴とする請求項6に記
    載のボールランプアクチュエータ。
  8. 【請求項8】クラッチ部材(52)は、制御リング(14)に回
    転可能に電磁気的に連結されていることを特徴とする請
    求項1に記載のボールランプアクチュエータ。
  9. 【請求項9】クラッチ部材(52)は、コイル(30)が消磁さ
    れるとき、内側リング(50)が外側リング(48)に対してい
    ずれかの方向に回転できるように付勢されていることを
    特徴とする請求項8に記載のボールランプアクチュエー
    タ。
  10. 【請求項10】クラッチ部材(52)は、内側リング(50)
    が、作動リングに対してボールランプ機構(11)を不作動
    にする方向に回転するのを防止するために付勢されてい
    ることを特徴とする請求項8に記載のボールランプアク
    チュエータ。
  11. 【請求項11】入力部材(4) は、フライホィールであ
    り、出力部材(8) が変速機入力軸であり、また出力装置
    は、変速機であることを特徴とする請求項1に記載のボ
    ールランプアクチュエータ。
JP9342635A 1996-12-13 1997-12-12 ボールランプアクチュエータ Pending JPH10184731A (ja)

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