JPH10181840A - 過積み検出手段を備えたパイプコンベヤ - Google Patents
過積み検出手段を備えたパイプコンベヤInfo
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- JPH10181840A JPH10181840A JP8339928A JP33992896A JPH10181840A JP H10181840 A JPH10181840 A JP H10181840A JP 8339928 A JP8339928 A JP 8339928A JP 33992896 A JP33992896 A JP 33992896A JP H10181840 A JPH10181840 A JP H10181840A
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Abstract
常を迅速に検出して稼働を停止させ、べルト本体の損
傷,設備の損傷及びべルト本体のローリング現象等を未
然に防止することが出来ると共に、既存の設備にも適用
することが出来る過積み検出手段を備えたパイプコンベ
ヤを提供する。 【解決手段】可動支持板1aの上端部の両側は、支持フ
レーム2に対してブラケット8a,ピン8bから成るヒ
ンジ部材8を介してべルト本体3の移送方向に対して揺
動可能に支持され、また可動支持板1aの下端部の両側
は、支持フレーム2に対してスプリングまたは油圧,液
圧シリンダー等の所定の弾性力を有する附勢手段7で、
常時支持フレーム2側に附勢され、常時は垂直状態に保
持されるように構成されている。
Description
を備えたパイプコンベヤにかかわり、更に詳しくはパイ
プコンベヤの稼働時に、ベルト本体に最大積載量以上の
負荷が発生した際、積載量異常を迅速に検出して稼働を
停止させ、べルト本体の損傷,設備の損傷及びべルト本
体のローリング現象等を未然に防止するようにした過積
み検出手段を備えたパイプコンベヤに関するものであ
る。
粒体等を輸送する場合、輸送物をパイプ状に丸めたべル
ト本体により包み込んで輸送中に運搬物が脱落しないよ
うにしたパイプコンベヤが知られている。また、パイプ
コンベヤのべルト本体は、運搬物を輸送するキャリヤ側
とべルト本体の戻り側、即ち、リターン側とのエンドレ
ス状に形成され、キャリヤ側では運搬物の供給部からキ
ャリヤ側のべルト本体上に所定量(一般にべルト本体の
パイプ断面積×0.75)の運搬物が順次供給されるよ
うに構成されている。
ベヤの稼働時には、上述したように、最大積載量である
べルト本体のパイプ断面積×0.75の運搬物を一般に
供給するようにしているが、時には最大積載量以上の運
搬物がべルト本体上に供給されたり、パイプ径より寸法
の大きい運搬物が積載される場合があり、このような場
合、従来のパイプコンベヤでは、特に積載異常を早急に
検出する手段を備えていないため、設備の運転を迅速に
停止させることが出来ず、下記のような問題が発生して
いた。
物がべルト本体上に供給されたり、パイプ径より寸法の
大きい運搬物が積載されて、べルト本体をパイプ上に丸
めて運搬すると、べルト本体は通常の断面積よりも大き
かったり、偏平した状態になっていることから、べルト
本体の耳部(べルト本体の幅方向の両側縁部)が支持板
に取付けられたローラや、支持板に形成されたべルト挿
通穴等に引っ掛かり、べルト本体を損傷させたり、ロー
ラスタンド,ローラブラケットが変形する等、パイプコ
ンベヤの設備が損傷すると言う問題があり、このため
に、べルト走行時にローリングが発生し、調整不能とな
る問題があった。
て案出されたもので、パイプコンベヤの稼働時に、最大
積載量以上の負荷が発生した際、積載量異常を迅速に検
出してパイプコンベヤの駆動を停止させ、べルト本体の
損傷,設備の損傷及びべルト本体のローリング現象等を
未然に防止することが出来、更に既存の設備にも容易に
適用することが出来る過積み検出手段を備えたパイプコ
ンベヤを提供することを目的とするものである。
達成するため、キャリヤ側に位置する支持板を、べルト
挿通穴を中心として上下に二分割に構成し、前記上部側
の支持板を支持フレームに対してべルト本体の移送方向
に揺動可能な可動支持板に構成すると共に、下部側の支
持板を固定支持板に構成し、前記可動支持板の下端部
を、所定の弾性力を有する附勢手段を介して常時支持フ
レーム側に附勢するように構成し、前記べルト本体の稼
働時に、ベルト本体に最大積載量以上の負荷が発生し、
可動支持板がべルト本体の移送方向に揺動した際、その
揺動を検出して、積載量異常の停止信号をパイプコンベ
ヤの駆動装置に出力する異常検出手段を設けたことを要
旨とするものである。
を検出するための異常検出手段を、リターン側に設ける
ことも可能である。また、前記揺動可能な可動支持板及
び積載量異常を検出するための異常検出手段を、キャリ
ヤ側の積載物供給部の近傍に設けることも可能である。
更に、前記附勢手段が、スプリング,流体シリンダーを
用いることを要旨とするものである。
ッチ,光電管,レーザー光等の光学的検出器を用いるこ
とも可能である。この発明は、上記のように構成され、
パイプコンベヤの稼働時に、ベルト本体に最大積載量以
上の負荷が発生した際、即ち、最大積載量以上の運搬物
がべルト本体上に供給されたり、パイプ径より寸法の大
きい運搬物が積載され、べルト本体がローラに引っ掛か
ったり、支持板に形成されたべルト挿通穴等に引っ掛か
った場合、可動支持板がべルト本体の移送力によって附
勢手段の弾性力に抗して移送方向に揺動すると、可動支
持板の揺動方向に配設された異常検出手段が積載量異常
を検出し、異常検出手段からの信号によりパイプコンベ
ヤの駆動手段を即時停止させる。
ーラスタンド,ローラブラケットが変形する等、設備が
損傷すると言う問題を未然に防止でき、この結果、べル
ト走行時のローリングを防止し、パイプコンベヤの調整
不能となる問題も解決出来るものである。
の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形
態を示すパイプコンベヤの支持板1の正面図、図2は図
1のAーA矢視側面図を示し、前記支持板1は、支持フ
レーム2を介してパイプコンベヤの輸送ラインに所定の
間隔を隔てて立設されている。
ン側のべルト本体3を挿通させるべルト挿通穴4a,4
bが形成され、このべルト挿通穴4a,4bの周縁部に
は、ブラケット5を介してそれぞれ6本毎回転自在なロ
ーラ6a〜6fが取付けられている。また、前記キャリ
ヤ側の支持板1は、前記べルト挿通穴4aを中心として
上下に二分割に構成され、上部側の支持板1はべルト本
体3の移送方向に対して揺動可能な可動支持板1aに構
成すると共に、下部側の支持板1を固定支持板1bに構
成し、前記可動支持板1aを、所定の弾性力を有する附
勢手段7を介して常時支持フレーム2側に附勢するよう
に構成されている。
支持フレーム2に対してブラケット8a,ピン8bから
成るヒンジ部材8を介してべルト本体3の移送方向(X
方向)に対して揺動可能に支持され、また可動支持板1
aの下端部の両側は、支持フレーム2に対してスプリン
グまたは油圧,液圧シリンダー等の所定の弾性力を有す
る附勢手段7で、常時支持フレーム2側に附勢され、常
時は垂直状態に保持されるように構成されている。
て、ボルト・ナット7aとワッシャ7b及びスプリング
7cにより構成してあるが、この実施形態には限定され
るものではない。前記可動支持板1aのべルト本体3の
移送方向側の側面には、べルト本体3の稼働時に、ベル
ト本体3の最大積載量以上の負荷が発生し、可動支持板
1aがべルト本体3の移送方向に揺動した際、積載量異
常を検出するためのリミットスイッチまたは光電管,レ
ーザー光等の光学的検出器から成る構成される異常検出
手段9が設けてあり、この異常検出手段9は、支持フレ
ーム2に対して支持部材10を介して支持されている。
から成る支持板1は、上記の実施形態ではキャリヤ側に
のみ設けることを記載したが、リターン側で運搬物を輸
送する場合には、リターン側の支持板1を可動支持板1
aと固定支持板1bとで構成し、可動支持板1aを上記
の実施形態と同様な構成にすると共に、附勢手段7及び
積載量異常を検出するためのリミットスイッチ,光学的
検出器等から構成される異常検出手段9が設けることも
可能である。
キャリヤ側についてのみ説明する。まず、キャリヤ側に
おいて、図示しない運搬物が順次べルト本体3上に供給
されて搬送されている状態、即ち、パイプコンベヤの稼
働時に、最大積載量以上の運搬物がべルト本体3上に供
給されたり、べルト本体3の幅方向に偏って運搬物が積
載されて、最大積載量以上の負荷が発生した場合、べル
ト本体3はローラローラ6a〜6fに引っ掛かったり、
可動支持板1aに形成されたべルト挿通穴4a等に引っ
掛かる。
移送力によって附勢手段7の弾性力に抗して図2の一点
鎖線に示すように移送方向に揺動し、可動支持板1aの
揺動方向に配設された異常検出手段9(この実施形態で
はリミットスイッチ)に当接して、積載量異常を検出
し、この異常検出手段9が積載量異常を検出すると、異
常検出手段9からの信号によりパイプコンベヤの図示し
ない駆動モータ等の駆動手段を即時停止させる。
し、異常発生部分を修理することで、べルト本体3を損
傷させたり、ローラスタンド,ローラブラケット等が変
形する等、設備が損傷すると言う問題を未然に防止で
き、この結果、べルト走行時のローリングを防止し、パ
イプコンベヤの調整不能となる問題も解決出来るもので
ある。
ものを使用しておけば、同様な操作を行うことが可能で
ある。
位置する支持板を、べルト挿通穴を中心として上下に二
分割に構成し、前記上部側の支持板を支持フレームに対
してべルト本体の移送方向に揺動可能な可動支持板に構
成すると共に、下部側の支持板を固定支持板に構成し、
前記可動支持板の下端部を、所定の弾性力を有する附勢
手段を介して常時支持フレーム側に附勢するように構成
し、前記べルト本体の稼働時に、ベルト本体に最大積載
量以上の負荷が発生し、可動支持板がべルト本体の移送
方向に揺動した際、その揺動を検出して、積載量異常の
停止信号をパイプコンベヤの駆動装置に出力する異常検
出手段を設けたので、パイプコンベヤの稼働時に、ベル
ト本体に最大積載量以上の負荷が発生した際、積載量異
常を迅速に検出してパイプコンベヤの駆動を停止させ、
べルト本体の損傷,設備の損傷及びべルト本体のローリ
ング現象等を未然に防止することが出来、更に、既存の
設備にも適用することが出来る効果がある。
支持板の正面図である。
通穴 5 ブラケット 6a〜6f ローラ 7 附勢手段 8 ヒンジ部材 8a ブラケット 8b ピン 9 異常検出手段 10 支持部材 1a 可動支持板 1b 固定支持板 7a ボルト・ナット 7b ワッシャ 7c スプリング
Claims (7)
- 【請求項1】 パイプコンベヤの輸送ラインに支持板を
取付けた支持フレームを所定の間隔を隔てて立設し、前
記支持板に形成したベルト挿通穴の周縁部に、キャリヤ
側及びリターン側のべルト本体を支持する複数本のロー
ラを配設して成るパイプコンベヤにおいて、 前記キャリヤ側に位置する支持板を、べルト挿通穴を中
心として上下に二分割に構成し、前記上部側の支持板を
支持フレームに対してべルト本体の移送方向に揺動可能
な可動支持板に構成すると共に、下部側の支持板を固定
支持板に構成し、前記可動支持板の下端部を、所定の弾
性力を有する附勢手段を介して常時支持フレーム側に附
勢するように構成し、前記べルト本体の稼働時に、ベル
ト本体に最大積載量以上の負荷が発生し、可動支持板が
べルト本体の移送方向に揺動した際、その揺動を検出し
て、積載量異常の停止信号をパイプコンベヤの駆動装置
に出力する異常検出手段を設けたことを特徴とする過積
み検出手段を備えたパイプコンベヤ。 - 【請求項2】 前記揺動可能な可動支持板及び積載量異
常を検出するための異常検出手段を、リターン側に設け
た請求項1に記載の過積み検出手段を備えたパイプコン
ベヤ。 - 【請求項3】 前記揺動可能な可動支持板及び積載量異
常を検出するための異常検出手段を、キャリヤ側の積載
物供給部の近傍に設けた請求項1または請求項2に記載
の過積み検出手段を備えたパイプコンベヤ。 - 【請求項4】 前記附勢手段が、スプリングである請求
項1,請求項2または請求項3に記載の過積み検出手段
を備えたパイプコンベヤ。 - 【請求項5】 前記附勢手段が、流体シリンダーである
請求項1,請求項2または請求項3に記載の過積み検出
手段を備えたパイプコンベヤ。 - 【請求項6】 前記異常検出手段が、リミットスイッチ
である請求項1,請求項2または請求項3に記載の過積
み検出手段を備えたパイプコンベヤ。 - 【請求項7】 前記異常検出手段が、光電管,レーザー
光等の光学的検出器である請求項1,請求項2または請
求項3に記載の過積み検出手段を備えたパイプコンベ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33992896A JP3601923B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 過積み検出手段を備えたパイプコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10181840A true JPH10181840A (ja) | 1998-07-07 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108545401A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-09-18 | 湖南科技大学 | 一种管带机转弯半径可调装置及其快速定位安装方法 |
JP2018203412A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 株式会社ブリヂストン | パイプコンベヤ用非常停止装置 |
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-
1996
- 1996-12-19 JP JP33992896A patent/JP3601923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN108545401B (zh) * | 2018-06-14 | 2023-10-24 | 湖南科技大学 | 一种管带机转弯半径可调装置及其快速定位安装方法 |
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