JPH10181187A - 記録用フィルム及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

記録用フィルム及びそれを用いた記録方法

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JPH10181187A
JPH10181187A JP8343955A JP34395596A JPH10181187A JP H10181187 A JPH10181187 A JP H10181187A JP 8343955 A JP8343955 A JP 8343955A JP 34395596 A JP34395596 A JP 34395596A JP H10181187 A JPH10181187 A JP H10181187A
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recording
layer
film
agent
component
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JP8343955A
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English (en)
Inventor
Yoshiomi Nakatani
吉臣 中谷
Hiroshi Sakaguchi
宏 坂口
Naoki Sakazume
直樹 坂爪
Kenji Akuta
研二 芥
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Somar Corp
Original Assignee
Somar Corp
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Publication date
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット方式によるパターン再現性及
び発色性に優れ、かつペンプロッターによる筆記におい
て画線のかすれ等を生じない記録用フィルム、及びこれ
を用いた記録方法を提供する 【解決手段】 基材フィルムの少なくとも片面に、ポリ
ビニルアルコールとポリビニルピロリドンと有機粗面化
形成剤と無機粗面化形成剤と架橋剤を含むインク受容層
及びドット形状調整剤含有層から成る記録層を有する記
録フィルムにおいて、JIS B0601の中心線平均
粗さが0.6〜1.0μmになるようにインク受容層の
組成及び粗面化形成剤の粒径を選択し、かつ記録後にお
ける標準拭き取り回数が100回以上になるように、ド
ット形状調整剤含有層の組成を選択することを特徴とす
るインクジェット及びペンプロッター用記録フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な記録用フィル
ム及びその記録方法、さらに詳しくは、記録層にインク
ジェット方式及びペンプロッターにより記録しうる記録
用フィルム、及びこの記録用フィルムを用いて記録する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、開発図や設計図などを作成する場
合、記録材にペン又はインクジェットプロッターなどで
記録し、その後、色分けする作業が行われている。この
色分けとは、例えば開発図であれば、現在の状況と将来
の予想図とを分かりやすく色分けしたり、また地図など
では番地や区画などを色分けすることにより、分かりや
すくするために行われるものである。この作業は、これ
までペンプロッターやインクジェットプロッターなどで
記録後手作業で行われており、作業性及び生産性が極め
て低いものであった。
【0003】このため、最近、この色分け作業をコンピ
ュータを用いて行う方法、すなわち、まず、コンピュー
タで色分けしたい個所を作成し、その情報をもとに出力
装置、例えばインクジェットプリンターやインクジェッ
トプロッターなどにより色分けした情報を記録し、その
後で、ペンプロッターで必要情報を記録する方法が提案
され、これによれば、従来の手作業で行うよりも飛躍的
に作業効率及び生産性が向上する。そして、この際用い
られる記録材としては、基材フィルム上に親水性高分子
物質と粗面化形成剤とから成るインク受容層を設けたも
のが使用されている(特開平7−195894号公
報)。
【0004】しかしながら、従来の記録材では、色分け
されたパターンをインクジェット方式により記録したの
ち、ペンプロッターで必要情報を記録しようとすると、
特に画線のかすれやとぎれなどが生じ、ペンプロッター
による必要情報の記録が極めて困難であった。また、ペ
ンプロッターによる筆記性の向上を求めると、インクジ
ェット方式により記録されるパターンの再現性や発色性
が低下するのを免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の記録材のもつ欠点を克服し、インクジェット方式
によるパターン再現性及び発色性に優れ、かつペンプロ
ッターによる筆記において画線のかすれ等を生じない記
録用フィルム、及びその記録用フィルムにインクジェッ
ト方式及びペンプロッターで記録する方法を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インクジ
ェット方式による記録に加え、ペンプロッターによる情
報の記録が可能な記録用フィルムを開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、基材フィルムの片面に、特定の範囲の表
面粗さであるインク受容層及びその層上に記録後におけ
る標準拭き取り回数が特定回数以上となるドット形状調
整剤含有層とからなる記録層を設けた記録フィルムとす
ることにより、その目的を達成しうることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、基材フィルムの少な
くとも片面に、ポリビニルアルコールとポリビニルピロ
リドンと有機粗面化形成剤と無機粗面化形成剤と架橋剤
を含むインク受容層及びドット形状調整剤含有層から成
る記録層を有する記録フィルムにおいて、JIS B0
601の中心線平均粗さが0.6〜1.0μmになるよ
うにインク受容層の組成及び粗面化形成剤の粒径を選択
し、かつ記録後における標準拭き取り回数が100回以
上になるように、ドット形状調整剤含有層の組成を選択
することを特徴とするインクジェット及びペンプロッタ
ー用記録フィルム及びこの記録フィルムの記録層にイン
クジェット方式により記録後、その上にペンプロッター
により記録するか、または記録フィルムの記録層にペン
プロッターにより記録後、インクジェット方式により記
録することを特徴とする記録方法を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の記録用フィルムにおいて
は、このようにして形成された記録層の表面粗さがJI
S B0601の中心線平均粗さの値として0.6〜
1.0μmの範囲にあることが必要である。このJIS
B0601の中心線平均粗さは、2×5cm片の試料
を三次元表面粗さ形状解析システムサーフコム570A
−3DF(東京精密社製)を用いて、中心線平均粗さ
(Ra)を5回測定し、その平均値で示した値である。
この中心線平均粗さが0.6μm未満ではペンプロッタ
ーでの筆記性の低下、特に画線の濃度の低下を生じた
り、インクジェット方式での画像の発色性が低下する
し、1.0μmを超えるとペン先の詰まりや筆記性の低
下、特に画線のかすれを生じたり、インクジェット方式
での画像の再現性が低下する。ペンプロッターでの筆記
性、インクジェット方式での画像の発色性や再現性など
の面から、この表面粗さの特に好ましい範囲は、JIS
B0601の中心線平均粗さが0.8〜1.0μmの
範囲である。
【0009】また、この記録層は、記録後における表面
の標準拭き取り回数が100回以上であることが必要で
ある。この標準拭き取り回数は、ピーリング/スリッピ
ング・スクラッチテスター[ヘイドン(HEIDON)
社製:商品名HEIDON14]に十分湿らせたガーゼ
を固定し、荷重323g、速度4000mm/分の条件
で記録層面上を往復させ、記録層が1mm2以上の剥が
れを3か所確認できた回数を測定した値である。この標
準拭き取り回数が100回未満ではペン先に表面塗膜の
一部が入りやすく、ペン先の詰まりや画線のかすれを生
じる。
【0010】本発明の記録用フィルムにおいて、用いら
れる基材フィルムについては特に制限はなく、従来記録
用フィルムに基材として慣用されているもの、例えばポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリアミドなどの中から用途に応じて適宜選択し
て用いることができるが、これらの中でポリエチレンテ
レフタレートが好適である。また、特にオーバーヘッド
プロジェクターに使用する場合は透明なものが好まし
い。この基材フィルムの厚さは、通常25〜250μ
m、好ましくは50〜150μmの範囲である。
【0011】本発明の記録用フィルムにおいては、前記
基材フィルムの片面又は両面に、記録層のうちインク受
容層が設けられるが、このインク受容層と基材フィルム
との密着性を向上させるために、所望により、基材フィ
ルムとインク受容層との間に下引き層を設けてもよい。
この下引き層としては、通常飽和ポリエステル樹脂やウ
レタン樹脂などが用いられるが、特にウレタン樹脂がイ
ンク受容層との密着性が良好であるので好ましい。この
下引き層の塗布量は、通常0.3〜1.5g/m2の範
囲である。
【0012】このインク受容層は、(イ)ポリビニルア
ルコール、(ロ)ポリビニルピロリドン、(ハ)有機粗
面化形成剤、(ニ)無機粗面化形成剤及び(ホ)架橋剤
を主要成分とする層であって、(イ)成分のポリビニル
アルコールとしては、通常重合度1000以上、好まし
くは1000〜3000の範囲のものが用いられる。こ
の重合度が1000未満の場合、皮膜のインク乾燥性
(インク吸収性)及び耐水性が不十分となるおそれがあ
る。また、このポリビニルアルコールとしては、けん化
度が75モル%以上のポリ酢酸ビニルの部分けん化物や
完全けん化物、特にけん化度が75〜90モル%の部分
けん化物が好ましい。けん化度が75モル%未満のもの
はインク吸収速度が遅くなるので好ましくない。
【0013】また、(ロ)成分のポリビニルピロリドン
としては、通常、重量平均分子量40000以上のもの
が用いられる。この分子量が40000未満のもので
は、インクの定着性が著しく低下する。インクの定着性
及びその他の性能面から、重量平均分子量は60000
0〜2800000の範囲のものが好ましい。
【0014】前記(イ)成分と(ロ)成分との含有割合
は、重量比で9:1ないし4:6の範囲が好ましい。
(イ)成分の含有量がこの範囲より多いとインク乾燥性
が低下するおそれがあるし、この範囲より少ないと皮膜
の耐水性が低下し、べたつきの原因となるので好ましく
ない。インク乾燥性及び皮膜の耐水性などの面から、こ
の(イ)成分と(ロ)成分の好ましい含有割合は、重量
比で8:2ないし5:5の範囲である。
【0015】本発明のインク受容層に含有される(ハ)
の有機粗面化形成剤としては、アクリル系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ベ
ンゾグアナミン/ホルマリン縮合物、ベンゾグアナミン
・メラミン・ホルマリン縮合物などの合成樹脂粉体が挙
げられる。特にベンゾグアナミン/ホルマリン縮合物が
ペンプロッターでの筆記性、塗膜の耐水性の点で好まし
い。この有機粗面化形成剤の粒径は、平均粒径で0.5
〜5μmの範囲のものを用いる。平均粒径が0.5μm
未満ではインク吸収性及びフィルムの透過性が悪くなる
し、5μmを超えるとペンプロッターのペン先が目詰ま
りし、筆記性が悪くなるばかりか、作業効率も低下す
る。ペンプロッターでの筆記性及び作業効率の点から有
機粗面化形成剤の好ましい粒径は1〜3μmの範囲であ
る。
【0016】次に、(ニ)成分の無機粗面化形成剤とし
ては、例えばシリカ、ジルコニア、クレー、カオリン、
アルミナ、チタニア、ゼオライト、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、水酸化マグネシウム、リン酸カルシウム、
ガラスなどの粉末が挙げられる。これらの無機粗面化形
成剤はそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。特に、インク乾燥性、インク吸
収性、発色性及び筆記性などが向上する点から、合成シ
リカ粉末と炭酸カルシウム粉末とを、重量比8:2ない
し4:6、好ましくは7:3ないし5:5、特に好まし
くは約6:4の割合で含有するものが用いられる。ま
た、これらの無機粗面化形成剤は、平均粒径が0.5〜
10μmの範囲にあるもの、特に1〜6μmの範囲にあ
るものが好ましい。この平均粒径が0.5μm未満では
インク受容層表面にべたつきを生じやすく、ペンプロッ
ターでの筆記が困難になるし、10μmを超えるとイン
クジェット方式でパターンを形成する際に色再現性の低
下や、インクペンの不良の原因となり、画線がかすれた
りする。
【0017】インクジェット方式での色再現性及びペン
プロッターでの画線のかすれ防止の点から、(ハ)成分
の有機粗面化形成剤と(ニ)成分の無機粗面化形成剤の
粒径は同程度のものを用いるのが好ましい。具体的に
は、(ハ)成分と(ニ)成分の粒径比が1:0.7ない
し1:1.3の範囲になるものを用いることが望まし
い。
【0018】前記(ハ)成分の有機粗面化形成剤と
(ニ)の無機粗面化形成剤の配合割合は、重量比で5:
1ないし1:5の範囲である。(ハ)成分の割合がこれ
より多いとインクジェット方式でのインク吸収性が低下
するし、(ハ)成分の割合がこの範囲より少ないと塗膜
の耐水性、ペンプロッターでの筆記性が低下する。イン
クジェット方式でのインク吸収性、塗膜の耐水性及びペ
ンプロッターでの筆記性の点から、(ハ)成分と(ニ)
成分との配合割合は重量比で3:1ないし1:2の範囲
であることが好ましい。
【0019】本発明の(ハ)成分と(ニ)成分を合計し
た粗面化形成剤の含有量は、(イ)成分と(ロ)成分と
の合計量に対して、30〜100重量%の範囲が好まし
い。この量が30重量%未満ではペンプロッターでの細
線の再現性及び耐水性が低下するし、100重量%を超
えるとペンプロッターの目詰まりやかすれが発生しやす
く、さらにインクジェット方式でのドットのにじみが発
生する。ペンプロッターでの細線の再現性や筆記性、イ
ンクジェット方式での画像形成性、耐水性などの面か
ら、これら粗面化形成剤の好ましい含有量は、(イ)成
分と(ロ)成分との合計量に対して50〜80重量%の
範囲であり、特に、55〜75重量%の範囲である。
【0020】一方、インク受容層における(ホ)成分の
架橋剤としては、尿素樹指が好ましい。この尿素樹脂を
用いることにより、(イ)成分のポリビニルアルコール
に対して適切な量の架橋剤の添加が容易になり、所望の
耐水性を得ることができる。この(ホ)成分の架橋剤
は、(イ)成分に対して1〜10重量%の割合で用いる
のが好ましい。この量が1重量%未満では耐水性及び筆
記性が十分に向上されないし、10重量%を超えるとイ
ンク吸収性が低下する。耐水性、筆記性及びインク吸収
性などの面から、この(ホ)成分の架橋剤は(イ)成分
に対して1〜5重量%の割合で用いるのが有利である。
【0021】また、本発明においては、この(ホ)成分
の架橋剤とともに、所望により触媒を併用することがで
きる。この触媒としては、例えば塩化アンモニウム、硝
酸アンモニウム、硫酸アンモニウムなどが挙げられる。
この触媒は、前記(ホ)成分の架橋剤に対して、通常1
0〜20重量%の割合で用いられる。触媒の量が、この
範囲を逸脱するとペンプロッター及びインクジェットプ
ロッターでの筆記性や画像再現性を十分に向上させるこ
とができない。
【0022】本発明においては、前記(イ)成分、
(ロ)成分、(ハ)成分、(ニ)成分及び(ホ)成分
を、それぞれ所定の割合で水性媒体に溶解又は分散させ
て、固形分濃度10〜15重量%程度の塗工液を調製し
たのち、基材フィルム又は所望により設けられる下引き
層の上に、常法に従って塗布、乾燥することにより、イ
ンク受容層を設ける。この際、該塗工液には、従来慣用
されている各種添加剤、例えば界面活性剤、潤滑剤、安
定剤、分散剤、着色剤などを添加することができる。こ
のインク受容層の厚さは、通常5〜20μm、好ましく
は6〜12μmの範囲である。
【0023】また、基材フィルムの裏面にもインク受容
層を形成する場合は、基材フィルムの表面に設けたもの
と同一のものを設けてもよいし、他のインク受容層、例
えば粗面化形成剤を含有しない、もしくは極少量含有さ
せたもので透明性のあるインク受容層などを設けてもよ
い。
【0024】本発明においては、このようにして設けら
れたインク受容層の上に、ドット形状調整剤含有層を設
け、インク受容層とドット形状調整剤含有層から成る記
録層を形成させる。該ドット形状調整剤含有層に用いら
れるドット形状調整剤としては、例えば第四級アンモニ
ウム塩型アクリル樹脂やアクリル酸又はメタクリル酸エ
ステル共重合体等を挙げることができる。この第四級ア
ンモニウム塩型アクリル樹脂の例としては、アルキルア
クリレートやアルキルメタクリレートと、ジアルキルア
ミノアルキルアクリレートやジアルキルアミノアルキル
メタクリレートとの共重合体の塩などが挙げられる。こ
のような第四級アンモニウム塩型アクリル樹脂は公知で
あり、例えばブチルメタクリレートとジメチルアミノエ
チルメタクリレートとのモル比1:1の共重合体の四級
塩は、市販品として入手可能である。またアクリル酸エ
ステル共重合体の例としては、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、メタクリル酸メチルなどのアクリル酸又
はメタクリル酸エステルと酢酸ビニル、塩化ビニル、ス
チレンなどのビニル系化合物との共重合体を挙げること
ができる。
【0025】本発明のドット形状調整剤含有層を形成す
るには、前記ドット形状調整剤を適当な溶剤、例えばア
ルコール又はアルコールと水との混合物に溶解し、この
溶液をインク受容層の上に塗布したのち、乾燥させれば
よい。この際、ドット形状調整剤はインク受容層上に層
状に形成させてもよいし、インク受容層中に一部溶け込
ませるか、あるいは含浸させてもよい。
【0026】このドット形状調整剤の塗工量は30〜1
00mg/m2の範囲が適当である。このドット形状調
整剤の塗工量が30mg/m2未満では画像の鮮明性
(画像解像度)が不十分になるし、画線の太りが発生す
る。また、このドット形状調整剤の塗工量が100mg
/m2を超えるとインク吸収性及びインク乾燥性が低下
する。このドット形状調整剤含有層は、ドット形状をよ
り真円に形成し、さらにインクの滲みを防止する作用が
ある。
【0027】本発明の記録フィルムにおいては、基材フ
ィルムの裏面(記録層とは反対側の面)に、所望により
コーティング層を設けることができる。このコーティン
グ層は、カール防止性、記録フィルムとぺンプロッター
との密着性を向上させるために有用である。記録フィル
ムとぺンプロッターとの密着性が低い場合、記録フィル
ムの一部が浮き上がり、この浮き上がり部にぺンが記録
を行うと画線が乱れたり、ぺンがこの浮き上がり部にひ
っかかり、ぺンプロッターの動作不良を引き起こす原因
となる。このコーティング層は、バインダーのみ又はバ
インダーとマット化剤とから形成され、該バインダーと
しては、例えば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性
樹脂などがあり、具体的には、アクリル系、ウレタン
系、ポリエステル系、塩化ビニル系の各樹脂が挙げられ
る。また、マット化剤としては、例えば、シリカ、ジル
コニア、クレー、カオリン、アルミナ、チタニア、ゼオ
ライト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化マグネ
シウム、リン酸カルシウム、ガラスなどの無機粉体、ア
クリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、ベンゾグアナミン/ホルマリン縮合
物、ベンゾグアナミン・メラミン・ホルマリン縮合物な
どの合成樹脂粉体が挙げられる。このマット化剤の平均
粒径は0.1〜20μm、好ましくは2〜10μmの範
囲が望ましい。このコーティング層の厚さは、1〜10
μm、好ましくは3〜7μmの範囲が有利である。さら
に、このコーティング層には、従来添加剤として慣用さ
れているもの、例えば界面活性剤、潤滑剤、安定剤、分
散剤、着色剤などを含有させることができる。
【0028】本発明の記録フィルムは、その紫外線透過
濃度が0.3以下であることが望ましい。この紫外線透
過濃度が0.3を超えると、記録フィルムに記録後、青
焼きなどを用いて複写した場合に、露光スピードが遅く
なり作業性が低下するし、できあがった複写物に地肌が
残り、みずらいものとなる。作業性及び複写物の品質の
点から記録フィルムの紫外線透過濃度は0.25以下、
特に0.25〜0.08の範囲が好ましい。
【0029】次に、本発明記録フィルムを用いた記録方
法としては、第一の方法として記録層にまずインクジェ
ット方式により記録し、次いでその上にぺンプロッター
により記録する方法、また第二の方法として記録層にま
ずぺンプロッターにより記録し、次いでその上にインク
ジェット方式により記録する方法が挙げられる。
【0030】第一の方法は以下のようにして行う。まず
本発明記録用フィルムの記録層上に、インクジェット方
式により画像を形成するが、この画像形成は、例えば予
めコンピュータにより作成した画像を、コンピュータを
通じてインクジェット方式でプリントすることにより行
うことができる。この場合、インクジェットプリンター
方式及び、インクジェットプロッター方式のいずれを利
用してもよい。
【0031】次に、このようにしてインクジェット方式
により画像を形成した記録用フィルムに、必要な情報を
ペンプロッターにより筆記する。この情報の筆記も、例
えば予めコンピュータにより画像を作成し、その情報を
コンピュータを通じて、インクジェット方式により形成
した画像上にペンプロッターで出力することにより行う
ことができる。
【0032】一方、第二の記録方法は、先にペンプロッ
ターによる筆記を行い、その後インクジェット方式によ
る画像形成を行うという記録順序が異なる点を除き前記
第一方法と同様である。
【0033】画像形成方法としては、1台のコンピュー
タでインクジェット方式による画像形成とペンプロッタ
ーでの画線形成を行ってもよいし、打ち出す際に、それ
ぞれの出力装置が接続されているコンピュータで別々に
打ち出してもよい。次にインクジェット方式による記録
について具体的に述べる。
【0034】インクジェット方式に用いるハードウェア
としては、従来使用されているものを使用することがで
きる。図1は本発明の記録用フィルムに記録するための
機器の1例の系統図であって、図において入力手段と
は、キーボードやマウス、あるいは予め用意されている
画像などのパターンをコンピュータで利用できるように
取り込むスキャナなどの機器を示す。また、記憶手段と
は、例えばハードディスク、フロッピーディスク、光磁
気ディスクなどを示し、データを記録しておき、必要な
ときに取り出したり、新たにデータを記憶したりするも
のである。さらに、中央処理装置とは、画像などのパタ
ーンデータを作成、加工したり、データを記憶装置に記
憶させたり、データを表示したり、データを出力したり
するための処理を行うものである。表示手段とは、デー
タを表示するものであり、一方出力手段とは、中央処理
装置により作成、加工されたデータをプリントアウトす
るものであり、インクジェットプリンター、プロッター
などが挙げられる。
【0035】これらのハードウェアを使用し、記録用フ
ィルムの記録層に画像を形成させる工程の例としては、
図2及び図3に示すようなものが挙げられる。図2及び
図3は、それぞれ本発明の記録用フィルムの記録層にパ
ターンを形成させる方法の異なった例の工程図である。
図2においては、第一工程として、記録層に形成する画
像を中央処理装置と入力装置を用いて作成し(画像作成
段階)、中央処理装置により送られてきた画像データを
記憶手段に記録するとともに、出力手段で受信させ(画
像情報受信段階)、画像を修正、加工したのち、出力手
段、ここではインクジェット方式にて記録層に画像を形
成することにより、所要の画像を有する記録用フィルム
を得ることができる。
【0036】一方、図3においては、予め作成しておい
た画像及び必要情報を使用するものであり、この画像及
び必要情報を記憶手段又は入力手段を経て中央処理装置
にデータを送り、中央処理装置と入力手段とを用いて画
像及び必要情報を加工、修正することにより、画像及び
必要情報を完成させる。次に、画像出力処理段階及び画
像情報受信段階を経て、インクジェット方式にて記録層
に画像を形成させ、所要の画像を有する記録用フィルム
を得ることができる。
【0037】次にペンプロッターにより必要情報を記録
する方法について具体的に説明する。この際用いられる
ハードウェアとしては、出力手段を除き、前記インクジ
ェット方式による記録で使用されるものと同様のものを
用いることができる。出力手段としては、ペンプロッタ
ーが用いられる。画線を形成する工程についても、イン
クジェット方式による画像形成工程と同様である。
【0038】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0039】なお、記録用フィルムの物性は次に示す方
法に従って評価した。
【0040】(1)色再現性 インクジェットプロッター HEWLETT PACKARD社製インクジェットプ
ロッター(Design Jet750C)にて印字
後、各色の再現性を目視観察し、以下の基準に従って評
価した。 ○:各色がにじみがなく、鮮明である △:ややにじみがあるが、鮮明である ×:にじみがひどく、不鮮明である ペンプロッター 上記と同様にしてインクジェットプロッターで印字
後、その印字個所に、横河・ヒューレット・パッカード
社製ドラフティング・プロッタHP7595Aにて黒
色、ペン先0.13mmのインクペンで作図し、色調全
体についてその鮮明度を目視観察し、以下の基準に従っ
て評価した。 ○:全体として鮮明である △:やや不鮮明である ×:全く不鮮明である
【0041】(2)インク乾燥性 インクジェットプロッター HEWLETT PACKARD社製インクジェットプ
ロッター(Design Jet750C)にて画像を
形成し、60秒以内で指触乾燥した場合を○、60秒以
上120秒未満の間に乾燥した場合を△、120秒以上
要した場合を×とした。 ペンプロッター 上記(1)の色再現性の場合と同様にして、ペンプロッ
ターにて作図し、作図後30秒未満で指触乾燥した場合
を○、30秒以上60秒未満の間に乾燥した場合を△、
60秒以上を要した場合を×とした。
【0042】(3)描画性 インクジェットプロッター HEWLETT PACKARD社製インクジェットプ
ロッター(Design Jet750C)にて、コン
ピュータ処理した画像を幅0.176mmの線として間
隔0.220mmで10本出図し、画像のシャープさ、
インクのにじみ具合を下記の基準に従って評価した。 ○:線が9本以上識別できる(良好) △:7〜8本が識別できる(若干不良) ×:6本以下しか識別できない(不良) ペンプロッター 上記(1)の色再現性と同様にインクジェットプロッタ
ーで画像形成後、その画像形成個所に、横河・ヒューレ
ット・パッカード社製ドラフティング・プロッタHP7
595A(ペン先サイズ:0.13mm)にて黒色で1
0本作図し、目視で画質、線とぎれの有無を観察し、下
記の基準に従って評価した。 ○:全体として描画性が良好で、にじみ(画線の太り)
がない ×:描画性が不良、又はにじみ(画線の太り)がある
【0043】実施例1 ポリビニルアルコール(重合度1700、けん化度88
モル%)4.8重量部、ポリビニルピロリドン(分子量
630000)3.2重量部、ベンゾグアナミン/ホル
マリン縮合物(平均粒径2μm)2.8重量部、合成シ
リカ粉末(平均粒径2.5μm)1.2重量部、尿素樹
脂0.099重量部、塩化アンモニウム(20%水溶
液)0.099重量部、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル10重量部、エタノール15重量部及び水3
5.6重量部を混合してインク受容層形成塗工液を調製
した。
【0044】厚さ100μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの片面に、ウレタン樹脂から成る厚さ1μ
mの下引き層を設けたのち、前記塗工液をワイヤーバー
にて下引き層の上に塗布し、130℃で5分間加熱し
て、厚さ10μmのインク受容層を形成させた。
【0045】さらに、アクリル酸エステル共重合体[総
研化学社製、エレコンドPQ−50B]0.84重量
部、エタノール8.4重量部、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル2.1重量部、水30.66重量部と
からなるドット形状調整剤含有層形成液を調整し、これ
をインク受容層上に塗布し、乾燥してドット形状調整剤
の使用量が50mg/m2のドット形状調整剤含有層を
形成した。このようにして得られた記録用フィルムの物
性を表3に示す。
【0046】実施例2 実施例1で得られた記録フィルムのインク受容層とは反
対側の面に、バインダーとしてアクリルエマルション
(ヘキスト合成社製、モビニール747)7.1重量
部、ポリビニルアルコール(重合度300、けん化度8
8モル%)4.7重量部、マット化剤として合成シリカ
粉末(平均粒径6μm)0.1重量部、架橋剤ジメチロ
ールグリオキザールモノウレイン0.48重量部、塩化
アンモニウム(20%水溶液)0.95重量部、水35重
量部とからなるコーティング層形成塗工液を塗布し、1
30℃で5分間加熱して、厚さ10μmのコーティング
層を形成させた。このようにして得られた記録フィルム
の物性を表3に示す。
【0047】実施例3〜7 インク受容層形成塗工液を表1に示す組成とした以外
は、実施例1と同様にして製造した記録フィルムに、実
施例2と全く同様にしてコーティング層を形成させ記録
フィルムを製造し、その物性を求めた。結果を表3に示
す。
【0048】比較例1〜7 インク受容層形成塗工液及びドット形状調整剤含有層形
成塗工液を表2に示す組成とした以外は、実施例1と同
様にして製造した記録フィルムに、実施例2と全く同様
にしてコーティング層を形成させ記録フィルムを製造
し、その物性を求めた。結果を表3に示す。
【0049】
【表1】
【0050】(注) (イ)−1:ポリビニルアルコール(重合度1700、
けん化度88モル%) (ロ)−1:ポリビニルピロリドン(分子量63000
0) (ハ)−1:ベンゾグアナミン/ホルマリン縮合物(平
均粒径2.0μm) (ニ)−1:合成シリカ粉末(平均粒径2.5μm) 1)20%水溶液 2)ヘキスト合成社製、モビニール747 3)重合度1700、けん化度88モル% 4)平均粒径6.0μm
【0051】
【表2】
【0052】(注)(イ)−1〜(ニ)−1及び1)〜
4):表1の脚注と同じである。 5)総研化学社製、エレコンドPQ−50B
【0053】
【表3】
【0054】表3の結果から、本発明の記録用フィルム
(実施例1〜7)は、比較例1〜7に比べインクジェッ
ト方式及びペンプロッターのいずれにおいても、色再現
性、インク乾燥性及び抽画性に優れており、インクジェ
ット方式にて画像を形成後、ペンプロッターで鮮明な画
線を記録できることが分る。
【0055】
【発明の効果】本発明の記録用フィルムは、インクジェ
ット方式による水性インクの吸収速度及び受容性に優
れ、かつドット形状がより真円に近いため、記録層上に
形成される画像が鮮明であり、しかも耐水性に優れてい
るので、画像形成後の画像のにじみや太りがなく、鮮明
でシャープな画像が得られる。しかもまた、ペンプロッ
ターにより筆記された画線は濃度が高く、かすれが発生
しない上、ペンプロッターのペン先に塗膜の一部が入
り、詰まるなどの不都合が生じることがない。しかもま
た、空気中の湿気や手の汗などによりインク受容層が溶
解することがないので、べたつきを生じることがなくハ
ンドリングに優れ、作業効率が向上するなどの優れた性
能を有する。したがって、本発明の記録用フィルムは、
インクジェットプリンター、インクジェットプロッター
などのインクジェット方式で画像形成後、ペンプロッタ
ーで筆記を行う際に用いられる記録用フィルムとして好
適である。さらに、本発明の記録フィルムには、インク
ジェット方式により画像を形成後にペンプロッターにて
筆記する方法又はペンプロッターによる筆記後、インク
ジェット方式により画像を形成する方法のいずれの方法
でも記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録用フィルムを用いて記録するた
めの機器の1例の系統図。
【図2】 本発明の記録用フィルムの記録層上にパター
ンを形成させるための1例の工程図。
【図3】 本発明の記録用フィルムの記録層上にパター
ンを形成させるための図2とは異なった例の工程図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【表2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】表3の結果から、本発明の記録用フィルム
(実施例1〜7)は、比較例1〜7に比べインクジェッ
ト方式及びペンプロッターのいずれにおいても、色再現
性、インク乾燥性及び描画性に優れており、インクジェ
ット方式にて画像を形成後、ペンプロッターで鮮明な画
線を記録できることが分る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芥 研二 東京都中央区銀座四丁目11番2号 ソマー ル株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの少なくとも片面に、ポリ
    ビニルアルコールとポリビニルピロリドンと有機粗面化
    形成剤と無機粗面化形成剤と架橋剤を含むインク受容層
    及びドット形状調整剤含有層から成る記録層を有する記
    録フィルムにおいて、JIS B0601の中心線平均
    粗さが0.6〜1.0μmになるようにインク受容層の
    組成及び粗面化形成剤の粒径を選択し、かつ記録後にお
    ける標準拭き取り回数が100回以上になるように、ド
    ット形状調整剤含有層の組成を選択することを特徴とす
    るインクジェット及びペンプロッター用記録フィルム。
  2. 【請求項2】 全体の紫外線透過濃度が0.25以下に
    なるように、各層の組成及び厚さが調整された請求項1
    記載のインクジェット及びペンプロッター用記録フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 基材フィルムの少なくとも片面に、
    (A)(イ)ポリビニルアルコール、(ロ)ポリビニル
    ピロリドン、(ハ)有機粗面化形成剤、(ニ)無機粗面
    化形成剤及び(ホ)架橋剤を含むインク受容層と、その
    上に設けられた(B)ドット形状調整剤含有層とからな
    る記録層を有し、該(ハ)成分と(ニ)成分との配合割
    合が、重量比で5:1ないし1:5であり、(イ)成分
    と(ロ)成分との配合割合が重量比9:1ないし4:6
    であり、かつ(イ)成分と(ロ)成分との合計100重
    量部に対し(ハ)成分と(ニ)成分との合計量が30〜
    100重量部である請求項1記載のインクジェット及び
    ペンプロッター用記録フィルム。
  4. 【請求項4】 (ホ)成分の架橋剤が尿素樹脂である請
    求項3記載のインクジェット及びペンプロッター用記録
    フィルム。
  5. 【請求項5】 (B)層に用いられるドット形状調整剤
    がメタクリル酸エステル共重合体である請求項3又は4
    記載のインクジェット及びペンプロッター用記録フィル
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の記録用フィルムの記録層
    にインクジェット方式により記録後、その上にペンプロ
    ッターにより記録するか、または記録フィルムの記録層
    にペンプロッターにより記録後、インクジェット方式に
    より記録することを特徴とする記録方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020189439A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 株式会社リコー 前処理液、インクと前処理液のセット、印刷方法及び印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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