JPH10180646A - 結束工具 - Google Patents

結束工具

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JPH10180646A
JPH10180646A JP9277150A JP27715097A JPH10180646A JP H10180646 A JPH10180646 A JP H10180646A JP 9277150 A JP9277150 A JP 9277150A JP 27715097 A JP27715097 A JP 27715097A JP H10180646 A JPH10180646 A JP H10180646A
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coupling
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tape
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Viktor Kurmis
ビクトール・クルミズ
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Paul Hellermann GmbH
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Paul Hellermann GmbH
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/02Applying and securing binding material around articles or groups of articles, e.g. using strings, wires, strips, bands or tapes
    • B65B13/025Hand-held tools
    • B65B13/027Hand-held tools for applying straps having preformed connecting means, e.g. cable ties

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にケーブルハーネスを含む物品をテープ7
で結束するための結束工具において、構造を短くし、か
つ、簡単にテープを進行可能とすること。 【解決手段】 結束工具は、工具本体1と、キャリッジ
ガイド13,14に沿って前進及び後退可能なキャリッ
ジ12と、キャリッジ12を駆動するために一方向にの
み移動可能である閉鎖引っ張り手段15,16,17,
18と、キャリッジ12の駆動係合手段19とを備え
る。2つの進行部15,16の各領域では、キャリッジ
12に結合係止手段22,34,35が設けられてい
る、結合係止手段22,34,35は1つの進行部1
5,16に対応し、駆動係止手段19と協働する。一方
の進行部15,16から他方の進行部15,16に向か
うたわみ経路17,18上に設けられた係合係止手段2
2,34,35は、駆動係合手段19を収容するガイド
トラック20,21,23により接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にケーブルハー
ネスのような物品をテープにより結束するための結束工
具に関するものである。この結束工具は、工具本体と、
上記結束する物品の周囲の巻き付け位置へテープを押し
て前進させるため、及び/又は、テープを引っ張るため
に、キャリッジガイドに沿って前進及び後退可能なキャ
リッジとを備えている。キャリッジドライブは閉鎖引っ
張り手段を備えている。この閉鎖引っ張り手段は、一方
向にのみ駆動することができる。また、この閉鎖引っ張
り手段の前進進行部及び後退進行部はキャリッジガイド
に対して平行であり、かつ、これらに隣接している。さ
らに、閉鎖引っ張り手段は上記キャリッジを駆動するた
めの駆動係合手段を備えている。
【0002】
【従来の技術】公知のこの種の工具は、例えば包装バッ
グの閉鎖のような他の目的でも使用されるが、ケーブル
の結束が好適な応用分野であるため、ケーブル結束工具
と呼ばれている。この結束工具は、堅固な弾性樹脂製の
いわゆるケーブル・タイを使用する。これらのケーブル
・タイは、長尺なテープ舌状部と、このテープ舌状部の
一端に設けた終端部とを一体に備えている。テープの自
由端は、終端部の開口部に戻され、十分に引っ張った後
にロックされる。細長い工具本体の先端には、舌状部が
設けられている。この舌状部は結束する物品の周囲で閉
鎖させることができる。また、この舌状部は、物品に巻
き付けるために、テープ舌状部の前端の自由端が前進す
るように、上記ケーブル・タイを前方に押し出すための
ガイド溝を備えている。前進行程は、少なくともケーブ
ル・タイの長さと等しく、非常に長い。
【0003】公知のケーブル結束工具(FR−A240
1742)では、このためにピストン/シリンダ駆動手
段により駆動されるキャリッジが使用される。よって、
工具本体の全長は、テープの長さとピストン/シリンダ
駆動手段の長さの合計と同程度の長さ、すなわちテープ
の2倍以上の長さである必要がある。テープが長い場合
には、工具は殆ど取り扱い不可能な長さとなり、工具が
長い場合には、テープが短い場合でも大きな欠点とな
る。空気圧駆動である点も比較的複雑である。
【0004】また、他の公知の工具(DE−U−891
3511)は、可撓性スライダを備えている。この可撓
性スライダは、ロールにより駆動されてその周囲を移動
する。この場合、可撓性スライダを引き戻すために駆動
方向を反転させる必要があるという欠点がある。
【0005】この欠点は、他の公知の設計(US−A5
205328)では解消されており、請求項1の前段は
この設計に基づいている。一方向にのみ循環するチェー
ンの2つの進行部が、キャリッジガイドに平行に配置さ
れている。キャリッジは、上記2つの進行部の間で中心
線に向けて突出する接続リンクを介してチェーンに接続
されている。接続リンクのキャリッジへの接続位置から
チェーンまでの距離は、チェーンの2つのたわみ部の半
径と正確に等しい。上記接続位置は回転軸上に正確に位
置するため、これらたわみ部の周囲をチェーンが循環す
るときも移動しない。そのため、駆動係合手段が2つの
たわみ部のうちの一方の領域に位置しているときは、キ
ャリッジは停止している。この場合、理論上のキャリッ
ジの停止が実際に起こるのは、駆動係合手段が非常に正
確に案内された場合、例えば、チェーンにキャリッジが
装着されている場合に限られ、常に起こるとは限らな
い、という欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構造が短
く、かつ、簡単にテープを進行させることができる駆動
装置を提供することを目的としている。本発明の解決手
段は、請求項1の特徴にあり、好ましくは従属項の特徴
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】キャリッジの駆動手段
は、例えば、チェーンのような一方向にのみ移動可能な
閉鎖引っ張り手段からなり、その前進及び後退進行部
は、キャリッジガイドに平行であると共に隣接してい
る。また、閉鎖引っ張り手段には、駆動係合手段が設け
られている。この駆動係合手段は、少なくとも進行部の
領域では、キャリッジに取り付けられ、あるいはキャリ
ッジに結合している。一方の進行部上を前進方向に移動
する駆動係合手段は、この駆動係合手段を備えるキャリ
ッジを伴って移動し、その結果、キャリッジもその方向
に前進する。駆動係合手段が再度他方の進行部上を戻る
と、この駆動係合手段を備えるキャリッジも再度初期位
置に戻る。
【0008】後者の移動は、公知のようにキャリッジを
使用してテープを引っ張るために行ってもよい。この目
的のために、終端の開口部に挿通させたテープ舌状部の
先端を把持するクランプを、キャリッジに設けてもよ
い。分離装置は、所望の張力がテープに付加されると、
上記終端部から突出するテープの端部を切断する。引っ
張り長さは、限定されており、かつ、場合によって変更
することができるため、全ての前進行程を終えて初期位
置へ戻るキャリッジの移動を妨げない。
【0009】キャリッジを駆動係合手段と共に移動させ
るために、キャリッジに駆動係合手段が突き当たる装置
を設ける必要があり、この装置は結合係止手段からな
る。前進及び後退する駆動係合手段の2つの異なる移動
方向に対応して、2つの結合係止手段が設けられてい
る。簡単な例では、この結合係止手段は、一方又は他方
の進行部上の駆動係合手段の経路にのみ突出する突起か
らなる。他方の走行部に移るために、引っ張り手段両端
のたわみ領域で駆動係合手段がこの経路から外れると、
駆動係合手段は結合係止手段に対して非接触となり、結
合接続が解除される。他方の進行部に到達した駆動係合
手段は、他方の結合係止手段と係合し、その結果、駆動
係合手段はキャリッジを他の方向に移動させる。駆動係
止手段が一方の進行部から他方の進行部に移行中である
キャリッジの停止時間中は、テープを前進させない工具
操作を行うことができる。この工具操作には、例えば、
テープマガジンからケーブル・タイのガイドへ新しいケ
ーブルを供給する操作や、ケーブルを引っ張る前に、テ
ープの頭部へテープの先端を挿通させる操作がある。
【0010】キャリッジが駆動係合手段と非結合状態と
なってしまい、駆動係合手段が実質的に結合係止手段と
当接しなくなったり、正規の時に結合係止手段と当接し
なくなるのを回避するために、一方の進行部から他方の
進行部に向かうたわみ領域でも駆動係合手段がキャリッ
ジとの結合接続が解除しないようにする必要がある。従
って、本発明のさらに発展した段階では、キャリッジ上
に結合係止手段を備えると共に、そのたわみ経路が一方
の進行部から他方の進行部へ向かう駆動係止手段を収容
するガイドトラックにより2つの進行部が接続されてい
る。キャリッジがたわみ領域で停止する必要がない場
合、結合係止手段及び結合係止手段を接続するガイドト
ラックは、キャリッジに設けた単なる横向きの溝で十分
であり、この横向きの溝にピンにより構成された駆動係
合手段が係合する。キャリッジをたわみ領域で停止させ
る場合には、ガイドトラックは一方の進行部から他方の
進行部へ向かう駆動係止手段の経路を備えるように設定
される。ガイドトラックの輪郭は、たわみ経路の輪郭と
一致するように設定することが好ましい。駆動係止手段
のたわみ経路の一部でのみキャリッジを停止する必要が
ある場合には、ガイドトラックの適当な部分のみを駆動
係止手段のたわみ経路と一致するように形成すればよ
い。
【0011】キャリッジの結合係止手段は、キャリッジ
上に設けられた駆動係合手段のガイドトラックの側面に
より形成される。しかしながら、ガイドトラックが駆動
係止手段のたわみ経路と一致し、たわみ経路が駆動係止
手段の前進経路から後退経路に向かって滑らかに曲がっ
ている場合には、ガイドトラックは停止位置において前
進又は後退方向に対して鋭角をなし、駆動力を伝達する
のに適さない。従って、キャリッジ上には少なくとも大
きな力が伝達される駆動方向の特別な結合係止手段が設
けられ、この結合係止手段は力が伝達される領域にある
駆動係合手段の経路内に突出し、かつ、このような経路
の端部から後退することができる。工具本体に対して固
定して設けた制御カムにより、結合係止手段の出入りが
実行される。例えば、結合係止手段はキャリッジ上で前
進方向を横断する方向に変位可能であり、この変位は工
具本体に固定されるように設けた制御カムにより実行さ
れる。
【0012】実施形態では、結合係止手段がばね力によ
り結合位置に付勢され、結合力の閾値を越えると結合係
止手段が結合位置を離れるようにすることが好ましい。
前進又は後退の抵抗力が結合力の閾値を越えると、結合
係止が解除される。このような構成の第1の利点は、操
作を失敗したためにキャリッジが前進経路又は後退経路
の領域で強固に保持されてしまった場合でも、何ら損害
を受けないという点にある。第2の利点は、結合係止手
段を解除するには、固定された制御カムにより、キャリ
ッジを前進又は後退移動が終了する位置に強固に保持で
きればよく、この係合手段を解除する動作を簡単に制御
できるという点にある。制御力を最小にできるため、制
御カムが結合係止手段自体に作用できるようにすること
がより好ましい。この例は図面に図示されている。
【0013】引っ張り手段の端部がたわみローラにより
案内されているような場合には、一方の進行部から他方
の進行部へ向かう引っ張り手段のたわみ経路は、円弧状
である。この円弧状の経路を駆動係止手段が通過する間
のキャリッジが停止している時間が、前進停止中の工具
操作を実行するのに十分でない場合には、引っ張り手段
をたわみ領域の迂回経路に導入することにより、たわみ
経路を円弧よりも長く形成することができる。
【0014】例えば、キャリッジが駆動係合手段や制御
カムを備える場合、引っ張り手段によって他の工具操作
を実行することができ、この場合、駆動係合手段や制御
カムはキャリッジに対して中立であることが好ましい。
引っ張り手段は、例えばギヤ伝達手段により、他の工具
動作のための他の駆動装置と同期駆動させることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳細に説明する。図面は好適な典型的実施形態を概
略的に示したものである。
【0016】これらの図のうち、図1は、本発明に基づ
いて構成された前進部材を備えるケーブル結束工具の側
面図である。図2は、チェーンガイドの他の構成を示す
概略図である。
【0017】図1の工具は、ピストングリップ2とテー
プマガジン3を有する細長い工具本体1を備えている。
この工具本体1の先端には、舌状部材4,5が設けられ
ている。操作サイクルの開始時には、これら舌状部材
4,5が結束する物品の周囲を取り囲むように閉鎖され
る。次に、テープガイドチャンネル6内のテープ7が押
されて、矢印の方向へ前進する。テープガイドチャンネ
ル6は、上記舌状部材4,5に設けられたガイド溝8に
隣接している。テープ7は、その後端に設けられた終端
部9が図1において一点鎖線10で示す位置に達するま
で、結束する物品の周囲を取り囲んでいる上記ガイド溝
8内へ案内される。図示しない手段により案内されたテ
ープ7先端の自由端が、上記終端部10に挿通される。
終端部10から突出するテープ7の端部が把持されると
共に引っ張られ、最後に切断される。
【0018】図1の実施形態では、一点鎖線11で示し
た可撓性のプッシュロッドによりテープ7を前進させ
る。このプッシュロッド11の先端はテープ7の後端に
作用する。また、プッシュロッド11の後端はキャリッ
ジ12に接続されている。プッシュロッド11は、その
全長にわたって図示しない好適な手段内で案内される。
【0019】キャリッジ12はキャリッジガイド内に配
置されている。このキャリッジガイドは工具本体1の長
手方向に互いに平行に延在するガイド面13,14によ
り構成される。キャリッジ12はこれらガイド面13,
14内において、実線で示す前方位置と、一点鎖線で示
す後方位置の間を移動可能である。このキャリッジ12
は、前方位置から後方位置に移動するときに、プッシュ
ロッド11を前方に押し、その結果、テープ7が前進す
る。
【0020】キャリッジ12を駆動するために、上側進
行部15と下側進行部16を備える閉鎖されたチェーン
が設けられる。このチェーンは矢印の方向に駆動され、
各操作サイクル毎に1回転する。また、チェーンは、そ
の両端部にたわみ部17,18を備えており、このたわ
み部17,18が例えば一対のたわみホイールガイド
(図示せず)の外周により案内されている。本実施形態
では、たわみ部17,18は半円状である。このチェー
ンには、例えば、側方に突出する円筒ボルトからなる駆
動係合部材19が強固に固定されている。この駆動係合
部材19を構成する円筒ボルトを収容するために、キャ
リッジ12に溝を設けている。この溝は、たわみ部17
の曲線と一致する半円部20と、この半円部20の両端
部を連結すると共に上記上側及び下側進行部15,16
の進行方向を横断する方向の直線部21とからなる。直
線部21と半円部20の図において上側の接続部分で
は、2本腕のレバー22の下端が上記溝内に突出してお
り、このレバー22は固定軸23まわりに回動可能とな
るようにキャリッジ12に取り付けられている。また、
レバー22の上端はキャリッジ12の外側まで突出して
いる。レバー22は、その下端が上記半円部20及び直
線部21を備える溝に突出する位置となるように、ばね
力により反時計方向に付勢されている。上記ばね力に抗
して上記下端が半円部20及び直線部21内に突出する
位置からレバー22を回動させることができる。このレ
バー22は上記した結合係止手段を構成している。
【0021】キャリッジ12が前端位置に達するわずか
に前である、レバー22の上端が位置する位置に、レバ
ー22の上端がそれ以上移動しないようするための固定
止め部24が設けられている。キャリッジ12がさらに
移動すると、その結果、レバー22は上記ばね作用に抗
して時計方向に回転するように付勢される。その結果、
キャリッジ12がその前端位置に達したちょうどその時
に、レバー22の下端が上記半円部20及び直線部21
を備える溝を抜け出る。キャリッジ12がこの位置にあ
るとき、溝の半円部20は駆動係合部材のたわみ経路1
7と一致する。よって、駆動係合部材19とキャリッジ
12との間ではまったく力が伝達されなくなる。駆動係
合部材19が溝の半円部20内のたわみ経路17を通過
する間、キャリッジ12は停止している。
【0022】この状態は、操作サイクルの終了及び開始
状態である。キャリッジ12が停止している期間中、操
作サイクルを開始する工具操作が実行される。この工具
操作では、テープを前進させる操作、すなわち、例え
ば、テープマガジン3からテープ7を引き出して、ガイ
ド溝6に挿入する操作を行わない。
【0023】駆動係合部材19が鎖線で示す位置25に
到達すると、溝の半円部20と駆動係合部材19のたわ
み経路17が不一致となる。駆動係合部材19は、溝の
直線部21の横方向の側面に突き当たり、溝の直線部2
1は上記結合係止手段として機能する。次に、キャリッ
ジ12は駆動係合部材19により、図において右側に引
き出される。キャリッジ12が引き出されると、上記可
撓性を有するプッシュロッド11がテープ7を前方へ押
す。キャリッジ12がその後端位置に到達すると、搬送
及び前進動作が終了する。この後端位置において、駆動
係合部材19はキャリッジ12の溝の直線部21内を下
方から上方に移動する。その結果、駆動係合部材19
は、レバー22からなる結合係止手段に突き当たる。さ
らに、駆動係合部材19は、キャリッジ12を再び初期
の前方位置に戻し、可撓性を有するプッシュロッド11
も同様に初期位置に引き戻される。この間に、テープ7
の自由端の舌状部は終端部の開口に挿通され、引っ張り
装置により把持され、さらに引っ張られた後に切断され
る。キャリッジ12がその前端位置に到達すると操作サ
イクルが終了する。
【0024】キャリッジ12の下側進行部15にも、上
記レバー22と同様の結合係止手段を設けてもよい。こ
の結合係止手段の開口部の停止止めは、キャリッジ12
の後端位置に設けられる。
【0025】図1に示す実施形態では、キャリッジ12
は前端位置でのみ停止する。キャリッジ12が後端位置
にあるとき、駆動係合部材19は下側進行部15から上
側進行部16に向けて溝の直線部21内を通過するが、
この溝の直線部21とたわみ部18はまったく一致しな
い。従って、後端位置にあるキャリッジ12は停止しな
い。キャリッジ12を後端位置で停止させたい場合に
は、溝の部分21をたわみ部18と一致する円弧状とす
る必要がある。前後両端位置でキャリッジ12を停止さ
せるには、キャリッジ12の溝は2つの円弧状部を備
え、各円弧状部はそれぞれ上記たわみ部17,18と一
致する。これらの円弧状部は完全な円形を形成する。溝
の各円弧状部の最初の部分に設けた固定止め部24にレ
バー22を設けることが好ましい。
【0026】図2は、チェーン及びキャリッジの変形例
を示している。このチェーンは、下側及び上側進行部1
5,16を備え、図において左端に図示された3個のホ
イール30,31,32の周囲に形成されるたわみ領域
により案内されている。図において右端部にも同様のた
わみ形状が設けられている。よって、キャリッジ12内
の溝33は、その両端が駆動係合部材のたわみ経路と一
致し、駆動係合部材は2つの端部でそれぞれ反対方向に
溝33を通過する。溝33の端部34,35は、上記下
側及び上側進行部15,16に対して垂直である。よっ
て、これら端部34,35の側面は駆動係合部材の結合
係止手段となる。弾性的に離反する結合係止手段を設け
る必要はない。両端位置では、駆動係合部材が第1のた
わみホイールの周囲を90°回転するとキャリッジが停
止する。一方、駆動係合部材が最後のホイールの最後の
1/4の部分に達すると、キャリッジは前進又は後退を
開始する。
【0027】たわみ部が1個のたわみホイールにより形
成されておらず、少なくとも2個のたわみホイールを含
む場合、それらの共通接線はキャリッジの案内方向と直
交する方向に延在することが好ましい。2個のたわみホ
イールのみがある場合、これら2つのたわみホイールの
間に形成される共通接線の部分により停止経路が形成さ
れる。この停止経路が短すぎる場合には、例えば図2に
示すように迂回経路を設けて停止経路を延長してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づいて構成された前進部材を備え
るケーブル結束工具の側面図である。
【図2】 チェーンガイドの他の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 工具本体 2 ピストングリップ 3 テープマガジン 6 ガイド溝 7 テープ 11 プッシュロッド 12 キャリッジ 13,14 ガイド面 15,16 進行部 17,18 たわみ部 19 駆動係合手段 20 半円部 21 直線部 22 レバー 24 固定止め部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体(1)と、キャリッジガイド
    (13,14)に沿って前進及び後退可能なキャリッジ
    (12)と、閉鎖引っ張り手段(15,16,17,1
    8)と、駆動係合手段(19)とを備え、 該閉鎖引っ張り手段(15,16,17,18)は、上
    記キャリッジ(12)を駆動するために、一方向にのみ
    移動可能であり、 該閉鎖引っ張り手段(15,16,17,18)の前進
    及び後退進行部(15,16)は上記キャリッジガイド
    (13,14)に対して平行かつ隣接しており、テープ
    (7)により特にケーブルハーネスを含む物品を結束す
    るための結束工具であって、 上記各進行部(15,16)の領域には、上記キャリッ
    ジ(12)に結合係止手段(22,25,34,35)
    が設けられ、該結合係止手段(22,25,34,3
    5)は上記進行部(15,16)の一方と対応し、上記
    駆動係止手段(19)と協働することを特徴とする締付
    工具。
  2. 【請求項2】 上記キャリッジ(12)上にあり、上記
    2つの進行部(15,16)に対応する結合係止手段
    (22,34,35)は、そのたわみ経路(17,1
    8)が一方の進行部(15,16)から他方の進行部
    (15,16)へ向かう駆動供給手段(19)を収容し
    たガイド軌道(20,21,33)により接続されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の結束工具。
  3. 【請求項3】 上記ガイド軌道(20,21,33)の
    少なくとも一部の輪郭が、一方の進行部(15,16)
    から他方の進行部へ向かう上記駆動係合手段(19)の
    たわみ経路(17)と一致することを特徴とする請求項
    2に記載の結束工具。
  4. 【請求項4】 キャリッジ(12)の少なくとも1つの
    結合係止手段(22)の突出及び/又は後退が、固定さ
    れた制御カム(24)により切り替えられることを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の結
    束工具。
  5. 【請求項5】 上記結合係止手段(22)は、ばね力に
    より結合位置に付勢されると共に、結合力閾値を越える
    と結合位置から離脱可能であり、かつ、上記制御カム
    (24)が上記キャリッジ(12)又は上記結合係止手
    段(22)に作用することを特徴とする請求項4に記載
    の結束工具。
  6. 【請求項6】 一方の進行部(15,16)から他方の
    進行部(15,16)へ向かう上記駆動係合手段(1
    9)の2つのたわみ経路(17,18)の少なくとも1
    つが、円弧よりも長いことを特徴とする請求項2から請
    求項5のいずれか1項に記載の結束工具。
JP27715097A 1996-10-10 1997-10-09 結束工具 Expired - Lifetime JP3517340B2 (ja)

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