JPH10180466A - 摩擦溶接方法および装置 - Google Patents

摩擦溶接方法および装置

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JPH10180466A
JPH10180466A JP34356096A JP34356096A JPH10180466A JP H10180466 A JPH10180466 A JP H10180466A JP 34356096 A JP34356096 A JP 34356096A JP 34356096 A JP34356096 A JP 34356096A JP H10180466 A JPH10180466 A JP H10180466A
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JP
Japan
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work
welding
stopper member
roller
friction welding
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JP34356096A
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Inventor
Takeji Arai
武二 新井
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1245Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding characterised by the apparatus
    • B23K20/126Workpiece support, i.e. backing or clamping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウムなどの非鉄金属材よりなる板状
のワークの摩擦溶接の自動化、ライン化が容易な溶接方
法および装置を提供すること。 【解決手段】 第1,第2のテーブル3A,3B上にお
いて第1,第2のワークW1,W2の接合面を当接して
位置決めし、上記接合面に沿う方向へ往復動可能に設け
た溶接加工ヘッド17に備えた溶接工具23のプローブ
23Pを前記接合面に臨ませ、前記溶接工具23の回転
により当該溶接工具23のプローブ23Pと第1,第2
のワークW1,W2に接合面との間に摩擦熱を発生せし
め、当該摩擦熱によって上記接合面の1部を軟化せしめ
つつ前記溶接加工ヘッド17を接合面に沿って移動する
摩擦溶接方法及びその装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアルミニウ
ム及びその合金や銅およびその合金等の非鉄金属の板状
のワークの摩擦溶接を行う方法及び装置に係り、さらに
詳細には、摩擦溶接の自動化、ライン化が容易な摩擦溶
接方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアルミニウム等のごとき非鉄金属
の摩擦溶接を行う先行例として、特表平7−50509
0号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行例は、溶接す
べき第1,第2のワークの接合面に溶接工具のプローブ
を臨ませ、上記溶接工具を回転することによって上記プ
ローブと接合面との間に摩擦熱を発生させ、この摩擦熱
によって前記接合面を軟化し、溶接工具を備えた加工ヘ
ッドを接合面に沿って移動することによって前記接合面
の摩擦溶接を行うものであるが、先行例は単に摩擦溶接
を行う原理を開示するにすぎないものであり、第1,第
2のワークの摩擦溶接の自動化、ライン化をより容易に
行うにはさらに解決するべき問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発
明は、第1のワークと第2のワークとの接合部の摩擦溶
接を行う方法において、テーブルに備えた第1のローラ
によって当該テーブル上の第1のワークを移送し、テー
ブルに対して出没可能に備えたストッパー部材に当接
し、第1のワークの位置決めを行う(a)工程と、前記
第1のワークに対向して前記ストッパー部材の反対側の
テーブル上の第2のワークを第2のローラによって第1
のワーク側へ移送すると共に前記ストッパー部材を没入
し、第1,第2のワークの接合面を当接して位置決めす
る(b)工程と、第1,第2のワークの接合面に沿う方
向へ往復動可能に設けた溶接加工ヘッドに備えた溶接工
具のプローブを前記接合面に臨ませる(c)工程と、前
記溶接工具の回転により当該溶接工具のプローブと第
1,第2のワークの接合面との間に摩擦熱を発生せし
め、当該摩擦熱によって上記接合面の1部を軟化せしめ
つつ前記溶接加工ヘッドを接合面に沿って移動する
(d)工程の各工程によりなる摩擦溶接方法である。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、第1または第2の少なくとも一方のロー
ラに回転力を付与して、第1または第2のワークの少な
くとも一方のワークを当接面方向へ常時押圧付勢する工
程を有する摩擦溶接方法である。
【0006】請求項3に係る発明は、溶接すべきワーク
を支持するテーブルに対して出没可能のストッパー部材
と、このストッパー部材の一側方においてテーブル上に
載置された第1のワークを上記ストッパー部材方向へ移
送すべく作用する第1のローラと、前記ストッパー部材
の他側方においてテーブル上に載置された第2のワーク
を前記第1のワークの方向へ移送すべく作用する第2の
ローラと、上記第1,第2のワークの接合面との間に摩
擦熱を発生せしめるための溶接工具を備えかつ上記接合
面に沿う方向へ移動可能の溶接加工ヘッドと、を備えて
なる摩擦溶接装置である。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
発明において、第1,第2のローラに対して第1,第2
のワークを押圧自在の第1,第2の押圧ローラを備えて
なるものである。
【0008】請求項5に係る発明は、請求項3又は4に
記載の発明において、第1,第2のローラの回転力を制
御自在の回転力制御手段を備えてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、本例に係る摩
擦溶接装置1は溶接すべき板状の第1,第2ワークW
1,W2を支持する第1,第2のテーブル3A,3Bを
備えており、上記第1,第2のテーブル3A,3Bの間
には第1のワークW1の当接面を当接位置決めするため
のストッパー部材5がテーブル面に対して出没可能に設
けてある。上記ストッパー部材5をテーブル面に対して
出没するために、機台の1部1Aには例えばエアーシリ
ンダ、油圧シリンダ等のごとき適宜のアクチュエータよ
りなるストッパー出没移動装置7が装着してある。
【0010】前記第1,第2のテーブル3A,3Bはそ
れぞれ別個に設けても良く、一体に設けても良いもので
あり、前記ストッパー部材5は複数個所に設けることが
望ましいものである。
【0011】前記第1のテーブル3Aにおいて前記スト
ッパー部材5に近接した位置には、図1において第1の
ワークW1を左右方向へ移送可能の第1のローラ9Aが
回転自在に装着してあると共に複数の送材ローラ(図示
省略)が回転自在に装着してある。
【0012】前記第1のローラ9Aには、第1のローラ
9Aの回転力を制御自在の回転力制御手段11Aを介し
て駆動モータM1が接続してある。より詳細には、上記
回転力制御手段11Aは、例えば適宜のトルクリミッタ
等よりなるものであって、第1のローラ9Aに所定の負
荷が作用したときに、モータM1から第1のローラ9A
へ伝達されるトルクを制限する作用をなすものである。
【0013】なお、前記回転力制御手段11Aは、第1
のワークW1に第1のローラ9Aが接触した状態におい
て第1のローラ9Aが空転することを抑制するためのも
のであるから、モータM1としてサーボモータを使用
し、モータM1に入力する電流値を制御してモータM1
のトルクを制御する構成とすることも可能である。この
場合、モータM1のトルク制御を行うための構成が回転
力制御手段に相当するものであり、前記回転力制御手段
11Aを省略することも可能である。
【0014】なお、前記第1のテーブル3Aに備えた複
数の送材ローラは、前記第1のローラ9Aと連動するよ
うに、チエン,ベルト等を介して連動連結して設けるこ
とが望ましいが、別個のモータによって回転駆動する構
成としても良いものである。
【0015】前記第1のローラ9Aの回転によって第1
のワークW1の移送を行うとき、第1のワークW1を第
1のローラ9Aに押圧自在の第1の押圧ローラ13Aが
設けてある。上記第1の押圧ローラ13Aは、機台の1
部1Aに装着した押圧付勢手段15Aによって第1のロ
ーラ9A方向へ付勢されることにより、第1のワークW
1を第1のローラ9Aとの間に第1のワークW1を挾持
自在である。
【0016】より詳細には、前記押圧付勢手段15A
は、例えばエアーシリンダ等のごとき流体圧シリンダあ
るいはコイルバネ等のごとき弾性部材を利用した構成よ
りなるものである。
【0017】前記第2のテーブル3B側における各部の
構成は、前述した第1のテーブル3A側における各部の
構成と対称的であるので、同一機能を奏する構成部分に
は符号「A」に代えて「B」を付して表示することとし
て重複した説明は省略する。
【0018】前記ストッパー部材5の上方位置には、第
1,第2のワークW1,W2の移送方向(図1において
左右方向)に対して直交する前後方向(図1において紙
面に対して垂直な方向)へ移動可能の溶接加工ヘッド1
7が設けてある。
【0019】より詳細には、図2,図3に示すように、
前記ストッパー部材5の上方位置の機台の1部1Aには
前後方向のガイド部19が設けてあり、このガイド部1
9に前記溶接加工ヘッド17が往復動可能に支持されて
いる。なお、ガイド部19に沿って溶接加工ヘッド17
を往復動する駆動構成は、前記ガイド部19と平行に設
けたボールネジ(図示省略)をサーボモータによって回
転する構成となし、かつ溶接加工ヘッド17に備えたナ
ット部材を前記ボールネジに移動可能に螺合した構成
や、リニアモータを採用するなど種々の構成を採用する
ことができる。
【0020】前記溶接ヘッド17は、モータMによって
回転駆動されると共に上下動可能のスピンドル21を備
えており、このスピンドル21の下端部に備えたチャッ
クには、小径のプローブ23Pを備えた溶接工具23が
着脱可能に装着してある。
【0021】上記溶接工具23は、アルミニウム又はそ
の合金あるいは銅又はその合金等の非鉄金属等よりなる
前記第1,第2のワークW1,W2の接合面に摩擦熱を
発生せしめるためのもので、上記ワークW1,W2より
も硬度の大きな例えば工具鋼や超硬合金等よりなるもの
である。
【0022】以上のごとき構成において、ストッパー部
材5がテーブル3A,3Bの上面から没入した状態にあ
るときに、適宜の材料供給装置によって第1のワークW
1を第2のテーブル3B上に載置し、第2のテーブル3
Bに備えた送材ローラおよび第2のローラ9Bを回転
し、また第2の押圧ローラ13Bによって押圧して、第
1のワークW1を、図1において右方向の第1のテーブ
ル3A側へ移送する。この際、第1のローラ9A,第1
の押圧ローラ13A及び第1のテーブル3Aに備えた送
材ローラも送り方向へ回転して第1のワークW1を第1
のテーブル3A上に移送する。
【0023】そして、第1のワークW1の後端縁(図1
において左端縁)がストッパー部材5の上方位置を通過
したことを、機台の1部1Aに備えたセンサSによって
検出したときに、ストッパー部材5を上昇せしめてテー
ブル面から突出せしめると共に、第1のローラ9A等の
回転を停止し、第1のワークW1の右方向への移動を停
止する。その後、第1のローラ9Aや第1のテーブル3
Aに備えた送材ローラを逆回転して第1のワークW1の
後端縁を前記ストッパー部材5に当接し位置決めする。
【0024】すなわち、第1のワークW1の後端縁がス
トッパー部材5に当接したことを、例えばストッパー部
材5に備えた適宜センサ等によって検出したときに第1
のローラ9Aの回転を停止すると共に、第1の押圧ロー
ラ13Aによって第1のワークW1を第1のローラ9A
へ押圧し固定状態に保持する。そして、第1のワークW
1の位置決めを行った後にストッパー部材5をテーブル
面から没入する。
【0025】前述のごとく第1のワークW1の位置決め
を行っている間に、次に第2のワークW2を第2のテー
ブル3B上に載置し、図1において右方向へ移動して、
第1のワークW1の後端縁(当接面)に第2のワークW
2の前端縁(当接面)を当接する。
【0026】上述のごとく第1,第2のワークW1,W
2の当接面を当接し接合した状態にあるとき、溶接加工
ヘッド17におけるモータMを駆動してスピンドル21
を回転すると共に下降せしめて、当該スピンドル21の
下端部に備えた溶接工具のプローブ23Pを第1,第2
のワークW1,W2の接合面に臨ませると、上記接合面
の部分に対するプローブ23Pの回転により、ワークW
1,W2の接合面の部分とプローブ23Pとの間に摩擦
熱が発生し、この摩擦熱によって前記接合面の1部分が
軟化される。
【0027】上述のように接合面の1部分が軟化された
後、溶接工具のプローブ23Pを軟化部分に没入し、溶
接加工ヘッド17を接合面に沿って前後方向に移動する
と、接合面の軟化部分は次第に前後方向に移動する。そ
して、第1,第2のワークW1,W2の接合面の軟化し
た金属は、溶接工具の回転によってプローブ23Pの移
動方向の後側へ撹拌されながら移動され固化するので、
第1,第2のワークW1,W2の摩擦溶接が行われるも
のである。
【0028】上述のごとく第1,第2のワークW1,W
2の摩擦溶接を行った後、溶接後のワーク(製品)を図
1において右方向へ送り出した後、前述したごとき動作
を繰り返すことにより、第1,第2のワークW1,W2
の摩擦溶接を次々に行うことができるものである。ま
た、前述のごとき動作に準じた動作を行って、ワークを
次々に連結して溶接することも可能である。すなわち、
自動化,ライン化が容易である。
【0029】前述のごとく第1,第2のワークW1,W
2を当接せしめて摩擦溶接を行うとき、第1,第2のロ
ーラ9A,9Bのうち少なくとも一方のローラに所望の
回転力を付与して、少なくとも一方のワークを当接面方
向へ常時押圧付勢することにより、第1,第2のワーク
W1,W2の接合面を常に当接状態に保持することがで
きるので、一方のローラに回転力を付与して一方のワー
クを押圧付勢することが望ましいものである。
【0030】この場合、例えばモータM1を回転し第1
のローラ9Aを図1に示す矢印方向へ回転すべく回転力
を付与すると、第1のワークW1が停止した状態にある
から、トルクリミッタ等よりなる回転力制御手段11A
において回転力が制限されるので、第1のローラ9Aと
第1のワークW1との間に滑りを生じることがなく、第
1のワークW1に損傷を与えるようなことがないもので
ある。
【0031】上述のごとく、第1のローラ9Aによって
第1のワークW1を第2のワークW2側へ押圧付勢する
構成とする場合には、例えば第2のローラ9Bおよび第
2の押圧ローラ13Bを、ワンウエイクラッチ等を介し
て逆方向には回転不可能な構成となして、回転力制御手
段11Bを省略することも可能である。
【0032】なお、前記説明においては、第2のテーブ
ル3B上に第1のワークW1を載置し、第2のテーブル
3B上から第1のテーブル3A上へ第1のワークW1を
移送して位置決めを行うように説明したが、第1のワー
クW1を最初から第1のテーブル3A上に載置し、図1
において左方向へ送材してストッパー部材5に当接して
位置決めしても良いものである。すなわち、第1,第2
のテーブル3A,3B上に第1,第2のワークW1,W
2を個別に載置し、一方のワークの位置決めを行った後
に、他方のワークを当接し位置決めしてもよいものであ
る。
【0033】なお、前記説明においては、ストッパー部
材5を下側に設け、溶接加工ヘッド17を上側に設けた
場合の構成について説明したが、ストッパー部材5をテ
ーブルの上方に設け、溶接加工ヘッド17を下側に設け
る構成とすることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、請求項1に係る発明は、第1のワークと第2のワー
クとの接合部の摩擦溶接を行う方法において、テーブル
に備えた第1のローラによって当該テーブル上の第1の
ワークを移送し、テーブルに対して出没可能に備えたス
トッパー部材に当接し、第1のワークの位置決めを行う
(a)工程と、前記第1のワークに対向して前記ストッ
パー部材の反対側のテーブル上の第2のワークを第2の
ローラによって第1のワーク側へ移送すると共に前記ス
トッパー部材を没入し、第1,第2のワークの接合面を
当接して位置決めする(b)工程と、第1,第2のワー
クの接合面に沿う方向へ往復動可能に設けた溶接加工ヘ
ッドに備えた溶接工具のプローブを前記接合面に臨ませ
る(c)工程と、前記溶接工具の回転により当該溶接工
具のプローブと第1,第2のワークの接合面との間に摩
擦熱を発生せしめ、当該摩擦熱によって上記接合面の1
部を軟化せしめつつ前記溶接加工ヘッドを接合面に沿っ
て移動する(d)工程の各工程によりなる摩擦溶接方法
であるから、テーブル上においての第1のワークの位置
決め及び第1のワークに対する第2のワークの当接を自
動的に行うことができると共に、第1,第2のワークの
接合面の摩擦溶接を自動的に行うことができるものであ
る。
【0035】したがって、第1,第2のワークの摩擦溶
接の自動化及びライン化が容易なものである。
【0036】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、第1または第2の少なくとも一方のロー
ラに回転力を付与して、第1または第2のワークの少な
くとも一方のワークを当接面方向へ常時押圧付勢する工
程を有するものであるから、加工ヘッドに備えた溶接工
具のプローブが第1,第2のワークの接合面に臨んで移
動するとき、上記接合面を互いに離反せしめるべく作用
する場合であっても、上記接合面を常に当接状態に保持
することができ、良好な溶接を行うことができるもので
ある。
【0037】請求項3に係る発明は、溶接すべきワーク
を支持するテーブルに対して出没可能のストッパー部材
と、このストッパー部材の一側方においてテーブル上に
載置された第1のワークを上記ストッパー部材方向へ移
送すべく作用する第1のローラと、前記ストッパー部材
の他側方においてテーブル上に載置された第2のワーク
を前記第1のワークの方向へ移送すべく作用する第2の
ローラと、上記第1,第2のワークの接合面との間に摩
擦熱を発生せしめるための溶接工具を備えかつ上記接合
面に沿う方向へ移動可能の溶接加工ヘッドと、を備えて
なるものであるから、第1,第2のワークの接合面を正
確な位置に位置せしめて接合面の摩擦溶接を行うことが
できると共に、第1,第2のテーブル上を一方向へワー
クを移動することができ、摩擦溶接の自動化、ライン化
が容易なものである。
【0038】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
発明において、第1,第2のローラに対して第1,第2
のワークを押圧自在の第1,第2の押圧ローラを備えて
なるものであるから、第1,第2のローラとワークとの
間に滑りを生じることなくワークの移送を行うことがで
きると共に、第1,第2のワークの当接面の当接状態の
保持が容易なものである。
【0039】請求項5に係る発明は、請求項3又は4に
記載の発明において、第1,第2のローラの回転力を制
御自在の回転力制御手段を備えてなるものであるから、
第1,第2のワークの当接維持が容易であると共に、ワ
ークを当接面側へ押圧する際、ワークとローラとの間の
滑りを抑制でき、ワークの損傷を防止することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例に係る摩擦溶接装置においての第
1のワークの位置決めを概念的に示した説明図である。
【図2】同上の装置においての第1,第2のワークの当
接状態を概念的に示した説明図である。
【図3】同上の装置においての第1,第2のワークの溶
接状態を概念的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 摩擦溶接装置 3A,3B テーブル 5 ストッパー部材 9A,9B ローラ 11A,11B 回転力制御手段(トルクリミッター) 13A,13B 押圧ローラ 17 溶接加工ヘッド 21 スピンドル 23P 溶接工具のプローブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のワークと第2のワークとの接合部
    の摩擦溶接を行う方法において、 (a)テーブルに備えた第1のローラによって当該テー
    ブル上の第1のワークを移送し、テーブルに対して出没
    可能に備えたストッパー部材に当接し、第1のワークの
    位置決めを行う工程、 (b)前記第1のワークに対向して前記ストッパー部材
    の反対側のテーブル上の第2のワークを第2のローラに
    よって第1のワーク側へ移送すると共に前記ストッパー
    部材を没入し、第1,第2のワークの接合面を当接して
    位置決めする工程、 (c)第1,第2のワークの接合面に沿う方向へ往復動
    可能に設けた溶接加工ヘッドに備えた溶接工具のプロー
    ブを前記接合面に臨ませる工程、 (d)前記溶接工具の回転により当該溶接工具のプロー
    ブと第1,第2のワークの接合面との間に摩擦熱を発生
    せしめ、当該摩擦熱によって上記接合面の1部を軟化せ
    しめつつ前記溶接加工ヘッドを接合面に沿って移動する
    工程、 の各工程によりなることを特徴とする摩擦溶接方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、第1ま
    たは第2の少なくとも一方のローラに回転力を付与し
    て、第1または第2のワークの少なくとも一方のワーク
    を当接面方向へ常時押圧付勢する工程を有することを特
    徴とする摩擦溶接方法。
  3. 【請求項3】 溶接すべきワークを支持するテーブルに
    対して出没可能のストッパー部材と、このストッパー部
    材の一側方においてテーブル上に載置された第1のワー
    クを上記ストッパー部材方向へ移送すべく作用する第1
    のローラと、前記ストッパー部材の他側方においてテー
    ブル上に載置された第2のワークを前記第1のワークの
    方向へ移送すべく作用する第2のローラと、上記第1,
    第2のワークの接合面との間に摩擦熱を発生せしめるた
    めの溶接工具を備えかつ上記接合面に沿う方向へ移動可
    能の溶接加工ヘッドと、を備えてなることを特徴とする
    摩擦溶接装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の発明において、第1,
    第2のローラに対して第1,第2のワークを押圧自在の
    第1,第2の押圧ローラを備えてなることを特徴とする
    摩擦溶接装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の発明において、
    第1,第2のローラの回転力を制御自在の回転力制御手
    段を備えてなることを特徴とする摩擦溶接装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6352193B1 (en) 2000-08-01 2002-03-05 General Electric Company Apparatus for joining electrically conductive materials
CN105081552A (zh) * 2015-08-03 2015-11-25 黄山学院 防止薄板铝合金搅拌摩擦连接区连接过程中出现减薄效应的方法及装置
CN106166642A (zh) * 2015-12-29 2016-11-30 中国科学院沈阳自动化研究所 一种长焊缝焊接用移动送进工装
CN108890116A (zh) * 2018-07-28 2018-11-27 天津大学 用于大型结构件搅拌摩擦焊的双机加工装备

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