JPH10179870A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH10179870A
JPH10179870A JP8356139A JP35613996A JPH10179870A JP H10179870 A JPH10179870 A JP H10179870A JP 8356139 A JP8356139 A JP 8356139A JP 35613996 A JP35613996 A JP 35613996A JP H10179870 A JPH10179870 A JP H10179870A
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JP
Japan
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Withdrawn
Application number
JP8356139A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当り図柄(特定表示結果)の導出時点から
所定時間後に特定報知手段の報知動作を開始すること
で、特定遊技状態が発生するか否かのスリル感を遊技者
に与え得る弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 大当り図柄の導出時点から所定期間
(0.800秒)後に大当り報知を開始する。また、こ
の所定期間は、リーチ2における図柄の一旦停止期間
(0.480秒)及び始動記憶がある状態で外れ図柄の
導出後に始動記憶によって図柄を変動させるまでの期間
(0.750秒)よりも長く設定する。これにより、大
当り図柄の導出をリーチ2における一旦停止や、始動記
憶があるような場合にはあたかも始動記憶によって再度
変動が開始されてしまうのではないかと思わせることが
できるので、結果として特定遊技状態が発生するか否か
のスリル感を遊技者に与えることができ、遊技の興趣向
上が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示部の表示
結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者に
とって有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を
備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機としてのパチ
ンコ遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の可変
表示部で図柄を可変表示し、各可変表示部の表示結果が
予め定めた大当り図柄(特定表示結果)となったときに
特定遊技状態を発生して、遊技者に所定の遊技価値を付
与するようになっていた。また、パチンコ遊技機には、
大当り図柄の導出に伴って特定遊技状態の発生決定を遊
技者に報知する特定報知手段が設けられていた。具体的
に、このような特定報知手段は、装飾用のランプ・LE
D及びスピーカからなり、大当り図柄の導出に伴って装
飾用のランプ・LEDを点灯点滅制御すると共にスピー
カからファンファーレ等の音を出力することで、特定遊
技状態の発生決定を報知していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ような特定遊技状態の発生決定を報知するパチンコ遊技
機では、ランプ・LEDの点灯点滅制御及びスピーカか
らの音出力(特定報知手段の報知動作)を大当り図柄の
導出時点と同時に開始していた。このため、大当り図柄
の導出と共に特定報知手段の報知動作に基づいて、遊技
者は即座に特定遊技状態の発生決定が分かるようになっ
ていた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、大当り図柄(特定表示結
果)の導出時点から所定時間後に特定報知手段の報知動
作を開始することで、特定遊技状態が発生するか否かの
スリル感を遊技者に与え得る弾球遊技機を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、可変表示部
の表示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊
技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示
装置を備えた弾球遊技機において、前記特定表示結果の
導出時点から所定期間後に前記特定遊技状態の発生が決
定された旨を遊技者に報知する特定報知手段と、前記可
変表示部の変動を一旦停止した後に可変表示部を再変動
させて表示結果を導出制御する再変動制御手段と、を備
え、前記特定報知手段が報知動作を開始するまでの前記
所定期間は、前記再変動制御手段が前記可変表示部の変
動を一旦停止する期間よりも長く設定したことを特徴と
する。このように構成することにより、特定表示結果が
導出されても即座に特定遊技状態の発生決定を報知しな
いので、その特定表示結果の導出を一旦停止によるもの
だと思わせることができ、結果として特定遊技状態が発
生するか否かのスリル感を遊技者に与えることができ
る。
【0005】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2が採用した解決手段は、可変表示部の表示結果
が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとっ
て有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備え
た弾球遊技機において、前記特定表示結果の導出時点か
ら所定期間後に前記特定遊技状態の発生が決定された旨
を遊技者に報知する特定報知手段と、所定条件の成立に
基づいて前記可変表示部の変動を許容する変動許容手段
と、前記可変表示部の変動中に前記所定条件が成立する
とこれを可変表示部の始動記憶とする始動記憶手段と、
を備え、前記特定報知手段が報知動作を開始するまでの
前記所定期間は、前記始動記憶手段に始動記憶がある状
態で前記特定表示結果以外の表示結果の導出後に始動記
憶によって前記可変表示部を変動させるまでの期間より
も長く設定したことを特徴とする。このように構成する
ことにより、特定表示結果が導出されても即座に特定遊
技状態の発生決定を報知しないので、始動記憶があるよ
うな場合には、あたかも始動記憶によって再度変動が開
始されてしまうのではないかと思わせることができ、結
果として特定遊技状態が発生するか否かのスリル感を遊
技者に与えることができる。
【0006】なお、図1に示す特別可変表示装置40に
より、可変表示部(特別図柄表示部43〜45)の表示
結果が予め定めた特定表示結果(大当り図柄)となった
ときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る
本発明の可変表示装置の一例を構成している。
【0007】また、図1に示すセンターランプ48及び
飾りLED49〜52と、図2に示すスピーカ35とに
より、前記特定表示結果の導出時点から所定期間(0.
800秒)後に前記特定遊技状態の発生が決定された旨
を遊技者に報知する本発明の特定報知手段の一例を構成
している。
【0008】また、図9に示すリーチ2の変動制御によ
り、前記可変表示部の変動を一旦停止した後に可変表示
部を再変動させて表示結果を導出制御する本発明の再変
動制御手段の一例を構成している。
【0009】また、図15(B)に示す一旦停止の期間
設定により、前記特定報知手段が報知動作を開始するま
での前記所定期間を、前記再変動制御手段が前記可変表
示部の変動を一旦停止する期間(0.480秒)よりも
長く設定した本発明の構成を例示している。
【0010】また、図1に示す始動玉検出器7により、
所定条件の成立(入賞玉の検出)に基づいて前記可変表
示部の変動を許容する本発明の変動許容手段の一例を構
成している。
【0011】また、図1に示す特別図柄記憶表示LED
53により、前記可変表示部の変動中に前記所定条件が
成立するとこれを可変表示部の始動記憶とする本発明の
始動記憶手段の一例を構成している。
【0012】また、図15(C)に示す始動記憶に基づ
く変動開始までの期間設定により、前記特定報知手段が
報知動作を開始するまでの前記所定期間を、前記始動記
憶手段に始動記憶がある状態で前記特定表示結果以外の
表示結果(外れ図柄)の導出後に始動記憶によって前記
可変表示部を変動させるまでの期間(0.750秒)よ
りも長く設定した本発明の構成を例示している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技
盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す
正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発
射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状
に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領
域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、後述
する各特別図柄表示部43〜45での識別情報(以下、
特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を
可能にする特別可変表示装置40が配置されている。な
お、特別可変表示装置40の詳細な構成については後に
詳述するものである。
【0014】特別可変表示装置40の下方には、特別図
柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装
置4が配置されている。普通可変入賞球装置4は、ソレ
ノイド5によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大
入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6
a・6bを備え、いわゆるチューリップ型役物として構
成され、その普通可変入賞球装置4には入賞した打玉を
検出する始動玉検出器7が設けられている。なお、可動
翼片6a・6bが垂直(通常入賞口)位置のときも普通
可変入賞球装置4に入賞可能になっている。また、普通
可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、
変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶
され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED53によ
って表示されるようになっている。
【0015】また、特別可変表示装置40の左側方に
は、普通可変表示装置8が配置されている。普通可変表
示装置8は、その上端に玉通過口9を備えると共に該玉
通過口9の内部に備えた通過玉検出器10が通過玉を検
出することで、玉通過口9の下方に備えた普通図柄表示
器11での識別情報(以下、普通図柄という)の変動を
許容するようになっている。なお、普通図柄表示器11
は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞
球装置4の可動翼片6a・6bを所定時間が経過するま
で開放制御するものであるが、後述する確率変動(大当
り判定確率を通常時と異なる確率に変更した遊技状態)
が生じたときには、開放時間が長くなるように設定され
ている。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定
回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が普通
可変表示装置8に設けられた普通図柄記憶表示LED1
2によって表示されるようになっている。なお、特別可
変表示装置40の右側方には、普通可変表示装置8と同
一の外形形状を有する玉通過口部材13が配置されてお
り、該玉通過口部材13には、普通図柄記憶表示LED
12の配設位置に対応する部位に飾りLED14が設け
られている。
【0016】また、遊技領域3の下方部位には、誘導レ
ール2に沿ったほぼ円弧状の取付基板16を介して遊技
盤1に取り付けられた特別可変入賞球装置15が配置さ
れている。特別可変入賞球装置15の中央部には、特別
可変入賞口17が開設されており、該特別可変入賞口1
7は、ソレノイド18による開閉板19の可動によって
開閉制御されるようになっている。特別可変入賞口17
の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左側が特定
領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領域には、
入賞玉の検出により開閉板19を再度開成させることが
できる特定玉検出器20が設けられている。また、通常
領域には入賞玉を検出するために入賞玉検出器21も設
けられている。なお、特別可変入賞口17内の後面壁に
は、飾りLED22が設けられている。また、特別可変
入賞口17の下方には、特定遊技状態の発生に伴う開閉
板19の開閉サイクル数を表示する7セグメントタイプ
の回数表示器23と、入賞玉検出器21及び特定玉検出
器20によって検出された入賞玉数を表示する7セグメ
ントタイプの個数表示器24と、が設けられている。ま
た、取付基板16における特別可変入賞口17の左右の
各側方には、それぞれ入賞口25と飾りLED22とが
設けられており、取付基板16の左右の両端部には、そ
れぞれ入賞口26と飾りLED27とアタッカーランプ
28とが設けられている。なお、各入賞口25・26の
間には、円弧状の被覆部材29により前方が被覆された
玉通路30が形成されている。
【0017】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置15は、以下のように作動する。即ち、打
玉が普通可変入賞球装置4に入賞して始動玉検出器7を
ONさせると、特別可変表示装置40が変動を開始し、
一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図
柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが大当り
図柄(特定表示結果)となったときに特定遊技状態とな
る。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入
賞球装置15の開閉板19が所定期間(例えば、29
秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発
生するまで開放する(開放サイクル)ように設定され、
その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受
け止めるようになっている。そして、受け止められた打
玉が特定領域に入賞して特定玉検出器20をONする
と、開放サイクルの終了後再度上記した開放サイクルを
繰り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続権が成
立して開放サイクルを最高16回繰り返すことができる
ようになっている。また、遊技領域3を含む遊技盤1の
表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ31を内
蔵した風車32、アウト口33、バック玉防止部材3
4、等が設けられている。さらに、パチンコ遊技機に
は、特定遊技状態時あるいは特別図柄の変動時等にその
旨を報知する図示しない遊技効果LED、遊技効果ラン
プ、及びスピーカ35(符号のみ図2参照)が設けられ
ている。
【0018】なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限
らず以下に示す〜の制御のうちいずれか1つの制御
又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0019】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 次に、本実施形態の要部を構成する特別可変表示装置4
0の構成について説明する。特別可変表示装置40は、
前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板41を有
し、該取付基板41には、長方形状の窓開口が左・中・
右の3箇所に開設されたドラムカバー部材42aが設け
られ、さらに各窓開口を後方より一体で覆う透過性のド
ラムレンズ42bが設けられている。また、ドラムレン
ズ42bの後方には、外周に特別図柄が描かれた各回転
ドラム43a・44a・45aが配置されて、左・中・
右の各特別図柄表示部43〜45を構成している。な
お、各特別図柄表示部43〜45は、それぞれ上・中・
下の3図柄を停止表示するものである。また、回転ドラ
ム43a・44a・45aは、それぞれドラムモータ4
3b・44b・45b(図3参照)によって回転制御せ
しめられると共に、停止図柄を検出するためにドラムセ
ンサ43c・44c・45c(図3参照)が設けられて
いる。さらに、各回転ドラム43a・44a・45a内
には、それぞれ特別図柄を照明装飾するための左ドラム
ランプ43d、中ドラムランプ44d、及び右ドラムラ
ンプ45d(図3参照)が取り付けられており、これら
ドラムランプ43d・44d・45dは、各々、後述の
ドラムランプ回路69に接続されることで、その点滅点
灯動作が制御されるようになっている。
【0020】また、特別図柄表示部43〜45の上方に
は、入賞口46と、飾り図柄の可変表示を行う7セグメ
ントタイプの飾り図柄表示器47と、センターランプ4
8と、各飾りLED49〜52と、が設けられている。
一方、特別図柄表示部43〜45の下方には、特別可変
表示装置40の変動未消化分を記憶する特別図柄記憶表
示LED53と、センターランプ54と、が設けられて
いる。なお、特別可変表示装置40の変動未消化分を記
憶する最大数は、4個であり、このため、特別図柄記憶
表示LED53も4個設けられている。
【0021】ところで、上記特別図柄表示部43〜45
の各回転ドラム43a・44a・45aによって表示さ
れる左・中・右の特別図柄は、それぞれ「1〜15」の
15種類の図柄から構成されており、これら左・中・右
の図柄には、ランダム2(0〜14)が対応して設けら
れている(図7(A)参照)。大当り図柄の組合せは、
左・中・右の図柄が同一図柄にて揃った組合せであり、
この組合せは、ランダム3(0〜14)の値に基づいて
決定される(図6(A)参照)。また、大当り図柄のう
ち「1・3・5・7・9」のいずれかの図柄(以下、こ
れを確変図柄という)で揃ったもの(以下、これを確変
大当り図柄という)は、確率変動(これを確変ともい
う)を発生するようになっている。なお、以下の説明で
は、確変図柄以外の図柄を通常図柄といい、通常図柄で
揃ったものを通常大当り図柄という。
【0022】以上、特別可変表示装置40を含むパチン
コ遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、そ
れらの遊技装置は、図2及び図3に示す遊技制御回路に
よって制御される。図2及び図3は、遊技制御回路をブ
ロック構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RA
M、入出力回路を含むメイン及びサブの各基本回路60
a・60bによって制御されている。しかして、基本回
路60aは、図2に示すように、スイッチ入力回路61
を介して始動玉検出器7、通過玉検出器10、特定玉検
出器20、及び入賞玉検出器21からの検出信号が入力
され、アドレスデコード回路62から基本回路60aに
チップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時に
初期リセット回路63から基本回路60aにリセット信
号が与えられ、クロック用リセットパルス回路64から
各基本回路60a・60bにクロック用リセット信号が
与えられる。
【0023】一方、基本回路60aからは、以下の装置
及び回路に制御信号が与えられる。即ち、7セグLED
・LEDランプ回路65を介して回数表示器23、個数
表示器24、特別図柄記憶表示LED53、飾り図柄表
示器47、普通図柄表示器11、普通図柄記憶表示LE
D12、及び各飾りLED14・22・27・49〜5
2に制御信号が与えられ、ランプ・ソレノイド・情報出
力回路66を介してソレノイド5・18、風車ランプ3
1、センターランプ48・54、及びアタッカーランプ
28に制御信号が与えられ、音回路67を介してスピー
カ35に音信号が与えられる。また、基本回路60aか
らは、図3に示すように、サブ基本回路60b及びモー
タドライブ回路68を介してドラムモータ43b・44
b・45bに駆動信号が与えられ、サブ基本回路60b
及びドラムランプ回路69を介して各ドラムランプ43
d・44d・45dに制御信号が与えられる。また、各
ドラムセンサ43c・44c・45cによる停止図柄の
検出信号は、センサ入力回路70を介して各基本回路6
0a・60bに入力されるものである。また、基本回路
60aには、カードリーダー入出力回路71が接続さ
れ、該カードリーダー入出力回路71を介して賞球個数
信号、賞球個数信号コモン、当り信号、及び当り信号コ
モンが外部との間で入出力される。なお、上記ランプ・
ソレノイド・情報出力回路66からは、大当り情報や有
効始動情報等の情報やランプ制御データが外部に出力さ
れる。また、上記した装置や回路には、交流電源72a
及びヒューズ72bが接続されてなる電源回路72から
各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0024】次に、前記特別可変表示装置40による特
別図柄の変動動作について図4乃至図13に示すタイム
チャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、特別
可変表示装置40の変動動作に用いられるランダム数に
ついて説明する。特別可変表示装置40では、図4に示
すような4種類のランダム数が使用されており、これら
のランダム数は、大当り判定用のランダム1(0〜24
9)と、大当り以外での全図柄表示用のランダム2(左
・中・右の各図柄列毎に0〜14)と、大当り図柄配列
用のランダム3(0〜14)と、リーチ動作用のランダ
ム6(0〜19)と、から構成されている。ランダム1
・3は、それぞれ0.002秒毎に1ずつ加算されて変
動するランダム数であり、また、ランダム2・6は、そ
れぞれ0.002秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処
理の余り時間に1ずつ加算されて変動するランダム数で
ある。
【0025】そして、図5に示すように、ランダム1か
ら抽出された数値が「3」のときには大当りと判断さ
れ、リミッタなしの場合は、ランダム3のデータにより
図6(A)に示す通常時の大当り図柄選択テーブルAを
参照して大当りとなる図柄が決定され、これが回転ドラ
ム38a〜38cに表示される。また、リミッタありの
場合は、ランダム3のデータにより図6(B)に示すリ
ミッタ時の大当り図柄選択テーブルBを参照して大当り
となる図柄が決定され、これが回転ドラム38a〜38
cに表示される。一方、ランダム1から抽出された数値
が「3」以外のときにはハズレと判断され、リミッタな
しの場合は、ランダム2のデータにより図7(A)に示
す通常時の外れ図柄選択テーブルCを参照してハズレと
なる図柄が決定され、これが回転ドラム38a〜38c
に表示される。また、リミッタありの場合は、ランダム
2のデータにより図7(B)に示すリミッタ時の外れ図
柄選択テーブルDを参照してハズレとなる図柄が決定さ
れ、これが回転ドラム38a〜38cに表示される。た
だし、ランダム2の抽出において、偶然大当り図柄と一
致した場合には、中図柄のランダム2に「1」を加算し
て、外れ図柄にして表示するようになっている。なお、
上記した当り外れの決定は、通常確率時の場合であり、
確率の変更が行われた高確率時には、ランダム1から抽
出された値が「3・7・79・103・107」のいず
れかの値であるときに、大当りと判断されるようになっ
ている。また、上記したリミッタは、後で詳述する確率
変動を5回より多く連続して発生させないように働くも
のである。
【0026】次に、上記した各図柄選択テーブルA〜D
について図6及び図7を参照して説明する。先ず、通常
時の大当り図柄選択テーブルAは、図6(A)に示すよ
うに、ランダム3(0〜14)に対して「1・1・1」
〜「15・15・15」の大当り図柄を個々に対応させ
ている。これにより、大当り決定時にリミッタが働かな
い場合は、通常大当り図柄及び確変大当り図柄の中から
大当り図柄の種類が決定される。一方、リミッタ時の大
当り図柄選択テーブルBは、図6(B)に示すように、
ランダム3(0〜14)に対して通常大当り図柄のみを
対応させている。具体的には、「2・2・2」「4・4
・4」「6・6・6」「8・8・8」「10・10・1
0」の各大当り図柄に対してランダム3の乱数を2個ず
つ振り分けると共に、それ以外の通常大当り図柄に対し
てはランダム3の乱数を1個ずつ振り分けている。これ
により、大当り決定時にリミッタが働く場合は、確変大
当り図柄を除いた通常大当り図柄の中から大当り図柄の
種類が決定される。また、通常時の外れ図柄選択テーブ
ルCは、図7(A)に示すように、左・中・右のいずれ
の図柄列においても、ランダム2(0〜14)に対して
「1」〜「15」の図柄を個々に対応させている。これ
により、ハズレ決定時にリミッタが働かない場合は、通
常図柄及び確変図柄の中から外れ図柄の種類が決定され
る。一方、リミッタ時の外れ図柄選択テーブルDは、図
7(B)に示すように、左・中・右のいずれの図柄列に
おいても、ランダム3(0〜14)に対して通常図柄の
みを対応させている。具体的には、「2」「4」「6」
「8」「10」の各図柄に対してランダム2の乱数を2
個ずつ振り分けると共に、それ以外の通常図柄に対して
はランダム2の乱数を1個ずつ振り分けている。これに
より、ハズレ決定時にリミッタが働く場合は、確変図柄
を除いた通常図柄の中から外れ図柄の種類が決定される
ので、リーチ有りで外れるような場合でも確変リーチ以
外の通常リーチで外れる。つまり、確変図柄でのリーチ
はあり得ない。
【0027】なお、上記した各図柄選択テーブルB・D
では、ランダム3又はランダム2の振り分けに伴い
「2」「4」「6」「8」「10」の通常大当り図柄
(又は通常図柄)が決定され易い構成となるが、これに
限定するものではない。例えば、ランダム3(又はラン
ダム2)の乱数を「0〜29(30個)」に設定すれ
ば、リミッタが働かない場合(図柄が15種類)、リミ
ッタが働く場合(図柄が10種類)、いずれの場合にお
いてもランダム3(又はランダム2)を均等に振り分け
ることができ、結果として図柄種類毎の決定率を統一す
ることができる。また、大当り図柄選択用及び外れ図柄
選択用いずれのランダム数(ランダム3、ランダム2)
においても、リミッタが働く場合とリミッタが働かない
場合とで別々のランダム数を用いてもよい。例えば、リ
ミッタ時の大当り図柄選択用にランダム3′(0〜9)
を設けて、このランダム3′の乱数に対して通常大当り
図柄を個々に対応させてもよい。
【0028】また、特別図柄の具体的な変動は図8乃至
図10のタイムチャートに示すようになっている。な
お、左・中・右の各図柄列の変動は、図11に示すパタ
ーンに基づいて行われる。変動パターンAは、加速→一
定速→減速となる変動であり、変動パターンBは、1ス
テップ当り20mSの一定の変動であり、変動パターン
Cは、1ステップ当り20mS→24mS→26mSと
除々に減速していき最終的に28mSの一定速となる変
動であり、変動パターンDは、1ステップ当り28mS
の一定の変動である。先ず、図8において、普通可変入
賞球装置4に打玉が入賞して始動玉検出器7(図8中に
は、始動口入賞と記載)がONされ始動信号を導出する
と、その始動信号の立ち上がり時に各ランダム1・3か
らランダム数を抽出してこれらを格納する。その後、始
動信号の導出から微少時間(0.132秒)が経過した
ときに、格納したランダム1の値を読み出して当り外れ
を判定し、それと同時にランダム2の値を抽出する。な
お、このとき、ランダム1の値から当りを判定した場合
には、格納したランダム3の読み出しを行う。また、ラ
ンダム1・2の抽出に伴いリーチになる場合には、始動
信号の導出から0.134〜0.150秒後にランダム
6の値を抽出するものである。その後、始動信号の導出
から0.190秒が経過すると変動パターンAで左図柄
列の変動を開始させ、始動信号の導出から0.192秒
が経過すると変動パターンAで中図柄列の変動を開始さ
せ(図9参照)、また、始動信号の導出から0.194
秒が経過すると変動パターンAで右図柄列の変動を開始
させる。そして、左図柄列に対しては、変動開始から
6.300秒が経過すると、停止図柄の1図柄手前をセ
ットして0.160秒間変動パターンBで変動させた
後、図柄を停止表示させる。右図柄列に対しては、変動
開始から6.460秒が経過すると、停止図柄の5図柄
手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変動
させた後、図柄を停止表示させる。また、中図柄列に対
しては、図9に示すように、リーチ以外の場合では、変
動開始から7.260秒が経過すると、停止図柄の5図
柄手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変
動させた後、図柄を停止表示させる。なお、このような
左・中・右の各図柄列の変動において、確率変動時(高
確率時)には変動パターンAでの変動時間がそれぞれ
2.160秒、3.120秒、2.320秒に短縮され
る。
【0029】次に、リーチ変動について説明する。な
お、リーチ変動の種類は、上記した左・右の各停止図柄
によってリーチ図柄が構成された後の中図柄列のみのリ
ーチ変動(リーチ1・2)と、左・中・右の各図柄列を
同時に停止表示するリーチ変動(リーチ3)と、に大別
される。先ず、左・右の各停止図柄によってリーチ図柄
が構成された後の中図柄列のみのリーチ変動(リーチ1
・2)について説明する。図9において、リーチ1での
中図柄列に対しては、変動パターンAでの変動後、リー
チライン上に大当り図柄をセットして2.400秒間変
動パターンBで変動させ、その後、0.436〜9.6
20秒間変動パターンCで変動させて図柄を停止表示さ
せる。また、リーチ2での中図柄列に対しては、変動パ
ターンAでの変動後、リーチライン上に大当り図柄をセ
ットして2.400秒間変動パターンBで変動させ、そ
の後、4.468秒間変動パターンCで変動させて図柄
を一旦停止させる。そして、0.480秒間一旦停止し
た後、変動パターンDで0.560〜4.480秒間変
動させて図柄を停止表示させる。一方、左・中・右の各
図柄列を同時に停止表示するリーチ変動(リーチ3)で
は、図10に示すように、各図柄を変動パターンAで
6.460秒間変動させた時点で中央ラインに「7・7
・7」をセットし、その後3.348〜7.828秒間
変動パターンCで変動させて全図柄を一斉に停止表示さ
せる。ただし、表示結果がハズレとなる場合は、最後に
中図柄だけを変動させて左右の停止図柄からずらすよう
になっている。なお、本実施形態では、リーチ状態(変
動)を最終停止図柄(中図柄)以外の図柄が確定した段
階で大当りになる可能性がある状態(リーチ1・2)
と、全図柄(左・中・右の図柄)が同期して変動する状
態(リーチ3)と、をリーチ状態としているが、これに
限定するものではない。例えば、キャラクタ図柄の表示
によって大当りを決定するような構成とした場合には、
そのキャラクタ図柄の表示態様の変化度合い等に応じて
リーチ状態を決定してもよい。
【0030】次に、上記した各種リーチ1〜3の選択制
御を図12乃至図14を参照して説明する。リーチ選択
制御の処理プロセスは、図13のフローチャートに示す
ように、先ず、遊技状態が確率変動中のもの(特別遊技
状態)であるか否かを判別する(S1)。S1で確率変
動中でないと判別した場合は、次に、始動入賞に伴って
導出以前に決定する表示結果が大当り図柄であるか否か
を判別する(S2)。S2で表示結果を大当り図柄に決
定した場合は、通常時の大当り用リーチ選択テーブルを
利用してリーチ選択を行う(S3)。一方、S2で表示
結果を外れ図柄に決定した場合は、次に、その外れ図柄
はリーチを含むか否かを判別する(S4)。S4でリー
チを含まないと判別したときはそのままメインフローに
復帰する一方、リーチを含むと判別したときは、その外
れリーチが大当りに対する±1図柄ズレのものであるか
否かを判別する(S5)。S5で±1図柄ズレであると
判別したときは、通常時の±1図柄ズレのハズレ用リー
チ選択テーブルを利用してリーチ選択を行う(S6)。
また、S5で±1図柄ズレ以外であると判別したとき
は、通常時の±1図柄ズレ以外のハズレ用リーチ選択テ
ーブルを利用してリーチ選択を行う(S7)。
【0031】また、上記したS1で確率変動中であると
判別した場合は、次に、始動入賞に伴って導出以前に決
定する表示結果が大当り図柄であるか否かを判別する
(S8)。S8で表示結果を大当り図柄に決定した場合
は、高確率時の大当り用リーチ選択テーブルを利用して
リーチ選択を行う(S9)。一方、S8で表示結果を外
れ図柄に決定した場合は、次に、その外れ図柄はリーチ
を含むか否かを判別する(S10)。S10でリーチを
含まないと判別したときはそのままメインフローに復帰
する一方、リーチを含むと判別したときは、その外れリ
ーチが大当りに対する±1図柄ズレのものであるか否か
を判別する(S11)。S11で±1図柄ズレであると
判別したときは、高確率時の±1図柄ズレのハズレ用リ
ーチ選択テーブルを利用してリーチ選択を行う(S1
2)。また、S11で±1図柄ズレ以外であると判別し
たときは、高確率時の±1図柄ズレ以外のハズレ用リー
チ選択テーブルを利用してリーチ選択を行う(S1
3)。
【0032】ところで、上記した通常時及び高確率時の
リーチ選択テーブルは、図12(A)(B)に示すよう
に、「大当り」「ハズレ(±1図柄)」「ハズレ(±1
図柄以外)」における各種リーチ1〜3へのランダム6
の振り分けによって設定されている。具体的に、図12
(A)に示す通常時のリーチ選択テーブルおいて、表示
結果が大当りとなる場合及び±1図柄ズレのハズレとな
る場合では、各々、リーチ1はランダム6の抽出値が
「18・19」(2個の乱数)のいずれかのときに選択
され、リーチ2はランダム6の抽出値が「12〜17」
(6個の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3
はランダム6の抽出値が「0〜11」(12個の乱数)
のいずれかのときに選択される。また、表示結果が±1
図柄ズレ以外のハズレとなる場合では、リーチ1はラン
ダム6の抽出値が「10〜19」(10個の乱数)のい
ずれかのときに選択され、リーチ2はランダム6の抽出
値が「3〜9」(7個の乱数)のいずれかのときに選択
され、リーチ3はランダム6の抽出値が「0〜2」(3
個の乱数)のいずれかのときに選択される。
【0033】一方、図12(B)に示す高確率時のリー
チ選択テーブルおいて、表示結果が大当りとなる場合で
は、リーチ1はランダム6の抽出値が「19」(1個の
乱数)のときに選択され、リーチ2はランダム6の抽出
値が「14〜18」(5個の乱数)のいずれかのときに
選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が「0〜1
3」(14個の乱数)のいずれかのときに選択される。
表示結果が±1図柄ズレのハズレとなる場合では、リー
チ1はランダム6の抽出値が「18・19」(2個の乱
数)のいずれかのときに選択され、リーチ2はランダム
6の抽出値が「12〜17」(6個の乱数)のいずれか
のときに選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が
「0〜11」(12個の乱数)のいずれかのときに選択
される。また、表示結果が±1図柄ズレ以外のハズレと
なる場合では、リーチ1はランダム6の抽出値が「10
〜19」(10個の乱数)のいずれかのときに選択さ
れ、リーチ2はランダム6の抽出値が「2〜9」(8個
の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3はラン
ダム6の抽出値が「0・1」(2個の乱数)のいずれか
のときに選択される。
【0034】次に、上記した通常時及び高確率時におけ
るリーチ1〜3毎の大当り信頼度について説明する。リ
ーチ1〜3毎の大当り信頼度は、以下に示す(1)の計
算式から算出される。
【0035】 大当り信頼度(%)=〔/(++)〕×100 …(1) :そのリーチの出現によって大当りになる確率=(大
当り用リーチ選択テーブルでのランダム6の振り分け
率)×(大当り確率) :そのリーチの出現によって±1図柄ズレのハズレに
なる確率=(±1図柄ズレのハズレ用リーチ選択テーブ
ルでのランダム6の振り分け率)×(ハズレ確率)×
(リーチとなる確率)×(ハズレリーチのうち±1図柄
ズレとなる確率) :そのリーチの出現によって±1図柄ズレ以外のハズ
レとなる確率=(±1図柄ズレ以外のハズレ用リーチ選
択テーブルでのランダム6の振り分け率)×(ハズレ確
率)×(リーチとなる確率)×(ハズレリーチのうち±
1図柄ズレ以外となる確率) 図13に示す通常時のリーチ3を例に挙げて具体的な計
算を説明すると、 =(12/20)×(1/250)=0.0024 =(12/20)×(249/250)×(1/1
5)×(3/15)=0.007968 =(3/20)×(249/250)×(1/15)
×(12/15)=0.007968 となる。このため、通常時におけるリーチ3の大当り信
頼度は、前記(1)の計算式より13.1%となる。同
様にして算出した通常時及び高確率時におけるリーチ1
〜3毎の大当り信頼度は、図12(A)(B)に示す通り
である。即ち、通常時におけるリーチ1〜3の大当り信
頼度は、それぞれ1.4%、5.0%、13.1%とな
り、高確率時におけるリーチ1〜3の大当り信頼度は、
それぞれ3.5%、16.8%、51.7%となる。こ
れによって、各種リーチ1〜3における大当り信頼度の
比率は、通常時で1:3.6:9.4となる一方、高確率
時で1:4.8:14.8となる。なお、各種リーチ1〜
3の出現率(%)は、図13に示すように〔(++
)/(=リーチとなる確率)〕×100の計算式か
ら算出できる。このように、本実施形態では、リーチ3
を大当り信頼度の高いスーパーリーチとして設定すると
共に、確率変動(特別遊技状態)に伴う高確率時とそれ
以外の通常時とで各種リーチ1〜3における大当り信頼
度の比率を異なって設定している。このため、特別遊技
状態中には、各種リーチ1〜3に対する大当りの期待感
に変化を持たせることができ、ひいては遊技の興趣向上
を可能にしている。また、具体的な構成として、特別遊
技状態中では、スーパーリーチの大当り信頼度の比率を
通常時に比べて大幅に向上しているため、スーパーリー
チに対する期待感を強烈にアピールすることができる。
なお、リーチ3は、信頼度が最も高いスーパーリーチで
あると共に、±1図柄ズレの惜しいハズレになり易いリ
ーチとなっている。このため、特別遊技状態が発生する
と、通常時では惜しくもハズレとなっていたリーチが大
当りになり易くなるので遊技の射幸性が向上できる。
【0036】次に、大当り図柄の導出に伴う各種構成部
材の動作について図15(A)〜(C)を参照して説明
する。図15(A)に示すように、最終停止図柄である
中図柄の停止によって大当り図柄が導出されると、その
導出時点から0.800秒後にセンターランプ48及び
飾りLED49〜52が点灯点滅動作を開始することで
大当り報知(特定遊技状態の発生決定の報知)を行い、
その大当り報知用の点灯点滅動作を8.000秒間行っ
た後に終了する。なお、このような大当り報知は、スピ
ーカ35から音(例えば、ファンファーレ)を出力する
ことでも行われる。また、センターランプ48及び飾り
LED49〜52は、特定遊技状態中にも点灯点滅動作
を行い、スピーカ35からは特定遊技状態中用のBGM
を出力することで、特定遊技状態を照明装飾と音楽とに
よって盛り上げるようになっている。そして、センター
ランプ48及び飾りLED49〜52による大当り報知
用の点灯点滅動作が終了すると、これと同時に特定遊技
状態が開始される。特定遊技状態は、特別可変入賞球装
置15(特別可変入賞口17)の29.500秒間の開
放動作を継続権の成立に伴い最高16回繰り返すことで
行われる。また、特別可変入賞球装置15の開放間隔
(2.000秒)は、役物連続作動装置の作動有効時間
として設定されている。
【0037】ところで、上記した大当り図柄の導出時点
から大当り報知を開始するまでの期間(0.800秒)
は、前記リーチ2における図柄の一旦停止期間(0.4
80秒)よりも長く設定され(図15(B)参照)、さ
らには、図15(C)に示すように、始動記憶がある状
態で外れ図柄の導出(信号Aに基づくもの)後に始動記
憶(信号B)によって図柄を変動させるまでの期間
(0.750秒)よりも長く設定されている。このよう
に本実施形態では、大当り図柄が導出されても即座に特
定遊技状態の発生決定を報知せず、大当り図柄の導出時
点から0.800秒後に大当り報知するので、その大当
り図柄の導出をリーチ2における一旦停止や、始動記憶
があるような場合にはあたかも始動記憶によって再度変
動が開始されてしまうのではないかと思わせることがで
き、結果として特定遊技状態が発生するか否かのスリル
感を遊技者に与えるようになっている。
【0038】また、特定遊技状態による特別可変入賞球
装置15の開放動作において、入賞玉が特定玉検出器2
0に入賞した場合、言い換えれば継続権が成立した場合
には、図16(A)に示すように、特定玉検出器20へ
の入賞から所定時間(0.032〜0.080秒)後に
大当り図柄を上下振動して表示することにより、継続権
が成立した旨を遊技者に報知するようになっている。大
当り図柄の上下振動は、0.060秒間(0.125図
柄分)の変動と0.060秒間(0.125図柄分)の
逆変動とを1つの変動パターンとして、この変動パター
ンを6回繰り返すことで行われている。また、特別可変
入賞球装置15の開放中に特定玉検出器20上で玉を貯
留し、特別可変入賞球装置15の閉鎖後に特定玉検出器
20を玉が通過する構造になっている場合は、この大当
り図柄を上下振動させる表示により、次の特別可変入賞
球装置15の開放を予告報知すると共にその開放タイミ
ングを示唆することができ、遊技者の打ち込み無駄を省
くことができる。
【0039】また、始動記憶に伴う図柄の変動動作は、
図16(B)(C)に示すようになっている。特定遊技状
態の終了後に始動記憶がある場合には、図16(B)に
示すように、特別可変入賞口17の閉鎖から10.19
0秒後に図柄変動が開始される。なお、この場合、特別
可変入賞口17の閉鎖から10.132秒後に、格納し
たランダム1の値の読み出し及び判定を行うと共に、ラ
ンダム2の抽出を行う。また、このとき、大当りを判定
したときには、格納したランダム3の読み出しを行う。
一方、変動の結果が外れ図柄の組合せとなった後に始動
記憶がある場合では、図16(C)に示すように、中図
柄の変動が停止して0.750秒が経過すると、左・中
・右の各図柄列の変動が順次開始される。なお、この場
合、中図柄の変動停止から0.692秒後に、格納した
ランダム1の値の読み出し及び判定を行うと共に、ラン
ダム2の抽出を行う。また、このとき、大当りを判定し
たときには、格納したランダム3の読み出しを行う。
【0040】次に、前記普通図柄表示器11に表示され
る普通図柄について説明する。普通図柄は、図17
(A)に示すように、「0・1・3・5・7・9」の6
種類であり、1図柄の表示時間を0.128秒とした1
周期(0.768秒)で変動表示される。また、これら
の普通図柄に対しては、図17(B)に示すように、
0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定用のランダ
ム4(3〜13)と、0.002秒毎に1ずつ加算され
且つ割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄
表示用のランダム5(0〜5)と、が設けられている。
ランダム5(0〜5)の各ランダム数は、図18(A)
に示すように、「0・1・3・5・7・9」の各普通図
柄に対応して設けられている。また、ランダム4(3〜
13)からのランダム数の抽出において、図17(C)
に示すように、「3」の値が抽出されて当りと判定され
ると、普通図柄表示器11にランダム5データの「4」
に対応する「7」の当り図柄を表示して普通可変入賞球
装置4を所定時間開放する。一方、ランダム4で「3」
以外の値が抽出されて外れと判定されると、ランダム5
データを抽出し、この値に対応する外れ図柄を普通図柄
表示器11に表示する。なお、ランダム4で外れと判定
されたにも関わらずランダム5で抽出された値が偶然に
も当り図柄となる場合、即ちランダム5データが「4」
であるときには、ランダム5データの「5」に対応する
「9」の外れ図柄を普通図柄表示器11に表示するもの
である。なお、上記ランダム4からの抽出データの判定
は、当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、ラ
ンダム4から抽出された値が「3〜12」のうち何れか
の値で当りと判定する一方、それ以外の「13」の値で
外れと判定するようになっている。
【0041】次に、上記した普通図柄表示器11での普
通図柄の変動動作を図18(B)〜(D)及び図19
(B)の各タイムチャートに基づいて説明する。先ず、
図19(B)において、通過玉検出器10(同図中に
は、普通図柄用ゲートの通過と記載)がONすると、こ
れと同時にランダム4の抽出及び格納を行う。その後、
通過玉検出器10のONから所定時間(0.002秒)
が経過すると、格納したランダム4の読み出し及び判定
を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、通過玉
検出器10のONから0.004秒後に、27.008
秒間普通図柄を変動する。なお、このような普通図柄の
変動時間(27.008秒)は、低確率時のものであ
り、高確率時には、普通図柄の変動時間は5.120秒
に短縮される。また、上記した変動において普通図柄が
外れとなった後に通過玉検出器10の通過記憶がある場
合には、図18(B)に示すように、普通図柄の停止よ
り1.002秒後に格納したランダム4の読み出し及び
判定を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、普
通図柄の停止より1.004秒後に普通図柄の変動を開
始する。一方、低確率時において普通図柄が当りとなる
場合には、図18(C)に示すように、普通図柄の停止
と同時に普通可変入賞球装置4(同図中には、普通可変
入賞口と記載)を0.500秒間開放し、その後、普通
可変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、格納し
たランダム4の読み出し及び判定を行うと共にランダム
5の抽出を行う。そして、通過玉検出器10の通過記憶
がある場合には、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.
004秒後に再度普通図柄の変動を開始する。また、高
確率時において普通図柄が当りとなる場合には、図18
(D)に示すように、普通図柄の停止と同時に普通可変
入賞球装置4(同図中には、普通可変入賞口と記載)を
2.000秒間開放し、その後、4.000秒間閉鎖し
た後、再度普通可変入賞球装置4を2.000秒間開放
する。そして、通過玉検出器10の通過記憶がある場合
には、2度目の普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.0
02秒後に、格納したランダム4の読み出し及び判定を
行うと共にランダム5の抽出を行った後、その0.00
2秒後に、再度普通図柄の変動を開始する。
【0042】次に、前記特別図柄及び普通図柄の当り確
率が確率変動する動作を図19(A)に基づいて説明す
る。図19(A)において、特別可変表示装置40(同
図中には、条件装置と記載)の各特別図柄表示部43〜
45に「1」「3」「5」「7」「9」のいずれかの確
変図柄が揃った大当り図柄が導出されると、これに基づ
いて確変制御が実行される。確率変動の具体的な制御
は、確変図柄による特定遊技状態(条件装置の作動)の
終了を契機に当り確率を高確率に変動させ、その後、次
の特定遊技状態が発生すると、これを契機に当り確率を
通常確率に戻す。そして、このような特定遊技状態の終
了及び発生を契機とした(特に終了時点及び発生時点に
限定せず、特定遊技状態の発生又は終了に関連して)当
り確率の変動を再度繰り返すことで合計2回の確変制御
を行う。また、このような確変制御では、確変中に再度
確変図柄で大当りしたときはその大当り以後新たに2回
の確変制御が行われるものである。なお、確率変動の連
続回数は、前記リミッタの働きによって最高で4回まで
に強制制御されるようになっている。即ち、大当り決定
時にリミッタが働いた場合は、前述したように確変大当
り図柄を除いた大当り図柄選択テーブルBから大当り図
柄の種類を決定することで強制的に確率変動の更新を禁
止して、初回大当りを含んだ大当りの連続回数が最高で
5回になるように制御している。
【0043】以上のように、本実施形態では、大当り図
柄の導出時点から所定期間(0.800秒)後に大当り
報知を開始する構成となっており、また、この所定期間
は、リーチ2における図柄の一旦停止期間(0.480
秒)及び始動記憶がある状態で外れ図柄の導出後に始動
記憶によって図柄を変動させるまでの期間(0.750
秒)よりも長く設定している。このため、大当り図柄の
導出をリーチ2における一旦停止や、始動記憶があるよ
うな場合にはあたかも始動記憶によって再度変動が開始
されてしまうのではないかと思わせることができるの
で、結果として特定遊技状態が発生するか否かのスリル
感を遊技者に与えることができ、遊技の興趣向上を招来
するようになっている。なお、本実施形態では、大当り
報知の動作を、センターランプ48及び飾りLED49
〜52の点灯点滅動作とすると共にスピーカ35からの
音出力としているが、これに限定するものではない。例
えば、大当り報知用に別途液晶表示器を設けたり、ある
いは普通図柄表示器11等に大当り報知機能を併合させ
て、カウントダウン表示等によって大当り報知を行って
もよい。また、大当り報知動作は、特定遊技状態の発生
時点で終了するものに限らず、特定遊技状態の発生以後
もしばらく継続的に行うものであってもよい。また、大
当り図柄の導出時点から大当り報知を開始するまでの所
定期間については、実施形態中の0.800秒に限定す
るものではなく、図柄の一旦停止期間又は始動記憶があ
る状態で外れ図柄の導出後に始動記憶によって図柄を変
動させるまでの期間よりも長く設定したものであればよ
い。
【0044】また、本実施形態では、各図柄選択テーブ
ルA〜Dを用いることで、当り外れ毎の図柄種類の選択
を通常時とリミッタ時とで異なった選択を行うようにな
っている。これにより、リミッタが働いた状態で大当り
図柄の種類を決定する際には、強制的に通常大当り図柄
を選択するので、確率変動の連続回数は最高で4回に、
また初回大当りを含んだ大当りの連続回数は最高で5回
に強制終了するようになっている。このため、確率変動
の更新に伴う長期間に亘る確変期間の延長がないので、
遊技場に多大な損害を与えることがない。また、確変大
当り図柄の導出後に直接リミッタを働かせて確変しない
ようにする構成と違い、遊技者に不信感を与えることが
ない。さらには、ハズレ決定時にリミッタが働く場合、
確変図柄以外の通常図柄で外れ図柄の種類を決定するの
で、確変大当りしそうな演出となる確変リーチハズレも
なく、より一層自然にリミッタを働かせることができ
る。
【0045】なお、本実施形態では、確率変動の表示上
の突入率及び終了率を決定する確変図柄の割合を1/3
(全15図柄中の5図柄)に設定すると共に、確率変動
の更新回数を2回としているが、これに限らず、例え
ば、確変図柄の割合を1/2(全20図柄中の10図
柄)に設定して確変更新回数を1回としてもよい。ま
た、初回大当りを含んだ大当りの連続回数が最高でも5
回になるようにリミッタを働かせる構成となっている
が、これに限定せず、大当りの最高連続回数が予め定め
た所定回数に規制できるようにリミッタを働かせるもの
であればよい。さらには、特別図柄表示用の特別可変表
示装置をLED表示器等の画像表示装置によって構成
し、リミッタが働くときは、確変図柄を除いた通常図柄
のみを表示することで、確変大当り図柄及び確変リーチ
ハズレの導出を回避するようにしてもよい。また、リミ
ッタが働いた場合、必ずしも確変図柄以外の通常図柄の
みを表示させる構成としなくてもよく、表示する確変図
柄で大当り図柄及びリーチ図柄を構成しない(又はリー
チ変動態様による演出をしない)ようにすればよい。ま
た、リミッタが働くときの報知、上限値の表示、あるい
は残り連続回数の表示、などをしてもよい。
【0046】また、上記した実施形態は、本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。例えば、特別図柄の変動を行う特別可変表示装
置を回転ドラムで構成しているが、特にこれに限定する
ものではなく、CRT、LCD、LED、VFD、E
L、あるいはプラズマ等の表示器や、ルーフ式又はベル
ト式で構成することも可能である。また、弾球遊技機の
構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変
表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所
定の表示結果となると特定遊技状態が発生して可変入賞
球装置を開放する弾球遊技機(これを俗に第1種とい
う)を例示しているが、特にこれに限定するものではな
く、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置
での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示
結果となると権利発生状態となり、この状態で特定領域
に打玉が入賞すると特定遊技状態が発生する弾球遊技機
(これを俗に第3種という)であっても良い。即ち、始
動玉検出器の打玉の検出に伴って可変表示装置での識別
情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果とな
ると作動する可変入賞球装置を備えた弾球遊技機(例え
ば、俗にいう一般電役を含む)であればよい。また、弾
球遊技機全体をLCD表示器等の表示装置にて構成す
る、即ち「打玉」「可変入賞球装置」等の構成部材を疑
似的に表示器に表示することで弾球遊技機を構成するこ
とも可能である。なお、この場合では、賞球の払出しを
得点等で代行しても良い。
【0047】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1) 可変表示部の表示結果が予め定めた特定表示結
果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を
発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機において、
前記可変表示装置に表示結果を導出する以前にその表示
結果を決定する表示結果決定手段と、前記特定表示結果
のうち予め定めた特別表示結果が導出されるとこれに基
づいて特別遊技状態(確率変動)を発生させる特別遊技
発生手段と、前記特別遊技状態の発生期間を計測する期
間計測手段と、を備え、前記表示結果決定手段は、前記
期間計測手段による計測値が予め定めた特定計測値とな
った場合、前記特定表示結果であるか否かに拘らず、少
なくとも前記特別表示結果となり得るリーチ状態を含ま
ない表示結果を決定すること(又はリーチ変動態様をし
ないこと)を特徴とする。このように構成することによ
り、特別遊技状態を強制終了させることで、遊技場に多
大な損害を与えることがない。また、特別表示結果が導
出された状態で特別遊技状態を発生させないようにする
構成と違い、遊技者に不信感を与えることがなく、さら
には、特別表示結果となりそうな演出となるリーチも出
現させないので、より一層自然に特別遊技状態を強制終
了させることができる。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、可変表示部の表示結
果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にと
って有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備
えた弾球遊技機において、前記特定表示結果の導出時点
から所定期間後に前記特定遊技状態の発生が決定された
旨を遊技者に報知する特定報知手段と、前記可変表示部
の変動を一旦停止した後に可変表示部を再変動させて表
示結果を導出制御する再変動制御手段と、を備え、前記
特定報知手段が報知動作を開始するまでの前記所定期間
は、前記再変動制御手段が前記可変表示部の変動を一旦
停止する期間よりも長く設定したことを特徴とする。こ
のように構成することにより、特定表示結果が導出され
ても即座に特定遊技状態の発生決定を報知しないので、
その特定表示結果の導出を一旦停止によるものだと思わ
せることができ、結果として特定遊技状態が発生するか
否かのスリル感を遊技者に与えることができる。ひいて
は遊技の興趣向上が可能になる。
【0049】また、本発明の請求項2においては、可変
表示部の表示結果が予め定めた特定表示結果となったと
きに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る可
変表示装置を備えた弾球遊技機において、前記特定表示
結果の導出時点から所定期間後に前記特定遊技状態の発
生が決定された旨を遊技者に報知する特定報知手段と、
所定条件の成立に基づいて前記可変表示部の変動を許容
する変動許容手段と、前記可変表示部の変動中に前記所
定条件が成立するとこれを可変表示部の始動記憶とする
始動記憶手段と、を備え、前記特定報知手段が報知動作
を開始するまでの前記所定期間は、前記始動記憶手段に
始動記憶がある状態で前記特定表示結果以外の表示結果
の導出後に始動記憶によって前記可変表示部を変動させ
るまでの期間よりも長く設定したことを特徴とする。こ
のように構成することにより、特定表示結果が導出され
ても即座に特定遊技状態の発生決定を報知しないので、
始動記憶があるような場合には、あたかも始動記憶によ
って再度変動が開始されてしまうのではないかと思わせ
ることができ、結果として特定遊技状態が発生するか否
かのスリル感を遊技者に与えることができる。ひいては
遊技の興趣向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図3】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図4】特別図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表
図である。
【図5】選択されたランダム数によって特別図柄の当り
外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャ
ートである。
【図6】同図(A)は通常時の大当り図柄選択テーブル
Aを示す一覧表図であり、同図(B)はリミッタ時の大
当り図柄選択テーブルBを示す一覧表図である。
【図7】同図(A)は通常時の外れ図柄選択テーブルC
を示す一覧表図であり、同図(B)はリミッタ時の外れ
図柄選択テーブルDを示す一覧表図である。
【図8】左・右の各図柄の変動動作を示すタイムチャー
トである。
【図9】リーチ以外及びリーチ1・2での中図柄の変動
動作を示すタイムチャートである。
【図10】リーチ3での左・中・右の各図柄の変動動作
を示すタイムチャートである。
【図11】図柄の変動パターンを示す一覧表図である。
【図12】同図(A)は通常時の各種リーチに対して当
り外れ毎に振り分けられるランダム6を示す一覧表図で
あり、同図(B)は高確率時の各種リーチに対して当り
外れ毎に振り分けられたランダム6を示す一覧表図であ
る。
【図13】リーチ選択制御の処理プロセスを示すフロー
チャートである。
【図14】リーチ時におけるリーチパターンの出現率と
そのリーチでの大当り信頼度とを示す計算式である。
【図15】同図(A)は大当り図柄の導出に伴う各種構
成部材の動作を示すタイムチャートであり、同図(B)
はリーチ2での図柄の一旦停止期間を示すタイムチャー
トであり、同図(C)は始動記憶によって図柄変動が開
始されるまでの期間を示すタイムチャートである。
【図16】同図(A)はV入賞に伴って図柄が上下振動
する動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は特
定遊技状態の終了後に特別図柄記憶表示LEDに記憶が
ある場合での特別図柄の変動動作を示すタイムチャート
であり、同図(C)は特別図柄の変動停止後に特別図柄
記憶表示LEDに記憶がある場合での特別図柄の変動動
作を示すタイムチャートである。
【図17】同図(A)は普通図柄の種類を示す説明図で
あり、同図(B)は普通図柄に用いられる各種ランダム
数の一覧表図であり、同図(C)は選択されたランダム
数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明す
るための簡単なフローチャートである。
【図18】同図(A)は普通図柄とランダム5との関係
を示す一覧表図であり、同図(B)は通過記憶がある場
合での普通図柄の変動停止後に再度普通図柄が変動を開
始する動作を示すタイムチャートであり、同図(C)は
低確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普通可変入
賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであり、同図
(D)は高確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普
通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであ
る。
【図19】同図(A)は確変図柄での大当りに伴う確変
制御の動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は
通過玉検出器での打玉の検出に伴う普通図柄の変動動作
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 普通可変入賞球装置 7 始動玉検出器(変動許容手段) 8 普通可変表示装置 10 通過玉検出器 11 普通図柄表示器 12 普通図柄記憶表示LED 15 特別可変入賞球装置 19 開閉板 20 特定玉検出器 21 入賞玉検出器 23 回数表示器 24 個数表示器 35 スピーカ(特定報知手段) 40 特別可変表示装置(可変表示装置) 43〜45 特別図柄表示部(可変表示部) 47 飾り図柄表示器 48 センターランプ(特定報知手段) 49〜52 飾りLED(特定報知手段) 53 特別図柄記憶表示LED(始動記憶手段) 60a・60b 基本回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示部の表示結果が予め定めた特定
    表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技
    状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機にお
    いて、 前記特定表示結果の導出時点から所定期間後に前記特定
    遊技状態の発生が決定された旨を遊技者に報知する特定
    報知手段と、 前記可変表示部の変動を一旦停止した後に可変表示部を
    再変動させて表示結果を導出制御する再変動制御手段
    と、を備え、 前記特定報知手段が報知動作を開始するまでの前記所定
    期間は、前記再変動制御手段が前記可変表示部の変動を
    一旦停止する期間よりも長く設定したことを特徴とする
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 可変表示部の表示結果が予め定めた特定
    表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技
    状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機にお
    いて、 前記特定表示結果の導出時点から所定期間後に前記特定
    遊技状態の発生が決定された旨を遊技者に報知する特定
    報知手段と、 所定条件の成立に基づいて前記可変表示部の変動を許容
    する変動許容手段と、 前記可変表示部の変動中に前記所定条件が成立するとこ
    れを可変表示部の始動記憶とする始動記憶手段と、を備
    え、 前記特定報知手段が報知動作を開始するまでの前記所定
    期間は、前記始動記憶手段に始動記憶がある状態で前記
    特定表示結果以外の表示結果の導出後に始動記憶によっ
    て前記可変表示部を変動させるまでの期間よりも長く設
    定したことを特徴とする弾球遊技機。
JP8356139A 1996-12-24 1996-12-24 弾球遊技機 Withdrawn JPH10179870A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269191A (ja) * 2010-09-08 2010-12-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2011245101A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2012065682A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Takao Co Ltd 遊技機
JP2014180456A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Sankyo Co Ltd 遊技機

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