JPH10179764A - 生体活性成分層を有する貼付材 - Google Patents

生体活性成分層を有する貼付材

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JPH10179764A
JPH10179764A JP35529996A JP35529996A JPH10179764A JP H10179764 A JPH10179764 A JP H10179764A JP 35529996 A JP35529996 A JP 35529996A JP 35529996 A JP35529996 A JP 35529996A JP H10179764 A JPH10179764 A JP H10179764A
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component layer
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patch
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JP35529996A
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Yoshiaki Mitsuda
由明 満田
Masaharu Taniguchi
政晴 谷口
Masaaki Miyata
昌亮 宮田
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Kyowa KK
Original Assignee
Kyowa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩こり,腰痛,打撲などの筋肉疲労,筋肉
痛,筋肉炎症を解消する生体活性成分層を有する貼付材
を得ること。 【解決手段】 微弱電流を発生するトルマリン粉末
(a)と、遠赤外線を放射する海藻炭粉末または炭化珪
素粉末または珪酸塩を主成分とする鉱石粉末(b)と、
核外電子4つを有する元素周期律表IVb族の半導体結晶
粉末(c)のうち、(a)と(b),(a)と(c),
(b)と(c)または(a)と(b)と(c)を主成分
とする生体活性成分層2を支持体1上にまたは支持体1
間に設けた構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、皮膚もしくは皮
膚に直接接する下着に、貼着または縫いつけ、あるいは
ベルトや粘着テープ等での固定により、電気的,電子
的,生化学的な作用を施し皮膚下の血行をよくし、例え
ば肩こり,腰痛,打撲などの筋肉疲労,筋肉痛,筋肉炎
症を解消する生体活性成分層を有する貼付材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体の皮膚に接触させて、電気
的,電子的,生化学的な作用により皮膚下の血行をよく
し、肩こり,腰痛,打撲などの筋肉疲労,筋肉痛,筋肉
炎症を解消する方法は大別して、磁力によるもの,遠赤
外線によるもの,電気刺激によるもの,半導体の電子的
刺激によるもの,物理的な刺激によるもの等が種々提供
されている。
【0003】このうち磁力によるものとしては、粘着テ
ープの中央部に直径数mm程度の方形状,円盤状,半球
状の磁石小片を有するものが、例えば実開昭49−88
595号公報,実開昭52−46595号公報,特開昭
58−94864号公報等に示されている。
【0004】また、遠赤外線によるものとしては、遠赤
外線を放射するセラミック片を粘着テープや粘着パット
に貼りつけたものがある。
【0005】さらに、電気刺激を与えるものとしては、
トルマリンと電気絶縁性のセラミックを混合して成型
し、焼成してなるセラミック治療体が特開平4−317
66号公報に、またトルマリンとセラミック等の誘導体
物質を混合して造粒固化し、あるいは粒状物の表面に塗
布固化して、絆創膏のような粘着片の中央付近にこの造
粒物を貼着したものが特開平4−236968号公報に
示されている。
【0006】さらにまた、半導体の電子的刺激によるも
のとしては、ゲルマニウムの固形片あるいはゲルマニウ
ムと他金属例えば錫,アンチモン,インジウム,リン等
との混合物を焼結したゲルマニウム電子治療体が特公昭
58−48186号公報,特開昭61−128982号
公報,特開昭62−183774号公報などに開示され
ている。
【0007】一方、物理的な刺激によるものとしては、
金属やプラスチックやゴムの突起状物を粘着テープの中
央部付近に設けるなどしたものが考えられる。
【0008】ところで、これらが例えば筋肉疲労,筋肉
痛,筋肉炎症などを解消できる理由は、微弱電流による
刺激や磁力線による刺激あるいは極微量放射線による刺
激の場合は直接的または間接的に、体表面の圧痛点(つ
ぼ)でいわゆる電気信号に転換されて、神経細胞を形成
する膜の内と外との電位に変化を与える。この変化が神
経刺激と呼ばれるもので、この刺激が脳に伝達され、自
律神経を介して体の機能調整作用を促すと考えられてい
る。例えば、体の分泌作用を調整したり、炎症部の筋組
織や毛細血管の収縮を促し、疼痛を抑えたり、ある場合
は毛細血管の一過性の拡張を生じさせ、血流を増加させ
て白血球毒素の排除を容易にして、肩こり,腰痛,打撲
などを解消することができるとされている。
【0009】一方、遠赤外線による刺激および物理的な
刺激(圧力や熱)は、所望の体表面を適宜刺激すること
によって細胞を温め刺激箇所の血行をよくし、新陳代謝
を促進するとともに、脳波のα波の発生を促して筋緊張
や精神的ストレスをときほぐすことができるとされてい
る。
【0010】さらに半導体の電子的刺激は半導体が持つ
電子移動現象が皮膚面に接触すると筋肉内の静電気と電
気的に流通路を形成する。即ち、細胞膜に対峙している
プラスとマイナスのイオンや血液や体液に残るH+ プロ
トンが障害の原因となった時、この半導体がマイナス電
子を与えて中和***すると共にアルカリ化を促進し、ひ
いては酸素の活性化と供給を高める。また臓器などが故
障して電位の工程を生じた場合などでも、この半導体が
電子を与えて正常に戻し、循環代謝機能を促進し身体を
健康に保つとされている。
【0011】このように考えると、鍼治療も灸も按摩も
磁石治療も遠赤外線治療も微弱電気刺激も極微量放射線
刺激も、半導体の電子的刺激も直接,間接の違いはある
が、結局はみな身体の所望の箇所に適度な温熱作用かも
しくは神経刺激を促すための療法であって、身体に刺激
を生じさせる手段が違うというだけであり、治療効果の
大きさは当然のことながら、複数の手段によるこれらの
同時刺激が最も効果的なものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】即ち、これらのうち、
微弱電流や磁力や極微量放射線の刺激によるものは、微
弱電流や磁力線や極微量放射線の放射によって神経系統
を刺激して治療効果をあげるものであり、遠赤外線また
は物理的な刺激によるものは遠赤外線放射や物理的押圧
による身体への温熱作用により治療効果をあげるもので
あり、さらに半導体の電子的刺激は半導体の電子移動現
象を利用してマイナスのイオンを身体に与えて体内の老
廃物質であるH+ イオンと反応させ、これをH2O とし
て体外に排出させて治療効果をあげるものであるから、
それぞれの効果はどうしてもそれぞれの手段が及ぶ範囲
内に限定されてしまうという不都合があるのである。
【0013】例えば、神経系統に刺激を与えるものとし
て数ミクロンのトルマリン微結晶粉末を単体で用いた場
合、トルマリン微結晶粉末は、人体からの熱エネルギー
を吸収してこれを遠赤外線に変換する働きも有するが、
主として結晶体の片方の端末にプラス電極、他方にマイ
ナス電極をもち、マイナス電極からプラス電極に向けて
絶えず電子を流し続ける、即ち、静電気を発生し続ける
作用を有する。そしてこの静電気が身体の水分にふれて
軽い電気分解を起こしプラスイオンとマイナスイオンに
分離すると共にマイナスイオンが人体の皮膚の電気抵抗
の低いところ即ち「ツボ」を直接的に刺激し、末梢血管
に程良い刺激を与え、末梢血液循環を改善したり、自律
神経を正常にしたりする効果を与える。しかし、一方に
おいて、遠赤外線の放射等による温熱作用がもたらす血
行促進や筋肉疲労の解消及びα脳波発生促進といった効
果の点では今一つ期待できないという問題点がある。
【0014】この発明は上記した従来技術の問題点,即
ち生体活性成分の単体使用による電気刺激、または温熱
作用あるいは半導体による電子的刺激のみといった限界
を解消し、これらの相乗作用による神経細胞へのより適
度な強さの効果的かつ持続的な効果例えば電気的刺激
と温熱作用の相乗効果または電気的刺激と電子的刺激
による相乗効果あるいは電子的刺激と温熱作用の相乗
効果さらには電気的刺激と温熱作用と電子的刺激の相
乗効果を得ることができる生体活性成分層を有する貼付
材を得ることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る生体活性
成分層を有する貼付材は、微弱電流を発生させるトルマ
リン粉末(a)と、遠赤外線を放出する,海藻炭粉末ま
たは炭化珪素粉末あるいは珪酸塩を主成分とする鉱石粉
末(b)と、核外電子4つを有する元素周期律表IVb
族の半導体結晶粉末(c)のうち、(a)と(b),
(a)と(c),(b)と(c),または(a)と
(b)と(c)とを混合して得た生体活性成分を含有す
る生体活性成分層を支持体上に、または2枚の支持体間
に設けてなるものであって、発明者らはこれをテープ状
またはシート状とすることにより、微弱電流と遠赤外線
の相乗効果または遠赤外線と電子移動の相乗効果または
微弱電流と電子移動の相乗効果あるいは微弱電流と遠赤
外線と電子移動の相乗効果による適度な神経刺激を人体
に与え得ることに成功したのである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面により詳述
する。図1はこの発明のテープ形状の生体活性成分層を
有する貼付材の一実施の形態を示す縦断側面図、図2は
この発明のシート形状の生体活性成分層を有する貼付材
の一実施の形態を示す縦断側面図、図3,図4はそれぞ
れこの発明のテープ形状の生体活性成分層を有する貼付
材の他の実施の形態を示す縦断側面図、図5,図6はこ
の発明のシート形状の生体活性成分層を有する貼付材の
他の実施の形態を示す縦断側面図であって、図中1は支
持体、2は生体活性成分層、3は生体活性成分、4は離
型紙、5は粘着剤層、6は背面処理層を示す。
【0017】ここにおいて、図1,図3,図4はテープ
形状の生体活性成分層を有する貼付材を示し、ロール状
にこの貼付材を重ね巻きしたときに被着体に貼着するた
めの粘着剤層5または粘着性を有する生体活性成分層2
が接面する支持体1の背面にシリコーン系またはフッ素
系の背面処理層(レリーズ層)6を設けて、剥離を容易
にするように形成されている。
【0018】また、図2,図5,図6はシート形状の生
体活性成分層2を有する貼付材を示し、人体等被貼着体
に貼着するための粘着剤層5または粘着性を持たせた生
体活性成分層2の表層にシリコーン系またはフッ素系の
離型剤がコートされた離型紙4が目的以外のものへの貼
着防止のために設けられる。目的体への貼着に際しては
この離型紙4をはがして貼着する。
【0019】次に、図1〜図6に示す支持体1は、和紙
またはPP,PET,PE,アセテート,PVC,ウレ
タン等のプラスチックフィルム,プラスチック発泡シー
ト,不織布、さらには、綿,レーヨン,アセテート,P
P,PET,PEを素材とする布帛,天然ゴム,合成ゴ
ム,熱可塑性ゴムからつくられたゴムシート,金属箔,
金属蒸着フィルムまたはこれらの複合体等が用いられ
る。
【0020】一方、生体活性成分層2は、図1,図2,
図4,図6に示すとおり支持体1上に、また図3,図5
に示すとおり2枚の支持体1間に設けられるが、この生
体活性成分層2は微弱電流を発生するトルマリン粉末
(a)と遠赤外線を放出する海藻炭粉末または炭化珪素
粉末もしくは珪酸塩を主成分とする鉱石粉末(b)と、
核外電子4つを有する元素周期律表IVb族の半導体結
晶粉末(c)との組み合わせのうち、(a)と(b),
(a)と(c),(b)と(c),(a)と(b)と
(c)など少なくとも2つを混合してなる。
【0021】即ち、ここでいうトルマリン粉末(a)と
は、基本的には硼素を含む珪酸塩鉱物で、3[NaX3
Al6 (BO33 Si618(OH9 F)4 ](X=
Mg,Fe,Liなど)の化学式で示される0.2μm
〜50μmの電気石と呼ばれる鉱物の微結晶粒子であっ
て、細かく粉砕された電気石の結晶が多数の電極をつく
り、プラスとマイナスの電極間に電磁場を作り出して微
弱電流を発生させる。
【0022】一方、生体活性成分3のもう一つの構成成
分である遠赤外線を放射することのできる海藻炭粉末ま
たは炭化珪素粉末もしくは珪酸塩を主成分とする鉱石粉
末(b)のうち、海藻炭粉末は海藻を炭化させて作った
天然炭化物で海藻中に含まれるミネラルが作り出す金属
イオンが4μm〜20μm範囲の遠赤外線波長を体温
(35℃)付近の常温で効率よく放射し、温熱効果を発
揮させることができる0.2μm〜50μmの粉末であ
る。
【0023】また、炭化珪素粉末は、SiCが96%以
上で、他にSiO2 ,Al23 ,Fe等を組成分とす
るもので、長年研磨剤として用いられてきたが、通常で
の遠赤外線を効率よく放出し温熱効果を得ることができ
ることがわかってきた。
【0024】さらに珪酸塩を含む鉱石粉末(b)として
は、蛇紋石,角閃石,ジルコニウムの珪酸塩鉱石(ジル
コン)のうち1種または2種以上を混合した鉱石粉末が
選択される。ここでいう蛇紋石とは蛇紋岩の主要構成鉱
物、主としてアンチゴライトまたはクリソタイルあるい
は両者の集合体であり、その組成分にはSiO2 略40
%、MgO略38%の他、TiO2 ,Al23 ,Fe
O,Fe23 ,MnO等を含む。角閃石はカクセン石
群の中で単斜晶系に属する一群の鉱物であって、(C
a,Na,K)2-3(Mg,Fe,Al)5[(Si,A
l)2 Si6 ]O22(OH)2 の化学式で示される。な
お、組成分としてはSiO2 が略42%、Al23
略12.5%、MgOが略11.3%、CaOが略1
0.9%のものである。ジルコニウムの珪酸塩鉱石(ジ
ルコン)はZrSiO4 の組成で示されるもので、組成
分がSiO2 が略34%、ZrO2 略66%のものであ
る。
【0025】これらの珪酸塩を含む鉱石粉末(b)、即
ち蛇紋石,角閃石,ジルコニウムの珪酸塩鉱石(ジルコ
ン)は常温付近で4μm〜20μmの遠赤外線を効率よ
く放射する。従ってこれらの粉末は生体活性成分層2中
にあって、例えばトルマリン粉末または半導体結晶粉末
あるいはこの両者が組み合わされて、トルマリン粉末ま
たは半導体結晶粉末あるいはこれらのブレンドのみでは
作用効果が得られにくい温熱効果を発揮したり、他の遠
赤外線放射物質である海藻炭粉末や炭化珪素粉末とあら
かじめブレンドされて温熱効果のよりよい相乗効果を発
揮したりすることもできる。
【0026】なお、これらの鉱石粉末(b)、即ち蛇紋
石,角閃石,ジルコニウムの珪酸塩鉱石(ジルコン)を
それぞれブレンドし(b)として用いる場合、または海
藻炭粉末または炭化珪素粉末と2種ブレンドして(b)
として用いる場合、あるいはこれらを含む3種以上のブ
レンド粉末を(b)として用いる場合の混合比率は特に
限定されるものではないが1種類が最低でも30%を超
える量にブレンドされることが望ましい。即ち1種の混
合比が30%以下では、粘着剤またはベースインキ,塗
料に混合する生体活性成分量の制限からトルマリンや半
導体結晶粉末との混合割合によっては相対的に1種の混
入量が低下することになり、せっかくの混入効果を小さ
くしてしまうので好ましくないからである。
【0027】次に、生体活性成分(3)としてあげられ
る核外電子4つを有する元素周期律表IVb族の半導体
結晶粉末(c)は、炭素(C),シリコン(Si),ゲ
ルマニウム(Ge),錫(Pb),ハフニウム(Hf)
であって、このうちゲルマニウム粉末はセンアエン鉱,
シメンドウ鉱,リュウヒドウ鉱,硫化鉱物,石炭等より
得ることができる。ただし、石炭は燃焼させた煙灰を原
料とする。
【0028】これら元素周期律表IVb族の半導体結晶
粉末(c)は、皮膚面に接触すると筋肉内の静電気と電
気的に流通路を形成し、神経系統を刺激して末梢血液循
環をよくしたり、体内の老廃物質を排除したりする。ま
たこれらは生体活性成分層2中にあって、トルマリン粉
末や遠赤外線放射物質と組み合わされてよりよい相乗効
果を発揮することもできる。
【0029】さらに、これら元素周期律表IVb族の半
導体結晶粉末(c)、即ち、炭素,シリコン,ゲルマニ
ウム,錫,ハフニウムはそれぞれ単体でトルマリン粉末
あるいは海藻炭粉末または炭化珪素粉末と組み合わせて
用いることもできるが、単体使用で電子移動度が低い様
な場合には、これらの半導体2種以上をあらかじめブレ
ンドして用いることもできる。なお、半導体結晶粉末
(c)をブレンドする場合のこれらの混合比率は特に限
定されるものではないが、1種類が最低で30%を超え
る量にブレンドされることが望ましい。即ち、1種の混
合比が30%以下では、粘着剤またはベースインキ,塗
料に混合する生体活性成分量の制限からトルマリンや海
藻炭粉末または炭化珪素粉末との混合割合によっては相
対的に1種の混入量が低下することになり、せっかくの
混入効果を小さくしてしまうので好ましくないからであ
る。
【0030】一方、生体活性成分3の混合比率、即ち
(a)と(b),(a)と(c),(b)と(c),ま
たは(a)と(b)と(c)との混混合比率は混合され
る(a),(b),(c)がそれぞれ少なくとも10%
以上の混合比率を持つように混合されることが望まし
い。混合物質比(a),(b),(c)のうちいずれが
10%以下であっても、それぞれの効果及び併用効果を
発揮しにくいからである。
【0031】次に、生体活性成分層2について述べれ
ば、生体活性成分層2は粘着性を持たせることも、非粘
着性とすることもできるが、図1,図2に示す粘着性を
持つ生体活性成分層2については、あらかじめ混合され
た生体活性成分3を熱可塑性ゴム,天然ゴム,合成ゴ
ム,アクリル樹脂,ポリウレタン樹脂,メチルセルロー
ス,カラヤゴム,ポリイソブチレン,吸水性高分子等を
主ポリマーとする溶剤系,水系,ホットメルト系,ドラ
イブレンド系(パテ状を含む)の粘着剤中に均一に混合
分散してこれを支持体1上に塗布またはすり込みあるい
は貼り合わせて得られる。なお、この場合の粘着剤に対
する生体活性成分3の混合比は粘着剤のポリマー100
重量部に対して10部〜200重量部が推奨される。こ
の理由は、10部以下の添加量では生体活性成分本来の
効果が得られにくいからであり、200部以上では粘着
剤としての働きをもする生体活性成分層2の粘着効果が
得られにくい他、生体活性成分3の主成分のひとつとし
てトルマリンを選択した場合などでは、トルマリンの結
晶同志が接近しすぎて、反対符号の電極同志で互いに打
ち消し合って静電気の発生を妨害することがないようト
ルマリン粒子間を電気絶縁するという粘着剤のもう一つ
の効果が得られにくくなるからである。
【0032】一方、生体活性成分層2を非粘着性とする
場合は、あらかじめ混合された生体活性成分3をPV
C,PE,PP,ウレタン,ポリエチレングリコール,
EVA,SIS,SBS,SEBS等の熱可塑性樹脂ま
たはゴムをビヒクルとするインクまたは塗料中に均一に
混合分散したものを支持体1上に塗布またはすり込みあ
るいは貼り合わせて得ることができる(図4,図6)。
なお、生体活性成分3のインクまたは塗料中への含有量
はビヒクル100重量部に対して10〜200重量部が
適当である。10重量部以下では生体活性成分の効果が
得られにくく、200重量部以上では塗料またはインク
皮膜がもろくなり、ヒビ割れ等が生じるのでは好ましく
ない。
【0033】さらに図3,図5に示すごとく、生体活性
成分層2を2枚の支持体層1間に設ける場合は、この生
体活性成分層2を一方の支持体1上に設けた後他の支持
体1をこの生体活性成分層2上に重ね合わせて得ること
ができる。また、生体活性成分層3を含有する粘着剤が
ホットメルト系である場合には、熱圧着により他の支持
体1を貼り合わすことにより得られる。
【0034】また、生体活性成分層2が非粘着または微
粘着であるような場合には、図4,図6に示すように生
体活性成分層2上に被着体に貼着するための粘着剤層5
を設けることができる。この場合の粘着剤は通常の医療
用グレードとして用いられるもの、例えばアクリル系粘
着剤,ポリウレタン系粘着剤,天然ゴムまたは合成ゴム
系粘着剤,吸水性高分子を主成分とする粘着剤などが推
奨される。一方、生体活性成分層2が支持体1間にサン
ドイッチされているような場合には、図3,図5に示す
ように少なくとも一方の支持体1の他面に被着体に貼着
するための粘着剤層5を設ける。なお、被着体が人体で
ある場合には、カブレなどに配慮した医療用の粘着剤が
選定されることはいうまでもない。
【0035】このようにして得られたこの発明のテープ
状(図1,図3,図4),またはシート状(図2,図
5,図6)貼付材は、必要な長さ,幅,形状に切断また
は裁断されて使用に供される。
【0036】
【実施例】
実施例1 表1の生体活性成分配合表No.1の配合物をアセテー
トクロスの支持体上に厚さ略60μm塗布した後、幅1
cm、長さ5cmのテープ状にカットしてサンプル1を
得た。このサンプル1を自動車事故後遺症を持つ被験者
の肩甲間部に1日1回サンプルを変えて2日間貼着し、
経過観察を行ったところ、表2の実験例1の結果を得
た。
【0037】実施例2 表1の生体活性成分配合表No.2の配合物をアルミ蒸
着フィルムとアセテートクロスの支持体間に、略60μ
mの厚さに設けると共にアセテートクロス面にアクリル
粘着剤を塗布した後、幅1cm,長さ5cmのテープ状
にカットしてサンプル2を得た。このサンプル2を細か
い手作業での肩こり症状をもつ被験者の項部に1日1回
サンプルを変えて2日間貼着し、経過観察を行ったとこ
ろ、表2の実験例2の結果を得た。
【0038】実施例3 表1の生体活性成分配合表No.3の配合物をアセテー
トクロスの支持体上に厚さ略60μm塗布した後、幅1
cm,長さ5cmのテープ状にカットしてサンプル3を
得た。このサンプル3をジョギング等による前脛骨筋の
圧痛をもつ被験者の前脛骨筋部に1日1回サンプルを変
えて3日間貼着し、経過観察を行ったところ、表2の実
験例3の結果を得た。
【0039】実施例4 表1の生体活性成分配合表No.4の配合物をアセテー
トクロスの支持体上に厚さ略60μm塗布して、生体活
性成分層を形成し、次いでこの生体活性成分層上に医療
用に用いるアクリル系粘着剤を10μm塗布した後、幅
1cm,長さ5cmのテープ状にカットしてサンプル4
を得た。このサンプル4をゴルフで足首捻挫した被験者
の患部に1日1回サンプルを変えて3.5日間貼着し、
経過観察を行ったところ、表2の実験例4の結果を得
た。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】表2の各実験例の結果に見られるように、
この発明の生体活性成分層を有する貼付材はいずれも肩
こりや筋肉疲労や筋肉痛を解消する効果を有するもので
あった。
【0043】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明の生体活性成
分層を有する貼付材は微弱電流と遠赤外線または半導体
電子移動と遠赤外線または微弱電流と半導体電子移動あ
るいはこれら3つの相乗効果即ち適宜かつ持続的な電気
的刺激と温熱作用の相乗効果、電気的刺激と電子的刺激
による相乗効果、電子的刺激と温熱作用の相乗効果さら
にはこれら3つの組み合わせ効果により、人体のツボを
刺激し、細胞を活性化させたり血行を促進させたりする
結果、 自律神経を正常化する 身体の緊張感を和らげ、神経をリラックスさせる 疲労した筋肉の代謝物中の老廃物を取り除き、正常な
新陳代謝を行う 肩こりなどの筋肉疲労,腰痛などの筋肉痛や打撲によ
る筋肉炎症を解消する などの効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の生体活性成分層を有する貼付材のテ
ープ形状の一実施の形態を示す縦断側面図である。
【図2】この発明の生体活性成分層を有する貼付材のシ
ート形状の一実施の形態を示す縦断側面図である。
【図3】この発明の生体活性成分層を有する貼付材のテ
ープ形状の他の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図4】この発明の生体活性成分層を有する貼付材のテ
ープ形状のさらに異なる実施形態を示す縦断側面図であ
る。
【図5】この発明の生体活性成分層を有する貼付材のシ
ート形状の他の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図6】この発明の生体活性成分層を有する貼付材のシ
ート形状のさらに異なる実施形態を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 支持体 2 生体活性成分層 3 生体活性成分 4 離型紙 5 粘着剤層 6 背面処理層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微弱電流を発生させるトルマリン粉末
    (a)と、遠赤外線を放射する,海藻炭粉末または炭化
    珪素粉末あるいは珪酸塩を主成分とする鉱石粉末(b)
    と、核外電子4つを有する元素周期律表IVb族の半導
    体結晶粉末(c)のうち、(a)と(b),(a)と
    (c),(b)と(c),または(a)と(b)と
    (c)とを混合して得た生体活性成分を含有する生体活
    性成分層を支持体上に、または2枚の支持体間に設けて
    なることを特徴とする生体活性成分層を有する貼付材。
  2. 【請求項2】 遠赤外線を放射する珪酸塩が主成分の鉱
    石粉末(b)が蛇紋石,角閃石,ジルコニウムの珪酸塩
    鉱石(ジルコン)のうちの1つまたは2つ以上を混合し
    た鉱石粉末であることを特徴とする請求項1記載の生体
    活性成分層を有する貼付材。
  3. 【請求項3】 生体活性成分層が生体活性成分を含有す
    る粘着剤層であって、粘着剤ポリマー100重量部に対
    して10〜200重量部の生体活性成分を含有した粘着
    剤からなることを特徴とする請求項1または2記載の生
    体活性成分層を有する貼付材。
  4. 【請求項4】 支持体上に設けられた生体活性成分層が
    非粘着の生体活性成分層であって、この生体活性成分層
    上に被着体に貼着するための粘着剤層が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の生体活性成分
    層を有する貼付材。
  5. 【請求項5】 生体活性成分層が支持体間に設けられた
    シート状物であって、少なくとも一方の支持体の他面に
    被着体に貼着するための粘着剤層が設けられていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生体活性
    成分層を有する貼付材。
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