JPH10179517A - 眼科画像処理装置及び眼科画像処理方法 - Google Patents

眼科画像処理装置及び眼科画像処理方法

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JPH10179517A
JPH10179517A JP8350922A JP35092296A JPH10179517A JP H10179517 A JPH10179517 A JP H10179517A JP 8350922 A JP8350922 A JP 8350922A JP 35092296 A JP35092296 A JP 35092296A JP H10179517 A JPH10179517 A JP H10179517A
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image
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quantitative
fundus
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JP8350922A
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Takanori Takeda
孝紀 武田
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Topcon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被検眼における各部の定量的な寸
法を正確に求めて画像化することができる眼科画像処理
装置を提供する。 【解決手段】 眼底カメラにより撮影した被検眼Eの画
像データを収集するとともに、他の眼科装置により測定
した被検眼Eの物理的特性、光学的特性に応じた物理
的、光学的定量的データを取り込んで、この物理的、光
学的定量的データを基に演算部33により前記被検眼E
の定量的な寸法を演算し、この演算部33の演算結果を
基に、画像編集部34により、定量的な寸法に応じた目
盛り付きの被検眼Eの画像データをファイリングすると
ともに、前記目盛り付きの被検眼Eの画像を表示部38
に表示するものである。これにより、立体的形状である
被検眼Eにおける病変部の位置や、各部の定量的な寸法
を正確に求めてファイリングし画像化することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼科画像処理装置
及び眼科画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オートフオーカスで被検眼の撮影
を行う撮影装置では、例えば、特開昭55−12253
1号公報に開示されているように、被検眼の撮影倍率の
計算には変倍レンズのレンズ情報のみが使用されてい
る。また特開平3−128034号公報には、合焦レン
ズの位置情報を被検眼の視度情報としてフィルムに記録
する装置が提案されており、特開平3−60632号公
報には、合焦レンズの位置を被検眼の眼底の高低差に直
して測定する装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の特開昭55−122531号公報の装置では、
撮影倍率の計算に距離情報が使用されておらず、変倍レ
ンズの倍率のみが使用されているために、実際の被検眼
の寸法を求めることは難しい。
【0004】また、特開平3−128034号公報及び
特開平3−60632号公報の装置では、距離情報を使
用しでいるが、これらは光軸方向の距離情報なので、こ
れから求めた撮影倍率では光軸方向以外の被検眼の寸法
を正確に算出することは難しい。
【0005】さらに、特開平8−206081号公報に
は、被検眼を合焦レンズを含む撮影レンズを用いて記録
媒体に撮影し、被検眼からの光束を光電センサで受光し
その信号により前記合焦レンズを駆動して合焦させ、こ
のときの合焦情報を使用して演算手段により撮影倍率情
報を算出し、該撮影倍率情報を被検眼像に合成して記録
する合成記録手段を有する撮影装置が開示されている。
【0006】しかし、この撮影装置の場合においても、
撮影倍率の算出に合焦レンズ位置情報を使用するもので
あるため、やはり光軸方向の距離情報を使用することに
なり、これから求めた撮影倍率では光軸方向以外の被検
眼各部の定量的な寸法を正確に算出することは難しい。
【0007】特に、従来技術においては、立体的形状で
ある被検眼における病変部の位置や、網膜動脈、網膜静
脈等の定量的な寸法を正確に求めて画像化することは困
難である。
【0008】本発明は、上述した従来技術の課題を解消
するものであり、立体的形状である被検眼における病変
部の位置や、網膜動脈、網膜静脈等の定量的な寸法を正
確に求めて画像化することができ、被検眼の病変部の経
時的変化の把握や被検眼の手術等に極めて有効な眼科画
像処理装置及び眼科画像処理方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被検眼の画像を収集してこの被検眼の画像をファイリン
グする眼科画像処理装置であって、被検眼の画像を表示
する表示手段と、眼科画像撮影装置により撮影した被検
眼の画像データを記憶する画像記憶手段と、他の眼科装
置により測定した被検眼の物理的特性、光学的特性に応
じた物理的、光学的定量データを記憶する定量データ記
憶手段と、前記定量データ記憶手段に記憶した被検眼の
物理的特性、光学的特性に応じた物理的、光学的定量的
データを基に、前記被検眼の定量的な寸法を演算する演
算手段とを有し、この演算手段の演算結果を基に、前記
画像記憶手段に記憶した被検眼の画像データを読み出
し、その定量的な寸法を示す目盛り付きの被検眼の画像
データを前記画像記憶手段にファイリングするととも
に、前記目盛り付きの画像を前記表示手段に表示させる
画像処理手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明に係る眼科画像処理方
法は、眼科画像撮影装置により撮影した被検眼の画像デ
ータを収集するとともに、他の眼科装置により測定した
被検眼の物理的特性、光学的特性に応じた物理的、光学
的定量データを取り込んで、前記被検眼の定量的な寸法
を演算し、演算した定量的な寸法に応じた目盛り付きの
被検眼の画像データをファイリングするとともに、前記
目盛り付きの被検眼の画像を表示手段に表示することを
特徴とするものである。
【0011】本発明の眼科画像処理装置の構成により実
現する本発明の眼科画像処理方法によれば、眼科画像撮
影装置により撮影した被検眼の画像データを収集すると
ともに、他の眼科装置により測定した被検眼の物理的特
性、光学的特性に応じた物理的、光学的定量データを取
り込んで、この物理的、光学的定量的データを基に演算
手段により前記被検眼の定量的な寸法を演算し、この演
算手段の演算結果を基に、画像処理手段により、定量的
な寸法に応じた目盛り付きの被検眼の画像データをファ
イリングするとともに、前記目盛り付きの被検眼の画像
を表示手段に表示するので、立体的形状である被検眼に
おける病変部の位置や、各部の定量的な寸法を正確に求
めてファイリングし画像化することができ、被検眼の病
変部の経時的変化の把握や被検眼の手術等に極めて有効
となる。
【0012】請求項3記載の発明は、被検眼の画像を収
集してこの被検眼の画像をファイリングする眼科画像処
理装置であって、被検眼の画像を表示する表示手段と、
眼底カメラにより撮影した被検眼の眼底画像データを記
憶する画像記憶手段と、レフラクトメータにより測定し
た被検眼の屈折率のデータ、ケラトメータにより測定し
た被検眼の角膜径のデータ及び眼軸長測定機により測定
した被検眼の眼軸長のデータを記憶する定量データ記憶
手段と、前記定量データ記憶手段に記憶した被検眼の屈
折率、角膜径及び眼軸長のデータを基に、前記被検眼の
眼底の定量的な寸法を演算する演算手段と、この演算手
段の演算結果を基に、前記画像記憶手段に記憶した被検
眼の画像データを読み出し、その定量的な寸法を示す目
盛りの編集処理を行って、編集した目盛り付きの被検眼
の眼底の画像データを前記画像記憶手段にファイリング
するとともに、前記目盛り付きの眼底の画像を前記表示
手段に表示させる画像処理手段とを有することを特徴と
するものである。
【0013】この発明によれば、眼底カメラにより撮影
した被検眼の眼底画像データを収集し、レフラクトメー
タにより測定した被検眼の屈折率のデータ、ケラトメー
タにより測定した被検眼の角膜径のデータ及び眼軸長測
定機により測定した被検眼の眼軸長のデータを利用し
て、演算手段により前記被検眼の定量的な寸法を演算
し、この演算手段の演算結果を基に、画像処理手段によ
り、定量的な寸法に応じた目盛り付きの眼底の画像デー
タをファイリングするとともに、前記目盛り付きの眼底
の画像を表示手段に表示するので、立体的形状である被
検眼の眼底における病変部の位置や、網膜動脈、網膜静
脈等の定量的な寸法を正確に求めてファイリングし画像
化することができ、被検眼の病変部の経時的変化の把握
や被検眼の手術等に極めて有効となる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記画像編集手段は、被検眼の立体的に分
布する眼底に応じて、前記前記画像記憶手段に記憶した
被検眼の画像データに対して前記被検眼の屈折率、角膜
径及び眼軸長のデータを使用した補正を施した眼底の平
面画像及びその定量的な寸法を示す補正目盛りを編集
し、編集した眼底の平面画像及び補正目盛りのデータを
前記画像記憶手段にファイリングするとともに、前記眼
底の平面画像及びその補正目盛りを前記表示手段に表示
させることを特徴とするものである。
【0015】この発明によれば、被検眼の立体的に分布
する眼底の画像を、前記被検眼の屈折率、角膜径及び眼
軸長のデータを用いて補正した平面画像及びその定量的
な寸法を示す補正目盛りがファイリングされ、表示され
るので、被検眼の立体的に分布する眼底の各部の寸法を
極めて正確に把握できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0017】図1に示す本実施の形態の眼科画像処理装
置30は、被検眼Eの画像を収集してこの被検眼Eの画
像をファイリングする装置であり、この眼科画像処理装
置30の動作制御用の制御プログラムを格納したプログ
ラムメモリ32と、前記制御プログラムに基づいてこの
眼科画像処理装置30の全体の制御を行うCPU31と
を有している。
【0018】前記CPU31には、図1に示すように、
詳細は後述する眼科画像撮影装置である眼底カメラ5
1、被検眼Eの屈折率を測定するレフラクトメータ5
2、被検眼Eの角膜径のデータを測定するケラトメータ
53、被検眼Eの眼軸長(角膜先端から中心窩までの距
離)のデータを測定する眼軸長測定機54から各データ
を受信し、CPU31に各データの転送を行うインター
フェース40と、被検眼Eの画像を表示する表示部38
と、眼底カメラ51により撮影した被検眼Eの眼底の画
像データをその撮影日時のデータとともに記憶する画像
記憶部36と、レフラクトメータ52により測定した被
検眼Eの屈折率のデータ、ケラトメータ53により測定
した被検眼Eの角膜径のデータ及び眼軸長測定機54に
より測定した被検眼の眼軸長のデータからなる物理的特
性、光学的特性のデータを各々記憶する定量データ記憶
部37と、前記定量データ記憶部37に記憶した被検眼
Eの前記各データを基に、前記被検眼Eの眼底各部(例
えば網膜動脈や網膜静脈等)の定量的な寸法を演算する
演算部33と、前記演算部33の演算結果を基に、前記
画像記憶部36に記憶した被検眼Eの画像データを読み
出し、かつ、目盛りデータを格納している目盛りデータ
テーブル35を参照して、被検眼Eの画像データの定量
的な寸法を示す目盛り(スケール)の編集処理を行っ
て、編集した目盛り付きの被検眼Eの画像データを前記
画像記憶部33にファイリングするとともに、前記目盛
り付きの画像を前記表示部38に表示させる画像処理手
段としての画像編集部34と、各種データの入力を行う
キーボード39と、ブザー音等の警報を発する警報部4
1と接続している。
【0019】更に、前記画像編集部34は、実際には立
体的配置である被検眼Eの眼底等の寸法と、前記眼底カ
メラ51で撮影した被検眼Eの平面的な画像における眼
底等の寸法との誤差が生じることから、前記被検眼Eの
屈折率のデータ、角膜径のデータ及び眼軸長のデータを
用いて前記表示部38に表示させる目盛り付きの画像の
表示状態の補正処理を行うようになっている。
【0020】図2は、前記眼底カメラ51の構成の一例
を示すものである。
【0021】図2において、1はハロゲンランプからな
る照明用の観察光源であり、この照明用の観察光源1を
発した光はリレーレンズ2を通過して一旦結像するが、
この結像位置にはキセノンランプからなる撮影光源3が
設けられている。前記結像位置から光路先方向には、リ
レーレンズ4が配置され、リレーレンズ4を通過した観
察光はリング状開口絞り5に至り、リング状開口絞り5
を通過した観察光は反射鏡6で反射され、リレーレンズ
7を経由して有孔鏡8により対物レンズ9に導かれ、輪
帯光束となって被検眼Eの眼底に照射される。
【0022】前記観察光源1、リレーレンズ2、撮影光
源3、リレーレンズ4、リング状開口絞り5、反射鏡
6、リレーレンズ7、有孔鏡8は、被検眼Eに向けて観
察用照明光と撮影用照明光とを照射する照明光学系1A
を構成している。
【0023】前記被検眼Eの眼底で反射された反射光
は、被検眼Eの角膜Cから略平行光として出射され、対
物レンズ9によりー旦その焦点位置に集光された後、有
札鏡8の孔部8aを通過して結像レンズ11に導かれ、
結像レンズ11を通った反射光は、撮影カメラ12に設
けたクイックリターンミラー13により光路を偏向さ
れ、結像面l4に眼底像として結像する。クイックリタ
ーンミラー13は、後述する撮影光学系1Bの光路から
退避可能となっている。
【0024】この結像面l4に結像した眼底像は、接眼
レンズ16、プリズム15を介して観察眼により観察す
ることができる。尚、図1中、17は、クイックリター
ンミラー13の後方に配置した撮影カメラ12を構成す
るCCD素子であり、このCCD素子17により前記被
検眼Eからの反射光を受光し、画像処理部29により被
検眼Eの画像データを得て、前記眼科画像処理装置30
のインターフェース40に送信するようになっている。
【0025】前記対物レンズ9、結像レンズ11、クイ
ックリターンミラー13は、被検眼Eの像を撮影光学系
1Bを構成している。また、前記プリズム15、接眼レ
ンズ16は、被検眼Eの像を観察する観察光学系1Cを
構成している。
【0026】前記リング状開口絞り5はその中央遮光部
5aに光を反射する反射部材18が設けられており、観
察用照明光の一部は、反射部材18によりリング状開口
絞り5の側方に偏向(反射)され、集光レンズ19によ
り集光されて受光素子20に入射する。
【0027】前記反射部材18、集光レンズ19、受光
素子20Aにより、前記照明光の較量を検出する照明光
量検出手段2Aを構成している。
【0028】前記有孔鏡8と結像レンズ11との間に
は、光路偏向部材としてのレンズ付きプリズム22が配
置され、常時は被検眼Eの観察の支障にならないよう
に、ロータリソレノイド23の動作で撮影光学系1Bの
光路から退避するように駆動される。レンズ付きプリズ
ム22により偏向された反射光は、受光素子20Bに入
射するようになっている。レンズ付きプリズム22及び
受光素子20Bにより被検眼Eからの反射光の光量を検
出する反射光量検出手段2Bを構成している。
【0029】次に、この眼底カメラの制御系について説
明する。
【0030】この眼底カメラは、前記受光素子20A及
び受光素子20Bの各検出信号を取り込んで、照明光
量、反射光量、これらの比等を各々求め、全体の制御を
行う制御部25に送出する光量演算部24を具備してい
る。
【0031】制御部25には、前記キセノンランプから
なる撮影光源3の発光制御を行う発光制御部26と、前
記ロータリソレノイド23を駆動する駆動部27とを接
続している。
【0032】さらに、前記制御部25には、前記撮影光
源3に対して発光指令を出す撮影スイッチ28を接続し
ている。
【0033】次に、上述した構成の眼科画像処理装置3
0の作用を説明する。
【0034】この眼科画像処理装置30は、前記眼底カ
メラ51により撮影した被検眼Eの眼底の画像データ
を、前記インターフェース40を介して取り込み、CP
U31の制御により前記画像記憶部36に記憶する。ま
た、前記レフラクトメータ52により測定した被検眼E
の屈折率のデータ、ケラトメータ53により測定した被
検眼Eの角膜径のデータ及び眼軸長測定機54により測
定した被検眼Eの眼軸長のデータを前記インターフェー
ス40を介して取り込み、CPU31の制御により定量
データ記憶部37に記憶する。
【0035】演算部33は、定量データ記憶部37に記
憶した被検眼Eの屈折率のデータ、角膜径のデータ、眼
軸長のデータを基に被検眼Eの眼底の定量的な寸法を算
出するとともに前記画像記憶部36に記憶した被検眼E
の眼底の画像データの撮影倍率を算出する。
【0036】画像編集部34は、演算部33の演算結果
を基に、被検眼Eの眼底各部の定量的な寸法及び前記画
像データの撮影倍率に応じた目盛り付きの眼底の画像デ
ータを編集して前記画像記憶部36にファイリングする
とともに、前記目盛り付きの眼底の画像を表示部38の
画面に表示する。
【0037】この場合の表示部38の画面における表示
例を図3乃至図5を参照して説明する。
【0038】前記眼底カメラ51により撮影した被検眼
Eの眼底の画像データを編集せずにそのまま表示部38
の画面に被検眼Eの眼底の画像として表示した例を図3
に示す。この眼底の画像は、中心窩61、黄斑62、視
神経乳頭63、網膜動脈64、網膜静脈65等の像を含
んでいる。この図3に示す例では、被検眼Eの眼底各部
の像が表示され相対的な位置関係は把握できるるもの
の、その定量的な寸法は一切分からない。
【0039】本実施の形態では、図4に示すように、被
検眼Eの定量的な寸法及び前記画像データの撮影倍率に
応じた目盛り70(この場合には100μm)付きの眼
底の画像を表示部38の画面に表示する。これにより、
被検眼Eの眼底における病変部の位置や、網膜動脈6
4、網膜静脈65等の太さ等の定量的な寸法を正確に把
握でき、被検眼Eの病変部の経時的変化の把握や被検眼
Eの手術等に極めて有効となる。 図5に示す例は、図
4に示す場合と同様な画像を表示倍率、従って、目盛り
70の寸法を変えて表示部38の画面に表示したもので
ある。
【0040】また、図6は、前記画像編集部34により
前記眼底カメラ51で撮影した被検眼Eの平面的な画像
に対する補正処理を行った場合の表示部38の画面表示
例を示すものである。
【0041】この場合、実際には立体的配置である被検
眼Eの眼底等の寸法と、前記眼底カメラ51で撮影した
被検眼Eの平面的な画像における眼底等の寸法との誤差
が生じることから、前記画像編集部34により前記被検
眼Eの屈折率のデータ、角膜径のデータ及び眼軸長のデ
ータ等を用いて前記表示部38に表示させる目盛り70
付きの画像の表示状態の補正処理を行い、恰も立体的な
地球の図を平面で表す如くにして表示するものである。
この場合、平面上に補正処理した寸法に応じた補正目盛
り70aとともに、地図に表す経線や緯線のようにし
て、眼底の寸法を示す縦横の周辺部が各々曲率を持った
目盛り線71、72を併せて表示する。
【0042】このようにすれば、被検眼Eの立体的に分
布する眼底に応じて、被検眼Eの立体的に分布する眼底
の各部の寸法を極めて正確に把握できる。
【0043】尚、上述した眼科画像処理装置30の動作
において、前記被検眼Eの眼底の画像データ、被検眼E
の屈折率のデータ、被検眼Eの角膜径のデータ、被検眼
Eの眼軸長のデータからなる4個のデータのうち、いず
れか一つでも不足すると前記CPU31が制御プログラ
ムに基づいて判断した場合画像編集処理ができないとし
て、前記警報部41を駆動してブザー音等による警報を
発するようにすることもできる。
【0044】また、前記画像記憶部36に一旦ファイリ
ングした上述したような編集を行ったある特定の被検眼
Eの過去の日付の画像データと、新たに上述したような
編集を行って前記画像記憶部36にファイリングした当
該被検眼の新たな画像データとに応じた両画像を前記表
示部38に並べて表示し、両画像を見比べることで、こ
の被検眼Eの病変部の経時的変化を定量的に把握するこ
ともできる。
【0045】さらに、予め製作した模型眼を使用して、
眼底の画像データ、被検眼Eの屈折率のデータ、被検眼
Eの角膜径のデータ、被検眼Eの眼軸長のデータを上述
した場合と同様にして収集し、この模型眼の眼底等の画
像等を前記表示部38に表示して、立体的な解析を行う
ことも可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、立体的形状である被検
眼における病変部の位置や、各部の定量的な寸法を正確
に求めてファイリングし画像化することができ、被検眼
の病変部の経時的変化の把握や被検眼の手術等に極めて
有効な眼科画像処理装置及び眼科画像処理方法を提供す
ることができる。
【0047】また、本発明によれば、眼底カメラ、レフ
ラクトメータ、ケラトメータ、眼軸長測定機の各測定デ
ータを利用して被検眼の眼底における病変部の位置や、
網膜動脈、網膜静脈等の定量的な寸法を各部の定量的な
寸法を正確に求めてファイリングし画像化することがで
き、被検眼の病変部の経時的変化の把握や被検眼の手術
等に極めて有効な眼科画像処理装置を提供することがで
きる。
【0048】また、本発明によれば、被検眼の立体的に
分布する眼底の各部の寸法を極めて正確に把握できる眼
科画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の眼科画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における眼底カメラの構成
を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態の眼科画像処理装置におけ
る編集処理しない眼底の画像の表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の眼科画像処理装置におけ
る編集処理した眼底の画像の表示例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の眼科画像処理装置におけ
る編集処理した眼底の画像の他の表示例を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の眼科画像処理装置におけ
る補正目盛りを付した眼底の画像の表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
E 被検眼 30 眼科画像処理装置 31 CPU 33 演算部 34 画像編集部 36 画像記憶部 37 定量データ記憶部 38 表示部 41 警報部 51 眼底カメラ 52 レフラクトメータ 53 ケラトメータ 54 眼軸長測定機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の画像を収集してこの被検眼の画
    像をファイリングする眼科画像処理装置であって、 被検眼の画像を表示する表示手段と、 眼科画像撮影装置により撮影した被検眼の画像データを
    記憶する画像記憶手段と、 他の眼科装置により測定した被検眼の物理的特性、光学
    的特性に応じた物理的、光学的定量的データを記憶する
    定量データ記憶手段と、 前記定量データ記憶手段に記憶した被検眼の物理的特
    性、光学的特性に応じた物理的、光学的定量データを基
    に、前記被検眼の定量的な寸法を演算する演算手段とを
    有し、 この演算手段の演算結果を基に、前記画像記憶手段に記
    憶した被検眼の画像データを読み出し、その定量的な寸
    法を示す目盛り付きの被検眼の画像データを前記画像記
    憶手段にファイリングするとともに、前記目盛り付きの
    画像を前記表示手段に表示させる画像処理手段と、 を有することを特徴とする眼科画像処理装置。
  2. 【請求項2】 眼科画像撮影装置により撮影した被検眼
    の画像データを収集するとともに、他の眼科装置により
    測定した被検眼の物理的特性、光学的特性に応じた物理
    的、光学的定量データを取り込んで、前記被検眼の定量
    的な寸法を演算し、演算した定量的な寸法に応じた目盛
    り付きの被検眼の画像データをファイリングするととも
    に、前記目盛り付きの被検眼の画像を表示手段に表示す
    ることを特徴とする眼科画像処理方法。
  3. 【請求項3】 被検眼の画像を収集してこの被検眼の画
    像をファイリングする眼科画像処理装置であって、 被検眼の画像を表示する表示手段と、 眼底カメラにより撮影した被検眼の眼底画像データを記
    憶する画像記憶手段と、 レフラクトメータにより測定した被検眼の屈折率のデー
    タ、ケラトメータにより測定した被検眼の角膜径のデー
    タ及び眼軸長測定機により測定した被検眼の眼軸長のデ
    ータを記憶する定量データ記憶手段と、 前記定量データ記憶手段に記憶した被検眼の屈折率、角
    膜径及び眼軸長のデータを基に、前記被検眼の眼底の定
    量的な寸法を演算する演算手段と、 この演算手段の演算結果を基に、前記画像記憶手段に記
    憶した被検眼の画像データを読み出し、その定量的な寸
    法を示す目盛りの編集処理を行って、編集した目盛り付
    きの被検眼の眼底の画像データを前記画像記憶手段にフ
    ァイリングするとともに、前記目盛り付きの眼底の画像
    を前記表示手段に表示させる画像処理手段と、 を有することを特徴とする眼科画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像編集手段は、被検眼の立体的に
    分布する眼底に応じて、前記前記画像記憶手段に記憶し
    た被検眼の画像データに対して前記被検眼の屈折率、角
    膜径及び眼軸長のデータを使用した補正を施した眼底の
    平面画像及びその定量的な寸法を示す補正目盛りを編集
    し、編集した眼底の平面画像及び補正目盛りのデータを
    前記画像記憶手段にファイリングするとともに、前記眼
    底の平面画像及びその補正目盛りを前記表示手段に表示
    させることを特徴とする請求項3記載の眼科画像処理装
    置。
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