JPH10177869A - 速結端子装置 - Google Patents

速結端子装置

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JPH10177869A
JPH10177869A JP33916996A JP33916996A JPH10177869A JP H10177869 A JPH10177869 A JP H10177869A JP 33916996 A JP33916996 A JP 33916996A JP 33916996 A JP33916996 A JP 33916996A JP H10177869 A JPH10177869 A JP H10177869A
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locking spring
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electric wire
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Hatsuo Mizuno
初男 水野
Yoshiya Nakamichi
義也 中道
Yasushi Matsui
靖 松井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクト化が図れる速結端子装置を提供す
る。 【解決手段】電線挿通孔26とこれに連通する収納部2
5を有するケース12と、収納部25内に配設されて電
線挿通孔26から挿通された電線導体33の周面の一部
が接触する電線導体接触板14と、電線挿通孔26から
挿通された電線導体33を電線導体接触板14に押し付
ける状態に鎖錠する鎖錠ばね13と、この鎖錠ばね13
を撓める解錠位置および鎖錠ばね13を復帰する復帰位
置の間で鎖錠ばね13の側面に沿って電線導体33の挿
通方向で移動自在にケース12に収納された解錠部材1
5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鎖錠ばねを用い
てねじによらずに電線導体を接続する配線器具やブレー
カ等に好適な速結端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば特開平5-343111号は、鎖錠ばね
を解錠する解錠部材を鎖錠ばねの上側で鎖錠ばねとの間
で端子板を挾む形で配設し、移動方向が電線挿通孔に平
行な第1の従来例、解錠部材をケース内に回転自在に設
けた第2の従来例、および解錠部材の移動方向が電線挿
通孔に対して直交する第3の従来例を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来例
は、解錠部材を鎖錠ばねの上側で鎖錠ばねとの間で端子
板を挾む形で配設しているため、解錠部材と鎖錠ばねと
の間に間隔があり、また解錠部材がケースから外方に移
動するので、解錠部材を薄くすると解錠部材が折損する
おそれがあり薄くすることができず、コンパクト化が図
れない。
【0004】第2の従来例は、解錠部材が回転体である
ため、解錠部材を薄くできず、やはりコンパクト化が図
れない。第3の従来例は、解錠部材の移動方向が電線挿
通孔に対して直交するのでコンパクト化が図れない。し
たがって、この発明の目的は、コンパクト化が図れる速
結端子装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の速結端子装置
は、電線挿通孔とこれに連通する収納部を有するケース
と、前記収納部内に配設されて前記電線挿通孔から挿通
された電線導体の周面の一部が接触する端子板と、前記
電線挿通孔から挿通された前記電線導体を前記端子板に
押し付ける状態に鎖錠する鎖錠ばねと、この鎖錠ばねを
撓める解錠位置および前記鎖錠ばねを復帰する復帰位置
の間で前記鎖錠ばねの側面に沿って前記電線導体の挿通
方向で移動自在に前記ケースに収納された解錠部材とを
備えたものである。
【0006】請求項1の速結端子装置によれば、解錠部
材が鎖錠ばねの側面に沿って配設されているので、解錠
部材と鎖錠ばねとの距離を短くでき、さらに解錠部材が
電線導体の挿通方向で移動自在にケース内に収納されて
いるので、ケースが解錠部材を移動するガイドの役目を
果たすことができ、このため解錠部材の薄型化が図れ、
したがって全体のコンパクト化が図れる。
【0007】請求項2の速結端子装置は、請求項1にお
いて、前記ケースが、前記電線挿通孔を隔壁で囲み、前
記隔壁の一部を開放したものである。請求項2の速結端
子装置によれば、請求項1の効果のほか、電線導体を電
線挿通孔に挿通し鎖錠ばねに鎖錠した後に隔壁がない開
放部分に電線導体を曲げることができるので電線導体の
収納性を向上することができる。
【0008】請求項3の速結端子装置は、請求項2にお
いて、前記ケースが前記隔壁内に前記解錠部材を収納し
たものである。請求項3の速結端子装置によれば、請求
項2の効果のほか、コンパクト化が図れる。請求項4の
速結端子装置は、請求項1、請求項2または請求項3に
おいて、前記解錠部材が、前記ケースに移動可能に枢支
される枢支点部と、この枢支点部に連設されて前記電線
導体を解錠する方向に押圧される被押圧部と、この被押
圧部とは反対側で枢支点部に連設されて前記鎖錠ばねに
差込まれた前記電線導体の先端に押されて前記解錠部材
を回動する当接部と、前記被押圧部を押圧することによ
り前記鎖錠ばねを押圧する押圧部とを備え、前記ケース
に解錠部材の被押圧部を押圧操作する操作孔を形成した
ものである。
【0009】請求項4の速結端子装置によれば、請求項
1、請求項2または請求項3の効果のほか、電線挿通孔
から挿通された電線導体が先端側で解錠部材の当接部に
当接すると枢支点部を中心として解錠部材がケース内で
回動するので、解錠部材の回動によりケースの上面側か
ら見ると電線導体の接続完了状態を確認することができ
る。また操作孔からそのまま被押圧部を押圧すれば押圧
部により鎖錠ばねが撓んで電線導体を引き抜くことがで
きるので、電線導体の解錠作業が容易となる。
【0010】請求項5の速結端子装置は、請求項4にお
いて、前記電線導体の接続完了状態および接続未完了状
態の一方のときは被押圧部の一部が臨むとともに前記電
線導体の接続完了状態および接続未完了状態の他方のと
きは被押圧部の一部が臨まない表示孔を前記ケースに形
成したものである。請求項5の速結端子装置によれば、
請求項4の効果のほか、電線導体の接続完了状態または
接続未完了状態が確かめやすくなる。
【0011】請求項6の速結端子装置は、請求項4また
は請求項5において、前記解錠部材がばね接触部を有
し、前記解錠部材が前記操作孔に接近する方向に付勢す
るように前記ばね接触部を押圧する復帰ばねを設けたも
のである。請求項6の速結端子装置によれば、請求項4
または請求項5の効果のほか、電線導体を電線挿通孔か
ら挿通して電線導体の先端側側面が解錠部材の当接部に
当接し、解錠部材が回転した後に、解錠部材を操作孔に
接近する方向に移動させることができるので、電線導体
の接続完了状態が分かる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1な
いし図9により説明する。すなわち、この速結端子装置
は、端子螺子1を有し、この端子螺子1を受ける受け孔
2のある端子板3を有する電気機器4に取着されるもの
である。実施の形態では電気機器4が回路遮断器であ
り、その一端に入力側の螺子締め方式の端子装置5を設
け、他端に出力側の螺子締め方式の端子装置6を設けて
いる。電気機器4の端子装置5,6の端子板2は奥壁2
0および両側壁21,22により包囲されている。また
端子板3の受け孔2は貫通孔であり、その裏面側に端子
螺子1を螺合するナット(図示せず)を設けているが、
受け孔2を螺子孔に形成してもよい。7は壁面に取付け
る取付面、8は取付用凹部である。
【0013】速結端子装置は、端子接続部10と、速結
端子部23と、ケース12とを有する。端子接続部10
は、端子板3に重ねられて、受け孔2に整合する螺子挿
通孔11を有し、端子螺子1により螺子挿通孔11を通
して端子板3に取着される。実施の形態では端子接続部
10を端子板3と同程度の幅をもった導電板により形成
し、端子螺子1を螺子挿通孔11および受け孔2に通し
ナットに螺合し端子接続部10を締付け固定する。
【0014】速結端子部23は、端子接続部10に電気
的機械的に接続されて、電気機器4の取付面7と反対側
から取付面7に対して略垂直な方向に電線導体33を差
し込ませる鎖錠ばね13を有する。詳しく説明すると、
速結端子部23は、差し込まれた電線導体33の周面の
一部と接触する端子板である電線導体接触板14と、こ
の電線導体接触板14に押し付けるように電線導体33
を鎖錠する鎖錠ばね13と、この鎖錠ばね13を撓めて
電線導体33を解錠する解錠部材15とで構成してい
る。電線導体接触板14は図4に示すように端片14
a,14cおよび中間片14bからなる断面コ字形に形
成され、その端片14aの一端で端子接続部10と略L
字状をなすように一体形成している。電線導体接触板1
4の中間片14bの略中央に位置決め突起40を切起こ
しにより形成している。鎖錠ばね13は板ばねの一端を
折返して鎖錠片13aを形成し、他端をZ字形に折曲し
て接触片13bを形成し、鎖錠ばね13を電線導体接触
板14の内側に嵌め、接触片13bの折曲部分を位置決
め突起40に図6に示すように係合して電線導体接触板
14の端片14cとの間に保持し、電線導体33は鎖錠
片13aおよび接触片13bと端片14aとの間に挿通
させることとしている。図1は電線導体33を差し込ん
だ状態であり、鎖錠片13aおよび接触片13bが撓ん
で電線導体33を電線導体接触片14の端片14aに押
付け、鎖錠片13aの先端が電線導体33に食い込んで
抜止めし、電線導体33が接触片13bに弾接して電気
的に接続される。
【0015】また解錠部材15は、鎖錠ばね13を撓め
る解錠位置(図2の状態)および鎖錠ばね13を復帰す
る復帰位置(図1,図5の状態)の間で鎖錠ばね13の
側面に沿って電線導体33の挿通方向で移動自在にケー
ス12に収納されている。実施の形態の解錠部材15は
細長い板状であり、ケース12に移動可能に枢支される
枢支点部47と、この枢支点部47に連設されて電線導
体33を解錠する方向に押圧される被押圧部18と、こ
の被押圧部18とは反対側で枢支点部47に連設されて
鎖錠ばね13に差し込まれた電線導体33の先端に押さ
れて解錠部材15を回動する当接部17と、被押圧部1
8を押圧することにより鎖錠ばね13を押圧する押圧部
16とで構成している。押圧部16と枢支点部47は同
じ位置で反対向きに突設され、被押圧部18はT字形に
形成され、当接部17およびばね接触部は一体に形成さ
れ、当接部17を枢支点部47に対して回動する方向に
傾斜し、電線導体33の先端が解錠部材15の枢支点部
47の径方向に当接することにより摺動して解錠部材1
5を回動させるようにしている。図5に示すように、押
圧部16が鎖錠片13aの上側に位置し、被押圧部18
を押圧すると図2に示すように鎖錠片13aが撓めれら
て先端の電線導体33への食い込みから離れるように働
き、電線導体33を引き抜くことができる。19は解錠
部材15の復帰用の板状の復帰ばねであり、解錠部材1
5が操作孔12に接近する方向に付勢するように当接部
17と一体のばね接触部を押圧して図5のように復帰す
る。
【0016】ケース12は、速結端子部23を収納する
収納部25を有し、電線導体33を速結端子部23に差
し込ませる電線挿通孔26を収納部25に形成してい
る。実施の形態のケース12は、端子接続部10が端子
板3に取着された状態で、収納部25が電気機器4の端
面4aの端子板3よりも取付面7側に位置し、かつ速結
端子部23に電線導体12を差し込んだときに電気機器
4の端面4aに収納部25の壁34の外面が当接するよ
うに略L字状に形成するもので、端子接続部10の両側
を包囲するとともに電気機器4の両側壁21,22に当
接する側壁35,36を、収納部25からL字状に延出
して形成している。電線導体接触板14の端片14aは
ケース12の電気機器4の端面4aに当接する壁34の
内面に当接している。
【0017】また側壁35,36を連結する上壁37を
形成しており、この上壁37に端子螺子1を締め緩めす
る工具挿通孔38を形成している。また図4に示すよう
にケース12は縦に分割されており、その一対の半体1
2a,12bを連結具47により連結している。またケ
ース12は電線挿通孔26の電気機器4側およびその両
側の三方を隔壁27で囲み、電線挿通孔26の電気機器
4側と反対側に開放部27aを形成している。
【0018】また隔壁27の一部に解錠部材15を電線
導体33の挿通方向に移動自在に収納する解錠用収納部
45を形成するとともに、隔壁27に解錠部材15の被
押圧部18を押圧操作する操作孔28を形成している。
この解錠用収納部45の下端は収納部25に連通してお
り、収納部25の内面にL字状の溝46を形成し、枢支
点部47を溝46に沿って摺動することにより解錠部材
の被押圧部18を解錠用収納部45に収納するととも
に、溝46の縦に延びた部分に枢支点部47が位置する
ことにより解錠部材15が電線挿通方向に移動自在に配
置される。またばね19は一端の折曲部19aが収納部
25の上端側の壁に形成した凹部25aに嵌着してお
り、他端の傾斜部19bの先端を当接部(ばね接触部)
17に当接して図5に示すように解錠部材15を支持し
ている。
【0019】18aは被押圧部18の一部に形成した未
接続表示部、28aは工具挿通孔28に隣接して形成し
た表示孔である。図1に示すように電線導体33が挿入
されると、鎖錠ばね13に鎖錠されると同時に電線導体
33の先端で当接部17の傾斜面を押して当接部17を
電線導体33に対して摺動し軸部47を中心に回動さ
せ、被押圧部部18の未接続表示部18aが表示孔28
aから隠れる。したがって、電線導体33が接続未完了
状態のときは被押圧部18の未接続表示部18aが表示
孔28aに臨むとともに電線導体33の接続完了状態の
ときは被押圧部18の未接続状態表示部18aが表示孔
28aに臨まなくなる。
【0020】さらに側壁35,36の端部が電気機器4
の奥壁20に当接した状態で端子接続部10の螺子挿通
孔11を端子板3の受け孔2に整合するように寸法関係
を設定している。この実施の形態によれば、解錠部材1
5が鎖錠ばね13の側面に沿って配設されているので、
解錠部材15と鎖錠ばね13との距離を短くでき、さら
に解錠部材15が電線導体33の挿通方向で移動自在に
ケース12内に収納されているので、ケース12が解錠
部材15を移動するガイドの役目を果たすことができ、
このため解錠部材15の薄型化が図れ、したがって全体
のコンパクト化が図れる。
【0021】電線導体33を電線挿通孔26に挿通し鎖
錠ばね13に鎖錠した後に隔壁27がない開放部分に電
線導体33を曲げることができるので電線導体33の収
納性を向上することができる。またケース12が隔壁2
7内に解錠部材13を収納したため、コンパクト化が図
れる。
【0022】電線挿通孔26から挿通された電線導体3
3が先端側で解錠部材15の当接部17に当接すると枢
支点部47を中心として解錠部材15がケース12内で
回動するので、解錠部材15の回動によりケース12の
上面側から見ると電線導体33の接続完了状態を確認す
ることができる。また操作孔28からそのまま被押圧部
18を押圧すれば押圧部16により鎖錠ばね13が撓ん
で電線導体33を引き抜くことができるので、電線導体
33の解錠作業が容易となる。
【0023】また電線導体33の接続未完了状態のとき
は被押圧部18の一部である未接続表示部18aが臨む
とともに電線導体33の接続完了状態のときは被押圧部
18の未接続表示部18aが臨まない表示孔28aをケ
ース12に形成したため、電線導体33の接続完了状態
または接続未完了状態が確かめやすくなる。電線導体3
3を電線挿通孔26から挿通して電線導体33の先端側
側面が解錠部材15の当接部17に当接し、解錠部材1
5が回転した後に、解錠部材15を操作孔28に接近す
る方向に移動させることができるので、電線導体33の
接続完了状態が分かる。
【0024】なお、電線導体33が接続未完了状態のと
きは被押圧部18の未接続表示部18aが表示孔28a
に臨むとともに電線導体33の接続完了状態のときは被
押圧部18の未接続状態表示部18aが表示孔28aに
臨まなくなるようにしたが、電線導体33の接続完了状
態のときは被押圧部18の一部が表示孔に臨むとともに
電線導体33の接続未完了状態のときは被押圧部18の
一部が表示孔に臨まないようにしてもよい。
【0025】また復帰ばね19は鎖錠ばね13の鎖錠部
13aのばね力を利用すればなくてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1の速結端子装置によれば、解錠
部材が鎖錠ばねの側面に沿って配設されているので、解
錠部材と鎖錠ばねとの距離を短くでき、さらに解錠部材
が電線導体の挿通方向で移動自在にケース内に収納され
ているので、ケースが解錠部材を移動するガイドの役目
を果たすことができ、このため解錠部材の薄型化が図
れ、したがって全体のコンパクト化が図れる。
【0027】請求項2の速結端子装置によれば、請求項
1の効果のほか、電線導体を電線挿通孔に挿通し鎖錠ば
ねに鎖錠した後に隔壁がない開放部分に電線導体を曲げ
ることができるので電線導体の収納性を向上することが
できる。請求項3の速結端子装置によれば、請求項2の
効果のほか、コンパクト化が図れる。
【0028】請求項4の速結端子装置によれば、請求項
1、請求項2または請求項3の効果のほか、電線挿通孔
から挿通された電線導体が先端側で解錠部材の当接部に
当接すると枢支点部を中心として解錠部材がケース内で
回動するので、解錠部材の回動によりケースの上面側か
ら見ると電線導体の接続完了状態を確認することができ
る。また操作孔からそのまま被押圧部を押圧すれば押圧
部により鎖錠ばねが撓んで電線導体を引き抜くことがで
きるので、電線導体の解錠作業が容易となる。
【0029】請求項5の速結端子装置によれば、請求項
4の効果のほか、電線導体の接続完了状態または接続未
完了状態が確かめやすくなる。請求項6の速結端子装置
によれば、請求項4または請求項5の効果のほか、電線
導体を電線挿通孔から挿通して電線導体の先端側側面が
解錠部材の当接部に当接し、解錠部材が回転した後に、
解錠部材を操作孔に接近する方向に移動させることがで
きるので、電線導体の接続完了状態が分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の電線を差し込んだ状
態の断面図である。
【図2】解錠部材を押し込んだ状態の断面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】速結端子装置の分解斜視図である。
【図5】電線挿入前の状態の断面図である。
【図6】図5と同じ断面位置で反対側にみた断面図であ
る。
【図7】電気機器への取付前の分解斜視図である。
【図8】速結端子装置を取付けた状態の一部破断正面図
である。
【図9】電線導体を電気機器の取付面に平行に曲げた状
態の平面図である。
【符号の説明】
12 ケース 13 鎖錠ばね 14 端子板である電線導体接触板 15 解錠部材 16 押圧部 17 当接部 18 被押圧部 25 収納部 26 電線挿通孔 27 隔壁 27a 開放部 28 操作孔 28a 表示孔 33 電線導体 45 解錠用収納部 47 枢支点部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線挿通孔とこれに連通する収納部を有
    するケースと、前記収納部内に配設されて前記電線挿通
    孔から挿通された電線導体の周面の一部が接触する端子
    板と、前記電線挿通孔から挿通された前記電線導体を前
    記端子板に押し付ける状態に鎖錠する鎖錠ばねと、この
    鎖錠ばねを撓める解錠位置および前記鎖錠ばねを復帰す
    る復帰位置の間で前記鎖錠ばねの側面に沿って前記電線
    導体の挿通方向で移動自在に前記ケースに収納された解
    錠部材とを備えた速結端子装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、前記電線挿通孔を隔壁で
    囲み、前記隔壁の一部を開放した請求項1記載の速結端
    子装置。
  3. 【請求項3】 前記解錠部材は前記隔壁内に収納されて
    いる請求項2記載の速結端子装置。
  4. 【請求項4】 前記解錠部材は、前記ケースに移動可能
    に枢支される枢支点部と、この枢支点部に連設されて前
    記電線導体を解錠する方向に押圧される被押圧部と、こ
    の被押圧部とは反対側で枢支点部に連設されて前記鎖錠
    ばねに差込まれた前記電線導体の先端に押されて前記解
    錠部材を回動する当接部と、前記被押圧部を押圧するこ
    とにより前記鎖錠ばねを押圧する押圧部とを備え、前記
    ケースに解錠部材の被押圧部を押圧操作する操作孔を形
    成した請求項1、請求項2または請求項3記載の速結端
    子装置。
  5. 【請求項5】 前記電線導体の接続完了状態および接続
    未完了状態の一方のときは被押圧部の一部が臨むととも
    に前記電線導体の接続完了状態および接続未完了状態の
    他方のときは被押圧部の一部が臨まない表示孔を前記ケ
    ースに形成した請求項4記載の速結端子装置。
  6. 【請求項6】 前記解錠部材はばね接触部を有し、前記
    解錠部材が前記操作孔に接近する方向に付勢するように
    前記ばね接触部を押圧する復帰ばねを設けた請求項4ま
    たは請求項5記載の速結端子装置。
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