JPH10176142A - シアノアクリレート系接着剤組成物 - Google Patents

シアノアクリレート系接着剤組成物

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JPH10176142A
JPH10176142A JP35370796A JP35370796A JPH10176142A JP H10176142 A JPH10176142 A JP H10176142A JP 35370796 A JP35370796 A JP 35370796A JP 35370796 A JP35370796 A JP 35370796A JP H10176142 A JPH10176142 A JP H10176142A
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JP
Japan
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cyanoacrylate
acid
adhesive composition
adhesive
alkoxyalkyl
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JP35370796A
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Naohito Kakishita
直仁 柿下
Shin Takahashi
伸 高橋
Mitsuyoshi Sato
三善 佐藤
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は白化現象が認められず、刺激臭も無
いという特性を有するとともに、優れた貯蔵安定性およ
び瞬間接着性をも有するシアノアクリレート系接着剤組
成物を提供せんとするものである。 【解決手段】 アルコキシアルキル2-シアノアクリレー
トまたはテトラヒドロフルフリル2-シアノアクリレート
を主成分とし三フッ化ホウ素または三フッ化ホウ素錯塩
をアニオン重合禁止剤として含有し、特定の方法で測定
される酸分が0.5×10-6グラム当量数/g以下である
接着剤組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白化現象が認めら
れず、刺激臭も無いという特性を有するとともに、優れ
た貯蔵安定性および瞬間接着性をも有するシアノアクリ
レート系接着剤組成物に関するものであり、本発明は接
着剤を使用する各種技術、特に接着剤製造技術に属する
ものである。
【0002】
【従来の技術】2-シアノアクリレートを主成分とするシ
アノアクリレート系接着剤は、主成分の2-シアノアクリ
レートが微量の水分または塩基性物質の存在により、容
易にアニオン重合して急速に硬化するという性質を利用
するものであり、瞬間接着剤として広く各種産業界、医
療分野、レジャー分野、更には一般家庭においても賞用
されているものである。しかしながら、一般に市販され
ているシアノアクリレート系接着剤は、瞬間的にガラ
ス、金属、プラスチック、木、織物、紙等を接着すると
いう便利な特性を持つ反面、一般的には以下の様な種々
の欠点を潜在させている。 <欠点1>刺激臭を有している為、接着剤を多量に用い
る接着作業において、換気が不良であると不快感を感じ
ることがある。 <欠点2>揮発した2-シアノアクリレートが大気中の水
分で重合し、白い粉となって被着体の接着部周辺に付着
して(白化現象)、被着体の外観を損ねたり、電気・電子
部品の接着に適用された場合、接点部への白色粉の付着
が接点不良を引き起こすことがある。 <欠点3>硬化物が硬いため、被着体が柔軟である場合
に被着体の屈曲を阻害する恐れがある。
【0003】それらの欠点を解消するため種々の提案が
従来からなされており、刺激臭および白化現象の改善と
しては、原料の2-シアノアクリレートとしてメトキシエ
チル2-シアノアクリレート、エトキシエチル2-シアノア
クリレート等のアルコキシアルキル2-シアノアクリレー
ト、更にはテトラヒドロフルフリル2-シアノアクリレー
ト等を用いることが提案されている。例えば、アルコキ
シアルキル2-シアノアクリレートにアルキル2-シアノア
クリレートを併用する方法(特公平1−24190)、ア
ルコキシアルキル2-シアノアクリレートまたはテトラヒ
ドロフルフリル2-シアノアクリレートにトリクロルトリ
フルオロエタンを併用する方法(特公昭62−4746
2)、アルコキシアルキル2-シアノアクリレートまたは
テトラヒドロフルフリル2-シアノアクリレートに水分、
ラジカル重合禁止剤、アニオン重合禁止剤を併用する方
法(特公昭58−53676)、シアノアセテート含有量
5重量%以下、アルコール含有量5重量%以下および水
分含有量0.02〜0.2重量%であるアルコキシアルキ
ル2-シアノアクリレートまたはテトラヒドロフルフリル
2-シアノアクリレートにアニオン重合防止剤を併用する
方法(特開昭55−151074)、2-アルコキシエチル
シアノアセテート含有量0〜5重量%および2-アルコキ
シエタノール含有量0〜5重量%であるアルコキシアル
キル2-シアノアクリレートにラジカル重合禁止剤および
アニオン重合禁止剤を併用含有する方法(特開昭54−
97636)等が提案され、それらにより刺激臭および
白化現象の低減されたシアノアクリレート系接着剤が一
部上市されている。しかしながら、アルコキシアルキル
2-シアノアクリレートまたはテトラヒドロフルフリル2-
シアノアクリレートを成分とするシアノアクリレート系
接着剤は、その他の或いは汎用の2-シアノアクリレート
を成分とするシアノアクリレート系接着剤に比較して保
存安定性が良好であるとは言えないものである。
【0004】一方、シアノアクリレート系接着剤組成物
の安定性を高める方法として、各種各様の安定剤、重合
禁止剤が提案され、その中には三フッ化ホウ素および三
フッ化ホウ素錯塩(以下それぞれBF3およびBF3錯塩
ともいう)から選ばれた化合物とBF3以外の酸性ガスお
よび特定化合物を使用する方法(特開昭62−1005
68)、ホウフッ化水素酸を使用する方法(特開平3−7
786)等も提案されているが、これらの方法も、アル
コキシアルキル2-シアノアクリレートを成分とするシア
ノアクリレート系接着剤に対しては必ずしも有効なもの
であるとは言えないものである。従って、アルコキシア
ルキル2-シアノアクリレートを成分とするシアノアクリ
レート系接着剤は刺激臭および白化現象を改善するもの
として期待されながら、汎用タイプの瞬間接着剤より保
存安定性が悪いため接着剤の販売方法が著しく限定さ
れ、用途も工業用に留まらざるを得ないというものであ
った。
【0005】さらに、シアノアクリレート系接着剤に柔
軟性を付与する方法としても、可塑剤(特開平2−34
678)、ポリマー(特開平2−34678、特開平5−
247409)または多官能化合物(特開平6−1456
05、特開平6−145606)等の柔軟化剤を添加す
る方法が提案されている。刺激臭、白化現象、柔軟性を
同時に解決するためには、上記の技術を組み合わせてシ
アノアクリレート系接着剤とすることが考えられるが、
前記した様に、アルコキシアルキル2-シアノアクリレー
トを成分とするシアノアクリレート系接着剤自体保存安
定性に優れたものではなく、それに以上の様な化合物を
添加して得られる接着剤は保存安定性がさらに悪くなる
うえに、接着速度もやや遅いという点も加わり、接着剤
の使用者と販売方法が、前記したものより更に限定さ
れ、用途も工業用に限定せざるを得ないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シアノアクリレート系
接着剤は瞬間接着剤として工業用だけではなく、一般消
費者にも利用されているものであり、刺激臭および白化
現象が無い瞬間接着剤、さらには硬化物が柔軟性である
瞬間接着剤は工業用のみでなく一般消費者も待望してい
るものであり、工業界においても保存安定性と接着速度
の更なる改良が要求されているものである。本発明者等
は、従来の2-シアノアクリレートの問題点であった刺激
臭、白化現象を解決し、かつ貯蔵安定性および接着速度
に優れた特性を有するシアノアクリレート系瞬間接着
剤、さらには硬化物が柔軟であるシアノアクリレート系
瞬間接着剤を提供することを課題として研究を行ったの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、鋭意検討した結果、特定のアニオン
重合禁止剤を配合したアルコキシアルキル2-シアノアク
リレートまたはテトラヒドロフルフリル2-シアノアクリ
レートから成り酸分含有量の低いシアノアクリレート系
接着剤組成物が、刺激臭、白化現象という問題点を解決
し、かつ貯蔵安定性および瞬間接着性に優れた特性を有
する組成物であることを見いだした。また、さらに柔軟
化剤を配合することにより硬化物が柔軟であるシアノア
クリレート系接着剤になることを見いだし、本発明を完
成したのである。
【0008】即ち、本発明は、アルコキシアルキル2-シ
アノアクリレートまたはテトラヒドロフルフリル2-シア
ノアクリレートを主成分とし三フッ化ホウ素または三フ
ッ化ホウ素錯塩をアニオン重合禁止剤として含有し、以
下に示す方法で測定される酸分が0.5×10-6グラム
当量数/g以下であることを特徴とするシアノアクリレ
ート系接着剤組成物に関するものである。 [酸分測定方法]アセトン90mlに接着剤組成物3gを
混合し更に蒸留水3mlを加えた試料を、pH4.5〜5.
0に変色範囲を有する指示薬を用いて、1/100規定
のNaOH水溶液で中和滴定する。さらに、本発明は上
記組成物に硬化促進剤が併用されていることを特徴とす
るシアノアクリレート系接着剤組成物、柔軟化剤が併用
されていることを特徴とするシアノアクリレート系接着
剤組成物に関するものである。
【0009】
【実施の形態】以下に、本発明の接着剤組成物について
説明する。本発明に用いられる組成物の構成成分である
アルコキシアルキル2-シアノアクリレートの具体例とし
ては次のようなものが挙げられる。すなわち、2-シアノ
アクリル酸のエステルとしてメトキシエチル、エトキシ
エチル、プロポキシエチル、イソプロポキシエチル、ブ
トキシエチル、ヘキシロキシエチル、2-エチルヘキシロ
キシエチル、ブトキシエトキシエチル、ヘキシロキシエ
トキシエチル、2-エチルヘキシロキシエトキシエチル、
メトキシプロピル、メトキシプロポキシプロピル、メト
キシプロポキシプロポキシプロピル、エトキシプロピ
ル、エトキシプロポキシプロピル等のエステルが挙げら
れるが、これらに限られるものではない。本発明に用い
られる好ましいアルコキシアルキル2-シアノアクリレー
トは、メトキシエチル2-シアノアクリレートおよびエト
キシエチル2-シアノアクリレートである。
【0010】本発明に用いられるアニオン重合禁止剤で
ある三フッ化ホウ素錯塩の具体例としては次のようなも
のが挙げられる。すなわち、水、酢酸、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、t-ブチルメ
チルエーテル、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、フェノール、メチルスルフィド
等と三フッ化ホウ素との錯塩が挙げられるが、これらに
限られることはなく、また、これらは混合して使用する
こともできる。本発明に用いられるアニオン重合禁止剤
としての三フッ化ホウ素錯塩のなかで本発明にとり好ま
しいものは、三フッ化ホウ素アルコール錯塩、三フッ化
ホウ素エーテル錯塩である。本発明においてアニオン重
合禁止剤の配合量は接着剤組成物に対し、50〜100
ppmであるのが好ましく、アニオン重合禁止剤の配合量
が、50ppmより少ないと粘度劣化が起こりやすく、ま
た、一方100ppmを越えると接着速度劣化が起こりや
すいため十分な保存安定性が得られない。
【0011】本発明に用いられる硬化促進剤としては、
クラウンエーテルおよびその類縁体(以下「クラウン化合
物」という)およびポリアルキレンオキサイドおよびその
誘導体(以下「アルキレンオキサイド誘導体」という)が好
ましく、それらの化合物のなかから選択された一種また
は二種以上が用いられる。上記硬化促進剤について以下
に詳しく説明する。 クラウン化合物 クラウンエーテルの酸素原子は、環の内側に配列してそ
の中央部またはその上下に金属イオンまたは有機イオン
を配位結合によりとり込む性質がある。最も典型的なク
ラウンエーテルは18-クラウン-6(エチレンオキシドの環
状6量体)である。ここで、18は環の員数を示し、6
は酸素の員数を示す。代表的なクラウンエーテル化合物
とその構造は、ケミカルレビュー誌記載の総説(James J
Christensen, Delbert J Eatough, Reed M Izatt, Cemi
cal Reviews 1974, Vol.74, No.3, 351〜384)に示され
ている。本発明においては、これらの化合物がすべて使
用できるほか、これらの他にも、大環状ポリエーテル構
造を有する化合物であって金属イオンや有機イオンを選
択的にとり込み得る構造のいわゆる広義のクラウン化合
物であれば使用可能である。更に、クラウンエーテル類
の酸素を、窒素、硫黄、りん、硼素等により一部又は全
部置換した化合物、例えばジチア-15-クラウン等も、本
発明のクラウン化合物として使用できる。また、クラウ
ンエーテルのエチレン基の部分は必ずしもエチレン基の
みに限られず、例えばベンゾ基、シクロヘキシル基、デ
カリル基、ナフト基、メチルベンゾ基、ブチルベンゾ
基、ビニルベンゾ基、ブチルシクロヘキシル基、オキシ
シクロヘキサン基、メチレン基、トリメチレン基、テト
ラメチレン基、ペンタメチレン基等によってその一部が
置換されていてもよいし、或いはエチレン基の水素の一
部がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、アセ
チル基、フェニル基、オキシゲン基、フルオロ基によっ
て置換された類縁体であってもよい。例えば、特開平5
−331422号公報においてアニオン重合促進剤とし
て開示されたクラウンエーテルおよびシラクラウン化合
物は、すべて本発明の硬化促進剤として使用可能であ
る。
【0012】アルキレンオキサイド誘導体 本発明においては、特に限定されることなく各種のポリ
アルキレンオキサイドおよびその誘導体を用いることが
できる。例えば、特公昭60−26513号公報、特公
平1−43790号公報、特開昭63−128088号
公報、特開平3−167279号公報に開示されている
ポリアルキレンオキサイドおよびその誘導体はすべて使
用可能である。その具体例としては次のようなものが挙
げられる。 [ポリアルキレンオキサイド]ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリ1,3-プロピレングリコール、ポリトリメチレンオキ
シド、ポリテトラメチレンオキシド、ポリエピクロルヒ
ドリン、ポリ3,3-ビス(クロロメチル)ブチレンオキサイ
ド、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ1,3-
ジオキソラン、ポリ2,2-ビス(クロロメチル)プロピレン
オキサイド、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイ
ドブロックポリマー、ジグリセリン、トリグリセリン、
テトラグリセリン等のポリグリセリン、ホルムアルデヒ
ド縮合体、アセトアルデヒド縮合体、トリオキサン重合
体等。また、ポリエーテル型ウレタン硬化用ポリオール
として市販されている各種のポリアルキレンオキサイド
も本発明の硬化促進剤として使用可能である。 [ポリアルキレンオキサイド誘導体]代表的なポリアル
キレンオキサイド誘導体としては、上記ポリアルキレン
オキサイドと酸とのエステル、上記ポリアルキレンオキ
サイドとヒドロキシ基含有化合物とのエーテル等が挙げ
られ、それらが好ましく用いられる。また、特開平4−
248886号公報に開示されている化合物、例えばイ
ソシアナートエチルメタクリレートとポリエチレングリ
コールとの反応生成物等のポリアルキレンオキサイド誘
導体も、本発明の硬化促進剤として好適に使用される。
更に、それらに限定されることなく、分子末端に種々の
置換基を有するもの、ポリアルキレンオキサイドの内部
に他の結合部を有するもの等、分子内部にポリアルキレ
ンオキサイド構造を有するものであれば本発明の硬化促
進剤として使用可能である。上記エステルを構成しうる
酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピ
バリン酸、ペンタノイック酸、n-ヘキサノイック酸、2-
メチルペンタノイック酸、n-オクタノイック酸、n-デカ
ノイック酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、シクロヘキシルカルボン酸、シクロペ
ンチルカルボン酸、シクロプロピルカルボン酸、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、ナフテ
ン酸、安息香酸、β-ナフチルカルボン酸、p-トルエン
カルボン酸、フランカルボン酸、p-クロル安息香酸、モ
ノクロル酢酸、シアノ酢酸、グリコール酸、乳酸、フェ
ニルオキシプロピオン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、セバチン酸、ブタンテトラカルボン酸、アコニ
ット酸、プロパン-1,2,3-トリカルボン酸、クエン酸、
オルソフタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、ピロ
メリット酸等を挙げることができる。そして、ポリアル
キレンオキサイド誘導体としてのエステルの具体例とし
ては、例えば以下のものが挙げられる。 [1]ポリエチレングリコールモノアルキルエステル、
ポリエチレングリコールジアルキルエステル、ポリプロ
ピレングリコールジアルキルエステル等(例えばアセテ
ート、トリフルオアセテート、ラウレート、ステアレー
ト、オレート、メタクリレート等のエステル)。 [2]ビスフェノールA、水添ビスフェノールA、トリ
メチロールプロパン、グリセリン、アジピン酸、トリメ
リット酸、イソシアネート化合物、リン酸、ケイ酸の、
ポリアルキレンオキサイド付加物等(アルキレンとして
は、例えばエチレン、プロピレン等)。 [3]ポリオキシエチレンソルビタンエステル、テトラ
オレイン酸−ポリオキシエチレンソルビット、(ポリオ
キシアルキレン)ポリシラレート、(ポリオキシアルキレ
ン)ポリホスフェート等(アルキレンとしては、例えばエ
チレン、プロピレン等)。 また、上記エーテルを構成しうるヒドロキシ基含有化合
物としては、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、
2-エチルオクタノール、デカノール、ラウリルアルコー
ル、セシルアルコール、ステアリルアルコール、オレイ
ルアルコール、フェノール、α−ナフトール、β−ナフ
トール、クレゾール、t-ブチルフェノール、オクチルフ
ェノール、ノニルフェノール、p-クロロフェノール、レ
ゾール、ビスフェノールA、2-クロロエタノール、エチ
レンシアンヒドリン、トリフルオロエタノール、ベンジ
ルアルコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオ
ール、グリセリン、ソルビトール、水添ビスフェノール
A、トリメチロールプロパン等を挙げることができる。
そして、ポリアルキレンオキサイド誘導体としてのエー
テルの具体例としては、例えば以下のものが挙げられ
る。 [1]ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、ジ
エチレングリコールジアルキルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノアルキルエーテル、ジプロピレングリコ
ールジアルキルエーテル等(アルキルとしては例えばメ
チル、エチル、プロピル、ブチル等)。 [2]ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、
ポリエチレングリコールジアルキルエーテル等(アルキ
ルとしては例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ラウリル、セシル、ステアリル、オレイル等);ポリプ
ロピレングリコールモノアルキルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジアルキルエーテル等(アルキルとして
は例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ラウリ
ル、セシル、ステアリル、オレイル、パーフルオロアル
キル等)。 [3]ポリエチレングリコールモノアリールエーテル、
ポリエチレングリコールジアリールエーテル等(アリー
ルとしては例えばオクチルフェニル、ノニルフェニル
等)。 これらのポリアルキレンオキサイドおよびその誘導体と
しては、その分子量が100〜10000の範囲である
ものが好ましい。これは、分子量100未満のものは硬
化促進効果が少なく、また分子量が10000を超える
と2-シアノアクリレートに溶解し難くなるので硬化促進
効果が低下するためである。
【0013】本発明の接着剤組成物において硬化促進剤
の好ましい添加量は、上記クラウン化合物を用いる場合
には0.001〜1%(より好ましくは0.01〜0.1
%)、上記アルキレンオキサイド誘導体を用いる場合に
は0.01〜10%(より好ましくは0.1〜1%)であ
る。硬化促進剤の添加量が上記範囲未満では速硬化性が
不十分となる場合があり、また添加量が上記範囲を超え
ると組成物の保存安定性が低下する恐れがある。
【0014】また、上記以外に使用可能な硬化促進剤と
しては、例えば特開昭59−64681号公報に記載
の、分子中にポリスルフィド結合及びエーテル結合を有
する環状イオウ化合物等が挙げられる。この環状イオウ
化合物を硬化促進剤として用いる場合には、その添加量
を0.001〜5%(より好ましくは0.01〜0.5%)
とすることが好ましい。
【0015】本発明に用いられる柔軟化剤としてはシア
ノアクリレート系接着剤の性能に格別に悪影響を及ぼさ
ないものが挙げられ、具体的に以下の化合物が例示され
るがこれらに限られるものではない。 [可塑剤]リン酸エステル系として、リン酸トリブチ
ル、リン酸トリ2-エチルヘキシル、リン酸トリフェニ
ル、リン酸トリクレジル等があり、フタル酸エステル系
として、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル
酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジ-n-オク
チル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、フタル酸ジイソ
ノニル、フタル酸オクチルデシル、フタル酸ジイソデシ
ル、フタル酸ブチルペンチル等があり、セバシン酸エス
テル系としてセバシン酸ジブチル、セバシン酸2-エチル
ヘキシル等があり、オキシ酸エステル系としてアセチル
クエン酸エステル等が挙げられる。
【0016】[多官能性化合物]アルコール残基として
のジペンタエリスリトール残基と酸残基としてのアクリ
ル酸またはメタクリル酸残基を有するエステルとして、
ジペンタエリスリトールトリアクリレート(市販品とし
ては KAYARAD D-330;日本化薬株式会社製)、ジペンタ
エリスリトールテトラアクリレート(市販品としては KA
YARAD D-320;日本化薬株式会社製)、ジペンタエリスリ
トールペンタアクリレート(市販品としてはKAYARAD D-3
10;日本化薬株式会社製)およびジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレート(市販品としては KAYARAD DPHA
;日本化薬株式会社製)、さらにはジペンタエリスリト
ールをカプロラクトンで変性した変性ジペンタエリスリ
トールヘキサアクリレート(市販品としては KAYARAD DP
CA-20、 KAYARAD DPCA-30、KAYARAD DPCA-60 、KAYARAD
DPCA-120;日本化薬株式会社製)等が挙げられる。アク
リロイル基またはメタクリロイル基(以下両方合わせて
(メタ)アクリロイル基といいそれに基づくエステルを
(メタ)アクリレートという)を分子内に3個以上有する
多官能性化合物の具体例としては、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、3個以上の(メタ)アクリロイル基
を有するウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)
アクリレートおよびペンタエリスリトール変性ポリ(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0017】[ポリマー]ポリカーボネートジオール、
ポリエステルポリオール等が挙げられる。これらの内、
好ましい柔軟化剤はフタル酸ジメチル、フタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジブチル、アセチルクエン酸トリブチルで
ある。本発明に用いられる柔軟化剤の2-シアノアクリレ
ートへの配合量は、両者の合計量を基準にして、可塑剤
が好ましくは5重量%〜40重量%、更に好ましくは1
0重量%〜30重量%である。可塑剤の配合量が、5重
量%より少ないと柔軟性不良により十分な補強効果が得
られず、一方40重量%を越えると接着速度の遅延およ
び強度不良を引き起こすようになる。
【0018】本発明のシアノアクリレート系接着剤組成
物は下記の方法により測定される酸分が0.5×10-6
グラム当量数/g以下(より好ましくは0.4×10-6
ラム当量数/g以下)のものである。 [酸分測定方法]アセトン90mlに接着剤組成物3gを
混合し更に蒸留水3mlを加えた試料を、指示薬としてp
H4.5〜5.0に変色範囲を有するものを用いて、1/
100規定のNaOH水溶液で中和滴定する。酸分が0.
5×10-6グラム当量数/g以下のシアノアクリレート
系接着剤組成物は0.5×10-6グラム当量数/gを超え
る接着剤組成物に比べて速硬化性が高く、保存安定性も
良好である。この原因としては、酸分に由来する酸がシ
アノアクリレートの加水分解を促進するためと考えられ
る。酸分の下限は特に限定されないが、必要以上に酸分
を減らすと製造コストが増大したり、組成物の粘度安定
性が低下したりする場合があるので、酸分を0.01×
10-6グラム当量数/g以上とすることが好ましい。
【0019】接着剤組成物の酸分を低減する具体的な方
法は特に限定されず、各種の製造方法により得られた組
成物の酸分が結果的に所定値以下となっていればよい。
例えば、2-シアノアクリレートモノマーの製造時におい
て、単に不純物の総量が少なくなる条件を選択するので
はなく、この酸分を選択基準として蒸留条件を改良する
方法等が挙げられる。
【0020】組成物の酸分を測定する際に中和の終点を
判別するために用いられる指示薬としては、pH4.5〜
5.0に変色範囲を有するものであり、それらの具体例
としてはブロモフェノールブルー、ブロモクレゾールブ
ルー、メチルエロー等の指示薬またはこれらの混合指示
薬が挙げられる。pH4.5〜5.0に変色範囲を有する
指示薬を用いるのは、シアノアクリレート系接着剤組成
物に格別な悪影響を及ぼさない酸分は除外し、問題にな
る酸分だけを正確に把握するためである。なお、本発明
における酸分の測定方法は上記したとおりであるが、上
記指示薬の使用が困難な場合には、中和滴定の終点をp
H4.5〜5.0とし、電気的な方法により中和終点を求
めてもよい。さらにシアノアクリレート、アセトンおよ
び蒸留水の量比等が上記記載の数値と多少異なっていて
も結果的には略同等の値が得られる。
【0021】シアノアクリレート系接着剤には、常法に
従い、所望成分としての下記に示されるラジカル重合禁
止剤、開始剤、増粘剤、その他の添加剤を適宜配合する
ことができる。 [ラジカル重合禁止剤]貯蔵安定性向上のためのラジカ
ル重合禁止剤としては、例えばハイドロキノンやハイド
ロキノンモノメチルエーテル等が添加される。 [開始剤]ラジカル開始剤としてハイドロパーオキサイ
ド、パーオキシエステル、ケトンパーオキサイド、パー
オキシケタール、ジアルキルパーオキサイド、ジアシル
パーオキサイド、パーオキシジカーボネート等の有機過
酸化物が添加される。 [増粘剤]増粘剤として、例えば、各種(メタ)アクリレ
ートのホモポリマー或いはコポリマー、アクリルゴム、
セルロース誘導体、シリカなどを溶解或いは分散して粘
稠液或いはチクソ性を有する液とすることもできる。 [その他添加剤]その他染料および顔料、希釈剤等を配
合することもできる。
【0022】本発明におけるアルコキシアルキル2−シ
アノアクリレート等からなる接着剤組成物が特異的に保
存安定性が良好である原理は以下のように考えられる。 [アニオン重合禁止剤の特定]シアノアクリレート系接
着剤組成物の経時変化は、おもにシアノアクリレートの
重合による粘度劣化と、シアノアクリレートの加水分解
による接着速度の劣化である。この劣化を抑制するため
に、一般的に安定剤として、ラジカル重合禁止剤とアニ
オン重合禁止剤が配合されている。アニオン重合禁止剤
は一般的に酸性物質であり、粘度劣化を抑制する。しか
し、この配合量が多すぎると加水分解が促進されるた
め、接着速度劣化は促進する。また、配合量が少なすぎ
ると粘度劣化を抑制できない。よって、その配合量は粘
度劣化を抑制し、且つ接着速度劣化が起こりにくい量の
中から決定している。公知であるアニオン重合禁止剤
は、アルキル2-シアノアクリレートを長期に渡って粘度
劣化を抑制するために必要な量が比較的少なく、その配
合量で接着速度劣化は起こりにくい。よって、保存安定
性が良好な接着剤組成物が調製可能である。しかしなが
ら、アルコキシアルキル2-シアノアクリレート等におい
ては、この様な関係は成り立たず、アルコキシアルキル
2-シアノアクリレート等のアニオン重合禁止剤として本
発明以外のアニオン重合禁止剤は、粘度劣化を長期に渡
って抑制するために必要な量を添加すると接着速度劣化
が著しく促進される。逆に長期に渡り接着速度劣化を抑
制するために配合量を少なくすると粘度劣化が著しく早
い。よって、たとえバランスの取れた配合量を決定した
としても、その接着剤組成物の保存安定性は良好ではな
い。一方、上記記載の特定のアニオン重合禁止剤にはア
ルコキシアルキル2-シアノアクリレート等に対して、粘
度劣化を抑制し、且つ接着速度劣化が起こりにくい量が
存在しており、上記特定のアニオン重合禁止剤を用い、
酸分の量を特定以下に抑えることにより始めて、保存安
定性の良好なアルコキシアルキル2-シアノアクリレート
等を主成分とするシアノアクリレート系接着剤の調合が
可能となったのである。
【0023】[酸分の低減]2-シアノアクリレートの製
造段階において2-シアノアクリル酸やシアノ酢酸が副生
する。2-シアノアクリル酸は2-シアノアクリレートモノ
マーの加水分解等により生じ得る。またシアノ酢酸は、
一般的な2-シアノアクリレートモノマーの製造方法にお
いて用いられる原料の一つであるシアノアセテートが、
2-シアノアクリレートモノマーの製造段階または精製段
階において加水分解すること等により生じ得る。2-シア
ノアクリレートの精製方法は一般的に蒸留によって行わ
れるが、アルコキシアルキル2-シアノアクリレート等は
沸点が高いため、アルコキシアルキル2-シアノアクリレ
ート等の蒸留はアルキル2-シアノアクリレートより高い
温度で行われる。よって、上記の酸性成分はアルキル2-
シアノアクリレートよりもアルコキシアルキル2-シアノ
アクリレート等の製造において発生しやすい。これらの
酸は2-シアノアクリレートの加水分解を促進する触媒と
なり、アルコキシアルキル2-シアノアクリレート等を主
成分とするシアノアクリレート系接着剤の保存安定性を
阻害していた。これらの酸性成分は前記の方法で測定す
ることが可能であり、その量を0.5×10-6グラム当
量数/g以下に抑えることが接着剤組成物を安定にする
ために必要であることを見出して、前記した様にアルコ
キシアルキル2-シアノアクリレート等を主成分とするシ
アノアクリレート系接着剤の保存安定性を良好にするこ
とができたのである。
【0024】
【実施例】以下、実施例および比較例により更に詳しく
本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものでない。 実施例1〜16、比較例1〜8 ○保存安定性試験 表1および表2に示される組成の接着剤を常法により調
製し、保存安定性を下記のようにして評価した。 [強制劣化試験]接着剤をポリエチレン製容器に入れて
アルミパックした後、60℃の恒温槽に入れて20日間
放置して強制的に劣化させたものについて、接着速度お
よび粘度測定を行い、初期(強制劣化前)のものと併せて
表1および表2に示した。 [接着速度]試験片として硬質塩化ビニルを用い、JI
SK6861のセットタイム試験方法に準拠して測定し
た。 [粘度]E型粘度計で25℃における粘度を測定した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1および表2から明らかなように、本発
明組成物は初期接着速度が速く、且つ保存安定性試験後
の接着速度および粘度が初期と同等で、保存安定性が良
好であることが判る。一方、比較例に示した組成物は、
初期接着速度が遅い、保存安定性試験後の接着速度が遅
い、粘度が増粘する等本発明組成物に比較して劣るもの
であり、比較例に対して本発明組成物が優れたものであ
ることが判る。
【0028】○硬化物硬度・刺激臭・接着強度・接着速
度測定 表3に示される組成の接着剤を常法により調製し、それ
らの特性を以下に示す方法で測定し、その結果を表3に
記載し本発明組成物の評価を行った。 [硬化物硬度と刺激臭]刺激臭に関しては、人の嗅覚で
比較例と比較して、良好な場合に○印とした。また、硬
度はショア硬度計Dタイプで評価した。 [接着速度]試験片として硬質塩化ビニルを用い、JI
SK6861のセットタイム試験方法に準拠して測定し
た。 [接着強度]試験片としてクロロプレンゴムを用い、J
ISK6861の引張りせん断接着強さ試験方法に準拠
して測定した。表中×は基材破壊を示し、△は基材一部
破壊を示す。
【0029】
【表3】
【0030】表3から明らかなように、本発明組成物は
刺激臭が少なく、柔軟化剤を含有しているものはショア
硬度Dで約50以下という柔軟性を示している。さら
に、接着速度が速く、クロロプレンゴムの接着強度は基
材破壊や一部破壊するほどであり、優れていることが判
る。一方、比較例に示した組成物は刺激臭が大きく、本
発明組成物に比較して劣るものであり、比較例に対して
本発明組成物が優れたものであることが判る。
【0031】
【発明の効果】本発明のシアノアクリレート系接着剤組
成物は、刺激臭、白化現象を解決し、かつ貯蔵安定性お
よび瞬間接着性に優れた特性を有するものであり、さら
に柔軟性を付与することもできる。このような特性を有
する瞬間接着剤は従来のものより更に多くの用途におい
て幅広く利用され、各種産業界のみならず、一般家庭に
おいても利用することが出来る非常に有効なものであ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコキシアルキル2-シアノアクリレー
    トまたはテトラヒドロフルフリル2-シアノアクリレート
    を主成分とし三フッ化ホウ素または三フッ化ホウ素錯塩
    をアニオン重合禁止剤として含有し、以下に示す方法で
    測定される酸分が0.5×10-6グラム当量数/g以下で
    あることを特徴とするシアノアクリレート系接着剤組成
    物。 [酸分測定方法]アセトン90mlに接着剤組成物3gを
    混合し更に蒸留水3mlを加えた試料を、pH4.5〜5.
    0に変色範囲を有する指示薬を用いて、1/100規定
    のNaOH水溶液で中和滴定する。
  2. 【請求項2】 三フッ化ホウ素錯塩がアルコール塩もし
    くはエーテル塩であることを特徴とする請求項1のシア
    ノアクリレート系接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 硬化促進剤を含有することを特徴とする
    請求項1のシアノアクリレート系接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 硬化促進剤がクラウンエーテル類および
    その類縁体、ポリアルキレンオキサイドおよびその誘導
    体から選択されたものであることを特徴とする請求項3
    のシアノアクリレート系接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 柔軟化剤を含有することを特徴とする請
    求項1または請求項3のシアノアクリレート系接着剤組
    成物。
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