JPH10172822A - 巻線型電子部品及びその製造方法 - Google Patents

巻線型電子部品及びその製造方法

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JPH10172822A
JPH10172822A JP8342439A JP34243996A JPH10172822A JP H10172822 A JPH10172822 A JP H10172822A JP 8342439 A JP8342439 A JP 8342439A JP 34243996 A JP34243996 A JP 34243996A JP H10172822 A JPH10172822 A JP H10172822A
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core
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義弘 天田
Nobuyasu Shiba
信康 柴
Katsuo Koizumi
勝男 小泉
Kazuhiko Otsuka
一彦 大塚
Nobuhiro Umeyama
信浩 梅山
Takayuki Uehara
孝行 上原
Iwao Fujikawa
巌 藤川
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル引出し線の断線を良好に低減して、信
頼性や生産性の向上を図る。 【解決手段】 溝16は、ボビン端側からコア側に向か
って深さが徐々に増大する形状となっている。接合は、
溝16に引出し線20を這わせて行われる。溝16の深
さに対応して引出し線20は圧着され、ボビン端側から
コア側に向かって徐々に厚さが増大する。鍔部14の端
面側から溝16を見ると、(C-2)のようになる。ま
た、鍔部14のコア側から溝16を見ると、(C-3)の
ようになる。圧着された引出し線20は、厚さ形状が急
に変化することはなく、曲折部分も含めて徐々に変化す
る。従って、引出し線20の接合部分と巻線部分との間
に集中する断線の発生も低減されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インダクタ,ト
ランス,チョークコイルなどの巻線型の電子部品及びそ
の製造方法にかかり、更に具体的には、巻線の断線に対
する改良に関するものである。
【0002】
【背景技術と発明が解決しようとする課題】巻線形の電
子部品としては、既に各種のものが実用化されており、
また各種の改良も行われている。例えば実開昭51−1
15547号公報には、端部に鍔部を有する巻芯(コイ
ルボビン)のコア部にコイルを巻くとともに、鍔部の周
面に導電層を形成し、この導電層にコイルのリード線の
端部を接続し、且つ、プリント基板の導電部にも接続す
るようにした固定インダクタンス素子が開示されてい
る。実開昭56−110612号公報には、鍔部に溝を
形成し、この溝内にコイル端部を収納するようにしたイ
ンダクタンス素子が開示されている。
【0003】特開昭57−73916号公報には、コア
中央に巻回されたコイルの端末をコア端部の鍔部に形成
された導電体層に接続するとともに、樹脂封止後端面に
電極を形成した小型インダクタが開示されている。更
に、実開昭61−144616号公報には、四角形の鍔
部に巻線引出溝を設けてリード線を引出すとともに、鍔
部側面にも電極を設けるようにしたチップコイルが開示
されている。
【0004】以上のように、巻線型電子部品は、コア部
にコイルを巻回するとともに、このコイルの引出し線を
鍔部の電極に接合した構成となっている。鍔部に対する
コイル引出し線の接合は、例えば熱圧着などの手法で行
われる。図10(A)には、接合時の様子が示されてい
る。四角形状の鍔部900を端部に有する巻芯のコア部
902には、コイル903が巻回されている。また、鍔
部900の端面及び側面には、ディップ法などの適当な
方法で導電性(銀)ペーストなどによって電極904が
形成されている。コイル903の引出し線906は、矢
印FAで示すように、鍔部900の電極902に熱圧着
される。具体的には、同図(B)に示すように、斜部を
有する加熱された押し当て部材907によって圧着が行
われるとともに、引出し線906の先端の切断が行われ
る。なお、電極部分には、その後メッキが施される。
【0005】引出し線906の圧着部分の断面を見る
と、同図(B)のように、曲折位置で厚さ形状が大きく
変化している。すなわち、圧着部908は平たく潰され
ており、これが本来の形状の円柱部910に連続してい
る。このため、引出し線906の接合部分と巻線部分と
の間に外力が集中的に作用し、曲折部位で脆弱となる性
質を持っている。
【0006】同図(C)には他の巻芯形状が示されてお
り、鍔部900の側面に引出し線906を収めるための
凹部912がそれぞれ形成されている。引出し線906
を凹部912に収めると、同図(D)に拡大して示すよ
うになる。このような構成の場合、凹部912の引出し
線の中心とコア側の引出し線の中心とは、ほぼ90度の
角度となっており、曲げストレスが大きい状態にある。
もちろん、同図(A)の例でも同様である。
【0007】一方、メッキ工程などでは、通常多数の巻
線型電子部品がメッキ槽内に投入されて擦れ合う。ま
た、最近では、巻線型電子部品もいわゆるバルク対応と
なっており、容器内に多数の巻線型電子部品を収納して
吸着により取り出すようになってきている。この場合に
も、巻線型電子部品同士が擦れ合うようになる。する
と、引出し線906の曲折部分が擦れ合いの影響を受
け、やがては断線してしまう可能性がある。
【0008】次に、コイル903としては一般に被覆銅
線が使用されるが、電極904との接合部分ではその被
覆を除去する必要がある。被覆を剥ぐ方法としては、機
械的(物理的)に剥ぐ方法と化学的に剥ぐ方法がある。
しかし、機械的に剥ぐ方法では、銅線に傷が付きやす
く、これが原因となって断線が生ずる可能性が高くなっ
てしまう。また、化学的に剥ぐ方法では、そのような不
都合は生じないものの、剥ぎ代の精度が出難い,インダ
クタンス値も精度が出難いなどの不都合がある。
【0009】この発明は、以上の点に着目したもので、
コイル引出し線の断線を良好に低減して、信頼性や生産
性の向上を図ることができる巻線型電子部品及びその製
造方法を提供することを、その目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の巻線型電子部品は、巻芯のコア部に巻回
されたコイルの引出し線が、鍔部の電極に接合されてい
る巻線型電子部品において、前記鍔部の側面に巻芯端側
からコア側に向かって深くなる溝を形成し、この溝で引
出し線と電極を接合したことを特徴とする。
【0011】他の発明では、鍔部の側面に引出し線より
も深い溝が形成され、この溝で引出し線と電極が接合さ
れる。又は、鍔部のコア側の角部に丸み部が形成され、
この丸み部に沿って引出し線を曲折して電極と接合され
る。あるいは、電極が鍔部のコア側に形成され、引出し
線が鍔部のコア側で電極と接合される。また、鍔部のコ
ア側の角部と引出し線との間に緩衝層が形成される。
【0012】更に他の発明では、巻芯長手方向に対して
斜めになるように引出し線と電極を接合するための段差
又は溝が、鍔部の側面に形成される。又は、鍔部の側面
にコイルの巻回方向に沿って溝が形成され、この溝で引
出し線と電極が接合される。あるいは、引出し線と前記
電極との接合部分に導電性樹脂層を形成したことを特徴
とする。あるいは、引出し線が鍔部から離れた位置から
引出され、又は、鍔部の側面に溝を形成して引出し線と
電極を接合するとともに、溝が外装で埋められる。
【0013】この発明の製造方法は、前記引出し線を、
被覆が付いた状態で前記電極に接合することを特徴とす
る。主要な形態によれば、引出し線の接合時に、被覆除
去剤によって接合部位の被覆が除去される。他の製造方
法は、塗料を複数回に分けて塗布することを特徴とす
る。
【0014】この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態につい
て、実施例を参照しながら詳細に説明する。
【実施例1】最初に、図1を参照しながら実施例1につ
いて説明する。同図(A)には実施例1にかかる巻芯1
0の主要部が示されている。同図において、巻芯10
は、コア部12の端部に四角柱状ないし端面四角形状の
鍔部14がそれぞれ設けられている。なお、図中には一
方の鍔部14のみが示されている。鍔部14の各側面に
は、断面略V字状の溝16がそれぞれ形成されている。
【0016】同図(B)には、同図(A)の#1−#1線
に沿って矢印方向に見た溝16の断面が示されている。
同図に示すように、溝16は、巻芯端側からコア側に向
かって深さが徐々に増大する形状となっている。このよ
うな溝16を有する鍔部14の端面及び側面には、コイ
ル引出し線接続用の電極18が形成される。
【0017】なお、コア部12の両端に鍔部14を備え
た巻芯10は、例えばフェライトやアルミナを焼成する
ことで形成される。そして、鍔部14の表面に形成され
た電極18は、Ag,Ag−Pd,Ag−Pt,Cuなどによ
る1〜30μmの薄膜層もしくは厚膜層と、その上に形
成されたNi,Sn,Sn−Pbなどによる1〜10μmの
メッキ層によって形成されている。また、寸法の一例を
示すと、巻芯の長さは1.6mm程度,幅及び高さは0.
8mm程度である。巻芯中央のコア部の径は0.2〜0.
7mmであり、鍔部16の幅は0.2〜0.5mmである。
【0018】次に、本実施例の作用を説明する。上述し
た溝16で電極18に引出し線を圧着接合したときの様
子を示すと、図1(C-1)に示すようになる。すなわ
ち、溝16の深さに対応して引出し線20が圧着され、
巻芯端側からコア側に向かって徐々に厚さが増大する。
鍔部14の端面側から溝16を見ると、同図(C-2)の
ようになる。また、鍔部14のコア側から溝16を見る
と、同図(C-3)のようになる。このように、本実施例
によれば、圧着された引出し線20は、厚さ形状が急に
変化することはなく、曲折部分も含めて徐々に変化す
る。従って、図10(B)に示した背景技術と比較し
て、引出し線20の接合部分と巻線部分との間に集中す
る断線の発生も低減されるようになる。
【0019】図(D-1)には、変形例が示されている。
この例では、前記実施例と比較して、溝22がコア側で
更に深くなっており、引出し線20の径とほぼ同等の深
さとなっている。このため、鍔部14の端面側から溝2
2を見ると、前記実施例と同様に同図(D-2)のように
なっているものの、鍔部14のコア側から溝22を見る
と、同図(D-3)のようになる。すなわち、コア側の曲
折部分は、ほぼ引出し線20の径に相当する厚みとなっ
ている。このため、巻芯端側からコア側に至る引出し線
20の厚み形状の変化は、前記実施例と比較して更に穏
やかとなり、断線の発生も更に低減されるようになる。
なお、前記例では、溝16が徐々に深くなる構成とした
が、段階的に深くなる構成としてもよい。溝形状も、V
字状以外の適当な形状としてよい。
【0020】図2には、他の変形例が示されている。前
記実施例では、引出し線20を圧着によって電極18に
接合したが、この例では導電性ペースト,すなわち導電
性樹脂(導電性接着剤)や半田ペーストやメッキなどの
導電性結合手段によって接合が行われる。同図(A)は
鍔部14の端面に沿った断面であり、(B)は(A)の#
2−#2線に沿って矢印方向に見た断面である。これら
の図において、鍔部14の側面には断面略コ字状の溝1
7が設けられており、その深さは引出し線20の径より
も十分大きく設定されている。電極18は、この溝17
も含めて形成される。溝17に収納された引出し線20
は、導電性ペースト19によって電極18に接合され
る。このような構成とすることで、引出し線20の厚み
が全く変化せず、厚みの急な変化による断線が良好に防
止される。
【0021】
【実施例2】次に、図3を参照しながら実施例2につい
て説明する。同図は、いずれも巻芯の長手方向断面を示
すものである。まず、(A)の実施例は、鍔部30のコ
ア側に丸み部32を形成した構成となっている。引出し
線20は、鍔部30の側面から丸み部32に沿ってコア
部12に巻回される。従って、図10(D)に示したよ
うな鋭角で引出し線20が曲折することはなく、曲げス
トレスが低減される。また、鍔部の鋭い角部(頂部)に
引出し線が接することもなく、断線や傷の発生が防止さ
れるようになる。
【0022】同図(B)に示す実施例は、鍔部14のコ
ア側まで電極34を形成し、コア側で引出し線20を溶
接などの適宜の方法で接合したものである。接合点36
及びコイル38は塗料(図示せず)によって被覆され、
外部に露出することはない。従って、メッキ時やバルク
実装時に部品が擦れ合っても断線の恐れはない。同図
(C)の実施例も同様の観点に立つもので、電極40
は、鍔部14の表面のみならず、コア部12の端部部分
にも形成されている。引出し線20は、このコア部12
上に形成された内側電極42の位置で溶接などの適宜の
方法で接合される。
【0023】同図(D)に示す例は、電極44を同図
(B)の例と同様に鍔部14の表面全体に形成するとと
もに、この電極44を介して引出し線20が圧着されて
いる。つまり、鍔部14のコア側角部46の部分も電極
44によって覆われており、この電極44を介して引出
し線20が接する構成となっている。このため、引出し
線20は電極44と擦れ合うようになるが、同じ金属同
士であって電極44が緩衝層として機能するため、スト
レスの発生が軽減され、断線の発生も低減されるように
なる。この例では電極による金属層を鍔部と引出し線と
の間に緩衝層として設けたが、他の材料を緩衝層として
設けるようにしてもよい。例えば、有機材料やカーボン
層などが好適である。
【0024】同図(E)に示す例は、鍔部50のコア側
に段差52を形成し、この段差52まで電極54を形成
したものである。引出し線20は、この段差52上で電
極54に溶接などの適宜の方法で接合される。この例
も、上述した(B),(C)の例と同様に、接合点55及
びコイル38は塗料(図示せず)によって被覆され、外
部に露出することはない。従って、メッキ時やバルク実
装時に部品が擦れ合っても断線の恐れはない。
【0025】
【実施例3】次に、図4を参照しながら実施例3につい
て説明する。同図(A)には巻芯を得る前の素体60が
示されている。素体60は巻芯の長さとなっており、端
部に切除部62が回転対称となるように形成されてい
る。切除部62の厚さΔtは引出し線の径にほぼ対応し
ており、幅Δwは、素体60の全幅の半分以下となって
いる。このような素体60の両端の一部分を除いて加工
すると、同図(B)に示すような巻芯64が得られる。
巻芯64の中央コア部66の端部には鍔部68があり、
この鍔部68には、上述した切除部62が対応する段差
70がある。鍔部68の端面及び側面には、段差70表
面も含めて電極が形成される。
【0026】同図(C)には、以上のような巻芯64に
対するコイル引出し線20の接合の様子が示されてい
る。引出し線20を、コア側から鍔部68の段差70上
に斜めに這わせ、この段差70上で電極72と圧着接合
する。段差70が比較的広く形成されているため、巻芯
64の長手方向に対して斜めに引出し線20を接合する
ことができる。このため、引出し線20と鍔部68の角
部との接合位置における引出し線20の曲折が小さく、
曲げストレスも小さい。従って、引出し線の断線を良好
に低減することができる。また、巻幅も大きくなり、コ
イルの巻数が増大してL(インダクタンス)値が増大す
る,あるいは太い巻線を利用することによって直流抵抗
値が減少するなどの利点が生ずる。なお、同図(D)に
示すように、鍔部80の側面中央に段差82を設けるよ
うにしてもよいが、あまりその幅が大きいと端部の凸部
84がチッピングし易くなる。
【0027】
【実施例4】次に、図5を参照しながら実施例4につい
て説明する。同図の実施例は、いずれも鍔部の側面に形
成する溝の各種形状の例である。まず、同図(A)に示
す例は、鍔部(電極を含む)100の側面中央部分にテ
ーパ状の溝102を形成したものである。溝102は、
巻芯端側からコア側に向かって徐々に開くようなテーパ
形状となっている。溝102をこのようなテーパ形状と
することで、鍔部角におけるコイル引出し線20の曲げ
ストレスが緩和され、断線も低減されるようになる。
【0028】同図(B)の例は、テーパ形状を更に拡げ
て円弧形状とした溝104が形成されている。同図
(C)は、図4の実施例に対応するもので、鍔部100
の側面中央部分に幅広の溝106を形成したものであ
る。溝106の幅は、図4(D)で説明したチッピング
を考慮した設定となっている。コイル引出し線20を溝
106内で斜めに圧着することで、同様に曲げストレス
を緩和できる。
【0029】図5(D)に示す例は、溝108を斜めに
形成した例である。同図(E)に示す例は、溝110を
X字状に2つ形成した例である。同図(D)の例では、
引出し線の曲げストレスを緩和する方向が溝108に沿
った1つの方向でしかなく、コイルの巻回作業上不便で
ある。しかし、同図(E)の例では、かかるストレス緩
和方向が相対する2方向となっており、コイル巻回作業
上好都合である。同図(F),(G)は(E)の変形例
で、溝112,114をX字形状からV字形状としたも
のである。(F)はコア側から巻芯端側に向かって開く
形状であり、(G)は巻芯端側からコア側に向かって開
く形状である。同図(H)は(D)の変形例で、溝116
は曲折した構成となっている。同図(I)は、(C)の変
形例で、溝118が更に幅広の構成となっている。この
ようにすることで、コイルの曲折角度が更に鈍化する。
【0030】いずれの例においても、鍔部のコア側角に
おける引出し線の曲折角度が大きくなって曲げストレス
が緩和され、ひいては断線が良好に低減されるようにな
る。また、鍔部の幅よりも引出し線と電極との接合距離
の方が長くなるので、引出し線と電極との結合力も向上
する。なお、図4の例は、いずれも鍔部側面から見た溝
の各種形状であるが、これに例えば図1に示したような
端面側の各種の溝形状を組み合わせるようにすれば、更
に断線の発生を低減することが可能となる。
【0031】
【実施例5】次に、図6を参照しながら実施例5につい
て説明する。上述したように、コイルとしては一般に被
覆銅線が使用されるが、電極との接合部分ではその被覆
を除去する必要がある。しかし、被覆を剥ぐと、断線し
易くなるなどの不都合がある。そこで、本実施例では、
コイルの被覆を剥ぐことなくその接合を開始して断線の
発生を低減するようにしている。なお、以下の例では、
引出し線を電極に対して超音波圧着の方法で圧着する場
合について説明する。
【0032】図6(A)には、圧着前の状態が示されて
いる。鍔部200の表面には電極202が形成されてお
り、1側面に引出し線204が這っている。そして、こ
の引出し線204は、超音波振動子206によって押え
られている。このような状態で、同図(B)に矢印FB
で示すように、超音波振動子206を振動させると、引
出し線204の被覆204Aが破れて銅線204Bが露
出し、更に銅線204Bが電極202に圧着するように
なる。
【0033】ここで、矢印FCで示すように、被覆除去
用の気体を吹き付けるようにする。還元性のガス,例え
ば水素を2vol(体積)%以下含む窒素バランスガス
(フォーミングガス)を接合部位に吹き付けると、被覆
材の炭化は防止され、分解蒸発するようになる。あるい
は、酸化性のガス,例えば酸素ガスを吹き付けると、被
覆材が二酸化炭素となる。これらにより、圧着界面や周
辺部の被覆204Aが、良好に除去される。同図(C)
には、圧着後の様子が示されており、銅線204Bは電
極202に圧着接合しており、被覆204Aは除かれて
いる。
【0034】このように、本実施例によれば、引出し線
は、被覆したまま電極に圧着される。このため、銅線か
ら被覆を機械的に除去することによる断線の恐れが防止
される。また、不要な被覆は、還元性のガスや酸化性の
ガスで除去される。このため、炭化した被覆材がメッキ
工程に及ぼす悪影響もなく、メッキを良好に施すことが
可能となる。なお、超音波圧着のほかに、熱圧着でも同
様の効果が得られる。熱圧着と半田付けを組み合わせて
もよい。また、被覆の除去は、気体の他に、被覆を溶か
す溶剤(液体)に浸漬するようにしてもよい。
【0035】
【実施例6】次に、図7を参照しながら実施例6につい
て説明する。まず、同図(A)に示す例は、鍔部30
0,302にそれぞれ形成された溝304,306が、
コイル308の巻回方向に沿った方向に形成されてい
る。このため、前記実施例と同様に、鍔部300,30
2のコア側における曲折角度が鈍角化され、断線が防止
されるようになる。同図(B),(C)に示す例は、コア
部320に巻回されたコイル322の引出しを、鍔部3
24から多少離れた位置から行うことで、鍔部324の
角部における引出し線326の曲げ角が緩和され、断線
が防止されるようにしたものである。
【0036】
【実施例7】次に、図8を参照しながら実施例7につい
て説明する。まず(A)に示す例では、鍔部400,4
02の電極404,406と、コア部408に巻回され
たコイル410の引出し線412,414の接合部分を
覆うように、導電性樹脂層416,418が形成され
る。導電性樹脂層416,418は、例えばAg入りの
導電樹脂ペーストをディップ法で塗布して熱硬化(〜1
80℃)することで形成される。パロマ法を用いてもよ
い。なお、コイル410には外装コート420が施さ
れ、導電性樹脂層416,418の表面にはメッキ42
2,424が施される。本実施例によれば、電極40
4,406と引出し線412,414との接合部分が導
電性樹脂層416,418によって確実に外装され、実
装時において確実に保護される。また、導電性樹脂層4
16,418によって外装コート420のはみ出しが隠
されるという利点もある。
【0037】次に、図8(B)に示す例は、前記(A)に
おいて、電極404と外装コート420との間に被覆残
り(隙間)426が存在するような場合である。このよ
うな被覆残り426があると、この部分で引出し線41
2がむき出しとなり、断線の原因となる。しかし、本実
施例では、導電性樹脂層416によってこの被覆残り4
26の部分が被覆保護されており、断線が良好に防止さ
れる。同図(C)の例は、(B)に示した導電性樹脂層4
16を、鍔部400の側面側にのみ形成した例である。
なお、反対側の鍔部402についても同様である。
【0038】
【実施例8】次に、図9を参照しながら実施例8につい
て説明する。同図(A)は平面図,(B)は(A)の#9
−#9線に沿って矢印方向に見た断面図である。これら
の図に示すように、本実施例では、鍔部500の各側面
に幅広の溝502がそれぞれ形成されており、鍔部50
0の側面及び端面には電極504が形成されている。コ
ア部506にはコイル508が巻回されており、その引
出し線510は、溝502に斜めに接合されている。そ
して、本実施例では、コア部506の外装コート512
によって溝502が埋められている。このため、引出し
線510が外装コート512によって保護され、その断
線が防止されるとともに、鍔部側面が平坦化されて実装
時の吸着性が向上する。
【0039】
【他の実施例】この発明には数多くの実施の形態があ
り、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能で
ある。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記実施例では、コア中央が円柱状,鍔部が四角
状の巻芯を示したが、コア中央部を四角柱状とするなど
各種の巻芯形状としてよい。コイル引出し線を接合する
鍔部の溝は一個所でもよいが、鍔部の側面にそれぞれ設
けると実装や特性調整に好都合である。各部に使用する
材料も、必要に応じて適宜選択してよい。 (2)また、前記実施例を組み合わせるようにしてもよ
い。例えば、図1の実施例と図5の実施例を組み合わせ
る,図1〜図5の実施例と図6の実施例を組み合わせる
などである。
【0040】(3)前記実施例では、銀ペーストなどで
電極を形成したが、メッキ,スパッタ,蒸着など、各種
の方法を用いてよい。 (4)前記実施例では、本発明を主としてインダクタに
適用したが、それ以外にコモンモードチョークコイル,
トランス,ビーズアレイなど、各種の巻線型電子部品に
適用可能である。また、コア部の一端にのみ鍔部を備え
た縦型の巻線型電子部品にも同様に適用可能である。 (5)前記実施例では銀ぺーストを用いたが、他に、C
u,Ni,Ni−Crなどのペーストや導電性樹脂を用
いてよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1)鍔部の側面に端部からコア側に向かって徐々に深
くなる溝や引出し線径よりも深い溝を形成する,鍔部の
コア側の角部に丸み部を形成する,巻芯長手方向に対し
て斜めになるように引出し線と電極を接合するための段
差又は溝を形成する,コア部のコイル巻回方向に沿って
鍔部に溝を形成するなど、鍔部のコア側の角部で曲折す
る引出し線の曲げストレスを緩和することとしたので、
コイル引出し線の断線を良好に低減して、信頼性や生産
性の向上を図ることができる。 (2)電極を鍔部のコア側に形成し、引出し線を鍔部の
コア側で電極と接合することとしたので、引出し線が外
部に露出せず、その断線は良好に防止される。
【0042】(3)鍔部のコア側の角部と引出し線との
間に緩衝層を形成することとしたので、メッキ時やバル
ク実装時における擦り合いの影響が低減され、同様に断
線が良好に低減される。 (4)被覆が付いた状態で電極に引出し線を接合するこ
ととしたので、被覆を機械的に剥ぐ場合と比較して良好
に断線の発生が低減される。 (5)コイル引出し線と電極との接合部分に導電性樹脂
層を形成することとしたので、その接合部分が良好に保
護され、断線が防止されるようになる。 (6)溝を外装材で埋めることとしたので、引出し線が
保護されて断線が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図である。
【図2】実施例1の変形例を示す図である。
【図3】この発明の実施例2を示す図である。
【図4】この発明の実施例3を示す図である。
【図5】この発明の実施例4を示す図である。
【図6】この発明の実施例5を示す図である。
【図7】この発明の実施例6を示す図である。
【図8】この発明の実施例7を示す図である。
【図9】この発明の実施例8を示す図である。
【図10】鍔部に対するコイル引出し線の接合の様子を
示す図である。
【符号の説明】
10,64,310…巻芯 12,66,320,408,506…コア部 14,30,50,68,80,100,200、30
0、302,324,400,402,500…鍔部 16,22,102,104,106,108,11
0,112,114,116,304,306,502
…溝 18.34,40,44,72,202,404,40
6,504…電極 20,204,326,412,414,510…コイ
ルの引出し線 32…丸み部 36,54…接合点 38,308,312,322,410,508…コイ
ル 42…内側電極 46…コア側角部 52,70,82…段差 60…素体 62…切除部 84…凸部 204A…被覆 204B…銅線 206…超音波振動子 314,316…塗料 416,418…導電性樹脂層 420,512…外装コート 422,424…メッキ 426…被覆残り
フロントページの続き (72)発明者 大塚 一彦 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 梅山 信浩 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 上原 孝行 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 藤川 巌 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の側面で電極に接合されている巻線型電子部品におい
    て、 前記鍔部の側面に、巻芯端からコア部側に向かって深く
    なる溝を形成し、この溝で引出し線と電極を接合したこ
    とを特徴とする巻線型電子部品。
  2. 【請求項2】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の側面で電極に接合されている巻線型電子部品におい
    て、 前記鍔部の側面に、前記引出し線よりも深い溝を形成
    し、この溝で引出し線と電極を接合したことを特徴とす
    る巻線型電子部品。
  3. 【請求項3】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の側面で電極に接合されている巻線型電子部品におい
    て、 前記鍔部のコア側の角部に丸み部を形成し、この丸み部
    に沿って引出し線を曲折して、電極と接合したことを特
    徴とする巻線型電子部品。
  4. 【請求項4】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の電極に接合されている巻線型電子部品において、 前記電極を鍔部のコア側に形成し、引出し線を鍔部のコ
    ア側で電極と接合したことを特徴とする巻線型電子部
    品。
  5. 【請求項5】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の側面で電極に接合されている巻線型電子部品におい
    て、 前記鍔部のコア側の角部と引出し線との間に緩衝層を形
    成したことを特徴とする巻線型電子部品。
  6. 【請求項6】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の側面で電極に接合されている巻線型電子部品におい
    て、 巻芯長手方向に対して斜めになるように引出し線と電極
    を接合するための段差又は溝を、前記鍔部の側面に形成
    したことを特徴とする巻線型電子部品。
  7. 【請求項7】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の側面で電極に接合されている巻線型電子部品におい
    て、 前記鍔部の側面に、前記コイルの巻回方向に沿って溝を
    形成し、この溝で引出し線と電極を接合したことを特徴
    とする巻線型電子部品。
  8. 【請求項8】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が、前記鍔部
    の側面で電極に接合されている巻線型電子部品におい
    て、 前記引出し線と前記電極との接合部分に導電性樹脂層を
    形成したことを特徴とする巻線型電子部品。
  9. 【請求項9】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイル
    が巻回されており、このコイルの引出し線が前記鍔部の
    側面で電極に接合されており、前記コイルに外装が施さ
    れている巻線型電子部品において、 前記引出し線を、前記鍔部から離れた位置から引出した
    ことを特徴とする巻線型電子部品。
  10. 【請求項10】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイ
    ルが巻回されており、このコイルの引出し線が前記鍔部
    の側面で電極に接合されており、前記コイルに外装が施
    されている巻線型電子部品において、 前記鍔部の側面に溝を形成して引出し線と電極を接合す
    るとともに、溝を前記外装の部材で埋めたことを特徴と
    する巻線型電子部品。
  11. 【請求項11】 鍔部が設けられた巻芯のコア部にコイ
    ルを巻回し、このコイルの引出し線を、前記鍔部の側面
    で電極に接合する巻線型電子部品の製造方法において、 前記引出し線を、被覆が付いた状態で、前記電極に対し
    て接合を開始することを特徴とする巻線型電子部品の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の巻線型電子部品の製
    造方法において、引出し線の接合時に、被覆除去剤によ
    って接合部位の被覆を除去することを特徴とする巻線型
    電子部品の製造方法。
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