JPH10172211A - ビデオテープ記録・再生装置 - Google Patents

ビデオテープ記録・再生装置

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JPH10172211A
JPH10172211A JP8331109A JP33110996A JPH10172211A JP H10172211 A JPH10172211 A JP H10172211A JP 8331109 A JP8331109 A JP 8331109A JP 33110996 A JP33110996 A JP 33110996A JP H10172211 A JPH10172211 A JP H10172211A
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cassette
video
antenna
video cassette
reproducing apparatus
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JP8331109A
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English (en)
Inventor
Kazunari Tanimura
一成 谷村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも大小2種類のビデオカセットのイ
ンデックス情報をコンパクトな構成で読み取れるビデオ
テープ記録・再生装置を提供する。 【解決手段】 ラージビデオカセット6が搬入される
と、アンテナ基板63が設けられた基板取付け部61が
ラージビデオカセット6の下面と係合し、回転ブロック
62内に収納され、その後、回転ブロック62が戻りバ
ネ65の弾性力に抗して回転し、アンテナ基板63が退
避する。そして、アンテナ基板45とカセットタグ8の
アンテナとの間で通信が行われる。一方、スモールビデ
オカセット7が搬入されると、回転ブロック62はその
姿勢を維持し、スモールビデオカセット7のカセットタ
グとアンテナ基板63との間で通信が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオテープ記録・
再生装置に関し、特に、非接触方式でデータ送受信を行
うICチップを内包したカセットタグを貼着したビデオ
カセットのビデオテープを記録・再生するビデオテープ
記録・再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラなどの撮像装置により撮影
され、ビデオテープに記録されるビデオデータについて
は、その内容等の情報を容易に確認できるような状態で
記録したい、また保存したいという要望がある。特に、
テレビジョン放送局において取材業務で使用する場合な
どにおいては、ビデオカムコーダなどにより撮影した多
数のカット(連続して撮影された映像、あるいは、その
ビデオデータ)の中から必要なカットを高速に選択して
編集する必要がある。
【0003】これまで通常は、そのような記録したビデ
オデータの情報は、撮影時に別途紙面などにメモをして
おき、再生時や編集時には、そのメモを見ながら所望の
ビデオデータを高速に選択するような方法が用いられて
いる。また近年、1/4インチデジタルビデオカセット
テープなどにおいては、ビデオテープを収容するカセッ
トにフラッシュメモリなどの半導体メモリ素子を組み込
み、記録時間・記録内容・タイトルなどの情報をの記録
できるようにしているものもある。
【0004】しかしながら、そのようなビデオカセット
テープに組み込まれた半導体メモリ素子に対するデータ
の記録および再生は、たとえばカセットケースの背面部
の誤消去防止用ツメの近傍に設けられ、接地、電源、ク
ロック、データの4本からなる電極を介して接触方式に
より行うものであり、そのためにいくつかの不利益が生
じていた。まず、その電極に対してデータの記録および
再生を行う装置側の電極を適切に接触させなければなら
ず、その位置決めを精度よく行わなければ適切にデータ
の記録/再生が行えないという問題があった。また、埃
の付着などにより接触不良となり、適切にデータの記録
/再生が行えないという問題も生じた。いずれにして
も、そのデータの転送を行う接点が接触方式のために、
繰り返し使用に限界がある、すなわち弱く信頼性が十分
ではないという問題があった。
【0005】また、これから新たに記録を行う素材に対
しては、そのようなビデオカセットテープを用いること
により内容の確認等が容易に行えるようになるが、これ
までに既に記録されている、たとえばテレビジョン放送
局などにおいては数十万本というような膨大な量のビデ
オカセットテープに対しては、適用することができず、
そのような情報を電子化した状態で保持することはでき
ない。
【0006】このような問題点を解決するために、アン
テナを介して非接触方式でデータの送受信を行うICメ
モリにインデックス情報を記憶し、このアンテナとIC
メモリとを内包したカセットタグをビデオカセットの背
面に貼着することが考えられる。このようにすれば、例
えば、携帯用の読み取り装置などを用いて、当該ビデオ
カセットのインデックス情報をアンテナを介してICメ
モリから精度良く読み取ることができ、内容の確認など
を容易に行える。通常、このような読み取り装置による
読み取り可能距離は、0〜20mm程度である。
【0007】このようなカセットタグに内包されたIC
メモリに記憶されたインデックス情報は、ビデオカセッ
トがビデオテープ記録・再生装置にセットされたとき
に、ビデオテープ記録・再生装置に内蔵されたアンテナ
によって読み取られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオカセ
ットの寸法にはラージ(L)およびスモール(S)の2
種類があり、これら2種類のビデオカセットのインデッ
クス情報を読み取れるように、ビデオテープ記録・再生
装置内にアンテナを配置する必要がある。また、携帯性
を高めるために、ビデオテープ記録・再生装置は、低消
費電力でコンパクトなものである必要もある。しかしな
がら、従来、このような2種類のビデオカセットのイン
デックス情報を読み取ることができるビデオテープ記録
・再生装置は存在しない。
【0009】本発明は上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、少なくとも大小2種類のビデオカセットのインデッ
クス情報を、低消費電力でコンパクトな構成によって読
み取れるビデオテープ記録・再生装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明のビデオテープ記録・再生装置は、アン
テナと当該アンテナに対して電気的に接続されたICチ
ップとを内包したカセットタグが装着されたビデオカセ
ットに収容されたビデオテープの記録・再生を行うビデ
オテープ記録・再生装置であって、カセット挿入口とリ
ール装着位置との間でビデオカセットを搬送する搬送手
段と、第1のビデオカセットが前記リール装着位置にセ
ットされたときに、前記第1のビデオカセットのカセッ
トタグに内包されたアンテナと対向する第1のアンテナ
と、弾性部材によって一方向に付勢され、前記第1のビ
デオカセットより小さな寸法の第2のビデオカセットが
前記リール装着位置にセットされたときに、前記第2の
ビデオカセットのカセットタグに内包されたアンテナと
対向する第2のアンテナを備え、前記第1のビデオカセ
ットが前記リール装着位置に搬送される過程で前記第1
のビデオカセットと係合して前記弾性部材の弾性力に抗
して所定の方向に退避するアンテナ支持手段とを有す
る。
【0011】また、本発明のビデオテープ記録・再生装
置は、好ましくは、前記アンテナ支持手段は、所定の回
転軸を中心に回動自在に弾性部材によって付勢された回
転部と、前記第2のアンテナが固定してあり、前記回転
部から突出する方向に付勢され、前記第1のビデオカセ
ットが前記リール装着位置に搬送されるときに前記第1
のビデオカセットと係合して前記回転部と重なり合う方
向に移動するアンテナ支持部とを有する。
【0012】本発明のビデオテープ記録・再生装置で
は、第1のビデオカセットが挿入されリール装着位置に
搬送されるときに、アンテナ支持手段が第1のビデオカ
セットと係合して退避される。そのため、アンテナ支持
手段を退避させる動力を特別に供給する必要がない。ま
た、本発明のビデオテープ記録・再生装置では、退避時
にアンテナ支持部が回転部と重なり合う構成になってい
るため、退避時におけるアンテナ支持手段の大きさを縮
小でき、装置のコンパクト化が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1はラージ(L)およびスモール(S)の2種類のカ
セットサイズに対応したビデオテープ記録・再生装置の
部分側面図、図2は、図1に示すビデオテープ記録・再
生装置のスレッディング機構およびアンテナ基板周辺の
正面図である。また、図3は、ビデオカセットの背面に
貼着されたカセットタグを説明するための図である。図
3に示すように、スモールビデオカセット7の背面7a
には、カセットタグ1が貼着してある。カセットタグ1
には、一端部にインデックス情報を記憶したメモリIC
1aが内包してあり、中央部にはメモリIC1aと電気
的に接続された巻線アンテナ1bが内包してある。
【0014】このビデオテープ記録・再生装置は、ラー
ジおよびスモールの2種類のカセットサイズのビデオテ
ープを記録・再生するために、少なくとも以下に示す条
件を満たす必要がある。すなわち、ビデオテープ記録・
再生装置では、図1および図2に示すように、スモール
ビデオカセット7が挿入されたときに、スモールビデオ
カセット7のリールに対応する位置にリール台9が位置
する。また、ビデオテープ記録・再生装置では、装着位
置において、スモールビデオカセット7の背面に貼着さ
れたカセットタグ1のアンテナに対向する位置にアンテ
ナ基板3が位置する。
【0015】また、ビデオテープ記録・再生装置では、
図1および図2に示すように、ラージビデオカセット6
が挿入されたときに、ラージビデオカセット4のリール
に対応する位置にリール台10が位置する。また、ビデ
オテープ記録・再生装置では、装着位置において、ラー
ジビデオカセット6の背面に貼着されたカセットタグ8
のアンテナに対向する位置にアンテナ基板4が位置す
る。カセットタグ8は、カセットタグ1と同じ形状およ
び構成をしている。
【0016】ビデオテープ記録・再生装置では、ラージ
ビデオカセット6またはスモールビデオカセット7のリ
ールがリール台10またはリール台9に装着されると、
図2に示すように、テープがドラムにスレッディングさ
れる。
【0017】ところで、通信効率の観点から、カセット
タグ1およびカセットタグ2のそれぞれに対向してアン
テナ基板3およびアンテナ基板4が配置されるのが望ま
しい。しかしながら、ラージビデオカセット6をリール
台10に装着する際に、ラージビデオカセット6を装着
位置に搬入する経路にアンテナ基板3が位置するため、
アンテナ基板3を邪魔にならないように何処かに逃がす
必要がある。
【0018】このようにアンテナ基板3を逃がすため
に、例えばモーターやプランジャーを用いると、機構が
複雑になり、消費電力、重量、価格および内部スペース
の点で問題が生じる。また、カムコーダーやポータブル
機の場合のようにバッテリーを用いる機器では、節電が
要求されため、このような構成は好ましくない。ところ
で、アンテナ基板を1枚にして、各サイズのカセットに
対応してアンテナ基板を動かすことも考えられるが、こ
の場合もアンテナの逃げ機構を付ける場合と同様に、機
構が複雑になり、消費電力、重量、価格および内部スペ
ースの点で問題が生じる。それに加えて、アンテナ基板
の位置決め精度などの新たな問題も生じる。
【0019】第2実施形態 図4は、本実施形態に係わるビデオテープ記録・再生装
置の部分側面図である。図4に示すように、このビデオ
テープ記録・再生装置では、ベースプレート11上に、
フェライトプレート12を介してアンテナ基板34が設
けてある。フェライトプレート12は、ベースプレート
11およびその近傍の金属部品に生じる誘導電流の影響
を低減する機能を有する。このビデオテープ記録・再生
装置では、スモールビデオカセット7のリールがリール
台9に装着されたときに、アンテナ基板34の図中右端
部付近がカセットタグ1の図中下方に位置し、カセット
タグ1に内包されたアンテナとアンテナ基板34との間
で通信が行われる。
【0020】また、このビデオテープ記録・再生装置で
は、ラージビデオカセット6のリールがリール台10に
装着されたときに、アンテナ基板34の図中左端部付近
がカセットタグ8の図中下方に位置し、カセットタグ8
に内包されたアンテナとアンテナ基板34との間で通信
が行われる。
【0021】上述したように、図4に示すビデオテープ
記録・再生装置によれば、単体のアンテナ基板34によ
って、カセットタグ1,8に内包されたそれぞれのアン
テナと通信を行うことができる。しかしながら、図4に
示すビデオテープ記録・再生装置では、アンテナ基板3
4の図中横方向の長さを、ラージビデオカセット6およ
びスモールビデオカセット7の挿入時におけるカセット
タグ8およびカセットタグ1との距離より長くする必要
があり、スペース上の問題がある。また、誘導電流の発
生を抑止するためのフェライトプレート12を新たに設
ける必要が生じてしまう。さらには、カセットタグ1,
8のアンテナとアンテナ基板34とが直交して位置する
ため、アンテナ相互間での磁束の受信効率が悪く、メモ
リーICの情報読み書きに必要とされるパワーが大きく
なるとなるという問題がある。
【0022】この問題点を解決するために、カセットタ
グ8の位置にのみアンテナを配置し、このアンテナから
出る磁束強度を、カセットタグ1との通信にも使えるよ
うに上げる方法も考えられるが、周辺機器へ影響や電波
法上の観点から事実上困難である。
【0023】第3実施形態 図5は、本実施形態のビデオテープ記録・再生装置41
の部分側面図である。図5に示すように、ビデオテープ
記録・再生装置41は、カセット挿入口70から挿入さ
れたビデオカセットを装着して搬送するコンパートメン
ト24が設けてある。カセコン側板28にはL字型の穴
28a,28bが形成してあり、この穴28a,28b
には,コンパートメント24に設けられた突出部24
a,24bが嵌め込まれている。突出部24a,24b
は、例えば図示しないモータからの動力によって、穴2
8a,28bに沿って移動する。
【0024】また、カセットダウン位置には、基板取付
け部21に固定されたアンテナ基板44と、アンテナ基
板45とが設けてある。ここで、アンテナ基板45は、
ラージビデオカセット6がダウン位置に搬送されたとき
に、ラージビデオカセット6の背面に貼着されたカセッ
トタグ8のアンテナと対向する位置に置かれている。基
板取付け部21は、回転軸13aに回動自在に軸支さ
れ、回転軸13aは軸受け板13を介してベースプレー
ト11に固定してある。また、基板取付け部21は、戻
しバネ15によって図5中矢印の方向に付勢されてい
る。基板取付け部21は、外力が加えられていない状態
で、図5に示すように垂直な姿勢になっている。なお、
戻しバネ15の付勢力は、ラージビデオカセット6の重
量が基板取付け部21の先端部に加えられたときに基板
取付け部21に発生する回転モーメントよりも、小さな
回転モーメントを基板取付け部21に加えるように決定
される。ベースプレート11の上面には、ビデオカセッ
トを支持するカセット受け25が設けてある。
【0025】次に、図5に示すビデオテープ記録・再生
装置41において、スモールビデオカセット7がダウン
位置に装着される動作について説明する。図6は、図5
に示すビデオテープ記録・再生装置41において、スモ
ールビデオカセット7がダウン位置に装着された状態を
示す側面図である。ビデオテープ記録・再生装置41
に、カセット挿入口70からスモールビデオカセット7
が挿入されると、スモールビデオカセット7がコンパー
トメント24に装着され、穴28a,28bに沿ってダ
ウン位置に搬入される。このとき、スモールビデオカセ
ット7はアンテナ基板44に当たらず、スモールビデオ
カセット7のリールがリール台にセットされた状態で、
スモールビデオカセット7の背面に貼着されたカセット
タグ1とアンテナ基板44とが対向して位置する。そし
て、カセットタグ1に内包されたアンテナとアンテナ基
板44のアンテナとの間で通信が行われ、カセットタグ
1に内包されたICメモリと装置側のデータ処理部との
間でインデックス情報の読み書きが行われる。
【0026】次に、図5に示すビデオテープ記録・再生
装置41において、ラージビデオカセット6がダウン位
置に装着される動作について説明する。図7は、図5に
示すビデオテープ記録・再生装置41において、ラージ
ビデオカセット6がダウン位置に装着された状態を示す
側面図である。ビデオテープ記録・再生装置41に、カ
セット挿入口70からラージビデオカセット6が挿入さ
れると、ラージビデオカセット6がコンパートメント2
4に装着され、穴28a,28bに沿ってダウン位置に
搬入される。このとき、ラージビデオカセット6の下面
がアンテナ基板44に当たり、ラージビデオカセット6
がカセット受け25上に載置されるまで、戻しバネ15
の回転力に抗して、基板取付け部21が回転軸13aを
中心として図7中右向きに回転し、アンテナ基板44を
退避させる。
【0027】これによって、ラージビデオカセット6が
ダウン位置に置かれ、ラージビデオカセット6の背面に
貼着されたカセットタグ8のアンテナとアンテナ基板4
5とが対向して位置する。そして、カセットタグ8に内
包されたアンテナとアンテナ基板45のアンテナとの間
で通信が行われ、カセットタグ8に内包されたICメモ
リと装置側のデータ処理部との間でインデックス情報の
読み書きが行われる。
【0028】以上説明したように、ビデオテープ記録・
再生装置41によれば、基板取付け部21はラージビデ
オカセット6の重力によって退避され、ラージビデオカ
セット6を退避させるための動力を特別に加える必要が
ない。
【0029】なお、ラージビデオカセット6の挿入過程
において、スモールビデオカセット7のリール台は所定
の動力によって退避される。また、スモールビデオカセ
ット7の挿入過程において、ラージビデオカセット6の
リール台は所定の動力によって退避される。
【0030】ところで、前述したビデオテープ記録・再
生装置41によれば、ダウン位置に置かれたラージビデ
オカセット6の下方に基板取付け部21を逃がす構造で
あることから、ダウン位置に置かれたラージビデオカセ
ット6の下方に穴などを設けて基板取付け部21が逃げ
るスペースを確保する必要がある。そのため、機器のコ
ンパクト化との関係で、このようなスペースの確保が困
難な場合もある。
【0031】第4実施形態 本実施形態のビデオテープ記録・再生装置は、前述した
第3実施形態のビデオテープ記録・再生装置41におけ
る基板取付け部が逃げるためのスペースについての問題
を解決するものである。
【0032】図8は、ラージビデオカセット6のカセッ
トダウン動作の初期段階におけるビデオテープ記録・再
生装置51の部分側面図である。図8に示すように、ビ
デオテープ記録・再生装置51には、カセット挿入口7
0から挿入されたビデオカセットを装着して搬送するコ
ンパートメント24が設けてある。カセコン側板28に
はL字型の穴28a,28bが形成してあり、この穴2
8a,28bには,コンパートメント24に設けられた
突出部24a,24bが嵌め込まれている。突出部24
a,24bは、例えば図示しないモータからの動力によ
って穴28a,28bに沿って移動する。
【0033】また、カセットダウン位置には、基板取付
け部61に固定されたアンテナ基板63と、アンテナ基
板45とが設けてある。ここで、アンテナ基板45は、
ラージビデオカセット6がダウン位置に搬送されたとき
に、ラージビデオカセット6の背面に貼着されたカセッ
トタグ8のアンテナと対向する位置に置かれている。ベ
ースプレート11の上面には、ビデオカセットを支持す
るカセット受け25が設けてある。
【0034】以下、アンテナ基板63周辺の構造につい
て詳細に説明する。図9(A)はアンテナ基板63周辺
の正面図、図9(B)は図9(A)に示す矢印Bの方向
から見たアンテナ基板63周辺の側面図、図9(C)は
図9(A)に示す矢印Cの方向から見たアンテナ基板6
3周辺の側面図である。アンテナ基板63は板ナット7
2に固定され、板ナット72は止めビス73を介して基
板取付け部61に固定してある。基板取付け部61の支
軸61aは、回転ブロック62の溝に取り付けられ、圧
縮バネ75によって図9(B)中上方に付勢されてい
る。
【0035】回転ブロック62は、軸受け板64の支軸
68に回動自在に取り付けられ、戻りバネ65によって
図9(C)中矢印の向きに付勢されている。回転ブロッ
ク62は、外力が加えられていない状態で、戻りバネ6
5の付勢力によってストッパー71に押し付けられてい
る。また、軸受け板64は、止めビス74を介して、ベ
ースプレート11に固定してある。ここで、基板取付け
部61が圧縮バネ75の弾性力に抗して移動していると
きに、回転ブロック62が回転しないように、可能圧縮
バネ75の弾性力は戻りバネ65の弾性力に比べて十分
に弱く設定してある。
【0036】また、戻りバネ65の付勢力は、ラージビ
デオカセット6の重量が回転ブロック62の先端部に加
えられたときに回転ブロック62に発生する回転モーメ
ントよりも、小さな回転モーメントを回転ブロック62
に加えるように設定してある。
【0037】次に、ビデオテープ記録・再生装置51の
動作を図8〜図11を参照しながら説明する。先ず、ラ
ージビデオカセット6がカセット挿入口70から挿入さ
れると、コンパートメント24にラージビデオカセット
6が装着され、突出部24a,24bが穴28a,28
bに沿って移動し、図8に示すように、ラージビデオカ
セット6の下面が、直立したアンテナ基板63の先端に
当接する。そして、図10に示すように、ラージビデオ
カセット6が下方に移動すると、ラージビデオカセット
6の下面によって、アンテナ基板63が図9に示す圧縮
バネ75の弾性力に抗して回転ブロック62内に押し込
まれる。このとき、回転ブロック62は、戻りバネ65
によって付勢され、ストッパー71に押さえつけられた
状態を維持している。
【0038】次に、図11に示すように、ラージビデオ
カセット6がさらに下方に移動すると、アンテナ基板6
3は回転ブロック62内に完全に収納され、ラージビデ
オカセット6の下面によって回転ブロック62の先端部
が押圧され、戻りバネ65の弾性力に抗して、回転ブロ
ック62を図11に示すように回転し、アンテナ基板6
3を退避させる。
【0039】ラージビデオカセット6がダウン位置にセ
ットされると、図11に示すように、ラージビデオカセ
ット6の背面に貼着されたカセットタグ8のアンテナと
アンテナ基板45とが対向し、これらの間で通信が行わ
れ、ICメモリ1aとビデオテープ記録・再生装置51
のデータ処理部との間でインデックス情報の読み書きが
行われる。
【0040】また、ビデオテープ記録・再生装置51で
は、カセット挿入口70からスモールビデオカセット7
が挿入された場合には、前述した図6に示すビデオテー
プ記録・再生装置41と同様に、スモールビデオカセッ
ト7の背面に貼着されたカセットタグ1のアンテナとア
ンテナ基板63とが対向し、これらの間で通信が行わ
れ、ICメモリ1aとビデオテープ記録・再生装置51
のデータ処理部との間でインデックス情報の読み書きが
行われる。
【0041】ビデオテープ記録・再生装置51によれ
ば、基板取付け部61を回転ブロック62内に収納可能
な構成にしたことで、退避時におけるアンテナ基板63
周辺の大きさを縮小でき、アンテナ基板63の周辺の機
構とベースプレート11とが干渉することを効果的に回
避できる。すなわち、ビデオテープ記録・再生装置51
によれば、ダウン位置に置かれたラージビデオカセット
6の下方に穴などを設ける必要がなくなり、スペース的
に余裕のないコンパクト構造に特に適している。
【0042】なお、ラージビデオカセット6の挿入過程
において、スモールビデオカセット7のリール台は所定
の動力によって退避される。また、スモールビデオカセ
ット7の挿入過程において、ラージビデオカセット6の
リール台は所定の動力によって退避される。
【0043】なお、ビデオテープ記録・再生装置は、ビ
デオテープの記録および再生の双方の機能を有しても、
ビデオテープの記録あるいは再生の一方の機能のみを有
しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のビデオテ
ープ記録・再生装置によれば、少なくとも大小2種類の
ビデオカセットのカセットタグのICチップとの間の通
信を、低い消費電力の簡単かつコンパクトな構成で行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はラージ(L)およびスモール(S)の2
種類のカセットサイズに対応した本発明の第1実施形態
に係わるビデオテープ記録・再生装置の部分側面図であ
る。
【図2】図2は、図1に示すビデオテープ記録・再生装
置のスレッディング機構およびアンテナ基板周辺の正面
図である。
【図3】図3は、ビデオカセットの背面に貼着されたカ
セットタグを説明するための図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態に係わるビデオ
テープ記録・再生装置の部分側面図である。
【図5】図5は、本発明の第3実施形態に係わるビデオ
テープ記録・再生装置のビデオカセットの挿入時の部分
側面図である。
【図6】図6は、本発明の第3実施形態に係わるビデオ
テープ記録・再生装置のスモールビデオカセットのダウ
ン時の部分側面図である。
【図7】図7は、本発明の第3実施形態に係わるビデオ
テープ記録・再生装置のラージビデオカセットのダウン
時の部分側面図である。
【図8】図8は、本発明の第4実施形態に係わるビデオ
テープ記録・再生装置のラージビデオカセットの挿入時
の部分側面図である。
【図9】図9(A)はアンテナ基板63周辺の正面図、
図9(B)は図9(A)に示す矢印Bの方向から見たア
ンテナ基板63周辺の側面図、図9(C)は図9(A)
に示す矢印Cの方向から見たアンテナ基板63周辺の側
面図である。
【図10】図10は、本発明の第4実施形態に係わるビ
デオテープ記録・再生装置のラージビデオカセットを挿
入位置からダウン位置に搬入する過程の部分側面図であ
る。
【図11】図11は、本発明の第4実施形態に係わるビ
デオテープ記録・再生装置のラージビデオカセットのダ
ウン時の部分側面図である。
【符号の説明】
11…ベースプレート、24…コンパートメント、24
a,24b…突出部、25…カセット受け、28…カセ
コン側板、28a,28b…穴、45…アンテナ基板、
51…ビデオテープ記録・再生装置、61…基板取付け
部、62…回転ブロック、63…アンテナ基板、64…
軸受け板、65…戻りバネ、68…支軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナと当該アンテナに対して電気的に
    接続されたICチップとを内包したカセットタグが装着
    されたビデオカセットに収容されたビデオテープの記録
    ・再生を行うビデオテープ記録・再生装置であって、 カセット挿入口とリール装着位置との間でビデオカセッ
    トを搬送する搬送手段と、 第1のビデオカセットが前記リール装着位置にセットさ
    れたときに、前記第1のビデオカセットのカセットタグ
    に内包されたアンテナと対向する第1のアンテナと、 弾性部材によって一方向に付勢され、前記第1のビデオ
    カセットより小さな寸法の第2のビデオカセットが前記
    リール装着位置にセットされたときに、前記第2のビデ
    オカセットのカセットタグに内包されたアンテナと対向
    する第2のアンテナを備え、前記第1のビデオカセット
    が前記リール装着位置に搬送される過程で前記第1のビ
    デオカセットと係合して前記弾性部材の弾性力に抗して
    所定の方向に退避するアンテナ支持手段とを有するビデ
    オテープ記録・再生装置。
  2. 【請求項2】前記アンテナ支持手段は、所定の回転軸を
    中心に回動自在に前記弾性部材によって付勢されている
    請求項1に記載のビデオテープ記録・再生装置。
  3. 【請求項3】前記アンテナ支持手段は、所定の回転軸を
    中心に回動自在に弾性部材によって付勢された回転部
    と、前記第2のアンテナが固定してあり、前記回転部か
    ら突出する方向に付勢され、前記第1のビデオカセット
    が前記リール装着位置に搬送されるときに前記第1のビ
    デオカセットと係合して前記回転部と重なり合う方向に
    移動するアンテナ支持部とを有する請求項1に記載のビ
    デオテープ記録・再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6667846B2 (en) * 2000-05-08 2003-12-23 Sony Corporation Information storage device having tape cassette with noncontact memory and antenna
US7126791B2 (en) * 2000-05-11 2006-10-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Recording medium cartridge having an accommodation portion for a noncontact-type memory

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