JPH10170U - 表土加温装置 - Google Patents

表土加温装置

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JPH10170U
JPH10170U JP000357U JP35798U JPH10170U JP H10170 U JPH10170 U JP H10170U JP 000357 U JP000357 U JP 000357U JP 35798 U JP35798 U JP 35798U JP H10170 U JPH10170 U JP H10170U
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JP
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heat
pump
topsoil
heat medium
heating
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Application number
JP000357U
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English (en)
Inventor
勲 宮原
Original Assignee
株式会社宮原製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社宮原製作所 filed Critical 株式会社宮原製作所
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Publication of JPH10170U publication Critical patent/JPH10170U/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャンドモータポンプの発生熱を熱源として
利用し、設備的に簡単な構成でかつコストの有利な表土
加温装置を提案する。 【構成】 タンク(1)内に入れた循環用熱媒体中に、
軸貫流型キャンドモータポンプ(3)を設置し、該ポン
プの作動により、入口(4)からタンク下部の冷たい熱
媒体を吸い込み、かつポンプ内のステータ及びロータの
発生熱により加温された熱媒体を出口(5)より吐き出
すように構成した上で、該出口(5)からタンクの戻り
口に至る熱媒体循環のための流路(6)を設け、その流
路の一部分を地中に敷設し、その地中敷設個所に表土の
加熱手段としての熱放射部(8)を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャンドモータポンプの発生熱を熱源として利用する表土加温装置 に関する。
【0002】
【従来の技術の問題点】
従来、農業または園芸用温室などの暖房熱源としてスチーム、温水あるいは電 気ヒーターを用いる方式が知られている。しかし上記何れの方式も熱媒循環のた めのポンプを必要とするほかに、電気ヒーターや石油ボイラー等を別途設置する 必要があり、さらには大がかりな設備工事を必要とし、イニシアルコスト、ラン ニングコストが高いという問題点を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記従来のものの欠点に鑑み、キャンドモータポンプの発生熱を熱源 として利用し、設備的に簡単な構成でかつコストの有利な表土加温装置を提供す ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、タンク(1)内に入れた循環用熱媒体中に 、軸貫流型キャンドモータポンプ(3)を設置し、該ポンプの作動により、入口 (4)からタンク下部の冷たい熱媒体を吸い込み、かつポンプ内のステータ及び ロータの発生熱により加温された熱媒体を出口(5)より吐き出すように構成し た上で、該出口(5)からタンクの戻り口(7)に至る熱媒体循環のための流路 (6)を設け、その流路の一部分を地中に敷設し、その地中敷設個所に表土の加 熱手段としての熱放射部(8)を設けてなることを特徴とする表土加温装置を提 案するものである。
【0005】 本考案に用いるキャンドモータポンプは、軸貫流型キャンドモータポンプであ って、キャンパイプ内を熱媒体が通過するとともに、ステータコア及びロータコ アは厚さ0.5〜1.6mmの軟鋼板(炭素含量C=0.03〜0.4%)を用 いて形成され、通電時コアを構成する鋼板からの発熱性を高めている。
【0006】 熱放射部(8)は土壌中に埋設し、具体的には、促成栽培用のビニールハウス や園芸用温室内に埋設使用する。熱放射部は、一例としてパネルとする。この地 中埋設型のパネルには熱媒体の通過する管が配管されている。また熱放射部はマ ットとして形成されていてもよい。該マット内には熱媒体の通過する供給管され る。なお、この熱放射部はパネルやマットに限るものではない。
【0007】
【実施例】
次に本考案装置の構成を図面を参照して説明する。図1は本装置の一実施例を 示し、図中符号1は循環用熱媒体Bを封入してなる容器(タンク)であり、一例 として直径350mm、高さ560mmの円筒型または角筒型容器が使用されて いる。この容器に熱媒体Bとして、グリコールを主成分とする有機溶液である、 プロピレングリコールを主成分とする水溶液(商品名:ウエストンブラインWB PB:シーシーアイ(株)社製造)40リットルを入れ、開口上面を蓋2により 密閉する。 キャンドモータポンプ3は、該熱媒体B中に浸漬されるされるように設置され ている。該ポンプの入口4から密閉された容器1の下部の冷たい熱媒体Bを吸い 込み、ポンプのステータ及びロータの発生熱により加温された熱媒体を吐き出す ように構成されている。なお、出口5から容器への戻り口7に至る熱媒体循環の ための流路(循環ライン)6が設けられている。
【0008】 なお前記循環用流路6は、図4にその一例を示すように、一部を地中に敷設し 、その地中敷設個所に土壌の加熱手段としの熱放射部8が設けられる。この熱放 射部8としては、図3に例示したようなパネルが用いられ、熱媒体Bがパネルの 熱媒供給管9内を流れるようにする。
【0009】 図4は、図3の加熱用パネル8aをビニールハウスや園芸用温室10内の苗床 あるいは耕地に埋設した説明図である。一例として、地表面GLより約20cm ほどの深さに埋めて使用する。なお、図3は複数枚の加熱用パネル8a・・・・ を並設した平面図であり、パネル内部には例えばループ状をなすように構成した 熱媒体の供給管9が配設されている。
【0010】 なお熱放射部8の埋設個所はハウス内の土壌に限定されるものではなく、露地 でもよい。要は地温が比較的低温な土中に熱放射部8を埋設して、この熱放射部 により表層土を加温して農耕地等の凍結防止や地温調節を行うようにするのであ る。
【0011】 次にキャンドモータポンプの構成について簡単に説明しておく。 本考案で使用するポンプは、図2に示すごとき軸貫流型キャンドモータポンプ が好適である。以下図2を参照して本ポンプの構造を説明すると、符号21と2 2は、ポンプの両端に設ける砲金製吸込口カバーと吐出口カバーであり、23は 吸込口、24は吐出口である。25はポンプのステンレス鋼製フレームであり、 26は両端のフレーム側板である。ポンプの中心には符号27で示した主軸が配 設されていて、該主軸は両端のスラスト軸受28、軸受ささえ29により支承さ れている。主軸27の一端吸込口側には羽根車30が固定されている。なおこの 羽根車30は該主軸の回転作用により一体に回転せしめられるように構成されて いる。32は主軸の外側にロータ支持部材31を介して主軸に一体に固定された ロータコアである。ロータコア32及びその支持部材31は、ポンプ中心を通る 液中に浸漬されるように配設されている。
【0012】 符号33は前記ロータコア32と対置されるように該コア32とフレーム25 との間に配置されたステータコア、34はステータコイルである。このステータ コアとステータコイルは、ロータコア32との間に設けたステンレス鋼製のキャ ンパイプ35と、フレーム側板26及び符号36で示すキャンOリング押さえに より伝熱媒液から遮断されるように構成されている。
【0013】 さて本考案で使用するポンプは、通電時の発熱性高めるために、次のような構 造を採用している。すなわちステータコア及びロータコアの材料として、鉄損の 大きい材料、好ましくは、ステータコア及びロータコアは厚さ0.5〜1.6m mの軟鋼板(炭素含量C=0.03〜0.4%)を用いて形成し、ポンプ通電時 にコアからの発熱性を高める。 なお、図1において、符号37は本キャンドモータポンプ3の電源コード、3 8は容器1内に設置した温度感知センサーであって、容器1内の伝熱媒体Bが所 定の温度以上に上昇したときポンプ3が停止し、または所定の温度以下に下降し たとき、ポンプ3が自動的に起動するように制御装置を介して電気的に連結させ る(図示省略)。また同じく図示を省略したがモーターのステータコイル34に は、過熱防止用温度制御センサーが取り付けられており、オーバーロード時に本 機の運転が自動停止されるようになっている。
【0014】
【作用】
図1において、キャンドモータポンプに通電すると、羽根車の回転により入口 4からタンク下部の冷たい熱媒体を吸い込む。熱媒体は、ポンプ内を通り出口5 より循環ライン6に押し込まれ、熱放射部8を通り、再び容器1内へ還戻する。 このように熱媒体Bが圧送され循環ラインを通じて還戻する過程で、ポンプの ロータコア32及びステータコア33が発熱し、その熱は、カバー21、22並 びにキャンパイプ35を通じて、ポンプ中心を通る熱媒体並びにポンプ周りの伝 熱媒体Bが加温される。加温された熱媒体Bは熱放射部8に供給され、この熱放 射部8において被加熱体(たとえばビニールハウス内の土壌)を加温する。
【0015】 以上のように本装置で使用するポンプは、内部のステータ及びロータコアを発 熱性の高い磁性材料から形成したものであるから、ポンプ通電時のポンプより発 生した熱の作用により、別に加熱器を設けずとも、容器1内の熱媒体Bが加温さ れる。使用するポンプは、液中に浸漬して使用できる缶詰構造のポンプであって 、ポンプ中心を系統液たる熱媒体が貫流する軸貫流型であるため熱媒体Bに対す る熱交換効率が優れている。
【0016】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案は、キャンドモータポンプから発生する熱を熱源 として利用できるために電力を無駄なく利用でき、かつ設備的にも簡単な構成で 、経済的に有利な、冬季あるいは寒冷地の表土加温装置を提供することが可能に なり、熱源として別途に、電気ヒーターや石油ボイラーを設置する必要がない点 で実用上の効果が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案たる表土加温装置の全体構成を示した概
念図である。
【図2】本考案に使用するキャンドモーターポンプ要部
を切欠いた斜視図である。
【図3】複数枚の加熱用パネル8aを並設した平面図で
ある。
【図4】加熱用パネル8aを農業用ビニールハウスまた
は園芸用温室内の地中に配設した説明図である。
【符号の説明】
1 容器 2 蓋 3 キャンドモータポンプ 4 入口 5 出口 6 循環ライン 7 戻り口 8 熱放射部 8a 加熱用パネル 9 熱媒の供給管 10 温室

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク(1)内に入れた循環用熱媒体中
    に、軸貫流型キャンドモータポンプ(3)を設置し、該
    ポンプの作動により、入口(4)からタンク下部の冷た
    い熱媒体を吸い込み、かつポンプ内のステータ及びロー
    タの発生熱により加温された熱媒体を出口(5)より吐
    き出すように構成した上で、該出口(5)からタンクの
    戻り口(7)に至る熱媒体循環のための流路(6)を設
    け、その流路の一部分を地中に敷設し、その地中敷設個
    所に表土の加熱手段としての熱放射部(8)を設けてな
    ることを特徴とする表土加温装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表土加温装置において、
    熱放熱部(8)は、農業用ハウスや園芸用温室内の地中
    に埋設する加熱パネルである表土加温装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の表土加温装置において、
    熱媒体は、グリコールを主成分とする有機溶液である表
    土加温装置。
JP000357U 1998-01-21 1998-01-21 表土加温装置 Pending JPH10170U (ja)

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JP000357U JPH10170U (ja) 1998-01-21 1998-01-21 表土加温装置

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JP000357U JPH10170U (ja) 1998-01-21 1998-01-21 表土加温装置

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JPH10170U true JPH10170U (ja) 1998-08-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4824733U (ja) * 1971-07-26 1973-03-23
JP2010029153A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Konai Denki Kogyosho:Kk 施設園芸用暖房装置
US9540602B2 (en) 2011-08-15 2017-01-10 The Procter & Gamble Company Conformable personal care articles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4824733U (ja) * 1971-07-26 1973-03-23
JP2010029153A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Konai Denki Kogyosho:Kk 施設園芸用暖房装置
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