JPH10170679A - 非核燃料炉心構成体の頭部構造 - Google Patents
非核燃料炉心構成体の頭部構造Info
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- JPH10170679A JPH10170679A JP8333889A JP33388996A JPH10170679A JP H10170679 A JPH10170679 A JP H10170679A JP 8333889 A JP8333889 A JP 8333889A JP 33388996 A JP33388996 A JP 33388996A JP H10170679 A JPH10170679 A JP H10170679A
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- Japan
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- hollow hub
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加圧水型原子炉の燃料交換時に炉心から取り
出される非核燃料炉心構成体を１種類の取扱工具で取り
扱って作業効率を向上し得るようにし、且つその非核燃
料炉心構成体の製作コストを低減する。 【解決手段】 中空ハブ部材５１と、この外周面から半
径方向外方に延出した放射状ベーン部材５３，５７、ベ
ーン部材５３，５７内に中空ハブ部材５１の中心軸に平
行に形成された取付け穴５９に上端部が貫通して垂下さ
れる可燃性毒物棒とを有する可燃性毒物棒組立体におい
て、その頭部は、中空ハブ部材５１の内部上側に係合空
間６１が形成されと共に内部下側に押圧ばね６５及び押
圧リテーナ６７が内装され、ベーン部材５３，５７は上
縁が水平な板状に形成されて可燃性毒物棒の上端に螺合
したナットが上縁に載り、半径方向最内位置及び最外位
置にある可燃性毒物棒に螺合するナットが砲弾状に形成
されている。
出される非核燃料炉心構成体を１種類の取扱工具で取り
扱って作業効率を向上し得るようにし、且つその非核燃
料炉心構成体の製作コストを低減する。 【解決手段】 中空ハブ部材５１と、この外周面から半
径方向外方に延出した放射状ベーン部材５３，５７、ベ
ーン部材５３，５７内に中空ハブ部材５１の中心軸に平
行に形成された取付け穴５９に上端部が貫通して垂下さ
れる可燃性毒物棒とを有する可燃性毒物棒組立体におい
て、その頭部は、中空ハブ部材５１の内部上側に係合空
間６１が形成されと共に内部下側に押圧ばね６５及び押
圧リテーナ６７が内装され、ベーン部材５３，５７は上
縁が水平な板状に形成されて可燃性毒物棒の上端に螺合
したナットが上縁に載り、半径方向最内位置及び最外位
置にある可燃性毒物棒に螺合するナットが砲弾状に形成
されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧水型原子炉の
炉心構成品に関し、特に核燃料である核***性物質を含
まない非核燃料炉心構成体の構造に関する。
炉心構成品に関し、特に核燃料である核***性物質を含
まない非核燃料炉心構成体の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在発電用として広く使用されている加
圧水型原子炉の炉心を構成する燃料集合体は、一般に外
套乃至キャンの無い構造であり、行及び列を描くように
アレイ状に配置された多数の燃料棒の間に中空案内管が
配置され、この中に制御棒集合体乃至制御棒クラスタの
細い制御棒が挿入されるようになっている。その典型的
な構造を図６に示す。図において、符号１が燃料集合体
であり、符号３が制御棒クラスタを示す。制御棒クラス
タ３は、図７に示すように多数の細長い制御棒５をクラ
スタ状に組み立てたもので、上下方向に駆動されて炉心
の反応度乃至出力を制御するために使用される。このよ
うな燃料集合体１が百数十体或いはそれ以上の数で並べ
られ、炉心を形成するが、全ての燃料集合体１に制御棒
クラスタ３が取り付けられる訳ではなく、空いた制御棒
案内管を持つ燃料集合体１には、原子炉の運転に必要な
可燃性毒物棒組立体や中性子源棒組立体が使用される。
可燃性毒物棒組立体や中性子源棒組立体は、一般に図８
に示すように、可燃性毒物棒や中性子源棒であるロッド
７の上端をベースプレート９にナット１１で固定して吊
り下げた構造を有し、前者は炉心内の中性子束分布を整
えるため等に使用され、後者は原子炉の起動のために使
用される。制御棒クラスタ３や可燃性毒物棒組立体や中
性子源棒組立体を挿入しない燃料集合体１には、図９に
示すようなシンブルプラグ集合体が使用される。これ
は、燃料集合体１の中空案内管の上部に挿入されて、そ
こを通る冷却材の流動条件を他のものと整合させるため
のシンブルプラグ１３をベースプレート１５にナット１
７によって固定して構成される。尚、制御棒クラスタ３
は、図示しない制御棒駆動装置により原子炉の運転中上
下方向に駆動されるが、図８や図９に示される可燃性毒
物棒組立体、中性子源棒組立体及びシンブルプラグ組立
体は、炉心の中に固定され、ホールドダウンスプリング
１９により上部炉心板と燃料集合体１との間で弾性的に
確りと保持される。
圧水型原子炉の炉心を構成する燃料集合体は、一般に外
套乃至キャンの無い構造であり、行及び列を描くように
アレイ状に配置された多数の燃料棒の間に中空案内管が
配置され、この中に制御棒集合体乃至制御棒クラスタの
細い制御棒が挿入されるようになっている。その典型的
な構造を図６に示す。図において、符号１が燃料集合体
であり、符号３が制御棒クラスタを示す。制御棒クラス
タ３は、図７に示すように多数の細長い制御棒５をクラ
スタ状に組み立てたもので、上下方向に駆動されて炉心
の反応度乃至出力を制御するために使用される。このよ
うな燃料集合体１が百数十体或いはそれ以上の数で並べ
られ、炉心を形成するが、全ての燃料集合体１に制御棒
クラスタ３が取り付けられる訳ではなく、空いた制御棒
案内管を持つ燃料集合体１には、原子炉の運転に必要な
可燃性毒物棒組立体や中性子源棒組立体が使用される。
可燃性毒物棒組立体や中性子源棒組立体は、一般に図８
に示すように、可燃性毒物棒や中性子源棒であるロッド
７の上端をベースプレート９にナット１１で固定して吊
り下げた構造を有し、前者は炉心内の中性子束分布を整
えるため等に使用され、後者は原子炉の起動のために使
用される。制御棒クラスタ３や可燃性毒物棒組立体や中
性子源棒組立体を挿入しない燃料集合体１には、図９に
示すようなシンブルプラグ集合体が使用される。これ
は、燃料集合体１の中空案内管の上部に挿入されて、そ
こを通る冷却材の流動条件を他のものと整合させるため
のシンブルプラグ１３をベースプレート１５にナット１
７によって固定して構成される。尚、制御棒クラスタ３
は、図示しない制御棒駆動装置により原子炉の運転中上
下方向に駆動されるが、図８や図９に示される可燃性毒
物棒組立体、中性子源棒組立体及びシンブルプラグ組立
体は、炉心の中に固定され、ホールドダウンスプリング
１９により上部炉心板と燃料集合体１との間で弾性的に
確りと保持される。
【０００３】而して、前述のような可燃性毒物棒組立
体、中性子源棒組立体及びシンブルプラグ組立体は図に
おいても明らかなように制御棒クラスタ３とは頭部の構
造が異なるため、燃料交換時等にこれらを把持する取扱
工具は別のものとせざるを得ない。しかしながら、この
ような取扱工具を原子炉格納容器内で吊り下げるクレー
ン等は、数多くないから被取扱物に応じて取扱工具を一
々交換しなければならないので、極めて作業性が悪い。
従って、同一の工具で取り扱えるようにした構造の可燃
性毒物棒組立体や中性子源棒組立体（図１０乃至図１２
参照）が提案されている。これを可燃性毒物棒組立体を
例にとり図１０乃至図１２を参照して説明する。図１０
に示すように、可燃性毒物棒組立体２０においてスパイ
ダー組立体２１のベーン部材２３に細長い可燃性毒物棒
即ちロッド２５の先端が螺着結合されている。スパイダ
ー組立体２１は、特に図１１及び図１２に示すように中
心部に位置する中空ハブ２７とその外周面から半径方向
外側に向かって放射状に延出する複数のベーン部材２９
から構成されている。ベーン部材２９において、ロッド
２５がねじ込まれる部分が膨らんでフィンガー部３１を
形成し、このフィンガ部３１の位置及び形状により、ベ
ーン部材２９は３種類２９ａ，２９ｂ，２９ｃに分けら
れるが基本的な機能に差は無い。中空ハブ２７の上方内
部には、入口が窄んだ係合空間３３が形成され、制御棒
クラスタ３を把持するクリッパの爪フィンガが上方から
挿入されるようになっている。更に中空ハブ２７の下方
内部には、センタボルト３５が取り付けられ、これを囲
んで押圧コイルばね３７が押圧リテーナ３９により保持
されている。この押圧リテーナ３９は、可燃性毒物棒組
立体２０が炉心内で燃料集合体１に挿入されたとき、そ
の上部ノズルの上面に接し、上部炉心板が上方から接し
たとき押圧リテーナ３９は中空ハブ２７の内部に押し込
まれる。このため、原子炉の運転中は可燃性毒物棒組立
体２０と燃料集合体との間に押圧コイルばね３７の弾性
復元力が作用し、可燃性毒物棒組立体２０は確りと保持
される。又ベーン部材２９のフィンガ部３１の上部は上
方に突出している。
体、中性子源棒組立体及びシンブルプラグ組立体は図に
おいても明らかなように制御棒クラスタ３とは頭部の構
造が異なるため、燃料交換時等にこれらを把持する取扱
工具は別のものとせざるを得ない。しかしながら、この
ような取扱工具を原子炉格納容器内で吊り下げるクレー
ン等は、数多くないから被取扱物に応じて取扱工具を一
々交換しなければならないので、極めて作業性が悪い。
従って、同一の工具で取り扱えるようにした構造の可燃
性毒物棒組立体や中性子源棒組立体（図１０乃至図１２
参照）が提案されている。これを可燃性毒物棒組立体を
例にとり図１０乃至図１２を参照して説明する。図１０
に示すように、可燃性毒物棒組立体２０においてスパイ
ダー組立体２１のベーン部材２３に細長い可燃性毒物棒
即ちロッド２５の先端が螺着結合されている。スパイダ
ー組立体２１は、特に図１１及び図１２に示すように中
心部に位置する中空ハブ２７とその外周面から半径方向
外側に向かって放射状に延出する複数のベーン部材２９
から構成されている。ベーン部材２９において、ロッド
２５がねじ込まれる部分が膨らんでフィンガー部３１を
形成し、このフィンガ部３１の位置及び形状により、ベ
ーン部材２９は３種類２９ａ，２９ｂ，２９ｃに分けら
れるが基本的な機能に差は無い。中空ハブ２７の上方内
部には、入口が窄んだ係合空間３３が形成され、制御棒
クラスタ３を把持するクリッパの爪フィンガが上方から
挿入されるようになっている。更に中空ハブ２７の下方
内部には、センタボルト３５が取り付けられ、これを囲
んで押圧コイルばね３７が押圧リテーナ３９により保持
されている。この押圧リテーナ３９は、可燃性毒物棒組
立体２０が炉心内で燃料集合体１に挿入されたとき、そ
の上部ノズルの上面に接し、上部炉心板が上方から接し
たとき押圧リテーナ３９は中空ハブ２７の内部に押し込
まれる。このため、原子炉の運転中は可燃性毒物棒組立
体２０と燃料集合体との間に押圧コイルばね３７の弾性
復元力が作用し、可燃性毒物棒組立体２０は確りと保持
される。又ベーン部材２９のフィンガ部３１の上部は上
方に突出している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述した改良型の可燃
性毒物棒組立体等は、中空ハブが制御棒クラスタのそれ
と同じ構造になり、制御棒クラスタも可燃性毒物棒組立
体、中性子源棒組立体、シンブルプラグ組立体等の非核
燃料構成体も同一の取扱工具で掴めるので、その取扱作
業の作業性が大幅に向上したが、ベーン部材が上方及び
側方に膨らんだフィンガ部を有して構造が複雑であるた
め、加工にも放電加工やワイヤカット等を必要として製
作コストが高くなるという問題があった。従って、本発
明は制御棒クラスタ用取扱工具が共通的に使用できて取
扱作業性が良く、更に加工が容易で製作コストの小さい
非核燃料炉心構成体の頭部構造を提供することを課題と
する。
性毒物棒組立体等は、中空ハブが制御棒クラスタのそれ
と同じ構造になり、制御棒クラスタも可燃性毒物棒組立
体、中性子源棒組立体、シンブルプラグ組立体等の非核
燃料構成体も同一の取扱工具で掴めるので、その取扱作
業の作業性が大幅に向上したが、ベーン部材が上方及び
側方に膨らんだフィンガ部を有して構造が複雑であるた
め、加工にも放電加工やワイヤカット等を必要として製
作コストが高くなるという問題があった。従って、本発
明は制御棒クラスタ用取扱工具が共通的に使用できて取
扱作業性が良く、更に加工が容易で製作コストの小さい
非核燃料炉心構成体の頭部構造を提供することを課題と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】如上の課題を課題を解決
するため、本発明によれば、可燃性毒物棒組立体、中性
子源棒組立体及びシンブルプラグ組立体等の非核燃料炉
心構成体は、中空ハブ部材と、このハブ部材の外周面か
ら半径方向外方に延出した放射状ベーン部材と、該ベー
ン部材内に前記ハブ部材の中心軸に平行に形成された取
付け穴に上端部が貫通して垂下される非核***性棒部材
とを有して構成され、ハブ部材の内部上側にグリッパ係
合空間が形成されると共に内部下側にはばね及び押圧部
材が内装され、ベーン部材は上縁が水平な板状に形成さ
れてその棒部材の上端に螺合したナットが前記上縁に載
り、半径方向最内位置及び最外位置にある前記棒部材に
螺合する前記ナットが砲弾状に形成されていることを特
徴とする。
するため、本発明によれば、可燃性毒物棒組立体、中性
子源棒組立体及びシンブルプラグ組立体等の非核燃料炉
心構成体は、中空ハブ部材と、このハブ部材の外周面か
ら半径方向外方に延出した放射状ベーン部材と、該ベー
ン部材内に前記ハブ部材の中心軸に平行に形成された取
付け穴に上端部が貫通して垂下される非核***性棒部材
とを有して構成され、ハブ部材の内部上側にグリッパ係
合空間が形成されると共に内部下側にはばね及び押圧部
材が内装され、ベーン部材は上縁が水平な板状に形成さ
れてその棒部材の上端に螺合したナットが前記上縁に載
り、半径方向最内位置及び最外位置にある前記棒部材に
螺合する前記ナットが砲弾状に形成されていることを特
徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。本発明は、可燃性毒物棒組立
体、中性子源棒組立体及びシンブルプラグ組立体のいず
れにも適用できるが、可燃性毒物棒組立体に適用した例
を図１乃至図５を参照して説明する。先ず図１を参照す
るに、可燃性毒物棒組立体４０は、スパイダ組立体５
０、これらに連結垂下される可燃性毒物棒７１、これら
を固定するナット７３及び砲弾形ナット７５，７７から
構成される。このようなスパイダ組立体５０の詳細が図
２及び図３に示されている。特に図２に明らかなよう
に、スパイダ組立体５０は中心部の中空ハブ部材５１と
その外周から半径方向外向きに放射状に延出する３種類
のベーン部材５３，５５，５７とを有する。ベーン部材
５３，５５，５７は回転対称に配置されているが、ベー
ン部材５３は２つのフィンガ部５３ａ，５３ｂを有する
最短の板状ベーン部材、ベーン部材５５は１個のフィン
ガ部５５ａを有する中間長の板状ベーン部材、ベーン部
材５７は２つのフィンガ部５７ａ，５７ｂを有する最長
の板状ベーン部材である。そしてこれらのベーン部材５
３，５５，５７は、特に図３に明示するように上端縁及
び下端縁がフラットに形成されている。そしてこれらの
フィンガ部５３ａ，５３ｂ，５５ａ，５７ａ，５７ｂに
穿設される取付け穴５９は、図４に示すように段付き穴
に形成しても良い。このような場合、可燃性毒物棒７１
の上端結合部は、はめ合い部７１ａと固定ねじ部７１ｂ
とから形成され、ナット７３が固定ねじ部７１ｂに螺合
する。しかしながら、取付け穴は図５に示すように、段
無しのストレート穴１５９のように形成して、製作コス
トを低減しても良い。当然のことながら、この場合には
可燃性毒物棒１７１の上端部は、一段構造とされる。
の実施形態を説明する。本発明は、可燃性毒物棒組立
体、中性子源棒組立体及びシンブルプラグ組立体のいず
れにも適用できるが、可燃性毒物棒組立体に適用した例
を図１乃至図５を参照して説明する。先ず図１を参照す
るに、可燃性毒物棒組立体４０は、スパイダ組立体５
０、これらに連結垂下される可燃性毒物棒７１、これら
を固定するナット７３及び砲弾形ナット７５，７７から
構成される。このようなスパイダ組立体５０の詳細が図
２及び図３に示されている。特に図２に明らかなよう
に、スパイダ組立体５０は中心部の中空ハブ部材５１と
その外周から半径方向外向きに放射状に延出する３種類
のベーン部材５３，５５，５７とを有する。ベーン部材
５３，５５，５７は回転対称に配置されているが、ベー
ン部材５３は２つのフィンガ部５３ａ，５３ｂを有する
最短の板状ベーン部材、ベーン部材５５は１個のフィン
ガ部５５ａを有する中間長の板状ベーン部材、ベーン部
材５７は２つのフィンガ部５７ａ，５７ｂを有する最長
の板状ベーン部材である。そしてこれらのベーン部材５
３，５５，５７は、特に図３に明示するように上端縁及
び下端縁がフラットに形成されている。そしてこれらの
フィンガ部５３ａ，５３ｂ，５５ａ，５７ａ，５７ｂに
穿設される取付け穴５９は、図４に示すように段付き穴
に形成しても良い。このような場合、可燃性毒物棒７１
の上端結合部は、はめ合い部７１ａと固定ねじ部７１ｂ
とから形成され、ナット７３が固定ねじ部７１ｂに螺合
する。しかしながら、取付け穴は図５に示すように、段
無しのストレート穴１５９のように形成して、製作コス
トを低減しても良い。当然のことながら、この場合には
可燃性毒物棒１７１の上端部は、一段構造とされる。
【０００７】再び図３を参照するに、中空ハブ部材５１
の上方内部には、入口が窄んだ係合空間６１が形成さ
れ、制御棒クラスタを把持するクリッパの爪フィンガが
上方から挿入されるようになっている。更に中空ハブ部
材５１の下方内部には、センタボルト６３が取り付けら
れ、これを囲んで押圧コイルばね６５が押圧リテーナ６
７により保持されている。この押圧リテーナ６７は、可
燃性毒物棒組立体４０が炉心内に燃料集合体に挿入され
たとき、その上部ノズルの上面に接し、上部炉心板が更
に上方から接したとき押圧リテーナ６７は中空ハブ部材
５１の内部に押し込まれる。このため原子炉の運転中
は、可燃性毒物棒組立体４０と燃料集合体との間に押圧
コイルばね６５の弾性復元力が作用し可燃性毒物棒組立
体４０は、確りと保持される。
の上方内部には、入口が窄んだ係合空間６１が形成さ
れ、制御棒クラスタを把持するクリッパの爪フィンガが
上方から挿入されるようになっている。更に中空ハブ部
材５１の下方内部には、センタボルト６３が取り付けら
れ、これを囲んで押圧コイルばね６５が押圧リテーナ６
７により保持されている。この押圧リテーナ６７は、可
燃性毒物棒組立体４０が炉心内に燃料集合体に挿入され
たとき、その上部ノズルの上面に接し、上部炉心板が更
に上方から接したとき押圧リテーナ６７は中空ハブ部材
５１の内部に押し込まれる。このため原子炉の運転中
は、可燃性毒物棒組立体４０と燃料集合体との間に押圧
コイルばね６５の弾性復元力が作用し可燃性毒物棒組立
体４０は、確りと保持される。
【０００８】更に図１に戻って、４枚ある最長のベーン
部材５７の外側のフィンガ部５７ａを通る可燃性毒物棒
７１の上端には、砲弾形のナット７５が螺合して取り付
けられ、又４枚ある最短のベーン部材５３の内側のフィ
ンガ部５３ｂを通る可燃性毒物棒７１の上端には砲弾形
のナット７７が螺合し固定される。これらの砲弾形のナ
ット７５，７７は、可燃性毒物棒組立体４０が炉心内に
取り付けられたとき、上部炉心板の下面にぴったりと当
接して可燃性動物棒組立体４０の姿勢を適切に保持す
る。
部材５７の外側のフィンガ部５７ａを通る可燃性毒物棒
７１の上端には、砲弾形のナット７５が螺合して取り付
けられ、又４枚ある最短のベーン部材５３の内側のフィ
ンガ部５３ｂを通る可燃性毒物棒７１の上端には砲弾形
のナット７７が螺合し固定される。これらの砲弾形のナ
ット７５，７７は、可燃性毒物棒組立体４０が炉心内に
取り付けられたとき、上部炉心板の下面にぴったりと当
接して可燃性動物棒組立体４０の姿勢を適切に保持す
る。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば可
燃性毒物棒組立体等の非核燃料炉心構成体の頭部に位置
する中空ハブ部材に連結されるベーン部材の上端をフラ
ットに形成したので、ベーン部材は簡単な機械加工によ
り製作でき、その製作コストを大幅に提言することがで
きる。
燃性毒物棒組立体等の非核燃料炉心構成体の頭部に位置
する中空ハブ部材に連結されるベーン部材の上端をフラ
ットに形成したので、ベーン部材は簡単な機械加工によ
り製作でき、その製作コストを大幅に提言することがで
きる。
【図１】本発明の実施形態を示す一部省略立断面図であ
る。
る。
【図２】前記実施形態の要部を抜き出して示す平面図で
ある。
ある。
【図３】前記実施形態の要部を抜き出して示す立断面図
である。
である。
【図４】前記実施形態の要部を部分的に示す部分断面図
である。
である。
【図５】前記実施形態の一部を改変した改変実施形態の
部分断面図である。
部分断面図である。
【図６】本発明の非核燃料炉心構成体と一緒に炉心構成
する燃料集合体と制御棒クラスタをしめす側面図であ
る。
する燃料集合体と制御棒クラスタをしめす側面図であ
る。
【図７】従来から使用されている制御棒クラスタの全体
斜視図である。
斜視図である。
【図８】従来の非核燃料炉心構成体の全体斜視図であ
る。
る。
【図９】従来のシンブルプラグ組立体の全体斜視図であ
る。
る。
【図１０】従来の改良型可燃性毒物棒組立体の全体斜視
図である。
図である。
【図１１】前記従来の改良型可燃性毒物棒組立体の頭部
構造を示す平面図である。
構造を示す平面図である。
【図１２】図１１に対応する立断面図である。
１ 燃料集合体 ３ 制御棒クラスタ ４０ 可燃性毒物棒組立体 ５０ スパイダ組立体 ５１ 中空ハブ部材 ５３，５５，５７ ベーン部材 ５９ 取付け穴 ６１ 係合空間 ６３ センターボルト ６５ 押圧ばね ６７ 押圧リテーナ ７１ 可燃性毒物棒 ７３、７５，７７ ナット
Claims (1)
- 【請求項１】 中空ハブ部材と、同ハブ部材の外周面か
ら半径方向外方に延出した放射状ベーン部材と、該ベー
ン部材内に前記ハブ部材の中心軸に平行に形成された取
付け穴に上端部が貫通して垂下される非核***性棒部材
とを有する非核燃料炉心構成体において、 前記ハブ部材の内部上側にグリッパ係合空間が形成され
と共に内部下側にばね及び押圧部材が内装され、 前記ベーン部材は上縁が水平な板状に形成されて前記棒
部材の上端に螺合したナットが前記上縁に載り、半径方
向最内位置及び最外位置にある前記棒部材に螺合する前
記ナットが砲弾状に形成されていることを特徴とする非
核燃料炉心構成体の頭部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8333889A JPH10170679A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 非核燃料炉心構成体の頭部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8333889A JPH10170679A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 非核燃料炉心構成体の頭部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10170679A true JPH10170679A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18271095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8333889A Pending JPH10170679A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 非核燃料炉心構成体の頭部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10170679A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2910171A1 (fr) * | 2006-12-18 | 2008-06-20 | Areva Np Sas | Grappe fixe a support en forme d'araignee, coeur de reacteur nucleaire a eau sous pression correspondant et ensemble comprenant un assemblage de combustible nucleaire et une telle grappe fixe |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8333889A patent/JPH10170679A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2910171A1 (fr) * | 2006-12-18 | 2008-06-20 | Areva Np Sas | Grappe fixe a support en forme d'araignee, coeur de reacteur nucleaire a eau sous pression correspondant et ensemble comprenant un assemblage de combustible nucleaire et une telle grappe fixe |
| WO2008081085A2 (fr) * | 2006-12-18 | 2008-07-10 | Areva Np | Grappe fixe a support en forme d'araignee, coeur de reacteur nucleaire a eau sous pression correspondant et ensemble comprenant un assemblage de combustible nucleaire et une telle grappe fixe |
| WO2008081085A3 (fr) * | 2006-12-18 | 2008-08-21 | Areva Np | Grappe fixe a support en forme d'araignee, coeur de reacteur nucleaire a eau sous pression correspondant et ensemble comprenant un assemblage de combustible nucleaire et une telle grappe fixe |
| JP2010513893A (ja) * | 2006-12-18 | 2010-04-30 | アレヴァ エヌペ | スパイダー状の支持体を有する固定クラスタ、加圧水型原子炉の炉心、及び、核燃料集合体及び固定クラスタを備えた集合体 |
| US20100111243A1 (en) * | 2006-12-18 | 2010-05-06 | Areva Np | Fixed cluster having a spider-like support, corresponding pressurized water nuclear reactor core and assembly comprising a nuclear fuel assembly and such a fixed cluster |
| US8582714B2 (en) | 2006-12-18 | 2013-11-12 | Areva Np | Fixed cluster having a spider-like support, corresponding pressurized water nuclear reactor core and assembly comprising a nuclear fuel assembly and such a fixed cluster |
| KR101497365B1 (ko) * | 2006-12-18 | 2015-03-03 | 아레바 엔피 | 가압수형 원자로의 거미 형상 홀더, 관련 코어를 구비한 고정 클러스터와, 핵 연료 집합체 및 이러한 고정 클러스터를 포함하는 시스템 |
| KR101537927B1 (ko) * | 2006-12-18 | 2015-07-22 | 아레바 엔피 | 가압수형 원자로의 거미 형상 홀더, 관련 코어를 구비한 고정 클러스터와, 핵 연료 집합체 및 이러한 고정 클러스터를 포함하는 시스템 |
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| A02 | Decision of refusal |
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