JPH10169466A - ガスタービンの起動方法 - Google Patents
ガスタービンの起動方法Info
- Publication number
- JPH10169466A JPH10169466A JP32521696A JP32521696A JPH10169466A JP H10169466 A JPH10169466 A JP H10169466A JP 32521696 A JP32521696 A JP 32521696A JP 32521696 A JP32521696 A JP 32521696A JP H10169466 A JPH10169466 A JP H10169466A
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- JP
- Japan
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- gas turbine
- torque converter
- starting device
- speed
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- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスタービンの起動装置の切離し時における
ガスタービンの回転数の渋滞の発生を防ぎ、ショックな
くガスタービンを起動できるようにする。 【解決手段】 ガスタービンの起動装置の切離し直前に
起動装置出力を徐々に小さくした上起動装置をガスター
ビンより切離し、起動装置切離し時のガスタービン回転
数の渋滞を回避するようにした。
ガスタービンの回転数の渋滞の発生を防ぎ、ショックな
くガスタービンを起動できるようにする。 【解決手段】 ガスタービンの起動装置の切離し直前に
起動装置出力を徐々に小さくした上起動装置をガスター
ビンより切離し、起動装置切離し時のガスタービン回転
数の渋滞を回避するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
等の起動装置を用いてガスタービンを起動する方法に関
する。
等の起動装置を用いてガスタービンを起動する方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般にトルクコンバータを用いた起動装
置で起動が行われるガスタービンプラントは、図３に示
すような、回路構成となっていて、同一軸によって接続
された起動用モータＭとガスタービンＧ／Ｔ、発電機Ｇ
との間に起動装置を構成するトルクコンバータＴ／Ｃを
介装しており、起動用モータＭの動力を同一軸のガスタ
ービンＧ／Ｔ、発電機Ｇに伝えている。
置で起動が行われるガスタービンプラントは、図３に示
すような、回路構成となっていて、同一軸によって接続
された起動用モータＭとガスタービンＧ／Ｔ、発電機Ｇ
との間に起動装置を構成するトルクコンバータＴ／Ｃを
介装しており、起動用モータＭの動力を同一軸のガスタ
ービンＧ／Ｔ、発電機Ｇに伝えている。
【０００３】このガスタービンプラントでは、ガスター
ビンＧ／Ｔの起動指令を受け、起動用モータＭが回転
し、トルクコンバータＴ／Ｃに油圧を確立させることに
より、起動用モータＭの動力をガスタービンＧ／Ｔ側に
伝えてガスタービンＧ／Ｔを昇速させている。
ビンＧ／Ｔの起動指令を受け、起動用モータＭが回転
し、トルクコンバータＴ／Ｃに油圧を確立させることに
より、起動用モータＭの動力をガスタービンＧ／Ｔ側に
伝えてガスタービンＧ／Ｔを昇速させている。
【０００４】ガスタービンＧ／Ｔの回転速度が定格速度
の約２０％に達すると、ガスタービンＧ／Ｔは着火する
が、この速度では、ガスタービンＧ／Ｔは自力昇速でき
ないので、トルクコンバータＴ／Ｃからの動力を受けな
がらガスタービンＧ／Ｔは昇速する。そして、ガスター
ビンＧ／Ｔが自力昇速に達すると、トルクコンバータＴ
／Ｃの油圧を下げることによりトルクコンバータＴ／Ｃ
からガスタービンＧ／Ｔへの伝達動力をゼロにする。
の約２０％に達すると、ガスタービンＧ／Ｔは着火する
が、この速度では、ガスタービンＧ／Ｔは自力昇速でき
ないので、トルクコンバータＴ／Ｃからの動力を受けな
がらガスタービンＧ／Ｔは昇速する。そして、ガスター
ビンＧ／Ｔが自力昇速に達すると、トルクコンバータＴ
／Ｃの油圧を下げることによりトルクコンバータＴ／Ｃ
からガスタービンＧ／Ｔへの伝達動力をゼロにする。
【０００５】このときの昇速過程を図２に示す。これに
よると、ガスタービンＧ／Ｔの回転数は、起動装置を切
離した瞬間Ｃに示すように一時的に昇速が渋滞する。
よると、ガスタービンＧ／Ｔの回転数は、起動装置を切
離した瞬間Ｃに示すように一時的に昇速が渋滞する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなガスタ
ービンプラントにおける、起動装置による起動から、起
動装置の切離しをした場合において、起動装置を切離し
た瞬間ガスタービンへは起動装置からの入力がなくなる
ため、図２中Ｃの部分で示すように、ガスタービンの燃
量調整分だけ起動渋滞（回転数の渋滞）を起こすことに
なる。これによって生ずショックは、ガスタービンにと
って好ましくない。
ービンプラントにおける、起動装置による起動から、起
動装置の切離しをした場合において、起動装置を切離し
た瞬間ガスタービンへは起動装置からの入力がなくなる
ため、図２中Ｃの部分で示すように、ガスタービンの燃
量調整分だけ起動渋滞（回転数の渋滞）を起こすことに
なる。これによって生ずショックは、ガスタービンにと
って好ましくない。
【０００７】本発明は、以上の問題点を解消するために
なされたものである。
なされたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のガスタービンの
起動方法は、起動装置を備えたガスタービンにおいて、
起動装置切離し直前に起動装置出力を徐々に小さくした
上起動装置をガスタービンより切離し、起動装置切離し
の時のガスタービン回転数の渋滞を回避するようにした
ことを特徴とする。
起動方法は、起動装置を備えたガスタービンにおいて、
起動装置切離し直前に起動装置出力を徐々に小さくした
上起動装置をガスタービンより切離し、起動装置切離し
の時のガスタービン回転数の渋滞を回避するようにした
ことを特徴とする。
【０００９】本発明では、起動装置をガスタービンより
切離す直前に起動装置出力を徐々に小さくした上で起動
装置をガスタービンより切離しているので、起動装置の
切離し時には、起動装置からの入力に伴うガスタービン
の燃量調整分は殆んど零となっており、ガスタービン回
転数の渋滞が起ることがなく、ガスタービンをショック
なく順調に増速させることができる。
切離す直前に起動装置出力を徐々に小さくした上で起動
装置をガスタービンより切離しているので、起動装置の
切離し時には、起動装置からの入力に伴うガスタービン
の燃量調整分は殆んど零となっており、ガスタービン回
転数の渋滞が起ることがなく、ガスタービンをショック
なく順調に増速させることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図１に
よって説明する。本実施の形態は、図３に示すように、
同一軸によって接続された起動用モータＭとガスタービ
ンＧ／Ｔ、発電機Ｇとの間に起動装置を構成するトルク
コンバータＴ／Ｃを介装されたガスタービンプラントに
おいて、コンバータＴ／Ｃの油圧を次のように制御する
ようにしている。
よって説明する。本実施の形態は、図３に示すように、
同一軸によって接続された起動用モータＭとガスタービ
ンＧ／Ｔ、発電機Ｇとの間に起動装置を構成するトルク
コンバータＴ／Ｃを介装されたガスタービンプラントに
おいて、コンバータＴ／Ｃの油圧を次のように制御する
ようにしている。
【００１１】即ち、トルクコンバータＴ／Ｃの切離し直
前に同トルクコンバータＴ／Ｃからの出力を徐々に小さ
くするために、トルクコンバータＴ／Ｃの油圧を制御し
ている。この時の状態を図１に示す。
前に同トルクコンバータＴ／Ｃからの出力を徐々に小さ
くするために、トルクコンバータＴ／Ｃの油圧を制御し
ている。この時の状態を図１に示す。
【００１２】図１は、前記ガスタービンプラントの起動
からトルクコンバータＴ／Ｃの切離しに至るまでの過程
図である。ガスタービンＧ／Ｔの起動時には、起動用モ
ータＭからの動力がトルクコンバータＴ／Ｃを介してガ
スタービンＧ／Ｔに伝わる。ガスタービンＧ／Ｔの自力
昇速可能な速度近傍（Ａ点）（即ちトルクコンバータＴ
／Ｃの切離し直前）に達すると、起動装置を構成するト
ルクコンバータＴ／Ｃの油圧を徐々に下げていき、トル
クコンバータＴ／Ｃの油圧が零となり、かつ、ガスター
ビンＧ／Ｔが自力昇速可能速度（Ｂ点）に達したとき、
トルクコンバータＴ／Ｃを切離す。
からトルクコンバータＴ／Ｃの切離しに至るまでの過程
図である。ガスタービンＧ／Ｔの起動時には、起動用モ
ータＭからの動力がトルクコンバータＴ／Ｃを介してガ
スタービンＧ／Ｔに伝わる。ガスタービンＧ／Ｔの自力
昇速可能な速度近傍（Ａ点）（即ちトルクコンバータＴ
／Ｃの切離し直前）に達すると、起動装置を構成するト
ルクコンバータＴ／Ｃの油圧を徐々に下げていき、トル
クコンバータＴ／Ｃの油圧が零となり、かつ、ガスター
ビンＧ／Ｔが自力昇速可能速度（Ｂ点）に達したとき、
トルクコンバータＴ／Ｃを切離す。
【００１３】この時点（Ｂ点）では、すでにトルクコン
バータＴ／Ｃよりの入力が消滅しているためにガスター
ビン燃量調整分は、殆んど零となっている。従って、図
１に示すように、ガスタービンＧ／Ｔの回転数（速度）
の渋滞の影響はなく、ガスタービンＧ／Ｔはショックを
受けることなく順調に昇速することになる。
バータＴ／Ｃよりの入力が消滅しているためにガスター
ビン燃量調整分は、殆んど零となっている。従って、図
１に示すように、ガスタービンＧ／Ｔの回転数（速度）
の渋滞の影響はなく、ガスタービンＧ／Ｔはショックを
受けることなく順調に昇速することになる。
【００１４】
【発明の効果】本発明になるガスタービンの起動方法に
よれば、起動装置を切離した瞬間に起るガスタービンの
速度ショックを解消することが可能となる。そのため、
ガスタービンの起動時において起動装置切離しに伴うシ
ョックがなくなるので、ガスタービンの信頼性を一段と
向上させることができる。
よれば、起動装置を切離した瞬間に起るガスタービンの
速度ショックを解消することが可能となる。そのため、
ガスタービンの起動時において起動装置切離しに伴うシ
ョックがなくなるので、ガスタービンの信頼性を一段と
向上させることができる。
【図１】本発明の実施の一形態における起動装置切離し
時の過程図である。
時の過程図である。
【図２】従来のガスタービンプラントにおける起動装置
切離し時の過程図である。
切離し時の過程図である。
【図３】ガスタービンプラントのシステム構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 Ｇ／Ｔ ガスタービン Ｇ 発電機 Ｔ／Ｃ トルクコンバータ Ｍ 起動用モータ
Claims (1)
- 【請求項１】 起動装置を備えたガスタービンにおい
て、起動装置切離し直前に起動装置出力を徐々に小さく
した上起動装置をガスタービンより切離し、起動装置切
離しの時のガスタービン回転数の渋滞を回避するように
したことを特徴とするガスタービンの起動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32521696A JPH10169466A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | ガスタービンの起動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32521696A JPH10169466A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | ガスタービンの起動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169466A true JPH10169466A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18174329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32521696A Withdrawn JPH10169466A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | ガスタービンの起動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10169466A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011247256A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-08 | General Electric Co <Ge> | 一体型動力伝達系を制御するためのシステムおよび方法 |
| CN102562317A (zh) * | 2010-09-09 | 2012-07-11 | 诺沃皮尼奥内有限公司 | 用于对涡轮机中的转子进行低速低转矩测试的方法和装置 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP32521696A patent/JPH10169466A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011247256A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-08 | General Electric Co <Ge> | 一体型動力伝達系を制御するためのシステムおよび方法 |
| CN102562317A (zh) * | 2010-09-09 | 2012-07-11 | 诺沃皮尼奥内有限公司 | 用于对涡轮机中的转子进行低速低转矩测试的方法和装置 |
| US9157373B2 (en) | 2010-09-09 | 2015-10-13 | Nuovo Pignone, S.P.A. | Methods and devices for low speed low torque testing of a rotor in a turbomachinery |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |