JPH10169441A - 防音型作業機 - Google Patents

防音型作業機

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JPH10169441A
JPH10169441A JP32998096A JP32998096A JPH10169441A JP H10169441 A JPH10169441 A JP H10169441A JP 32998096 A JP32998096 A JP 32998096A JP 32998096 A JP32998096 A JP 32998096A JP H10169441 A JPH10169441 A JP H10169441A
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JP
Japan
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radiator
engine
soundproof
soundproof box
room
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Application number
JP32998096A
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English (en)
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Satoshi Togawa
聡 戸川
Tatsuo Yamada
龍男 山田
Tanomo Norikawa
頼母 乗川
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Hokuetsu Industries Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Hokuetsu Industries Co Ltd
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低騒音で、内部装置の冷却を十分に行うこと
ができ、小型で、しかもメンテナンスの際の作業性に優
れた防音型作業機を得る。 【解決手段】 防音箱12内を仕切板14で2室に区画
して形成された一方のエンジン室16内にエンジン30
及び回転機械40を配置し、他方のラジエータ室18内
にラジエータ50を配置して、エンジン室16内で発生
した騒音を防音箱12外に漏れ難くする。前記ラジエー
タ室18を形成する防音箱12の一側壁に外気の吸入口
25を設け、該吸入口25に一側面を近接・対峙させて
ラジエータ50を配置すると共に、ラジエータ50の他
側面に対峙して電動ファン52を配置して、吸入直後の
外気による冷却によりラジエータ50の冷却効率を向上
させると共に、外部からのメンテナンスを容易とする。
さらに、前記ラジエータ室18を形成する防音箱12の
上壁面に冷却風の排出口24を設けて冷却風の流路を可
及的に大容量とし、冷却風の排出抵抗を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音箱内に水冷式エン
ジンと、この水冷式エンジンにより駆動される発電機本
体、溶接機本体、圧縮機本体等の回転機械とを収納し
た、例えばエンジン駆動発電機、エンジン駆動溶接機、
エンジン駆動圧縮機等の防音型作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】防音型作業機は、一般に発電機本体、溶
接機本体、圧縮機本体等の回転機械と、これを駆動する
ためのエンジンを備え、これらの装置を駆動した際に生
ずる騒音の発生を極力低減し得るように防音箱内に収納
すると共に、前記エンジン、回転機械等の駆動により生
じた熱を冷却するための熱交換器たるラジエータやオイ
ルクーラ及び冷却ファン等を備えている。
【0003】このような防音型作業機にあっては、防音
箱外への騒音の漏出を最小限に止めることは勿論、防音
箱内の各種装置を好適に冷却し、また防音箱内に籠もっ
た熱を防音箱外に好適に放出し得る構造であること、及
び装置全体がコンパクトにまとめられていることが要求
される。
【0004】このような要求を満足させるために、従来
は、エンジンに直接装着された冷却ファンにより冷却風
を生じさせ、この冷却風により前記ラジエータや該ラジ
エータの風下側に配置された排気ダクト中の排気マフラ
ーを冷却し得るように構成した防音型作業機や(実開昭
53−22945号)、防音箱内を仕切板でエンジン室
とラジエータ室とに仕切って、エンジン室内で発生した
エンジンの騒音が、ラジエータ室と連続するラジエータ
室の排出口を介して外部に漏れることがないように構成
した防音型作業機が存在する(特開平8−68323
号、特開平8−61062号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術に示し
た発明のうち、エンジンに直接装着された冷却ファンに
より冷却風を生じさせ、この冷却風によりラジエータや
該ラジエータの風下側に配置された排気ダクト中の排気
マフラーを冷却し得るように構成した防音型作業機(実
開昭53−22945号)にあっては、エンジンとラジ
エータが共通の室内に配置されているために、エンジン
の駆動により生じた騒音が該ラジエータ冷却用の外気を
導入する導入口から外部に放出・拡散される。また、前
記ラジエータ冷却後の冷却風と共にエンジンの駆動によ
り生じた騒音が冷却風の排気ダクトを介して外部に放出
・拡散される。そのため、この種の防音型作業機にあっ
ては防音型作業機周囲の騒音を十分に低減し得るもので
はなかった。
【0006】また、前述のように、エンジンに装着され
た冷却ファンよりラジエータ及び排気マフラーの冷却を
行う場合、ラジエータ及び排気マフラーは冷却風の流れ
方向においてエンジンの風下側に配置されることとな
り、その結果エンジンに装着された各補器類により冷却
風の通路が狭められ、冷却風の流れの障害となったり、
エンジンにより加熱された冷却風によりラジエータ及び
排気マフラーの冷却が行われることとなり、冷却効率が
悪い他、ラジエータ及び排気マフラーの配置位置がエン
ジンの配置位置により限定されるたるめ、防音箱内にお
ける各種機器の配置に制約が生じ、防音型作業機を全体
として小型化することを困難としている。
【0007】一方、防音箱内を仕切板でエンジン室とラ
ジエータ室に区画した従来の防音型作業機(特開平8−
68323号、特開平8−61062号)にあっては、
エンジン室内で発生した騒音が直接ラジエータ室を介し
てラジエータ室と連続形成された冷却風の排出口を介し
て外部に漏出することを防止でき、また、冷却ファンを
エンジン室内の空気を放出するものとラジエータに冷却
空気を送風するものに分けたため、エンジンの配置位置
によりラジエータの配置位置が制約されるという問題は
解消されている。
【0008】しかし、前記従来技術、特に実開昭53−
22945号公報記載の防音型作業機にあっては、エン
ジンの回転軸に対峙させて冷却ファンとラジエータを配
置しているため、冷却風の風下側の空間を大きくすると
防音箱全体が長大となる不都合が生ずると共に、逆に該
空間を短くすると前記冷却ファンにより発生した冷却風
はその後方にある壁面に一端衝突した後迂回して流れる
ようになっているために、防音箱内の効果的な冷却構造
をとることが難しいという問題がある。
【0009】すなわち、ラジエータをこのように配置し
た場合、空間の制限のある防音箱内においては、冷却風
の流路、特にラジエータの風下側にラジエータと壁面間
に形成された冷却風の流路を可及的に大容量とすること
は難しく、それがため冷却風の排出抵抗が大きくなり、
ラジエータの冷却性能が低下する。この問題を解決する
ため、前記冷却ファンを大きくして風量を増すことも考
えられるが、ファン騒音の増大と駆動動力の増大を招く
という問題がある。
【0010】さらに、前記従来技術として説明した防音
型作業機は、いずれもその構成からラジエータを防音箱
の側壁に近接対峙して配置することができず、防音箱内
の奥まった位置に配置しており、このことは空気中の埃
やごみの付着し易いラジエータの掃除を困難としてい
る。特に、該防音型作業機をトラックの荷台等の高所に
搭載して使用する場合、該荷台の外側から荷台上の高所
に配置され、しかも防音箱の内部に収納されているラジ
エータを掃除等することは困難であり、防音型作業機の
メンテナンスの際の作業性を悪くしている。
【0011】そこで、本発明の目的は、防音箱内で発生
した騒音の防音箱外への漏出を最小に止め、これにより
作業機の騒音を従来以上に低減し、さらに、防音箱内に
配置された内部装置の冷却を十分に行うことと、以上を
満足させた上で、防音型作業機の全体構成をコンパクト
でしかも内部装置をメンテナンスする際の作業性にも優
れた防音型作業機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的を達成するために、本発明の防音型作
業機10は、防音箱12内を仕切板14でエンジン室1
6とラジエータ室18とに区画した防音型作業機におい
て、前記エンジン室16内に水冷式のエンジン30及び
このエンジン30により駆動される回転機械40、並び
に前記エンジン室16を換気する換気ファン54を配置
すると共に、前記ラジエータ室18を形成する防音箱1
2の一側壁に前記ラジエータ室18内に外気を吸入する
吸入口23を設け、該吸入口23に一側面を近接対峙さ
せて前記エンジン30のラジエータ50を前記ラジエー
タ室18内に配置すると共に、該ラジエータ50の他側
面に対峙させて、ラジエータ室18内に外気を吸入する
電動ファン52を配置し、前記ラジエータ室18を形成
する防音箱12の上壁面に該ラジエータ室18内の空気
を排出する排出口24を設けたことを特徴とする。
【0013】前記構成の防音型作業機10において、前
記ラジエータ室18を形成する防音箱12の上壁面に設
けた排出口24の直近下方に、前記エンジン30の排気
マフラー32を配置することができ、また、前記防音箱
12の一側壁に、開放自在な開閉扉13,13を設ける
と共に、前記ラジエータ50を近接対峙させて配置した
前記吸入口23を、前記防音箱12の、前記開閉扉1
3,13の設けた側と同一の側壁に形成することもでき
る。
【0014】〔作用〕防音型作業機10のエンジン30
及び回転機械40の駆動により生じた騒音は、防音箱1
2内に形成されたエンジン室16を形成する防音箱12
の壁面、仕切板14及びこれらに貼着された吸音材によ
り減衰し、排出口22より排出される。
【0015】また、エンジン室16内を換気する換気フ
ァン54とは別個に形成したラジエータ室18内の電動
ファン52により流入した外気は該ラジエータ室18の
余裕のある空間を通るので何の障害もなく層流となって
上方の排出口24より機外に排出される。したがって、
エンジン30の配置位置によるラジエータ50、その他
の機器の配置位置に伴う制約はない。
【0016】また、防音箱12の側壁に形成された外気
の吸入口25に近接対峙して設けられたラジエータ50
は、前記吸入口25から直接流入する外気と効率よく熱
交換すると共に防音箱12の外からの掃除が容易である
などメンテナンスの際の作業性に優れる。また、冷却風
の流路、特にラジエータ50の風下側の流路を可及的に
大容量とすることができることによる排風抵抗の減少
と、比較的低温の外気による冷却により良好な冷却性能
を発揮する。
【0017】さらに、エンジン30の排気マフラー32
を、ラジエータ室18を形成する防音箱12の上壁面の
排出口24直近に設けた防音型作業機10は、電動ファ
ン52により送風された冷却風により前記排気マフラー
32が冷却されることにより排気の膨張騒音が弱まり、
エンジン30の排気音が低減されると共に、排気マフラ
ー32の熱による劣化も生じ難いものとする。また、前
記排気マフラー32は、防音箱12の上壁面に設けたけ
た排出口24の直近下方に配置されているので、冷却風
の流れを遮ることはなく、冷却風の排出抵抗を増大させ
る遮蔽物とはならない。
【0018】さらに、防音箱12の一側面に開閉扉1
3,13を設け、この開閉扉13,13と同一の壁面に
ラジエータ室18内に外気を導入する導入口23を設け
た構成の防音型作業機10にあっては、エンジン30、
回転作業機40等の各内部機器のメンテナンスと同時に
ラジエータ50のメンテナンスを防音箱12の同一壁面
側で行うことができ、メンテナンスの際の作業性に優れ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につき
添付図面を参照しながら以下説明する。
【0020】図1中、10は本発明の防音型作業機を示
し、この防音型作業機10は、防音箱12を備え、この
防音箱12内にエンジン、回転作業機である発電機本
体、溶接機本体、又は圧縮機本体、その他の機器が収納
されている。
【0021】この防音箱12は、本発明の実施の形態に
あっては、縦×横×高さの比を約3:7:4の比率とし
た矩形状の箱型とし、この防音箱12の内部を図2に示
すように仕切板14により2室に区画して、該仕切板1
4により区画した一方の室をエンジン室16、他方の室
をラジエータ室18としている。そして、各内壁面には
ウレタンフォーム又は積層状のグラスウール等の吸音材
が貼着されている。
【0022】また、前記防音箱12の一側面は、外部に
対して開口されており、この開口を被蓋可能な開閉扉1
3,13により被蓋している。そして、この開閉扉1
3,13を開放することにより、エンジン室16を開放
し得るように構成している。
【0023】このエンジン室16内には、水冷式のエン
ジン30及びこのエンジン30により駆動される発電機
本体、溶接機本体、圧縮機本体等の回転機械40が配置
されており、前記エンジン30の駆動により、所望の作
業が行えるように構成されている。なお、本発明の実施
の形態においては、前記回転機械として発電機を使用し
ている。
【0024】そして、前記エンジン室16を形成する防
音箱12の上壁面であって、仕切板14寄りの部分に
は、前記エンジン30及び発電機40の作動により生じ
たエンジン室16内の熱を防音箱12外へ排出するため
の排出口22が形成されており、この排出口22の内側
に、前記エンジン室16内の空気を強制的に排出してエ
ンジン室16内を換気をするための換気ファン54が配
置されている。
【0025】この換気ファン54は、ファンベルト等を
介して前記エンジン30により駆動することもできる
が、本発明の実施の形態にあっては、エンジン30とは
独立して電動モータにより駆動されるよう構成してい
る。このように、換気ファン30をエンジン30とは独
立して駆動する構成とすることにより、排出口22の位
置をエンジン30の配置位置とは無関係に適宜任意に設
定することができると共に冷却風の流れの障害とならな
い冷却風の流路を形成でき、冷却効率の良い配置とする
ことができると共に、防音型作業機10の小型化をも容
易とする。
【0026】なお、前記エンジン30は、該エンジン3
0の駆動により生じた排気ガスを放出するための排気管
31が連結されており、この排気管31には、該エンジ
ン30の排気音を消音する排気マフラーが連結されてい
る。本発明の実施の形態においては、この排気マフラー
をサブマフラー34a,34b、及びメインマフラー3
2により構成し、前記排気管31に順次サブマフラー3
4a、メインマフラー32、サブマフラー34bの順で
連結している。
【0027】さらに、前記サブマフラー34bには、該
サブマフラー34bを通過したエンジン30の排気ガス
を防音箱12外に放出するための排気口36が連結され
ている。
【0028】前記サブマフラー34a,34bは前記エ
ンジン30と共にエンジン室16内に配置され、より具
体的には前記排出口22の下方であって、前記換気ファ
ン54の上下で前記換気ファン54を挟み込む形で配置
され、前記換気ファン54の駆動により発生した冷却風
により冷却し得るように構成されている。また、前記排
気マフラーのうちメインマフラー32は、後述するよう
にラジエータ室18内に配置され、該ラジエータ室18
内で冷却される。
【0029】また、前記サブマフラー34bに連結され
た排気ガスの排気口36が前記エンジン室16の排出口
22から防音箱12外に向かって突出させてあり、該排
気口36を介してエンジン室16内の空気と共にエンジ
ン30の排気ガスが放出される。
【0030】また、前記エンジン室16を成す防音箱1
2の一側面の下方には、前記エンジン室16内に外気を
導入する導入口23が設けられている。本発明の実施の
形態においては、前記排出口22が設けられた防音箱1
2の上壁面より最も遠い位置にある防音箱12の側面
(図2中の左側壁)にこの導入口23を設け、前記導入
口23より導入された外気がエンジン室16内を図2中
の左下端から右端上壁に向かう可及的に長い距離を通過
し得るように構成している。
【0031】より好適には、前記導入口23を前記防音
箱12の側壁下端に設け、導入された外気がエンジン3
0の下側にも導入し得るよう構成し、比較的冷却され難
いエンジン30の下側に設けられたオイルパン33をも
好適に冷却し得るように構成する。
【0032】このように、構成されたエンジン室16に
おいては、前記換気ファン54の回転によりエンジン室
16内の加熱された空気が排出口22を介して防音箱1
2外に排出されると、エンジン室16内が負圧となっ
て、前記導入口23を介してエンジン室16内に外気が
導入される。
【0033】このエンジン室16内に導入された外気
は、エンジン室16内を通過して右端上壁の排出口22
に向かって流れるが、このエンジン室16を通過する際
に発電機40、エンジン30、サブマフラー34a,3
4b等と接触してこれら機器と熱交換して加熱され、前
記排出口22より放出される。従って、エンジン室16
内、及びエンジン室16内に配置されたエンジン30、
発電機40、サブマフラー34a,34b等の周囲を障
害物に遮られることなく万遍無く通過して好適に冷却さ
れ、防音型作業機10の良好な作動が確保されると共
に、換気ファン54も従来に比して極めて小さいもので
もよいから、ファン騒音も低く抑えられる。それと共に
外気の導入口23および排出口22の開口面積も前記電
動ファン54の排出容量に見合った開口面積で済むの
で、防音型作業機10内の騒音の漏出も極めて少ない。
また、サブマフラー34a,34bの冷却によりサブマ
フラー34a,34b内を通過するエンジン30の排気
ガスの体積が収縮して排気ガスの排出圧力が低下し、そ
の結果エンジン30の排気音を減少させることができる
と共に、サブマフラー34a,34bの冷却は熱による
発錆を防止でき、サブマフラー34a,34bの長寿命
にも寄与する。
【0034】一方、前記仕切板14により区画された防
音箱12内の他方の室であるラジエータ室18の内壁に
は前記エンジン室16同様ウレタンフォーム又は積層状
のグラスウール等の吸音材が貼着されていると共に、前
記エンジン室16内に配置されたエンジン30のラジエ
ータ50が配置される。
【0035】このラジエータ室18を形成する防音箱1
2の一側壁であって、前記エンジン室16を開放可能に
被蓋する開閉扉13,13と同一の側壁には、前記ラジ
エータ室18内に外気を吸入するための吸入口25が設
けられており、この吸入口25の内側であって、前記ラ
ジエータ室18の内部には、前記エンジン室16内に配
置されたエンジン30のラジエータ50がその一側面を
前記吸入口25に近接対峙して配置されている。
【0036】さらに、ラジエータ室18内には、前記ラ
ジエータ50の他方の側面に対峙して、外気をラジエー
タ室18内に吸入する電動ファン52が配置されてお
り、この電動ファン52を回転させることにより、外気
が直接ラジエータ50を冷却した後ラジエータ室18内
に流入し得るように構成されている。
【0037】このラジエータ室18を形成する防音箱1
2の上壁面には、前記電動ファン52によりラジエータ
室18内に吸入された外気を防音箱12外に排出するた
めの排出口24を形成してラジエータ室18内に可及的
に大容量の冷却風の流路が形成されるよう構成してあ
る。すなわち、本発明の防音型作業機10にあっては、
ラジエータ50を冷却する電動ファン52を吸入型とす
ることにより、ラジエータ50を前記吸入口25に近接
対峙して配置することができ、従ってラジエータ50の
風下側の冷却風の流路を防音箱12の幅方向一杯まで設
定することができる。
【0038】そして、この排出口24の直近下方には、
前述のエンジン30の排気マフラーの一部であるメイン
マフラー32が配置され、前記排出口24から放出され
る前の冷却風により、前記メインマフラー32を冷却し
得るように構成している。
【0039】なお、前記外気の吸入口25、及びラジエ
ータ室18内の空気の排出口24には、吸入又は排出さ
れる空気を所望の方向に偏向させるためのルーバーや、
吸入口25又は排出口24を介して防音箱12内に枯
葉、砂、埃等が入り込まないよう、所望径の孔が多数形
成された防塵フィルタ等を設けることができ、特に前記
吸入口25にあっては、前記ルーバーやフィルタを容易
に取り外し可能に構成する。
【0040】本発明の実施の形態にあっては、前記吸入
口25の形状に開口し、前記吸入口25を被蓋する開閉
扉15の前記開口上にルーバー又はフィルタを配置し、
該開閉扉15の開放により、ラジエータ室18が開放し
てラジエータ50の一側面が容易に外部に露出し得るよ
うに構成しているが、本発明の防音型作業機10の設置
場所が塵埃の少ない良好な環境下である場合には、前記
開閉扉15は必ずしも必要ではない。
【0041】このように構成することにより、ラジエー
タ50の掃除、ラジエータ50に対する冷却水の補充等
のメンテナンスを容易に行うことができ、またこのラジ
エータ50は、前記エンジン室16を開閉する開閉扉1
3,13が設けられた、防音箱12の同一側壁面に形成
されているので、エンジン室16内のメンテナンスと同
時にラジエータ50の掃除、点検等のメンテナンスを同
一側で行うことができ、防音型作業機10のメンテナン
ス時の作業性をより優れたものとすることができる。
【0042】さらに、前記エンジン室16を開閉する開
閉扉13,13が設けられた同一側壁面に、ラジエータ
室18内に外気を吸入する吸入口25、その他、防音型
作業機10を作動させるためのコントロールパネル等を
集中して形成することにより、これらの形成された防音
箱12の前記1の壁面の前方のみ空間を確保すれば、防
音型作業機10のメンテナンス、作動を行うことがで
き、他の壁面を例えば建築物の壁面等に近接させて配置
しても良く、従って、防音型作業機10を設置場所の確
保が難しい狭隘な場所においても設置することができ
る。
【0043】また、例えばトラックの荷台などの高所に
配置した場合であっても、前記開閉扉13,13及び吸
入口25の設けられた壁面を前記荷台の端縁に向けて配
置することにより、トラックの荷台に登ることなく地上
より防音型作業機10の内部点検等を行うことが可能と
なり、メンテナンスの際の作業性に優れる。
【0044】以上のように構成されたラジエータ室18
において、電動ファン52を駆動させると、外気の吸入
口25を介してラジエータ室18内に外気が吸入され
る。
【0045】前述の通り、本発明の防音型作業機10に
おけるラジエータ50は、エンジン30のラジエータ5
0をエンジン30及び発電機40とは別の室であるラジ
エータ室18内に配置し、電動ファン52によって直接
導入された外気と熱交換することとなるので冷却も好適
に行われるためラジエータ50自体の大きさも従来以下
に小型にできると共に、前記電動ファン52の直径自体
も小さくて済むから電動ファン52の風切り音も小さ
い。そのうえ、前記排出口24の開口面積も前記電動フ
ァン52の排出容量に見合った大きさで良いので漏出騒
音も低減する。よって、従来のようにエンジン30及び
発電機40の駆動により発生した騒音が、ラジエータ室
18内を通過した冷却風の排出口24を介して防音室1
2外に漏れることがない。このように、エンジン室16
の換気ファン54とは別に設けた電動ファン52によっ
て、ラジエータ50を冷却する構造としたので、例えば
外気温の低い寒冷時等においてエンジン30の水温の上
昇程度に応じて前記電動ファン52を発停させたり、直
流モータによる回転制御や発電機の出力を利用したイン
バータによる回転制御をすることも可能であり、これに
より良好な冷却効果と騒音の低減を図ることができる。
よって、ラジエータ室18自体も小さくて済むから防音
型作業機10を小型にできる。
【0046】また、ラジエータ室18内はラジエータ室
18通過後の空気が防音箱12の上壁に設けられた排出
口24を介して放出され、前記吸入口25から排出口2
4に向かう冷却風の流路が形成される。
【0047】そして、前記冷却風の放出口24の直近下
方には、エンジン30の排気音を消音するためのメイン
マフラー32が配置されており、エンジン30の排気ガ
スにより加熱されたメインマフラー32は、前述のよう
にして吸入口25と排出口24間に生じた冷却風に曝さ
れて冷却される。
【0048】前記ラジエータ室18内に吸入され、ラジ
エータ50と熱交換された冷却風は、ラジエータ50と
の熱交換により加熱されてはいるものの、エンジン30
の排気ガスにより加熱されたメインマフラー32の表面
温度よりも遥かに低温であるため、該メインマフラー3
2は前記冷却風との接触により良好に冷却される。
【0049】このようにして、メインマフラー32が冷
却されると、メインマフラー32内を通過するエンジン
30の排気ガスも冷却されてその体積が収縮し、したが
って排出圧力が低下してエンジン30の排気音が低減さ
れると共に、冷却されたメインマフラー32が熱により
発錆することを防止でき、メインマフラー32の長寿命
に寄与する。
【0050】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明の防音型
作業機は防音箱内をエンジン室とラジエータ室の二室に
区画したので、エンジン室内で発生した騒音が防音箱外
に漏れ難く、低騒音の防音型作業機を提供することがで
きた。
【0051】また、ラジエータを防音箱の側面に形成さ
れた外気の吸入口に近接・対峙して配置したことによ
り、外気は直接ラジエータを通過して熱交換するため、
ラジエータの冷却性能を向上させると共にラジエータの
小型化、ひいては防音型作業機の小型化を可能とし、さ
らに、ラジエータの外部からのメンテナンスが容易とな
った。
【0052】さらに、ラジエータの冷却をエンジンとは
独立に制御され駆動される電動ファンにより行ったの
で、エンジンの配置位置に制限されることなく、ラジエ
ータ、電動ファンの配置位置を設定することができ、さ
らに、ラジエータの冷却水温度の状況に対応して該電動
ファンの発停や直流モータ又はインバータを用いて電動
ファンの回転数制御を可能とする等、全体として小型化
でかつ低騒音の防音型作業機を提供することができた。
【0053】エンジンの排気音を消音する排気マフラー
を、ラジエータ室内の空気を排出する排出口の直近下方
に設けたので排気マフラーが冷却されてエンジンの排気
音が低減され、かつ、熱による排気マフラーの劣化を防
止して排気マフラーの寿命を延命させることができた。
【0054】防音箱にエンジン室を開閉する開閉扉を設
け、この開閉扉の設けられた防音箱の同一側壁にラジエ
ータ室内に外気を吸入する吸入口を設けたので、防音箱
の一側面から同時にエンジン室及びラジエータのメンテ
ナンスを行うことができ、メンテナンスの際の作業性に
優れると共に、狭隘な場所にも配置可能な防音型作業機
を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防音型作業機の全体斜視図。
【図2】 本発明の防音型作業機の正面透視図。
【図3】 本発明の防音型作業機の右側面透視図。
【符号の説明】
10 防音型作業機 12 防音箱 13 開閉扉 14 仕切板 15 開閉扉 16 エンジン室 18 ラジエータ室 22 排出口(エンジン室の) 23 外気の導入口(エンジン室の) 24 排出口(ラジエータ室の) 25 外気の吸入口(ラジエータ室の) 30 エンジン 31 排気管 32 メインマフラー 33 オイルパン 34a,34b サブマフラー 36 排気口 40 回転機械(発電機) 50 ラジエータ 52 電動ファン 54 換気ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乗川 頼母 東京都中野区南台5−24−15 カルソニッ ク株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音箱内を仕切板でエンジン室とラジエ
    ータ室とに区画した防音型作業機において、 前記エンジン室内に水冷式のエンジン及びこのエンジン
    により駆動される回転機械、並びに前記エンジン室を換
    気する換気ファンを配置すると共に、 前記ラジエータ室を形成する防音箱の一側壁に前記ラジ
    エータ室内に外気を吸入する吸入口を設け、該吸入口に
    一側面を近接対峙させて前記エンジンのラジエータを前
    記ラジエータ室内に配置すると共に、該ラジエータの他
    側面に対峙させて、ラジエータ室内に外気を吸入する電
    動ファンを配置し、 前記ラジエータ室を形成する防音箱の上壁面に該ラジエ
    ータ室内の空気を排出する排出口を設けたことを特徴と
    する防音型作業機。
  2. 【請求項2】 前記ラジエータ室を形成する防音箱の上
    壁面に設けた冷却風の排出口の直近下方に、前記エンジ
    ンの排気マフラーを配置したことを特徴とする請求項1
    記載の防音型作業機。
  3. 【請求項3】 前記防音箱の一側壁に、開閉自在な開閉
    扉を設けると共に、前記ラジエータを近接対峙させて配
    置した前記吸入口を、前記防音箱の、前記開閉扉を設け
    た側と同一の側壁に形成したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の防音型作業機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103032160A (zh) * 2012-12-24 2013-04-10 南车玉柴四川发动机股份有限公司 大功率集装箱式柴油发电机组
CN110529240A (zh) * 2019-08-31 2019-12-03 无锡法尔胜悦能动力有限公司 一种低噪声发电机组
CN110529241A (zh) * 2019-08-31 2019-12-03 无锡法尔胜悦能动力有限公司 一种低噪声发电机组箱体
CN113276655A (zh) * 2021-06-08 2021-08-20 江苏悦达专用车有限公司 一种抑尘车罩壳结构

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