JPH10169293A - 調整戸車 - Google Patents

調整戸車

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JPH10169293A
JPH10169293A JP35217196A JP35217196A JPH10169293A JP H10169293 A JPH10169293 A JP H10169293A JP 35217196 A JP35217196 A JP 35217196A JP 35217196 A JP35217196 A JP 35217196A JP H10169293 A JPH10169293 A JP H10169293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel holder
door
wheel
case
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP35217196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Goto
正 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K G PARTEK KK
Original Assignee
K G PARTEK KK
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Publication date
Application filed by K G PARTEK KK filed Critical K G PARTEK KK
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Publication of JPH10169293A publication Critical patent/JPH10169293A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪ホルダー全体を常に平行移動させること
ができ、また、カム等の特殊な部品を要さず、安価に製
造できる調整戸車を提供すること。 【解決手段】 戸車ケース1内に、車輪2をピン21に
て枢支した車輪ホルダー3をピン31にて上下揺動自在
に枢支し、戸車ケース1内を前後方向に貫通し、頭部が
戸車ケース1の前板から露出するように設けられたネジ
4の螺回により前後方向に摺動し、前記車輪ホルダー3
の一部が当接して車輪ホルダー3の揺動を阻止するスト
ッパー5を設けると共に、前記車輪ホルダー3は、前記
戸車ケース1の前板に形成された孔11…11から車輪
ホルダー3と戸車ケース1の側板12、12との間隙に
間隔調節用プレート6…6を挿入することにより左右に
摺動できるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪の高さ調節並
びに車輪の左右の移動調節機能を有する調整戸車に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】車輪の高さ調節並びに車輪の左右の移動
調節機能を有する調整戸車として、特開昭56−108
477号公報と特開平8−284519号公報に記載さ
れる戸車装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の戸車装置にあっ
ては、車輪ホルダーを戸車ケースに揺動自在に枢支する
軸をネジ軸とし、そのネジ軸の戸車ケースの側板から露
出する部分をドライバーで螺回することによって車輪ホ
ルダーを左右に移動させて戸車を戸車走行方向に対して
直角方向に移動調節できるものであったが、この戸車装
置にあっては、戸車ケースの側板側から調節するもので
あったため、この戸車を引戸に取り付けた後からは調節
することができないという問題点があった。
【0004】後者の戸車装置にあっては、戸車ケースの
前板側から調節ネジを回すことにより戸車を戸車走行方
向に対して直角方向即ち左右方向に移動調節できるよう
にしたものであるから、戸車を引戸に取り付けた後から
でも戸先側から調節することができ、前者の戸車装置の
問題点を一応解消することができたが、調節ネジを回す
ことによってカムの作用で車輪ホルダーの前方側を左右
に移動させるようにしたものであったため、拗れが生じ
て車輪ホルダー全体が平行移動せず、車輪が戸車レール
の走行線に対して傾く場合があるという問題点があり、
移動手段である特殊なカム等の部品を要し、製造単価が
高価となるという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来技術の問題点を解消
し、車輪ホルダー全体を常に平行移動させることがで
き、また、カム等の特殊な部品を要さず、安価に製造で
きる調整戸車を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る調整戸車
は、戸車ケース内に、車輪をピンにて枢支した車輪ホル
ダーをピンにて上下揺動自在に枢支し、戸車ケース内を
前後方向に貫通し、頭部が戸車ケースの前板から露出す
るように設けられたネジの螺回により前後方向に摺動
し、前記車輪ホルダーの一部が当接して車輪ホルダーの
揺動を阻止するストッパーを設けると共に、前記車輪ホ
ルダーは、前記戸車ケースの前板に形成された孔から車
輪ホルダーと戸車ケースの側板との間隙に間隔調節用プ
レートを挿入することにより左右に摺動できるように構
成したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用】車輪ホルダーと戸車ケースの側板との間
隙に間隔調節用プレートを挿入することにより車輪ホル
ダーが左右に平行移動して車輪の左右の移動調節ができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明戸車の実施の形態を図面に
ついて具体的に説明する。図1は、本発明戸車の正面
図、図2は、本発明戸車の中央部縦断側面図、図3は、
図2のA−A線における縦断面図である。
【0009】1は、合成樹脂で一体成形された中空のブ
ロック状の戸車ケースで、上部に取付ネジが挿通できる
ネジ挿通孔が前後に貫通して設けられている。
【0010】2は、戸車を構成する車輪で、断面コの字
形の車輪ホルダー3内に軸21で枢支されており、車輪
ホルダー3は戸車ケース1内にピン31で上下揺動自在
に枢支されている。
【0011】4は、前記ネジ挿通孔の下方の前板と後板
の間に抜け止めが施されて空回りするように設けられた
車輪の高さ調節用のネジで、戸車ケース1前面からドラ
イバーで回転できるようになっている。
【0012】5は、前記ネジ4が螺合する螺孔を形成し
た前記車輪ホルダー3の揺動を規制するストッパーで、
戸車ケース1の左右の側壁間と略同じ幅を有し、ネジ4
の回転方向には回転しないようにしてあるので、ネジ4
を回転させたとき、ネジ4に案内されて前後方向のみ摺
動するようになっており、ストッパー5の下端に前記車
輪フレーム3の頂片32が当接して車輪ホルダー3がピ
ン31を支点としてこれ以上揺動しないように規制し、
ストッパー5の前後方向への摺動によって車輪2の高さ
を調節できるようにしてある。車輪の高さ調節のための
上記構成は従来から公知であるので、詳細な説明は省略
する。
【0013】6…6は、戸車ケース1の車輪の高さ調節
用のネジ4の下方の前板に形成された孔11から車輪ホ
ルダー3と戸車ケース1の側板12との間隙部に挿入さ
れる合成樹脂または金属製の間隔調節用プレートで、こ
れを左右の間隙部に移し変えることによって車輪ホルダ
ーを左右に移動させる作用をするものである。
【0014】このプレート6…6は、戸車ケース1内に
挿入したとき前記車輪ホルダー3を枢支するピン31に
案内されて水平状態が保持されるように長孔61がそれ
ぞれ形成されており、その厚みは車輪ホルダー3の移動
距離によって最適となるように設定するものである。
【0015】車輪ホルダー3の移動距離を最大10mm
と仮定した場合、車輪が中央にあるときには車輪ホルダ
ー3の左右には5mmの間隙部があり、1mm宛移動距
離を変えたい場合には厚さ1mmのプレート十枚を五枚
宛その左右の間隙部に差し入れれば車輪ホルダーは中央
に位置し、車輪ホルダーを左右どちらかに1mm移動さ
せたいときには一枚、2mm移動させたいときには二枚
のプレート6を左右に移し変えればよいもので、0.5
mm間隔で移動させたいときには1mmのプレート一枚
を0.5mmのプレート二枚に変えればよいもので、更
に微調節が必要な場合には、0.5mmのプレートを
0.2mm、0.3mmのプレート二枚とすればよいも
のである。
【0016】プレートの数を少なくしたい場合には、2
mmのプレート二枚、1mmのプレート四枚、0.5m
mのプレート四枚を使用すれば、0.5mm間隔で車輪
ホルダー3を左右どちらでも移動させることができるも
のである。
【0017】次に、本発明戸車の取り付け方法並びに調
節方法について説明する。先ず、引戸Tの戸車を取り付
ける箇所の左右の縦框下端と下框下面を掘って戸車ケー
ス1を堀込む孔を形成し、予め車輪2が中央に位置する
ようにプレート6…6を左右の間隙部にそのプレート前
部が前板部分から突出した状態に挿入した戸車ケース1
を前記堀込み孔に前板部分が露出するように差し入れ、
戸車ケース1上部のネジ挿通孔にネジを挿通して締着す
ることによって戸車の取り付けが完了する。
【0018】この戸車を取り付けた引戸を建て付けた
後、戸車車輪2が最適の高さとなるように車輪の高さ調
節用のネジ4を回転させると、ストッパー5が左右に移
動し、車輪ホルダー3の頂片32がストッパー5下端に
当接するところ迄車輪ホルダー3が揺動するので、これ
によって車輪2の高さを調節することができる。
【0019】隣接する引戸との関係で車輪2の位置を左
右にずらせる必要がある場合、引戸を持ち上げた状態で
前述のようにプレート6…6を左右移し変えれば、移し
変えたプレートの厚み分だけ車輪ホルダー3が左または
右に移動するから、隣接する引戸が擦れるという不都合
を解消することができる。
【0020】調節が終了すると、プレート6…6の孔1
1から突出するのを防止するために戸車ケース前板に孔
11を塞ぐようにシールSを貼着しておけばよい。
【0021】このように、引戸下端の左右の調節を行っ
た場合、引戸は鴨居K側の溝に嵌まっている上框側を支
点として垂直状態から傾いた状態となり、且つ、隣接す
る引戸と上框側で擦れるという不都合が生じるので、こ
れを修正する必要がある。
【0022】図4から図7は、上記の修正手段である修
正具の構造を示すもので、図4は、本発明戸車と併用す
る修正具の正面図、図5は、同修正具の中央縦断側面
図、図6は、図6のB−B線における縦断面図、図7
は、図6のC−C線における横断平面図である。
【0023】7は、合成樹脂で一体成形された引戸の上
框の前後に取り付けられる中空のブロック状の修正具の
ケースであって、下部に取付ネジが挿通できるネジ挿通
孔71が前後に貫通して設けられている。
【0024】8は、前記ネジ挿通孔71の上方の前板と
後板の間に抜け止めが施されて空回りするように設けら
れた後述する摺動ブロック移動用のネジで、ケース7前
面からドライバーで回転できるようになっている。
【0025】9は、前記ネジ8が螺合する螺孔並びに上
面に斜め方向の溝91を形成した摺動ブロックで、ケー
ス7の左右の側壁間と略同じ幅を有し、ネジ8の回転方
向には回転しないようにしてあるので、ネジ8を回転さ
せたとき、ネジ8に案内されて前後方向のみ摺動するよ
うになっている。
【0026】10は、引戸Tを立て付けたとき、鴨居K
の溝内を摺動するスライダーで、前記ケース7内の摺動
ブロック9の上面に載り、ケース7内の左右方向にのみ
摺動できる制御板101にネジ102にて一体固着さ
れ、制御板101を貫通して下方に延びるネジ102の
下端が摺動ブロック9上面の斜溝91に嵌入するように
ケース7上に載せられ、制御板101と一体にスライダ
ー10が左右動する構造となっている。
【0027】即ち、ネジ8を回転させると、摺動ブロッ
ク9は回転が規制されているので、ケース7内を前後に
摺動するが、摺動ブロック9上面の斜溝91に嵌入する
ネジ102が斜溝91の側壁に押されるが、制御板10
1は前後方向には自由度がないので、ネジ102即ち制
御板101が左右に摺動し、制御板101と一体のスラ
イダー10が左右に移動するから、その移動距離を前記
戸車の車輪2の移動距離に合わせて調節してやれば、引
戸Tは垂直状態となり、引戸の下框側のみならず引戸の
上框側が隣接する引戸に擦れるようなことがないもので
ある。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る調整戸車によれば、戸車ケ
ース内に、車輪をピンにて枢支した車輪ホルダーをピン
にて上下揺動自在に枢支し、戸車ケース内を前後方向に
貫通し、頭部が戸車ケースの前板から露出するように設
けられたネジの螺回により前後方向に摺動し、前記車輪
ホルダーの一部が当接して車輪ホルダーの揺動を阻止す
るストッパーを設けると共に、前記車輪ホルダーは、前
記戸車ケースの前板に形成された孔から車輪ホルダーと
戸車ケースの側板との間隙部に間隔調節用プレートを挿
入することにより左右に摺動できるように構成したした
ものであるから、戸車の取り付け後でもプレートを車輪
ホルダーと戸車ケースの側板との間隙部に左右移し変え
るだけで車輪を左右に平行移動させて引戸の下方同士の
擦れをなくし、引戸の上框側の左右のずれを修正する修
正具との併用により、引戸の平行移動を実現させて隣接
する引戸との擦れを解消することができるようになった
もので、カムを使用した従来技術のように拗れが生じて
車輪ホルダー全体が平行移動せず、車輪が戸車レールの
走行線に対して傾く場合があるという問題点を解消する
ことができ、移動手段としてプレートを使用するだけで
あるので、安価に製造でき、その実用的効果は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明戸車の正面図である。
【図2】本発明戸車の中央部縦断側面図である。
【図3】図2のA−A線における縦断面図である。
【図4】本発明戸車と併用する修正具の正面図である。
【図5】同修正具の中央縦断側面図である。
【図6】図5のC−C線における縦断面図である。
【図7】図5のD−D線における横断平面図である。
【符号の説明】
1 戸車ケース 2 車輪 3 車輪フレーム 4 ネジ 5 ストッパー 6 プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸車ケース1内に、車輪2をピン21に
    て枢支した車輪ホルダー3をピン31にて上下揺動自在
    に枢支し、戸車ケース1内を前後方向に貫通し、頭部が
    戸車ケース1の前板から露出するように設けられたネジ
    4の螺回により前後方向に摺動し、前記車輪ホルダー3
    の一部が当接して車輪ホルダー3の揺動を阻止するスト
    ッパー5を設けると共に、前記車輪ホルダー3は、前記
    戸車ケース1の前板に形成された孔11…11から車輪
    ホルダー3と戸車ケース1の側板12、12との間隙に
    間隔調節用プレート6…6を挿入することにより左右に
    摺動できるように構成したことを特徴とする調整戸車。
JP35217196A 1996-12-12 1996-12-12 調整戸車 Pending JPH10169293A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35217196A JPH10169293A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 調整戸車

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JP35217196A JPH10169293A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 調整戸車

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JPH10169293A true JPH10169293A (ja) 1998-06-23

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ID=18422272

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JP35217196A Pending JPH10169293A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 調整戸車

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007068665A3 (en) * 2005-12-14 2007-10-25 Arcelik As A household appliance
JP2007277937A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Frontier:Kk 戸車装置
WO2017026626A1 (en) * 2015-08-13 2017-02-16 Lg Hausys, Ltd. Driving roller position adjusting device and automatic sash opening and closing apparatus including the same

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