JPH1016918A - 包装機における包材の送り装置 - Google Patents

包装機における包材の送り装置

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JPH1016918A
JPH1016918A JP18807096A JP18807096A JPH1016918A JP H1016918 A JPH1016918 A JP H1016918A JP 18807096 A JP18807096 A JP 18807096A JP 18807096 A JP18807096 A JP 18807096A JP H1016918 A JPH1016918 A JP H1016918A
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を簡単にして全体構成を小型化する。 【解決手段】 包材送り機構Aはクランプ案内手段Aaと
クランプ手段Abとからなり、この案内手段の基板2はガ
イド溝2cとローラガイド溝2eを具備し、支持板21は付勢
板22を具備する。クランプ手段Abはガイド溝2c,2e によ
り左右に往復摺動し、基板3には支軸31、ローラベアリ
ング32、アーム33を具備し、このアームにはラバークラ
ンプ36とローラ38が軸支してあり、このローラベアリン
グはガイド溝2cに、ローラはローラガイド溝2eに嵌合し
ている。ラバークランプ36により包材を挟持して所定長
さ送り出す。駆動機構Bはアーム44を揺動させ、支軸31
を介してクランプ手段Abを往復動させ、この移動量はセ
ンサ46により規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械のパーツ、野
菜、菓子、その他小さな体積の部材を包装する包装機に
おける包材の送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の包装機が周知であり、そ
の殆どは三方シールの自動包装を行うもので、高性能な
ものから手動による性能の低いものまで多種多様のもの
が知られている。ところで、高性能の包装機は当然包装
速度は早く包装精度も高いが、問題は高額で、包装され
る被包装物の数量によっては高額な包装機を設置する必
要のない場合がある。逆に手動による包装機は安価では
あるが包装速度の遅いなどの問題があるのは当然であ
る。そして、高性能の包装機における包材の送り機構は
包材の両側に多段の送りローラを配置し、この送りロー
ラによって高速に包材を送り、三方シールを施して排出
口から排出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多段の送りロ
ーラを配置してある構成では、この送りローラの間歇的
な駆動と駆動制御のための機構が複雑になり、包装機全
体が大型化する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の目的は構成をできる限り簡単にして全
体構成を小型化した包装機における包材の送り装置を提
供することにある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の第1の特徴は、2つ折り
の包材(P) の中に筒状のホッパー(5) と、包材送り機構
(A) と、この包材送り機構の駆動機構(B) と、この駆動
機構の停止位置決め制御手段(46)とからなるものであっ
て、上記ホッパーは、投入部(51)と筒部(52)とこの筒部
の外面に突設してある包材ガイド(53)とを具備し、上記
包材送り機構は、クランプ案内手段(Aa)とクランプ手段
(Ab)とからなり、上記クランプ案内手段(Aa)のガイド基
板(2) には、ガイド壁(2a)により形成されたガイド溝(2
c)と、ローラガイド壁(2d)によりこのローラガイド壁の
両側に形成されたローラガイド溝(2e)とを具備し、上記
ローラガイド壁は、上記ガイド壁より両端部が短く、上
記クランプ案内手段(Aa)の支持板(21)には、ばね力付勢
板(22)が設けてあり、上記クランプ手段(Ab)の基板(3)
には、支軸(31)と摺動駒(32)とアーム(33)とが設けてあ
り、上記アームの先端には、支持軸(35)を介して挟持体
(36)が押出す方向にばね力が付勢された状態で取付けて
あり、上記アームの先端には、ローラ(38)が取付けてあ
り、上記アームには、ばね力が付勢されており、上記駆
動機構は、往復運動するアーム(44)を具備し、上記クラ
ンプ手段の上記摺動駒は、上記クランプ案内手段のガイ
ド溝に摺動自在に嵌合し、上記クランプ手段の上記ロー
ラは、上記クランプ案内手段のローラガイド溝に摺動自
在に嵌合し、上記クランプ案内手段のばね力付勢板は、
上記ローラガイド溝に嵌合している上記ローラを一方の
ローラガイド溝から他方のローラガイド溝に移行させる
ものであり、上記クランプ手段の上記支軸には上記駆動
機構のアーム(44)が連結し、このクランプ手段を往復移
動させるところにある。
【0006】本発明の第2の特徴は、ローラガイド壁(2
d)の先端内面は傾斜面に形成してあるところにある。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1(a)において包装機1の正面には包装された野菜
Mを取出す取出し口11が開口しており、さらにこの取
出し口の上方には操作部12が配設してあり、この操作
部の操作により包材のセット、セット完了、包材の送り
出し長さの長短の切替え、自動、手動の切替えができる
ようになつている。また、包装機1上面から背面に向け
て傾斜した本体の上板13には、図1(b)に示すよう
に、この本体の下縁部近傍の中央部に、筒状の芯棒6に
ロール状に巻回してあるビニールシートなどの包材Pが
セットしてあり、この包材のセット位置の上方には、2
本のガイド棒71,71からなるガイド手段が配置して
あり、さらにこのガイド手段の近傍の上方には、図1
(b)に示すように被包装物例えば野菜Mを投入する包
材フォーマ8が上向きに開口した状態で配設してある。
【0008】包材Pが巻回してある筒状芯棒6の支持手
段の構造について説明する。図2に示すように、包装機
1の傾斜した上板13の下面に近接して、これに平行な
傾斜状のフレーム9には上面が摩擦面になっている基台
91が溶着してあり、この基台を貫通した状態でこのフ
レームには支持軸92の基端部が固定し、この支持軸は
このフレームから垂直に、即ち傾斜した上板13の板面
から垂直に起立している。支持軸92には包材受け板9
3が回転自在に嵌合し、この受け板の下面の摩擦部の下
面は基台91の上面に摩擦的に接触可能である。そし
て、包材Pを巻回してある筒状芯棒6は支持軸92に着
脱可能に嵌合して、回転自在に支持され、この包材を包
材受け板93の上面に載置した状態、即ち図1(b)、
図2の状態になる。このようにして包材Pを巻回してあ
る芯棒6が支持軸92に回転可能に嵌合した状態では、
包材受け板93の下面の摩擦部はフレーム9の基台91
に包材Pの自重により摩擦的に接触し、この相互の摩擦
抵抗はこの包材のイナーシャによる回転は防止するに十
分なものである。なお、包材Pはその長手方向の中心線
に沿って2つ折りして下辺が開放した状態で筒状芯棒6
に巻回してある。
【0009】ガイド手段を構成する2本のガイド棒7
1,71は、図1(b)に示すように包材Pを包材フォ
ーマ8へ案内するもので、この両ガイド棒は相互に近接
し、この両ガイド棒の間を2つ折りしてある包材Pが貫
通可能である。ガイド棒71,71の基端は、図2に示
すように包装機1のフレーム9に溶着されたもので、支
持棒92と平行状態で起立している。そして、2本のガ
イド棒71,71の間を包材Pが通過するときはこの両
ガイド棒の面に接触し、この包材に弛みが発生したとき
でも、このガイド棒により被包装物の包材フォーマ8へ
の正しい位置にセットできる。
【0010】被包装物の包材フォーマ8において、包材
Pの下辺の開口縁は上方に反転されて円筒状に折曲げ形
成されるもので、この包材フォーマ内には筒状ホッパー
5が挿着されセットされて、被包装物の投入口を構成す
るものである。包材フォーマ8の形状は、全体的には筒
状で、図2に示すようにその下端縁が包装機1のフレー
ム9に形成してある開口に固着してあり、上面の開口部
の形状は上端部の前面は前方に傾斜し、上面の形状はほ
ぼ4角形状になっている。また、包材フォーマ8内に挿
置されるホッパー5の全体形状は、図3、図4に示すよ
うに上部(図3の左側)は7角形の漏斗状に拡径した投
入部51であり、包材フォーマ8内に挿入される筒部5
2の断面形状は、図4に示すようにほぼ6角形の中空部
を有するものであり、この筒部の外形は包材フォーマ8
の内面形状をやや縮小したものである。そのため、包材
フォーマ8内に上方から挿入可能であるが、この筒部5
2の両端部の形状は、図4に示すように上下両面がテー
パ状の先細の形状になっており、さらに、この筒部52
の両側部には包材ガイド53,53が水平に突設してあ
る。この筒部52の周囲には円筒状の包材Pにより囲ま
れ、この包材の長手方向の両縁の重合部はヒータH1に
より溶着されてこの包材の長手方向のシールが施され、
そのため、包材Pは筒状になる。
【0011】そこで、本発明の特徴である包材Pを断続
的に送る装置の構造について説明する。前記したように
包材Pは図4に示すようにホッパー5の筒部52の周囲
を被覆した状態にあり、この送り装置はこの状態の包材
Pを断続的に送るもので、この送り装置は、図2、図
7、図8に示すように包材送り機構Aとこの包材送り機
構の駆動機構Bとから構成してなる。
【0012】そこで、先ず包材送り機構Aの構造から説
明すると、この機構はホッパー5の両側にこのホッパー
と平行に近接して対向的に設置してあるもので、それぞ
れは、図5に示すクランプ案内手段Aaと図6に示すク
ランプ手段Abとからなる。
【0013】クランプ案内手段Aaは包装機のフレーム
を介してホッパー5と平行かつこれに近接した位置に固
定的に設置してあり、このクランプ案内手段の構成は、
図5に示すようにガイド基板2の上下両側に支持板2
1,21が一体的に設けてあり、このガイド基板の外周
は壁2aで囲まれている。ガイド基板2の中央部には長
手方向に2本のガイド壁2b,2bが並列的に設けてあ
り、このガイド壁の間はガイド溝2cがほぼ全長に亘り
形成されている。さらに、このガイド溝2cを中心とし
てその上下側には、このガイド溝と平行にそれぞれ1本
のローラガイド壁2d,2dが設けてあり、このローラ
ガイド壁の両端部はガイド溝2cの両端部より内方に位
置し、つまりこのガイド溝より短い。そして、ローラガ
イド壁2d,2dの上下両側は内外のローラガイド溝2
e,2eになっている。また、このローラガイド壁2
d,2dの先端(図5の左端部)の内方は傾斜面2f,
2fになっている。両支持板21,21の各先端部に
は、後で説明するローラ35に対してばね力を付勢する
付勢板22,22が支持軸23,23により回転自在に
軸支してあり、この付勢板には、強いばね力を有するス
プリング24,24が壁2aとの間に取付けてあるた
め、この付勢板の先端部はこのスプリングのばね力によ
りこの壁の切り欠きを通ってガイド基板2内に侵入して
いる。
【0014】次に、クランプ手段Abの構成を説明す
る。クランプ手段Abはガイド基板2のガイド溝2c、
ローラガイド溝2e,2eにより案内されて左右に往復
摺動するもので、その構成は、図6に示すように基板3
の中央部には支軸31が設けてあり、この支軸の左方の
張出し部の裏面には、摺動駒、例えばローラベアリング
32が軸3aにより回転自在に取付けてあり、さらに支
軸31の上下両側にはそれぞれアーム33,33が回転
軸3bを中心として回転自在に取付けてある。アーム3
3,33のそれぞれの先端部の両側には支持板34,3
4aが立設してあり、この両支持板を支持軸35が貫通
し、この支持軸の先端には挟持体、例えばラバークラン
プ36,36が取付けてある。支持軸35,35の外側
の支持板34,34を貫通した基端には止め金が取付け
て、この軸の離脱が防止してあり、さらに、この両支持
板34,34a間の支持軸35,35には、支持板34
aの内側に近接した位置にフランジが形成してあり、こ
の支持軸にはスプリング37,37が巻回してあり、ラ
バークランプ36,36は常に押出す方向にばね力が付
勢してある。また、両アーム33,33のそれぞれの先
端背面にはローラ38,38が回転自在に軸支してあ
る。さらに、支持板34の先端と基板3との間にはスプ
リング39の両端が係止してあり、そのためこのアーム
33,33に対して、この基板の回転軸3b,3bを中
心として相互に開く方向にばね力を付勢している。な
お、スプリング39のばね力は付勢板22に設けてある
スプリング24のばね力より弱い。
【0015】そして、ローラベアリング32はガイド基
板2のガイド溝2cに嵌合し、両アーム33,33の先
端のローラ38,38はローラガイド溝2e,2eに嵌
合して左右に往復移動可能になっている。
【0016】そこで、クランプ手段Abをクランプ案内
手段Aaにガイドさせて左右に往復移動させる駆動機構
Bの構成について図2、図7、8を参照して説明する。
駆動モータ4により回転駆動される駆動歯車41には歯
車42が噛合して連動回転し、この歯車の軸42aには
クランク43が軸着してこの歯車と連動回転するように
なつている。このクランク43の先端に突設してある駆
動ピン43aはアーム44の長溝44aに嵌合し、この
アームの基端部はフレーム9に突設してある軸45によ
り回転自在に軸支してある。さらに、アーム44の先端
部には長溝44bが形成してあり、この長溝にはクラン
プ手段Abの基板3の支軸31が嵌合している。また、
歯車42の下方には停止位置決めセンサ46が設置して
あり、上方には包材セット用センサ47が設置してあ
る。したがって、歯車42が停止位置決めセンサ46に
制御されて1回転すると、それに伴ないアーム44は軸
45を中心として左右に揺動し、そのためクランプ手段
Abは図7に示すガイド基板2の右端と、図8に示す左
端との間を往復移動する。また、図2に示すように包材
送り機構Aの下端には、所定間隔をおいて2段の溶着用
のヒータH2、H3が設置してあり、この両ヒータの間
にはカッターCが設置してある。そのため、包材Pの先
端は幅方向に所定間隔をもって2個所がシールされ、先
行する包材により構成された袋の後端と後続の袋の先端
をシールするようになっており、既に説明してヒータH
1と共に三方シールを施すようになっている。そして、
包装袋相互の間はカッターCにより切断される。
【0017】そこで、本発明の作用について説明する。
先ず、図1(b)、図2に示すように包材Pを巻回して
ある芯棒6を支持軸92に嵌合させてセットする。芯棒
6から包材Pを手で引き出し、ガイド棒71,71間に
上方から差込む。この時は未だ包材フォーマ8内にはホ
ッパー5は挿着されていない。そこで、下辺が開放して
いる包材Pを、この下辺を開いて包材フオーマ8の開口
に被嵌させ、この包材を上方から腕を差込みながらこの
包材フォーマの内方に押し込むと、包材の先端部は開放
縁を上方に反転され、この開放縁を重合させた状態で、
この包材の先端部は包装機1内にまで侵入する。そこ
で、ホッパー5の筒部52を包材フォーマ8内に挿入す
ると、包材Pは、図4に示すようにこの包材フォーマと
このホッパーとの間に位置し、この包材の下部、つまり
先端部は包材フォーマを通過してホッパー5の筒部52
から露出し、その重合した両縁部はヒータH1により溶
着されてシールされるようになっている。
【0018】包材Pをセットする際には、操作部12の
手動ボタンを押すと駆動モータ4が駆動しクランプ手段
Abは、図8に示すようにローラベアリング32はガイ
ド溝2c内を左方に移動し左端部近傍で停止する。ロー
ラ38,38はローラガイド溝2e,2eのそれぞれの
外側を左方に移動し左端部近傍にて停止する。したがっ
て、クランプ手段Abのアーム33,33は相互に開い
た状態にあり、そのためラバークランプ36,36は図
4に示すようにホッパー5の包材ガイド53,53から
離れた位置にある。この状態が図9(a)の示す状態で
ある。
【0019】そこで、前記したように包材Pをホッパー
5の筒部52の周囲にセットする。さらに、図9
(b)、(c)に示すようにクランプ手段Abをさらに
左方に移動させると、ローラ38,38はローラカイド
壁2dの左端部を越え、このローラは付勢板22の下面
の傾斜面により内方に移動する。即ち、アーム33,3
3はスプリング39のばね力に抗して閉じる方向に回転
し、ローラ38,38は外側のローラガイド溝2eから
内側のローラガイド溝へ移動する。この時、ローラ3
8,38はローラガイド壁2d,2dの左端部の傾斜面
2f,2fにより確実に内側のガイド溝2e,2eに案
内される。このようにローラ38,38がローラガイド
溝2e,2eの外側から内側に移動し、同時にアーム3
3,33が閉じる方向に回転するため、ラバークランプ
36,36はホッパー5の包材ガイド53,53を両側
から包材Pと共に挟持し、この挟持状態を保持したまま
右方に移動する。このようにして、この1ストローク分
の包材Pが筒部53から下流の方に引き出され、引き出
されと同時に包材の開放縁はヒータH1により溶着され
シールされる。そして、包材Pのホッパー5の筒部53
から引き出された先端はヒータH2、H3により溶着さ
れ、袋状にシールされた各袋の間はカッターCにより切
断される。これで、包材Pのセットは完了する。
【0020】このようにして、ホッパー5の投入部51
に野菜Mを投入する準備が完了したが、このクランプ案
内手段Aaにおけるクランプ手段Abの初期位置は、図
10(a)に示すように右端部近傍に位置している。そ
こで、操作部12の自動駆動のボタンを押すと、クラン
プ手段Abは駆動手段Bにより上記の初期位置からさら
に右端部に移動する。この右端部では、図10(b)に
示すようにローラ38,38はローラガイド壁2d,2
dの右端部から離れるため、アーム33,33はスプリ
ング39,39のばね力により開き、このローラは外側
のローラガイド溝2eの方へ移動する。同時にラバーク
ランプ36,36は包材Pの挟持状態を開放する。そこ
で、クランプ手段Abは駆動機構Bより図10(c)に
示すように、外側のローラガイド溝2e内を左方に移動
を開始し、左端部のクランプ位置では、先に図9
(a)、(b)、(c)に示したようにクランプ手段A
bのローラ38,38はローラカイド壁2dの左端部を
越え、付勢板22の下面の傾斜面によりこのローラは外
側のローラガイド溝2eから内側のローラガイド溝2e
の方へ移動する。同時にラバークランプ36,36はホ
ッパー5の包材ガイド53,53を両側から包材Pと共
に挟持し、この挟持状態のまま右方に移動する。この1
ストローク分の包材Pが筒部52から下流の方に引き出
される。引き出されと同時に、包材Pの開放縁はヒータ
H1により溶着シールされ、さらに包材Pのホッパー5
の筒部52から引き出された先端はヒータH2、H3に
より溶着され、溶着された間はカッターCにより切断さ
れる。
【0021】このように包材Pは、引出し駆動手段によ
り把持されて所定寸法づつ取出し口11の方に引出さ
れ、同時に、ヒータH1、H2、H3により袋状に三方
シールが施され、カッターCにより各包装袋ごとに切断
されて取出し口11から排出される。このようにホッパ
ー5の投入部51に野菜Mが投入される度に、芯棒6に
ロール状に巻回されている包材Pは所定寸法づつ断続的
に引出され、引出される度に支持軸92に支持されてい
る筒状芯棒6はこの支持棒の周囲を回転するが、包材受
け板93の下面は包材Pの自重により摩擦的に接触して
いるので、包材受け板は包材の回転によるイナーシャに
よる余分な寸法の包材Pの引出し作用が防止され、所定
寸法の包材が芯棒6から引出される。
【0022】以上の実施例では、駆動機構Bの歯車42
によりクランク43が停止位置決めセンサ46により1
回転するように制御されて、包材Pが1ストロークずつ
送り出す場合であるが、機械のパーツなどの包装量が多
い場合は包材を2ストローク送り出す必要がある。この
場合には、操作部12の包材送り出し長さの長短切替え
ボタンを操作することにより、停止位置決めセンサ46
は駆動機構Bの歯車42を2回転させるように制御し、
アーム44を2回往復運動させて、前記の実施例の2倍
の長さの包材Pを送り出す。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様な形態で実施
され、以下に記載されるような効果を奏する。包材の送
り量が正確であり、全体に構成が簡単で包装機全体を小
型化させるに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は包装機の正面側からの斜視図で、
(b)は包装機の背面側からの斜視図である。
【図2】包装機の内部構造を示す断面図である。
【図3】ホッパーの斜視図である。
【図4】ホッパーの筒部の拡大断面図である。
【図5】クランプ案内手段の正面図である。
【図6】クランプ手段の正面図である。
【図7】包材送り機構と駆動装置とを示し、作動の初期
状態を示す正面図である。
【図8】包材送り機構と駆動装置とを示し、包材をセッ
トする時の状態を示す正面図である。
【図9】(a)、(b)、(c)は包材をセットすると
きの作動の変化を示す正面図である。
【図10】(a)、(b)、(c)は包材を送るときの
作動の変化を示す正面図である。
【符号の説明】
5 ホッパー 51 投入部 52 筒部 53 包材ガイド P 包材 A 包材送り機構 Aa クランプ案内手段 2 ガイド基板 2a ガイド壁 2c ガイド溝 2e ローラガイド溝 2f 傾斜面 21 支持板 22 ばね力付勢板 24 スプリング Ab クランプ手段 3 基板 31 支軸 32 摺動駒(ローラベアリング) 33 アーム 35 支持軸 36 挟持体(ラバークランプ) 38 ローラ B 駆動機構 4 駆動モータ 44 アーム 46 停止位置決め制御手段(停止位置決めセン
サ) 47 包材セット用センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ折りの包材(P) の中に筒状のホッパ
    ー(5) と、包材送り機構(A) と、この包材送り機構の駆
    動機構(B) と、この駆動機構の停止位置決め制御手段(4
    6)とからなり、 上記ホッパーは、投入部(51)と筒部(52)とこの筒部の外
    面に突設してある包材ガイド(53)とを具備し、 上記包材送り機構は、クランプ案内手段(Aa)とクランプ
    手段(Ab)とからなり、 上記クランプ案内手段(Aa)のガイド基板(2) には、ガイ
    ド壁(2a)により形成されたガイド溝(2c)と、ローラガイ
    ド壁(2d)によりこのローラガイド壁の両側に形成された
    ローラガイド溝(2e)とを具備し、 上記ローラガイド壁は、上記ガイド壁より両端部が短
    く、 上記クランプ案内手段(Aa)の支持板(21)には、ばね力付
    勢板(22)が設けてあり、 上記クランプ手段(Ab)の基板(3) には、支軸(31)と摺動
    駒(32)とアーム(33)とが設けてあり、 上記アームの先端には、支持軸(35)を介して挟持体(36)
    が押出す方向にばね力が付勢された状態で取付けてあ
    り、 上記アームの先端には、ローラ(38)が取付けてあり、 上記アームには、ばね力が付勢されており、 上記駆動機構は、往復運動するアーム(44)を具備し、 上記クランプ手段の上記摺動駒は、上記クランプ案内手
    段のガイド溝に摺動自在に嵌合し、 上記クランプ手段の上記ローラは、上記クランプ案内手
    段のローラガイド溝に摺動自在に嵌合し、 上記クランプ案内手段のばね力付勢板は、上記ローラガ
    イド溝に嵌合している上記ローラを一方のローラガイド
    溝から他方のローラガイド溝に移行させるものであり、 上記クランプ手段の上記支軸には上記駆動機構のアーム
    (44)が連結し、このクランプ手段を往復移動させること
    を特徴とする包装機における包材の送り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1においてローラガイド壁の先端
    内面は傾斜面に形成してあることを特徴とする包装機に
    おける包材の送り装置。
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CN106628390A (zh) * 2016-12-09 2017-05-10 贵州西南工具(集团)有限公司 一种滑片包装线上的滑片打包装置及打包方法
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