JPH10167797A - 床パネル注入用水硬性組成物 - Google Patents

床パネル注入用水硬性組成物

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JPH10167797A
JPH10167797A JP5327297A JP5327297A JPH10167797A JP H10167797 A JPH10167797 A JP H10167797A JP 5327297 A JP5327297 A JP 5327297A JP 5327297 A JP5327297 A JP 5327297A JP H10167797 A JPH10167797 A JP H10167797A
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cement
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hydraulic composition
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Hiroyoshi Nagai
廣義 長井
Kiyoto Doi
清人 土井
Tadashi Yoshino
正 芳野
Hirotaka Yoshida
吉田  浩隆
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動性に優れその性能を長時間保持
し、体積収縮が無く、強度が高く、かつタワミ量を少な
くし、ヒビ割れ等に効果があり、歩行音の増幅を規制
し、制振、吸音効果に優れ、極めて生産性の高い床パネ
ル。 【解決手段】 石膏とセメントと流動化剤と遅延剤及
び促進剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のコンクリー
トスラブ等の基礎床面上に多数枚敷設して床面を形成す
るフリーアクセスフロアーとして使用される鋼製床パネ
ルに於いて、パネル内部への注入用水硬性組成物に関す
る。
【0002】
【従来技術】床パネルには、アルミ製、鋼製、コンクリ
ート系等の無機質系、合成樹脂製、木製等がある。これ
らは正方形に形成され、フロア上へ直接又は支持脚によ
り所定の高さに支持した状態で敷設されている。フリー
アクセスフロアは電子計算機室の床下配線を目的として
開発され、現在ではOA床としてインテリジェントビル
など一般オフィスにも広く使われている。床板には20
0〜500kg程度の荷重がかかる。鋼製パネルの構造
はトップ及びボトムの構成部材を溶接結合やクリンチ結
合で一体化した中空構造のものが一般的である(特開昭
59−55962号公報)。床パネルは床上の歩行時の
振動等による歩行音が増幅された形で発生するが、これ
を少なくすることと、トッププレートの補強のために、
パネル中空部全体にコンクリートを注入したものがあ
る。コンクリート注入の鋼製床パネルは、予め結合した
床パネルに後でコンクリートを注入するため、これに要
する設備費が大がかりになり、また完全に注入するには
高度な技術と管理が必要である。さらに小さい穴から注
入するため流動性が問題になり、注入する材料の配合に
制約がある。
【0003】コンクリート注入タイプの鋼製パネルは、
更に、コンクリートの硬化収縮により使用中にコンクリ
ートとトッププレートの剥離が発生し、異常音がでた
り、制振吸音効果が大幅に低下する難点がある。この床
上の歩行時に発生する床鳴りを防止する方法の一つに、
床パネル上部をゴムロールを用い一定圧力で表面を慣ら
し、予め音を取る工程(音取り工程)が用いられてい
る。又、床板には200〜500kg程度の荷重がかか
るため、タワミ、割れ、ヒビ等が発生する。用いるコン
クリートの強度に対する一般的な取り扱い条件は、水
中、又はオートクレーブ等による強度促進のため養生を
必要とするが、パネル注入タイプに用いるコンクリート
は、一旦注入され、その後密閉されるため、養生条件の
設定が一般的には困難である。したがって、注入後のコ
ンクリート強度の発現に長期間を要し、しかもセメント
の水和反応は完結していない。そのために問題点とし
て、注入後にパネル内部にブリージング現象が起こり、
分離した水分がパネル加工の接合部分(カシメ部分)か
らシミ出し製品が汚染されるために、人手による拭き取
り作業が必要となる。また一定の強度発現には2週間程
度を有し、その間の製品倉庫も必要となる。
【0004】これらの解決策として、トッププレイトと
ボトムプレイトとからなる床板の内部に無機質粒子を結
合材と共に遠心注入により充填固化させた特開昭64−
71969号公報、さらには、トッププレイトとボトム
プレイトとからなる床板の内部に無機質中空粒子を骨材
とする成型体を有している(特公平5−43022号公
報)。これらはいずれもトッププレイトとボトムプレイ
ト間の間隙のほぼ全域へコンクリートや無機質中空粒子
を骨材とする成型体が存在している。従って、重量的に
も、また、制振、吸音効果面からも改良の余地があっ
た。一方、実際のビル床には大小の荷重がかかるため、
高強度用向け、低強度用向け等に対応した製品分けがさ
れている。その方法の一つとして、パネル鋼板の厚みを
変えて要求性能に対応している。しかしこの方法では、
強度用向けには鋼板厚みが厚くコスト的に不利になるば
かりか、パネル加工性にも影響する等種々問題を含んで
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、流動性に優
れその性能を長時間保持し、体積収縮が無く、初期強度
が高く、かつタワミ量を少なくし、ヒビ割れ等に効果が
ある。また、歩行音の増幅を規制し、制振、吸音効果に
優れ、音取り工程やパネル汚染の無い、鋼板厚みを一定
として、セメントと石膏の混合比率により強度別対応が
可能な、極めて生産性の高い床パネル注入用水硬性組成
物を見出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、石膏とセメン
トを特定の比率で混合することにより、上記特性を見出
したものである。すなわち、本発明は石膏とセメントと
流動化剤と遅延剤及び促進剤とからなる床パネル注入用
水硬性組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
石膏は特に限定するものではなく、天然石膏、化学石膏
等のいずれも用いることができる。具体的には、半水石
膏のα型、β型、無水石膏のα型、β型等であるが、燐
鉱石と硫酸を用いて、湿式燐酸製造法により燐酸を製造
する際に副生するα半水石膏又はβ半水石膏を用いるの
が好ましい。また、該α半水石膏を乾燥後、無機アルカ
リを加えるα半水石膏がより好適である。該α半水石膏
は、収縮が無く強度が高く、ヒビ割、パネル板との剥離
がなく耐久性の高い、又、歩行音の増幅を規制し、制
振、吸音効果に優れ、又極めて生産性の高い石膏であ
る。
【0008】セメントとしては、各種のポルトランドセ
メントや高炉セメント、フライアッシュセメント、シリ
カセメント等の混合セメントならびにアルミナセメント
などを用いることができる。石膏とセメントの混合比
は、石膏2〜70重量部とセメント98〜30重量部が
好ましく、更に好ましくは、石膏5〜50重量部とセメ
ント95〜50重量部が好適である。石膏2重量部未満
またはセメント98重量部を超えると硬化不足による強
度の低下、乾燥、収縮によるヒビ割れ、ハクリ等が起こ
り好ましくない。
【0009】流動化剤は、特に限定するものではなく、
以下のようなものが使用できる。例えば、オキシカルボ
ン酸系及び/又はポリカルボン酸系は、セメントに良好
な流動性を付与し、その添加量は、石膏とセメントの合
計100重量部に対して、0.05〜5重量部が好まし
く、更に好ましくは、0.1〜2重量部が好適である。
0.05重量部未満では、適切な水量において、フロー
200mm以上の高流動性の水溶性スラリーは得られ
ず、また、5重量部を超えると、著しい凝固遅延を引き
起し強度発現に悪影響を与えるので好ましくない。その
他、β−ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合
物の塩、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の
塩、アミノスルホン酸縮合物の塩及びリグニン系流動化
剤が用いられる。この中より、特に好ましくは、流動性
が大きく、凝結遅延作用を有するオキシカルボン酸系及
び/又はポリカルボン酸系が好ましい。
【0010】石膏とセメントと流動化剤の成分のみで
は、水硬性組成物に高流動性を付与することができて
も、流動性の経時低下が大きいので、床パネル板のすみ
ずみまで行きとどかないうちに流動性を失い、実用上不
都合となる。そこで、本発明では、高流動性の経時低下
を少なくするために、遅延剤として、ヒドロキシカルボ
ン酸及び/又はその塩類(以下、ヒドロキシカルボン酸
類という)と、促進剤としてアルカリ金属酸塩及び/又
はアルカリ金属重炭酸塩(以下、アルカリ金属炭酸塩等
という)とをさらに併用配合する。
【0011】遅延剤としてのヒドロキシカルボン酸類の
添加量は、石膏とセメントの合計100重量部に対し
て、0.01〜2重量部、好ましくは0.05〜1.0
重量部が好適である。添加量が0.01重量部未満では
実用的な流動性低下防止効果が得られないので好ましく
ない。また、2重量部を超えると極端に凝結時間が長く
なり、又、強度発現も悪くなるので好ましくない。
【0012】ヒドロキシカルボン酸類の例としては、リ
ンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸カリウム、リン
ゴ酸リチウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリ
ウム、酒石酸リチウム、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、クエン酸スリウム、クエン酸リチウムなどを挙げる
ことができる。これらのうち、特に好ましいのは、クエ
ン酸及びその塩である。
【0013】また、促進剤としてのアルカリ金属炭酸塩
等の使用量は、石膏とセメントの合計100重量部に対
して、0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.
3重量部が好適である。0.01重量部未満では硬化促
進の効果が小さく、また、1重量部を超えると硬化速度
が速すぎ作業性が悪くなり、又耐水性にも悪影響を与え
るので好ましくない。アルカリ金属炭酸塩等の役割は、
前記流動性の経時低下防止効果を助長すると共に、硬化
しはじめてからの強度の立ち上りを大きくするものであ
って、前記以外の使用量では、このような効果は十分で
ない。炭酸塩や重炭酸塩のアルカリ金属としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウムなどがあげられる。
【0014】α半水石膏に添加するアルカリは、有機
性、無機性いずれもアルカリ性を示す物であれば特に限
定するものではない。好ましくは無機化合物である、N
aOH、KOH、Ca(OH)等の水酸化物、CaC
、KCO等の炭酸塩及び水溶液中で水酸化物を
生成するNaO、CaO、MgO等の塩基性酸化物、
アンモニアガス/溶液が挙げられ、二種類以上混合して
もよい。当然のことながら、無機アルカリとして、セメ
ント等のアルカリ性を示す硬化性無機物を添加、混合し
てもよい。
【0015】以上の割合からなる組成物に、必要に応じ
て骨材を配合し、適当量の水を加えれば、目的とした性
能を有する床パネル注入用水硬性組成物(モルタル)を
得ることができる。なお、本発明の水硬性組成物に、珪
砂、炭酸カルシウム、フライアッシュ、高炉スラグなど
の無機充填材を配合することにより、増量的な経済効果
と耐摩耗性をさらに改善する効果を得ることができる。
その使用量は、石膏及び/又はセメント100重量部に
対し5〜50重量部程度であり、さらに好ましくは10
〜30重量部である。又、これまでの従来技術である、
無機質粒子及び/又は無機質中空粒子を骨材(パーライ
ト、発泡シラス等)として用いることも可能である。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。また、部は特記しないかぎり重量部を表す。 実施例1 燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐酸製造により燐酸を製造
する際に副生するα半水石膏100部にアルカリ(消石
灰)0.4部を添加したα半水石膏(以下、α半水石膏
スラリーという)を60部、普通ポルトランドセメント
40部、流動化剤としてポリカルボン酸系(無水マレイ
ン酸)を主成分とする竹本油脂(株)商品名「マリアリ
ムAKM60F」2部、クエン酸ナトリウム1部、炭酸
ナトリウム0.2部、パーライト30部及び水50部を
配合し、撹拌機を用いて1500rpm、20秒間撹拌
した。これらのスラリーの無衝撃フローとその経時フロ
ー、強度を測定した。それらの結果を2表に示す。
【0017】なお、各物性の評価は次のように測定し
た。 (1)フロー:JIS R5201規定のフローコーン
を使用し、平滑なアクリル樹脂板に置き、練り上げスラ
リーをフローコーン中へ流し込み、無衝撃状態での広が
り直径を測定した。経時フローは、攪拌をつづけ練り上
り後30分後に同様に測定した。 ※:流れない (2)充填性:鋼板を用い、50×50×3cmの密閉
型容器に、上部に直径2cmの穴を開けモルタル注入口
とし、同一面に2mmの穴を開け空気抜きとした容器を
作成した。この容器をハンマーを用いて適当な大きさの
凸凹部を数カ所作り、この容器内部へ、モーノポンプを
用いて、スラリーを一定時間(15秒間)供給し、穴部
に栓をし密閉とし、温度20℃、相対湿度60%の部屋
に14日間養生後に、数カ所切断し、その断面を目視に
より間隙の程度を判定。 判定基準 ○:間隙なし ×:間隙有り (3)タワミ測定:厚さ1.2mm及び0.8mmの鋼
板を用い、50×50×3cmの密閉型容器の、上部に
直径2cmの穴を開けモルタル注入口とし、同一面に2
mmの穴を開け空気抜きとした鋼板パネル容器を作成し
た。この鋼板パネル容器内部へ、モーノポンプを用い
て、スラリーを一定時間(15秒間)供給し、穴部に栓
をし密封にして、温度20℃、相対湿度60%の部屋に
14日間養生後、タワミ測定を実施した。測定方法は図
1のようにパネル鋼板上の規定場所(図2)に、直径5
0mmの圧子を置き、その上から5000N(ニュート
ン)の荷重をかけ、タワミを測定し、その平均値をとっ
た。 (4)曲げ強度:JIS R 9112に準拠して行っ
た。 試験片(30×40×1cm)の供試体を、温度20
℃、相対湿度60%の部屋に14日間養生し、曲げ強度
用試験器(丸菱科学機械製作所GBL−500)の支持
部(幅35cm)に置き、供試体をの中心部に懸架部を
合わせ、懸架部を250N/minで加圧する。供試体
が割れた時の力を曲げ強度とする。 (5)床鳴り:製品パネル表面全体を、一定圧力を持っ
たゴムロールで機械的に一定時間慣らし、その間に発生
する音を人間の聴覚で判定する。 (6)製品パネルの汚染:製品外観を目視判定する。
【0018】実施例2 α半水石膏60部を40部に、普通ポルトランドセメン
ト40部を60部に変更した以外は実施例1と同様に行
った。配合を表1に、物性の評価を表2に示す。
【0019】実施例3 α半水石膏60部を20部に、普通ポルトランドセメン
ト40部を80部に変更した以外は、実施例1と同様に
行った。配合を表1に、物性の評価を表2に示す。
【0020】実施例4 α半水石膏60部をβ半水石膏30部に、普通ポルトラ
ンドセメント40部を70部に、流動化剤2部を4部
に、遅延剤を1.5部に、水50部を60部に変更した
以外は、実施例1と同様に行った。配合を表1に、物性
の評価を表2に示す。
【0021】比較例1 実施例1の流動化剤を0部とした以外は、実施例1と同
様に行った。配合を表1に、物性の評価を表2に示す。
【0022】比較例2 実施例1の遅延剤を0部とした以外は、実施例1と同様
に行った。配合を表1に、物性の評価を表2に示す。
【0023】比較例3 実施例1の促進剤を0部とした以外は、実施例1と同様
に行った。配合を表1に、物性の評価を表2に示す。
【0024】比較例4 実施例1のα半水石膏60部、普通ポルトランドセメン
ト40部を普通ポルトランドセメント100部に変更し
た以外は、実施例1と同様に行った。配合を表1に、物
性の評価を表2に示す。 比較例5 実施例4の流動化剤を0部とした以外は、実施例1と同
様に行った。配合を表1に、物性の評価を表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】 ♯:1.2mm、0.8mmの鋼板を用いたもの
【0027】
【発明の効果】本発明の構成により、高流動性で、かつ
流動性経時低下が小さいので、ポンプ圧送および床パネ
ル内部への注入が容易であり、充填性、作業性が大きく
向上する。また、石膏を主に用いることにより、注入充
填後の硬化速度が速く、又、体積収縮もなく、初期強度
が高いため、床パネルのトッププレートと充填物の剥離
や、タワミ量が少なく、割れ、ヒビ等の耐久性に優れて
いる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】 タワミ測定方法
【図2】 上部からの見取図
【符号の説明】
1 圧子 2 試験体 3 支持台
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 24:06 22:10) 111:62 (72)発明者 吉田 浩隆 山口県下関市彦島迫町七丁目1番1号 三 井東圧化学株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石膏とセメントと流動化剤と遅延剤及
    び促進剤とからなる床パネル注入用水硬性組成物。
  2. 【請求項2】 石膏が燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐
    酸製造により燐酸を製造する際に副生するα半水石膏で
    ある請求項1記載の水硬性組成物。
  3. 【請求項3】 石膏が燐鉱石と硫酸を用いて、湿式燐
    酸製造により燐酸を製造する際に副生するα半水石膏に
    アルカリを添加するα半水石膏である請求項1記載の水
    硬性組成物。
  4. 【請求項4】 石膏がβ半水石膏である請求項1記載
    の水硬性組成物。
  5. 【請求項5】 石膏とセメントの合計100重量に対
    して、石膏2〜70重量部とセメント98〜30重量部
    からなる請求項1記載の水硬性組成物。
  6. 【請求項6】 流動化剤が、オキシカルボン酸系及び
    /又はポリカルボン酸系である請求項1記載の水硬性組
    成物。
  7. 【請求項7】 石膏とセメントの合計100重量部に
    対して、流動化剤0.05〜5重量部を用いる請求項1
    記載の水硬性組成物。
  8. 【請求項8】 遅延剤がヒドロキシカルボン酸及び/
    又はその塩類である請求項1記載の水硬性組成物。
  9. 【請求項9】 石膏とセメントの合計100重量部に
    対して、遅延剤0.01〜2重量部を用いる請求項1記
    載の水硬性組成物。
  10. 【請求項10】 促進剤がアルカリ金属炭酸塩及び/又
    はアルカリ金属重炭酸塩である請求項1記載の水硬性組
    成物。
  11. 【請求項11】 石膏とセメントの合計100重量部に
    対して、促進剤0.01〜1重量部を用いる請求項1記
    載の水硬性組成物。
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