JPH10166974A - 車両の後側方警報装置 - Google Patents

車両の後側方警報装置

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JPH10166974A
JPH10166974A JP8328857A JP32885796A JPH10166974A JP H10166974 A JPH10166974 A JP H10166974A JP 8328857 A JP8328857 A JP 8328857A JP 32885796 A JP32885796 A JP 32885796A JP H10166974 A JPH10166974 A JP H10166974A
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JP
Japan
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vehicle
following vehicle
alarm
following
driver
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Withdrawn
Application number
JP8328857A
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English (en)
Inventor
Keiko Fujita
敬子 藤田
Hiroshi Fujii
啓史 藤井
Taiji Hattori
泰治 服部
Takeshi Watanabe
武司 渡邊
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自車両の車線変更時に、後続車両との接触を
未然に防止するための警報を行え、警報信頼性を向上す
ることのできる車両の後側方警報装置を提供すること。 【解決手段】 自車両10の後側方を走行している後続
車両を検出して運転者に対し警報を行う車両の後側方警
報装置において、後続車両が自車両10に接近する場合
に、運転者に対する警報を行うか否かを判定する警報判
定手段151と、自車両10が後続車両の前方へ車線変
更した場合に、後続車両の制動により該後続車両の自車
両10への衝突が回避可能であるか否かを判定する衝突
回避判定手段152と、警報判定手段151により警報
を行うと判定され、かつ、衝突回避判定手段152によ
り後続車両の制動による衝突回避が不可能であると判定
されたときに、運転者に対して警報を行う警報手段8と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自車両の後側方を
走行している後続車両を検出して、車線変更または右左
折を安全に行えるかを判定し、この判定に基づいて運転
者に対し警報を行う車両の後側方警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両は走行時、自車両とこの周囲を走行
している後続車両との間に所定距離の間隔を保って走行
することにより安全性を確保しており、特に、自車両が
進路変更する場合、走行路線が変更されることにより、
後続車両との相対距離を十分に確保する必要がある。
【0003】通常走行時に運転者は、図10に示すよう
に、目線を移動すること無く確認できる直接視界域A1
とルームミラーによるルームミラー視界域A2の視界を
確保でき、目線を多少移動することによって左右のサイ
ドミラーによりそれ以外の後左側域A3と後右側域A4
の視界を確保している。
【0004】ところで、運転者は、自分の目線を移動さ
せること無く直接視界域A1とルームミラー視界域A2
の視界を確保できることより、両域の視界確保は比較的
容易になされているが、目線を多少移動することになる
後左側域A3と後右側域A4の視界の確保はおろそかに
なりやすかった。このため、運転者が常時自車両の視界
を360°すべて容易に確保することは困難であり、特
に、車線変更時や右左折時に後側方視界を容易に確保す
ることが望まれていた。
【0005】そこで、運転者に代わりレーダ等の物体検
出手段によって自車両の後側方域の物体を検出して運転
者の視界確保を補助して、車両の走行安全性を向上する
各種の装置が、特開平5−139227号公報及び特開
平4−58179号公報等に提案されている。特開平5
−139227号公報には、自車両と後続車両との相対
速度の絶対値が所定値以内であるば警報を行う装置が記
載されている。特開平4−58179号公報には、自車
両の左右側壁及びリヤバンパの左右両側辺部に電波レー
ダをそれぞれ配設し、ターンレバーの作動時に電波レー
ダを作動させ、電波レーダが自車両の後側方に後続車両
等の障害物を検出すると警報を行う装置が記載されてい
る。また、ターンレバーの作動時に車速に応じて電波レ
ーダによる検出範囲を調整する。
【0006】しかしながら、前述の特開平5−1392
27号公報及び特開平4−58179号公報に記載され
ている装置では、自車両後方の検出領域に後続車両があ
るか否かを検出し、後続車両が検出されると警報を行っ
ており、自車両の現在の走行状態が後続車両との接触等
を招く危険性が高いものであるのか否かは十分には判定
されず、無駄な警報が行われる可能性があるという問題
点があった。
【0007】そこで、自車両が進路変更しようとしたと
き、自車両と後続車両との衝突位置を予測計算し、自車
両と後続車両の予測位置までの到達時間を比較し、自車
両の到達時間が後続車両の到達時間よりも短い場合には
安全信号を、自車両の到達時間が後続車両の到達時間よ
りも長い場合には危険信号をそれぞれ出力して、安全判
断を行う装置が、特開平3−255975号公報に記載
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自車両が後
続車両の前方へ車線変更しようとした場合に、後続車両
が制動を行った場合には、自車両と後続車両との車間距
離が長くなり、衝突の可能性が解消されるので、自車両
が安全に車線変更を行える場合が多い。前述の特開平3
−255975号公報に記載されている装置では、自車
両と後続車両との衝突位置を予測計算して安全判断を行
っているが、後続車両の走行状態が変化した場合につい
ては考慮されていない。よって、後続車両が制動を行っ
た場合や、後続車両が自車両への衝突を回避可能である
場合には、自車両の車線変更が可能となり、無駄な警報
が行われるという問題点がある。
【0009】よって、本発明は、自車両の車線変更時
に、後続車両との接触を未然に防止するための警報を行
え、警報信頼性を向上することのできる車両の後側方警
報装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、自車
両の後側方を走行している後続車両を検出して運転者に
対し警報を行う車両の後側方警報装置において、後続車
両を検出する後続車両検出手段と、後続車両検出手段の
出力から自車両と後続車両との相対距離を演算する相対
距離演算手段と、後続車両検出手段の出力から自車両と
後続車両との相対速度を演算する相対速度演算手段と、
後続車両が自車両に接近する場合に、相対距離演算手段
と相対速度演算手段との各出力に基づいて、運転者に対
する警報を行うか否かを判定する警報判定手段と、自車
両が後続車両の前方へ車線変更した場合に、相対距離演
算手段と相対速度演算手段との各出力に基づいて、後続
車両の制動により該後続車両の自車両への衝突が回避可
能であるか否かを判定する衝突回避判定手段と、警報判
定手段により警報を行うと判定され、かつ、衝突回避判
定手段により後続車両の制動による衝突回避が不可能で
あると判定されたときに、運転者に対して警報を行う警
報手段とを備えた構成である。
【0011】請求項2の発明は、自車両の後側方を走行
している後続車両を検出して運転者に対し警報を行う車
両の後側方警報装置において、後続車両を検出する後続
車両検出手段と、後続車両検出手段の出力から自車両と
後続車両との相対距離を演算する相対距離演算手段と、
後続車両検出手段の出力から自車両と後続車両との相対
速度を演算する相対速度演算手段と、後続車両が自車両
に接近する場合に、相対距離演算手段と相対速度演算手
段との各出力に基づいて、運転者に対する警報を行うか
否かを判定する警報判定手段と、自車両が後続車両の前
方へ車線変更しようした場合に、相対距離演算手段と相
対速度演算手段との各出力に基づいて、自車両が車線変
更する以前に、後続車両が自車両の側方を通過可能か否
かを判定する通過判定手段と、警報判定手段により警報
を行うと判定され、かつ、通過判定手段により後続車両
の通過が不可能であると判定されたときに、運転者に対
して警報を行う警報手段とを備えた構成である。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の車両の後側方警報装置において、自車両の車速が所定
値以下であること及びターンレバーが操作されたことを
検出した場合に、自車両の右折または左折を検出する右
左折検出手段を備えた構成であり、右左折検出手段によ
り自車両の右左折が検出されたときに、後続車両検出手
段が、この検出された自車両の折方向の後続車両の検出
領域を狭める。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1に本発明の後側方警報装置の概略構成を示す。
同図において、符号9は、後側方警報装置を示す。後側
方警報装置9は、自車両の後側方を走行している後続車
両を検出する後続車両検出手段としてのスキャン式のレ
ーザレーダ12と、このレーザレーダ12からの信号に
基づいて各種制御を行うコントローラ15と、進路変更
時または右左折時に自車両が、自車両以外のものに接触
するおそれがある場合に運転者に対して警報を行う警報
手段8と、レーザレーダ12による検出結果を常時表示
する表示装置14とから主に構成されている。
【0014】図2に示すように、車両10の後端のリア
バンパ11の略中央部には、レーザレーダ12が配設さ
れている。車両10の内部のセンタコンソールには、運
転者から見えるように表示装置14が配設されている。
【0015】図2,3に示すように、左右のドアミラー
18,18の内側のデルタゾーン181には、警報手段
8としてのアンバー色灯20及び赤色灯21がそれぞれ
配設されている。なお、図3は左側のドアミラー18の
一部を示している。警報手段8は、アンバー色灯20及
び赤色灯21にブザー22を加えて構成されており、ブ
ザー22は車室内の所定位置に配設されている。アンバ
ー色灯20、赤色灯21及びブザー22の各作動は、そ
れぞれに対応した各駆動回路23,24,25(図1参
照)を介してコントローラ15によって制御される。
【0016】図1において、レーザレーダ12は、リア
バンパ11の上壁部材111に一体的に取り付けられた
ケーシング121と、ケーシング121内の下壁に支持
された送受光回路部122と、この送受光回路部122
に接続されてその上方に配置された送受光部123と、
送受光部123に対して上方で対向し、水平面に対し4
5°の傾斜角度の状態を保って回転するミラー124
と、ケーシング121に支持されるとともに、ミラー1
24を垂直線C1を中心にして回転支持するミラー駆動
部125とから主に構成されている。なお、本実施例で
は、レーザレーダ12は、リアバンパ11の上部に取り
付けられているが、レーザレーダ12のスキャン範囲を
制限しない位置であれば、リアバンパ11の後端部に突
出して取り付けても良い。
【0017】送受光部123は、送受光回路部122に
より駆動されてレーザ光を所定周期毎に発光するととも
に、発光したレーザ光が後続車両に衝突して反射した反
射光を受光する。この際、送受光方向は、ミラー124
によって45°の角度で規制され、ミラー124の回動
位置に応じて水平方向での送受光方向(回転角度θ)も
順次変化する。なお、ケーシング121のミラー124
との対向部にはレーザ光を透過する透明板dが配設され
ている。
【0018】ここで、ミラー124の回転速度及び送受
光回路部122の送受光周期について説明する。ミラー
124の回転速度及び送受光回路部122の送受光周期
は適宜設定されており、例えば、ミラー124の回転速
度は、送受光回路部122の1回の制御周期Δt毎に、
送受光角度である回転角度θが単位回転角度ずつ変化す
るように設定され、送受光回路部122の送受光周期
は、ミラー124の1回転中において車両10の後方1
80°(図7参照)のスキャンエリアe0において単位
回転角度毎に後続車両との相対距離Lの情報を取り込め
るように設定される。なお、本装置で用いるレーザレー
ダ12は、その検出可能領域であるスキャンエリアe0
(図7参照)が検出領域E1,E2を確実に検出可能で
あるものが使用される。また、前述の後続車両検出手段
は、車両10の後方視界中の水平方向において幅広い、
例えば、スキャンエリアe0等より所定回転角度θ毎に
順次後続車両との相対距離Lの情報を順次検出するもの
であれば、スキャン式のレーザレーダ12に限らず、他
の検出手段を用いても良い。
【0019】レーザレーダ12には、このレーザレーダ
12を駆動制御するレーダ駆動回路13が接続されてい
る。レーダ駆動回路13は、図4に示すように、レーザ
レーダ12からの出力に基づいて、車両10と後続車両
との相対距離を演算する相対距離演算手段131と、車
両10と後続車両との相対速度を演算する相対速度演算
手段132とを有している。
【0020】レーダ駆動回路13は、図5に示すよう
に、後続車両の検出結果p1,p2,・・・・,pnの各
データに基づいて車幅方向(X軸方向)の基準線xと、
車両進行方向(Y軸方向)の基準線yをそれぞれ演算
し、両線の交点に位置する点p0(X0,Y0)を後続車
両の基準点として求める。
【0021】相対距離演算手段131は、基準点
(X0,Y0)に基づいて、回転角度θn(=θn-1+Δ
θ)に対応して、そのときの車両10と後続車両との相
対距離L{=√(Xn 2+Yn 2)}を単位回転角度毎に検
出し、この情報により後続車両の位置(Xn,Yn)を演
算する。そして、これら各データを出力端より表示装置
14及びコントローラ15に出力する。
【0022】相対速度演算手段132は、基準点p
0(X0,Y0)と、前回の基準点p0-1(X0-1,Y0-1
と制御周期Δtとより後続車両の車両10に対するX軸
方向の相対速度Δvx{=(X0-1−X0)/Δt}と、
Y軸方向の相対速度Δvy{=(Y0-1−Y0)/Δt}
とをそれぞれ演算する。
【0023】なお、本実施例では、車両進行方向Yの相
対距離、すなわち、車両10の後端からY軸方向の基準
点(Y0)までの距離を車間距離Dとして説明し、説明
の簡略化のため車幅方向Xの相対距離の説明を省略す
る。同様に、車両進行方向Yの相対速度Δvyを以後単
に相対速度Δvとして説明し、説明の簡略化のため車幅
方向Xの相対速度Δvxの説明を略す。
【0024】表示装置14は、レーダ駆動回路13及び
コントローラ15からの出力が入力される表示回路部1
41と、この回路部に駆動される表示部142とにより
構成されている。表示部142には、例えば、液晶ディ
スプレイが使用されており、この他にCRTやHUDを
使用しても良い。表示回路部141は、図5に示す表示
状態を、すなわち、車両10の後端部と、車両10の後
側方の検出状態を表示部142に表示する。図中、検出
領域E1は、直進時のときの検出領域を、検出領域E3
は、左折時のときの検出領域をそれぞれ表す。表示回路
部141は、各回転角度θnでの後続車両の位置を表示
画面上の対応する位置に順次□点により表示する。ま
た、後続車両の速度V2を表示部142の略中央に数値
表示する(図5においては、120km/hが表示され
ている)。
【0025】コントローラ15には、レーザ駆動回路1
3、表示回路部141、警報手段8、車速センサ16及
びターンシグナルスイッチ17がそれぞれ接続されてい
る。車速センサ16は、車両10の速度を検出し、コン
トローラ15にその車速V1を出力する。ターンシグナ
ルスイッチ17は、右折時にターンシグナル信号W
Rを、左折時にターンシグナル信号WLをそれぞれ検出
し、コントローラ15にターンシグナル信号WR,WL
出力する。
【0026】コントローラ15は、その要部がマイクロ
コンピュータで構成され、相対距離演算手段131と相
対速度演算手段132の各出力(車間距離D、相対速度
Δv)から運転者に対する警報を行うか否かを判定する
警報判定手段151と、車両10が後続車両の前方へ車
線変更した場合に、後続車両が制動することによって該
後続車両の車両10への衝突が回避可能であるか否かを
判定する衝突回避判定手段152と、後続車両が検出領
域E1,E2に進入した場合に、車両10が車線変更す
る以前に、後続車両が車両10の側方を通過可能か否か
を判定する通過判定手段153と、車両10の右折また
は左折を検出する右左折検出手段154とを有してい
る。
【0027】コントローラ15は、車速V1、ターンシ
グナル信号WR,WL、車間距離D及び相対速度Δvの入
力信号に基づいて、警報手段8の各駆動回路23,2
4,25に駆動信号をそれぞれ出力し、運転者に対して
警報を行い、さらに、レーザ駆動回路13に対して検出
領域の変更信号を出力し、後続車両の検出領域を変化さ
せる。
【0028】以下、前述の各手段151〜154につい
て詳細に説明する。図7に示すように、検出領域E1,
E2は、車線変更時に、後続車両を検出する主な検出領
域であり、車両10の左右後側方に予めそれぞれ設定さ
れる。検出領域E1,E2は、車両進行方向Yにおいて
は車両10の後端より後方に向かう距離Ly1と、車幅
方向においては車体側壁より外側に向かう距離Lx1
により形成される矩形域によって設定されている。距離
Ly1は、運転者がルームミラーにより後側方から接近
する車の確認が困難となる距離であり、距離Lx1は、
車体側壁より少なくとも隣接する車線を含む距離であ
る。本実施例では、距離Ly1は10mに、距離Lx1
5mにそれぞれ設定されている。
【0029】警報判定手段151には、車間距離D、相
対速度Δv及び車速V1が入力されている。警報判定手
段151は、相対速度Δvに車両10の車速V1を加算
して後続車両の速度V2を算出するとともに、車間距離
D及び相対速度Δvに基づいて後続車両が検出領域E
1,E2に進入したかどうかを判定する。そして、後続
車両の速度V2と、検出領域E1,E2に進入した後続
車両の情報とを表示装置14に出力する。
【0030】右左折検出手段154は、車速センサ16
とターンシグナルスイッチ17とからの出力に基づい
て、車両10の右折または左折を検出する。すなわち、
右左折検出手段154は、車速センサ16から車速V1
が交差点等での右左折が行われると判定する判定速度V
a以下、例えば、20km/h以下であり、かつ、ター
ンシグナルスイッチ17からターンシグナル信号WR
たはターンシグナル信号WLが入力されたとき、車両1
0が右折または左折を行うと判断する。なお、ターンシ
グナルスイッチ17からのターンシグナル信号WR,WL
に代えて、ターンシグナルレバーの操作角度に基づいて
判断しても良い。この場合、ターンシグナルレバーの操
作角度が右左折を判定する判定角度よりも大きく操作さ
れたときに、右左折が行われると判定する。
【0031】右左折検出手段154は、車両10の右折
または左折を検出すると、表示装置14に対して検出領
域を直進時から右左折時に変更するための変更信号を出
力する。また、右左折検出手段154には、右左折時
に、歩行者と二輪車等の後続車両とを区別するための判
定速度Vbが記憶されている。判定速度Vbは、歩行者
より速い物体、すなわち、車両1の後側方から接近する
二輪車の接近を判定する速度であり、本実施例では、
3.6km/hに設定されている。
【0032】表示装置14は、右左折検出手段154か
らの変更信号に基づいて、図8に示すように、車両10
の左折時には、検出領域E2を検出領域E3へ、車両1
0の右折時には、検出領域E1を検出領域E4へそれぞ
れ変更する。検出領域E3,E4は、右左折時に、後続
車両を検出する主な検出領域であり、検出領域E1,E
2と同様に車両10の左右後側方にそれぞれ設定され、
車両進行方向Yにおいては車両10の後端より後方に向
かう距離Ly2と、車幅方向においては車体側壁より外
側に向かう距離Lx2とにより形成される矩形域によっ
て設定される。右左折時での、距離Ly2は、運転者が
ルームミラーにより後側方から接近する二輪車の確認が
困難となる距離であり、距離Lx2は、右左折時に後側
方から接近してくる二輪車を、車両10の内輪差によっ
て巻き込む可能性がある距離である。本実施例では、距
離Ly2は5mに、距離Lx2は1.5mにそれぞれ設定
されている。
【0033】衝突回避判定手段152には、車両10が
車線変更した場合に後続車両による衝突回避が可能であ
るかを判断する図6に示すマップが記憶されている。図
6に示すマップは、相対速度Δvと車間距離Dの関係を
示しており、横軸は相対速度Δv(km/h)を、縦軸
は車間距離D(m)をそれぞれ示している。図中、符号
Mは、車両10と後続車両との接触限界を示すしきい線
を表しており、ここでは、後続車両が相対速度Δvで走
行中に、後続車両の運転者が通常の運転技術で車両10
との接触を回避することが可能とみなされる車間距離D
を限界値として設定されている。すなわち、しきい線M
よりも上の領域では、車両10と後続車両との接触回避
が可能とみなされ、しきい線M以下の領域では、車両1
0と後続車両との接触のおそれがあるとみなすことがで
きる。
【0034】しきい線Mは、次式により算出される。 M=Tm・Δv+To・Δv−1/2α・(Δv)2 ここで、Tmは、車両10の運転者の行動時間、すなわ
ち、車両10の運転者が車線変更を行う意志を持ち始め
てから実際に行動する(ターンシグナルレバーを操作す
る)までの時間を表し、Toは、後続車の運転者の反応
時間、すなわち、後続車の運転者が車両10のターンシ
グナルを見てからブレーキを踏むまでの時間を表し、α
は、一般的な制動時の減速度を表している。本実施例で
は、車両10の運転者が最短時間でターンシグナルレバ
ーを操作する場合を考慮して、行動時間Tmを0に設定
している。運転中の運転者の反応時間Toは、通常運転
時において十分余裕のある時間、例えば、1秒程度に設
定している。減速度αは、一般の運転者が通常運転時に
行う制動により生じる減速度を用いている。
【0035】警報判定手段151により後続車両が検出
領域E1,E2内に位置し、かつ、後続車両が車両10
に接近してくると検出された場合において、衝突回避判
定手段152は、車速センサ16とターンシグナルスイ
ッチ17とからの出力に基づいて、車両10が車線変更
を行うかどうかを検出する。車線変更を行う場合には、
この状態において、車両10が後続車両の前方へ車線変
更した際に、後続車両の制動により該後続車両の車両1
0への衝突が回避可能であるかを、マップに基づいて判
定する。
【0036】衝突回避判定手段152は、相対距離演算
手段131と相対速度演算手段132の各出力(警報判
定手段151を経由して入力される車間距離D、相対速
度Δv)に基づいて、後続車両の基準点p0(X0
0)が、マップ上において、しきい線Mよりも上の領
域に位置するときには、後続車両による車両10との接
触回避が可能であると判定し、警報手段8には駆動信号
を出力しない。
【0037】後続車両の基準点p0(X0,Y0)が、マ
ップ上において、しきい線M以下の領域に位置するとき
には、車両10と後続車両との接触のおそれがあると判
定する。さらに、車両10と後続車両との接触のおそれ
がある状態で、後続車両の方向へターンシグナルスイッ
チ17の操作が行われると、赤色灯21を点灯させると
ともに、ブザー22を鳴らす駆動信号を警報手段8に出
力し、運転者に警告を発する。
【0038】通過判定手段153には、後続車両が検出
領域E1,E2に進入した場合、車両10が車線変更す
る以前に、後続車両が車両10の側方を通過可能か否か
を判定するためのしきい線M1が記憶されている。しき
い線M1は、図6に示すマップ上に記憶されており、後
続車両が車両10に接近してくるときの相対速度Δvが
比較的大きい場合において、車両10の運転者が車線変
更の操作を行っている間に、後続車両が車両10を追い
越すかどうかを判定するためのものである。しきい線M
1以下の領域では、車両10の運転者が車線変更の操作
を行っている間に、後続車両が車両10を追い越し、し
きい線M1よりも上の領域では、車両10の運転者が車
線変更の操作を行う時間よりも後続車両が車両10を追
い越す時間の方が長く、後続車両が車両10を追い越す
ことは不可能である。
【0039】警報判定手段151により後続車両が検出
領域E1,E2内に位置し、かつ、後続車両が車両10
に接近してくると検出された場合において、通過判定手
段153は、車両10が車線変更しようした場合に、車
両10が車線変更する以前に、後続車両が車両10を追
い越すことが可能であるかどうかをしきい線M1に基づ
いて判定する。
【0040】通過判定手段153は、相対距離演算手段
131と相対速度演算手段132の各出力(警報判定手
段151を経由して入力される車間距離D、相対速度Δ
v)に基づいて、後続車両の基準点p0(X0,Y0
が、マップ上のしきい線M1よりも上の領域に位置する
ときには、後続車両の車両10の追い越しは不可能であ
ると判定する。このとき、さらに、後続車両の方向へタ
ーンシグナルスイッチ17の操作が行われると、赤色灯
21を点灯させる駆動信号を警報手段8に出力するとと
もに、ブザー22を鳴らす駆動信号を警報手段8に出力
し、運転者に警告を発する。一方、後続車両の基準点p
0(X0,Y0)が、マップ上のしきい線M1以下の領域
に位置するときには、車両10の運転者が車線変更の操
作を行っている間に、後続車両は車両10を追い越すの
で、警報手段8には駆動信号を出力しない。
【0041】次に、前述のコントローラ15による警報
制御を図9に示すフローチャートに沿って説明する。コ
ントローラ15は、図示しないエンジンキーのオンに応
じて、各機能の点検や故障判定を行った後、警報制御を
開始する。まず、サブルーチンaでは、車線変更時の後
続車両との接触防止に関する警報制御を行う。
【0042】まず、ステップa1において、車両10が
直進しようとしているか、右左折しようとしているかを
車両10の速度V1に基づいて判断する。車速センサ1
6から車速V1を検出し、この車速V1と右左折時の判
定速度Vaと比較する。車速V1が判定速度Va以下で
ある場合には右左折のいずれかを行うと判定し、ステッ
プb1へ進み、車速V1が判定速度Vaよりも速い場合
には車両10は直進すると判定し、ステップa2へ進
む。なお、本実施例では、判定速度Vaは20km/h
に設定されている。
【0043】ステップa2では、車両10の後方の検出
領域を直進時の検出領域E1,E2に設定する。すなわ
ち、図7に示すように、車両進行方向Yにおいては車両
10の後端より後方に向かう距離Ly1と、車幅方向X
においては車体側壁より外側に向かう距離Lx1とによ
り形成される各矩形域として設定し、ステップa3へ進
む。本実施例では、Lx1を10mに、Ly1を4mにそ
れぞれ設定している。
【0044】ステップa3では、警報判定手段151に
より、後続車両が、検出領域E1,E2内に進入し、か
つ、車両10に接近してくるかどうかを判定する。ここ
で、領域e0内の後続車両の基準点p0(X0,Y0)を
呼出し、この基準点p0(X0,Y0)が検出領域E1,
E2内にあるか否かの判定を行い、基準点p0(X0,Y
0)が検出領域E1,E2内にある場合には、基準点p0
(X0,Y0)の車両10に対する相対速度Δvを算出す
るとともに、この相対速度Δvの変化を検出する。相対
速度Δvの変化が減少すると、後続車両が車両10に接
近してくると判定してステップa5に進み、逆に相対速
度Δvの変化が増大すると、後続車両が車両10から離
れてゆくと判定するとともに、警報は必要ないと判定し
てステップa4に進む。また、基準点p0(X0,Y0
が検出領域E1,E2中にない場合にも警報は必要ない
と判定してステップa4に進む。なお、後続車両の車両
10に対する接近は、相対速度Δvの変化ではなく、車
間距離Dの変化から判定しても良い。
【0045】ステップa4では、各種の警報を行うため
の駆動信号を警報手段8に出力しない。すなわち、車両
10が車線変更しても、後続車両が車両10との接触を
回避できるので、運転者への警告を行わない。よって、
車両10は安全に車線変更を行うことができる。この
後、ステップa1に戻る。
【0046】一方、ステップa5においては、通過判定
手段153により、後続車両の通過可否の判定を行う。
現在の車両10と後続車両との車間距離D及び相対速度
Δvによる図6に示すマップ上の後続車両の基準点p0
(X0,Y0)(図示は省略する)を、同マップ上のしき
い線M1と比較し、基準点p0(X0,Y0)がしきい線
M1よりも上の領域にあるときには、後続車両による車
両10の追い越しは不可能であると判定して、ステップ
a6へ進む。基準点p0(X0,Y0)がしきい線M1以
下の領域にあるときには、車両10の運転者が車線変更
の操作を行っている間に、後続車両が車両10を追い越
すので、警報は必要ないと判定し、ステップa4に進
む。
【0047】ステップa6では、衝突回避判定手段15
2により、車両10が車線変更した場合に後続車両によ
る衝突回避が可能であるかを判定する。現在の車両10
と後続車両との車間距離D及び相対速度Δvによる図6
に示すマップ上の図示しない基準点p0(X0,Y0
を、図6に示すマップ上のしきい線Mと比較し、基準点
0(X0,Y0)が、しきい線Mよりも上の領域である
ときには、車両10と後続車両との接触回避が可能であ
ると判定するとともに、警報は必要ないと判定して、ス
テップa4に進む。基準点p0(X0,Y0)が、しきい
線M以下の領域であるときには、車両10と後続車両と
の接触のおそれがあると判定し、ステップa7へ進む。
【0048】ステップa7では、検出領域E1,E2に
おいて、後続車両が接近してくる側のアンバー色灯20
を点灯させて、例えば、検出領域E1に後続車両が存在
していると、右側のアンバー色灯20を点灯させ、運転
者に車両10の右側後方から後続車両が接近してくると
注意を促し、ステップa8へ進む。
【0049】ステップa8では、後続車両が接近してく
る側に車両10が車線変更を行うかどうかを判定する。
すなわち、本実施例では、ターンシグナルスイッチ17
からターンシグナル信号WRの入力が検出された場合
に、ステップa9へ進む。後続車両が接近してくる側と
は反対側に車両10が車線変更を行おうとしている場
合、あるいは、ターンシグナル信号WR,WLの入力がな
い場合には、ステップa1に戻る。なお、右側または左
側への車線変更時の制御は、右左対称であり互いに同様
に行われるので、本実施例では、右側への車線変更につ
いて説明し、左側への車線変更の説明は省略する。
【0050】ステップa9では、車両10が車線変更を
行おうとしている側の赤色灯21を、本実施例では、車
両10の右側の赤色灯21を点灯するとともに、ブザー
22を鳴らして、車両10の後側方から後続車両が接近
していることを運転者に報知する。赤色灯21及びブザ
ー22は、ターンシグナルスイッチ17を戻せば、共に
消灯及び鳴りやむ。これで、一連の車線変更時の警報制
御が終了し、ステップa1に戻る。
【0051】サブルーチンbでは、右左折時の後続車
両、特に、二輪車との接触防止に関する制御を行う。な
お、右折時または左折時の制御は、右左対称であり互い
に同様に行われるので、ここでは、左折時の制御につい
て説明し、右折時の制御の説明は省略する。ステップb
1では、右左折検出手段154により、車両10の後方
の検出領域を、直進時の検出領域E1,E2から右左折
時の検出領域E3,E4に変更する。すなわち、図8に
示すように、車両進行方向Yにおいては車両10の後端
より後方に向かう距離Ly2と、車幅方向Xにおいては
車体側壁より外側に向かう距離Lx2とにより形成され
る各矩形域として設定し、ステップb2へ進む。本実施
例では、Lx2を5mに、Ly2を1.5mにそれぞれ設
定している。
【0052】ステップb2では、検出領域E3,E4内
への二輪車の進入を検出する。領域e0内の二輪車の基
準点p0(X0,Y0)を呼出し、これが検出領域E3,
E4内にあるか否かの判定を行い、基準点p0(X0,Y
0)が検出領域E3,E4内にある場合にはステップb
4に進み、基準点p0(X0,Y0)が検出領域E3,E
4内にない場合には、警報は必要ないと判定してステッ
プb3に進む。
【0053】ステップb3では、各種の警報を行うため
の駆動信号を警報手段8に出力しない。すなわち、車両
10が右左折しても、車両10の後側方を走行している
二輪車との接触を回避できるので、運転者への警告を行
わない。よって、車両10は安全に右左折を行うことが
できる。この後、ステップa1に戻る。
【0054】ステップb4では、右左折時に二輪車との
接触の可能性を判定する。車両10と二輪車との相対速
度Δvと、右左折時の接触の可能性を判定するための判
定速度Vbとを比較する。相対速度Δvが判定速度Vb
以上であり、車両10に接近してくる場合には接触の可
能性があると判定し、ステップb5に進み、相対速度Δ
vが判定速度Vbよりも低い場合や、二輪車が車両10
から離れてゆく場合には接触の可能性がないと判定し、
ステップb3に進む。なお、本実施例では、判定速度V
bは3.6km/hに設定されている。
【0055】ステップb5では、二輪車が接近してくる
側に車両10が右左折を行うかどうかを判定する。例え
ば、車両10の左側後方から二輪車が接近してくる場合
に、ターンシグナルスイッチ17からターンシグナル信
号WRの入力が検出されると、ステップa9へ進む。二
輪車が接近してくる側とは反対側に車両10が右左折し
ようとしている場合、例えば、車両10の左側後方から
二輪車が接近してくる場合において、車両10が右折す
る場合、あるいは、ターンシグナル信号WR,WLの入力
がない場合には、ステップb3に進む。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、警報判定手段により、自車両の後側方に後続車
両が検出され、かつ、この後続車両が自車両に接近して
くるかどうかの判定が行われ、さらに、衝突回避判定手
段により、後続車両が制動することによって該後続車両
の自車両への衝突が回避可能であるかの判定が行われる
ので、運転者は、自車両の後側方から後続車両が接近し
てくることを確認でき、さらに、後側方に後続車両がい
る場合において、車線変更を行った場合に、後続車両が
自車両への衝突を回避可能であるかを確認できる。した
がって、後続車両の自車両への衝突が回避可能である場
合には、車線変更可能と判断するので、無駄な警報を低
減することができる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、自車両が車
線変更しようした場合に、通過判定手段により後続車両
による自車両の側方通過が不可能であると判定されたと
きには、警報手段による警報が行われ、また、通過判定
手段により後続車両が自車両の側方を通過可能であると
判定されたときには、警報手段による警報は行われない
ので、無駄な警報を低減することができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、右左折検出
手段により自車両の右折または左折が検出されたとき
に、後続車両検出手段が、検出された自車両の折方向の
後続車両の検出領域を狭めるので、右左折時には、後続
車両以外、すなわち、道路外の不要な物体の検出を低減
でき、後続車両の検出精度が向上し、信頼性の高い検出
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された車両の後側方警報装置の概
略構成である。
【図2】本発明の後側方警報装置が装備された車両の平
面図である。
【図3】アンバー色灯及び赤色灯が配設されたデルタゾ
ーンの拡大側面図である。
【図4】本発明の後側方警報装置の制御系の機能ブロッ
ク図である。
【図5】車両の後側方の検出状態を表示する表示部の拡
大図である。
【図6】本発明の後側方警報装置内の制御系が用いる車
間距離−相対速度の関係を示す特性線図である。
【図7】本発明の後側方警報装置が用いる車線変更時用
の検出領域の説明図である。
【図8】本発明の後側方警報装置が用いる右左折時用の
検出領域の説明図である。
【図9】本発明の後側方警報装置の制御系による警報制
御のフローチャートである。
【図10】従来の通常走行時の運転者の視界領域の説明
図である。
【符号の説明】
8 警報手段 9 後側方警報装置 10 車両 12 スキャンレーザレーダ 13 レーダ駆動回路 131 相対距離演算手段 132 相対速度演算手段 16 車速センサ 17 ターンシグナルスイッチ 14 表示装置 15 コントローラ 151 警報判定手段 152 衝突回避判定手段 153 通過判定手段 154 右左折検出手段 D 車間距離 Δv 相対速度 E1〜E4 検出領域 V1 車速 Va,Vb 判定速度 WL 左折時ターンシグナル WR 右折時ターンシグナル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 武司 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車両の後側方を走行している後続車両を
    検出して運転者に対し警報を行う車両の後側方警報装置
    において、 上記後続車両を検出する後続車両検出手段と、 上記後続車両検出手段の出力から上記自車両と上記後続
    車両との相対距離を演算する相対距離演算手段と、 上記後続車両検出手段の出力から上記自車両と上記後続
    車両との相対速度を演算する相対速度演算手段と、 上記後続車両が上記自車両に接近する場合に、上記相対
    距離演算手段と上記相対速度演算手段との各出力に基づ
    いて、上記運転者に対する警報を行うか否かを判定する
    警報判定手段と、 上記自車両が上記後続車両の前方へ車線変更した場合
    に、上記相対距離演算手段と上記相対速度演算手段との
    各出力に基づいて、上記後続車両の制動により該後続車
    両の上記自車両への衝突が回避可能であるか否かを判定
    する衝突回避判定手段と、 上記警報判定手段により警報を行うと判定され、かつ、
    上記衝突回避判定手段により上記後続車両の制動による
    衝突回避が不可能であると判定されたときに、上記運転
    者に対して警報を行う警報手段と、 を備えたことを特徴とする車両の後側方警報装置。
  2. 【請求項2】自車両の後側方を走行している後続車両を
    検出して運転者に対し警報を行う車両の後側方警報装置
    において、 上記後続車両を検出する後続車両検出手段と、 上記後続車両検出手段の出力から上記自車両と上記後続
    車両との相対距離を演算する相対距離演算手段と、 上記後続車両検出手段の出力から上記自車両と上記後続
    車両との相対速度を演算する相対速度演算手段と、 上記後続車両が上記自車両に接近する場合に、上記相対
    距離演算手段と上記相対速度演算手段との各出力に基づ
    いて、上記運転者に対する警報を行うか否かを判定する
    警報判定手段と、 上記自車両が上記後続車両の前方へ車線変更しようした
    場合に、上記相対距離演算手段と上記相対速度演算手段
    との各出力に基づいて、上記自車両が車線変更する以前
    に、上記後続車両が上記自車両の側方を通過可能か否か
    を判定する通過判定手段と、 上記警報判定手段により警報を行うと判定され、かつ、
    上記通過判定手段により上記後続車両の通過が不可能で
    あると判定されたときに、上記運転者に対して警報を行
    う警報手段と、 を備えたことを特徴とする車両の後側方警報装置。
  3. 【請求項3】上記自車両の車速が所定値以下であること
    及びターンレバーが操作されたことを検出した場合に、
    上記自車両の右折または左折を検出する右左折検出手段
    を備え、 上記右左折検出手段により上記自車両の右折または左折
    が検出されたときに、上記後続車両検出手段が、この検
    出された上記自車両の折方向の上記後続車両の検出領域
    を狭めることを特徴とする請求項1または2記載の車両
    の後側方警報装置。
JP8328857A 1996-12-09 1996-12-09 車両の後側方警報装置 Withdrawn JPH10166974A (ja)

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