JPH10166181A - リング状ハンダ自動製造方法およびその製造装置 - Google Patents

リング状ハンダ自動製造方法およびその製造装置

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JPH10166181A
JPH10166181A JP33072996A JP33072996A JPH10166181A JP H10166181 A JPH10166181 A JP H10166181A JP 33072996 A JP33072996 A JP 33072996A JP 33072996 A JP33072996 A JP 33072996A JP H10166181 A JPH10166181 A JP H10166181A
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JP
Japan
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solder
ring
cutter
circular
turn
Prior art date
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Application number
JP33072996A
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English (en)
Inventor
Michio Tsubame
道夫 燕
Shinichi Iwamoto
伸一 岩本
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HAIBETSUKU KK
Original Assignee
HAIBETSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸ハンダからリング状ハンダの整形工程を自
動化すると共に整形されたリング状ハンダの長期保存も
可能にしたものである。 【解決手段】 糸ハンダ供給源から供給された糸ハンダ
をリング成形工程で円形状に成形する工程と、該円形状
ハンダを一定間隔毎にカッタ工程に供給して円形状ハン
ダの1ターンづつを切り離す工程と、該切り離した変形
リングを予め決められた規定寸法に選別する工程と、選
別された良品変形リングの開き部を加圧して円状に修正
整形する工程を順次連続して行い、リング状ハンダを整
形する。 【効果】 糸ハンダから連続的に整形した円形状ハンダ
をカッタに一定間隔毎に供給し、円形状ハンダの1ター
ンづつを切り離し、良品変形リングの開き部を加圧修正
して整形することにより、リング状ハンダを極めて能率
的かつ量産的に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話器
等の内蔵部品を溶着する際に使用して好適なリング状ハ
ンダに関し、さらに詳しく言えばフラックスコア内蔵の
糸ハンダを糸ハンダ供給源から連続的にリング成形機構
に供給して円形状に成形し、該円形状ハンダをカッタ機
構に一定間隔毎に供給すると共に円形状ハンダの1ター
ンづつを切り離し、該切り離した変形リングを選別機構
へ供給して不・良品変形リングを選別し、次いで良品変
形リングのみをリング整形部に供給して修正整形するリ
ング状ハンダ自動製造方法およびその製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のフラックスコア内蔵の糸ハンダ
から例えば直径5mm程度のリング状ハンダを製造する
場合、従来においては例えば糸ハンダ供給機構から繰り
出された糸ハンダを円形の整形ローラの周面上に供給す
ると共に該整形ローラの周面上に配置した半円弧形の整
形型を前記の整形ローラ周面に連続的に型打ちし、整形
ローラの円周面に沿って整形された円形状リングを1個
づつ切断してリング状ハンダを整形していた。また、従
来における別の製造法としては、この種のフラックスコ
ア内蔵のハンダを適宜大きさのシート状に成形して、該
シートハンダからリング状の打ち抜き型を使用して、1
個づつリング状ハンダを打ち抜いて整形していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、整形ロ
ーラと整形型を使用する製造方法の場合は、糸ハンダ自
体が極細であることから型打ちする際、糸ハンダが中実
丸形状から偏平状に潰されて変形されてしまうばかりで
なく、糸ハンダを整形ローラの円周上に沿わせて型打ち
しながら移送して整形するため、1個のリング状ハンダ
を整形するためにかなりの時間を必要とすることから、
量産性に欠けていた。特に、リング状ハンダの直径が3
mm以下のように小径となった場合には、型打ちによる
製造方法ではリング状ハンダを整形することは不可能に
近かった。
【0004】また、シートハンダから打ち抜き型により
製造する方法は、先ずフラックスコアを内蔵したハンダ
を適宜大きさのシート状に成形しなければならないばり
か、打ち抜き型によってシート材からリング状に打ち抜
いた場合、材料のロスが出て経済的にも好ましくなく、
しかもリング状に打ち抜かれた円形状ハンダの全周面に
はフラックスコアが露出されるため、大気との接触によ
る酸化により長期保存にも問題があった。
【0005】本発明者は、上記のような製造方法を改善
して完全自動化による製造を実現するため、苦心の研究
の結果、遂に糸ハンダからリング状ハンダを整形する作
業を完全自動化すると共に酸化防止を極力少なくして長
期保存を可能にした全く新規な製造方法およびその製造
装置を開発することに成功した。本発明の目的は、既存
の糸ハンダから円形状のリングハンダを連続作業により
極めて能率的に製造することのできるリング状ハンダ自
動製造方法およびその製造装置を提供するものである。
【0006】更に本発明の他の目的は、糸ハンダ供給源
にセットされた糸ハンダを連続的にリング成形機構に供
給して円形状に成形し、該円形状ハンダをカッタ機構に
一定間隔毎に供給して円形ハンダを1ターンづつカット
して切り離し、該切り離した変形リングを選別機構を通
過させてプレス整形機構に供給して真円状に加圧修正し
て整形するリング状ハンダ自動製造方法およびその製造
装置を提供するものである。
【0007】更にまた本発明の他の目的は、円形状ハン
ダの1ターンづつを切り離した変形リングをプレス整形
機構に供給して整形する際、該変形リングが予め決めら
れた規定寸法以外の場合は、整形ラインから外して自動
排出せしめ、整形作業に悪影響を及ぼさないようにした
リング状ハンダ自動製造方法およびその製造装置を提供
するものである。
【0008】また更に本発明の目的は、円形状ハンダを
カッタ機構に一定間隔毎に供給して円形状ハンダの1タ
ーンづつを切り離すために、円形状ハンダを巻き付け軸
の軸線に沿って一定間隔毎に円形カッタへ供給して、正
確な切り離しが行えるようにしたリング状ハンダ自動製
造方法およびその製造装置を提供するものである。
【0009】更なる本発明の目的は、円形状ハンダの1
ターンづつを切り離す際、刃先部がカッタ溝内で円形状
ハンダを切断することにより、確実な切り離しと刃先部
の損傷を防止し、かつまた刃先部の切り込み深さを適宜
調節することにより常にスムースな切断が行えるように
したリング状ハンダ自動製造方法およびその製造装置を
提供するものである。
【0010】また更なる本発明の他の目的は、円形状ハ
ンダを1ターンづつ切り離す刃先部に常時接触型の研磨
材を着脱可能に接触しておき、円形カッタの回転により
刃先部の自動研磨が行え、その切れ味を高め得るように
したリング状ハンダ自動製造方法およびその製造装置を
提供するものである。
【0011】更にまた本発明の目的は、整形機構の整形
ローラ面に近接してスクレパーを着脱可能に配置してお
くことにより、選別機構で選別された良品変形リングの
開き部を加圧して整形する整形ローラ面に、変形リング
の付着を確実に防止するようにしたリング状ハンダ自動
製造方法およびその製造装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、糸ハンダ供給
源にセットされた糸ハンダを連続的にリング成形機構に
供給して円形状に成形する工程と、該円形状ハンダをカ
ッタ機構に一定間隔毎に供給して円形状ハンダの1ター
ンづつを切り離す工程と、該切り離したカッティングの
ずれによる変形リングを予め決められた規定寸法に選別
する工程と、選別された変形リングをプレス整形機構に
供給して開き部を加圧して真円状に修正整形する工程を
順次連続して行うことを特徴とするリング状ハンダ自動
製造方法に関する。
【0013】更に本発明は、糸ハンダはハンダリールか
ら供給されるようにし、かつリング成形工程は、固定配
置の巻き付け軸の周りに一定速度で回転するハンダリー
ルから供給された糸ハンダを上記巻き付け軸に巻き付け
て円形状ハンダに成形する。そして、ハンダリールが巻
き付け軸の周りに1回転することにより巻き付け軸に巻
かれた円形状ハンダの1ターン分の長さだけカッタ刃へ
供給され、該カッテイング位置において切り離される。
切り離した変形リングを予め決められた規定寸法の高さ
に選択する選択は、ターンテーブル面に対して高さを調
節可能に配置された選別エレメントにより行われる。変
形リングはターンテーブルの回転により中心方向に集め
られ整形ローラ下に通過せしめられ、開き部を加圧し真
円状に整形するリング状ハンダ自動製造方法に関する。
【0014】更に、本発明は回転可能に配置された回転
機構に固定されかつ糸ハンダを供給するハンダリールを
持ったベースブロックと、該べースブロックに対して相
対的に摺動可能に取りつけられかつばね作用力を受けた
ベースブロックと、該ベースブロックに嵌め込まれかつ
上記の回転機構に相対的に摺動可能に嵌挿された移送ヘ
ッドと、この移送ヘッドから突出され、前記の糸ハンダ
を巻き付けるカッタ溝を有する巻き付け軸と、巻き付け
られた円形状ハンダの1ターンづつを切り離しかつ切り
離した変形リングをハンダリールの回転機構のまわりの
1回転によって1ターン分づつ移送して選別する機構
と、選別した良品変形ンリングの開き部を加圧して修正
整形する整形機構とからなるリング状ハンダの自動製造
装置に関する。
【0015】更にまた本発明は、糸ハンダ供給源がハン
ダリールであって、該ハンダリールはフリクションプレ
ートがフリクション紐により適宜の摩擦力を受け、移送
ヘッドの移送はベアリングと傾斜作用面を有する押圧プ
レートの協働作用によって、巻き付け軸への1ターンの
巻き付けと連動し、巻き付け軸はその軸線方向に沿って
外周面から軸芯方向に適宜深さのカッタ溝が形成され
る。該カッタ溝には円形カッタの刃先部が適宜の深さ入
り込んで回転され、更に研磨アームによって保持された
研磨材が刃先部の片側もしくは両側から常時接触され
る。円形状ハンダから切り離された変形リングの不・良
品変形リングを選別する選別エレメントが固定ガイドに
対して調節可能に取りつけられ、ターンテーブル面との
間の選別間隙が調節され、かつまた、円形カッタの刃先
部はカッタ溝内に入り込む深さが調節され、かつ整形ロ
ーラ面には着脱可能に接触してスクレパーを配置したリ
ング状ハンダの自動製造装置に関する。
【0016】
【発明の実施の態様】以下に図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定
されるものではない。本発明のリング状ハンダの製造方
法は、糸ハンダ供給工程Aのハンダリールにセットされ
た糸ハンダを連続的にリング成形工程Bに供給して円形
状ハンダを成形する。円形状ハンダの成形工程Bは固定
配置の巻き付け軸の周りに上記のハンダリールを回転さ
せることにより糸ハンダが巻き付け軸上に巻き付けられ
て円形状に成形される。成形した円形状ハンダはその1
ターンづつがカッタ工程Cに一定間隔毎に送られて1タ
ーンづつが切り離される。
【0017】巻き付け軸上の円形状ハンダの1ターンづ
つを円形カッタへ移送するには、ハンダリールが巻き付
け軸の周りを1回転した時、巻き付け軸上の円形状ハン
ダの1ターン分づつを巻き付け軸の軸線に沿ってカッテ
ィング位置へ押し出し、円形状ハンダの1ターン分づつ
を巻き付け軸上で切り離すことによりカッテイング位置
が開口せしめられた変形リングを成形する。次に、変形
リングを予め決められた規定寸法高さに選別する工程D
へ供給し、良品、不良品の変形リングを選別する。この
工程において円形状リングが規定外寸法より嵩高となっ
た不良品変形リングは自動的に排出工程Eへ移送し、規
定寸法高さ以内の良品変形リングは整形工程Fへ移送
し、変形リングの開き部を加圧して真円状のリング状ハ
ンダを修正整形して、製品取出工程Gへ移送する。
【0018】上記の製造方法を実施するための好ましい
製造装置について図面を参照して詳しく説明する。本発
明方法は図1のフローチャートに示されるように、糸ハ
ンダからリング状ハンダを整形する自動工程は、糸ハン
ダ供給工程A−円形リング状成形工程B−カッタ工程C
−不・良品変形リング選別工程Dを経て、不良品変形リ
ングと良品変形リングが選別される。不良品変形リング
は排出工程Eへ送られ、良品変形リングは良品変形リン
グ修正整形工程Fへ送られ、更に製品取出工程Gへ送ら
れ、製品として完成される。この工程は図2に示される
本発明の製造装置によって達成される。
【0019】図2において製造装置1は制御部2とリン
グ状ハンダ整形部3とから構成され、制御部2は電源ス
イッチにより点灯する電源ランプ4、リング状ハンダの
完成数をカウントするための計数カウンタ5、糸ハンダ
の先端を巻き付け軸に巻き付ける時、及びその後の自動
運転を行うための手動・自動切換えスイッチ6、運転ス
イッチ7、停止スイッチ8、変形リングの開き部を潰し
てリング状に整形する整形ローラのスピード調節ツマミ
9、糸ハンダ巻き付けのモータ起動スイッチ10、変形
リングの整形モータの起動スイッチ11、円形カッタの
モータ起動スイッチ12、糸ハンダ巻き付けモータのス
ピード調整ツマミ13、非常停止スイッチ14、ハンダ
整形終了時及び異常時を点灯する非常ランプ15を備え
ている。
【0020】リング状ハンダ整形部3は全体を包囲する
合成樹脂製カバー20を有し、側面には引き出し21が
設けてあって、ハンダ整形部3により完成されるリング
状ハンダが逐次貯蔵される。ハンダ整形部3の詳細は図
3に示してある。メインシャフト22はシャフト用エン
ドブロック23に固定され、該メインシャフト22には
該シャフト22よりも長さの短いインナパイプ24が相
対的に回転可能に嵌めてある。回転機構であるインナパ
イプ24はシャフト用ベアリングケース25に支承さ
れ、ベアリングケース25は取付孔26を有する固定プ
レート27に嵌め込んで固定してある。インナパイプ2
4の一方の軸端にはプーリ28が固定され、該プーリ2
8はベルト29によってモータ30のプーリ31に連動
してある。
【0021】上記メインシャフト22の他方の軸端には
移送ヘッド35が相対的に摺動可能に嵌挿してあり、該
移送へッド35は断面が円錐状に形成されていて、その
中心には軸孔36が明けられ、これに巻き付け軸37が
相対的に摺動可能に貫通してある。巻き付け軸37は上
記のメインシャフト22の軸端に例えばチャックあるい
はその他これに類する機構により着脱可能に固定してあ
る。巻き付け軸37は図4および図5に詳細に示してあ
り、巻き付け軸37の外周面から軸心方向にかつ軸線方
向に沿って適宜の長さ及び深さを有するカッタ溝38が
形成してあり、円形カッタ39の刃先部39aが入りこ
み、巻き付け軸37上に巻かれた円形状ハンダ40の1
ターンづつを切り離し、円形状変形リング40aを形成
する。
【0022】前記移送へッド35には鍔41及び筒部4
2が設けられ、該筒部42は、上記のインナパイプ24
にキーとキー溝により相対的に摺動可能かつ一体的に回
転可能に嵌挿してあって、該筒部42はベースブロック
43に嵌め込んで固定してある。ベースブロック43と
前記のベアリングケース25との間にはメインブロック
44が配置され、該メインブロック44は上記のインナ
パイプ24に嵌め込んで固定してある。メインブロック
44には切欠き段部45が形成してあり、該切欠き段部
45にはリール部エンドブロック46が傾斜して固定さ
れ、メインブロック44と共に回転する。
【0023】前記のリール部エンドブロック46には取
付孔47が明けてあり、該孔47にはベアリングケース
48が固定され、これにリールシャフト49が自由回転
可能に支持してある。リールシャフト49には例えば既
知のフラックスコアを内蔵する糸ハンダを巻き付けたハ
ンダリール50が着脱可能に挿入して取りつけられ、ロ
ックナット51で固定される。リールシャフト49には
図6に詳細に示すフリクションディスク52が設けら
れ、その周面にばね部材好ましくはスプリング53aの
作用力を受けた紐53が周回され、調整ねじ54によっ
てフリクション力が調節され、ハンダリール50の自由
回転を規制する。
【0024】前記のハンダリール50から引き出された
糸ハンダ90(図7参照)は、ガイドローラ55に案内
されて適度のテンションを保ちながら前記の巻き付け軸
37に供給され巻き付けられる。この場合、巻き付け軸
37に対する糸ハンダ90の巻き始めは手作業により複
数ターン行われ、その巻き始めは巻き付け軸37の根元
側から先端側へスパイル状に行う。メインブロック44
にはリニアベアリング56、56が装着してあり、これ
らのリニアベアリング56、56にはリニアシャフト5
7、57が相対的に摺動可能に嵌挿してある。
【0025】リニアシャフト57、57の両軸端はリニ
アベアリング56、56の両端から突出され、その一端
はねじ58、58により前記のベースブロック44に固
定され、他端は固定ねじ59、59により支持プレート
60に固定してある。支持プレート60とメインブロッ
ク44との間にはばね部材好ましくはスプリング61、
61が配置され、ベースブロック44を巻き付け軸37
の突出方向とは反対の方向に作用力を及ぼしていて、ア
ジャストスクリュウ62によって移送ヘッド35の移送
量が微調整される。この微調整は、アジャストスクリュ
ウ62のねじ込み量によってベースブロック43とメイ
ンブロック44との間隔を調整することんにより行われ
る。
【0026】前記の支持プレート60にはシャフト65
を介してベアリング66が支持され、該ベアリング66
は押出機構67の押出プレート70によりスプリング6
1、61の作用力に抗しリニアシャフト57、57を巻
き付け軸37の突出方向に強制的に押し出し、移送ヘッ
ド35を巻き付け軸37の軸線に沿って移動させる。こ
の移動は、ハンダリール50がメインシャフト22の周
りを1回転してベアリング66が押出プレート70の傾
斜作用面73に接触して作動された時点、すなわち糸ハ
ンダが巻付け軸37にハンダリール50の1回転により
巻かれた1ターン分だけ円形カッタ39の方向へ移送さ
れる。
【0027】押出機構67の詳細は図8および図9に示
されるように、固定プレート27にマイクロメータ用ブ
ロック71が固定され、該ブロック71にはガイドロッ
ド72、72が摺動可能に案内され、その一方の軸端部
には山形状の傾斜作用面73を有する押出プレート70
が取付けてある。前記のベアリング66が傾斜作用面7
3に沿って移動することにより、リニアシャフト57、
57がリニアベアリング56、56内を移動され、ベー
スブロック43を介して移送ヘッド35が巻き付け軸3
7に巻かれた円形ハンダ40の1ターン分を巻き付け軸
37に沿って移動せしめる。押出プレート70はマイク
ロメータ用ブロック71に保持したマイクロメータ74
のヘッド75の進退位置が設定され、ガイドロッド7
2、72及びマイクロメータ74は固定ねじ76、77
によりそれぞれ固定される。
【0028】前記の巻き付け軸37の軸線上に位置して
カッタ機構80が配置してある。カッタ機構80は図3
及び図10ないし図14に詳細に示してあるように、カ
ッタスライドプレート81を備え、カッタスライドプレ
ート81は固定プレート82の上端に設けたガイドプレ
ート83に摺動可能に案内され、かつ、カッタスライド
プレート81には長孔84(図3参照)が形成してあっ
て、これに固定ねじ85が嵌挿され、ガイドプレート8
3にねじ込んである。カッタスライドプレート81の一
方の端部には微調整ねじ86が設けてあって、カッタス
ライドプレート81がカッテイング位置にセットされた
後の位置を微調整することができる。
【0029】カッタスライドプレート81の他方の端部
側には取付プレート87が設けてあり、該取付プレート
87は軸88によってカッタホルダ89が揺動可能に取
り付けてある。カッタホルダ89の一方の端部には円形
カッタ39がカッタ軸91により着脱可能に取り付けら
れ、他方の端部にはマイクロメータ92が保持してあっ
て、そのヘッド93がカッタスライドプレート81に当
接させてある。カッタホルダ89とカッタスライドプレ
ート81との間にばね部材好ましくはスプリング94が
配置され、カッタホルダ89に時計方向の作用力を及ぼ
している。
【0030】前記マイクロメータ92のヘッド93の押
し出しによりカッタホルダ89を反時計方向にスプリン
グ94の作用力に抗して揺動せしめ、円形カッタ39の
刃先部39aの切り込み深さを調整することができる。
例えば、ヘッド93をマイクロメータ92から押し出せ
ば、カッタホルダ89は軸88を中心に図10において
反時計方向に回動され、円形カッタ39の刃先部39a
がカッタ溝38内へ深く入り込み、その結果、円形状リ
ング40が巻き付け軸37上で確実に切り離される。
【0031】反対にヘッド93をマイクロメータ92内
に引き込めば、スプリング94の反発力によりカッタホ
ルダ89が図10において時計方向に揺動され、刃先部
39aがカッタ溝38へ浅く侵入することになる。従っ
て、このようにして刃先部39aの切り込み深さを切り
離し成形品に応じて調整することができる。上記のカッ
タ軸91にはギア100が軸着してあり、該ギア100
はモータ101のウオームギア102に噛み合わされ、
円形カッタ39が一定速度で回転される。
【0032】上記カッタホルダ89の端部には図15お
よび図16に示すように、保持アーム105が軸106
により時計及び反時計方向に回動可能に取り付けてあ
る。保持アーム105はばね部材好ましくはスプリング
107の作用力を受けている。保持アーム105の端部
には一対の研磨アーム108がビス109により回動可
能に取り付けられ、かつばね部材とくにスプリング17
0によって互いに遠ざかる方向に作用力を受け、それに
よってスプリング170と反対側の対向面に設けた例え
ばサンドペーパなどの研磨材171が刃先部39aに接
触され、円形カッタ39の回転によって研磨が自動的に
行われる。前記の研磨アーム105には調整ねじ172
が設けてあり、研磨アーム105の回動位置の微調整が
行える。
【0033】上記カッタスライドプレート81の端部に
はローラプレート110が取り付けてあり、該ローラプ
レート110には軸111によってガイドローラ112
が回転可能に支持してある。ガイドローラ112はその
ローラ溝113に巻き付け軸37が案内支持(図12及
び図13参照)され、巻き付け軸37の先端部37aが
シュート116の入口部117の上方に位置される。巻
き付け軸37上で1ターンづつ切り離された円形状の変
形リング40aは後続の変形リングによって間欠的に押
され順次入口部117へ落下される。ローラプレート1
10は固定調整軸114と長孔115とによりカッタス
ライドプレート89の端面に調節可能に取り付けてあ
る。
【0034】前記シュート116の出口部には合成樹脂
製のシュート120の一端側が配置され、その他端側は
整形機構125のターンテーブル126面に近接してホ
ルダ121で保持されている。シュート120からター
ンテーブル126面に落下された種々の変形リング、す
なわち良品変形リング127(図19参照)、不良品変
形リング128(図21参照)は整形機構に移送される
前に選別機構122によって不・良品変形リング12
7、128が選別され、良品変形リング127のみが次
工程である整形機構125へ移送される。
【0035】選別機構122の詳細は図17および図1
8に示され、弧状のガイド縁129を有するガイドプレ
ート130がシュート120の出口部のところに位置さ
れ、そしてターンテーブル126面上に配置してある。
ガイドプレート130には固定ガイド131が固定さ
れ、固定ガイド131には選別エレメント132が長孔
133と軸134とにより選別間隙135を調節し得る
ように取り付けてある。選別エレメント132は整形機
構125の整形ローラ140に近接して配置され、予め
設定される選別間隙135を通過した良品変形リング1
27のみが整形ローラ140下に通過され、リング開き
部127bが修正されてリング状ハンダ127aが整形
される。
【0036】この場合、不・良品の変形リングの選別
は、ターンテーブル126上に落下された変形リングの
うち、図19に示されるように全高「H」に成形された
良品変形リング127の場合には選別間隙135へひっ
かかることなくスムースに通過され、図21に示される
ように数個が合致されて全高「H’」に成形された不良
品変形リング128の場合には選別間隙135より嵩高
となって通過されず、整形ラインから外され排出シュー
ト137より不良品として自動的に排出される。
【0037】良品変形リング127は図22および図2
3に詳細に示される整形機構125に供給される。ター
ンテーブル126はターンテーブル軸150の中央部分
に固定され、ターンテーブル軸150はベアリングケー
ス151に回転可能に支承してある。ターンテーブル軸
150の一方の軸端にはプーリ152が固定され、該プ
ーリ152はベルト153を介してモータ154のプー
リ155に連動してある。ターンテーブル軸150の他
方の軸端にはベベルギア156がキーとキー溝により軸
線方向に上下動可能に、そしてターンテーブル軸150
と一体に回転可能になっている。ベベルギア156はベ
ベルギア157に噛み合わせてあり、ベベルギア157
は整形ローラ軸158に固定され、整形ローラ140、
ターンテーブル126を夫々回転させ、整形ローラ面1
59により変形リング127の開き部127bを加圧し
てリング状ハンダ127a(図20参照)が整形され
る。
【0038】上記のベベルギア156、157および整
形ローラ140はベアリングケース160によってユニ
ット化されており、ベアリングケース160に固定した
スライドプレート161とホルダ162に固定したスラ
イドプレート163とにより相対的に上下動され、ター
ンテーブル126と整形ローラ面159との間隔が調整
される。ベアリングケース160に設けたアーム164
にはマイクロメータ165が固定してあり、そのヘッド
166がスライドプレート163に支持され、従ってヘ
ッド166の進退運動によりベアリングケース160全
体が上下動して調整される。
【0039】前記のベアリングケース160の外側面に
スクレパ175が軸176によって着脱可能にとり付け
てある。スクレパ175はその先端側が整形ローラ面1
59の表面上に軽く接触せしめられ、整形ローラ面15
9上に付着する変形リングを掻き落とす。すなわち、整
形ローラ140とターンテーブル126とにより加圧整
形された変形リングが整形ローラ面159に付着された
場合、スクレパ175によって整形ローラ面から掻き落
とし、整形作業に支障を来さないようにしてある。
【0040】さて、糸ハンダからリング状ハンダを整形
するには、ハンダリール軸49に糸ハンダを巻きつけた
リール50を固定し、電源スイッチをオンにして、運転
モードを手動に切り替える。ハンダリール50から糸ハ
ンダ90を引き出しガイドローラ55を介して巻き付け
軸37の根元側から先端側へ複数回巻き付ける。この場
合、カッタスライドプレート81は図3において右端側
に移動した状態にし、巻き付け軸37への糸ハンダの巻
き付け作業が邪魔にならないようにする。
【0041】糸ハンダの巻き付けはカッタスライドプレ
ート81を図3において右側に移動させた状態で刃先部
39aにややかかる位置まで数ターン巻き付け、そし
て、巻き付け軸37の先端側から根元側に向かって3タ
ーン程度分のところを切り落とす。次にカッタスライド
プレート81を元の位置に移動せしめると、巻き付け軸
37はガイドローラ溝113に案内されて刃先部39a
がカッタ溝38に挿入される。次に、糸ハンダの巻き付
けスピードの速度を確認し、ハンダ巻き付けスイッチを
オンにし、運転モードを自動に切り替え、運転スイッチ
7にて自動運転を開始する。
【0042】自動運転の開始によりモータ30のプーリ
31を介してプーリ28が回転され、インナパイプ24
がメインシャフト22のまわりに一定速度で回転され
る。インナパイプ24の回転はメインブロック44を回
転せしめ、それによってハンダリール50がインナパイ
プ24のまわりを回転する。この回転によりハンダリー
ル50から糸ハンダ90がガイドローラ55に案内され
て、前記の手作業により巻き付け軸37に巻き付けた円
形ハンダ40に引き続いて1ターンづつ巻き付けられ
る。巻き付け軸37に1ターン巻き付けられた時点、す
なわちハンダリール50がメインシャフト24のまわり
を1回転した時、ベアリング66が押圧プレート70の
傾斜作用面73によって円形カッタ39の方向に強制的
に押し出される。
【0043】支持プレート60はスプリング61、61
の作用力に抗してリニアシャフト57、57を図3にお
いて左方から右方に移動させ、ベースブロック43を押
し、従って、移送ヘッド35がインナパイプ24の周面
上で巻き付け軸37に沿って移動され、それ故巻き付け
軸37に巻かれた円形ハンダ40の1ターン分が円形カ
ッタ39の方向に1ターン分だけ移送される。このよう
にしてハンダリール50の1回転毎に移送ヘッド35が
巻き付け軸37の軸線に沿って間欠的に移動せしめら
れ、巻き付け軸37上の円形ハンダ40が1ターンづつ
カッタ溝38内でモータ101のウオームギア102、
ギア100、軸91を介して回転される円形カッタ39
へ供給される。そして、1ターン分の円形ハンダ40が
刃先部39aの直下に移送された時点で切り離され、開
き部を有する変形リングが成形される。
【0044】円形カッタ39はカッタ溝38内にその刃
先部39aが入り込んで回転し、それ故、巻き付け軸3
7に巻き付けられた円形ハンダ40が1ターン分づつ巻
き付け軸37上で切り離されるとき、刃先部39aが巻
器付け軸37によって損傷されることはない。またこの
場合、カッタ39の連続回転により、その刃先部39a
が研磨材171に常時接触して回転するため、刃先部3
9aは自動的に研磨される。更にまた、例えば刃先部3
9aの摩耗により、切り込み深さを変更する場合は、マ
イクロメータ92によりカッタホルダ89を揺動させて
刃先部39aのカッタ溝38に対する挿入深さの調整を
行えばよい。
【0045】円形カッタ39によりカッテイングされて
切り離された変形リング40aは巻き付け軸37の先端
37aからシュート116の入口部117に投入され
る。シュート116を通過した変形リングはその出口部
から回転するターンテーブル126上に落下される。こ
の場合、ターンテーブル126はモータ154のプーリ
155からベルト153を介してプーリ152が回転さ
れ、それによってターンテーブル軸150が回転される
ことにより一定速度で回転せしめられている。
【0046】更にこの場合において、ターンテーブル1
26は円運動であるため、ターンテーブル126面に落
下された変形リングは円周方向への作用を受けながら移
送され、かつガイド縁129との協働作用によって、選
別機構125へ供給される。選別エレメント132はタ
ーンテーブル126面上にその円周方向から中心方向に
突出配置されているため、ターンテーブル126に乗せ
られて移送される種々の変形リングを選別する。選別間
隙135は良品変形リング127のみを通過せしめ、数
個が重ね合わされた不良品変形リング128は選別間隙
135を通過できず、不良品変形リング128は整形ラ
インから排出される。
【0047】選別間隙125を通過した良品変形リング
127は回転する整形ローラ140下に案内される。即
ち、ターンテーブル軸150の回転によりベベルギア1
56、157を介して整形ローラ軸158が回転され、
整形ローラ140がターンテーブル126面上で回転さ
れる。整形ローラ140はターンテーブル126面と予
め決められた間隔を保って回転され、それ故、整形ロー
ラ面159により良品変形リング127の開き部127
bが加圧修正され、リング状ハンダ127aが修正整形
され、最終製品としてのリング状ハンダが自動的に整形
される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、糸ハンダを連続的
に円形状ハンダに成形し、該円形状ハンダをカッタに一
定間隔毎に供給して円形状ハンダの1ターンづつを切り
離し、該切り離し開き部を有する変形リングのうち予め
決められた規定寸法の良品変形リングのみを選別し、選
別した良品変形リングをリング状に修正整形する一連の
工程が完全自動化により行えるため、糸状ハンダからリ
ング状ハンダを極めて能率的かつ量産的に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための好適なリング状ハ
ンダの製造工程を示すフローチャートである。
【図2】本発明の製造方法を実施するための装置全体の
外観図である。
【図3】本発明の製造方法によるリング状ハンダを製造
する装置要部の断面説明図である。
【図4】巻き付け軸に巻き付けられた円形ハンダを円形
カッタの刃先部で切り離す状態の側面図である。
【図5】巻き付け軸に巻き付けられた円形ハンダの1タ
ーン分を切断する状態の縦断面図である。
【図6】ハンダリール軸に設けたフリクションプレート
にフリクションを付与するための断面説明図である。
【図7】ハンダリールから引き出された糸ハンダを巻き
付け軸に巻き付けるに際して巻き付け軸に適正状態で供
給するためのガイドローラの平面図である。
【図8】巻き付け軸に巻き付けた円形ハンダを1ターン
づつ円形カッタへ間欠移送するための押出機構の一部を
断面にした平面図である。
【図9】図8に示した押出機構の一部の縦断面図であ
る。
【図10】巻き付け軸に巻き付けた円形ハンダを1ター
ンづつ切り離すカッタ機構であって、糸ハンダを巻き付
け軸に巻き始める手動モードの状態の側面図である。
【図11】巻き付け軸に巻き付けた円形ハンダを1ター
ンづつ切り離すカッタ機構であって、糸ハンダを巻き付
け軸に巻き付け自動モードの状態を示す側面図である。
【図12】ハンダリールから引き出された糸ハンダを巻
き付け軸に巻き付ける巻き付け軸を適正状態で案内する
ためのガイドローラ部の拡大断面図である。
【図13】図12に示したガイドローラ部の一部の縦断
面図であって、巻き付け軸をガイドローラに案内し、カ
ッタで円形ハンダを切り離す状態の説明図である。
【図14】円形カッタをモータのウオームギアと円形カ
ッタのギアとの噛み合いにより一定速度で回転する駆動
部の平面図である。
【図15】円形カッタの回転運動を利用してその刃先部
の自動研磨を行うための部分拡大側面図である。
【図16】図15に示した刃先部の自動研磨を行う部分
の端面図であって、刃先部にバネ部材の作用力を利用し
て接触せしめた状態の説明図である。
【図17】巻き付け軸に巻き付けられた円形ハンダを円
形カッタで切り離した変形リングの不・良品変形リング
を選別する選別機構の斜視図である。
【図18】図17に示した選別機構の選別間隙部の側面
図であって、ターンテーブルと選別エレメントとの間隙
調整部の拡大説明図である。
【図19】巻き付け軸に巻き付けられた円形ハンダを円
形カッタで切り離した変形リングのうち良品変形リング
の説明図である。
【図20】良品変形リングの開き部を加圧整形してリン
グ状ハンダを自動整形した製品の説明図である。
【図21】巻き付け軸に巻き付けられた円形ハンダを円
形カッタで切り離した変形リングのうち不良品変形リン
グの説明図である。
【図22】選別された良品変形リングの開き部を加圧し
て修正するための整形機構の平面図である。
【図23】選別された良品変形リングの開き部を加圧し
て修正するための整形機構の一部を断面にした拡大説明
図である。
【図24】ターンテーブルと整形ローラの整形ローラ面
とにより変形リングの開き部を加圧整形する際に整形ロ
ーラ面への変形リングの付着防止を行うスクレパの説明
図である。
【符号の説明】
23 回転機構 35 移送ヘッド 37 巻き付け軸 38 カッタ溝 39 カッタ 39a 刃先部 40 円形状ハンダ 40a 変形リング 43 ベースブロック 44 メインブロック 50 ハンダリール 70 押出プレート 73 傾斜作用面 81 カッタスライドプレート 89 カッタホルダ 92 マイクロメータ 108 研磨アーム 125 整形機構 126 ターンテーブル 127 良品変形リング 127b 開き部 128 不品変形リング 131 固定ガイド 132 選別エレント 135 選別間隙 140 整形ローラ 159 整形ローラ面 171 研磨材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸ハンダ供給源から供給された糸ハンダ
    をリング成形工程で円形状に成形する工程と、該円形状
    ハンダを一定間隔毎にカッタ工程に供給して円形状ハン
    ダの1ターンづつを切り離す工程と、該切り離した変形
    リングを予め決められた規定寸法に選別する工程と、選
    別された良品変形リングの開き部を加圧して真円状に修
    正整形する工程を順次連続して行うことを特徴とするリ
    ング状ハンダ自動製造方法。
  2. 【請求項2】 糸ハンダはハンダリールよりガイドロー
    ラを介してリング整形工程へ適正状態で供給されるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のリング状ハン
    ダ自動製造方法。
  3. 【請求項3】 円形状ハンダの成形はメインシャフトの
    まわりに一定速度で回転するハンダリールから供給され
    る糸ハンダを巻き付け軸に巻き付けて成形することを特
    徴とする請求項1に記載のリング状ハンダ自動製造方
    法。
  4. 【請求項4】 ハンダリールが巻き付け軸の周りに1回
    転することにより巻き付け軸に巻かれた円形状ハンダの
    1ターン分の長さだけ巻き付け軸上を移送させ円形カッ
    タで切り離すことを特徴とする請求項1に記載のリング
    状ハンダ自動製造方法。
  5. 【請求項5】 円形カッタで切り離した変形リングの不
    ・良品変形リングがターンテーブル面に対して高さを調
    節可能に配置された選別エレメントにより形成される選
    別間隙部で選別されることを特徴とする請求項1に記載
    のリング状ハンダ自動製造方法。
  6. 【請求項6】 回転可能に配置された回転機構に固定さ
    れかつ糸ハンダを供給するハンダリールを持ったメイン
    ブロックと、該メインブロックに対して相対的に摺動可
    能に取りつけられかつばね作用力を受けたベースブロッ
    クと、該ベースブロックに嵌め込まれかつ上記の回転機
    構に相対的に摺動可能に嵌挿された移送ヘッドと、この
    移送ヘッドから突出され前記の糸ハンダを巻き付けるカ
    ッタ溝を有する巻き付け軸と、巻き付けられた円形状ハ
    ンダの1ターンづつを切り離しかつ切り離した変形リン
    グをハンダリールの回転機構のまわりの1回転によって
    1ターン分づつ移送して選別する機構と、選別した良品
    変形リングの開き部を加圧して修正整形する整形機構
    と、からなるリング状ハンダの自動製造装置。
  7. 【請求項7】 糸ハンダ供給源がハンダリールであっ
    て、該ハンダリールはフリクションプレートがフリクシ
    ョン紐により適宜に規制されて回転されることからなる
    請求項6に記載のリング状ハンダの自動製造装置。
  8. 【請求項8】 移送ヘッドはベアリングと傾斜作用面を
    有する押圧プレートの協働作用によって、巻き付け軸へ
    の1ターンの巻き付けと連動して移送されることを特徴
    とする請求項7に記載のリング状ハンダの自動製造装
    置。
  9. 【請求項9】 巻き付け軸はその軸線方向に沿って周面
    から軸芯方向に適宜深さのカッタ溝が形成され、該カッ
    タ溝に円形カッタの刃先部が入り込んで回転されること
    を特徴とする請求項7に記載のリング状ハンダの自動製
    造装置。
  10. 【請求項10】 円形カッタはばね作用力を受けたカッ
    タアームに揺動可能に支持され、該カッタアームをマイ
    クロメータによって揺動せしめ、カッタ溝への刃先部の
    侵入深さを調節するようにしたことを特徴とする請求項
    7に記載のリング状ハンダの自動製造装置。
  11. 【請求項11】 研磨アームによって保持された研磨材
    が円形カッタの刃先部の片側もしくは両側から常時接触
    されるようにしたことを特徴とする請求項7に記載のリ
    ング状ハンダの自動製造装置。
  12. 【請求項12】 円形状ハンダから切り離された変形リ
    ングの不・良品変形リングを選別する選別エレメントが
    ターンテーブル面との間の選別間隙を調節可能に固定ガ
    イドに対して取りつけられていることを特徴とする請求
    項7に記載のリング状ハンダの自動製造装置。
  13. 【請求項13】 ばね作用力を受けたカッタスライドプ
    レートにカッタホルダを揺動可能に取り付け、その一端
    側に円形カッタを回転可能に保持し、他端側にマイクロ
    メータを取り付けたことを特徴とする請求項7または請
    求項10に記載のリング状ハンダの自動製造装置。
  14. 【請求項14】 整形機構が整形面を有する整形ローラ
    からなり、かつその整形ローラ面に着脱可能に接触して
    スクレパーを配置したことを特徴とする請求項6に記載
    のリング状ハンダの自動製造装置。
JP33072996A 1996-12-11 1996-12-11 リング状ハンダ自動製造方法およびその製造装置 Pending JPH10166181A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429402B1 (ko) * 2001-06-16 2004-04-29 박도찬 양면이 다른 종류의 땜납으로 이루어진 땜납편 제조장치
KR100427851B1 (ko) * 2001-09-08 2004-04-30 박도찬 안경테 제조방법 및 장치
CN102581407A (zh) * 2012-03-12 2012-07-18 李冬庆 单向走丝线切割机床用废丝自动碎丝装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100427851B1 (ko) * 2001-09-08 2004-04-30 박도찬 안경테 제조방법 및 장치
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